政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針 1380号  08・11・14(金)

2008/11/14


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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1380号
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         平成20(2008)年11月14日(金)



                              ●●党への謝罪金2兆円:渡部亮次郎

                                 兵庫県知事発言の真意:毛馬一三

                               日本の体質は戦前と不変:加瀬英明

                                   幹部に現場経験なし:前田正晶

                         1000億ドルも拠金の日本を無視:宮崎正弘

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記

□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1380号           
 
                              発行周期 不定期 (原則日曜日発行)
             
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●●党への謝罪金2兆円
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         渡部 亮次郎

<判断丸投げに反発=給付金の所得制限−市町村

「無責任」「誤った政策だ」「いいかげんな制度」「言語道断」−。定
額給付金に所得制限を設けるかどうかを個々の市町村に委ねると政府・
与党が12日決定したことに対し、判断を丸投げされた格好の市町村は一
斉に反発した。

佐賀県多久市の横尾俊彦市長は「国は発案者としての責任ある主体性を
発揮すべきだ」、浜松市の鈴木康友市長も「再考していただきたい」と
憤慨。高知県安芸市の松本憲治市長は「地方の市町村でそんなに所得が
ある人はそういない」と、所得制限を設けない意向を示した。札幌市の
上田文雄市長も「混乱や市民間の感情的な対立を引き起こす可能性があ
る」と、同様の考えだ。

人口が多い大都市は給付事務の混乱を懸念し、東京都杉並区の山田宏区
長は「自治体として当惑している」とコメント。別の区の課長も「きち
んと所得制限をするのは事務的に極めて難しい。本人の自己申告に頼る
ことになるだろう」と、実際には機能しないことを逆説的に説明した。
> 11月12日16時49分配信 時事通信

末端の役場職員は不満たらたらだ。

<定額給付金の所得制限を市町村の判断に任せる、という報道がありま
した。

「地域振興券」のときには給付条件を確認するために「地域振興券」の
印刷や受付、問い合わせ対応で役場職員総出で準備をし、窓口がかなり
混乱したことを思い出しました。

一律1万円給付、という発想はそういう混乱を避けようとしたのだ、と
いうことでは「定額給付金」そのものの是非とは別に現場は前よりやり
やすい、ということでは評価していました。

しかし、今回の「定額給付金を市町村の判断に任せる」という報道には
びっくりしました。

このままでは、国の為政者は地方分権の名の下に、地方の行政に対して
段々と無責任になっていくのではないか?とさえ思えます。

むしろ、「定額給付金の所得制限を市町村の判断に任せる」くらいなら、
「人口割りで地方交付税に加算」したほうがましです。

人口1万人程度の町で、ここ数年(小泉改革のお陰)で地方交付税は6億
円くらい減収になっています。

50億円程度の予算規模で約6億円の減収は通常の改革努力を超えています。

1億円交付税が増えれば一息つけます。

いずれにしろ「地域信仰券」は筋が悪い発想です。>(青森県内役場職員)

ある読者は怒り心頭だ。

<今度の定額給付金騒ぎ、最終結論は地方へ丸投げとなった。

テレビに出てくる顔ぶれの面々、公明党の代表たちは「してやったり」
と余裕の戦勝ぶりを誇っている。自民党の政府関係者たちは、右往左往
で、まるで彼らのシモベとも見える迷走振りである。

過去にも公明党の言いなりになってやった地域振興券が何の効果もない
バラマキであったにも拘わらず、またもや言いなりになって同じ愚を犯
す迷走振り、懲りない面々とはこうした人たちを言うのだろう。

ある人たちが言っていたが、そんなカネがあるんだったら介護の現場、
救急医療の現場に回して、キチンと対応できる体制にした方が余程まと
もな政治になるとのこと。

自分たちの評価を下げる愚作に血道を上げるより、さすがは「麻生内閣」
だと言われる政策に頑張ることだ。邪魔なものは排除しても、それを実
行すれば選挙も大勝利です。最初から人に頼ろうとするから、碌な事が
ないのです。>(なみお)

「なみお」氏も気づいたように、これは公●党から創●学会へのお歳暮
であり、●明党へは自民党からの「謝罪金」。いうなれば自民党から●
価学会への「慰労金」でなくて何であろう。

●価学会は、2009年夏の都議会選挙に全精力を注ぐよう「上部」から圧力
がかかっているため、組織内の「体力回復」を考慮して、衆院の解散・総
選挙を年内に済ますことが大命題だった。●明党が早期解散を執拗に迫っ
たのは、そのためである。

これに対して自民党は「11月30日投票」を一旦は約束しながら「反故」
にしてしまった。秘密調査で「敗戦)間違いなしとでたことが理由だが、
いつの間にか世界的金融危機を理由に摩り替えた。

そこを●明党から厳しく追究されたものだから、景気対策に名を借りた
●価学会員のための「撒き餌」たるバラマキ給付金に唯々諾々と応じざ
るを得なかった。低所得層たる「●会員」への支給額を厚くしようと、
●党側が高額所得者への制限にしつこく拘ったことを見れば真相は歴然
である。

これは定額給付金でもなんでもない。●たちに対する自民党の「みかじ
め料」である。みんな懐にしまってしまうから肝腎、景気対策にならぬ
事、前回と同様である。役場職員(自治労)の恨みを町長(自公)が買うだ
け自公は損する。

私は某社の初代●党担当記者にして初代●学会担当記者だった。いまは
各社とも●ガ怖いから真相を記事にできない。この記事を読まない人は
永遠に解らない。  2008・11・13



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兵庫県知事発言の真意
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            毛馬 一三

井戸敏三兵庫県知事の「関東大震災が起きればチャンスになる」とした
発言を、マスコミが不適切発言だと騒いでいる。しかも河村官房長官が
記者会見で、井戸知事発言に敢えて自戒を求めたり、石原東京都知事が
強い反発の姿勢を見せたことから、事態はヒートアップしている

事の起こりは、11日に和歌山市で開かれた近畿ブロック知事会議で、井
戸知事が「関西経済をめぐる議論」の中で、切り出した発言だった。

同知事の発言は概略以下の通りである。

「東京一極集中をどうやって打破するかという旗を掲げないといけない。
物理的には、関東大震災なんかが起きれば、相当なダメージを受ける。
これはチャンスですね。

チャンスを生かす、そのための準備をしておかないといけない。機能的
には金融なんです。金融とマスコミが東京一極集中になっている。東京
に行った企業をもう一度関西に戻せというカムバック作戦を展開してい
く必要がある。

(中略)そういう意味では、防災首都機能を関西が引き受けられるよう
な準備をしておかないといけない」。(朝日新聞)

これを見る限り、やや言葉足らずはあるものの、首都圏の震災時に果た
す関西の役割を主張したものと受け取るのが普通で、大震災県である知
事がその立場を逸脱した不謹慎な言及と決め付けるのには、些か行き過
ぎを感じる。

ところがこの発言にマスコミが一斉に批判の矛先を向けた。知事発言の
中の「関東大震災とチャンス」の言葉だけを連動させて、「阪神淡路大
震災を経験した兵庫県知事が、関東大震災をチャンスだと述べるのは、
不謹慎だ」と厳しく決め付けたのだ。

オモシロ可笑しく煽ることが、読者(視聴者)の気を惹く好材料との思
いから動き出したことは紛れも無い事実。この瞬間に井戸知事の真意は、
雲散霧消した。

会議参加の知事らも、マスコミの意向に応じる形で、「表現は不適切で
あり、訂正すべきではないか」と指摘する意見を次々に明らかにした。

その上で河村官房長官が、「兵庫県は阪神・淡路大震災で大変苦労し、
痛みを十分知っているはずだ。また、大震災の時は全国も心配して協力
した。その県の知事の発言だから残念だ」と述べ、石原知事も「不謹慎
極まりなく、話にならない」と切り捨てた。

マスコミの報道で、明らかに井戸知事の発言意図とは食い違った批判ム
ードが一人歩きし、知事自身の見識や人格問題にまで踏み込むような予
期しない事態に発展して仕舞ったのには、首を傾げたくなる。

果たして、井戸知事はその日の記者会見で、「東京一極集中へのリスク
への高まりとリスクへの備えを引き受けるのが関西の引き受けるチャン
スとなるという意味を言いたかった」と発言の意図を説明した。

しかし騒ぎが収まらないのに配慮したのか、13日改めて記者会見し、
「不用意に“チャンス”という言葉を使ったことは適切ではなく、深く
反省しており、取り消せるものなら取り消したい」と述べている。

ただ、「発言の趣旨は東京への一極集中が進む中、首都直下型地震が危
ぐされており、危機管理の面で関西が第2首都機能や防災機能を高めな
ければならないと指摘したかったものだ」と繰り返し強調し、肝腎の発
言の趣旨は事実上撤回していない。

ところで最近地方の知事が、地方分権と地域政策の質的向上を目指して、
国などに向けて大胆な発言を行う事態が目立っている。

大阪、京都、滋賀、三重の4府県知事が11日、国土交通省が河川法に基づ
き、河川整備計画に盛り込まれた大戸川ダム(大津市)に反対する共同
意見を出したのも直近の一例だ。国の計画案に知事が反対意見を出すこ
と自体初めてのことで、国側の計画見直しは必至だといわれている。

要は地方の意向が、知事の発言や共同合意で改革の旗印が翳される時代
になりつつあるのだ。

だとすれば、多少知事の発言に突発性と意外性、加えて多少表現の拙さ
があったとしても、マスコミはその発言の真意を洞察すべきで、ただ興
味本位に事実を曲げて煽り立てる今の対応は、地方で芽生えつつある新
しい政治手法の変化に気づいていないということになる。

地方の知事にとっては今税収の逼迫による財政上大きな危機に迫られて
いる。そんな危機的状況の時だけに、知事は地域の活性化に向けての発
言や行動には誰にも気兼ねすることなく、思い切り発言し、その反応を
見ながら地方改革を大胆に進めるよう願うものだ。

となれば、揚げ足とりの煽り立て報道や人格見識まで踏み込み過ぎる各
界の反論は控えるべきで、それこそ思い切った知事の真意に耳を貸す機
運づくりを歓迎するのが、いま求められていている要件ではないだろう
か(了)2008.11.14



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日本の体質は戦前と不変
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         加瀬 英明

 もう20年以上前のことになるが、日本新聞協会の標語に、「新聞が守る
何でもいえる国」というものがあった。

 今日でも、これは嘘である。航空自衛隊の田母神俊雄幕僚長が「日本は
侵略国家ではなかった」と主張する論文を、個人の責任において発表し
たところ、政府の公式見解と異なるものとして罷免された。新聞もテレ
ビも、田母神空幕長が解任されたことに対して批判する声を、まったく
取りあげることをしなかった。

 これまで歴代の内閣が保身のために、国家にとってきわめて重要な問題
であっても、波風をたてないように、論じるのを避けてきたことが、戦
後日本の宿痾をいっそう癒し難いものとして、国家が備えているべき活
力を奪ってきた。

 どのような問題であれ、臆することなく論議するべきなのだ。そうする
ことがないために、日本は国家としての逞しさを失っている。

 戦後すでに63年がたったというのに、欠陥憲法を戴いていることはもと
より、国連がすべての加盟国に国権の発動として認めている、集団自衛
権の行使を禁じている憲法解釈であれ、学校教育が混乱して少年男女の
学力が諸国に比較して大きく低下していることであれ、道徳教育を疎か
にしてきたことなど、日本が患っている疫病をあげてゆけば枚挙に遑(い
とま)がない。不治の病なのだろうか。

 戦前に戻れば、新聞が自らつくりだした世論に媚びて、白昼、犬養毅首
相を首相官邸で射殺した、5・15事件の青年将校を擁護したり、満州事
変が起こると、戦争を部数を拡大する好機としてとらえて、軍国熱をさ
かんに煽ったことが、国を滅した。

 中山成彬国土交通相の発言を封じたのは、昭和年に美濃部達吉博士の天
皇を法人としてみる天皇機関説が、議会で政治問題化した後や、昭和十
五年の斉藤隆夫代議士の反軍演説をはじめとして、正論を封じたのと変
わりがない。日本国民はあの惨憺たる敗戦から、学ぶことがなかったの
ではないか。

 戦前も戦後も、日本国民の多くがはっきりとした自分の考えをもつこと
がなく、流れに身を預けようとするために、得体が知れない、安易なコ
ンセンサスに従おうとする力が強く働いてきた。

 戦前では過剰な神国思想や、軍国思想のように、得体も分からないもの
がコンセンサスとして権威をふるって横行したために、日本が漂流した。
かくてて、難破した。

 これは国民のほとんどが成熟した自己を持っていなかったことから、起
こった。中途半端な自我形成しか行われていないために、多くの日本人
にとって自我の中心が自分のなかにあるよりも、集団のなかにある。

 自分を一人ぼっちの人間として意識することがなく、自分が属する集団
の部分としてみるから、しっかりした自己を確立することがない。今日
でいえば、日本国憲法の不条理な平和主義が、得体が知れないコンセン
サスに当たる。

 戦前の日本を滅ぼしたのが、過激な軍国主義だったとしたら、戦後の日
本を滅ぼすのが過激な平和主義である。二つとも、現実から大きく遊離
していた。

憲法をとれば、保守派は口を開けば、押しつけたアメリカが悪いという
が、講和条約によって独立を回復してから、50年以上が経っている。し
たがって、日本国民がつくった――自分のものとした日本の憲法という
べきである。

 一時の狂熱に憑かれたアメリカよりも、半世紀以上にわたって、重大な
欠陥がある憲法を改めることができない日本国民のほうが、罪がはるか
に重い。私たちは占領軍を格好な免罪符としてきたが、そうしてはなる
まい。

それにしても、年を追うごとに政治家が軽くなった。それはテレビ番組
が楽しくなければならないというのと、まったく同じ発想で、政治家も
国民も政治が楽しくなければならないと、思うようになったからだ。

政治が低俗な興行化したためであって、政治を生業にする人々の責任よ
りも、国民のほうにより大きな咎があると思う。

成田空港が開港したのは、昭和53年だった。それから30年も経ているの
に、地権者が譲ることを拒んでいるために、地権者の所有地が空港予定
地に大きく食い込んでおり、いまだに完成していない。そのために日本
の玄関口であるべき成田空港は、アジアにおける熾烈な空港競争に、大
きな遅れをとってしまっている。

このような状況は、国と地権者のあいだに生じた痼(しこり)によっても
たらされたのであって、地権者が買収価格をあげようとして、30年にわ
たってごねているとは考えにくい。

それならば、国会か、公開の場における論戦を通じて、明らかにしてほ
しかった。中山氏の口を封じたのは、狂気に駆られた海軍将校が、「ま
あ話を聞きなさい」とたしなめた犬養首相に対して、「問答無用。撃て」
と金切り声をあげたのと、変わらなかった。

少年男女の教育は、国の大事である。日教組が知的に破産したマルキシ
ズムを信奉して、児童の教育よりも、反体制の政治闘争に血道をあげて、
組合員の待遇改善を優先させてきたのは、周知のことである。

そのために、伝統的な生活文化が培ってきた徳目を疎かにして、子供た
ちを躾けることを怠ってきた。道徳教育を白眼視したために、凶悪犯罪
が増えた。

また、日教組は教員を労働者と位置づけて、労働量を軽減するために、
授業時間を短縮する「ゆとり教育」を推進した。「ゆとり教育」は惨憺
たる失敗だった。当然のことに学力の低下を招いたために、見直される
ようになった。

中山氏の「日本は単一民族」という発言は、正しい。日本は多民族国家
ではない。もっとも日本人は朝鮮民族と異なって、南方系や、大陸系の
血が混じった雑種民族であって、同じ日本人であっても骨格や、顔つき
に、大きな差異がある。

アイヌ民族の人口は平成16年に北海道庁が実施した「ウタリ生活実態調
査」によれば、23,782人だった。北海道ウタリ協会によれば、全国的な
調査が行われていないので総数が掴めないが、東京在住のアイヌ推定人
口を2,700人と見積もっている。おそらく全国に3万人弱のアイヌ民族が、
生活しているとみられる。

 他方、昭和27年から平成15年までのあいだに帰化した韓国、朝鮮人の総
数は296,163人であり、その後も、毎年、1万人以上が帰化しているから、
アイヌ民族の10倍以上に達している。

アイヌ民族も日本国籍を持った日本人であることに変わりない。どうし
て、日本人として扱ってはならないのか。もしアイヌ民族を異民族とし
てみなすのならば、帰化した韓国人も、朝鮮人も、台湾人も、中国人、
フィリピン人、インド人、ネパール人、カンボジア人、チベット人など
も、異民族として同じように遇するべきであろう。

日本国籍を持っている韓国、朝鮮人や、中国人も、川崎のコリアタウン
や、横浜の中華街にみられるように、多分に固有な民族文化を保って生
活している。

 民主主義は自由で闊達な議論が行われることによって、はじめて機能す
る。タブーをつくることによって、思考を停止させて、議論を圧殺して
はならない。戦前通ってきた破滅の道を、懲りることなく歩んでいるよ
うで、背筋が凍る思いがする。 (2008.11)



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幹部に現場経験なし
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        前田 正晶

今月末にある会合で「内側から見たアメリカの経済と経営」と題したプ
リゼンテーションをやることになった。

20年以上も内側から見てきたアメリカ式からは、我が国との興味ある相
違点が多々発見できた。その全部をここで論じようとは思わないが「こ
れは意外だ」と思わせられたのが掲題の件である。

これはアメリカの「会社対労働組合」の在り方が、我が国と余りにも異
なっていることが理由である。組合は非企業内労組。法律的に会社側と
は別個な存在で、そこから会社側に転進、昇進ではない、していくこと
は極めて稀である。

私が自分が所属した事業部内で見た例では、日本の事務課長に当たる者
がその才能を高く評価した組合員を説得して、輸送係に転職させた例だ
けだった。

それのみならず、本項の趣旨を離れるが、少なくとも紙パルプ産業では
組合は職能別で、1つの工場内に「紙パルプ労連」、「電機労連」、
「建設労連」、「トラック輸送労連」の下部組織が存在している。

根本的に違うことはそれだけではない。組合員は時間給制で、会社側は
サラリー制(年俸制)であることだ。

我が国では新卒で入社すれば先ず組合員となって、製造業の場合は先ず
工場に配属されて現場の経験をすることになる場合が多い。

だが、アメリカでは組合に加入すれば、大多数はそのまま年功序列式に
仕事の重要性というか難易度が上がっていき、時間給も高くなっていく
仕組みである。従って、彼らが会社側というか、事務所で事務職や営業
職になっていくことは稀であるといった次第である。

すなわち、圧倒的に中途入社の社員で占められたいる会社側には、現場
の経験がない者が多いということになる。これはなかなか難しい問題で
ある。

会社側で事業本部長に就任すれば、当該事業の営業、経理、人事、総務、
輸送、生産=工場の管理・運営と全ての技術問題の責任を負うことにな
る。営業職一筋で上がってきた者でも、工場の技術者と対等に議論がで
きて、しかも短期間に、指導するだけの知識も蓄えなければ責任を全う
できないのである。

ここに我が国の製造業の会社との間に大きな違いがあると見ている。だ
が、私はここで何れが適切か、良いかを論ずる気はない。

それでは社員が現場に立っても、現場の組合員を指導できないではない
かと思われるだろう。だが、法律ないしは協定で会社側の者が生産現場
に入っても物理的な指導をしてはならない規定になっているのである。

例えば、現場で機械が故障した場合に、社員は如何に経験と能力があっ
ても、具体的に手を下してはならないのである。手を出せば「労働阻害
行為」になってしまう。

私は実際に工場内での経験で、この実態を知ることが出来たのである。

それは出張で工場にいた際に、パルプ工場で事故が発生して紙の生産が
止まってしまった。その時に珍しい存在だった組合員から社員となって
いわば技術主任をしていた者と現場に駆け付けた。

彼は一切マシンに触れずただ口頭であれこれ指示するだけで、いわば拱
手傍観に近い姿勢だった。私は疑問に感じたので「何故口だけ出して手
を出さないのか?早く問題を解決して紙の生産を再開させないのか?」
と尋ねた。

その答えが「法律の規制」であった。こういうことがあるとは朧気なが
ら聞かされていたが、現場で実際に見れば矢張り驚きであった。そして、
私は「これがアメリカの生産現場が抱える問題の一つか」と再認識でき
た。

このような根本的な問題は会社対組合の関係や、法律の関係もあるので、
一挙に解決、改良とは行くまい。だが、何時かは改善されるべきことだ
と思っている。
以上



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1000億ドルも拠金の日本を無視
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年)11月13日(木曜日)弐
         通巻第2384号  
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 オバマ次期大統領、14日からのG20金融サミットを欠席
   日本は1000億ドルも拠金するのに、米マスコミは日本を無視

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NYタイムズを開いて驚く1行がある。

「重要国リーダーが金曜日、ワシントンに一堂に会する金融サミットに
オバマ次期大統領は欠席の予定である。(米国をのぞく)19の国々には
英・仏・独、ロシアそして中国が含まれる」。。。

え、日本の名前がない。IMF増資に1000億ドルも拠金しようとする最
重要な国名が、NYタイムズ記者の頭にはインプットされていないのだ!

さてオバマ次期大統領はワシントンサミットに欠席し、シカゴにとどま
るか、ワシントンの会場から離れた場所に移動し、メドべージェフ(ロ
シア大統領)とだけは会談するらしい。各国指導者と別個の会談も避け
たい方針という。
 
第1に世界金融危機はブッシュ政権下で起きたことであり、その処理の
ための国際会議にオバマがでて、次期政権を拘束するようなコースに嵌
りたくないからだ。

第2にブッシュと「共犯」というイメージを避けたい。最初の100日間で、
オバマが前面に出す政策は「福祉、保険、倫理」であって金融危機と距
離をおく。

第3にいままだ政権委譲チームが発足したばかりの段階で、次期国務、
国防、財務という枢要な長官指名も行われていないうちに、次の経済政
策を拘束されてはかなわないという理由が「オバマが来ないサミットは
意味がないではないか」という批判を避けさせているようだ。

日本時間16日にG20の共同声明が出るが、17日の世界の株式相場、為替
相場は大荒れになるだろう。
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(読者の声1)貴誌382号(読者の声5)MARU氏の帝国主義の提言
から「もし日本が侵略なら米ソ英国支那みな侵略国家です。日本の戦争
は自衛戦争でした。「侵略」は左翼の反日宣伝用語に過ぎません。]と
書かれました。

戦時国際法の権威、佐藤和男・青山学院大学名誉教授の講演会できき、
またご著書でも読ませていただきましたが、侵略という言葉の国際上の
意味は以下のとおりです。

1.国際法の用語に侵略という言葉はない。

2.侵略に対応する英語の用語はない。

3.日本語の侵略と意味の近い国際法の用語には、以下の2つがあるが、
全く同じ意味ではないので、紛らわしい。

(1)浸出(英語では、invasion): 境界を越えて進入すること。武
力行使のあるなしにはかかわらない。

(2)侵攻(英語ではaggression):相手側からの挑発行為なしに、武
力行使をともない境界を越えて進入すること。

4.中国語の「略」には、略奪という意味がある。したがって、中国人
が侵略と聞くと、侵入しかつ略奪したという意味にとる。

以上を勘案すると、以下のことが言えます。
 1.日本軍は中国で浸出は行ったが、侵略は行っていない。南京占領
の時も、住民が逃げて空き家になっていた家から食料品を調達する場合
は、何をどれだけ持って行ったかということと、あとで持参したら、市
場価値の代価を支払う旨を書いた紙を家に張っておいた。
住民が、食物を置いて逃げたのも日本軍のこの方針を知っていたからな
のでしょう。そうでなければ、毒の入った食物をおいていったはずです。
また国民党軍をはじめ中国の各軍閥は、各地で侵略を行いました。
 
 2.中国は、チベットや東トルキスタンを侵略した。

 3.ドイツ占領下のノルマンディーに連合軍が攻め込んだのは、浸出
「invasion」である。なぜなら、境界(ドイツ軍の防衛線)を越えて侵
入したから。
 
4.ノモンハでソ連軍は満州国領に侵攻したが、満州国軍及び日本軍は、
侵攻したソ連軍を追い、モンゴル領に浸出した。しかし侵攻も侵略も行
なっていない。

なるべく「侵略」などという不明確かつ詐欺師の道具に使われやすい用
語は使わないことです。(ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)語感の呪縛。語彙の選択も宣伝戦争の大きな武
器であり、洗脳の武器でもあります。「平和」も意味不明です。あれは
『和平』という語彙に変えるべきだと思っています。


  ♪
(読者の声2)11月8日に行われた母校、慶應義塾の150周年記念式典に
私も出席した。

畏くも天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ奉り、優渥なる勅語(おことば)
を拝し、慶應の卒業生(塾員)として誠に感激と幸福に満ちた瞬間であ
った。
式典には衆参両院議長(河野某と江田某)が参列したが、あくまで国権
の最高機関の長としての礼儀であり、式辞は一切なし。来賓の式辞は早
稲田の白井総長が最初に行う栄誉を与えられた。

かつて福沢諭吉の葬儀の際、慶應は一切の供物供花を辞退したが、ただ
皇室からの供花と大隈重信公が自ら用意した花のみを受け取ったという。
認める権威は皇室のみであり、そして早稲田との友情を第一に扱うとこ
ろはさすがに慶應らしさを感じた。

ところで天皇陛下のご親閲をもっとも待ちわびているのは他ならぬ自衛
隊であろう。

かつて三島由紀夫先生は「栄誉でつなげ菊と刀」という文章の中で天皇
による自衛隊に対する栄誉大権を主張された。

航空幕僚長が全く真っ当な論文を発表したのに対し、あわてふためいた
阿呆総理とハマコ−倅防衛相は田母神空自大将を解任するという挙に出
た。しかも正面から懲戒免職にする度胸もなく、定年退職扱いにすると
いう姑息な手段。

私は自衛隊の将兵がやがていつの日か国軍として天皇陛下に直接まみえ、
そのご親閲を賜る時を熱望してやまない。昨日の夕刊フジで花田紀凱
WILL編集長が田母神擁護論を展開していたが、まさに正論である。花田
氏もたまにはいいことを言う。(武蔵国杉並住人)


(宮崎正弘のコメント)引用された三島由紀夫。じつは11日に小生は拓
殖大学「新日本学」講座で、偶然かも知れませんが、この問題を話す機
会がありました。

田母神論争でも一等大事な論点が欠けているのです。

それはなにか?

まさに「栄誉の絆でつなげ、菊と刀」(三島由紀夫)です。この論文が
最初に出たのは『日本及日本人』でした。昭和44年でしたか、初読した
ときの衝撃が記憶の中に残っています。


   ♪
(読者の声3)通巻第2383号  (11月12日発行) 拝読しまして 御
連絡申し上げます

宮崎先生のコメントに「アメリカの歴史教科書も甚だしい偏向ぶりを示
しています。先住民のインディアン虐殺をさらりと数行で片付けて、ピ
ューリタン革命、南北戦争です。

その前は? なんと延々と恐竜時代の歴史が叙述されているのです。つ
まり恐竜時代から、いきなりピューリタン革命へと飛躍し、その間の長
い長いインディアンの歴史に触れていない。

ハワイもカメハメハ王朝をだまして盗み取ったのが、歴史の真実でしょ
う。ハワイ併合は住民の意思で、なんて。

その前に本土からの移民が原住民の数を上回っていた。太平洋進出の海
洋拠点として、アメリカは軍事戦略上どうしてもハワイを必要としたの
です。オバマ? 彼のフルネームはバラク・フセイン・オバマです。父
方系にイスラム教徒がいたのでしょう。」(引用止め)
 
この最後の文節ですが、父親ケニアからの留学生:バラク・オバマ・シ
ニア 母:アン・ダナム 中西部カンザス生まれの白人で、オバマが2
歳の時に両親別居 その後母親はハワイ大学留学生 インドネシア人 
ロロ・ソエトロ と再婚。

いずれもイスラム教徒との再婚に対しまして、彼の宗教観に疑問を投げ
かける東部イスタブリッシュメント達や、イスラム教原理主義者が多い
ことも事実です。

それは父親がイスラム教であれば、母親アンは改宗し、モスリムとして
生活する事が教義ですが、それが離婚と言う形で完全履行されずに至っ
てしまい、キリスト教徒になりますが、それはイスラム教義からすれば、
絶対あってはならない事です。

従いまして、宗教空白が彼にはあります。

選挙中に一部のメディアが報じています。それを楯に、(内外から)攻
撃される事は、彼も十分承知しておく事が必要でしょう。      
   
そして歴代大統領がキリスト教原理主義者に近く、それを踏襲して行く
彼に、疑問(宗教闘争)が在るとしますと、人種差別問題と絡めてアメ
リカ合衆国に大きな障害が生じる事を懸念しています。    
   (AF、在マレーシア)


(宮崎正弘のコメント)WASP支配から雑多な多民族国家へと変貌し
たアメリカ。こんどマケインが勝った地域はキリスト教原理主義、草の
根保守のベルト地帯でしたね。


  ♪
(読者の声4)11日、夕方のNHKラジオで多母神論文がテ−マに取り
上げられ、案の定、解説の方はかなり強い口調で批判。

いつもだと、一般の方々の声(テ−マについての意見を電話録音)が番
組中に挿入されるのですが、今回は一切なし。私の推測ですが、支持さ
れる方々の声がかなりあったのでは?だから入れない、聞かせたくない。
又はあれこれとこの問題についてこれ以上語る場を与えたくない、か。

取り上げる声を操作する事で、逆に世論はこうである、とリスナーに印
象操作する事も可能。

この頃はテレビもラジオも素直に見たり聞いたり出来なく、番組制作サ
イド側の意図を考えてしまう癖がつきました。

思えば、かつてお隣りのK元大統領の特番とC新聞の礼賛記事を素直に
受け入れ、立派な方ではないかと信じていたのが、その後の事態のあま
りの違い様に驚き。以来、私はマスコミに不信感を抱くように。

特にテレビの(特にNHK)偏向ぶりは年々、益々顕著に。〇〇ダイエ
ットやら民放で取り上げれば品切れするなど、いまだに扇動されている
様子を見るにつけ、事が一度起こった時、ある方向へ強く扇動されると
どうなるか?・・・・とても怖い感じ。
田母神氏の証人喚問の映像も詳しくは見る事が出来ず。夜になり、ラジ
オの11時頃のニュースでは多母神論文のニュースの後、あの村山氏がソ
ウルで行われた日韓の未来思考の〇〇会議で、又「村山談話」同様の発
言をしたとか。

NHKのラジオ、テレビは放送する時間帯で微妙に放送内容を変えてい
る。皇室に関するニュースの多くは夜7時のニュースでは外し、夕方か
夜遅くの時間帯で、ほとんどの公務は放送されない事が多い。(プライ
ベートな私的な事は興味本位に取り上げる→皇室に対する敬意を無くす
為?)

最近の一番酷い[例]NHKラジオ・・皇室のニュースの後、間髪いれ
ず、一言、「ネパールで王室が廃止されました」(立憲君主制に移行。
と言うべきでは)。一日本国民の一人として意図的な悪意を感じました。

以前であれば、このような事はなかったのでは?そのくらいこの頃のN
HKは酷いのです。横道にそれてしまい申し訳ありません。
   (YK生)


(宮崎正弘のコメント)国民の良識に照らして、NHKに支払いを拒否
している国民が30%前後いる。そうやって国民の直接行動がNHKを窮
地に追いやっているという一方の現実があります。

となれば、いまの偏向報道はNHKのなかに巣くう左派の断末魔?



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話 の 福 袋
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 ◎民主党候補オバマ氏の当選で「銃」の売り上げが3倍に

ワシントン(CNN) 米大統領選で銃規制に積極的な民主党のバラク・オ
バマ候補が当選したことを受け、銃規制が厳しくなると不安に感じた人
々が銃の購入に走っている。大統領選後、全米の銃器店で売り上げが増
加し、前年と比べて2─3倍となった店舗も出ている。

首都ワシントン郊外、バージニア州マナサスで銃を販売するバーニー・
コナッツァーさんは大統領選が終わってすぐの週末となった8日、通常な
ら1週間分の売り上げをたった1日で達成したという。

「ここで商売を始めて12年。これまでに、2000年問題(Y2K)や米同時多
発テロ、大型ハリケーン『カトリーナ』の襲撃などで、銃の売り上げが
増えた時期はあるが、ここまでの急増は経験したことがない」と話して
いる。

購入者のほとんどは、オバマ次期政権が発足すれば銃器売買に関して規
制が厳しくなると恐れており、駆け込みで買い込んでいるという。また、
購入者だけではなく販売側にも厳しい規制がかけられるのではないかと、
店側も懸念している。

銃の販売量増加を強く実感しているのは、コロラドやオハイオ、コネティ
カット、ニューハンプシャー各州の販売店。いずれも、民主党政権下で、
銃規制が強化されることを懸念している。

銃規制についてオバマ氏はこれまでに、購入者の身元確認強化を挙げて
いるほか、「常識的な基準」を設置したいと述べている。これに対し、
銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)は、「オバマ氏は銃器類に課
税する考えを支持している」と強く反発している。

一方、米連邦捜査局(FBI)によると、11月3日から9日までの1週間に寄
せられた、銃器購入者の身元確認や過去調査を実施するよう求める要望
は、37万4000件に達したという。この数は昨年同期から比べて49%増で、
多発する銃犯罪を多くの米国民が憂慮しているようだ。
11月12日21時33分配信 CNN.co.jp

 

 ◎<麻生首相>漢字は苦手? 頻繁に読み間違い

◇頻繁(ひんぱん)→はんざつ/踏襲(とうしゅう)→ふしゅう

国会答弁やあいさつで、麻生太郎首相の漢字の読み間違いが目立ってい
る。12日に母校の学習院大学で行われた日中交流行事のあいさつで、
用意された原稿では日中首脳会談に関し「1年のうちにこれだけ頻繁に
首脳が往来したのは過去に例がない」とあったが、「頻繁(ひんぱん)」
を「はんざつ」と読み誤った。

7日の参院本会議では、政府が過去のアジア諸国への侵略行為を謝罪し
た「村山談話」を「踏襲(とうしゅう)」と言うべきところを「ふしゅ
う」と答弁した。

首相は12日夜、記者団から「読み間違いが多いという印象がある」と指
摘され、「そうですか。単なる読み間違い」と答えた。11月13日7時42分
配信 毎日新聞


 遵守(じゅんしゅ=そんしゅ)なんてのも間もなく(主宰者)。

 

 ◎ シャープなど3社、560億円罰金=液晶国際カルテルで−米司法省

【ワシントン12日時事】米司法省は12日、テレビやパソコン、携帯電話
などに使われる液晶パネルの国際的な価格カルテルをめぐる反トラスト
法(独占禁止法)違反事件で、シャープなど3社が有罪を認め、合計で5
億8500万ドル(約560億円)の罰金支払いに同意したと発表した。液晶パ
ネルのカルテルについては、米国のほか、日本、韓国、欧州連合(EU)
の関係当局が調査している。

有罪を認めたのはシャープのほか、韓国のLGディスプレー(旧LGフィリッ
プスLCD)、台湾の中華映管。罰金の内訳は、シャープが1億2000万ドル
(115億円)、LGが4億ドル(383億円)、中華映管が6500万ドル(62億円)。
同省によると、LGに科せられる4億ドルの罰金は米国の独禁法違反事件と
して史上2番目の高額。 11月13日6時11分配信 時事通信




 ◎<前航空幕僚長>憲法改正論にまで踏み込む「田母神論文」の危う
さ(1) 無視された5月の「警告」 

 ◇文民統制への挑戦状

懸賞論文でゆがんだ歴史認識を披露し、今なお自説の正しさを声高に主
張する田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長。参考人として招致され
た11日の参院外交防衛委員会では、憲法改正にまで踏み込んで発言し
てみせた。これまでの制服組による問題発言とは根本的に異なる、不穏
な空気も漂う。

 ◇石破茂元防衛相「憲法の精神に反する」

「今年5月のことです。田母神さんに言いました。『いいですか。あな
たは一個人、田母神俊雄ではありません。私の幕僚です。政府見解や大
臣見解と異なることを言ってはいけません。いいですね』と」

そんな秘話を明かすのは、当時の防衛相で現農相の石破茂さんだ。東大
の学園祭で田母神氏が講演することを知り、注意を促したという。当然
であろう。

田母神氏はその直前の4月、自衛隊のイラク派遣を一部違憲とした名古
屋高裁判決に「そんなの関係ねえ」と言い放った。つまり、要注意人物
だったわけである。石破さんの注意が功を奏したのだろう、講演会は無
事に済んだ。しかし、皮肉なことに、今回問題となった論文の募集は始
まっていた。

かつての“上官”として、今回の問題をどう見ているのか。自民党きっ
ての防衛政策通としても知られる石破さんはこう指摘する。

「政治家が自衛隊のトップになっているのは、選挙によって国民の負託
を受けた政治家が、責任を負っているからです。自衛官が自らの思想信
条で政治をただそうというのは、憲法の精神に真っ向から反しています」

制服組に理解があると言われる石破さんの目にも、今回の田母神論文は
シビリアンコントロール(文民統制)への挑戦と映ったようだ。

「日本は侵略国家であったのか」と題した田母神論文は「我が国を自ら
の力で守る体制がいつになっても完成しない」などと、現行の防衛政策
に対する不満を強くにじませているのも特徴だ。

それゆえに、問題発覚の直後、石破さんはこう発言している。「政治が
何もしてないかのように言うなら旧陸軍将校によるクーデター『2・2
6事件』(1936年)と何も変わらない」(本紙11月1日付朝刊)。

日本の現代史上最大のクーデター事件と同列の視座で語っているところ
に、石破さんの強い危機感がにじむ。同事件は陸軍の青年将校を中心に
引き起こされ、時の閣僚らを殺害した。

反乱そのものは鎮圧されたが、それ以降、日本は軍国主義への道を加速
させた。11月13日10時2分配信 毎日新聞



 ◎中国で「口パク」が処罰の対象に…五輪などは別扱い

中国文化部はこのほど、コンサートなど公演での「口パク」禁止を盛り
込んだ、「営業性演出管理条例実施細則」の制定で、各界の意見を募集
することを決めた。
 
13日付中国新聞社電によると、中国文化部はこのほど、コンサートなど
公演での「口パク」禁止を盛り込んだ、「営業性演出管理条例実施細則」
の制定で、各界の意見を募集することを決めた。

中国では8月8日の北京五輪大会の開会式で、人気少女タレントの林妙可
ちゃんの歌声が別人の声だったと分かり、批判の声が出た。


「口パク」禁止は国務院が7月22日に発表した「関于修改営業性演出管理
条例的決定(営業性公演管理条例の修正に関する決定)」に盛り込まれ
ている。

「営業性演出管理条例」は全国を対象にする法律。中国の法律は大まか
なガイドラインが定められており、その後に発表される「細則」で、罰
則など具体的適応が定められ、施行の運びになることが一般的だ。

同条例では、いわゆる「口パク」を「偽唱」、「偽演奏」と呼び、「出
演者がステージに出ていながら、(実際に会場に流す音楽には)事前に
録音した歌唱や演奏を用いて、聴衆をだます行為」と定義した。

これまでのところ、修正後の条例では、「口パク」行為が発覚した場合、
主催団体、出演団体、出演者の実名を公表し、2年以内に同様の行為があ
った場合には、出演者を含め「営業許可」を取り消すことが盛り込まれ
ている。今回、意見を募集する細則では、それ以外の具体的処罰法が定
められるとみられる。

「条例」はその他にも、「チャリティー」として実施する公演では、必
要経費を除いた収益のすべてを公益事業のために寄付し、出演者も報酬
を得てはならないことを定めている。

なお、同条例と細則の適用対象は商業目的の公演で、五輪大会開会式な
ど公的行事は対象外となる。11月13日12時4分配信 サーチナ

 

 ◎イラク戦争、ついに終結? 偽NYタイムズに市民驚く 

米ニューヨーク・マンハッタンの街頭などで12日朝、「イラク戦争終結」
の大見出しを掲げたニューヨーク・タイムズ紙の偽物が無料で配られ、
市民を驚かせた。

自由主義者のグループ「ザ・イエス・メン」のいたずら。偽物は発行日
こそ来年7月4日付だが、題字はニューヨーク・タイムズそっくりで、
石油大手エクソン・モービルの広告ページまで自作する凝りよう。刺激
的な見出しにひかれた通勤客であっという間になくなる配布場所もあっ
た。

同グループによると、紙面制作には6カ月かかり、計120部を印刷。ボラ
ンティアの手で配ったという。ニューヨーク・タイムズ紙の広報担当者
は「詳細は現在、調査中」と述べた。

配布された新聞は全14ページで、主な記事は「イラク駐留兵、即時帰国」
「健康保険法施行へ」などすべてオバマ次期政権で実現が期待される政
策に関するものばかり。

ザ・イエス・メンは2001年、世界貿易機関(WTO)の偽のウェブサイ
トを作り、グローバリゼーション批判を展開したことで知られ、その後
もドキュメンタリー映画を作るなど大々的に活動している。(共同)
ZAKZAK 2008/11/13



━━━━━━━
反     響
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 1)12日夜のガンバ大阪の勝ち方を見ていると、矢張り論じたい。

ガンバ大阪がオーストラリアのアデレードを2対0で破って目出度く“ア
ジア・クラブ・チャンピオン”となった。

あの勝ち方を見ても、寄せ集めの代表ティームよりも「単独ティームを
一国の代表にした方が良い」と主張したくなる。ガンバは全員が監督の
指示通りに攻撃に徹し、自らの役割を心得て当たるべき時は全力で走っ
ていき、守りでも身体の大きさの差を気にせずに果敢に当たっていった。

その意思統一の見事さは見ていて気持ちが良いほどだった。

代表ティームではそうは行かないのは、これまでにウンザリするほど見
てきた。それにあのティームには遠藤という中心になる上手い者がいる
のも長所である。ラミレスや小笠原のような「俺が、俺が」はいない。

では、ガンバ大阪が全日本代表ティームと試合をした場合にどちらが強
いかは解らない。だが、全体としての意思の疎通の良さはガンバが上だ
ろうし、昨夜はその点でも良かったと思う。二川などは「全体を陰で支
えることが出来て良かった」と言っていたではないか。

一方、アデレードの試合振りは酷かった。解説の松木も敢えて触れなか
ったと解釈するが、勝ちたいという闘志の表現と一所懸命に試合するこ
とは違うということが全く解っておらず、余りに粗暴で見ていて不愉快
だった。

マレーシア人のレフェリーは何に遠慮したのか、イエロー・カードどこ
ろか退場にしてもおかしくない「その気」で犯している危険に「反則」
を取らないことが幾度もあった。松木もその点にはやんわりとは触れて
いたが。

彼らはオーストラリアン・フットボールという世にも危険が競技をやっ
ている国であるし、ラグビーも世界的強豪である。であれば、危険を顧
みずにタックルに行くのだろうが、あの粗暴さは別次元の問題で反省す
べきである。闘志と粗暴さとは違うと知るべきだ。それを怖れずに最後
まで手をゆるめなかったガンバを褒めておこう。

西野監督は「引くな」と指示していたそうだが、ディフェンス出身の岡
田代表監督はこの辺りを学んで欲しいものだ。犬飼会長からは“バック
パス禁止令”が出ているのだから。それだけではない、あの全員に徹底
した意思統一も見習うべきだ。以上 前田正晶



 2)今度の定額給付金騒ぎ、最終結論は地方へ丸投げとなった。テレ
ビに出てくる顔ぶれの面々、公明党の代表たちは「してやったり」と余
裕の戦勝ぶりを誇っている。自民党の政府関係者たちは、右往左往で、
まるで彼らのシモベとも見える迷走振りである。

過去にも公明党の言いなりになってやった地域振興券が何の効果もない
バラマキであったにも拘わらず、またもや言いなりになって同じ愚を犯
す迷走振り、懲りない面々とはこうした人たちを言うのだろう。

ある人たちが言っていたが、そんなカネがあるんだったら介護の現場、
救急医療の現場に回して、キチンと対応できる体制にした方が余程
まともな政治になるとのこと。

自分たちの評価を下げる愚作に血道を上げるより、さすがは「麻生内閣」
だと言われる政策に頑張ることだ。邪魔なものは排除しても、それを実
行すれば選挙も大勝利です。最初から人に頼ろうとするから、碌な事が
ないのです。 なみお



 3)今日の貴誌を拝見して、田母神氏を一方的に擁護する無責任な風
潮を厳しい正論、一閃。

自衛隊に入所時に、宣誓書に署名する規律保持のシステム、また、その
内部規律の厳しさを最高幹部自らが裏切る不祥事を慨嘆しながら、

あらためて、規律のゆるみから来る、さらなる重大な不祥事の出来の可
能性を論じ、今回の田母神氏に対する防衛大臣の厳とした処分の正当性
を確認することで、今後の戒めとされたこと。

まことに、襟を正し、背筋を伸ばして拝聴するにふさわしい立派なご意
見で余計な理屈を差し挟む余地のないものと感じ入りました。

今日の朝日新聞にも、元陸将で帝京大学教授の志方俊之氏の明快な解説
がありました。

田母神論文の不適切さや論文応募の手続きの不当性。ただ、田母神氏の
言動には、自虐史観では、自衛隊の内部の士気が高まらないという自衛
隊内の長年の鬱屈が反映されている。

それは、結局、自衛隊の存在を明記しない現憲法の問題であると、指摘
されておりました。

いろいろお気遣い、恐縮しております。今後とも、宜しくお願いいたし
ます。 若月



 4)小生の投稿「『法令順守』は自衛隊の生命」を特別に取り上げて
いただき、ありがとうございました。

この中で「旧日本軍は、重い刑罰を科すことができる」としながら、そ
の内容を説明していませんでした。このためか十分に理解されない向き
もあるようです。次のとおり補足させていただきたく、投稿させていた
だきます。

 ◎ 旧軍刑法によると、「抗命=上官に対する反抗、不服従など」の
最高刑は死刑であり、「違令=虚偽発言、規則違反、造言飛語、政治言
動や文書配布、など」の場合でも最高刑は懲役・禁固5年であった。

これで不起訴処分となったものやこの刑法に抵触しない非行等について
は、現役の将校に対しては「謹慎、譴責、礼遇停止」等の懲罰がなされ
たようです。

田母神氏の今回のような言動は旧軍では少なくとも懲罰の対象にされた
ものと理解します。(N・H)



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


昨夕に食べた物が良くなかった。今暁まで胸焼けがして安眠できなかっ
た。赤飯。胃散も効かず嘔吐も出来ず、酷い目に遭った。忘れていたわ
けじゃないが、家人がわざわざ買ってきてくれたものだったので、つい。

今日の記事に伏せ字がある理由がわかれば、まず、政治通だ。それに期
待して真実に迫ってみた。

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ryochan@polka.plala.or.jp

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2008/11/14

    毛馬一三様

    見聞きしたように書かれていますが、井戸敏三兵庫県知事の発言に立会われたのでしょうか。

    関西の応援団の立場は理解します。しかし、実際にその場に居た他県の知事が、兵庫県知事発言の胡散臭さを感じ取っていて、批判発言もしています。

    関西の発展の為には、この様な知事を排除するのが一番効果があるのでは。

  • 名無しさん2008/11/14

    伏字が創価学会、公明党であることは、メルマガの読者であれば、皆さんご承知ですよ。

    伏字の意味がわかれば政治通とは、悲しいかなレベルの低いことになりませんか。

    今回公明党が言い出したのは"定額減税"です。これは、高額所得者は満額減税となるが、"定額減税額"より低い納税額の、低所得にはメリットの無い提案でした。

    そこで、自民党は平等に受給できる"定額給付金"に換えたのです。すなわち、公明党案を却下した案なのです。これ常識です。

    それをみかじめ料とは、幼稚過ぎませんか。

    渡部亮次郎氏、少し休息が必要かも。