政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針2975号  2013・6・12(水)

2013/06/12

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2975号
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        2013(平成25)年6月12 日 (水)



安倍首相が語ったこと、語らなかったこと
                :リチャード・ハロラン

      安倍「原発推進政権」こそ早期復興の近道:杉浦正章

                             従軍慰安婦の怪:MoMotarou

                        止まらぬ国内市場縮小:前田正晶

                ジョージ・ソロスが日本株買い:宮崎正弘

                     話 の 福 袋
                    反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第2975号
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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安倍首相が語ったこと、語らなかったこと
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         リチャード・ハロラン

 ■米誌インタビュー

ほとんどの政治家が言葉をはぐらかすということは、誰もが知っている。
政治家が率直であることは驚くべきことだ。この傾向からすると、日本の
安倍晋三首相は、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」のインタ
ビューに非常に正直に応じている。

安倍氏は、中国は「嘘」をついている▽日本が米国の防衛を支援できない
状況は「まともではない」▽第二次世界大戦中やそれ以前に日本によって
もたらされた苦痛に「深い悔恨」を持っている−と断言した。

昨年12月に就任した首相は「アベノミクス」と呼ばれる政策で、瀕死(ひ
んし)の日本経済を再生させ始めたことで称賛されている。日本に批判的
な経済誌「エコノミスト」も「安倍氏は政治家への信頼を失った国に衝撃
を与えている」と指摘した。

しかし、首相は論争を避けなかった。国内の反対派や欧米の批評家、中
国、韓国、北朝鮮など、安倍氏を危険な右翼の国粋主義者だと批判する
人々の間に怒りを呼び起こした。

インタビューで安倍氏は、人々に直接語りかけるためにインターネットの
ソーシャルメディアに向き合っていると語っている。「既存のメディアの
多くは政治家が言ったことを部分的にしか引用しない」と安倍氏は言う。
「このために私の本当の意図が理解されないことがある」とし、続けた。
「私はメディアに対して内向きになったことはない」

尖閣諸島をめぐる問題について安倍氏は「中国の要求は、領有権問題が存
在すると日本が認めるべきだということ。われわれはこの議論にくみする
ことはできない。中国側は南シナ海の島々を支配するため、ベトナムや
フィリピンに対して同種の論争を持ち出している」と指摘する。

安倍氏は「われわれは尖閣問題の棚上げで中国側に同意したことはない」
とし「過去に同意したというのは完全に中国側の嘘だ」と語った。

この問題の中で、集団的自衛権についての質問は最もやっかいかもしれな
い。日米安全保障条約は、日本が攻撃された場合、軍事支援を米国に義務
付けている。日本側は米国が攻撃されてもその義務を負わない。

安倍氏は「公海上で米国の船舶が攻撃を受け、イージス艦のような日本の
艦艇がそばを通った」との想定を示した上で「現在の日本の取り決めで
は、その艦艇に対応させることが全くできない。これはまともではない」
と話す。

現状では、日本人の大半が集団的自衛権行使に反対していると安倍氏は言
う。「しかし、北朝鮮がミサイルを発射したとき、日本が標的なら撃ち落
とせるが、米国のグアムが標的なら、日本がその能力があっても撃ち落と
せないと個別のケースを例示して説明すると、60%以上の人々が正常では
ないとの認識を示した」とも語った。だから彼は、日本の集団防衛への参
加が合法化されるよう憲法改正を呼びかけているのだ。

いわゆる「歴史問題」以上に人々の怒りを買う質問はないかもしれない。
それには、「侵略や残虐行為から、兵士への売春を強いられた『慰安
婦』」に至るまで全ての範疇(はんちゅう)に関する主張が含まれる。

これについて安倍氏は「誤解を正させていただきたい」と前置きした上で
「過去に日本によってもたらされた多くの国、特にアジアの人々の甚大な
被害や苦痛に対して深い悔恨を共有していると、最初の首相在任中も現在
も一貫して私は何度も表明してきた。明言してきたが、メディアがあまり
報じなかった」と語った。

しかし、中国などとの戦争が「侵略」に当たるかと尋ねられたとき、安倍
氏は言葉を濁したようだ。「私は日本が侵略に関与したことがないと言っ
たことはない。しかし同時に“侵略”の定義づけは私の仕事ではない。歴史
家がすべきことだ」

最後に首相は将来を見据え、前向きな考え方を残そうとしてこう述べた。
「私はこう言ってきた。われわれの仕事は将来、どのような世界をつくる
べきか議論することだと」

                   ◇

【プロフィル】リチャード・ハロラン

ホノルル在住のフリージャーナリスト。ニューヨーク・タイムズ紙の東京
支局長、ワシントン駐在の安全保障問題担当記者などを歴任。
産経ニュース2013.6.12 08:10 ] 【ハロランの眼 太平洋の真中で】



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安倍「原発推進政権」こそ早期復興の近道
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              杉浦 正章

世界への原発セールスは佳境に入った
 
「これは原発推進政権だ」と朝日新聞が8日の社説で激怒している。首
相・安倍晋三の原発推進路線とセールスマンぶりが佳境に入っているからだ。

安倍は中東、インドへの売り込みに続いて東欧市場に着目、16日にはポー
ランドでチェコなど東欧諸国首脳と個別に会談、売り込みを展開する。野
党、マスコミなど原発反対派は参院選の焦点に再浮上させようとしている
が、既に総選挙で「脱原発派」は完敗しており無駄な戦いはやめたほうが
いい。

誰も気付いていないが、原発停止で海外へ流失する国富は年間5、6兆円
に達し、大震災の復興費となる国民の血税を完全に吹き飛ばしてしまって
いる。反対派は現実を直視するときだ。
 
安倍は大胆にも参院選を前にして原発推進の動きを鮮明にし始めた。「原
子力規制委員会が再稼働を判断した原発は再稼働をできるだけ速く実現す
る」と国会で答弁したのを皮切りに、トルコ、アラブ首長国連邦、インド
などと原子力協定を軸に原発セールスに成功しつつある。

フランス大統領のオランドとも7日、原発での協力を強化することで一
致。日本原燃社長の川井吉彦と仏原子力大手アレバ社の最高経営責任者・
リュック・ウルセルが協力強化の覚書に署名するに至った。

安倍によるトルコへの売り込み成功も日仏強力の結果であり、今後も三菱
重工業とアレバの合弁会社が造る新型炉「アトメア1」などを「世界最高
水準の安全性を持つ原発」として、売り込んで行く構えだ。安倍は「日仏
は世界最高のパートナーだ」と胸を張る。
 
先に指摘したように安倍は池田勇人以来のトップセールスを展開している
のだ。ドゴールから「トランジスタのセールスマン」と言われたように池
田の商品は極小のトランジスタであったが、時代の変遷で安倍は原発とい
う超大型商品の売り込みである。

その動きは止まらない。今度は東欧諸国の市場に着目している。安倍は17
日からのサミットに先立って、ポーランドで東欧諸国首脳会議に出席する
とともにチェコ、ハンガリー、ポーランド首脳らと個別に会談する。

既にチェコとはロシアとの激しい受注競争に勝って、東芝傘下の米ウエス
チングハウス(WH)が受注する可能性が高まっている。安倍はチェコ大
統領・ゼマンとの首脳会談で、原子力技術の相互協力を柱とする覚書
(MOU)を交わす予定だ。

東欧諸国への売り込みはロシアや韓国などとの競走が激しいが、同諸国は
チェルノブイリ事故で安全性への関心が高まっており、高性能な日本の技
術への期待感が強い。

日本メーカーは電源を失っても原子炉を長時間冷やす能力、耐久性に優れ
た圧力容器など、海外メーカーにはない最新技術を持つ。ロシアや韓国な
どの怪しげな原発とは安全性において比較にならない。ハンガリー、ポー
ランドなどへの“拡販”も展開する。

こうした動きについてマスコミの動向は歓迎と反対に真っ二つに割れてい
る。社説等でも読売、日経、産経が輸出賛成で、原発早期再稼働論だ。朝
日、東京が絶対反対。毎日が慎重論だ。

これは日仏原発連携をめぐってもピタリと割れた。まず賛成派は読売が8
日の社説で「日仏が技術や経験の蓄積を生かして協力する意義は大きい」
と絶賛。産経も「政府間連携として評価したい」と強調している。

一方で反対派の社説は、安倍政権の推進策に焦燥感をあらわにして、感情
的なものが多い。

東京の社説を例に挙げれば日仏首脳会談を「進むべき方向が違うのではな
いか」と指摘した上で「凄惨(せいさん)な事故も忘れたかのように原発
再稼働を急ぐ安倍政権の姿勢は、明らかに異様だ。

避難や仮設住宅住まいがなお続く被災者に思いをはせれば何よりもフクシ
マの収束を優先させ、それ以前の再稼働や原発輸出などあまりに無神経す
ぎる」と断じている。

国の存亡の根幹であるエネルギー政策を1200年に一度の事故と“抱き合い
心中”させたいような書きぶりだ。東京の社説の方が異様さにおいて格段
と上回る。

一方で朝日の8日の社説は怒りの余りか、冒頭から間違っている。

「安倍政権は、総選挙で公約した原発依存を減らす方向とは逆向きに突っ
走る」と指摘しているが、総選挙が「脱原発」のポピュリズムと「原発再
稼働を言わないままの選挙は国民を欺く」(石破幹事長)と再稼働を主張
する自民党との戦いであり、紛れもなく脱原発派が大惨敗した選挙であっ
たことを故意に曲解するものだ。

両紙とも核燃料サイクル事業の行き詰まり打開で日仏が協力することに反
対しているが、「もんじゅ」にせよ、六ケ所村の再処理工場にせよ、本格
的に核燃料サイクルに取り組んでいるのは日本だけであり、ある意味で人
類の希望が託されていることに考えが及ばない。

科学技術の発展は試行錯誤の連続であり、高い理想を設定してこそ進歩す
るというイロハを学習し直した方がいい。

両紙の論調で一番欠けているのが、エネルギー安保の視点だ。世界が原発
推進へと動く中で日本だけが、原水爆禁止運動によって培われたイデオロ
ギー的な「核アレルギー」と、原発問題を意図的に混同させることによっ
てブレーキをかけようとしているのだ。

考えてみるが良い。2011年に成立した復興財源確保法に基づき政府が想定
する当初5年間の復興費は19兆円である。年間約4兆円である。これに対
して原発が再稼働しないために中東諸国に足元を見られて高い石油や天然
ガスを購入させられていることによる国富の流出は年間5〜6兆円に達する。

福島の事故を理由に、再稼働に反対すればするほど、復交は影響を受ける
のだ。坊ちゃん論説委員が机上の空論を唱えているときではないのだ。

         <今朝のニュース解説から抜粋>  (政治評論家)


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従軍慰安婦の怪
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  MoMotarou

米国人は嘘をつくことに何の罪悪感ももたないという意味で、おそらく中
国人と肩を並べる存在だろう。現に彼らの中で一番嘘が少ないという理由
で大統領に選ばれたクリントンでさえモニカ・ルインスキーとの一件で偽
証し、謝罪している。(高山正之「変見自在」)

        ★

橋下大阪市長の慰安婦発言の余波が有難く続いている。お陰で日ごろ安倍
政権や橋下市長にイライラしていたマスコミは憂さ晴らしができて気持ち
も落ち着きます。

況(ま)して安倍や橋下市長が気にくわない国々は絶好の機会でありま
す。次の選挙で両方が失敗すればウォン安も、シナ包囲網、日教組追放、
公労協イジメめも無くなりますので、枕を高くして寝られるのです。お二
人は果敢にも「戦後タブーの闇」に挑戦しております。身が幾つあっても
たりません。

■やっと出番が回って来た

従軍慰安婦問題に超党派女性議員が怒りを表明しました。メンバーは福嶋
さんに辻元さんたちですが、確かに極左反日超党派でした。マスコミは誇
大広告気味で疲れます。

TVタックルの特集をみておりますと、橋下市長を非難する側は、"従軍"
慰安婦があったという前提。逆に橋下派は"従軍"はなかったが「慰安婦」
は存在していたという事。橋下さんの方が正しい。

■見当はずれのマスコミ

面白いのは当事者河野洋平元衆議院議長のコメントを、どこのマスコミも
が取りに行かない事です。まだ生きているでしょう? 何故か河野さんも
誤解を解く気持ちが無さそうです。そして朝日新聞がダンマリを決めこん
でおります。君子と金持ちは危うきに近づかずでありましょうか。

■何事にもお金が掛かる

comfort women(慰安婦)から sex slave(性奴隷)に言い換えをしたの
はヒラリー国務長官です。注目点の一つは「従軍」という意味の英語が付
いていない事です。それを英訳すると「嘘・でっち上げ」が明らかになる
からでしょう。

もう一点はslaveを使った点です。理由は大統領が黒人だからです。「奴
隷」と言う言葉にオバマさんは敏感にならざるをえないのです。さすが
ambulance chaserの本領発揮ですね。選挙費用もご主人の訴訟費用も多額
でありました。韓国もmoneyの使い方がうまい!

 *地方の方へ:既にいろいろな政治経済システムが変わっております。
首都圏以外は覚悟を決めて経済政治とも自立反転の道を探りましょう!

(注)ambulance chaser【名詞】
 交通事故の被害者をそそのかして訴訟を起こさせる非倫理的な弁護士
 (an unethical lawyer who incites accident victims to sue)



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止まらぬ国内市場縮小
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    前田 正晶

この見出しは「プレジデント」誌、2013 7.1号からの引用である。この見
出しは「神鋼も30年ぶり高炉休止」から始まっていた。ここでは最後を

「化学、石油精製、製紙も、国内市場の縮小で設備削減に動いており、鉄
鋼大手の動きはその象徴でもあるようだ。」と結んでいる。このコラムに
は考えさせられる点が多かった。

プレジデント誌は素材産業と表現しているが、私は鉄鋼も含めて所謂「装
置産業」であると見なしている。装置産業はその名が示すように「1年365
日継続して操業せねばならないのだ。一度止めるとその前後のコストが高
く付くので止めるのは当に究極の経営判断なのである。

私は装置産業の苦境は何度も採り上げてきたが、産業の空洞化激しきアメ
リカでも装置産業は空洞化が極めて難しく国内に止まっていた。その結果
で、鉄鋼産業などは見るも無惨な状態に陥り、製紙産業もIT化に押されて
内需が激減しただけではなく、新興国の輸出攻勢に曝されて遂に世界第1
位の座を中国に奪われてしまった。

しかも、我が国の場合には円高で中国やインドネシア等の新興勢力の輸出
攻勢に悩まされたかと思えば、アベノミクスの重点だった円安で原料とエ
ネルギー・コスト上昇に苛まれている状態だ。

電力の値上げも勿論悪材料である。現時点ではアメリカほどではないが、
インターネット広告に紙(印刷)媒体がその需要を奪われて、印刷用紙の
需要が漸減し始めている。

時代の流れには抗しきれないのは止むを得ないとしても、我が国の場合に
はそこに3.11の大災害が襲ってきて、東北地区の複数の大型工場が災害に
遭って停止し、その復旧・復興に多くの時間と出費を止むなくさせられて
しまった。

印刷用紙の需要はIT化の進展にも影響を受けたが、1980年代辺りから環境
問題論者の台頭で「製紙産業は貴重な天然資源である木材を浪費する」と
いう誤った観念が広まって、「紙の節約は美風」であるが如き始末とな
り、紙の消費を節減する需用者が増えて、紙を使ったアウトプットが減少
傾向を辿った。

1995年に知り合った製版業の自営業者は鋭い観察をしておられて、「心配
ないよ。印刷は何れ消えてゆく業種だから」と、自虐的に印刷の将来性を
予言して見せてくれた。

また、1960年代に我が国有数の板紙(薬品・和洋菓子等の食品・贈答用等
の箱のボール紙と言えば解りやすいか)販売店の大番頭さんは、我々印刷
用紙製造と販売業者に向かって「君らの取り扱う印刷用紙は今でも苦境に
あるし、将来にもお日様を見ることはないのではないか」と厳しい予測を
して、慧眼ぶりを発揮されたものだった。

私は何も製紙業界の嘆き節を語りたくて、ここまで回顧談を述べてきた訳
ではない。時代の流れと急速な変化に加えて需要の形態が刻々と変化しつ
つあるだけではなく、先進国が長引く不況下で新規及び設備改良の投資を
怠った(躊躇った?)結果でを指摘したいのだ。最新で最高の能力を有す
る設備で台頭してきた新興勢力の品質とコストに対抗できない時代遅れに
なってしまったことを採り上げたいのだ。

しかし、このまま新興勢力が内需不足を補うべく輸出に活路を求め続けれ
ば、長引く不況下にある欧米や我が国ような先進国市場の需要を奪いきっ
ても尚且つ余剰生産能力を抱え込む時が来るのではないかと、密かに危惧
している。

私には他の装置・素材産業の先行きは占う能力はないが、遠からぬ将来に
巨大な生産能力を有する新興勢力の木材チップ・パルプ・古紙等の原料が
枯渇するのではないかと真剣に危惧しているのだ。私はこれらの解決策の
一つは、末端価格の引き上げであると考えている。他の素材産業も同様で
はないのだろうか。

それでも、鉄鋼・化学・石油・製紙等の素材を欠いては困る産業がある
し、素材(装置)産業側でも休止ないし停止は回避して供給を継続する場
合には価格(引き上げ)が重要な要素になると予測している。回顧談だ
が、私の経験した範囲では素材産業の紙類の値上げは最も困難なプロジェ
クトだった。
  


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ジョージ・ソロスが日本株買い
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成25(2013)年6月12日(水曜日)
        通巻第3962号 
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 ジョージ・ソロスが日本株買いに再出動の模様
  アベノミクスへの酷評が開始された環境下、逆張りか
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世界一の投機家といわれるジョージ・ソロスは日本株買いを再開した。
ソロスのヘッジファンドは日本株式急落が始まる前に、一度は日本市場か
ら引き上げていた。それ以前は円安に振れると見越して円に投資し、およ
そ10億ドルを儲けていたことも判明している。

日本株への回帰は日本の債券市場が安定してきたため、安心感があるとい
うのが第一の理由と観測筋はみているようだ。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 
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(読者の声1)貴誌前号の書評に関してですが、ルーズベルト政権がユダ
ヤの影響を受けていたという説がある。しかし欧州のユダヤ人の米国入国
を拒んだのはルーズベルト政権のハル国務長官だった。

一千人のユダヤ人を乗せたセントルイス号はニューヨークまで行ったの
に、米国上陸を拒否されドイツにもどり、乗客は処刑された。自由の女神
像を目の前に見ながら米国の偽善ぶりに絶望したユダヤ人を思うと実に気
の毒だ。

米国が入国を許可したユダヤ人はアインシュタインら原爆科学者だけだった。

実際、米国がユダヤ系ポーランド人の移住を許していたら、日本の杉原領
事のビザなど必要なかった。

ユダヤ人は敗戦まで日本統治下の上海にとどまって、戦後米国などに移住
した。上海経由で米国に移住したわけではない。米国に移住できるような
ら遠く上海にまで来る必要はなかったのだ。

ということで、ルーズベルト政権は実質ユダヤ人を逃さないナチスの協力
者だったことになる。

これが戦後の過剰なまでの米国のユダヤ人擁護の理由ではないかと思う次
第である。(東海子)



  ♪
(読者の声2)貴誌3961号「ちゅん」氏の(読者の声1)に対して(宮崎
正弘のコメント)「佐藤閣下から、この話は何回か直接、聞いています
が、たしかに痛快ではあっても、喧嘩の売り買いのようでもあり、中国人
のナショナリストを相手に議論するときは、もうすこし表現を考えてみた
いですね」

とありましたが、まさにそのとおりです。

以前、亡くなられた名越二荒之助先生が、ご自身が北京の陸軍士官学校で
講演されたときのことをお話になられましたが、文天祥と藤田東湖と吉田
松陰の「正氣の歌」ならべて紹介され、大いに聴衆から賛同を得たそうです。

中国人、韓国人のプライドを傷つけずに、言うべきことは言う絶妙の会話
の天才でした。これからの日本に必要な才能の持ち主でした。早逝が惜し
まれます。(ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)名越先生のご子息が、時事通信モスクワ支局長を
経て、いま拓殖大学教授の名越健郎氏です。

さて文天祥が残した「正気の歌」は藤田東湖に繋がるわけですが、藤田さ
んのお墓を水戸に詣でた折、付近に幾つかの銅像が建ち、見直しの機運が
高いことを知りました。吉田松陰の銅像は下田にも二つ出来ました。
 小生は昨年十回ほど小誌に書いた「正気の研究」ですが、この夏に大幅
に手を入れ、年内か、あるいは来年早々に一冊を上梓したいと思っています。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 919】    
  ――「喧噪と臭気との他弁別し難い様な人の波だ」(小林の7)
「杭州」「満州の印象」他(小林秀雄『世界紀行文学全集』修道社 昭和
46年)


  ▽
杭州探索を続ける小林は、大世界と名づけられた遊園地を見物する。「そ
のなかでは芝居や映画や其の他いろいろな見世物がある」。上海の旧市街
にも同じような施設があるが、日本人なら「浅草のはなやしき」を想像す
れば当らずとも遠からじ、である。

「抗日映画などには、馬鹿にできない作品があるそうだ」。だが「一般大
衆が拍手喝采している映画は凡そ見られたものではなかった」。入場料は
「兵隊さんは十銭で、一般人は十五銭だが、新政府のお祝いで今日は無料
だ。大入り満員である」。暇潰しを生業としている彼らである。入場無料
なら押し寄せるに違いない。「日本の傀儡」と大非難される維新政府だ
が、“暇潰し支援”といういい事もしているではないか。

幼稚極まりなく、タネも見破れそうな、それでいて「いつまで経っても何
の変化も起こらない」手品だって、「皆満足気な様子だ」った。手品の次
に登場したのは「無手無脚、怪童、劉福全という見世物」だが、「これは
なかなか幼稚どころではなかった」。よほど関心を引いたと見える。小林
は、その怪童の姿を綴っている。

「右手は肩の付根から二寸ばかり残り、左手は腕の関節から咲きがない。
右足は膝まで、左足は大腿骨が中程で切れている。生まれたままの不具に
は、それでも何か自然なものが感じられるものだが、怪童にはそれがな
い。商売の為に不自然に製造されたものと察せられた」。かくて以前読ん
だモーパッサンの短編を引きながら、「両手両足共に無論曲がらず棒の様
に胴体から生えて動くだけ。長い方の右手を杖の様に突いて、尻でひょい
ひょいと歩く。そのちぐはぐなので巧みに平均を取って逆立ちしてみせる」。

いろいろな芸を披露する怪童の「年齢の見当はつかない。最後に、紙を展
べ、口に筆を含み、一枚に馬の画、一枚に東亜和平という字を書いてみせ
た」そうだが、どんな気持ちで、彼は「東亜和平」の4文字を書いたの
か。客もまた、彼の書いた4文字を、どんな気持ちで見たのか。無料で見
物した客の中には文盲も少なくなかっただろう。ならば果たして、客の何
割が4文字の意味を理解しただろうか。

遊園地とはいえ、日本軍に後押しされた維新政府が押さえている杭州とは
いえ、戦場であることに変わりはない。ならば当面の勝者の意に逆らうこ
とはないだろう、ということだろうか。維新政府が倒れ、日本軍が去
り、?介石政権が戻ってきたら、おそらく「?総統万歳」であり、その?
介石を台湾に追いやって共産党政権が誕生したら、もちろん「毛主席万
歳」だろう。

芝居をやっている隣の小屋を覗く。「ここも大入りで、相変わらずの臭気
と喧噪だ」。芝居の途中、「突然二階の見物席の一隅がざわめき出した。
喧嘩でも始まったのだろうと思っていると」、やがて「階下の見物も総立
ちとなり、口々に何か罵り乍ら、入り口を目掛けて殺到した」。
もちろん、訳も判らないままに小林も小屋の外へ飛び出す。

「やがて平静に返って芝居は続けられたのだが」、騒動の原因は維新政府
が成立宣伝のビラを飛行機から撒くべく「低空飛行をやっているのを、二
階から見た者が、空襲だと喚き出したのが始まり」だったようだ。事の顛
末を知った小林は、「呆れざるを得なかった」と綴る。

だが、怪童の書く東亜和平の4文字も、維新政府が空中から散布する成立
宣伝ビラも、新世界も、凡てが戦場であればこその出来事だろう。戦争の
合間の、しかも束の間の暇潰しというもの。杭州を後に戻った上海で、小
林は戦争の持つ他の一面に接した。
《QED》
    
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  6月の三島由紀夫研究会「公開講座」
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
  次回の三島由紀夫研究会「公開講座」は下記の通りです。
        記
日時:  6月17日(月)午後六時半 (18:00開場)
場所:  アルカディア市ヶ谷 
      http://www.jstc.jp/map/kenshu-mapARCADIA.html
講師:  門田隆将氏(かどたりゅうしょう、ジャーナリスト)
      http://kadotaryusho.com/profile/index.html
演題:  命がけで闘った日本人
会費:  会員 1千円(一般 2千円)
なお修了後、講師を囲んでの懇親会を予定しております。

(講師プロフィール)昭和33年生まれ。高知県出身。中央大法学部政治
学科卒。新潮社勤務を経てジャーナリストとして活躍中。主な著作 「裁
判官が日本を亡ぼす」(新潮社)、なぜ君は絶望と闘えたのかー本村洋の
3300日」(新潮社)、「この命、義に捧ぐー台湾を救った陸軍中将根
本博の奇跡」(集英社)、「蒼海に消ゆー祖国アメリカに特攻した海軍少
尉『松藤大治』の生涯(集英社)、「太平洋戦争 最後の証言」第1部〜
第3部(小学館)その他多数。







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話 の 福 袋
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 ◎NY円急伸、一時95円台=日銀の政策維持受け

【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀
が金融政策の現状維持を決定したのを受けて買われ急伸、一時1ドル=95
円59銭まで上げた。午後5時現在は95円99銭〜96円09銭と、前日同時刻比2
円72銭の大幅な円高・ドル安。

日銀は同日行われた金融政策決定会合で、現行の金融緩和策の継続を決
定。市場の予想に反して長期金利安定に向けた資金供給オペレーション
(公開市場操作)の期間延長を見送った。このため市場に失望が広がり、
日経平均株価をはじめとする各国の株式相場が下落。投資家のリスク回避
姿勢が強まる中、相対的に安全な資産とされる円に買いが集まった。 
時事通信 6月12日(水)7時0分配信



 ◎世界最高齢、京都の木村次郎右衛門さん死去 116歳

 世界最高齢で、男性の長寿記録を更新していた京都府京丹後市丹後町、
木村次郎右衛門さんが12日午前2時8分、老衰のため地元の病院で死去し
た。116歳だった。

木村さんは昨年12月に体調を崩し、入退院を繰り返していた。今年春に自
宅に戻り、ヘルパーの介護を受けながら、孫の妻と生活。116歳の誕生日
だった4月19日、地元の市長らのお祝いを受け、「ありがとう」と答えて
いた。5月に肺炎のため入院し、療養を続けていた。

木村さんは1897(明治30)年4月19日、京都府上宇川村(現京丹後市)生
まれ。地元の郵便局などで働き、定年後は自宅で農業を続けた。2011年4
月、米国男性の死去を受け、世界記録をまとめているギネスワールドコー
ズ社が男性の世界最高齢と認定した。

12年12月17には、米アイオワ州の女性の死去で世界最高齢となり、さらに
同月28日には115歳253日を迎え、男性の史上最長寿としてギネス社に認定
された。

子ども7人、孫14人、ひ孫25人、やしゃご15人に恵まれた。
朝日新聞デジタル 6月12日(水)5時17分配信



 ◎挑発”行為自覚? 中国公船、米中首脳会談中は尖閣海域から離れる

米カリフォルニア州で行われた米中首脳会談(日本時間8、9両日)の
間、中国公船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域への侵入を自粛
していたことが11日、分かった。

尖閣をめぐり日中双方の対話を望む米国に配慮したものとみられるが、中
国政府自身が尖閣周辺での公船航行を、日米を刺激する「挑発行為」と認
識していることが浮き彫りになった。

海上保安庁などによると、中国の海洋監視船は今月7日まで11日連続で尖
閣周辺の接続水域に侵入した。1日以降は「海監23」など3隻が相次ぎ接
続水域に入っていたが、3隻は米中首脳会談が始まる前日の7日午前10時
34〜48分の間に接続水域を出た。

これ以降、米中首脳会談が行われていた8日午前8時半から9日午前3時
半までの間も含め、中国公船は接続水域外で航行。7日まで接続水域内を
航行していた3隻は、会談終了後の9日午後8時31〜52分の間に再び侵入
した。

中国公船の動きについて政府関係者は11日、「平時に中国政府首脳部が命
令できるほど指揮命令系統はしっかりしていない」としながらも、「現場
レベルが習主席の意向を忖(そん)度(たく)して自粛したのでは」と指
摘した。

米中首脳会談では、オバマ米大統領が尖閣をめぐる日中関係について「対
話を目指すべきだ」と要求。中国の習近平国家主席は「関係各国が挑発と
もめ事を起こすことをやめ、対話を通じて問題を解決することを望む」と
主張した。 【産経ニュース】  2013.6.12 01:03 [日米関係]

〔情報収録 − 坂元 誠〕



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反     響
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 1)最近拝読し始めましたが、これだけの文を編纂される貴兄のエネル
ギーに衷心より敬意を表します。

宮崎正弘の国際ニュース・と共に秀逸なメルマガです。

益々のご健闘を祈念いたします。東京都・松村 隆彦

 


 2)矢張りそうなったかクール・ビズ:前田 正晶

昨10日に約2年振りくらいにもなるだろうか、京王プラザホテルで開催さ
れた京王百貨店の安売り会を見に行った。「見に行った」と書くのだか
ら、頭からほとんど何か買う気はなく、世の中の(は大袈裟か?)の変化
を観察したいという考えがあったからのだ。

午後2時頃にホテルに入ると、百貨店の袋を持った数名の女性が出ていく
のを見かけた。予想通りに繁盛しているようだった。会場入り口では「戦
果」を比較し合っていた高齢のご婦人が相手に「そんなに買ったの」と尊
敬の眼差しで膨れあがった袋を見つめていたのか印象的だった。

紳士物の売り場には、この手の売り出しに付きもののスーツが少ししか出
ていなかったと見た。並んでいるのは妙に色彩感覚豊かなポロシャツや半
袖シャツに加えて、生地が薄く風通しが良いのが売りの如何にもブレザー
風のジャケット等のクール・ビズ用品?ばかりだった。

ものは試しと問屋ないしはメーカーからの応援販売員風の若者に尋ねてみ
ると、矢張りクール・ビズのためにスーツは流行らないので、このような
ものを中心に出品していると説明してくれた。しかも、当方が調査のため
に?巡回している間にお買い上げになっているお客様の姿はまばらで、週
日の昼間にかかるセールを開催しても肝心のクール・ビズの需要者は来場
しないことを立証していると見た。

何れにせよ、紳士用のスーツの場合にはクール・ビズの逆効果は明らか
で、当方の如き「どんなに暑くてもスーツにネクタイ着用が礼儀」と心得
ていた世代にはどう見ても品位に欠ける無様なクール・ビズが、時の流れ
を支配しているかの如くに見えた。

この流れはハイブリッド車の勢いに押されてガソリンの売れ行きが右下が
りになり、ガソリン・スタンドの廃業が続く流れに酷似する現象だと見え
た。即ち、環境問題対応の流れは最早押し止められぬ事態であり、そこに
未だに衰えきっていないデフレ傾向があれば、その勢いについていかない
と先細りになりかねない業種が未だ未だ出てくるのではないかと思いなが
ら、何も買わない調査を終えた次第だった。



 3)共同通信の歪んだ報道感覚

共同通信は6月11日付で傘下の地方新聞に次のような記事を配信した。
執筆は共同通信ロンドン支局の 正田裕生記者である。とりあえずその記
事の中身を見てみよう。

東京が宣戦布告をした  (核心評論)2020年五輪招致

2020年夏季五輪の招致レースが大きく動き始めた。5月30日、ロシアのサ
ンクトペテルブルクで聞かれた国際会議 「スポーツアコード」で提示、
イスタンブール、マドリードの3都市がそろってプレゼンテーションを実施。

東京は最も出来が良かったが、ライバルを刺激する内容で「宣戦布告」と
いえた。東京は「謙虚な日本人」というイメージを覆した。登壇者6人全
員がエネルギッシュに英語で訴える姿には驚きさえ覚えた。同時に目を引
いたのは、他の2都市を意識したフレーズを用いて暗に比較し、優位性を
打ち出す作戦だった。

招致委員会の竹田恒和理事長は「世界の東西の文化に橋をかけ、五大陸全
てにつながる都市だ」と国際性の豊かさを表現したが、これはイスタン
ブールヘのけん制だった。

ボスポラス海峡を扶んでアジアと欧州にまたがる地理的特徴を前面に出
し、「ともに橋を架けよう」をスローガンに「2大陸で初の五輪」をうた
う強敵が使う言葉をあえて選んだ。

東京都の猪瀬直樹知事は「財政力が強みで45億ドルの準備基金を積み立て
た。現金で銀行にある」とスピーチし、笑いを誘った。これは失業率が約
27%にまで上り、深刻な経済危機に苦しむスペインのマドリードとの違い
を強調したものだった。

イスタンブールは従来通り「イスラム圈初五輪」とは言わなかったが、こ
れはイスラム過激派などのマイナスイメージを想起させないための戦術だ。

都市自体の多様な文化や歴史の魅力は伝わったが、観光PRのようでイン
パクトに欠けた。

マドリードは、政府高官が「スペイン経済は今後5年間着実に成長する。
現在は欧州連合(EU)で2番目の規模だ」などと統計を挙げて経済危機
への不安払拭(ふっしょく)に努めたが守勢に回った感じだ。 

しかし、東京も油断できない。イスタンブールのコンサルタントは、竹田
理事長や猪瀬知事の発言に「東京は戦いの火を付けた。他都市をおとしめ
るようなやり方は不快だ」と批判するなど、否定的な受け取り方もあった。

今回は4度のプレゼンの1回目で、今後2都市が東京に“反撃”するの
は必至。次回は15日、各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会となる。

直後にイスタンブールで反政府デモが起こり、トルコ全体に拡大した。
イメージ悪化は避けられないが、投票までに何が起こるか分からないこと
は他都市も同じだ。

五輪招致は、開催都市決定の投票権を持つ約100人の国際オリンピック委
員会(IOC)委員に対する選挙運動だ。委員一人一人と親密な人間関係を
築き、得票を積み上げることが勝敗を分ける。プレゼンはそのわずかな一
部の要素にすぎない。

7日でちょうど決定まで3ヵ月。竹田理事長、水野正人専務理事を先頭に
したロビー活動こそが命連を握る。 以上である。そして、異常である。
この記事のどこが「核心」なのか。何を以って「核心」としているのか。

「宣戦布告にも似たプレゼン内容」か?それとも「プレゼンはそのわずか
な一部の要素にすぎず、竹田理事長、水野専務理事を先頭にしたロビー活
動こそが命連を握る」ということか?

実は私にとっては核心がプレゼン内容でもロビー活動でもどちらでもよい
のである。

私が本評論で全く我慢出来ぬのは、表題の「宣戦布告」というおどろおど
ろしいネーミングなのだ。

五輪招致活動は挙手した国家間の戦いである。それはそれぞれの国家が持
つ潜在的なスポーツ能力と五輪への関心度、ゆき届いたインフラと世界屈
指の治安と勤勉に裏打ちされた経済力と国民が持ち続けてきた穏やかで格
調ある文化とホスピタリティなどを総動員した総合戦である。

しかも獲得 競争にはすでに百億を越える莫大な事前経費がかかってい
る。遊び半分ではないのだ。執筆者の行間からにじみ出てい るのはマド
リードやイスタンブールが紳士的で東京都が汚いやり口で強引に彼らを池
に突き落としているようなニュアンスであり、冷ややかな視点であり、鉄
をなめさせ られるような苦さを覚えるのだ。

そもそもプレゼンを終えて、敢えて敵方のイスタンブールのコンサルタン
トに、コメントを求める意味がどれほどあるのか?

「東京は戦いの火を付けた。他都市をおとしめるようなやり方は不快だと
批判するなど、否定的な受け取り方もあった。」バカを言わせるでない。
当たり前だ。いまこの段階で東京都のプレゼンに 肯定的な受け取り方を
イスタンブールやマドリードに求めるのか?

イスタンブールやマドリードが「いやぁ、おたくのプレゼンは、とても穏
やかできれいで格調が高く、私が見ても一番説得力があった。」などと
言ってくれる とでも思っているのか?

しかもなんだその「否定的な受け取り方もあった」の「も」とは。こんな
表現を使う記者をデスクはこっぴどく叱るもんだ。こんなのは評論でもな
ければ核心 でもない、ただの与太である。

そしてまたこれを配信された地方紙が有難くキョード ツーシンの重々し
いタイトルの「核心評論」を準社説として掲載するのであ る。読まさ
れるほうこそいい面の皮である。

この評論は「宣戦布告」の文字さえなければ平凡なサンクトペテルブルク
レポートであった。地方紙はその殆んどが反政府メディアであり、このよ
うな表題は 厭戦観を呼び起こし、ペシミズムのサブリミナル効果を狙っ
ているのである。

こんな評論をわけもわからず読まされている県民を思うと本当に悔しい。
私が表題をつけるなら「五輪誘致総力戦、後へは引かぬ」である。   
                       (九州男)


 4)ブログ「ねずさんのひとりごとー征服の日本的意味」
(2013−06−01 08:06)
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1908.html に信じられない
ようなひどい話がでていた。以下にその要点を紹介する。

<先日、韓国人が靖国神社の神池で放尿し、そのことを写真入りでネット
で公開し自慢す<るという事件がありました。
<(記事)http://hamusoku.com/archives/7899219.html
<(原文)http://mlbpark.donga.com/mbs/articleV.php?mbsC=bullpen&
mbsIdx=2403745
<このような異常な民度の低さは、結局は、上下と支配と隷属しかわから
ないという悲し<い彼らの民族の歴史からくる精神性に由来するように思
います。
<悲しい現実です。

卑劣行為者が在日韓国人か韓国人かはわからないが、事実とすれば在日韓
国人団体は自ら事の真偽を調べ犯人を摘発しなかればならない。それがで
きなければ日本に居る資格がない。
外国人参政権法案をこれまでに国会に提出してきた民主党(15回)、公明
党(29回)、共産党(11回)は、日ごろ付き合いのある在日韓国人団体に
事の真偽調査と犯人の摘発を求めなければならない。それができなければ
日本の政党でない。

(品川 阿生居士)



 5)原稿を書き上げた  西村眞悟

2013.06.12 Wednesday name : kajikablog


いわゆる従軍慰安婦問題に関して発言し、党を離れてから、じっと、この
発言が国民各層にどう伝わっていくか肌で感じようとしていた。
  
 肌で感じた。歴史の捏造によって、我が民族の子々孫々にまで汚名を与
え、ひいては、子孫が日本人の血が流れていることに後ろめたさを感じる
ようになり、結局、日本精神を崩壊させて亡国に至らしめる支那・韓国・
朝鮮のプロパガンダである従軍慰安婦=性奴隷この謀略デマに対して、国
民の怒りは、とうとう本格的に高まり出した。

このプロパガンダとは何か。大東亜戦争、未だ継続中の印だったのだ。

対日経済包囲網、在米日本資産全面凍結(昭和十六年七月)、石油全面禁
輸(同八月)の措置をうけた我が国において、事既にここに至る、と日米
開戦やむなしと傾く政府にたいし、海軍軍令部総長永野修身大将は、次の
ようにつぶやく。

「戦はざれば亡国と政府は判断されたが、戦うも亡国につながるやもしれ
ぬ。しかし、戦わずして国滅びた場合は魂まで失った真の亡国である。し
かして、最後の一兵まで戦うことによってのみ、死中に活を見いだしうる
であろう。戦ってよしんば勝たずとも、護国に徹した日本精神さえ残れ
ば、我らの子孫は、再三再起するであろう。そして、一旦戦争と決定せら
れた場合、我ら軍人はただただ大命一下戦いに赴くのみである。」
  
 このようにして、二百五十万人が死んでいった!掲げた旗は、諸民族の
共存共栄と人種差別撤廃(大東亜共同宣言)!

そこで言う、捏造した従軍慰安婦で日本を非難し、アメリカをはじめ欧州
でもそれを定着させ、日本をして永遠に道徳的劣等民族という汚名の下に
腐ったように生きさせようとする韓国朝鮮による国際的謀略は、二百五十
万英霊が、これさえ残ればと信じて死んでいった「日本の魂」、「日本精
神」を我が国から奪おうとするものである。

断じて許せるものか。もはやこれは、国防の問題、国家の存続の問題である。

六月に入り、月刊誌「WILL」そして「正論」にそれぞれこの問題に関して
原稿を書き、本日、書き上げた。よって、6月に入り間遠になっていた本
通信にご報告する次第。

10日の夕刻には、グランドヒル市ヶ谷で日本再生同志の会と西村塾主催の
「西村眞悟を激励する会」が開かれ、平沼赳夫先生から、西村との同志の
絆深まる、とのメッセージを頂いた。

本日は、ほとんど原稿書きだったが、明日は牛込箪笥区民ホールで午後六
時半からチャンネル桜と展転社主宰で「大演説会」を開いていただく。

これは、支那・韓国・朝鮮に対する我が国の歴史問題に関する反撃開始で
あると同時に、私の発言への態度は、我が国の政界をリトマス試験紙のよ
うに識別することになった。

即ち、「戦後から脱却する者」か「戦後に逃げ込む者」か。「河野・村山
談話廃棄」か「河野・村山談話擁護」か。諸兄姉、この選別をお願いしたい。


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身 辺 雑 記
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