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頂門の一針 2479号  11・12・31(土)

発行日:12/31

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2479号
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        2011(平成23)年12月31日(土)



                                激動のこの1年・大阪も:早川昭三

                               「君が代」完成記念日:渡部亮次郎

                                介護に振り回された1年:平井修一

                                      365日で切っても:前田正晶

                           後見人の”操り人形”金正恩:古澤 襄

                          話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□──────────────────────────□■■□
第2479号
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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    ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/



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激動のこの1年・大阪も
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          早川 昭三

今年1年を振り返れば、本当に色々な事件・事象が多かった。政治的に
も、経済的にも多難な年だったと言えよう。否、後世には、歴史に残
る特筆すべき年であったと記されるだろう。

広く、世界を驚かしたのは、EUの直面した財政破綻〜ギリシャを筆頭
にイタリアなどの国々の国家財政・経済の債務不履行・デフォルトの危
機と、これに伴う世界的規模の金融危機と経済不況の深化。特に日本に
とっては超円高問題の発生。

1ドル95円から一挙に80円を割り込み、一時76円程度にまで上がった。
これに伴い日本の輸出産業への悪影響が問題化し、日本国内の製造業の
海外移転、国内産業の空洞化問題が一挙に噴出した。

加えうるに、近隣の中国から洩れてくる国内の不穏な情勢、12月17日の
北朝鮮の金正日主席の死亡と後継者の弱冠28歳の三男金正恩体制の成立。

今後、この近隣二カ国の動静が日本及び東アジアに如何なる影響を及ぼ
すことになるのか。今年は後世において、その端緒の年と記憶されるだ
ろう。

特に大災害は、3月11日14時46分、牡鹿半島の東南東約130km付近を震源
として発生した大地震。地震の規模を示すマグニチュードは9.0で、大正
関東地震(1923年)の約45倍、兵庫県南部地震(1995年)の約1450倍の
エネルギーの地震であった。

これが引き起こした15メートルを超す津波。宮城・岩手を中心に2万
人を超す死亡・行方不明者。

これに絡んで被害を齎せたのは、福島沿岸部の東京電力原子力発電所の
原子炉爆発。この二つの災害と事故の後始末は、今後とも日本の将来へ
の大きな負担として残るだろう。

政治的には、東日本大災害と福島
原発事故への対応を巡って、不手際続きの菅内閣から野田新内閣の発足。
迷走し続けた鳩山・菅・野田内閣と続く民主党内閣への批判の矢は、到
底止まる所を知らない。

特に、社会保障制度と消費税引き上げの一体改革問題を巡る議論は、離
党ドミノを軸に党分裂可能性も予断を許さない。

さらには外交に絡む動き。鳩山の沖縄米軍基地の県外移設発言、菅の中
国漁船による尖閣列島事件における映像隠匿問題、さらに、野田のET
T加盟問題が新たな火種になる。 

さて、こと大阪での激震は、11月27日に行われた大阪府知事・大阪市長
のダブル選で、橋下徹氏と同氏の率いる「維新の会」幹事長松下一郎氏
が圧勝したことだ。

選挙中から優勢は囁かれてはいたが、ここまで差を付くほどの圧勝結果を
予想した府民やメディアは、ほとんどなかった。

驚きは止まらない。この「圧勝」を背景に、橋下市長と松下知事は間髪
を入れず急速に動き出したことだ。橋下市長と松下知事は27日、大阪
都構想の実現に向けて大阪府と大阪市の再編の実務を担う「府市統合本
部」の初会合を開き、具体化協議に乗り出した。

まず注目させられたのは、事務局を担当する25人の職員に、府と市の兼
任とする辞令を「府市統合本部」が交付したこともその一例だった。

「統合本部の役割」として、大阪都の実現に向け法改正も含めた制度設
計を行うこと、大阪全体の広域行政のあり方や二重行政の解消を検討す
ること、それに成長戦略や教育の問題など府と市で共通する政策課題を
協議するという。

しかし、大阪全体の広域行政のあり方や二重行政の解消を目指す「都構
想の実現」が、果たして府民市民にどのようなメリットを与えるのか、
今でも全く見えない。

政令都市堺市も統合する腹だ、さらには大阪市営地下鉄の民営化、大阪
府内での水道事業の一本化なども優先的に取り組んでいくと主張してい
る。これには選挙後に市議会を中心に異論が出ている。

橋下市長は、19日の就任その日に上京。政府・与野党の幹部に会い
「大阪都構想」に実現に協力を求めた。

表面上は橋下市長の構想に賛同する動きが垣間見えたが、裏では次期衆
院選挙との関連を絡めて慎重な姿勢を見せる政党幹部もいる。

慎重意見の幹部は、住民投票を実施して過半数の賛成を得られれば「都」
の設置を決定。この手続きを経て「都」や「特別自治区」を設置できる
という地方自治法の内容を盛り込む方向で調整すべきだとの考え方だ。

早い話、既成政党が地域政党・橋下維新の会と激突するのだけは避けた
いという本音がチラつく。だから、衆院選挙を盾にプレッシャーを掛け
ていかないと、構想の実現が宙に浮いてしまうと、橋下氏察知している。
  
そこで帰阪後直ちに、若手政治家の育成を目的に、来年から「維新の会」
として政治塾を立ち上げる意向を表明。次期衆院選に向けた候補者養成
をするというアピール。

1月初旬に塾生公募を発表、25歳以上が対象。橋下市長自ら塾長を務め
るという。 何としてでも「大阪都構想」を実現させるために、場合によ
れば「維新の会」を国会に送り出すと考えているのは事実。

橋下氏自身も大阪市長を辞任し、衆院選に出馬すること暗示していると
も見える。

ところがそうした中、事を急ぐ橋下市長にとり、ブレーキとなる事態が
足元で起きた。政令都市堺市の竹山修身市長が28日、市のホームページ
に、大阪都構想について「堺市の分割には賛成できない」と否定的な見
解を掲載したのだ。

竹山市長によると、橋下大阪市長が指摘する府と政令市の二重行政の弊
害について「堺市は、府と役割分担を行いながら行政運営を進めてきた。
府と堺市の間に二重行政はない」と都構想について反論。

「政令市という基礎自治体として最大の権限と財源を活用して、市民と
まちづくりを実行している堺市を分割することは、市民のためにならな
い」と強硬な意見を添えた。

堺市が構想に同調しなければ、橋下構想は「空論」となる可能性もない
ではない。そうなると、橋下戦術としては、堺市に時間をかけて手なず
けていくよりも、中央政党相手に積極的に手を打って行った方が、結局
労苦も少なく構想実現は早いと読み、これからは国会にむけて動き出す
腹つもりのようだ。

序ながら、文芸春秋(2012年1月号)に東大教授・松原隆一郎氏が書いた
「橋下徹総理」という悪夢―という記事の一部を紹介しておきたい。

<当第一人気を誇る橋下氏を総理に担ぎ上げる可能性も大いにあり得ま
す。そうなれば首相公選制を唱える橋下氏だけに、大統領型の「独裁」
政治を敷くでしょう。

「選挙に勝ったのだから白紙委任を受けた」という理屈を振りかざし財
政改革や安全保障、外交といった複雑な問題はシンプルな制度にいじり
にすり替えらていく。そうなったら日本は破滅です。(省略)「橋下総
理」という悪夢のシナリオが日本にとって“終わりなきに始まり”にな
らないよう祈るばかりです>。

等々、こう並べてみると、日本国内での様々な社会面での事件など霞み
と吹き飛んでしまいそうな事件が次々と噴出した1年であった。

大阪に限らず、年明けから益々激しさは厳しくなりそうだ。(了)
                          2011.12.30



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「君が代」完成記念日
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    渡部 亮次郎

国歌「君が代」は1999(平成11)年に国旗及び国歌に関する法律で公認
される以前の明治時代から国歌として扱われてきた。

この曲は、平安時代に詠まれた和歌を基にした歌詞に、明治時代になっ
てイギリス歩兵隊の軍楽長ジョン・ウィリアム・フェントンが薩摩琵琶
歌「蓬莱山」から採って作曲を試みたが海軍に不評。

海軍から「天皇を祝うに相応しい楽曲を」と委嘱された宮内省が雅楽課
の林廣守の旋律を採用(曲はイギリスの古い賛美歌から採られた)。

これにドイツ人音楽教師エッケルトが和声をつけて編曲。1880(明治13)
年10月25日に海軍軍楽稽古場で試演された。だから10月25日が「君が代」
完成記念日とされている。

明治2(1869)年に当時薩摩藩兵の将校だった大山巌(後の日本陸軍元帥)
により、国歌あるいは儀礼音楽を設けるべきと言うフェトンの進言をい
れて、大山の愛唱歌の歌詞の中から採用された。

当時日本の近代化のほとんどは当時世界一の大帝国だったイギリスを模
範に行っていたため、歌詞もイギリスの国歌を手本に選んだとも言われ
ている。

九州王朝の春の祭礼の歌説というものがあり、説得力はある。九州王朝
説を唱えるのは古田武彦氏で、次のように断定している。

<「君が代」の元歌は、「わが君は千代に八千代にさざれ石の、いわお
となりてこけのむすまで・・・」と詠われる福岡県の志賀島の志賀海神
社の春の祭礼の歌である。
 
「君が代」の真の誕生地は、糸島・博多湾岸であり、ここで『わがきみ』
と呼ばれているのは、天皇家ではなく、筑紫の君(九州王朝の君主)で
ある。

この事実を知っていたからこそ、紀貫之は敢えてこれを 隠し、「題知ら
ず」「読人知らず」の形での掲載した>
。 
文部省(現在の文部科学省)が編集した『小学唱歌集初編』(明治21
(1881)年発行)に掲載されている歌詞は、現在のものよりも長く、幻
と言われる2番が存在する。

「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで うごきな
く常盤かきはにかぎりもあらじ」

「君が代は千尋の底のさざれ石の鵜のゐる磯とあらはるゝまで かぎりな
き御世の栄をほぎたてまつる」

後半の「さざれ石の巌となりて」は、砂や石が固まって岩が生じるとい
う考え方と、それを裏付けるかのような細石の存在が知られるようにな
った『古今和歌集』編纂当時の知識を反映している。

明治36(1903)年にドイツで行われた「世界国歌コンクール」で、『君
が代』は1等を受賞した。

後は専ら国歌として知られるようになった『君が代』だが、それまでの
賀歌としての位置付けや、天皇が「國ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬」して
いた(明治憲法による)という時代背景から、戦前にはごく自然な国家
平安の歌として親しまれていた。

敗戦で事情は全く変わった。日本国衰退を目指すアメリカ占領軍は。そ
れまで聖職者とされてきた教職員に労働者に成り下がって権力に抵抗さ
せるべく日教組を結成させた。

占領した沖縄では国旗の掲揚と君が代の斉唱を禁止したことでも明確な
ように、マッカーサーの本心は日の丸掲揚と君が代斉唱に反対であった。
日本国民が一致団結、再度、アメリカに挑戦することを恐れたのである。

それを組合の統一闘争精神に掲げたのが日教組なのである。いつの間に
か天皇を尊敬する事とか君が代を歌うことが戦争に繋がると論理を摩り
替えて、正論を吐く校長を自殺に追い込んだといわれても反論できない
ような状況を招いたのである。

君が代支持の世論を背景に平成8(1996)年頃から、教育現場で、当時
の文部省の指導により、日章旗(日の丸)の掲揚と同時に『君が代』の
斉唱の通達が強化される。

日本教職員組合(日教組)などの反対派は憲法が保障する思想・良心の
自由に反するとして、旗の掲揚並びに「君が代」斉唱は行わないと主張
した。先生の癖に論理のすり替えの得意な人が日教組に所属する?

平成11(1999)年には広島県立世羅高等学校で卒業式当日に校長が自殺
し、君が代斉唱や日章旗掲揚の文部省通達とそれに反対する教職員との
板挟みになっていたことが原因ではないかと言われた。

これを一つのきっかけとして日教組の意図とは反対に『国旗及び国歌に
関する法律』が成立した。法律は国旗国歌の強制にはならないと政府は
したものの、反対派は法を根拠とした強制が教育現場でされていると主
張、斉唱・掲揚を推進する保守派との対立は続いている。

平成16(2004)年秋の園遊会に招待された東京都教育委員・米長邦雄
(将棋士)が、(天皇)に声をかけられて「日本の学校において国旗を
揚げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と発言し「やは
り、強制になるということでないことが望ましいですね」と言われてい
る。

なお、天皇が公式の場で君が代を歌ったことは1度もないと言われてい
る。成人前の家庭教師ヴァイニング夫人による何がしかを勘繰る向きが
ないわけではない。(再掲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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介護に振り回された1年
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      平井 修一

暮れも押し詰まった29日、92歳の母は介護施設から病院へ移った。もは
や介護施設ではケアできないほどに体が弱ってしまったのだ。病状が安
定しない「急性期」なのだ。

食事もほとんどできないから病院では点滴で栄養補給と膀胱炎(尿路感
染、頻尿)の抗菌剤を入れる。体力がついて腰痛の痛みが緩和されれば
歩行機能も多少は回復するかもしれない。

入院させるために小生が家を出たのは9時半、介護タクシーに同乗して、
入院手続きやら着替え、食事や排せつなどのもろもろのケアをして看護
婦さんに後を頼んで帰宅したのは15時だった。あれこれ手間がかかるも
のである。

帰宅して遅ればせの昼食を卵かけご飯で済ませ、パイプ煙草を一服して
少しは落ち着いたが、結構疲れた。老々介護なのだ。

介護に振り回された1年の締めくくりも結局は介護だった。前日には母の
“終の棲家”としたいと介護施設を視察して入居を申請したが、病気の
症状が安定しなければ受け入れてもらえないから、まずは腰痛、頻尿、
食欲不振を治さなければならない。果たして治るのだろうか。

病院には壊れてしまった寝たきり老人が、魚市場のマグロのごとくごろ
ごろしていた。もう全部やり終えた人々である。医療に意味があるのか
どうか・・・誰もが疑問に思うだろう。

それでも病院のスタッフは老いて呆けて壊れた患者に冗談やら軽口を言
いながらも一所懸命にケアをしている。「慣れ」もあるだろうが、その
姿勢には頭が下がる。小生なんかとてもじゃないができはしない。「やっ
てられない」とネグレクトしそうである。

世界の各国は「壊れた老人」をどうしているのだろう。墓場までしっか
り面倒を見ているのだろうか。米国はどうか、欧州はどうか、中東やア
ジアではどうなのだろう。

世界一の高齢化社会が進む日本。どう対応すべきか道筋をつけることに
は大いに意味があるかもしれない。それにしても今日はひとしお疲れた。
来年はこの“介護地獄”は少しはマシになるのだろうか。嗚呼。



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365日で切っても
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  前田 正晶

私は常々「流れている時間を年・月・日で切っているのは面白いことだ」
と思っていた。先日、テレ朝の早朝の番組にご意見番の如くに登場する
三輪明宏なる正体不明のコメンテーターが、同じようなことを言ってい
るのを聞いた。言うなれば「1月1日が来ても、物事は昨日までと同じよ
うに流れていくもので誰も止められない」のである。

彼は「流れている時間をこちらが勝手に365日で1年と切っているだけで
あり、その年が終わり新年になったと言って物事の流れは変わるもので
はない」というようなことを言っていたのだった。

私は1950年代の後半に銀座の銀巴里という喫茶店でシャンソンを歌って
いる美少年の如き歌手、丸山臣吾を見た。「変わった歌手だな」という
強烈な印象だった。その丸山臣吾が所謂“カミング・アウト”して、今
日の三輪明宏となったそうである。そして、視聴者にお説教をなさって
いるのだ。

閑話休題、その時の流れに逆らうかの如くに、総理大臣であり民主党代
表である野田佳彦は、身を挺してでもと称した消費税引き上げ案を、何
が何でもと年内に纏め上げた。

しかも、何故に年内でなければならず、何故に他の懸案事項を放り出し
ても、マニフェスト違反を問われようとも、消費税率引き上げなのかの、
万人を納得させ得る説明はない。

マスコミも野党も「議員定数削減」や「公務員給与引き下げや合理化」
は等閑にしてまでも、財務省(と言うのか次官なのか知らないが)の振
り付けるままに増税に向かってひた走った批判するし、私もそう見てい
る。

確かに、財政再建は野田総理ならずとも是非成し遂げねばならない絶対
重要案件であろう。その点には留保条件を付けるが異義はない。すなわ
ち、彼ら民主党は景気回復策を一向に打ち出さず、増税には身を挺する
のである。

確かに、景気が回復してくれば金利が上がる可能性が生じるだろう。金
利が上がれば国債の金利も上がるだろうという辺りまでは想像できなく
はない。

だが、野田総理が党内にも多くの反対勢力を抱え、解散に打って出れば
大敗しかねない危険性が高い消費税率引き上げ案に何故あそこまで執着
するのかは、私には解らない。

彼は、参議院を易々と通過するとも思えない法案に、時の流れにあそこ
まで逆らっても拘るのは何故か、国民の皆様が納得できるような説明責
任があると思うのだ。それとも、時間を流せば、消費税率引き上げ反対
の声も聞こえなくなるとでも判断したのだろうか。

余談だが、私は野田総理が党員に向かってこの案を纏めて欲しいと願う
演説の中で、再三「この国」という表現を使ったのが気に入らない。自
分が首相を務める国を他人行儀な「この国」呼ばわりはないだろう。

飽くまで「我が国」と呼称して貰いたい。その辺りの意識にも、私はこ
の総理大臣と民主党には限りない違和感を覚える。



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後見人の”操り人形”金正恩
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        古澤 襄

北朝鮮はいまもって「謎の軍事大国」である。さらに徹底した”情報鎖
国”をとっている。とくに分かりにくいのは、その権力構造の実態であ
る。28歳の若く未熟な独裁者が祖父・金日成や父・金正日のように自ら
決し、自ら強権をもって権力構造を維持するとは考えられない。

当分の間は後見人と称する実力者たちの”操り人形”にならざるを得な
いだろう。その後見人と称する実力者たちが一枚岩で金正恩を支えるだ
ろうか?。28日、平壌の錦繍山記念宮殿で行われた告別式で霊柩車を護
衛しながら行進する新指導部の顔ぶれ写真を、世界の北朝鮮ウオッチヤー
は注目した。

韓国の聯合ニュースは、霊柩車の右側には正恩氏、張成沢(チャン・ソ
ンテク)国防委員会副委員長、金基南(キム・ギナム)朝鮮労働党書記、
崔泰福(チェ・テボク)党書記、左側には李英浩(リ・ヨンホ)朝鮮人
民軍総参謀長、金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長、金正覚(キ
ム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長がそれぞれ並んだと速報してい
る。

また朝鮮日報は「正恩氏と霊柩車の横を歩いた7人」「金正恩氏の後ろ
に”後見人”張成沢ら3人」「左には軍の実力者4人」と分析し、「こ
れが金正恩時代を支える”七人組”と考えても良いのではないか」と述
べている。日本のメデイアもほぼ同じ見方をした。

その中で産経新聞系列のZAKZAK(夕刊フジ)が「非核の看板を掲
げたオバマ米大統領が来秋の大統領選を控え、北への関与を深めてくる
のは必至。北を支援する中国の動きも気になる。まずは、正恩体制の基
盤を崩壊させる権力闘争の前兆が表面化するのか」と厳しい見方を示し
た。

現代コリア研究所の佐藤勝巳所長は、「正恩氏が最も恐れているのは、
ナンバー2の座をめぐる権力闘争によって機能不全に陥ること」とみて
いる。

たしかにナンバー2の座は後見人の張成沢が握ったとみられるが、張成
沢は金日成、金正日時代に左遷の憂き目をみるなど、北朝鮮の軍・党の
中で確固たる地歩を固めたとは言い難い。

李英浩も2009年以降、急速に頭角を現したが、まだ69歳。80歳の金永春
人民武力部長ら高齢化した軍幹部たちが隠然たる力を保持しているから、
軍内部の力関係に微妙なものがある。

<【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労
働党中央軍事委員会副委員長ら新指導部が28日、平壌の錦繍山記念宮殿
で行われた告別式で霊柩車を護衛しながら行進した。

霊柩車の右側には正恩氏、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委
員長、金基南(キム・ギナム)朝鮮労働党書記、崔泰福(チェ・テボク)
党書記、左側には李英浩(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長、金永春
(キム・ヨンチュン)人民武力部長、金正覚(キム・ジョンガク)軍総
政治局第1副局長がそれぞれ並んだ。

これらの新指導部は金総書記の死去で空白ができた北朝鮮権力を主導的
に率いる役割をするとみられる。(聯合)>

<金総書記告別式:正恩氏と霊柩車の横を歩いた7人。張成沢(チャン・
ソンテク)氏−「後見人」として金正恩氏のすぐ後ろに。北朝鮮権力の
中枢にあることを確認。「偶像化の達人」とされる金己男 (キム・ギナ
ム)氏と科学秘書の崔泰福(チェ・テボク)氏がその後ろに・・・。

左には軍の実力者4人。「金正恩氏の軍事教師」李英鎬(リ・ヨンホ)氏、
「金正日(キム・ジョンイル)総書記の側近」金永春(キム・ヨンチュ
ン)氏、将校の監視を担当する金正覚(キム・ジョンガク)氏、国家保
衛部掌握の功臣とされる禹東測(ウ・ドンチュク)氏。「金正恩氏の意
向に沿って金正恩氏を護衛」公開の場で忠誠を誓う。

28日に執り行われた金正日(キム・ジョンイル)総書記の告別式で目を
引いたのは、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党中央軍事委員会副
委員長と共に、金総書記の遺体を運ぶ霊きゅう車の左右を歩いた7人の姿
だ。

韓国政府関係者は「この7人は金総書記の最後の道に同行することで、
“将軍様(金正日総書記)の遺訓を受け継いで金正恩(キム・ジョンウ
ン)同志を決死擁護する”と内外に誓いを示す形となった」「金正恩時
代を支える7人組と考えても良いのではないか」と述べた。

この日姿を現した7人組は、微妙な力学関係で絡みあっている。金正恩氏
の叔父に当たる張成沢(チャン・ソンテク)氏は、「金正恩氏の後見人」
と呼ばれるにふさわしく、金正恩氏のすぐ後ろについていた。

朝鮮労働党内で最高の力を持つといわれる組織指導部に大きな基盤を持
つことで党内の実務に詳しい上に、死亡した2人の兄が軍の実力者だった
ため、その影響で軍内部にも多くの支持基盤を持つ。

兼任する行政部長の地位は公安機関を管理する立場でもあるため、反対
派の監視にも都合が良い。しかし逆に言えば「権力が大きすぎること」
が弱点かも知れない。

金総書記の生前には、張成沢氏は公式行事で常に後ろの列で静かに立っ
ていたが、今回の葬儀期間中に初めて大将の階級章を付けた軍服姿で前
面に姿を現し、この日も金正恩氏のすぐ後ろを歩くことで自らの権力を
誇示した。

霊きゅう車の左にいた軍人たちは、金正恩氏が後継者に内定した2009年1
月以降に昇進と栄転を繰り返した人物ばかりで、いずれも金正恩氏と近
く、また張成沢氏とも親しいとされている。

中でも「砲撃の達人」「金正恩氏の軍事家庭教師」などと呼ばれてきた
総参謀長(韓国の合同参謀議長に相当)の李英鎬(リ・ヨンホ)次帥は、
28日の葬儀でも霊きゅう車の左側先頭を歩き、金正恩氏と最も近い側近
であることを誇示した。

その李英鎬次帥でさえ一目置くのが金正覚(キム・ジョンガク)総政治
局第1副局長(大将)だ。総政治局とは小隊長から総参謀長に至るまで、
朝鮮人民軍の将校全員の一挙手一投足を監視する組織。

世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)首席研究委員は「金正恩氏
が軍を掌握する過程で、誰よりも重要な役割を果たしたのが金正覚だ」
と語る。(朝鮮日報)

<北朝鮮は金正日総書記の死去により、三男・正恩氏(28)を序列1
位とした体制がスタートした。しかし、若き指導者には経験や実績の不
足といった懸念材料が多く、先行きは不透明だ。正恩氏の後見人として
国防副委員長、張成沢氏(65)は序列19位ながらナンバー2級の地位が
アピールされており、すでに国を足元から揺るがす権力闘争の予兆もみ
られる。失脚へと追い込まれる場合、どのような事態が想定されるのか。
専門家の分析で、三代目破滅のシナリオを検証した。

故金日成主席が1994年に死去し、金総書記へ権力が移行したときとは全
く異なる点が2つある。ひとつは、金総書記は約20年かけて後継者の足
場を固めたが、正恩氏は1年3カ月足らずだったこと。もうひとつは、
94年よりも経済は格段に悪化し、国民の多くが飢えて不満が蓄積されて
いることだ。

現代コリア研究所の佐藤勝巳所長は、「正恩氏が最も恐れているのは、
ナンバー2の座をめぐる権力闘争によって機能不全に陥ること」とみて
いる。

「序列が第一の組織では内ゲバが避けられない。父・正日氏のように押
さえ込む力があるとは思えず、収拾がつかなくなる。こうなったとき北
を支援する中国が背後で動き、正恩氏の代わりにマカオにいる親中派の
長男・正男氏を立てた政権樹立を企てるだろう」

経済で行き詰まった北にとって、中国からの支援は生命線。また、中国
にとっても北は地政学的にみて重要だ。

「38度線は中国が死守したい防衛ライン。混乱に乗じて親米、反中の体
制に移行するのは何としても避けたい。正恩氏の体制で内ゲバを抑えら
れなければ、中国はすぐに動く。

今、最も注目すべきは28日に行われる葬儀。幹部の並ぶ順番が、発表さ
れた葬儀委員会名簿の序列に変化があった場合、権力闘争がすでに始まっ
ていることを示すからだ」(佐藤氏)

権力の移行期では、前体制で厚遇されてきた勢力の動きから目が離せな
い。元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏は「正日氏が強
化し、庇護してきた核開発と特殊部隊の関係者が不満分子となり、正恩
氏を権力トップの座から追い落とす」と指摘する。

「困窮が著しい北で正恩氏が最優先で考えているのは、対米関係の改善
で支援を引き出すこと。ところが、米国は支援との交換条件に核開発の
停止、特殊部隊の大幅削減を要求してくるとみられ、正恩氏はこれを飲
むしかない。

優遇されてきた核開発関係者と特殊部隊は失業となり、大多数の北朝鮮
国民と同じ飢えにさらされる。この事態を避けるには反乱しかない」

正恩後の体制は、「ミャンマーで1988年に軍部がクーデターを起こ
した後のように、軍事政権による集団指導体制へと移行する」(鍛冶氏)
との流れで確立されるようだ。

ただ、正恩体制は容易に崩壊しないとの見方もある。2005年3月まで外
務省北東アジア課北朝鮮班長として北朝鮮外交の最前線にいた原田武夫
氏=シンクタンク代表=は、「経済を豊かにしていく路線が頓挫したと
きに失脚することはあり得るが、現状では考えにくい」と分析する。

「米国のブッシュ前政権は発足当初に北の体制について全面的な変革を
求めたが、中国が猛反発。周辺国にとっては難民の流出が最大の問題だ
からだ。

そこで各国は、強硬な正日氏というトップだけをすげ替え、体制は維持
させる方針へと転換した。今回、体制の移行はいい形、かつ非常によい
タイミングで行われた」

原田氏が重視しているのは米軍の動きだ。

「先週、イラクでは米軍の完全撤退によりオバマ大統領が戦争の終結を
宣言した。これは米国が再び戦闘可能になったことを示す。今の米国に
イラクと北を相手にした二正面作戦は困難だったが、北朝鮮に注力でき
るようになった。

米国との対峙を避けるため、北の体制移行はすべからく絶妙だったとみ
ている。今後はマカオの正男氏がファンドマネジメントで稼ぐ資金を糧
としながら、経済の安定を目指す正恩氏の体制が続くだろう」

非核の看板を掲げたオバマ米大統領が来秋の大統領選を控え、北への関
与を深めてくるのは必至。北を支援する中国の動きも気になる。まずは、
正恩体制の基盤を崩壊させる権力闘争の前兆が表面化するのか、28日の
葬儀が注目される。(ZAKZAK)
 
2011.12.30 Friday name : kajikablog 



━━━━━━━
話 の 福 袋
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 ◎首相、内閣改造を検討…一川・山岡氏交代へ

野田首相は、問責決議が参院で可決された一川防衛相、山岡消費者相の
交代を含む内閣改造・民主党役員人事の検討に入った。

複数の民主党幹部が30日、明らかにした。人事の時期は、復興庁発足で
閣僚を1人増員する2月上旬に断行する案が有力だ。通常国会召集に先
立って1月中旬に行う案もある。首相は年明け以降、輿石幹事長ら党執
行部と協議し、最終判断する。

輿石氏に近い民主党参院議員は「内閣改造はするだろう。復興庁発足に
あわせて、一川、山岡両氏をすぱっと代えればいい」と語った。

自民、公明両党は一川、山岡両氏が続投した場合、通常国会で2人が関
連する国会審議に応じないとしており、与党内では、消費税の増税を巡
る与野党協議を進めるためにも、国会審議が本格化する時期までに2閣
僚の交代はやむを得ないとの声が強まっている。 

読売新聞 12月31日(土)3時5分配信




 ◎離党届9人 新党「きずな」結成へ
   
民主党に離党届を提出した9人の衆議院議員は、年明けに発足させる新
党について名称を「きずな」とし、代表に内山晃元総務政務官が就任す
ることを決めました。

民主党の小沢元代表に近い衆議院議員や鳩山元総理大臣に近い衆議院議
員、合わせて9人は、野田政権が目指す消費税率の引き上げは、先の衆
議院選挙の政権公約に反しており、容認できないとして、今月28日に
離党届を提出しました。

そして、政権公約の実現を旗印に、年明けに新
党を結成するため、調整を進めた結果、新党の名称を「きずな」とし、
代表に内山元総務政務官が就任することを決めました。

また、幹事長に渡辺浩一郎氏、政策調査会長に斎藤恭紀氏、国会対策委
員長に豊田潤多郎氏が、それぞれ就任する方向となりました。

内山氏らは、今後、党の綱領や政策などについて調整を進めたうえで、
年明けの来月4日に総務大臣に新党結成を届け出ることにしています。

NHK 12月31日 4時13分



  ◎タミフル副作用:25万人に1人、重篤化招く恐れ

インフルエンザ治療薬のタミフルが、患者25万人に1人程度の割合で、
服用後12時間以内に重い呼吸困難など容体の重篤化を引き起こしてい
る可能 性があるとの分析結果を、NPO法人・医薬ビジランスセンター
(大阪市天王寺区)理事長の浜六郎医師らがまとめ、オランダの医学専
門誌「薬のリスクと安全 の国際誌」に発表した。

浜医師らは厚生労働省の公表データに基づき、09年発生の新型インフ
ルエンザで死亡した患者のうち、医師にかかった時点では重篤でなか
った161人について分析した。

タミフルを投与された患者は119人で、うち38人が12時間以内に重篤な状
態に陥るか死亡した。別のインフルエンザ治療薬のリレンザを投与され
た患者は15人で、12時間以内に重篤化や死亡した人はいなかった。

浜医師らは一方、製薬各社が同省に報告したデータなどから、同時期の
タミフル使用患者を約1000万人、リレンザ使用患者を約700万人と推定。

 年齢などを考慮して統計的に分析すると、タミフル使用者はリ
レンザ使用者より死亡率が約1・9倍高く、特に使用後12時間以内に
重篤化か死亡する率は約 5・9倍になるとの結果が出たという。

厚労省医薬食品局安全対策課は「論文を検討中で慎重に確認したい」と
説明。タミフル輸入販売元の中外製薬は「社内で統計学や疫学の専門家
が精査している途中だ」と話している。

毎日新聞 2011年12月30日 10時06分

タミフル:副作用、専門家が分析 重篤化誘因の恐れ

 ………………………………………………………

Wikipedia

1976年に米国でH1N1が発生し、4300万人に予防接種を行った。約400人が
ギラン・バレー症候群 (GBS) となり、25人が死亡した。インフルエンザ
による死亡は0のため大問題になった。 1957年にも同様な現象が見られ
た。

CDCに よると通常でも毎週80-160例の新規患者が発生している。因果関
係は明らかだが、予防接種を中止するほどの問題とはされていない(新
型では11月末現 在10例)。米国ではVAERS (Vaccine Adverse Events
Reporting System) によるワクチン副反応監視が行われている。

 ………………………………………………………

モダンメディア 56巻3号2010[人類と感染症との闘い]

(所々略)

1960年春には北海道で始まる小児麻痺の流行があり、全国で5,606人と日
本における史上最大の患者届出があった 

このときの流行では予後の悪い延髄型(ポリオウイルスが延髄にまで達
して呼吸麻痺を起こす)が多く、患者の8〜12%が死亡した。その呼吸麻
痺に対しては米国では鉄の肺と呼ばれる装置が 考案され使われていた。

ソ連などからの生ワクチン緊急輸入という社会的な大事件を経て、1961
年7月下旬から8月末にかけてわずか1カ月の間に、1,300万人分のワクチ
ンが生後3カ月から5歳までの小児に、また、流行地では9歳までの小児に
もれなく投与された 。その効果は劇的で患者発生数は急激に減少し、
1980年以降、野生株ウイルスによる患者発生ゼロの状態を持続している。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

予防薬の投与と副作用の関係は一筋縄ではいかず、相当に悩ましい関係
に在る。被投与者の何人に一人の、どの位の副作用なら許容出来るかが
難しい問題で、薬に依っては訴訟に発展しているものもある。    
                         (佐藤雄一)



 ◎後期高齢者医療廃止法案、早期審議入りへ

2011.12.31 01:00 【産経ニュース】 

政府・民主党は30日、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度を廃止して
新制度へ移行するための高齢者医療改革関連法案について、来年の通常
国会に提出し、早期審議入りさせる方針を固めた。後期高齢者医療制度
は、平成21年の衆院選マニフェスト(政権公約)で廃止を明記してい
た。

新制度をめぐっては、野党が反対していることに加え、新制度を運営す
る地方側との調整も済んでおらず、厚生労働省が法案提出に抵抗。財務
省も「消費税増税関連法案の審議の妨げになる」として早急な審議入り
に難色を示したため、社会保障と税の一体改革大綱素案の原案では「平
成24年通常国会へ法案提出を目指す」とし、事実上、法案提出を棚上
げしていた。

しかし、消費税増税や八ツ場(やんば)ダム(群馬県)本体工事再開な
ど相次ぐマニフェスト違反への批判の高まりを受け、党執行部が方針転
換。30日に決定した一体改革大綱素案の政府案は「通常国会へ提出す
る」と法案提出を明確化する文言に書き換えられた。
 
〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎兵士6人が集団脱北、北が中国領内で2人射殺

【瀋陽=比嘉清太】北朝鮮・新義州(シンウィジュ)と接する中国遼寧省
丹東の郊外で、金正日(キムジョンイル)総書記の死去前の今月上旬、北
朝鮮軍の脱走兵6人が中国側への脱出を試み、2人が北朝鮮側に射殺さ
れ、残る4人が中国側に拘束されていたことがわかった。

地元当局者が明らかにした。中朝関係筋によると、この数年で軍の食糧
事情が悪化したため、兵士の脱北が急増している模様だが、射殺は異例。

地元当局者によると、射殺された脱走兵らは国境を流れる鴨緑江を渡河
して中国領内に入り込んでいたにもかかわらず、北朝鮮の国境警備隊が
構わずに発砲した。北朝鮮側は兵士の脱北に極めて神経質になっている
模様だ。

6人は仲間で武装していたとみられる。中国側に拘束された4人は、北
朝鮮側に引き渡されたという。
読売新聞 12月31日(土)8時56分配信



 ◎消費増税「政府案」決定の舞台裏 首相を覆う孤立の影

30日夕、公邸前で珍しく記者団の取材に応じた野田佳彦首相の言葉は、
これまた珍しく高揚していた。

「前進があったと思っている。党内で反対意見もあったが、一致してま
とめることができた」

この直前、「政治家としての集大成」とまで言い切った消費税率の引き
上げ問題で、「平成26年4月に8%、27年10月に10%」とする政府案に
何とかたどりつくことができた。しかし、そこに至る道のりは、政治生
命すら絶たれかねない綱渡りの連続だった。

 ◆自らの甘さ実感

26日夜、民主党の藤井裕久税制調査会長が官邸の首相執務室に駆け込ん
だ。

藤井氏「八ツ場(やんば)ダムの工事再開決定で、増税反対派が勢いづ
いています。それでも(消費税をめぐる)年内の意見集約という意志は
変えませんか」

首相「曲げません」

藤井氏「首相ご自身の意志を直接示したほうがいいかもしれません」

2人は、首相がインドから帰国する29日を“勝負の日”とにらんだ。そ
して、この日予定される党の税制、社会保障と税の一体改革両調査会の
合同総会に首相自ら乗り込み、反対派を説得する腹を固めた。

首相には自信があった。総会直前には、前原誠司政調会長や藤井氏らを
公邸に集め、「30分は演説したい」と意気込みを示した。

しかし、いざ総会に出席してみると、自らの甘さを悟ることになる。
「離党者に冷たい」「今内閣不信任案が出たら賛成するぞ」…。首相を
待っていたのは、増税反対派からの激しい言葉。党内融和どころか、現
実は党内分裂だ。

最終的には当初想定した消費税率の引き上げ時期を、半年先送りする妥
協案を示すことで、総会を乗り切った。念願の消費税増税へ一歩前進−。
大きな達成感を感じる首相だが、党執行部の多くは冷ややかだ。

首相が総会で奮闘していた頃、小沢一郎元代表ら増税反対派とのパイプ
役を期待された輿石東幹事長はすでに、地元・山梨県に帰省していた。
長く日教組という「組織」に身を置いてきた輿石氏は、消費税増税のた
めなら「たとえ離党者が出ても」と気色ばむ首相のことが理解できない。

前原氏は、経済成長を重視する「上げ潮派」に近く、財政再建派の首相
とはそもそも路線が異なる。

今後、消費税問題の主戦場は与野党協議の場に移る。しかし、自民、公
明両党は早期の衆院解散を求め、応じる気配はない。首相は両党の説得
を誰に委ねようというのか。

 ◆小泉流を警戒

「首相は、『郵政民営化』を旗印に衆院解散に打って出た小泉純一郎元
首相をまねようとしている」

消費税問題に執念を燃やす首相に対し、党内でこんな声が出始めている。
議員たちは、「増税」を旗印にした衆院解散の可能性を敏感に嗅ぎ取っ
ている。

増税反対派の対応にも微妙な変化が起こっている。

執行部の運営に腹を立て総会を途中退席した山田正彦元農林水産相は、
30日未明まで数人の議員と官邸近くの居酒屋で飲みまくり、「本来の
民主党に戻そう!」と叫んだ。出席者の一人は「分党」の可能性もちら
つかせ、従来通り首相との対決姿勢を示した。

かたや、「首相一人のためにこの国や政権があるわけでない」と断言し
ていた川内博史衆院議員は、総会後に藤井氏とガッチリ握手した。党の
「増税を慎重に考える会」の田中慶秋会長も「首相が政治生命を懸ける
思いなら、協力していかねばならない」と述べた。2人は首相に理解を
示してるのではない。首相の“暴発”を警戒しているのだ。

首相の孤立感は徐々に深まっている。(水内茂幸)

産経新聞 12月31日(土)7時55分配信

  





━━━━━━━
反     響
━━━━━━━


 1)「驚きも緊張感もない不思議さ」

イスラエル人の緊張感、それは今の日本人には想像もつかないでしょう。
その「緊張感」、そこから生じた「感動話」・・大震災はそういうもの
を久々に呼び起こしてくれました。しかし大方の日本人は、被災者を除
き、もう忘れかかっていますよ。テレビの阿呆番組を見ればよく分かり
ます。

ところで橋下大阪市長は7人の子持ちです。それゆえ、彼は1,000兆円と
いう巨額の財政赤字が、自分の子供を含む子や孫にどれだけのツケを残
すかを実感している筈です。

それを霞ヶ関に巣食う自分の先輩たちがもたらしてきたことも・・・。
だいたい日本人はこの数字に驚きを感じていません。私にすれば、それ
こそ「驚き」そのもので、毎日頭から離れないのですが、何事もないよ
うに振る舞っています。奇観です。

菅首相は財務大臣のとき、その緊張感ゼロの状態でカナダにおける国際
会議に臨み、「大恥」(日本の国債購入者の大部分は日本人ですから心
配ないという発言に対して、外国人から笑われ、批判を受けたこと。

まことにお粗末というか、恥ずかしい・・)をかき、帰国後、補佐官や
財務当局者を呼びつけ怒鳴り散らしました。消費税増税を口に出し始め
たのはそのとき以来です。

ここで、財務当局にまたもや丸め込まれたようです。それが野田首相に
受け継がれています。野田首相の空しい言葉の繰り返しは、空転言語と
でもいうべきもので、原因も解らずに政治をやっていることを示唆して
いるようです。 

危ういですね、今の日本は!

日本人の驚きを感じない心は、イスラエル人の緊張感に思いを致さない
神経と通じているようです。 1987年前後でしたか、日本の土地価額(時
価換算)がアメリカの4倍もあったという「異常事態」がありました。
この異常を「異常の二乗」で、しつこく報道しなかった 

マスコミの不作為も「驚きの二乗」でした。それが、その後におけるゼ
ロ金利や長期不況の根本原因になっていると思うのですが、そこにも
「驚き」や「疑問」がありません。「なんとかなるさ」で乗り切ろうと
しているようです。本当に日本特有の 

大らかさ?というか、能天気というか、異常で不思議な現象ですね。

もし為政者の多くが女性だったら、国債乱発に加担したでしょうか?そ
の国債ですが、財政法に明記されている償還計画を無視したかたちで発
行されてきたというから、これまた驚きです。アメリカ・オバマ大統領
が国債発行で苦労したのは、発行制限枠という法律あってのことでした。
この国債発行に関わる緊張感の差は、いったい何でしょうね。

日本人はアメリカの陰謀がどうの・・という前に、こういう「国家の体
をなしていない」 

ところにも目を向けて、もっと驚き、反省、抜本改正すべきだと思うの
ですが、いかがでしょう?自民、民主党の体たらくも、共にこういう根
本問題を見逃してきて、それどころか利権山分けに奔走してきたことに
影響しているのでしょう。(浜田 實)



 2)頂門の一針第2500号、読者5000人目睫の間に入りましたね。病と
闘いながら努力され、尊敬と感謝の念で一杯です。来年もお体にお気を
つけて私共読者の為に頑張って下さい。              
     (TU生)  百花春至為誰開・放てば手に満てり


主宰者より:ありがとう御座います。年末年始も休み無く配信いたします。



 3)往生ぎわの悪い愚物が恥の上塗りを重ねていますが、このまま放
置すれば、日本国の安全保障態勢がさらに悪化するではありませぬか。
野田どせう氏にワシントンから異例の内政干渉を受ける覚悟はできてい
るのでありませうか。

坂元 誠 拝 sakamoto@e-mail.jp

一川防衛相、1月の訪中断念 中国側が拒否

【産経ニュース】 2011.12.30 14:31 [日中関係] 
 
一川保夫防衛相

一川保夫防衛相が来年1月24日召集予定の通常国会前に計画していた中
国訪問を断念したことが30日、明らかになった。年末までに中国側に打
診したところ、中国側から回答を得られなかったためだ。

政府関係者は「中国側が参院で問責決議を受けた一川氏を迎えてもメリッ
トはないと判断し、受け入れを事実上拒否したのではないか」と話して
いる。

政府関係者によると、防衛省は一川氏が1月中旬に予定しているモンゴ
ル訪問に合わせて訪中し、梁(りょう)光烈(こうれつ)国防相との防
衛首脳会談を行いたいとして中国側に調整を求めていたという。

梁(りょう)氏は平成21年11月に来日しており、日本の防衛相の訪中は
日中間の課題となっていた。北沢俊美前防衛相が今年8月中旬の訪中を
検討したが、梁氏の日程が合わず先送りとなった。

9月で再調整に入った直後、菅直人前首相の退陣で延期を要請した日本
側に中国側は年内の訪中には応じないと伝えてきていた。そこで一川氏
による年明けの訪中が浮上した。

北朝鮮の金正日総書記の死去を受けた朝鮮半島情勢を含め、防衛分野で
も中国側と協議すべき喫緊の課題は多い。このため「この時期に防衛相
の訪中が実現しないのは異常事態。日本の安全保障の観点からも、問責
決議を受けた防衛相は早期に交代させるべきだ」(中堅)という声が出
ている。〔情報収録 − 坂元 誠〕



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


すっきりと明るくなった猿江公園。朝の散歩者はまばら。特に女性が少
ない。年始の用意に追われているのだろう。

読者のあなた、今年もご愛読下さいまして誠にありがとうございました。
新年もよろしくお願いいたします。

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