政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針2989号  2013・6・26(水)

2013/06/26

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2989号
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        2013(平成25)年6月26日(水)



                中国野望露見 米中首脳会談:櫻井よしこ

                  腹が立つが我慢するしかない:古澤 襄

                      「強運安倍」の一人勝ち:杉浦正章

            党中央にチベット政策変更の議論?:宮崎正弘

                    したたか大阪人服部良一:渡部亮次郎

                     話 の 福 袋
                    反     響
                    身 辺 雑 記


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第2989号
                             発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             

 
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中国野望露見 米中首脳会談
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       櫻井よしこ

6月7、8日の両日、米西海岸の美しい保養地に建つアネンバーグ別荘で行
われた米中首脳会談の全容についての情報はいまだ明らかではない。した
がって、会談の意味について断定は出来ない。

そうした中でも確かなことは、米中両国が友好関係の確立を演出したもの
の、ほとんどの事柄について、合意が得られなかったこと、中国の野望と
焦りが明らかになったことなどであろう。

米中関係がどれほど飛躍的に改善されたかを宣伝したのは、中国メディア
だった。それはまた、オバマ政権の了とするところでもあり、「8時間に
わたる類例のない会談」「オバマ、習両首脳2人だけの朝の散歩での会
談」などという肯定的な表現が飛び交った。だが、中身は非常に乏しく、
むしろ、対立軸はより明確になったといえる。

双方の思惑がぶつかり合い、基本的に譲歩は困難だと考えられるのが、中
国の太平洋進出の野望である。習近平国家主席は首脳会談初日の7日、冒
頭こう述べたと、中国通信が伝えている。

「昨年の訪米では、広大な太平洋には中米両大国を受け入れる十分な余地
があると語ったが、私は現在もそう思っている」

2012年2月に習氏は副主席として訪米し、当時米国側から非常に冷たい対
応を受けた。バイデン米副大統領は習氏を前にして、驚くほど率直な表現
で人権問題などを取り上げ中国を非難した。そのときにも語った事実上の
太平洋分割統治を習主席は今回も冒頭で述べたわけだ。中国がどれほど強
く太平洋進出の野望を抱いているかは数年前の衝撃的な発言からもうかが
える。

08年3月、米太平洋司令官のティモシー・キーティング氏が上院軍事委員
会に出席して、艦隊を率いて中国を訪問した折、中国側から太平洋を分割
統治しようとの提案を受けたと証言し、米国の対中警戒感は高まった。こ
の太平洋分割統治を提案したのは中国海軍少将、楊毅氏だった。私は11年
に楊氏と長時間語ったが、その際に「太平洋分割統治の提案」について尋
ねると、氏はこう語った。

「キーティング大将が07年に中国を訪れ、北京の世界貿易センターで会談
しました。彼が中国は航空母艦を開発する必要があるのかと問い、私は率
直に『ある』と答えました。中国が必要とする空母の数を聞かれましたの
で、1隻から12隻だと答えると、キーティング大将は笑いました」

ちなみに米国が保有する空母は12隻である。このような会話の先に、楊氏
は次のように述べたそうだ。

「中国と米国が太平洋の区域を分けて担当してもよいのではないか。責任
の分担だと私は言ったのです。それが後に太平洋を東西に分割する共同管
理を提案したと報道され、私は非常に驚きました」

楊氏は恰も冗談話にすぎないかのように語ったが、習主席が昨年、今年
と、米国に提案したのは、まさに太平洋の分割統治案である。中国は一度
言い出したことは譲らない。中国の発想は、今後も東シナ海、南シナ海で
の領土領海の拡張を続けるという決意表明であり、周辺国にとっては受け
入れ難い。

しかし、この中国の強気な姿勢に脅える必要はない。日本は何よりもま
ず、目の前の尖閣諸島の危機を乗り越えるために最大限の努力で海上保安
庁、自衛隊の力を増強させなければならないが、同時に中国が環太平洋戦
略的経済連携協定(TPP)に参加してもよいという姿勢さえ見せるほど、
追い詰められていることを知っておくべきだ。

TPPへの参加は中国共産党一党支配の終焉を意味することであり、現在の
中国にとって参加は不可能であろう。にも拘わらず参加する可能性を論じ
てまで米中首脳会談を欲していたということだ。中国に国際法、自由、民
主主義などの価値観を示し続けていくいまの日本外交は正しいのである。
(週刊ダイヤモンド)
 2013.06.25 Tuesday name : kajikablog



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腹が立つが我慢するしかない 
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         古澤 襄

平田参院議長の不信任案 26日採決へ  

 何とも後味の悪い通常国会の幕切れとなる。衆参の”ねじれ現象”が終わると思えば腹が立つが我慢するしかない。

それにしても民主党のだらしなさは予想を上回る。これが二大政党の一角
を占めて三年三ヶ月の政権を持っていたとは思えない。ハト・カン・ノダ
政権は何をしたのだろうか。都議会選挙では共産党の後塵を拝して第四党
に転落してしまった。

自民・公明の与党が”巨大勢力”になるのは好ましいとは思えない。強す
ぎ、大きすぎると水がよどんでくる。とはいえいまの民主党の体たらくで
は、巨大勢力をチェックする健全野党になりそうもない。巨大与党にバラ
バラの弱小野党では話にならならない。

やはり小選挙区制度という選挙制度に問題があるのではないか。

<参議院議院運営委員会の理事会は、与党側が提出した平田参議院議長に
対する不信任決議案について、国会の会期末の26日、参議院本会議で採
決することを決め、電力システム改革に向けた電気事業法の改正案などの
審議が、再開する見通しになりました。

国会は、衆議院の小選挙区の区割りを見直す法律が、24日、衆議院で再
可決されて成立しましたが、与党側は、参議院で法律の採決が行われかっ
たことを批判して、平田参議院議長に対する不信任決議案を提出してお
り、その影響で、参議院では、電力システム改革に向けた電気事業法の改
正案などの審議が中断しています。

こうしたなか、参議院議院運営委員会の理事会で与野党が協議した結果、
電気事業法の改正案などの審議が行われないまま国会が閉会するのは避け
るべきだとして、国会の会期末の26日午前、参議院本会議を開いて、平田
議長に対する不信任決議案を採決することを決めました。

与党側と民主党は、議長の不信任決議案が採決されたあと、参議院の各委
員会で電気事業法の改正案などが可決されれば、午後に参議院本会議を再
開して採決を行いたいとしています。

一方、参議院予算委員会は、25日も、安倍総理大臣と閣僚や与党側の委
員が欠席したため、質疑は行われず、26日は、集中審議は行われないこ
とになりました。(NHK)>
2013.06.26 Wednesday name : kajikablog



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「強運安倍」の一人勝ち
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      杉浦 正章

しかし前途は波乱の目も
 
参院の小政党が提出した首相問責決議案が、これほど場違いに感ずる例も
珍しい。もちろん採決にも至らないが、今日閉幕する通常国会のすべてを
物語っている。総じて国会は政府・自民党ペースでことが進み、野党は自
分で掘った落とし穴に転げ込むような失策を繰り返した。

もちろん首相・安倍晋三も弱点を垣間見せたが、かすり傷にとどまってい
る。安倍が「運も実力のうち」と自ら述べたように目くるめくアベノミク
スの展開と、ウイングを右に拡大した外交・安保戦略がまさに時代の要請
にマッチして高支持率に反映した。

このまま参院選になだれ込み、自公で過半数を獲得してねじれを解消すれ
ば、長期政権も夢ではない。
 
歴代長期政権を振り返ればその共通点はいずれもタカ派首相であったこと
だ。最長の佐藤栄作を始め、吉田茂、小泉純一郎、中曽根康弘の4人とも
基本的にはウイングを左に広げるような物欲しそうな路線は取らず、日米
同盟を軸とする安保路線を堅持した。

安倍も吉田と佐藤が冷戦構造をフルに活用したように、極東における緊迫
した情勢を反映した右寄り姿勢を取り続けている。中国国家主席・習近平
は自らの政権維持の絶好の“道具”として尖閣問題を今後も活用し続けるも
のとみられる。

北朝鮮もいったん確保した「核・ミサイル」を手放す流れにはない。従っ
て極東は一種の冷戦構造が維持されて行く方向にあり、安倍のみならず自
民党はウイングを右に拡大せざるを得ない情勢に立ち至っている。

安倍は通常国会を通じてこの判断の下に発言をしており、集団的自衛権の
行使、敵基地攻撃能力の保持など歴代の政権にとってはタブーであった問
題をあえて提示して議論を展開した。憲法改正にも歴代自民党内閣以上に
前向き姿勢を打ち出した。

しかし自らの靖国参拝や村山、河野両談話など歴史認識の問題に踏み込む
ことは“封印”するという柔軟姿勢もとっている。現状では中国、韓国、北
朝鮮とは関係打開の糸口は見えないが、北にも中国にも密使をおくり、水
面下でのアヒルの水かきには余念がない。

さらに安倍は首相就任以来半年間で完全休日を数日しかとらず、土日を外
国訪問に当てるという激務にあえてチャレンジしている。それも福島の原
発事故を踏まえて安全な原発を売り込む流れを作っており、東南アジア、
中東、北欧、南米などへの売り込みに成功しつつある。

その原発再稼働も、厳しい原子力規制委員会に再稼働の判断をあえて委ね
ることにより、世論の批判をかわし実現にこぎ着けるという戦略だ。秋以
降は日本のエネルギー問題は「亡国の脱原発」から再稼働へと移行するだ
ろうし、そうしなければならない。
 
そして政権を支える最大の柱が、アベノミクスの実行だ。株価の先行に引
きずられるかのように実態経済も復調の兆しを見せ始めている。都議選の
圧勝が意味するものは、国民の支持率の高さは緊迫する極東情勢と景気・
経済に支えられていることを物語る。アベノミクスの成否判明は1年後2
年後であり、野党の批判も空論になりがちだ。

しかし、安倍に不安材料がないわけではない。まず第一にワーカホリック
的な仕事ぶりが長続きするかどうかだ。人間体力には限界がある。まして
や過去に病気で倒れた安倍である。総じて疲れた表情は見せないが、時々
青黒い顔をしている。相当疲れていることは確かだろう。

その疲れが短慮となって現れたケースがフェイスブックでの田中均批判
だ。いくら元外交官だからといって、一民間人を「彼に外交を語る資格は
ない」と全面否定してはいけない。自民党青年局長・小泉進次郎が「個人
の名前を挙げて反論、批判はすべきじゃない。首相への批判はあって当た
り前で、受け止めながらやっていかないといけない」とたしなめたとおり
である。

休養を取らないから首相の立場を忘れての暴言となるのだ。さらに秋には
消費増税の決断がある。4月から6月の経済状況を見極めて判断すること
になっているが、良好な経済指標は消費増税にゴーを出さざるを得ない状
況となっている。増税判断が支持率にプラスに働くことはあり得ない。
 
一方で、もがけばもがくほど泥沼に引き込まれるのが民主党だ。党執行部
は総選挙惨敗の滓(おり)を引きずったまま、突破口を見いだせない状況
に終始した。民主党代表・海江田万里の指導力欠如はいかんともし難い。

安倍を「日米首脳会談がまだ行われていない」と批判して、取り消したこ
とが物語るようにルーピーさは元首相・鳩山由紀夫譲りだ。その鳩山は惨
めの一言に尽きる民主党の支持率低下にいまだに貢献している。

やがて離党するようだが、イタチの最後っ屁のように「尖閣列島は中国か
ら見れば盗んだと思われても仕方がない」と想像を絶する発言をした。

官房長官・菅義偉が「開いた口が塞がらない」と述べると「もっと勉強し
て頂きたい」と手に負えない愚かさだ。落ち込んだ支持率がさらに下が
り、参院選に直結するのは間違いない。

維新の共同代表・橋下徹が慰安婦発言で馬脚を現し、これを批判した石原
慎太郎との確執が都議選大惨敗をもたらした。確定的に参院選にも尾を引
く流れだ。

こうして野党幹部にとって参院選は映画「処刑台のエレベーター」のごと
くスリルのあるものになるだろう。

     (政治評論家)<2013年06月26日> 


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党中央にチベット政策変更の議論?
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成25(2013)年6月26日(水曜日)
        通巻第3972号 
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 中国で一番治安が良い都市はチベットのラサ、という皮肉
   党中央にチベット政策変更の議論が起こっている気配がある
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中国共産党の強硬なチベット政策に変化の兆しがある、と英誌『エコノミ
スト』が報じている(同誌、2013年6月22日号)。

 1988年から92年までチベット自治区の書記は胡錦涛だった。かれは中央
の指令に基づき弾圧を繰り返した。チベットに「高度の自治」を要求する
ダライ・ラマ猊下の呼びかけに呼応したチベット民衆へ、容赦なき血の弾
圧によって秩序だけを確保した「実績」に党中央の覚えめでたく、その
後、胡錦涛は出世階段を駆け上った。以後、習近平の登場まで、強硬なチ
ベット政策に変化はなかった。

ノーベル平和賞を授与されたダライ・ラマ猊下は世界各地を回って「非暴
力」「対話」を説いて回った。その忍耐も許容範囲を超えたとして、過激
な主張をするグループもでてきた。

ダライ・ラマ猊下は日本にも何回かお見えになったが、米国ではホワイト
ハウスに立ち寄り、歴代大統領が会見した。

120ベットにおける焼身自殺者は120名を越え、世界的問題となった。

しかしダライ・ラマ猊下に対する中国の姿勢は同じであり、「ダライ」と
呼び捨てにする慣習にも変化がなかった。

「ダライは分裂主義者」と非難する中国政府は、過去のチベットの無辜の
民万人を虐殺したことを「農奴解放」とさらりと言ってのける。チベット
に農奴は存在しなかったにも拘わらず。

中国政府は軍隊を駐屯させ、むしろ監視カメラの設置を急増させ、ラサ市
内の仏教寺院周辺に1400台。この数字は天安門広場付近のそれに匹敵
し、ラサの市長は北京に赴いて、監視カメラのシステムを見学した。

このため焼身自殺はラサでは二件をかぞえるのみ、あとは四川省、青海
省、陝西省を含む、チベット居住区でおこった。


 ▼漢族の夥しい入植は新しい摩擦を産んだ

強硬派のなかに変化の兆しがあるのは、党中央においてチベット、新彊
ウィグル自治区問題担当の責任者に愈正声が任命されたこと。党学校シン
クタンク少数民族研究所のなかに、チベット政策の変更をとなえる論文が
現れたことなどによる。

「強硬策への疑問が党中央で議論されることなど過去二十年間に一度もな
かった」とコロンビア大学のボブ・バーネット教授が指摘した。過去の政
策では「漢族とチベット人との民族対立に油をそそぐ矛盾が増大した」。

宗教対立でも独立要求でもなく、ましてダライ・ラマのとなえる高度の自
治を要求してのチベットの反乱ではなく、近年の暴動や焼身自殺はチベッ
トの文化、伝統、言語を尊重しない漢族の移民増大に怒りが集中している。

これが近年の特徴である。

党中央学校『少数民族研究』主任のジ・ンウェイ(音訳不明)は次のよう
な大胆な提案をした。
 
「中国政府と亡命政府との対話は実りが少ないが、ダライ・ラマを一度、
香港かマカオに招待し、特別自治区の実態をみせ、あるいはチベットへの
一時帰国を許可してはどうなのか。

ダライ・ラマの死亡によって中国内で次の後継者を選ぶという方法さえ、
ダライ・ラマ「亡命政府」との間でなされないまま、万一を迎えると、
『それでおしまい』という党中央の方針は間違いであり、もし二人のダラ
イ・ラマ後継が近未来に併存するとなれば、混乱はいっそう増してしまう
だろう。

強硬姿勢のままでいれば、暴力的な示威行動が高まり、むしろチベット独
立運動が再燃しかねない」と、これがジン・ウェイの言い分である。

 皮肉にもラサは中国国内の都市のなかで治安が一番良い場所と言われる。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1)中国経済に本格的に「危険信号」が灯りました。上海株式
連日の下落です。宮崎正弘さんが、以前から予測してきた通り、バブル崩
壊は秒読みと思われますが、どういうかたちで、いつ惨状が出現しそうで
しょうか?(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)昨日もパンダ関連で、精養軒と東天紅の株価がど
かんと落ちるハプニングがありました。これは上海急落とパンダの偽妊娠
説からの連想ゲームの感が強いですが。。。

さて中国バブル崩壊ですが、日程まで予測することは不可能です。世界経
済は狼狽売り、パニック心理が投資家に拡がりますから日本株は相当の影
響がでる。げんに中国に深くコミットしてきたダイキン、コマツ、久保
田、伊藤忠、丸紅など連関した下落を演じつつあります。昨日はダイキン
4%、コマツ5%の下落でした。

7月22日発売の拙著『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社)にご期待下
さい。


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したたか大阪人服部良一
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      渡部 亮次郎

大阪出身の作曲家服部良一(はっとり りょういち、1907年10月1日―1993
年1月30日)は、日本の作曲家、編曲家、作詞家(「村雨まさを」名義で
作品を出している)。大阪府大阪市平野区出身。

ジャズで音楽感性を磨いた、和製ポップス史における重要な音楽家の一人
と「ウィキペディア」。名曲「青い山脈」「東京ブギウギ」を残した大作
曲家だが、戦時中、内務省の検閲を欺いた「大物」とは誰も書かない。

「夜のプラットホーム」は戦後の昭和22年に発表され、大ヒットしたが、
実はもともとは戦時中、淡谷のり子が吹き込んだものであった。

1939年(昭和14年)公開の映画『東京の女性』(主演:原節子)の挿入歌
として淡谷が吹き込んだ。だが、戦時下の時代情勢にそぐわないと内務省
の検閲に引っかかり、同年に発禁処分を受けた。理由は「出征する人物を
悲しげに見送る場面を連想させる歌詞がある」だった。

作詩 奥野椰子夫  作曲 服部良一

1 星はままたき 夜ふかく なりわたる なりわたる
 プラットホームの 別れのベルよ  さよなら さようなら
 君いつ帰る

2 ひとはちりはて ただひとり  いつまでも いつまでも
  柱に寄りそい たたずむわたし  さよなら さようなら
  君いつ帰る

3 窓に残した あのことば  泣かないで 泣かないで
  瞼にやきつく さみしい笑顔  さよなら さようなら
  君いつ帰る

昭和13年の暮、東京・新橋駅で出征兵士を見送る歓呼の声の中に、柱の陰
で密かに別れを惜しむ若妻の姿。それに心を打たれた都新聞(東京新聞)
学芸記者の奥野椰子夫。

作詞家としてコロムビアに入社して翌年1月に「夜のプラットホーム」と
して書きあげ、服部良一が作曲、淡谷のり子が吹き込んだのだったが、発
売禁止。

だが、曲に愛着をもつ服部が一計を案じた。検閲官を欺こうというのであ
る。レコードが輸入盤なら検閲を潜られる制度だったので、2年後の1941
年(昭和16年)、「I'll Be Waiting」(「待ちわびて」)というタイト
ルの洋盤で発売した。

作曲と編曲はR.Hatter(R.ハッター)という人物が手がけ、作詞を手がけ
たVic Maxwell(ヴィック・マックスウェル)が歌ったのだが、この曲は
『夜のプラットホーム』の英訳版であった。

R.ハッターこそは良一・服部が苗字をもじって作った変名で、ヴィック・
マックスウェルは当時の日本コロムビアの社長秘書をしていたドイツ系の
ハーフの男性の変名だった。

策略はまんまと当り、この曲は洋楽ファンの間でヒットした。当時を代表
するアルゼンチン・タンゴの楽団ミゲル・カロ楽団によってレコーディン
グされた。

このとき服部は、やはり先に発売禁止になった「鈴蘭物語」(作詞藤浦 
洸, 唄淡谷のり子)を「Love‘s Gone(夢去りぬ)」作曲R・ハッターと
してB面に収録。人々はこれも外国曲として愛好した。内務省は服部にし
てやられたのである。

肝腎「夜のプラットホーム」は検閲の無くなった昭和22年、二葉あき子が
歌って大ヒット。それまでの歌手活動の中、ヒットはあったものの大ヒッ
ト曲のなかった二葉にとっては待ち望んでいた朗報であった。

「夢去りぬ」の方は霧島昇が歌いなおして、これまた大ヒットした。

服部良一は大阪の本庄で土人形師の父久吉と母スエの間に生まれた。小学
生のころから音楽の才能を発揮したが、好きな音楽をやりながら給金がも
らえる出雲屋少年音楽隊に一番の成績で入隊する。

1926年にラジオ放送用に結成された大阪フィルハーモニック・オーケスト
ラに入団。ここで指揮者を務めていた亡命ウクライナ人の音楽家エマヌエ
ル・メッテルに見出され、彼から4年にわたって音楽理論・作曲・指揮の
指導を受けた。

1936年(昭和11年)にコロムビアの専属作曲家となった。やがて、妖艶な
ソプラノで昭和モダンの哀愁を歌う淡谷のり子が服部の意向を汲み、アル
トの音域で歌唱した『別れのブルース』で一流の作曲家の仲間入りを果たす。

その後ジャズのフィーリングをいかした和製ブルース、タンゴなど一連の
和製ポピュラー物を提供。淡谷のり子は『雨のブルース』もヒットさせ
「ブルースの女王」と呼ばれた。

その後、霧島昇・渡辺はま子が共演し、中国の抒情を見事に表現した『蘇
州夜曲』、モダンの余韻を残す『一杯のコーヒーから』、高峰三枝子が
歌った感傷的なブルース調の『湖畔の宿』(発売禁止)など、服部メロ
ディーの黄金時代を迎えた。

だが、大東亞戦争中は不遇。戦後は大活躍した。古賀政男がマンドリン・
ギターを基調にした洋楽調の流行歌から邦楽的技巧表現を重視した演歌の
スタンスへと変化したのに対し、服部良一は最後まで音楽スタンスを変え
ることなくジャズのフィーリングやリズムを生かし、和製ブルースの創作
など日本のポップスの創始者としての地位を確立した。

日本のポップス界隆盛の最大の功労者である。曲自体も歴史的価値は別に
しても今日でも全く魅力を失っていないものが多く、その意味では海外の
クラシックやスタンダード・ポップスの巨人と並べて語るべき存在ともい
える。日本レコード大賞の創設にも尽力した。

1993年1月30日、呼吸不全のため死去。享年85だった。死後、作曲家とし
ては古賀政男に次いで2人目の国民栄誉賞が授与された。なお『青い山
脈』を歌った藤山一郎も国民栄誉賞を受賞している。

2007年12月30日、第49回日本レコード大賞にて特別賞を受賞。

息子は作曲家の服部克久と俳優の服部良次がおり、孫に服部隆之(服部克
久の長男)、バレエダンサーの服部有吉(服部良次の息子)がいる。妹は
歌手で服部富子。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


      

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話 の 福 袋
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 ◎こんな人がこれ以上増えたら、日本はいったいどうなることやら。

中国のメンツを巡る事件〜日本国内にも波及〜
 http://ameblo.jp/xiang-xia/entry-11559683366.html
 (情報収録・中山)



 ◎鳩山氏、尖閣問題で「『日本が盗んだ』と思われても仕方ない」

鳩山由紀夫元首相が香港のフェニックステレビの取材に対し、沖縄県・尖
閣諸島の領有権を主張する中国政府に理解を示す発言をしていたことが25
日、分かった。尖閣をめぐる歴史的経緯に言及し、「中国側から『日本が
盗んだ』と思われても仕方がない」と述べた。発言は同日午前、中国内外
に向けて報道された。

鳩山氏は既に政界を離れているが、首相経験者だけに尖閣諸島に領有権問
題はないとする日本政府の立場と相いれない発言内容が、日中両国の世論
や尖閣情勢の今後の推移に影響を与える可能性もある。

中国は日本の尖閣領有について、第2次大戦中のカイロ宣言にある「日本
が盗み取った中国東北地方や台湾などの島しょを中国に返還する」との規
定に違反すると主張している。

これに鳩山氏は「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は中国から見れ
ば十分に成り立つ話だ」と明言した。
産経ニュース 2013.6.25 12:42


 ◎富士山、世界文化遺産に登録…国内13件目
(読売新聞 - 06月22日 17:34)

フランスのジャパンエキスポみたいに、韓国は富士山のブランドに乗っ掛
かるつもりなのだろう。、

日韓友好?

今まで何度も「これが友好になる」と色々日本政府や日本人がやってき
て、どれか成功した例があるだろうか?いつも煮え湯を飲まされている日
本。

あの国とはなるべく距離を置くのが正解。福沢先生が警告・断言し、歴史
が証明している。

以下の怪しい動きは、竹島事件以来、停滞しているようだが、警戒はせね
ばならないとおもう。

漢拏山と富士山:日韓姉妹山提携へ 環境保護団体が主導
http://mainichi.jp/select/news/20130228k0000m040125000c.html

6月に世界文化遺産登録の可否がきまる富士山と、世界自然遺産に登録さ
れている韓国・済州島(チェジュド)の漢拏山(ハンラサン)が姉妹山提
携を結ぶ見通しとなった。両国の友好を深めるとともに、ごみ対策に取り
組む漢拏山の経験に学び、環境保全が求められる富士山の世界文化遺産登
録を後押しする。

【野島康祐】

静岡県三島市の環境NPO法人「グラウンドワーク三島」の渡辺豊博専務
理事が2月中旬に済州島を訪問。韓国の観光業界や環境保護団体などの賛
同を得た。今後静岡、山梨両県の同意も得て、5月末ごろをめどに提携計
画をまとめる考えだ。
姉妹山となり、(1)両山の環境再生のための国際的ネットワークづくり
(2)官民協働で環境保全対策の立案(3)バイオトイレ技術の提供など
環境保護ノウハウの交換(4)エコツアーや修学旅行で観光振興の拡大??
などを目指す。
済州特別自治道観光協会の金暎珍(キムヨンチン)会長は「交流を深め、
世界遺産の登録についてアドバイスしていきたい」と構想を歓迎した。
(略)
渡辺専務理事は「世界文化遺産登録はもちろん、提携によって富士山、漢
拏山の環境を保全したい。竹島問題で冷え込んだ日韓関係を回復すること
にもつながるだろう」と話している。
(略) 毎日新聞 2013年02月28日 02時30分

                     (情報収録:中山)


 
━━━━━━━
反     響
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 1)今、中国で流行のジョーク(ZAKZAKにあったもの)

「この国で最も遠慮深いのは食堂の料理人だ。客が『一緒に食べよう』と
言っても決して口にしない」

唸声がジョークにすると

「東南アジアで最も行儀のよいのが中国人で、自社工場で作られた食品は
決して持ち帰ったりしない」

ある会話/どっちが安心か?

インドネシア「周さんの工場はどう?うちじゃ、作業員が製品をつまみ食
いしてね。生産量の3%は工員に食べられてしまうんだよ」

中国「その点、うちじゃ、誰もつまみ食いなんかしないから安心だね」
インドネシア「周さんとこ、ネズミは?」

中国「ネズミ一匹見たことないよ」(唸声)


 2)大東亜戦争は共産主義者の謀略によって引き起こされた戦争です。
三田村武夫『大東亜戦争とスターリンの謀略――戦争と共産主義』(自由
社、1987年)の復刊を希望します。「尾崎秀実とスターリンの謀略」。
(まこと)
http://ochimusya.at.webry.info/201108/article_6.html



 3)「ソフトバンク、携帯世界3位に=米スプリント株主総会、買収承
認へ」
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2013062500811

米国というのは大きな国で実に様々な人達がいて多様な貌を持っているの
だけれども、日本を敵国だと認識している人達もいることを、想起させら
れました。(匿名希望)



 4)政治や経済ではなく三面記事的なこと:前田 正晶

*サザンオールスターズの復活:

かなり大きな話題で、そう聞いただけで興奮している人がいるのは別に驚
かなかった。街頭で、と言っても例によって新橋駅の裏側だが、インタ
ビューされたいっぱしの勤め人風の者が「今からゾクゾクしている」と嬉
しそうだったのを聞いて「もっと他に喜ぶことがないのか」と思った。

実は、当方は桑田なる者がショートパンツをはいた奇妙な格好で初登場し
た頃から知っている。確かテレビで「凄いのが出てきた」と紹介された風
俗だった。だが、現在見れば極めてまともな格好だろうと思う。

言うなれば、ビートルズが出てきた時には「何と騒々しい連中だ」と思っ
たが、今になって聞けば実に静かな4人組だと聞こえるのと同じかも知れ
ない。

更に「実は」だが、当方はあのオールスターズは全く好みではないと言う
か、聞きたくもないのだ。その理由を「下品だから」と書いた時に、何方
だったか記憶はないが読者の方に「彼らの名曲を下品とは何だ」と叱られ
た苦い経験がある。

私は歌手の評価の基準の一つに「品があるかないか」を入れている。だか
ら、彼らを評価しないのだ。これは趣味の問題だから放って置いて頂きた
いとお願いしたい。

因みに、私が「上手いな−」と感心して聞いている歌手には、カンツオー
ネを歌ったと聞きのホセ・カレーラス、ジャズにも沢山いて女性ではさし
ずめエラ・フィッツジェラルド辺りである。

マスコミというか関係者は彼らが茅ヶ崎をの出身で何かと言えば「湘南の
海の香り」などと呼ぶのも気に入らない。我々は(私は、かな?)偏見と
言われようと何だろうと、湘南とは「逗子、葉山、鎌倉から精々藤沢の片
瀬や鵠沼の海岸辺り止まりだ」と思っている。だが、広辞苑には「茅ヶ崎
や大磯などを含む」となっている。平塚は無視されてしまったようだ。

*辛坊治郎の遭難:

あれ何なのだろうと思う。彼は神妙な顔で国の機関が救助に当たってくれ
たことを感謝していた。当然だろうが、あの費用の個人負担がないと報じ
られていたのには興味というか関心があった。

我が国の法規か寛容なのか、または人命尊重の表れなのかと思うが、あれ
ほど大きく報じるのは彼が身内だからかなと、つい考えてしまう。私は船
が沈んでしまったのは誰の損害で、金額はいくらなのかという下世話な報
道が何故ないのかと思っている。

*富士山と三保の松原の世界遺産認定:

結構なことだとは思う。静岡と山梨両県の方々が喜んでおられるのはご同
慶の至りだと思う。しかし、以前から「あの美しい山は誰が築き上げたも
のでもなく、最初からあの場所にあったので誰の功績でもないのにな」と
思って眺めていた。

だが、良く考えてみれば「世界遺産」なのだから、そういう小理屈をこね
ずに素直に喜んでいれば良いのかなと思っている。

しかし、これから登る者が急増するだろうと報じられているが、山は下か
らか外から見て美しいのであって、登ってみれば山そのものは美しい訳で
はないと聞いている。私はあれは矢張り鑑賞するものだと思うのだが。ど
うだろう。

*パンダの偽妊娠:

これも大きな話題で、多くの道行く人たちの嘆きを聞かせてくれた。私に
は余り重要性を感じさせないニュースだ。パンダをデザインしたケーキの
売り出しを準備していた業者等の嘆き節も報じられていた。私はこれらを
「単なる便乗商法だ」と断じる気はない。

何故ならば、アベノミクスの効果が未だしだと民主党が懸命になって貶し
ている現在では、何が何でも商機を捉えようとする業者の懸命な努力が報
いられなくなりそうだからだ。

ここは一番、パンダには「何とかして我が国の景気回復の一助となるよう
に協力してくれ」とでも頼んでみるか。



━━━━━━━
身 辺 雑 記 
━━━━━━━

散歩を目指して玄関を出たら雨。梅雨だもの仕方ない。

通常国会が今日26日で閉会する。さて参院選。24日の後藤謙次さんの話で
は自公の勝利は疑いようがないようだ。安倍「長期」政権となる。

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2013/06/27

    中国株の下落が止まりません。鮮明になった景気減速に加え、「いよいよシャドーバンキング問題が炸裂するか?」との懸念が広がり、投げ売りに近い暴落が続いています。



    中国経済がクラッシュしたらその影響は日本にも直撃します。実際、上海での株暴落は、都議選での与党圧勝で浮上するかとみられた日本株をまた奈落の底にたたき落とそうとしています。



  • 名無しさん2013/06/26

    「超熟女」売春派遣で逮捕、3・2億円売り上げ

    読売新聞 - 2013年06月26日 13:21



     高齢女性に売春をさせていたとして、警視庁は26日、東京都豊島区高田、風俗店経営諏訪和子(63)、同店従業員雨宮晴男(57)の両容疑者を売春防止法違反(周旋)容疑で逮捕したと発表した。



      同庁幹部によると、2人は24日午後2時頃、東京都台東区根岸のホテルに女性従業員(64)を派遣し、都内の自営業男性(82)に売春相手として紹介した疑い。容疑を認め、「高齢男性の客が多かった」と供述している。



      諏訪容疑者らは「超熟女専門店」と称し、夕刊紙などで客を募集。73〜46歳の女性16人を派遣し、2001年3月以降、計約3億2000万円を売り上げていた。女性らの中には国民年金を受給しながら売春していた人もいたという。





  • 名無しさん2013/06/26

    大阪に来たら人の顔がヤバいんだけど何なの http://www.news30over.com/archives/7187539.html