政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針2923号  2013・4・9(火)

2013/04/09

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2923号
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        2013(平成25)年4月9日火)




                         米、「同害報復作戦」を展開へ:杉浦正章

                           総連ビル落札資金の調達先:櫻井よしこ

                               アベノミクスと所得倍増:岩見隆夫

                       「鉄の女」サッチャー元首相死去:古澤 襄

                                 習近平の知恵袋3人衆:宮崎正弘

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第2923号
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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米、「同害報復作戦」を展開へ
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                杉浦 正章

北の攻撃に対応

「金正恩第1書記が最後の攻撃命令を下すなら、侵略者たちを火のるつ
ぼに放り込む」と指導部が表明する限りにおいては、北朝鮮の米韓日攻
撃準備は整ったのだろう。

本当に戦端を切るかどうかはまだ不明だが、あとは金正恩の命令を待つ
ばかりの状態であると推定される。

まさに狂気の沙汰の臨戦態勢だが米国は「目には目を歯には歯を」の
“同害報復作戦”を展開すると7日のニューヨークタイムズが報じた。
「対話はすべて失敗」(元国務次官補・カートキャンベル)状態であり、
まさに一触即発の状態で事態は推移している。


10日にもと予想されている北のミサイル発射がこれまでと著しく異なる
のは、落下海域の発表がない事である。それどころか韓国、ハワイ、グ
アム、日本まで特定して核ミサイルを打ち込むと脅迫している。

ここまで言われて、黙視する国は世界中にない。政府が7日にミサイル
破壊措置命令を出したのも当然のことである。具体的内容を公表しない
のは、事態を準戦時下ととらえ。敵に手の内を明らかにしないためであ
ろう。

恐らく日米韓3国は具体的な軍事行動の役割分担まで調整しているに違
いない。官房長官・菅義偉が、米国に向かうミサイルに日本が集団的自
衛権を行使しない方針を明らかにしたのは、米国が独自の警戒網を敷く
からに他ならない。

現に米軍はイージス艦の日本海配備などを完了している。米本土に向か
うミサイルは下北半島東側に配備したイージス艦で対処する。グアム近
海にもイージス艦を配備したことがわかった。

3国間の軍事行動は極秘裏に計画が練られているが、その一端をニュー
ヨークタイムズ紙が7日報じている。

内容は、 過剰報復を抑制するために、同程度の仕返しをする思想である
「同害報復」を基調としている。

同紙によるとまず、通常兵器による砲撃などには、攻撃源に同様の砲撃
を行う。延坪島攻撃の際は、韓国軍は出遅れて対応がもたついたが、今
回は万全の反撃態勢を敷いている。

次にミサイルが発射された場合には、数秒以内に軌道が計算できるから
その計算結果に基づく判断が下される。韓国、日本、グアムに向かえば
撃墜する。同紙は触れていないがその場合は同時にミサイルで同規模の
攻撃が加えられるのだろう。

軌道計算の結果公海に向けての発射であれば、日本上空を通過しても対
応は取らない。さらに同紙によれば発射台への先制攻撃は核弾頭が装備
されているという確認がある場合に行われる。

これも同紙は報じていないが、核攻撃がある場合には当然核ミサイルや
核爆撃機で報復するだろう。米韓合同演習で核搭載可能なステルス爆撃
機や戦闘機などを展開しているのはそのために他ならない。

こうした「目には目を」型の報復作戦を米国が固めた背景には、北への
けん制であることはもちろん、韓国が過剰反応して全面戦争に突入する
事への懸念があるためのようだ。

ニューヨークタイムズ紙は米政府高官が「本当の危険は韓国の過剰反応
だ。我々はこの問題に対処している」と漏らしている。

当然日本はこの基本線を受けて行動をすることになるが、報復は米韓に
委ねて、もっぱら飛び来る火の粉を打ち払う迎撃作戦に徹することにな
ろう。ミサイル攻撃には迎撃態勢を確立して臨むことになる。

しかし、このような狂気の指導者の下に狂気の戦時体制に入った国に対
処するのに、“専守防衛”などという生ぬるいことは言っていられない
のが現実だ。

中距離ミサイル・ムスダンは今のところ2基が配備されているだけだが、
過去20年にわたって改良を重ねたテポドンは100基以上が実戦配備されて
おり、確実に日本に届く。

首相・安倍晋三は早期に敵基地攻撃能力を確立するとともに、米国への
ICBMも撃墜する集団的自衛権の行使に踏み切るべきであろう。

      (政治評論家)<2013年04月09日> 



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総連ビル落札資金の調達先
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      櫻井よしこ
 
3月26日、在日本朝鮮人総連合会(朝総連)の中央本部の土地・建物が競
売にかけられ、池口恵観(えかん)氏が法主を務める最福寺(鹿児島市)
が45億円の高値で落札した。

最低価格の2倍弱、45億円の手当はすでについているとのことだが、池口
氏が、落札した建物を朝総連に貸してもよいと語ったのには驚いた。そ
の場所を「世界の民族融和」の拠点にしたいというのだ。

朝総連は、日本人の拉致や、北朝鮮の核ミサイル開発に必要な技術や資
金の調達に関わっていた濃厚な疑惑を持たれている。いま、日本は国を
挙げて、厳正な法執行で北朝鮮の暴挙を抑制しようとしている。

そんなときに、「賃貸」の形を取って彼らの活動拠点を担保してやるの
が宗教家のすることだろうか。そもそも45億円もの大金はどのように調
達したのか。

社会の価値観の根底を成し、人間の心の癒やしと慰霊を期待される宗教
は、無論、大事にすべきである。税制上の特別扱いは宗教の重要な役割
を考慮するが故だ。そこで再び考える。池口氏が「手当はできている」
と語った45億円は、一体どのように調達されたのか、と。

考えを巡らすと、私の周囲の人々の心の揺れや悩みに行き着く。私の周
辺にもお葬式やお墓の心配をする人々が出始めた。子供のいない人は夫
や両親のお墓を、自身の分も含めて守り続ける人がいないため、永代供
養をお願いする適切なお寺を迷いつつ、探している。

両親や先に逝った愛しい人々の魂が悲しむことのないよう、浄土で安心
して過ごせるようにとの願いは、往々にしてお寺への少なからぬ金額の
寄付となる。

子供はいても供養もお墓参りもおろそかになるのでは、と心配し、いっ
そ何も残さないのがよいとして昨今は海や山への散骨を望む人もいる。
代々の立派なお墓があって子供がいても、いつまで守り続けられるのか
と心配する人もいる。

現代の日本人が担い切れないと感じ始めているご先祖の供養とお墓の守
りを幾十、幾百世代もの間、続けてきたこれまでの日本人は本当にすご
い人たちだったと今更ながら実感させられる。

それを可能にしたのは、長子が家を継ぎ、家族の歴史の継続に責任を持
つという家族の絆が生きていたこと、神道・仏教への厚い信頼などであ
ろう。

日本人の死生観について柳田國男は書いている。死後、日本人の魂は日
本の上空のどこかにおられて、残された生者を見守ってくださっている
と。その描写の通り、死者と生者はいまも、これからも、心を通わせ続
けると信じてきたのが日本人だ。

それがいま、危うくなって前述のような悩みが生じている。どこから解
決すべきなのか。すべての始まりが心にあることを思えば、その心のあ
りようから、つまり、日本人の宗教観を問うことから始めるのが自然だ
ろう。

あくまでも一般論ではあるが、お寺さんの存在感がなくなっている。本
堂や仏像が立派でも、魂を救い、浄土の霊をお守りする誠実な祈りがそ
こにあるかといえば、無論例外はあるが、必ずしもそうとはいえない気
がする。

永代供養もお葬式も、生者は死者への思い故に高額の支払いをする。そ
の気持ちをお寺は十分には受け止めていないような気がする。「気がす
る」などと曖昧な表現しかできないのは、この種のことはまさに一人ひ
とりが感じ取ることであって確たる証拠など出しようがないからだ。

このままでは、日本全体が明確な人口減少をたどるいま、家族はもっと
小単位になるだろう。お墓の守りを含めてさまざまな価値観の維持がよ
り難しくなる時代に入ったのだ。であればなおさら、しっかりした心が
必要で、宗教界こそ、朝総連の建物以前に、本来の精神的支柱としての
姿を取り戻さなければならないのは明らかだ。(週刊ダイヤモンド)

20013.04.09 Tuesday name : kajikablog




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アベノミクスと所得倍増
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     岩見 隆夫

政権の経済指針として、アベノミクスに似ているのは所得倍増である。
しかし、違うところもあった。

池田勇人が所得倍増計画を着想したのは、岸政権の無任所国務相のころ
(1958年)で、気の合う新聞記者たちとの雑談のなかだった。ある
日、記者の1人が、

「最近は食うことと着ることには不自由を感じなくなったが、住む方が
まだまだ苦しい」

と生活実感を話題にすると、池田がすかさず、

「しかし、そのよくなり方は大変なもんだよ。君たちの給料だって、10
年たてば倍になるんだ」

と応じた。

「そんなバカなことが……」

「絶対になるんだ」

と池田はムキになる。最初は月給2倍論、次第に肉付けされていった。
60年7月、首相に就任、国民所得倍増計画が閣議決定されたのは同年
末だ。

以後、所得は着実に伸びる。GNP(国民総生産)が米国に次いで資本
主義国第2位になったのは、8年後の68年だった。

さて、アベノミクスという造語。所得倍増と違って、だれが言い出した
のか、はっきりしない。だが、それらしい人物が1人いる。自民党日本
経済再生本部事務局長の山本幸三元副経済産業相(福岡10区・当選6回
・64歳)だ。

先月、経済人との会合の席で、山本はこうぶった。

「2年前、東日本大震災(3・11)のあと、私は直ちに3・17緊急アピー
ルを発表して全議員に配った。『復興に20兆円の国債を発行しろ』と。
そのまま採用していたら民主党政権は健在だったが、菅(直人・元首相)
も野田(佳彦・前首相)も日銀マフィアに牛耳られていて、わからない。

そのうち、安倍(晋三・首相)がどこかで『日銀は問題だ』と言ってる
と聞いて、すぐに安倍のところに行った。『あんた、本当にもう一回政
権をやるなら、“経済の安倍”でやれ。憲法とか安保はあとだ』と。

『議連を作ろう。あんたは会長に』と言ったら、快諾してくれた。そこ
からアベノミクスが始まったんです」

11年から<増税によらない復興財源を求める会>、<日銀法改正でデフ
レ・円高を解消する会>と次々議連を作り、いずれも安倍が会長、山本
が幹事長。岩田規久男、岩田一政、浜田宏一、伊藤隆敏ら専門学者を講
師に招いて1年半、勉強会を重ねた。

今年1月には<デフレ・円高解消を確実にする会>が発足、山本が会長
に就く。

「勉強会の議論が安倍のなかにインプットされている。安倍が一番理解
している。勘がいい。ようやくまともな経済政策になった。日本経済は
一気に回復する。それにしても、20年かかりましたね」

と山本は述懐した。71年東大経卒、大蔵省に入省、宮沢喜一蔵相の秘
書官などを務める。93年初当選してから20年、一貫してデフレ克服の金
融政策を主張してきた。

ちょうど10年前、自民党のリベラル集団を自負する宏池会が、<めざす
国家 政治家30人の提言>と題する冊子をまとめ、世に問うたことがあ
る。メンバーの山本はこの時、一文を寄せ、

<日銀がいまだにデフレを放置し、小出し後追いの弥縫(びほう)策し
か打ち出さないのは犯罪的ですらある>

と断じた。

山本の日銀攻撃は終始、過激だった。連発するアピール文も<『国破れ
て日銀・財務省マフィアあり』にするのか!>(11年8月)、<日銀に
騙(だま)されてはいけない!>(12年3月)など挑発的だ。極論の一
匹オオカミ扱いされた。山本の<20年戦争>と言っていい。

所得倍増は実を結んだが、アベノミクスの行方は議論の渦のなかだ。

「日本経済は長いデフレの谷間を抜け出しつつある」

という積極支持派から

「落とし穴がある。一部の人だけが喜ぶことになりかねないからだ」

 とみる批判派まで。

五十数年前も、池田首相は野党の追及にさらされた。

「所得倍増計画は大企業だけに有利で、中小企業や農村などとの格差は
ますます開かないか」

「それは経済の質の問題だ。経済発展が遅れている時は、大企業を伸ば
すのがいい。経済の発展は大衆の生活をよくすることだ」

と池田の答えはわかりやすい。だが、いまに通用する議論とは思えない。
大衆の意識、経済規模も社会構造も、あのころと大きく変わった。

笛吹き男・安倍はいまのところ順調、世間も浮かれ気味、しかし、油断
は禁物だ。池田はゴルフ、待合通いをやめ、庭の石を見つめることが多
かったという。(敬称略)

近聞遠見:=毎日新聞 2013年04月06日 東京朝刊=第1土曜日掲載

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「鉄の女」サッチャー元首相死去
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          古澤 襄
 
<【ロンドン支局】英BBC放送は8日、米国と強固な連帯を組んで旧
ソ連共産主義を崩壊に導き「鉄の女」の異名を取ったマーガレット・サ
ッチャー元英首相が死去したと伝えた。87歳。

総選挙に3度勝利し第2次世界大戦後の英政界では最長となる約11年半
の間、首相を務めた。在任中に国有企業の民営化、規制緩和、金融改革
を断行し、長期的な経済衰退から英国を復活させる礎を築いた。

リンカーンシャー州グランサム生まれ。1959年、フィンチリー選出の保
守党下院議員になり、70年、エドワード・ヒース内閣の教育相。75年の
同党党首選でヒース党首を破り、英国の政治史上初の女性党首になった。

79年の総選挙で「英経済の復活」と「小さな政府」の実現を公約に掲げ
て勝利し、女性初の英首相に就任した。

新自由主義に基づき国営産業と国営企業を民営化するとともに、労働組
合と激しい政治闘争を展開。「揺りかごから墓場まで」の福祉国家体制
にも大なたを振るった。

82年、アルゼンチン軍が南大西洋の英領フォークランド諸島に侵攻した
際、間髪を置かず艦隊を派遣、74日間の戦闘で英兵255人の死者を出した
が、アルゼンチン軍を駆逐した。

ロナルド・レーガン米大統領の戦略防衛構想(SDI)、いわゆる「ス
ター・ウォーズ計画」を支持して、ソ連と共産主義を崩壊に追い込んだ。
妥協を許さない政治哲学は「サッチャリズム」と呼ばれた。

同元首相の経済政策は二度の不況、失業率の上昇という苦しみを伴った
が、一部修正されて労働党のトニー・ブレア、ゴードン・ブラウン両政
権に受け継がれ、現在の堅調な経済成長をもたらしている。(夕刊フジ)


2013.04.09 Tuesday name : kajikablog

主宰者より:園田直外相が表敬訪問した際、私は秘書官として同行した。
煙草を吸ってよろしいかと聴いたら「どうぞ」というので「ロング・ピー
ス」に火をつけた。ところが灰皿を出してくれない。あわてて消した。

そういえば先ほどまで隣室でもうもうたる煙を出していたハウ蔵相は澄
ましたような顔で吸っていない。サッチャーは大変な嫌煙家だと後で聞
いた。色々と深く反省し、以後禁煙した。今から43年前の話である。深
くご冥福を祈る。


サッチャー元首相死去 世界から悼む声
 
ゴルバチョフ元ソ連大統領 「サッチャー氏との間に相互理解を得られ

ことが、ソ連と西側の間の雰囲気を変え、冷戦終結につながった。サッ
チャー氏は偉大な政治家であり、傑出した人物だった。私たちの記憶と
歴史に残るだろう」

コール元ドイツ首相 「傑出した女性だ。自由への愛、類いない誠実さ
と率直さを非常に評価している。いくつかの問題では異なる見解があっ
たが、最後まで互いに尊敬していた」

オバマ米大統領 「世界は自由と解放の闘士を、米国は本当の友人を失っ
た。首相として英国の自信とプライドを再建した。米国は彼女がレーガ
ン大統領と肩を並べ、単に歴史の波に運ばれるのではなく、歴史を形作
れることを示したのを決して忘れない」

産経新聞 4月9日(火)7時55分配信



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習近平の知恵袋3人衆
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成25年(2013)4月9日(火曜日)
   通巻第3919号  <前日発行>
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 習近平の知恵袋3人衆は胡錦濤のブレーン軍団から横滑り
  令計画が復活。王濾寧は「習近平のキッシンジャー」たり得るか?
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太子党政権は自らの利権、特権を維持する目的で習近平を選んだが、太
子党そのものには他に戦略目標もなければ軍事目的もない。

習近平は徐々に恩人の江沢民派閥を捨てなければいけないが、いまのと
ころ、政治局常任委員会多数派は江沢民派である(劉雲山、愈正声、張
高麗、張徳江の四人は江沢民派、もう一人の王岐山は太子党)。
これを「老人関政」という。

5年後に残るのは習と李克強首相のみ。だから政治局トップの王洋と李
源潮が確実に昇格してくるだろう。

小誌が何回か指摘してきたように政治局の多数派と党軍事委員会の多数
派は共青団人脈となった。

そのうえ、地方政府幹部は殆どが共青団からの選抜となった。理由は太
子党はビジネスと海外不動産、海外企業買収くらいしか興味がなく、地
方政府の幹部になり手がいないからである。

中国の伝統では「一朝天子一臣」(皇帝がかわれば側近は変わる)であ
る。

しかし旧胡錦濤の「老臣」たちがずらりと政権トップ補佐役に並んだ。

まず令計画が復活した。令計画は息子のフェラーリ事故を隠蔽したこと
で失脚が伝えられたが、統一戦線部長に返り咲いた。

令は全人代で愈正声常任委員長の補佐役として登壇した。

胡錦濤弁公室主任(首席補佐官)だった陳世炬と中央政策研究室主任だっ
た王濾寧は重要ポストに就いた。

栗戦書(前貴州省書記)が習近平弁公務室主任となったが、この補佐役
が陳世炬である。

王濾寧は、拙著『中国を動かす百人』(双葉社)のなかでも取り上げた
が、中国のキッシンジャーといわれる学者兼務外交官。

江沢民の「三個代表論」と胡錦濤の『科学的発展官』など重要論文は王
濾寧の関与が言われる。
 
この王濾寧は習近平のモスクワ訪問とアフリカ歴訪に早くも付き添って
おり、江沢民、胡錦濤に引き続き、習近平の3代につかえることとなっ
た。これぞ「三朝一臣」だ。

18回大会では中央委員から政治局員に出世もしている。

かくて習近平の知恵袋3人はいずれも胡錦濤派である。
         
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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー
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「亡党亡国」をなんとしても避けたい習近平政権の性格は「穏定の維持」
  何を維持するかって? 太子党の利権です。ほかに何かありますか?

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鳥居民『それでも戦争できない中国』(草思社)
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鳥居民氏といえば、独創的な発想と独自の情報源から一風変わった中国
を語る市井の評論家。おもえば評者(宮崎)には、この系列の人たちと
付き合いが多い。

柴田穂氏は文革のとき真っ先に北京を追われた。その後、異色の中国論
を書き続けられた。出版社「浪曼」社に評者がいたおり、氏の書籍を編
集した。打ち上げは銀座から新宿へ回った。

カラオケの名手だった柴田さん、その後、数年間の闘病、告別式は産経
の社葬で護国寺だった。

桑原寿二氏とは、氏の主宰される研究会によく通った。いぶし銀のよう
な風貌から渋い分析に定評があった。通夜は郊外の自宅だった。

その後、産経は桑原さんの論文集を発行し、いまも手元に大切にしてい
る。歴史観がどっしりと落ち着いていて、それでいてユニークで着実な
観察眼で中国を見ていた。

鳥居民氏はこの系列。そのうえ筆名は、村上一郎氏がつけたという。そ
の由来を知りたいと思った。

鳥居氏とは2回しか会ったことがない。1回目はまだ草思社が新宿中里
あたりにいた頃、M編集女史と一緒のところを江戸川橋のプラットフォー
ムでばったり。

2回目は正論のパーティだったから品川のホテルで。いずれも鋭く、世
の中の中国評とは異なった見解を述べられたことを鮮烈に思い出す。氏
の分析とは深くかさなるところが多く、2回しか会っていないのに重層
なつきあいと錯覚した。

いずれゆっくり飲みましょうと言って、そのまま氏は冥界にたたれた。
本書の解題を執筆された中嶋峰雄氏も、鳥居さんの逝去からまもなく急
逝された。だから、本書は遺言である。

さて本書は誰よりも現場の権力闘争の動きを人物本位に捉えている。

党指導部の強迫観念は「亡党亡国」をいかに回避するかにあり、毛沢東
的な軍事冒険主義にうってでるシナリオは考えにくい、とされる。

要するに本書はスーパーリッチが冨を寡占する国と成り下がった中国は、
もし矛盾を糊塗しようと欺瞞的な戦争に訴えたら「亡党亡国」になるこ
とを百も承知である。

本書でいうスーパーリッチとは幅広く利権と繋がって巨大なビジネスを
展開する太子党の人々を意味している。

いま習近平が真実に直面するディレンマを、どう克服できるか。現在の
中国は絶対的に穏定だけが望みなのである。その理由を体系立って述べ
られている。論理も論調は淡々としていて、かえって味わいがある。
要諦は次の一節にもある。

すなわち、鳥居氏はかく説かれるのである。

まだ院政が続いているつもりの「江沢民がその力を失ってしまえば、胡
錦濤と習近平はもっとも切実な問題に取り組むことができるのではない
か。もともと自分が立つ基盤が薄く、狭かった江沢民は軍に足場を築こ
うと願い、それこそ江の海軍をつくろうとして、結局は三軍の将軍たち
の歓心を買うために軍事費を増やしつづけた。

だが、百人の太子党は江沢民と違う。かれらは全社会の代表的組織であ
る基幹産業の指導者である。かれらは軍部を籠絡するために軍事費を増
やしつづけることが自分たちの利益とはならず、不利益となると考える
はずである」。

すなわち軍事冒険主義にうってでたら、経済活動はメチャクチャになり、
社会不安は爆発的に動揺して社会の基幹を揺るがす。党の延命どころか、
党は解体、崩壊の危機に直面するだろう。

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  樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 887】            
   ――「威張り散らせば威張り散らすほど利目が多い」

「曾遊南京」「廈門の印象」等(佐藤春夫『世界紀行文学全集』修道社
 昭和46年)


佐藤春夫(明治25=1892年〜昭和39=1964年)が福建を旅したのは、五
・四運動の翌年。上海で共産党が結党された1年前の大正9(1920)年で
ある。

「子供が毎度誘拐されようが夕方には頻々と追剥がでようがどうも仕方
がないというような警察力しかないこの地方」を歩き、娼館と思しき月
紅堂で、様々な中国楽器の演奏を聞く。

「支那音楽というものは実に言語道断に騒々しいものである」と「ドン
チャンの囃子に耳を聾」された浜田青陵と同じような感想を漏らすが、
真反対の反応を示した。

「しかも不思議なことにこの騒々しい楽声が、音楽に就いては全く聾者
より以上の者である私――今まで音楽によって一度も愉快を感じたとは
思えない私から、私の心を説き難い昂揚の状態に導いたことは我ながら
に訝しい事であった」とする。

「何にせよあの実に騒々しい全く嵐のように、嵐のなかで難破しかかっ
ている船のようにさまざまな音響によってけたたましい合奏音を、三分
程も我慢しているうちに私はそれの騒々しさをふと全く忘れてしまった」
のである。

「騒々しい音響のただなかに巧みに縫行しながら歌われる歌妓の細い高
い声に聴き入っていると、その肉声はその騒々しい楽器を統御し、それ
を超越して、その上に平然と築き上げているような或る奇妙な静粛だけ
が私の心に残って行くのであった。

それは例えば難破船のなかに愛児の叫喚を聞く親の心であろうか」と感
じた佐藤は、「支那音楽というものは積極的に狡いものだと思う」。な
ぜなら、それは「人に先ず騒々しさを与えて人の心と耳を掻き擾して置
いて、さて人々がそれに慣れてどうかしてそれに堪えようかとする頃に、
初めてその音楽の中心である肉声が人の心と耳を優しく宥めるのである」。

かくて佐藤は支那音楽は聞き手に「限りない紛糾を与えて後にそれを単
純に浄化させる」と、「私は一人で考える」に至ったのだ。確かに、こ
れは彼等の行動にも通ずるように思う。

「優しく宥める」ことは絶対にありえないが、「人に先ず騒々しさを与
えて人の心と耳を掻き擾して置いて、さて人々がそれに慣れてそれに堪
えようかとする頃に」、「その音楽の中心である肉声が人の心と耳を」
動かす。これ、まさにマインドコントロールではないか。

50年代半ばの反右派闘争、58年からの大躍進、66年からの文革、70年代
半ばの批林批孔運動、70年代後半の四人組批判、70年代末に始まった改
革・開放という名の挙国一致の金儲け、90年代以降に本格化し現在にも
繋がる反日運動――

そのすべての動きを始まりから観察し直してみると、確かに先ず「人に
先ず騒々しさを与えて人の心と耳を掻き擾して置いて、さて人々がそれ
に慣れてそれに堪えようかとする頃に」、毛沢東であれトウ小平であれ、
共産党であれ、その「肉声」が中国人民の「心と耳を」動かし、彼らを
一定の方向に誘導する。

たとえそれが飢餓地獄であれ、血で血を洗う阿鼻叫喚の思想浄化闘争で
あれ、目も眩むような格差社会であれ、自分で自分の首を締める日系企
業襲撃であれ、だ。

昭和10(1935)年には、友人で文学者の郁達夫と西湖湖畔を訪れた。そ
こで「(中国)軍人の横行或は庶民の軍人優待を」「苦々しがっていた
郁」の行動に驚く。

「温雅な郁」が「不意に席を立ち上ると、今まで腰を下していた椅子を
両手で振り上げて床や卓子に叩きつけつつ呶鳴り散らし」た後、「こう
いう風にやらないとこの辺の奴等は客を尊重しないのです。

威張り散らせば威張り散らすほど利目が多い。この国は一般に其の風習
があるけれどこの地方は特に甚だしい」と、「あっけにとられている僕
等に説明し弁解」したという。

支那音楽の「積極的な狡さ」、「威張り散らす」ことの効用・・・確か
にそうだ。《QED》
        
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)新たな慰安婦記念碑計画NJフォートリーに反対のメッ
セージを送ろう!

新たな慰安婦記念碑が計画されているニュージャージ州のフォートリー。
現在、韓国系団体間で意見の相違が出ているのに加え、現地から慰安婦
記念碑に対する疑問の声も上がっているようです。

これまで皆様に御協力いただいてきました、メッセージ運動の影響がで
てきています。

慰安婦記念碑反対!の意見を、フォートリー市長、議員、そしてメディ
アの記者達に送りましょう!

送り先メールアドレス、メッセージ英文サンプルを纏めました。

詳細は↓こちらをご覧ください。
sakura.a.la9.jp/japan/?page_id=3318

日本の名誉を護るため、一つでも多くのメッセージが届きますよう、ご
協力お願いいたします。

<参考ニュース>慰安婦碑建設計画に対しアメリカ現地住民が反発 
「韓国人を追い出せ」「必ず中断させろ」
http://blog.goo.ne.jp/pandiani/e/333f4a507f195ab2c9705bc4f6e30455

Korean Group Warns Officials To Change Memorial Or Face
Opposition at Polls

http://fortlee.patch.com/articles/korean-american-group-to-mayor-council-revise-memorial-wording-or-face-strong-opposition-in-election

Critics cause Fort Lee to reconsider monument honoring Korean
WWII prostitutes
http://www.nj.com/bergen/index.ssf/2013/04/critics_cause_fort_lee_to_reconsider_monument_honoring_korean_wwii_prostitutes.html
Controversy puts planned ‘comfort women’ memorial in Fort Lee
on hold
http://www.northjersey.com/fortlee/Controversy_puts_planned_comfort_women_memorial_in_Fort_Lee_on_hold.html

御協力お願い

引き続き御協力お願いいたします

『慰安婦 強制連行 20万人 性奴隷』は事実無根!米国メディアにメッセー
ジを送ろう!
http://sakura.a.la9.jp/japan/?page_id=3036

米国 黒人系メディア リスト

韓国系の黒人(African American)への差別が酷く、一般に仲が悪いこ
とが知られています。黒人系メディアの連絡先、一斉送信用メアドリス
トを纏めました。

米国における韓国系の慰安婦プロパガンダを知ってもらうのにご利用く
ださい。米国 黒人系メディア一覧 List of African American media
companies

http://sakura.a.la9.jp/japan/?page_id=3307

(正しい歴史を次世代に繋ぐネットワーク なでしこアクション 

http://sakura.a.la9.jp/japan/

(代表 山本優美子)



━━━━━━━
話 の 福 袋
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 ◎ 「李登輝元総統の父は日本人」、台湾当局が報告書=学者証言とし
て採用―台湾紙

8日、台湾の公務員監査機関・監察院が今年初めに出した報告書で、「李
登輝元総統の父親は日本人に違いない」とする証言を採用していたこと
が分かった。台湾当局が公文書で言及したのは初めて。

2013年4月8日、台湾・中国時報によると、台湾の公務員監査機関・監察
院が今年初めに出した報告書で、「李登輝元総統の父親は日本人に違い
ない」とする証言を採用していたことが分かった。

記録学者で世新大学教授の戚嘉林(チー・ジアリン)氏のインタビュー
によるもの。李元総統の出生について、台湾当局が公文書で言及したの
は初めて。中国新聞社が伝えた。 

それによると、監察院は昨年以来、国民党政権が台湾人の抵抗運動を弾
圧した「2・28事件」の資料の研究、関係者への聞き取り調査を進めてい
た。この中で、インタビューを受けた戚氏が、李元総統がかつて中国共
産党に在籍したことに触れ「人生は変わり続けるものだ。彼が日本人の
私生児であることは間違いない」と主張。

李元総統の著書について「最近書かれたものは日本への愛に満ちている」
と述べたという。この発言は今年1月、監察院が公布した報告書に盛り込
まれた。 

これに対し、調査にあたった監察院委員は「李元総統の父が日本人との
文言は、あくまで戚氏の考え。確固たる根拠があるわけではない。報告
書は専門家の意見として盛り込んだもので、同意したわけではない」と
している。(翻訳・編集/AA) 【Record China】 配信日時:2013年4月8
日 19時27分 

〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎【大紀元日本4月8日】南京市の住宅地で4日から5日にかけて、数
十羽のスズメの死骸が街路樹から次々と落ちていた。死因について当局
は、H7N9型ウイルスによるものではないとしている。国内メディア各
社が報じた。

死骸が発見されたのは南京市建●(業におおざと)区の住宅団地。最初
の死骸が発見されたのは4日夕方だったが、4、5羽であったため、住
民らも気に留めなかった。

5日の午後4時ごろ、「スズメが一羽、また一羽と落ちてきた」。1時
間ほど続いた後、地面に二十数羽の死骸が横たわっていたという。

地元衛生局は翌6日、住民から死骸を受け取り、江蘇省動物検疫センター
に送ったという。7日、南京市農業委員会は、スズメの死骸からH7N9
型ウイルスは検出されなかったと発表した一方、死因については触れて
いない。

この発表について、ネットユーザーらは、「死因はなんだ、老いて偶然
一緒に死んだのか?」「上海ブタのように凍死したのか?」「木の枝に
立って、(共産党)賛歌を歌っていたら、うっかり落ちちゃったのか?」
と揶揄し、不信感をあらわにした。(



━━━━━━━
反     響
━━━━━━━


 1)変動は今日・明日の小売価格に影響するだろうか:前田 正晶

私は為替変動に関しては、マスコミがその変動がいきなり市場の小売価
格に現れるが如き書き方をするのが気に入らないのです。私は輸入業者
ではありませんでしたが、客先と乙仲等から輸入品が通関から市場に出
て、原材料だったならば最終製品になるまでの時間の長さを知らされて
おりましたので、マスコミ報道はミスリーディングだと常に批判してき
ました。

最終ユーザーであろうと輸入業者だろうと、輸入品に依存するならば最
低限(あるいは安全策で最大限の)の在庫を持っているものです。この
ことから捉えても、急為替が変動しても、明日の小売価格が変動できる
はずもないし、ましてや禁止となるとかの「円高還元セール」など欺瞞
行為だと思っております。

先ず、発注した輸入品がアメリカ西海岸から東京港につくまで航海日数
が通常2週間。到着して着岸して(今や週末は荷役はしないはずです)か
ら、先ず当該コンテイナー(カタカナ表記は「コンテナ!!」)の搬入
許可が出て保税であるコンテイナーヤードに入ります。

そこから通関手続きが開始されます。痛感が切れてから次に無料のフリー
タイム内に輸入業者の倉庫なり、需要家かエンドユーザー指定の自社工
場の倉庫なり営業倉庫に輸送します。

この手続き中に何処の時点の為替レートで原価を決めるかは、輸入代行
をした業者か、商社か、需要家の間で取り決められているはずです。そ
れに前月ないしは前回輸入分が在庫になっている訳ですから、その分は
金利と倉敷がcif価格に乗っかっています。

ここまででそれぞれの関税等の場合で違いますが、私は多くの商社と需
要家からは「在庫期間が1ヶ月と仮定して、c&f価格の15%から最悪は20
%は上乗せして、それがいわば原価となる」と聞いています。

この教訓からすれば、為替の変動が最終製品ないしは輸入品の小売価格
に具体的に影響するのは、最短でも1ヶ月以上先のことだと信じておりま
す。もし、逃げを打っておくことをお許し願えれば、私は1994年1月に現
職を去りましたから、19年前の苔むした知識で語っているのです。



 2)衆議院ではいよいよ予算審議も大詰めです。来週ぐらいには締め
くくり総括になるのではないでしょうか。

自民党与党のこれまでのスタイルですと、予算→重要法案審議(特別委
員会設置)→各種法案審議→会期末というパターンでしたが、予算と重
要法案を同時並行でやっているのが、これまでと違っています。

最近の国政の議論を見ていての個人的な感想ですが、新しい政権になっ
て、明らかに議論の密度が高くなっていて、民主党政権末期になったに
もかかわらずちっとも成長できていなかった議員さんたちよりも、昨年
末の選挙によって、基本的に国政を論じるスキルがある人たちがより多
く国政にやってきたと思います。

鳩山さんが総理だったころの民主党の新人議員は、優秀でもそうでなく
ても出番はない感じでしたが、新しい政権になって、野党の日本維新の
会やみんなの党などの新人議員さんは早速質問に立っていて、しかも、
民主党政権とは違って、政府や官僚などを不快にさせたり、敵対するよ
うな論陣を張らず、着実なやりとりができているように見えます。

民主党政権で政務三役などを歴任した議員さんで、今回当選された議員
さんというのは、個人的にはすごい人たちが残ったんだと思っています。
そういう民主党議員さんたちは事情に精通しているし議論の着眼点は鋭
いですが、負け惜しみというか、自分の政権のときの成果や議論を強調
する思い出話が多い気がします。

民主党政権では、政務三役のために官僚がつくったあんちょこをただ読
み上げる大臣が結構いましたが、今は、そういうあんちょこも参考にし
つつ、持論を展開する閣僚が多いです。

昨年までは、質問者も原稿を読み、答弁者もあんちょこを読んでいたの
で、お互いに言いたいことだけを言って議論がかみ合わない感じではあ
りましたが、今は、そういう議論のすれ違いは少なくなったように思い
ます。

あとは、答弁に立つ官僚も、昨年まではあんちょこの読み上げに一生懸
命でしたが、今はアレンジをきかせたりするようになっていて、官僚さ
んの様子に、民主党政権とは違うテンションを感じます。

民主党政権では法律がなかなか通せていなかったので、政権がかわり、
国会の立法機関としての機能がより回復してくればと思います。
                           (T・M)



 3) NHK/BS放送(25/4/8)で、ムーディーズが、下記コメントを
発表した。

 1.アベノミクスで、日本の国際の格付けは上がるかもしれないが・
・・
 2.「構造改革」はできていない!

という。

問題は2である。このことをアメリカ当局は見ている、知っている。知
らぬが仏で通してきたのは、日本政府と財務省。これはいい、悪いでは
ない。現実の話である。

その問題を考えるヒントは、平成11年1月22日(金)の第145回国会 参
議院会議録第3号にある。

故椎名素夫氏と、同じく故人となられた小渕総理の質疑応答にある。そ
れは過般の「日本特有の(異常な)土地本位制による歪んだ資源配分」
が、国際経済に様々な弊害をもたらしてきたという本質な内容を問うも
のであった。

その国際経済とは、実質的にアメリカと日本との経済摩擦問題であった。

小渕総理はその質問内容を理解し、対応を約束した。しかし、残念なが
らその後、小沢との確執ほかの精神的ストレスが原因となり、脳梗塞で
帰らぬ人となった。それはその後の長いデフレ不況の原因になったとも
いえるかもしれない。

今にして思えば、問題は、

 1.新聞、テレビが大事なこの問題を大問題として“具体的に”報道
していなかったこと。
  (⇒政府当局と国民が国家の基本問題を共有できない結果となった)

 2.政府、財政当局がその後、この問題を意識的に(不作為に?)「無
視」したこと。 

*以上の2点は、うかうか読み過ごすと、我々はまた“無知”のまま、
これからも経済漂流(原因不明のまま、あんぐりするだけ)となる。

上記1,2の結果はどうか、というと、

 1.国民は経済問題の根本原因を学習・理解する機会を失ったこと。

 2.今日までダラダラと続くデフレ不況の原因ともなったこと。その
後の対策はすべて 

「対症療法」ばかり。だから幾ら、何をやっても、経済はよくならない
(よくなる筈はない)。

 3.日本の財政当局は、シメシメ(小渕総理死去)と思って、改革を
逃れたつもりでいた。 しかし、そうはとんやが卸さないのが、“原因
を知るアメリカ側の記憶と認識”である。

アベノミクスの金融緩和策は、アメリカ側には単なる「対症療法」と見
られているのである。

これについて、アメリカのFRBの次なる金融緩和出口の備えとして、アベ
ノミクスはアメリカ金融政策の補助政策と評する向きもあるようだが、
どうもそんな単純なものでもないらしい・・というのが今回のムーディー
ズの報告のようである。

アベノミクスを単に「ぬか喜び」をしていると、また足を掬われるので
はないかとも危惧される。日本人の一人として株高現象は素直に喜びた
いが、ここは世界の複雑系として、慎重に考えてみたい。

参考までに、下記は、1/11現在の報道内容である(ご参考)。経済ニュー
スは時々刻々変わるので、この報道だけを絶対視していると、それこそ
また足を掬われるかもしれない。

先入観念を払って、ご自分の全身全霊で、この問題を分析、フォローさ
れてみてはいかがでしょう。

*最大の陥穽は、マスコミ情報を“権威あるもの”として“鵜呑み”に
することである。次に、単純な

アメリカ謀略説・・日本へのイジメ説・・にすり変える考えである。け
っこうその見方をとる名だたる知識人も多い。そういうことも一時脇に
置いて、物事には必ず原因と結果がある、という根本原則に立ち返って、
自らの頭で思考を巡らすことである。平凡な世の中のオーソリティを忘
れることである。

自分の生き死にの問題として沈思黙考することである。加えて、好き嫌
いの感情を抜きにすることである。純粋な経済問題としてのみ考えるこ
とである。

“アベノミクス”評価は 2013-01-15 08:04:33 | 報道/ニュース

1月11日 Bizプラス

  外国人投資家は“アベノミクス”をどう評価している?

(ムーディーズ・アナリティックス マーク・ザンディチーフエコノミス
ト)前向きに評価している。投資家はこの20年の低成長とは違う変化を
感じている。日本の当局がこれまで試したことの無い大胆な政策を取り
入れる姿勢をマーケットは前向きにとらえている。

日銀は量的緩和を実施してきたが対応で何が足りなかった?デフレから
脱却するまで金融資産を無制限に買って買って買いまくりあらゆる手立
てをとるという姿勢が足りなかった。このため金融政策にに対する新政
権の主張は正しい。ただ財政政策についてはやや懐疑的に見ている。

なぜ財政政策に懐疑的なのか?

緊急経済政策は一定期間 経済に栄養ドリンクを与えるという点では意
味があるが 短期的な効果しかないからだ。日本の当局が本来必要な構造
改革を実行に移さないおそれがあるので私は懐疑的なのだが構造改革を
伴わないかぎり緊急経済対策で残るのは財政赤字の負担だけだ。

日本経済 成長のカギは?

構造改革。

日本では政治家にとっても人々にとっても“変革”は難しいようだが労
働市場の改革 規制緩和 移民受け入れなど思い切って変わらないかぎ
り日本経済は成長に向けたギアが入らない。
                      (浜田 實)



 4)不満たらたらの高齢のご婦人:前田 正晶

8日に用事があって渋谷に出かけた。止むを得ぬ事情で新宿3丁目からメ
トロの副都心線を利用することになった。これでこの路線の利用は2度目
だが、東急の渋谷駅が地下5階に移ってからは初めてである。矢張り、予
期した程度の苦戦を強いられた。

先ず、副都心線のプラットフォームから目指すセルリアン・タワーに行
くための道筋が解らず、折良くそこにいた駅員に尋ねた。彼はかなり困
惑した表情で、「そこのエレベーターで最上階(B2だった)に上がって
14番出口を目指してください」とまで言ったところで沈黙した。

それで丁度降りてきたエレベーターを指して「兎に角あれに乗れば良い
と言うことか」と言って強引に乗り込んだ。

14番から無事に地上に出た。未だに渋谷の地理に不慣れな当方は、そこ
では自分がJRの駅の中にいるとは解っただけで立ち往生だった。そこで
は高齢のご婦人がメガホンを持った東急の案内係に食い下がっていた。

彼に自分の現在地を教えられた当方は、目指すべき出口の反対側にいる
と解ったので、無事にセルリアン・タワーに行くための歩道橋に進むこ
とができた。

すると、その高齢のご婦人も私に付いてきた形になりエレベーターの中
で「暖簾街も移転して買い物に行くのが不便になり、億劫になってしま
った。しかも乗り換えにこんなに上がったり下がったりさせられて疲れ
る。何のための移転か」と怒りの口調で話しかけてきた。

近頃、高齢化した当方はバス停でも駅頭でも、居合わせた高齢のご婦人
にやたらに話しかけられるようになった。危惧するところは「当方は最
早人畜無害の年齢に達したと見られ、一種の安全パイとなってしまった
のか」

昨日も、そのご婦人も例外ではなかったようで、上記の不満を聞かされ
続けた。このような現象をどう受け止めるべきか。

ところで、渋谷駅である。暖簾街の移転はどうでも良いが、あの駅から
駅へ、または地上の目的地の方向への移動の距離と時間は通勤者には苦
痛だろうが、渋谷に疎い当方には間違いなく目的の方角を探り出すのは
容易ではなかった。

副都心線の駅に降りてからセルリアン・タワー到着まで10分以上もかか
った。待ち合わせの時刻には何とか間に合った。

上記の高齢のご婦人には「私も東京に生まれて育ち、今でも東京に住ん
でいます。だが、生きている間にこの渋谷駅構内の道の複雑さに馴れて
迷わなくなれるかどう自信がありません」と言って、歩道橋からエレベ
ーターで地上に降り立ったところでお別れした。東急は未だ未だ工事を
続けるようだが、現時点ではあの変化に感謝している人はごく少数だろ
うと思っている



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


サッチャーさんは10年ほど前から酷いボケに悩まされていつときいてい
た。挙句のはての脳卒中。脳梗塞か脳出血かくも膜下出血だった。

署名なき投書は採用しません。必ずご本名を記した上にハンドルネーム
か「匿名希望」かを書いて下さい。

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2013/04/09





     ところで、七たび生まれ変わっても国のため、人々のために尽くしたいという至誠の発露は、仏様の中にも見出すことができる。



     どちらかというと仏教思想は、できることなら生まれ変わりたくないという願望がベースになっているのであるが、「地蔵本願嘱累本(じぞうほんがんしょくるいぼん)」という教典に、真の魂の発露を見ることができるのである。それには、だいたい次のようなことが書かれている。



     あるとき、お釈迦様はこのように語った。



     「末法の世になったら、諸々霊がこのように苦しむんだよ」



     これを聞いて、一人の人がスクッと立ちあがっていった。



     「わかりました。お釈迦様のお話を聞きまして、私はいま発願(ほつがん)します。末法の世になったら、私が必ず諸々霊を導きます。もし、どうしても私の力では救済できないのであれば、私が身代わりになってあげます。私が身代わりになってでも、その霊を救済させていただきたいと思います。」



     こう語ったのは地蔵菩薩であった。この発願を聞いたお釈迦様は、発願を受け入れて語った。



     「善い哉(よいかな)、地蔵よ、よくぞ申した。汝の発願を受け止めよう。末法の世で苦しむ諸々霊の救済の件、お前に全部譲り渡すことにする。頼んだぞ」

  • 名無しさん2013/04/09

    議員に金出したくないって思うと議員定数削減って良さそうに感じるけど、定数減らすと一票の格差が広がって是正しようとすると大都市偏重になるんだよねぇ。

  • 名無しさん2013/04/09

    http://jif.blog65.fc2.com/blog-entry-799.html議員定数削減は「独裁」への第一歩