政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針2937号  2013・4・23(火)

2013/04/23

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2937号
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        2013(平成25)年4月23日(火)



                   民主党分断Vs自公連立分断論争の様相:杉浦正章

                         「栄光から挫折へ」失意の人々:平井修一

                        米国は移民につれない国じゃない:前田正晶

                       ”お江戸”の情緒が失せた大東京:古澤 襄

                               私は高所恐怖「癖」?:渡部亮次郎

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第2937号
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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民主党分断Vs自公連立分断論争の様相
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                      杉浦 正章

改憲めぐる暴走老人の“暴言”が波紋
 
暴走老人石原慎太郎の投げた「自公分断」の一石がこだまを呼んでいる。
安倍が改憲の要件緩和の憲法96条改定に踏み込めば、民主党は「自公連
立解消を」とくさびを打ち込む。維新共同代表・石原自身は“改憲再編
論議”に火が付いて、してやったりとほくそ笑んでいるに違いない。

しかし石原は物事を“認知”できなくなってきているのだろうか。石原
の前提条件を満たすには維新が参院選で圧勝して、自民・維新で改憲の
条件である3分の2議席を満たさなければならない。これはまずあり得
ない。老人性視野狭窄(きょうさく)発言の勇ましさだけでは物事は動
かないのだ。

石原の党首討論における自公分断発言は「あえて忠告しますが、公明党
は必ずあなた方の足手まといになりますな」というもの。自民党席から
「無礼だろ」「失礼だ」とヤジが飛んでも、「本当のことを言ってんだ」
と譲らない確信犯だ。マスコミは忘れているが昨年も同様の発言をして、
陳謝している。

石原は11月30日の党首討論で、「憲法大幅改正に幹部が反対する公明党
は、あまり評価できない」「自民党が公明党と連立している限り、自民
党には期待できない」と発言している。

このときは公明との衆院選選挙協力が大阪で行われている最中であり、
維新は慌てて、石原慎太郎代表の名前で「公明党と憲法の考え方につい
ての私の発言が、誤解を招いたことは大変遺憾に思います」と陳謝して
いる。

ぼけたのか確信犯なのか。恐らく両方であろう。この老人特有の露骨な
短絡表現が、本人の目指す極右軍国主義路線の改憲にプラスに働くとで
も思っているなら世話はない。「政治家ではない」と言われるゆえんだ。
まさに小説家なのだ。

小説家は空想でものを書くが、政治家は実証主義が基本だ。それでは石
原の言うように公明党を切って改憲が可能だろうか。

筆者の予測では参院選後の勢力分野は自民が108議席前後、維新がせいぜ
い10議席程度であり、3分の2議席の162議席にはほど遠い。みんなの党
を加えても届かない。民主党が分裂してその改憲勢力が同調してやっと
届く程度だ。

つまり改憲は公明党を切って維新と連携しただけでは無理。自、公、維、
みんな、民主の一部が恐らく必要になるのだ。

恐らく石原はまだ維新のブームが続くと思っているのだろうが、もう賞
味期限はとっくに切れているのだ。維新共同代表・橋下徹が参院選に立
候補すればブームが再来すると思っているようだが、それでもブームは
生じない。

最近橋下が焦ってテレビへの露出を増やしているが、維新の支持率は減
少傾向をたどっている。幹事長・松井一郎は22日パーティーで「今は完
全にアゲインスト。大阪以外はどこも負ける」と正直に賞味期限切れを
認めた。

しかし、改憲に公明党が慎重であることは確かだ。代表・山口那津男は
11日の党中央幹事会で「憲法改正問題は連立政権の合意の枠外の話だ」
と強い調子で安倍の対応をけん制している。連立合意に言及したのは、
改憲問題で合意を破棄する可能性を警告したものとも受け取れる。

こうした動きに対して官房長官・菅義偉は21日のNHKで「自民党は
公明党と連立を組んでいる。まずそこが基本だ」と、連立維持への強い
姿勢を表明した。しかし同時に菅は「96条改正に賛成していただける
なら、政党は維新だけでなく、民主党も賛成しなければダメ」と述べて
いる。

これは明らかに筆者の読みと合致している。実態はまず民主党分断によ
る改憲実現しかないのだ。

危機感を感じたか民主党幹事長・細野豪志は「憲法改正を参院選で訴え
るなら当然公明党との連立を解消したうえでやるべきだ」と逆襲に出た。
事態はまさに「民主党分断対自公連立分断の戦い」の様相を示すに至っ
ている。

公明党内の改憲論議は自民党の目指す国防軍の創設と、集団的自衛権の
行使容認に至ると、皆一歩退いてしまうのが実態だ。また、憲法ばかり
は「政策ごとの部分連合」は通用しない。

各党とも立党の原点が改憲か護憲かに集約されている傾向が強く、安倍
が9条など本格改憲にまい進するなら公明党も連立解消へと向かわざる
を得まい。

だが公明党は過去14年で政権参加の“蜜の味”を覚えた。これまでも
自民党とは妥協で政権参加を継続してきたのだ。一方自民党は各選挙区
で1万から3万票の公明票がなくては、とても当選者数を維持できない。
そういう構図となってしまったのだ。


両党は切っても切れない関係にあり、その原点から妥協が生ずる可能性
はある。公明党内でも「96条までなら改正してもいいのではないか」と
の声が幹部の中にはあるのだ。改憲の要件を3分の2から2分の1に緩
和するだけで、どぎつい9条などは先送りする。この線が唯一の改憲実
現へのあい路かもしれない。

         (政治評論家)<2013年04月23日> 



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「栄光から挫折へ」失意の人々
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         平井 修一

人生は一寸先は闇、と言う。頂点を極めるのには大変な努力、才覚、賭
け、それに天運が必要で、少しずつ這い上がっていくしかないのだが、
頂点に立って「今日は昨日の続き、明日も今日の続きでうまくいくだろ
う」などと思っていると、突然天候が急変して奈落の底へ落ちることが
ある。

「人間万事塞翁が馬」とか「禍福はあざなえる縄のごとし」などという
言葉もあり、良いときも悪い時もあるのが人生とは言うものの、「九仞(
きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く 」という言葉もある。長い
間の努力も最後の少しの過失からだめになってしまうことのたとえだ。

政治家の田中角栄(1918:大正7年5月4日 - 1993:平成5年12月16日)は
若くして総理になり頂点を極めたが、晩年は幸福とはとても言えなかっ
たろう。

1972年(昭和47)5月、佐藤派から田中派が分離独立。6月『日本列島改
造論』を発表。7月5日、佐藤栄作が支持した福田赳夫を破り自由民主党
総裁に当選。7月6日、第1次田中内閣が成立。初の大正生まれの首相であ
り、54歳という若さだった。内閣支持率調査で70%前後の支持を集めた。

1974年(昭和49)10月、月刊誌『文藝春秋』が「田中角栄研究」「淋し
き越山会の女王」を掲載。立花隆らが金脈問題を追及する。12月9日、内
閣総辞職。首相在職通算日数は886日。三木内閣発足。

1976年(昭和51)2月、ロッキード事件発生。アメリカの上院外交委員会
で、ロッキード社による航空機売り込みの国際的リベート疑惑が浮上。

7月27日に、同社による全日本空輸に対する売りこみにおける5億円の受
託収賄罪などの容疑により、秘書の榎本敏夫などと共に逮捕される。首
相経験者の政治家が逮捕されるのは昭和電工事件の芦田均以来。逮捕時
に自民党を離党し、以後無所属に。8月、保釈。

それ以降は福田赳夫内閣、大平正芳内閣、鈴木善幸内閣、中曽根康弘内
閣が続く。田中は「闇将軍」として君臨し、政治力を発揮した。

1984年(昭和59)12月、田中派内の中堅・若手により、竹下登を中心と
した「創政会」の設立準備が進められる。

1985年(昭和60)2月7日、創政会が発足。それが遠因となり2月27日、脳
梗塞で倒れ入院。

言語障害や行動障害が残り、以降政治活動は不可能に。田中は66歳で事
実上引退した。

1993年(平成5)12月16日、75歳で死去。(以上、ウィキによる)

「政治は数であり、数は力、力は金だ」と豪語した“コンピュータ付き
ブルドーザー”も脳梗塞という伏兵に襲われ、晩年は寝たきりではなか
ったか。口も体も思うようにならず、惨めで辛い思いを8年間も続けた。
刑事被告人という不名誉も背負ったままだった。

「晩節を汚す」という。高い評価を受けてきた人が晩年になって失敗し、
それまでの業績や評価が台無しになってしまうことだ。どんなに功成り
名を遂げた人であっても、不遇の晩年を過ごす人は少なくない。

小生がもの心ついたころからの記憶によれば、晩節を汚した、あるいは
不本意に過ごした経済人では以下を思い出す。

■横井英樹:1913年(大正2)7月1日 - 1998年(平成10)11月30日。老
舗百貨店、白木屋の株買占めや東洋郵船設立による海運業への進出など
で脚光を浴びた。1982年2月8日にホテルニュージャパン火災が発生、全
焼、横井は1987年、東京地裁で業務上過失致死傷罪で禁錮3年の有罪判決
を受け、1993年に最高裁で確定した。

1994年から東京・八王子の医療刑務所で服役。1996年に仮釈放となり、
1997年には刑期を終え、翌年に死去した。享年85。

■坪内寿夫:1914年(大正3)9月4日 - 1999年(平成11)12月28日。倒
産寸前の企業を数多く再建させた手腕から、一時はマスコミによって
「再建王」、また船舶・造船・ドック会社を多数抱えたことから「船舶
王」、四国を中心としたグループ形態から「四国の大将」とも称された。

坪内が率いる来島どっくグループは経営は破綻寸前まで追い詰められた
佐世保重工業の経営再建にもあたったが、1986年(昭和61)からの円高
不況で来島どっくグループ本体も経営不振に陥り、佐世保重工業は同グ
ループを離脱。坪内は1999年(平成11)、松山市内の病院で死去した。
享年85。

■中内功:1922年(大正11)8月2日 - 2005年(平成17)9月19日)。ダ
イエーを創業し、会長・社長・グループCEOを務める。戦後の日本におけ
るスーパーマーケット(GMS)の黎明期から立ち上げに関わり、近年の消
費者主体型の流通システムの構築を確立させダイエーを中心とした商業
施設の普及拡大、日本の流通革命の旗手として大きく貢献した。

1990年代後半になってバブル景気の崩壊により地価の下落がはじまり、
地価上昇を前提として店舗展開をしていたダイエーの経営は傾きはじめ
た。2001年に「時代が変わった」としてダイエーを退任。2005年8月26日、
病院で定期健診中に脳梗塞で倒れ、療養中の9月19日に転院先の病院にお
いて死去した。倒れてから亡くなるまで意識が戻ることはなかったとい
う。享年83。

■和田一夫:1929年(昭和4)3月2日 - 。元・ヤオハン代表。静岡県熱
海の八百屋「八百半」を、30年間で世界的な流通・小売業「国際流通グ
ループ・ヤオハン」にまで発展させたものの、最終的には経営破綻させ
た。

最盛期の売上はグループ全体で年間5000億円程度であった。1996年に経
営危機が表面化、1997年、グループ傘下の主要会社ヤオハン・ジャパン
は1613億円の負債を抱えて倒産。

会社更生法の適用を受けた後イオングループの100%子会社「マックスバ
リュ東海」となり現在に至っている。ヤオハン・ジャパンを除くヤオハ
ングループ(日本国外の事業)は、1997年以降にすべて解体、清算・譲
渡された。

■堤義明:1934年(昭和9)5月29日 - 。西武鉄道グループの元オーナー。
父は西武グループの基礎を一代で築き上げた堤康次郎であり、兄は元西
武百貨店会長の堤清二。

一時は総資産額で世界一となったこともあるが、西武グループの度重な
る不祥事の責任を取って一線を退き、2005年3月3日、西武鉄道株式に関
する証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、有罪判決を受
けた。

これにより、西武鉄道グループはメインバンクであったみずほグループ
出身の後藤高志へ経営権が移り、コクド・西武鉄道・プリンスホテル間
をめぐる堤家との複雑な資本関係は、西武ホールディングス発足と第三
者割当増資によるサーベラスらの外部資本注入により整理された。

■江副浩正:1936年(昭和11)6月12日 - 2013年(平成25)2月8日。リ
クルートの創業者。1988年(昭和63)、いわゆる「リクルート事件」が
発覚、国会での証人喚問に召喚された。

同年、リクルート会長を退任。1989年(平成元年)2月に贈賄容疑で逮捕
され、贈賄罪で起訴。2003年(平成15)に東京地裁にて懲役3年執行猶予
5年の有罪判決を受け、被告人・検察とも控訴せず同判決は確定。

リクルート事件に関しては長らく心の傷を引きずり、その多くを語るこ
とはなかったが、2009年(平成21)の手記『リクルート事件・江副浩正
の真実』で初めて当時の心情を縷述した。2013年(平成25)2月8日に東
京都内で死去。享年76。

           ・・・

これらの人々は絶頂を極め、その反動のように晩年は失意の日々だった
ろう。「カニは甲羅に似せて穴を掘る」から、小生のような凡人には絶
頂もなければ失意もなく、波乱万丈とは程遠い。ちょっと寂しい気もす
るが、多分それで良かったのだろう。



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米国は移民につれない国じゃない
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         前田 正晶

畏友・尾形美明氏が21日朝のTBSの番組で「佐高信が例によって『移民が
馴染めないアメリカ社会の問題』みたいなことを言っていました。アメ
リカが厭になったら、チェチェンに帰れば良いだけのことです」と、不
快の念を表していた。

アメリカは移民を寛容に受け入れてきた国であり、そのため、つい最近
まで人口は2億6,000万人」と言ってきたものが、今や3億1,000万人を超
えている。

その中に白人が占める比率は50%を切っているのではとも聞いている。
それだけ、中南米とアジアの諸国から合法・非合法の移民が急増してる。

しかもオバマ大統領は1,200万人とも2,000万人とも言われている非合法
の滞在者に英語の試験をして、一定以上の成績であれば永住権まで与え
ようかという法案を出していた。

そこまでして受け入れているのだから、馴染めないのは入国してきた側
の問題であって、佐高のように「アメリカ社会の問題」と言うのは少し
見当が違う。

尾形氏は「アメリカに住む人はガッツが必要です。挑戦する精神がない
人は無理だと思います。能力と意欲のある人には面白い国だと思います。
戦乱のレバノンから逃れたヘレン・マーサの父親などはその典型かと思
います。ポケットにはコインとコーランしか無く、船員としてアメリカ
に渡り行商して、店を持ち、5人の子供たちを大学に進学させました」と
も。

私が2010年にカリフォルニア州で語り合う機会があった韓国人女性(医
療の面で特殊技能の資格あり)は、「38歳で離婚して子供を連れて言葉
も解らないアメリカに渡り、15年経った10年には病院に勤務し、英語で
のコミュニケーションも出来るようになり、苦労の結果もあって永住権
も取れて子供も大学に進学させ、生活も安定してきた」と述懐された。

確かにこの例もそうだが、尾形氏が指摘したように「能力と意欲があ
れば道を開くことが可能な国」であるのは確かだ。

すると「ツァルナエフ兄弟のテロは何だったのだろうか、大学まで入れ
て馴染めなかったのは何処か問題があったからか」と思わずにはいられ
ない。

尾形氏は「アメリカは能力と意欲があればチャンスがある国」とも指摘
した。私は正直に言えば限定的に賛成である。そうであれば、ある程度
の規模の企業外での成功のチャンスがあるとおもう。

寧ろ、起業すれば成功できる可能性があると思っている。その点を少し
掘り下げてみよう。

典型的な成功例と私が思うのはビル・ゲーツだ。マイクロ・ソフトが未だ
海のものとも山のものともつかない頃(1980年代の初め?)に、シアト
ル市の南部のショッピングセンターの広い駐車場の片隅に小さな建物が
あって、看板に“Micro Soft”とあった。「あれ何の会社」と同僚に訊
くと「何かコンピュータのソフトだったかを作っている会社だそうだ」
との答え。

彼はHarvardの中退で、大企業に就職していなかったと記憶する。アマゾ
ンもスターバックスも、シアトル市内を少し外れたところでひっそりと
起業したのを見ていた。

スターバックスなどはW社本社の建物内のカフェテリアの片隅に小さなス
タンドを出して、「苦いコーヒー」を高い値段で販促を始めた、誰も知
らない珈琲屋から今日に至ったのだ。私も「高くて苦いコーヒー」を好
奇心から1〜2度飲んだことがあった。ここに見る特徴は「彼らは純粋の
製造業以外で起業し成功していること」だろう。

ビジネス界、それも大企業では多くの有名私立大学のMBAやLaw School出
身者が経営の中枢にいる。また、ある中規模なファンドを起業して大成
功している40歳台半ばのやり手L氏は、決して裕福な家庭で育った訳では
ないと言っている。

だが、Princetonの4年制の学部を卒業して銀行に就職し、仕事を覚えて
独立し、素晴らしい才能を生かして富を築き上げていた。今や、日本市
場にも進出してM&A等まで手広く事業を展開している。

私のアメリカの製造業の会社勤務の経験を基にして、二進法的に割り切っ
て言えば、「アメリカでの成功への道は(1)裕福な家に生まれて学校の
成績が良くてMBA等を取って大企業を目指すか、(2)金がなくとも頭脳
と意欲があって企業すればチャンスはある」となると見ている。

そういう世界に、外国人でMBAでもなかった者が入っていったのは、考え
方次第ではあるが、余り賢明ではなかったと言えるかも知れない。だが、
アメリカと欧州等の世界を知る意味では良い勉強が出来たと思っている。
(負け惜しみか?)

 

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”お江戸”の情緒が失せた大東京
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          古澤 襄

「雪が降ったな!墓が雪の下に沈んでいる」と岩手県の菩提寺の和尚が
電話で言ってきた。あと8日ほどで5月を迎えようというのに、こんな
遅い春は和尚も経験したことがないそうだ。

三寒四温・・・寒い日が3日ほど続くと、その後4日間ぐらいは暖かい
という季節用語も、奥羽山脈の懐に抱かれた山間の村では、豪雪に閉ざ
されて使えない。

5月には菩提寺で文学碑忌を毎年やってきたが、ことしは6月にしよう
と和尚と話し合った。

私の書斎には一枚の古びたポスターが貼ってある。平成9年(1997)7
月27日に盛岡市で「郷土作家・古澤元の再評価」という講演会が開かれ
た。講師は文藝評論家・吉見正信、女流作家・一ノ瀬綾それに私の3人。

16年も昔のこととなったが、地元紙の岩手日報、盛岡タイムスが大きく
報じてくれた。これがきっかけとなって、昭和作家・古澤元、真喜の文
学碑建立運動が起こり、600万円を超す募金が集まった。

翌年の平成10年(1998)5月3日に文学碑の除幕式が行われた。漫画家
の杉浦幸雄、新劇俳優の森幹太、洋画家の小角又次、環境庁長官だった
志賀節、渡辺美智雄副総理の実兄・嚆夫氏らも参加してくれている。

銀河高原ホテルで除幕式を祝うパーテイが行われ、杉浦幸雄氏を囲んだ
記念撮影もあった。皆それぞれが私と縁で結ばれた人たちである。

東京で生まれ、東京で育った私には故郷がない。私の故郷だった戦前の
東京には、お屋敷街にトンボが飛び交い、セミが鳴く風景があった。隅
田川のポンポン蒸気に乗り、浅草界隈を歩くと”お江戸”の情緒がある。

戦後の東京は高層ビルが乱立し、トンボもセミもいない。働くには良い
大都市になったが、少年時代を彩った風景が消滅している。

私の故郷は、父の故郷だった東北の村だと思い定めて久しい。平成10年
に朝日書林から「沢内農民の興亡」を発刊した。昨年には菩提寺に「古
澤家累代の墓」を建立した。いずれは私もここで永久の眠りにつくつも
りでいる。

<<沢内農民の興亡 あとがき>>

◆ 古澤家の足跡に関心を持ったのは、いつ頃だっただろうか。昭和57年
2月に母真喜が10年間の闘病生活の末に亡くなった。文学を志していた
母は長い闘病生活のあいだも小説を書く情熱だけは失わなかった。それ
が生きている“あかし”のように・・・。 

母の供養のために未完ではあるが、同人誌『星霜』に連載した唯一の作
品と父古澤元の遺稿から私が好きだった作品を選んで、夫婦作家の遺稿
集を世に問うことにした。三信図書から、その年の3月に出版された
『びしゃもんだて夜話』がそれである。15年前のことになる。

◆ 出版後7年たって農民文学賞、田村俊子賞を受賞している女流作家一
ノ瀬綾が、遺稿集を読み、母の一篇の詩と、一篇の小説の質の高さ、内
容の一途さに感動した。また古澤元の作品に漂う哀感に強くひかれ、2
年後に伝記小説『幻の碧き湖 古澤真喜の生涯』を筑摩書房から出版し
た。

◆ 平成9年春、沢内村から佐々木吉男、加藤昭男、盛岡から高橋征穂、
それに一ノ瀬綾氏らの突然の来訪があった。古澤元をしのぶ一夜の歓談
になった。

一行が帰郷して間もなく、加藤昭男から岩手大学の細井計教授の監修に
よる沢内村史上下2巻と資料編が送られて来た。昭和55年から14年間の
歳月を費やして編纂された沢内村史は、沢内村の旧家に現存する古文書
資料、『盛岡藩雑書』『盛岡藩覚書』などの第一級資料を駆使した本格
的な歴史書である。

◆ 山間の僻地ともいうべき沢内村で、このような村史が作られたという
村の文化水準の高さに驚嘆した。興味に駆られて村史を耽読するうちに、
300年続いた古澤家の足跡が十数カ所読み取れた。

一介の本百姓に過ぎない古澤家の先祖は《善兵衛》とか《善蔵》という
古澤姓抜きの名前でしか標記されていない。したがって、村史からこれ
を読み取れるのは、古澤家の系図を研究した吉見正信氏と私しかいない
であろう。

◆ 私が古澤家の300年の歴史の重みと沢内に生きた先祖たちを強烈に意
識したのは、この時である。それがこの物語りを書くきっかけとなった。

◆ 盛岡藩の隠し田といわれた僻地の沢内村の本百姓でしかない古澤家に
は、系図はもともと存在しないし、その先祖をたどるには、残された墓
碑の読み取り、菩提寺に残された過去帳、『盛岡藩雑書』『盛岡藩覚書』
の記述、他家に残された古文書資料(古澤家に伝わった古文書は倒産に
よってすべて散逸している)から組み立てるしかない。

しかしこれはある意味では脚色されることが多い系図よりも、遥かに客
観的で後世に伝えても、恥ずかしくない実証的な歴史の事実の積み重ね
になる。

◆ 物語の構成は三部作となった。第一部は300年の歴史を刻む古澤家の
先祖の生きざまを出来るだけ再現しようと努めたつもりである。マタギ
が切り開いたといわれる沢内の秘境に先祖たちは外来者の農民として根
を下ろした。最初は先住者の狩人と外来者の農民の相克があったに違い
ない。

しかしこの村に根を下ろして同化し、進取の気性を持って村の新田開発
に勤しむうちに、この相克は解消していったと思う。

◆ 第二部は古澤元の孤独な生い立ちと文学に一生を賭ける39年間の軌跡
を描いた。身内の情念を出来るだけ押さえ、客観的な評価と分析に終始
したつもりである。

それにしても戦前の知識人の苦悩は、戦後のわれわれには計り知れない
苦難の道であった。物語に登場する人物のほとんどがその苦悩を抱いて
この世を去った。この教訓と遺産をどう継承するかが、残された者の責
任だと思う。

◆ 第三部は古澤元の評論とエッセイの主なものを収録した。この意味で
は古澤元の代表作を収録した『びしゃもんだて夜話』の姉妹編といえる。
評論とエッセイは古澤元の文学を解明する重要な手掛かりになる。本来
なら日記や書簡も収録すべきであろうが、かなりの部分が散逸していて
割愛せざるを得なかった。

◆ この作業で思わぬことがあって、感動のあまりしばらく立ちすくんで
しまったことを付記したい。

高見順はその『昭和文学盛衰史』で古澤元が《中間文学者》なる用語を
戦前にすでに使っていたことを紹介しているが、その原文を求めて駒場
の日本近代文学館を訪れ、同人誌『麦』を見せて貰った。

館員が持ってきた『麦』のその部分を見ると、高見順が紹介した古澤元
の文節に鉛筆でアンダーラインが色濃く引いてあった。『麦』は高見順
が日本近代文学館に寄贈したものなので、アンダーラインは高見順のも
のとすぐ分かった。古澤元が死去して半世紀を超え、高見順がこの世を
去って三十余年たつ。しかしアンダーラインは昨日のことのように残っ
ていた。

◆ 残念だったのは『麦』『正統』を通じて古澤元の無二の親友であり、
『星霜』で古澤真喜の同人だった作家池田源尚氏が平成9年8月24日に
亡くなられたことである。『沢内農民の興亡』の完結を誰よりも一番心
待ちにしていてくれただけに悔やまれてならない。地下にある古澤元、
古澤真喜とともにこれらの方々の御霊にこの作品を捧げる。
2013.04.22 Monday name : kajikablog 



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私は高所恐怖「癖」?
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    渡部 亮次郎

厳密に言えば「単に高い場所が苦手なこと」とは異なる。こちらは正確
には「高所恐怖癖」という。高い場所で本能的に危険を感じ、怖がるの
は正常な反応であるからだ。

私のは単に高いところが苦手というのだから「癖」だと思うが、高い所に
いることを想像しただけで気が滅入るし、タマが上がるからやはり「症」
ではないかな、と思ったりする。

不思議なことに飛行機に乗るのは全く怖くない。その昔、迫水久常氏は
池田内閣の閣僚に任命された際、首相訪米に同行を求められた。

私、飛行機が嫌いですから・・・」と断るもならず、ワシントンまで一睡も
せず、前座席の背も立たれに掴まって行った、と聴いた。

それに比べれば私のは「症」と「癖」の中間かもしれない。40を過ぎた頃、
評論家の加瀬英明氏の案内でアメリカを旅行した。加瀬氏は私と同年。
アメリカ留学経験者であるから贅沢な旅行だった。

ある日、某銀行のNY支店長から招待されてまだあった世界貿易センター
最上階のレストランに出かけた。窓際の席である。特等席なそうな。

坐ってひょいと外を見たら目下をヘリが飛んで行く。それでもういけま
せん。タマが上がって震えがきた。生まれて初めての経験。これが高所
恐怖症と言う奴か。出されたムール貝を急いで掻きこみ帰ろうとしたら
「そんなにお好きならもう1皿どうぞ」といわれてぎゃふん。

自分が高所恐怖症患者であることを初めて知った旅だった。その後何度
もアメリカへは旅をした。家人を案内してエンパイア・ステートビルへ
も仕方なく登ったが、屋上ではどうしても外壁近くに歩いてゆけずに笑
われた。

今すんでいるアパートは20階建ての9階の一部だが、初めは怖かった。寝
ていても滑り落ちてゆくような恐怖に駆られた。住んで十数年、おかし
なことに、慣れたのか恐怖心は去った。

高所恐怖症は精神科医の手助けが必要な不安障害だそうだ。真性患者は
高さ1メートル弱の脚立の上でも身体が竦み、動けなくなってしまう。高
所で作業している人間を見ただけで気分が悪くなる者もいるという。私
もそうなる。

極端な例を挙げれば、30階建てのビルの屋上から宙吊りにされれば、誰
でも怖いわけで、こういう「危険が目に見えている状況」で怖がるのは
本能として当然のことである。

むしろ、こういう状況においても恐怖を感じない方が病的なのではない
か、と言う専門家もいる。このことから赤ちゃんは本当は「高い高い」
は怖いのではないかという説もある(実際、TBS系のクイズ番組『どうぶ
つ奇想天外!』で同様の実験を行ったことがある)。<ウィキペディア>

北側の窓の先1Kmのところにある634mの「スカイツリー」が開業した
がが私は誘われても昇らない。



━━━━━━━
話 の 福 袋
━━━━━━━


 ◎昨夏から日本人観光客が激減=業界、政府に支援要請―韓国

【ソウル時事】韓国旅行業協会は22日、韓国を訪れる日本人観光客が、
2012年8月の李明博前大統領の島根県・竹島(韓国名・独島)上陸で日韓
関係が悪化して以降減少し、特に最近の円安や朝鮮半島情勢の緊迫化も
重なって激減していると明らかにした。

協会は既に文化体育観光省に広報活動など観光客誘致費用の支援を求め
た。

協会によると、12年10月からは訪韓する日本人観光客数が毎月、前年比
で30%以上減少。12月には旅行会社を通して韓国を訪れた日本人は前年
比41.3%減、今年3月19日〜4月15日の業界上位19社を通した訪韓日本人
観光客数(暫定値)も、前年同期比で33.4%減となった。

時事通信 4月22日(月)10時14分配信 



 ◎


━━━━━━━
反     響
━━━━━━━


 1)質屋はルイ・ヴィトンだらけ:前田正晶

新宿駅西口の京王百貨店で4月18日から24日まで「年に一度の 質屋大放
出市」が開催されている。

今年18日の初日の朝10時過ぎに上がって行ってみた。開店という開会直
後であったにも拘わらず、すでに予想以上の大繁盛で、10台以上もレジ
スターが設営されている勘定場は延々長蛇の列だった

広い会場を回ってみて確認できたことは、我が国というか東京周辺とい
うのか、これほどの数のルイ・ヴィトンが質屋に買い取られたか質草が
流されたか知らないが、売りに出されているのかという驚きと言える現
象だった。

極端に言えば陳列ケース、あるいは棚か台に山の如くに積み上げられて
いる商品の90%が所謂「ヴィトン」なのである。恐らく全世界でもこれ
ほどの数のヴィトンがリユースに回ってきた国は他にはないだろう。

ところで値段が、大放出ではあっても「思いきった見切り値段」ではな
いと感じた。恐らく最初に売りに出された末端価格よりは何十パーセン
トかは安いのだろうが、金額の絶対値が小さくないのだ。

それでも、支払いの列が1時間待ちではという声が聞こえたほど色々と売
れていたので、矢張りわが国の潜在的可処分貯蓄(所得に非ず)の金額
は未だに大きいのだ。

また、輸入品の有名ブランドの時計も「よくも、それほどの高額なもの
が買えるものだ」と感心させられる100万円単位の値段がついているもの
を検討しておられる人もいたのも興味深い現象だった。そういう方の銘
柄と品質と相場の知識にも感心した。

そこでは各質店の売り場にはレジスターは置かれていないので、買い取
った人はどうやって支払いをするか。

その方式は東南アジア等でのやり方と似て非なるので、買い手と質店員
がともに列に並んで支払うようになっていた。即ち、買い手がその場で
支払うのではなく、売り手がキャッシヤーまで同行するのだった。

東南アジアでの経験者はおられるだろうが、彼の地では店員に商品と現
金を渡すことはしないのだ。売上伝票を切らせてレジに行って支払って
その領収証と引き替えに商品を貰うシステムだ。それは持ち逃げされる
危険性を回避するためだと知った時には、文化とセキュアリティー観の
違いを感じた。

因みに、本22日にも直ぐ近くの銀行に行く用事があって大放出市に10時
半頃に偵察に寄ってみた。残念ながら勘定場には1人も並んでおらず、会
場を歩いていたお客も10人足らずだった。そこで、ある質屋さんで「あ
れほど売れ残ったヴイトンをどうするのか」と意地悪い質問をしてみた。
彼は「持ち帰って売れるまで待ちます」と言っていた。



 2)京都に留学した外国人に永住ビザを与えろと主張する京都府。
 
いったい京都をどういう町にするというビジョンがあるのだろう?
 
欧米をはじめ先進国で、日本ほど「人権」「私権」が野放しになってい
る国はない。 ゴミ屋敷などあり得ない。 そうなる前に、様々な法的
措置がとられ、「個人の自由、個人の権利だから、自分の家をどうしよ
うと勝手だ」という言い訳は通じない。「公共」が先に来るのだ。
 
■「京都」玄関口で排泄物垂れ流し、すさまじき悪臭
   …“異常”なのに「人権」で動かぬ京都市当局
 
 http://p.tl/V9E5 (URL短縮) 下と同じものです。
 
 http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130420/wlf13042012010008-n1.htm
(情報収録:中山) 
 

 
 3)ボストン・マラソンのテロ事件は衝撃でした。

動機は今後明らかになっていくのでしょうが、秋葉原の事件と同様に
「自分は必要とされていない」疎外感があるような。必ずしもアメリカ
社会に馴染めなかったのではなく、故郷あるいは家という場所がなかっ
た印象しか受けないのですが。同様な人はたくさんいるでしょうが、ど
こでこうなってしまうのかそんな怖さがあります。千葉市 YM



 4)外国人医師の診察特区の創設を方向で検討に入ったとのこと。国
がTPP参加交渉をするための交渉に参加をするという方針説明が、なんだ
か、TPPに入るための交渉と言い出されたように、今回の都の特区検
討も、既定路線の表現の差だと見ていいだろう。

その上で、都は外国人誘致が進むきっかけとなると期待をし、同業の民
間医療機関からは、「言語の壁に悩む外国人が通える」異言語空間を持
つ病院か増えることに期待するという。しかし「民間医療機関」が何な
のかは定かではない。(4月18日日経紙面から要旨)

さて外人優遇の話は、ここまでとして国内の医療従事者の活用はどう考
えているのだろうか? 無医村地域は放置したままでいいのか、「医療
皆無の壁に悩む村民が通える」空間を創出しなくても、平気でいられる
という感覚が、異言語空間待望論を支えているのだろう。

仮にそうだとしたら、外国人医師優遇は、例えば看護師に医師の医療活
動を認めたり、他の医療関係者のそれぞれ領域解放というか拡大をして、
その拡大幅と同程度の人数分だけ外国人医師と診察特区を認めてはどう
か。

四川の地震後の風景を政府収録映像で流し続けてみたり、北朝鮮に怒鳴
り中国を笑い、イランに怒るのもいいが、国内の無医村地域を放置し続
ける施策や民間医療機関の考え方には、泣いて応えているだけでいいの
か。

米国では看護師の医療行為を認め(制限付きだが)ていると聞いている。
仮に、このような看護師資格を他の医療技術者にも併設付与する工夫で
もいいし、もっと積極的に、税務署の長期勤務者に税理士資格を与える
仕組みを模倣してみたっていいはずだ。無医村には無医村らしく、外国
人並みに無医村克服のための特区を。       (酒井 富雄)



 5)円安と輸出とインフレと:前田 正晶

本23日の朝のこのアパートの室内の温度が19度台とこれで3日連続。これ
は寒かったこの冬の早朝の温度の水準である。今頃になってこの寒さと
思えば、円安もちゃっかりと又99円台に戻っていた。

先ほどのテレ朝の番組では信州大学の真鍋教授だったかが「ここまで来
ると売り込まれるので100円台にはそう簡単に入るまいが、何れはそこま
で行く」と予想していた。

昨夜のテレビタックルでは慶応大学の教授が「通関統計では円安即輸出
増ではなかったようだ」と言っていた。私はこの解説はミスリーディン
グであると思う。

円安になれば輸出依存度が高い業種、例えば電機会社等は収益が改善さ
れるということになって行く。一気にこれまで売り負けていた市場で競
争相手を押しのけて輸出が増えるところまでは行っていない。

さらに、現在の世界的不況下では、輸出相手国が一気呵成に日本からの
輸入を増やせる経済状態にはない。

もう一つ。これもテレ朝だと思ったが、「円安による燃料コスト増で鰹
の価格が上昇し、それが鰹節の値上がりとなって蕎麦屋が蕎麦つゆを値
上げせざるを得なくなる」と報じていた。「風が吹けば桶屋が儲かる」
式論法で、そそっかしい人は「これぞインフレ」と思うかなと感じなが
ら聞いていた。

確かに、「円安につき値上げ」と表明した海外のブランド品もあった。
だが、蕎麦つゆといいこれといい、インフレではあるまい。私はどの製
品でも商品でも、景気が回復して、企業が増益に転じて、昇給に結びつ
き、買い気が出て需要が急増し、供給不足の事態が発生し(生産が追い
つかなくなって)、初めて本当に値上がりして、漸くインフレ傾向が出
始めるのかなと考えている。

現時点では未だ未だこのような循環期には、残念ながら到達していない
と懸念する。これらの何処から入っていくのか、ないしは何処を突破口
にするかの問題だろうかなと見ている。それがアベノミクスの第四の矢
になってくるのだろう。

しかし、悲観論者の当方は我が国では未だに供給過剰としか見えない生
産設備を抱えている業種が多く、その設備そのものに対する近代化と合
理化の投資が、長引く不況のために遅れていたと見なしている。その投
資が実行されれば景気回復の引き金となり得るだろうと思う。だが、合
理化すれば人員が過剰となりはしないか。過剰となれば何が起きるかを
考えれば悲観的になってしまう。兎角この世はやり辛いものだ。



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


昨夜、銀座の宴会では酒ばかり呑んでいたので今朝の血糖値は低かった。
特に炭水化物を食べなかったのが響いた。銀座の宴会でメシの出るはず
が無い。

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2013/04/24

    風疹予防接種の助成ひとつとっても、自治体によって助成の有無、助成額、助成対象がかなり違うんだな。地方分権が進んでいけば、サービスや助成といったものが今以上に自治体による格差が出てくる。

  • 名無しさん2013/04/24

    地方分権を進めると国防面で極めて危険となるため反対です。

  • 名無しさん2013/04/24

    http://satoru99.exblog.jp/20325858/嘘で塗り固めた、やらせ大国

  • 名無しさん2013/04/24

    http://satoru99.exblog.jp/嘘で塗り固めた、やらせ大国

  • 名無しさん2013/04/23

    地方分権が進めば、暴君が出ることも覚悟しなければならない。刃はいつ住民に向けられるかわからない。



  • 名無しさん2013/04/23

    http://overseasresponse.blog.fc2.com/blog-entry-71.html「韓国外相、訪日中止。靖国神社参拝に抗議」海外の反応

  • 名無しさん2013/04/23

    30代女です。

    社内異動で何年か前から、スポーツ関係の企画やマネジメントを手掛けてます。

    トップアスリートと私生活を含め突っ込んだ話をする機会も多いんですが、

    女子選手の下半身事情って凄いんですね。

    何ていうか…理解するのに時間が掛かりました。



    もったいつけずに言っちゃうと、女子の有力選手って、

    下の世話まで男性の指導者とかスタッフに委ねてるんですよ。

    うちの社は団体に個人、夏季に冬季と、かなり幅広い競技を扱ってるんですが、

    この点だけは驚くほど共通してます。



    ちなみに、うちみたいな外部と仕事するわけですから、

    選手はどれもプロか、アマチュアでも日本代表級。

    面倒なことになったら困るんで、具体的な競技や種目は勘弁してください。

    ただ、テレビに出る女子選手は、大なり小なり似たようなものだと思います。





    これで長年の謎が一つ解けました。

    同じアスリートでも男子は人並み以上に遊んでる人が多いのに、

    女子は逆に堅い人がほとんどという印象が強くて、前から不思議だったんです。



    高校・大学時代を思い出すと分かりますが、強い男子選手ってモテますよね。

    もちろん競技で差はあるけど、マイナー競技でもそれなりにファンはいますし。

    トップクラスなら普通の人より女遊びしやすい環境なのは確かでしょう。



    ところが女子選手だと、同じ競技の男子選手はもちろんスポンサーとか芸能人とか

    男性に誘われる機会は多いはずなのに、なかなか浮いた話が出ません。

    まあ、過去にはモーグルとかフィギュアでハメ外しちゃった子はいたけど、

    全体からしたら例外的ですよね。



    既婚者も同じです。男子選手は結婚しても遊び回ってる人が多いのに、

    女子は結婚したらさっさと引退するか、一線に残っても良妻賢母な人ばかり。

    アスリートは人並み外れた体力やスタミナの持ち主なわけで、

    実際、男子には性欲や精力が人一倍強い人が多いんです。

    なのに女子はどうして…と、何だか違和感を拭えずにいました。



    ですが、百人以上の女性アスリートから話を聞いて納得しました。

    性処理は周りのスタッフで済ませちゃうから、あまり遊ぶ必要がないんですね。





    性処理に当たるスタッフの立場は、競技や選手によって色々です。

    監督やコーチ、トレーナーが定番ですが、カウンセラーや栄養士のケースもあるし、

    競技によってはキャディーとか振り付け師に下の世話を任せる選手もいました。

    シンクロとか新体操とかチームを女性で固める「女の園」競技もありますが、

    どこかに男性スタッフはいるんですよね。



    共通してるのは、当たり前だけど、その男性スタッフが「性豪」であること。

    それから、同じ選手とスタッフが長年パートナーを組むことですか。



    競技にもよりますが、女子選手が急速に伸びるのは小学校高学年から高校生。

    ちょうど女性としての体ができてくる時期でもあるんですが、

    そこで選手の才能を見抜いて手塩に掛ける…というか「仕込んで」いくんです。



    方法は人それぞれだと思うけど、私が女子選手から聞いたところでは、

    コーチやトレーナーの場合、ボディータッチから入ることが多いようです。

    マッサージとかストレッチとか、フォーム指導とか。

    この段階だと選手の多くは処女か、経験があっても少ない子ばかりで、

    一度身を委ねたそういう子を性的に気持ち良くさせるのは簡単なんですね。

    時期を見て1対1に持ち込み、体の成長を見極めて「貫通式」に及ぶわけです。



    ニュースで時々、女子選手の体を触った部活の指導者が逮捕される話を見ますが、

    あれは指導者の側が選手の信頼を得ていないか、そもそも器じゃなかったか、

    いずれにしろ男の側が下手くそだったんだと思います。



    カウンセラーとか直接競技にタッチしないスタッフの場合は、

    選手の悩みを聞いたりして親しくなり、

    まず心理的、そして肉体的に取り込んでいくようですね。



    ここでは、もともと精力絶倫でテクもある人が「優秀な」指導者なわけで、

    そんな人が少女時代から仕込むわけだから、大抵の選手は依存症に陥ります。

    昔のポルノ映画なら「性奴隷」とか「肉奴隷」って言うんですか。



    女子には体格も体型も小学生みたいな選手もいるけど、

    そんな子だって週に何度かは指導者の太いオチンポを咥え込んでるんですね。

    逆に同性から見ても残念な外見の選手とか、実際男みたいな外見の選手も

    トップで競技する以上、性処理もちゃんとやっているわけです。





    この慣習、男性側の性欲解消だけが目的ではなく、成績アップにも有効とか。

    というか、少なくとも当人たちはそう考えてるみたいです。



    まず、監督やトレーナーの言いつけをきちんと守るようになるのが一つ。

    肉体的にも精神的にも依存状態になるんですから、当然でしょう。

    あと、競技を問わず1人の指導者が複数の選手を抱えることが多いんですが、

    そういうハーレム状態だと女子選手間の競争が起きるみたいです。

    「競技を頑張れば、もっとエッチしてもらえる」ということでしょうか。



    選手と指導者の関係って、男性同士だと熱いなりにもどこかドライですが、

    男性指導者と女子選手だと「師弟愛」を超えた結びつきを感じさせますよね。

    移籍の時に涙を流したりして、何か宗教的っていうか一種異様な感じ。

    これもやっぱり「肉の関係」あればこそなんでしょう。



    一度そういう関係に陥った選手は、容易に抜け出せない

    …というか、優秀な選手が離れられない「モノ」の持ち主であることも、

    優秀な指導者の条件です。選手がよそで「つまみ食い」しても、

    結局は体の隅々まで知り尽くされたコーチやトレーナーとの関係を優先しますね。



    結婚してからも一緒です。

    最近は結婚・出産後も第一線に残る女子選手が増えてますが、

    皆さん現役時代は指導者との関係を続けてますね。

    もちろん独身時代と同じわけにはいかないんでしょうが、

    とても有名な「奥さんアスリート」も合宿や遠征のたびに、

    長年のパートナーであるスタッフと濃密な時間を過ごしてますよ。



    ある既婚の女子選手が話してくれたんですが、総合的に考えて結婚を決めて、

    それはそれで後悔してないけど、競技とセックスだけは旦那よりコーチ優先。

    少女時代から数え切れないほど体を重ねて、年季が違いますからね。

    競技を続ける以上は当たり前というか、そういう体なんですよ。



    まあ、旦那さんは気の毒ですけどね。

    最近はアスリート同士のカップルも多いですが、そんなケースでも

    男子選手って意外と男性指導者と女子選手の関係を知らないんですね。

    まして旦那さんが一般の人だと、まずは理解できない世界なわけで、

    かといって競技を続けるには家族の協力が不可欠ですから、

    女子選手の側が、それなりに旦那さんや彼氏に気を使ってるみたいです。





    実態を知って、もう一つ長年の謎が解けました。

    女子種目なのに何で男性の指導者やトレーナーが多いんだろうって、

    これも前からずっと疑問に思っていたんです。



    陸上とかバレーとか女子部門に歴史がある競技でも指導者は男性が多数派だし、

    フィギュアや体操のように男女で特性が全然違う競技も、

    男性が女子をコーチするケースが結構多いんですよね。



    私、競技だけ考えたら、女子選手には女性指導者が望ましいと思ってました。

    男女では筋力や柔軟性が違うし、それによって作戦や指導法も変わってきます。

    それに女子は、生理を考えに入れて練習メニューを組む必要があります。

    トップ級には月経が止まったり不順だったりする選手も多いんですけどね。

    私なら生理痛を身をもって体験し、体の相談もしやすい女性の指導者を選びます。



    なのにどうして、女子種目で幅をきかせてるのは男性指導者?

    競技団体内部の主導権や、指導者に転身する人の男女比もあるんでしょうが、

    最大の理由は「シモの指導」の必要性だと、最近ようやく分かりました。

    男子OBも女子の指導者になる枠が一種の既得権と化している雰囲気ですが、

    こういう「役得」があるんじゃ仕方ないのかもしれません。



    女性が指導者になる場合も、スタッフの中にトレーナーなり管理栄養士なり

    「それ用」の男性スタッフを置くわけですね。

    競技団体から圧力があるとは思えませんが、彼女自身が選手時代

    「お世話」になった経験を踏まえた措置なのかもしれません。

    その意味で、スポーツ界は強烈な男社会だと思います。



    よく人気女子アスリートのコーチやトレーナーがテレビに出てますが、

    最近は「ああ、この人があの選手とエッチしてるんだな」なんて思いながら

    画面を見るようになりました。

    競技会場でアイドルに対するみたいに声援を送ってるファンの男性たちも、

    そう思って応援したら、また違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。



  • 名無しさん2013/04/23



    在日朝鮮人の通名使用は 日本人なのに朝鮮人かと間違われる可能性がある 

    ナショナリズムは人間のアイデンティティの形成に重要な役割をする 在日朝鮮人の通名は廃止すべき



     朝日・NHK「徳山昌守容疑者逮捕」

    朝日は実名報道好きじゃなかったっけダブスタじゃないの  

     チャンピオンになった時は在日アピールして犯罪をおかしたら通名が朝日 



    NHKも通名 

  • 名無しさん2013/04/23

    地方選挙で勝てない橋下維新が国政で地方分権とかデカイ顔で言ってるのが我慢ならない。

  • 名無しさん2013/04/23

    財政出動と金融政策で、GDPで1%が拡大すれば、税収弾性値で4%増えると思う。道州制・地方分権は格差を生む。中央集権によるナショナルミニマムを確保することが大切である。

  • 名無しさん2013/04/23

    教育から政策まで何から何まで反日で陛下侮辱までして、足蹴にしてやるとまで言われ日本人が増える?

    盗んだものを返さず、靖国放火犯も遣さず司法も機能せず、今俺ら日本人の頭の中は????????????だろwww



    日本人観光客誘致を要請する一方で反日は絶対やめないんだろ?www

    まー永劫やっとけという感じ

    日本人は特亜の卑劣さにようやく眼を覚ましたからな

    京都では火を出したら三代は人付き合い出来ないと言われてる。

    特亜も信用が失墜したから向こう1世紀はまぁ無理だね



    さんざんこちらを殴りつけるようなまねをしておいて、なぜ当然のように助けてもらえると思ってるんだ。

    韓国はもはや属国ではなく独立国家なんだよ。

    独立国家というのは、自分で自分の尻拭いができる国家のことだ。

    いつまで奴隷根性でいるつもりか。日本に甘えるのもたいがいにしろ!



    司法がまともに機能していない上に、反日教育している国に旅行に行こうとは思わないなあ。



    周遊ではタクシーにぼったくられて、外食では気付かぬ間に厨房で唾と痰を入れられる国にまだ8万も旅行に行ってるのが心の底から意味不明だ。ま、在日の里帰りならいいが…いや、片道でいいぞそういうのは。

    あと日本の会社の韓国支社勤務の女性の話で、レ○プされかけたり強引なセクハラが日常化してるそうだ。



    日本からの大口の旅行客としては修学旅行があるんだが。

    生徒たちに土下座謝罪までやらせてた学校があってな。

    この学校の理事長が在日朝鮮人。教員の多くが在日朝鮮人。

    当然韓国へ修学旅行というのも旅行業者のリベートが目的。

    しかも何十年も前の戦争の話をネタに、日本がいかに韓国に迷惑をかけたかという贖罪のお詫び旅行とい趣向。在日朝鮮人達は自尊心が満たされ、ついでに金儲けまでできてウハウハだったようだ。

    これは止められませんわな。



    1)李明博(イ・ミョンバク)前大統領が竹島に不法上陸

    2)天皇陛下への暴言

    3)数十年に渡る反日教育。従軍慰安婦の捏造露呈

    日本人は二度と韓国には渡航しないだろう。



  • 名無しさん2013/04/23

    連中、他人の立場に立って考える機能が無いのに、

    どうやって日本人が行きたくなる企画なんかできるん?

    アカや銭ゲバに頼み込んで学生や社員の「強制連行」ぐらいしかなかろ?

  • 名無しさん2013/04/23

    ドラマや映画の影響でちょっと行ってみようかと思って行った人間がほどんとだと思う。

    実際の韓国って貧富の差が日本より激しいし、きれいなところとスラムのようなところがはっきりあって治安良くないよ。

    商売人も日本人だと思うとしつこく商売するし、食べ物の衛生状態は信用できない。トイレも汚い(日本に比べてればね)

    免税店も結局どこいっても同じなら別に韓国でなくてもよいし。

    歴史的な建物が良い雰囲気で立ち並ぶ日本の観光地に比べれば良いところは「ハングルで海外だな」と思える程度。他の国に行ったほうがお得だよね。高級ホテルも韓国じゃサービスは知れてる。

  • 名無しさん2013/04/23

    あの国は 言ってることと 行動がちぐはぐだわ。  日本の日の丸踏みつけて 反日教育して その一方では日本の方ばかり見て。  もう 金輪際係りたくない. ゴメンだわ。

  • 名無しさん2013/04/23

    もう韓国に行くっていう選択肢は無いよ

     

     台湾へ行こうよ



     台湾は本当にみんな優しいしあったかいよ



     韓国では唾、雑巾の絞り汁いれられるよ マジだよ

  • 名無しさん2013/04/23

    因果応報自業自得

    韓国なんて旅行先の選択肢に入るほうがおかしい

    反日国で身の危険がある、食品衛生に問題がある、ぼったくられる、たいした文化は無い、買える物はパクリ劣化コピーが偽ブランド

    なんで行こうと思うのか在日の里帰りか究極の馬鹿か怖いもの見たさのどれかだろう

    まぁ帰って来ないでいいけどな

    はぁ〜台湾かフランス行きたい

  • 名無しさん2013/04/23

    韓国って、何処まで非常識なのか



    よくも日本人観光客が少ないと言える



    何処までもあさましく、人間としてのモラルの欠片も無い人種



    一日も早く国交断絶してほしい



    災害は世界中ある、日本の悲劇は災害じゃない



    韓国が隣りなこと



    韓国さえなければ復興や、震災被害者の生活はもっと改善してる