政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針 1371号  08・11・06(木)

2008/11/06

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1371号
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         平成20(2008)年11月6日(木)



                                 オバマが勝ったから:渡部亮次郎

                           ワシントポスト紙社説:翻訳:平井修一

                                 ポッポ幹事長の与太噺:古澤 襄

                               田母神氏の重い問いかけ:花岡信昭

                         誰が『比内地鶏』を創るのか?:大塚智哉

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記

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第1371号           
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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オバマが勝ったから
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        渡部 亮次郎

米大統領選挙は民主党の黒人候補オバマが4日(日本時間5日)、大勝利
した。2008年3月初めには私のところにも、もともとヒラリーを降せない
から「オバマは大統領にはなれない」とのアメリカ情報が届いていた。
だからオバマの勝利は全く以って突如として起きた経済危機の所為であ
る。

「それでもオバマが勝てない理由」と言いふらしていたのは、アメリカ
の黒人保守論客シェルビー・スティールであった。「A Bound Man: Why
We Are Excited About Obama andWhy He Can’t Win」の著者。

スタンフォード大学のシンクタンク・フーバー研究所の研究員で、オバ
マの支持者なのだが、メデイアがオバマ優勢を言う中で冷静な分析をし
ていた。ヒラリーの反撃を早くから予見して、最終的には民主党大会で
オバマは劇的な僅差敗北を喫すると断言していた。

しかし、オバマはヒラリーを降して民主党候補に躍り出た。対抗馬は共
和党の古参上院議員マケイン。ベトナム戦争で捕虜となりながら虐待に
耐えた「英雄」。国家安全保障問題のベテラン、とされ、オバマは「未
経験者」扱いされた。

スティールが指摘しているのは、アメリカで成功する黒人は「挑戦型」
か「取り引き型」の2つのパターンだという。オバマは「取り引き型」、
芸能人やスポーツ選手として白人社会に受け入れられている黒人の大半
がこれに当てはまる。政治家としてはコリン・パウエル元国務長官を挙
げている。パウエルは暗殺を恐れて大統領選挙への出馬を拒否した。

これに対して「挑戦型」はジェシー・ジャクソンやアル・シャープトン
といった市民権運動指導者であり、政治家としてはシンシア・マッキニ
ー、キャロル・モーズリー・ブラウンら。

オバマの弱点は「取り引き型」なるが故に、白人社会に受け入れられ人
気を得るための代償として政治的な意見を言うことがタブーになり、あ
たりさわりのない発言しかできなくなることにある。”変革”をいうが、
内容がないにはそのためだという。

選挙期間が長い米大統領選では、オバマの雄弁だけで支持者を引っ張り
続けるには限界がある、とも言われた。具体的な政策・理念が欠けると
いうわけだった。

スティールの論評とは別だが、オバマ旋風を見ているとジミー・カータ
ーの再来という批評もあった。ジョージア州知事だったカーターは草の
根運動で支持を集め、現職のフォードを破って大統領となった。

ワシントン政治の経験がない全く無名の候補が熱狂的な支持を集めた背
景には、ウォーターゲート事件による深刻な政治不信があった。対する
カーターは素人故に「在韓米軍の撤退」など、出来もしないから約束を
平気で言えた。就任後あっさり撤回した。

今回、米国民はイラク介入で失敗したブッシュを見て、その失望の深さ
が裏返しとしての熱狂となり「最も経験のない」オバマ期待を高めてい
るという。

秋口ごろにオバマの弁舌は冴えを欠きそうになっていた。スティールの
論評が当たりそうだった。

ところが、そこへ突然明らかになったのが経済危機。「経済」が主題と
なればマケインとオバマに差はなくなる。経済に無為無策だったブッシュ
=マケインの図式はわかりやすかった。選挙戦の終盤になって、金融危
機に対するオバマ氏のリーダーシップや提案が有権者から評価され、支
持率が上昇した。

ロイター電によれば、出口調査では、有権者の6割が最優先課題として
経済問題を挙げた。とすれば、マケインは「お呼びでなかった?」だっ
た。

しかし、オバマへの支持は政策ではない。ただ未知であることへの期待
である。だからカーターに似ている。そのカーターは大統領として有能
ではなかった。イラン革命に対応できず、政治経験のなさをさらけ出し
て1期で共和党に政権を明け渡した。

政治記者の先輩・古澤襄さん(元共同通信社常務理事)に教えられたこと
だが「国民の熱狂というのはその程度である。だから国民が全てを決め
る直接民主主義は危険だと昔から考えられている」。オバマとカーター
の比較論は面白い。

北米担当のわが外務官僚は「対日姿勢に大変化なし」とのコメントを首
相の揚げているだろう。本当のことを言うと、中国にいびられるから言
わないのだが、

オバマのアジア外交は中国に重点があり、日本にはお座なりな付き合い
士かしない筈である。だから「大変化」が来る。

それでも国民を安心(油断)させるべく「大変化なし」と発表するのが
「外交」。それを信ずるのが馬鹿、信じないのが国民。2008・11・05
 


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ワシントポスト紙社説
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         翻訳:平井 修一

【2008年11月5日】

オバマ大統領
多難なときの新しい指針、人種和解への新しい夜明け

バラク・オバマ氏がアメリカ合衆国の第44代大統領になる。

数百万のアメリカ人とともに、我々はフレーズを味わい、勝者を祝福し、
そしてこの結果の重要性に注目する。それが告げる世代の変化、それが
反映する地政学的再編、それが認め、かつ約束する人種和解の進歩。

この選挙には重大な意味がある。とりわけオバマ氏の勝利は、国を新し
い、より良い方向へ導くために重大な意味がある。彼が昨晩言ったよう
に、愛国心、奉仕、責任の新しい精神が染み込んだ方向だ。

オバマ氏が取り組む難問を過小評価すべきではない。彼の対抗馬に投票
した何百万ものアメリカ人との和解も含めて。

彼の勝利は、ヴァージニアなど赤い(共和党支持だった)州を含めてほ
とんど全国的な支持に負っており、一つにはジョージ W. ブッシュへの
不満と経済についての不安も追い風になった。

しかし、国のあらゆる地域での彼の勝利は、新任の大統領に、ブッシュ
氏が実践し、あるいはジョン・マケイン氏が説いたより信頼できる経済
プログラムを提唱する機会を与えたいという有権者の意欲を示している。

オバマ氏が支持者の間で生み出した興奮は、悩み分かれていた国を鼓舞
し安心させる能力を示唆している。彼の効果的で、規律を守った、時に
非情な選挙キャンペーンは、想像も及ばない複雑な問題に悩まされる政
府を運営する能力を示唆している。

そして、知性と雄弁のコンビネーション、コンセンサスに対する明白な
素質とともに、彼が今非常に必要とされるリーダーシップを提供できる
という望みを与えてくれる。

オバマ氏はブッシュ氏の遺産を消すことはできない。しかし、彼には世
界でアメリカの地位を改善する機会がある。同盟国の目から見ればこの
国を貶めたような、捕虜の拷問と不明確な拘束といった有害な行為を終
えることができる。

彼には、地球温暖化を減らす方向へ国をセットアップする機会がある。
彼には、エネルギー、健康管理、教育に関する広範囲にわたる計画があ
る。しかしまた、経済の状態が彼の挑戦を遮るかもしれないという現実
的な理解もある。

我々(ワシントンポスト)が大統領としてオバマ氏を支持したとき、我
々は人種に言及しなかった。人種が我々の決定な役割を演じなかったと
いう単純な理由のためだ。オバマ氏は、2人の良い候補者の中でより良か
ったからだ。しかし、人種はこの瞬間に非常に意味を持つ。

奴隷制度と差別の傷は決して消されることがない。神話的な「ポスト人
種」時代へ国の進歩を記録することはできないできた。それでも、アメ
リカ人はアフリカ系アメリカ人の大統領の実現によって動かされないこ
とがあろうか? 

公民権法と投票権法が最悪のジムクロウ法(人種隔離策)を非合法化す
る前に、就学差別をやめさせる最高裁判所命令が至る所で戦われていた
とき、多数の州がカンザス州の白人の母と黒人のケニヤの父の結婚を禁
止していたとき、オバマ氏は生まれたのだ。ほとんどその時誰も、実際
2、3年前ですら、この日を誰も予測しなかったのだ。

負けた候補は、我々にとっては最も深い尊敬を抱く政治指導者の1人
である。そして、マケイン氏の丁寧で雄弁な敗北宣言は「なぜ彼ほどの
候補者が負けたのだろうか」と思わせるものだった。

彼の人生体験は、彼の力のもとになっている。彼が遊説でしばしば言っ
たように、彼は大統領戦で負けることよりはるかに大きな試練に耐えて
きたのだ。マケイン氏が戻る上院は、オバマ政権のスタイルと成功にと
って重要な役割を演じる。

マケイン氏の昨晩の呼びかけ、「団結した善意と熱意」とオバマ氏への
彼の誓約「我々が取り組む多くの難問を通してオバマ氏が我々をリード
するのを全力で支持する」という言葉は、米国への奉仕においては超党
派的に提携するという彼の歴史に沿ったものだった。

オバマ氏はそれに答えて国民にこう語った。「私は今夜あなたに勝たな
かったかもしれません、しかし、私はあなたの声を聞き、私はあなたの
支援を必要とし、そして、私はあなたの大統領になります」

それは厳しい選挙キャンペーンへの喜ばしい最終楽章であり、新しい政
治時代にふさわしい前奏曲だった。



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ポッポ幹事長の与太噺
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           古澤 襄

<民主党の小沢代表は4日午後、衆院解散・総選挙の先送りにより政権
交代への期待感がしぼむとの見方があることに対し「自公政権に対する
不信感、不満は今後も変わることがない」と反論し、引き続き政権交代
を追求すると強調した。

同日午前の役員会では「年末、年明けまでには必ず衆院選はある。必ず
勝利するとの気概を持って頑張ってほしい」と述べ、選挙態勢を緩めな
いよう幹部に指示した。(共同)>

さもあろう。「年内に総選挙がある」と断言して民主党を引っ張ってき
た小沢代表だから今更「見立が間違っていた」とは言えない。「年末、
年明けまでには必ず衆院選はある」と言い換えるしかない。

だが解散・総選挙を来年の四月以降にまで先送りされたら、選挙に強い
という”小沢神話”も地に墜ちる。落選議員や新人が多い民主党は、い
つあるか分からない選挙のために長期間も選挙態勢をとる資金的な余裕
がない。短期決戦で一気に雌雄を決するしかない。それを解散権を持つ
麻生首相に読まれている。

小沢代表の選挙区である岩手四区でのんびりと温泉旅行を楽しんできた。
地元では小沢氏の東京選挙区への国替え説を本気にする者は誰もいない。
県道一号線沿いの両側には麻生首相と小沢代表のポスターがベタベタと
貼られている。その間にまじって自民党から出る高橋嘉信氏のポスター
が出ていた。

「小沢の影に高橋あり」・「選挙の達人」・「自由党の軍師」と言われ
た小沢側近の高橋氏だったが、岩手四区から小沢氏の対抗馬として出馬
する。小沢氏以外の民主党候補なら高橋氏にも勝機がある。

小沢代表の東京選挙区への国替え説は、ポッポ鳩山幹事長が話題作りで
勝手に作ったヨタ話というのが地元のもっぱらの見方である。新聞やテ
レビが飛びついて話題が先行してしまったが、当の小沢氏は何も言って
いない。

それよりも岩手2区で激しい前哨戦が始まっていた。小沢氏の金城湯池
である岩手といわれるが、鈴木善幸元首相以来の自民党の堅い地盤があ
る2区だけは攻め落とせないできた。息子の鈴木俊一元環境庁長官が孤
塁を守ってきている。

麻生首相の夫人は鈴木善幸元首相の娘さんだから鈴木氏とは義理の兄弟
関係にある。麻生政権になって鈴木氏の岩手2区は安全圏かと思うと逆
である。

小沢氏はその面目にかけて岩手二区の攻略戦を始めた。その狙いは2つ。

麻生首相の義理の兄弟選挙区を攻略することによって、麻生人気もたい
したことはない、という風評を広める政治的な効果が生まれる。身内の
選挙区に麻生首相があまりかかわれば、自民党内から批判が巻き起こる。

もうひとつは岩手2区を制覇することによって、岩手県は全選挙区を小
沢が握り、名実ともに小沢王国ができる。

小沢氏の東京国替え説よりも岩手2区の攻防戦の方が大きい話題なので
ある。激しい小沢民主党の攻勢に対して危機感を持つ岩手自民党では
「麻生首相がついているから、比例順位で優遇して貰える」というムー
ドが早くも出ているという。

これは逆ではないか。もし岩手の選挙区で自民党が比例順位で優遇措置
をとるのなら、岩手4区に果敢に斬り込んだ高橋嘉信氏を優先させるべ
きであろう。

岩手2区の鈴木俊一氏に比例順位で優先したら、戦わずして岩手民主党
に城門を開くことになる。身内を優先した麻生首相に対する批判も党内
 


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田母神氏の重い問いかけ
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          花岡 信昭

※ この件については、当メルマガでもすでに書いておりますが、重複
を承知で産経コラムを再掲します。これには多くのコメントが寄せられ
ています。ご関心の向きは、以下のブログをご覧ください。ここから関
連ニュースにある「政論探求」をクリックしていただくと、産経サイト
記事へのコメントが80件ほどあります。

http://hanasan.iza.ne.jp/blog/

「日本は侵略国家であったのか」という問いかけはきわめて重い。近現
代史の一面的な見方を見直そうという動きが各方面から起きていたが、
その象徴的論文といえた。

だが、田母神俊雄氏は空幕長を更迭された。これまでの政府見解に沿わ
ない内容であることは確かで、麻生首相としても「立場上、不適切」と
言わざるを得なかった。

「村山談話」「河野談話」がいかに手かせ足かせになっているか、改め
て思い知らされる事態だった。

アパグループの元谷外志雄代表が社会還元活動の一環として論文を募集、
実は筆者も渡部昇一氏ら4人の審査委員の一員だった。235点の応募作品
から社内審査で二十数点がまず選ばれ、CDで送られてきた。すべての
論文は筆者名が削除されていた。

これを読み込み、2回の審査委員会で絞り込んでいった。最終段階で初
めて氏名が明らかにされた。高得点となっていたのが、田母神氏の論文
だった。

実はその瞬間に、今日の事態を予感した。内容が正論であっても、現職
の自衛隊トップの論文となればただではすまない。政治記者時代の直感
が働いた。

元谷氏が田母神氏に確認するという手順を経て、最優秀賞に決まった。
田母神氏はそれなりの覚悟と信念を持って書いたのだった。

もう大騒ぎしなくてもすむ時代になったのかもしれない、というかすか
な期待感はあった。だが、やはりだめだった。

朝日新聞の社説は「ぞっとする自衛官の暴走」とあった。その見出しに
こちらがぞっとした。「自虐史観」「東京裁判史観」にがんじがらめに
なっているメディアの実態がそこにあった。

解散時期をめぐる与野党攻防で、野党側は格好の攻撃材料を手中にした。
「日本人よ、誇りを取り戻そう」という田母神氏の訴えは、政局の渦に
飲み込まれることになる。

田母神氏は「第2の栗栖」として歴史に残ることになった。統幕議長だ
った栗栖弘臣氏は昭和53年、自衛隊法の欠陥をついた「超法規発言」で
更迭された。25年後の平成15年、武力攻撃事態対処法が成立した。栗栖
氏はこれを見届け、その翌年に84歳で死去している。

田母神氏には、堂々粛々と更迭処分を受け、自由な立場で所論を貫いて
ほしいと願う以外にない。【産経連載コラム「政論探求」4日付】再掲
★★花岡信昭メールマガジン★★646号[2008・11・5]転載



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 誰が『比内地鶏』を創るのか?
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              大塚 智哉
  
同農場およびそのご家族の農場の歴史は、過日、本誌農業経営者ルポで
紹介したとおりです。「比内地鶏の偽装事件」という同農場のあずかり
知らぬところで起きた犯罪に端を発して、今回の事態は生じてきました。
  
その対策として、秋田県が進めた「認証制度」のとばっちりを受けて、
同農場は経営危機に立たされているのです。そればかりでなく、これま
で市場の7割のシェアを持っていた同社系列「黎明舎種鶏場」の雛では、
生産者は「比内地鶏」の名称で売れない状況になっています。
  
その背景には、秋田県畜産試験場で育種された系統のみに比内地鶏の名
称を謳うことが許され、さらに、ケージ飼したものはそれを認めないと
いう認定基準を秋田県が定めたことにあります。  

これまで、その食味の点から種鶏として7割ものシェアを持っていた黎
明舎の種鶏を認めないということに、そもそもの異常さを感じませんか?
  
そして、これまで圧倒的にシェアの小さかった県畜産試験場が育種した
もののみに(DNA鑑定が可能という理由で)それを謳える資格を与え
る。ブランドとは、それを食べてきた人々、顧客が認めるものであるは
ず。むしろ、事件をきっかけに県が居場所を作っているといえないでし
ょうか。

さらに、かつては平飼いをしていた秋田高原フードがケージ飼いにした
のは、鳥インフルエンザの蔓延のリスクを軽減するためです。それは食
の供給者として責任を自覚した同社の、インフルエンザの発生リスクを
最小化するための当然の選択だと思います。

地元の食ブランドを守るのであれば、行政機関が率先してその指導をす
るのがあたりまえではないでしょうか。すでに、秋田県、青森県などで
鳥インフルエンザウィルスに感染した白鳥の死骸が発見されているので
す。

能代市周辺で生産される比内地鶏の放し飼いにされた生産農場では、い
つ鳥インフルエンザが発生しても不思議なことではありません。それは、
秋田比内地鶏という食文化・食材ブランドが消えることにもなるのです。

にもかかわらず、系統組織系ではない最大の生産業者である同社に対し
て秋田県は様々な形で「営業妨害」をしていると、私はあえて申し上げ
ます。そこには、行政あるいは官僚システムが自らに場所を維持するた
めの典型的な対応と精神風土が示されているのではないでしょうか。

筆者は東海大学卒業後、物流会社に入社。2002年秋田高原フードに転職。、
比内地鶏の育成事業取り組む。同社では営業として各地を飛び回り、同
時に県との交渉も担っている。

月刊『農業経営者』メールマガジンより転載。
  http://www.farm-biz.co.jp/
 http://www.farm-biz.co.jp/mailmaga/cancel.html 



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話 の 福 袋
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 ◎金総書記の写真また公開、今度は軍の視察…場所や日付不明

【ソウル=浅野好春】北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、健康悪化説が取り
ざたされている金正日(キムジョンイル)総書記(66)が、朝鮮人民軍の
第2200部隊、第534部隊を視察したと伝え、各部隊の兵士とともに撮
影した記念写真2枚を配信した。

金総書記の写真配信は、総書記が人民軍のサッカーチームによる対抗試
合を観戦したとする場面を同通信が1日に報じたのに続くものだ。

今回の報道も、部隊視察の場所や日付は触れられていない。ただ、この
ところ記事と同時に写真も配信しているのは、北朝鮮では異例の素早い
対応と言え、国内外に総書記の「健在ぶり」を宣伝する狙いがあるのは
明らかだ。

韓国では、金総書記が脳卒中などの後遺症で外国要人との会見をこなせ
ず、群衆を前にした公の場にも出られないため、スチール写真を相次ぎ
公開することで、「写真統治」を図っている──との見方も出ている。  
11月5日12時3分配信 読売新聞



 ◎ひき逃げ後、のうのうとホストに転身 吉田容疑者

もうすぐ2人目の父親になる予定だった男性の命を無残にも奪った男は、
のうのうと夜の繁華街を闊歩していた。

5日、大阪・梅田のひき逃げ事件で殺人などの疑いで逮捕された吉田圭
吾容疑者(22)は、事件後行方をくらまし、とび職人からホストに“転
身”していた。

無免許と飲酒運転がばれるのを恐れ、アクセルを踏み続けた身勝手すぎ
る逃走と無反省な態度に、「ふざけている」。遺族や関係者からはやり
場のない怒りの声があがった。

5日午前3時55分。大阪・ミナミのラーメン店から出てきた吉田容疑
者は異様な雰囲気を察知し、いきなり駆け出した。吉田容疑者の顔写真
を手に行方を追っていた府警の捜査員たちが待ちかまえていた。

しかしすぐに足がもつれ転倒、そこに捜査員が飛びかかった。任意同行
された吉田容疑者は当初、ひき逃げ容疑を否認していたという。

 \\目撃情報や物証が乏しい中、捜査が大きく動いたのは1日。犯行車
両とみられる乗用車が大阪市此花区で見つかり、所有者の建築会社の従
業員だった吉田容疑者が「会社を辞めます」という置き手紙を残して行
方をくらましていることが判明した。

「もしかして…」。容疑者の自殺が頭をよぎった捜査員もいたが、結果
はまったく違った。曽根崎署捜査本部が知人や元同僚らから事情を聴い
たところ、吉田容疑者がミナミでホストとして働いているという情報を
入手した。

店名までは分からなかったが、捜査本部は4日夜から5日未明にかけて、
捜査員を大量投入。顔写真を頼りに探したところ、午前3時半ごろ、ラー
メン屋に入ろうとしていた2人組の1人が吉田容疑者と酷似しているの
を確認。別の捜査員も駆けつけ、店から出てくるのを待ち受けていた。

吉田容疑者は逮捕後、「酒を飲んでいた。無免許で捕まるとまずいので
逃げた」と供述したが、謝罪の気持ちなど被害者については何も話して
いないという。      11月5日12時4分配信 産経新聞
 


 ◎【米大統領選】「日米同盟を一層強化」 麻生首相が談話

麻生太郎首相は5日、米大統領選で民主党のオバマ上院議員が当選した
ことを受け談話を発表した。この中で首相は当選への祝意を表明したう
えで、「オバマ次期大統領と力を合わせ、日米同盟を一層強化し、国際
経済、テロ、地球環境などの国際社会全体の諸課題の解決に向け、力を
尽くしたい」と強調した。

 また、「世界が多くの困難な課題に直面している中、米国がオバマ次期
大統領の優れたリーダーシップの下、国際社会と協調しながら、さらに
前進を遂げていくことを確信している」とオバマ氏の指導力に期待感を
示した。11月5日14時55分配信 産経新聞
 


 ◎家売れず借金、嫌がらせも=家族思い法廷で涙−防衛省汚職・守屋
前次官

「反省とざんげのいばらの道を歩むつもりです」。防衛官僚トップを4年
間務めた守屋武昌前事務次官(64)は事件で生活が一変、再就職先も決
まらないまま、退職金返還で新たな借金まで背負うことになった。

最終弁論などによると、在職期間37年の守屋前次官の退職金は、手取り
額で約6572万円。全額を返還するために自宅を売りに出したが買い手が
付かず、7月、担保に入れて3500万円を借金した。

売却でき次第返済する予定だが、購入時のローンも残っており、今後7年
間、毎月12万円、年2回45万円を支払い続ける必要がある。「自業自得の
非難は承知だが、やがてアパート住まいが避けられない。追徴金の支払
いもある」と窮状を訴えた。

被告人質問では、昨年10月に接待が表面化して以降、脅迫めいた手紙や
いたずら電話に悩まされていると明かした。4月の初公判後も、月に2、3
回、購入していない商品が着払いで自宅に届いたという。

装備品調達の流れや防衛行政については落ち着いた様子でよどみなく語っ
たが、次女の留学に関する偽証の件を問われた際は、動揺をあらわに。
「娘を守ってやりたい気持ちがございました」と涙声で言葉を詰まらせ
た。  11月5日11時5分配信 時事通信


 ◎【本日の歴史の事件簿・豆知識】

1860年11月6日にエイブラハム・リンカーンが共和党の大統領候補に指名さ
れ、第16代アメリカ大統領に51歳で当選する。

エイブラハム・リンカーン(1809〜1865)は、第16代アメリカ合衆国大統
領で、初の共和党所属大統領である。奴隷制の拡張に反対し、大統領就任
によってアメリカ合衆国は二分され、南北戦争に発展した。身長193cmと歴
代合衆国大統領の中でもっとも高い。

南北戦争は、アメリカ合衆国に起こった内戦で、奴隷制存続を主張するア
メリカ南部諸州のうち11州が合衆国を脱退、アメリカ連合国を結成し、合
衆国にとどまった北部(23州)との間で戦争となった。

当時、南部と北部との経済・社会・政治的な相違が拡大していた。南部で
は農業中心のプランテーション経済が盛んで特に綿花をヨーロッパに輸出
していた。プランテーション経済は黒人労働奴隷により支えられており、
農園所有者が実質的に南部を支配していた。また、南部の綿花栽培の急速
な発展は、英国綿工業の発展に伴って増大した綿花需要に負うもので、英
国を中心とした自由貿易圏に属することが南部の利益だったため、南部は
自由貿易を望んでいた。

一方、北部では米英戦争(1812〜1814)により英国工業製品の輸入が途絶え
たが、逆にアメリカ国内で急速に工業化が進展し、新たな流動的労働力を
必要としていた。また、欧州製の工業製品よりも競争力を優位に保つため
に保護貿易が求められていた。

その結果、奴隷制に対する態度と貿易に対する態度の両方で意見を異にし
ていた北部の自由州と南部の奴隷州の対立が激化した。その頃、メキシコ
から「独立」したテキサスとカルフォニアをアメリカ合衆国に加えた事に
よって上院議員の数が自由州側の方が多くなり、自由州派(北部)と奴隷州
派(南部)の均衡が破られ他。南部は奴隷州が少数派となることに危機感を
抱いていた。

1860年11月の大統領選挙で奴隷制が争点のひとつになり、奴隷制の拡大に
反対していた共和党のエイブラハム・リンカーンが当選しすると、南部で
は危機感が一層広まった。(但し、この時点ではリンカーン自身は奴隷制廃
止を宣言していなかった。)

1860年12月にはサウスカロライナ州が早くも連邦からの脱退を宣言。翌
1861年2月までにミシシッピ州、フロリダ州、アラバマ州、ジョージア州、
ルイジアナ州、テキサス州も連邦からの脱退を宣言。2月4日には7州で参加
したアメリカ連合国を設立。ジェファーソン・デイヴィスが暫定大統領に
指名された。

3月4日にリンカーンが大統領に就任すると、4月12日に南軍が連邦のサムタ
ー要塞を砲撃して南北戦争の戦端が開かれた(サムター要塞の戦い)。その
後、バージニア州、アーカンソー州、テネシー州、ノースカロライナ州が
連合国に合流し、戦争は拡大していった。

しかし、戦争が長期化するにつれて、装備、人口、工業力など総合力に優
れた北軍が優勢に立ち、1865年4月3日には南部の首都リッチモンドを陥落
させた。そして、4月9日に南北戦争は事実上終結した。


互いにあらゆる国力を投入したことからこの南北戦争は世界で最初の総力
戦のひとつだった。最終的な動員兵力は北軍が156万人、南軍が90万人で、
両軍合わせて62万人の死者を出し、国土を荒廃させることとなった。

南北戦争終戦のおよそ2年半前である1862年9月にアメリカ合衆国大統領で
あったエイブラハム・リンカンが連邦軍の戦っていた南部連合が支配する
地域の奴隷たちの解放を命じた「奴隷解放宣言」を発し、南北終戦後、南
部連合支配地域が連邦軍の支配下に戻され、アメリカ合衆国憲法第13修正
が承認されたため、奴隷たちの解放は公式に確立された。この宣言をきっ
かけとして、合衆国で奴隷解放運動が後に盛んになった。



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反     響
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 1)晩秋だ。夕べから毛布を使っている。犬がごそごそわが布団に入
ってくる。入ってくるのは犬ばかり。冬が近い。

「利巧貧乏、馬鹿の世持ち」ということわざがあることを初めて知った。

<利巧な者は才に頼ってあれこれに手を出して失敗し、貧乏になること
が多い。才の足らぬものは野心も起こさず堅実に暮らすので静かに過ご
すことができる>

まあ、こんな意味である。小生、凡夫でよかった。おかげさまでもう30
年も堅気を続けている。

人気の作曲家が事業に失敗し、詐欺容疑で逮捕されてしまった。天国か
ら地獄へ。哀れである。才能は枯渇するものなのかどうか。「これくら
いの借金なら一発ヒットすればすぐに返せるさ、No ploblem, don't
mind」

気がつけば、その一発が出なくて借金まみれに。後悔先に立たず。人生
の冬を迎えてしまった。

人気稼業というのは、人気があるときは飛ぶ鳥を落とす勢いで、オーラ
が出ているのだろう。なにをやっても当たる。仕事は次から次とやって
くる。ちやほやされる。この世をば我が世とぞ思う、のだろう。

始めあれば終わりありで、やがて潮が引くように人気が落ちる。お呼び
がかからない、オーラが消えていく。本物の芸がなければ忘れられる。

<俗に、満つれば欠くるという。月はまんまるになったら、あとは欠け
るばかりである。また、おごるものは久しからずという。たけき人もつ
いに亡びぬ、ただ春の夜の夢の如しと古人は言っている>(山本夏彦
「変痴気論」)

他人は見えても自分は見えないから、満月がこの先も続くと思ってしま
う。人生は登って10年、登りつめて10年、下って10年。あとはオマケか
と、今日も犬と散歩する。



 2)ご指摘の通り・家茂は14代・終焉の地は大阪城の誤りでした。ケ
アレスでした。訂正します。ご指摘有難うございました。石岡荘十


 3)田母神論文に関連する小生の感想「1369号 反響 3)田母
神論文と更迭などへの感想(20081103:N.H.)」を、補足させていただ
きます。

 1 自衛隊は、各種の部隊がそれぞれに高度な団体行動能力を身につ
けて、初めて任務を遂行できる組織体です。旧日本軍は、これを、厳し
い教育訓練、高い処遇のほか、軍法会議を設置・運用することによって
習得させていたと理解しています。


 2 日本国憲法では第76条第2項において「特別裁判所」の設置を
認めていません。このためと理解していますが、防衛省・自衛隊は、隊
員(文官を含む)に任命するとき、次記の宣誓書(国との契約書)に署
名させることで、これを担保することにしています。

また、規律違反に対する罰則も、他の公務員などより重いものにしてお
りますが、旧軍法には及びません。処遇は一般公務員に準じています。
 「私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲
法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、
人格を尊重し、心身をきたえ、技能をみがき、政治活動に関与せず、強
い責任感をもって専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、
身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓い
ます。」 

 3 法令・規則(憲法、法律、政令、各種規則、極秘のマニュアルな
どを含む)の制定過程のおける自由闊達な意見の提起は、何ら制約され
ず、歓迎こそされるものです。

しかし、一たん法令・規則となったものについては、改善の意見を具申
することは自由であるとしても、これを破ることは、重要度のいかんに
かかわらず、何人も固く守ることが必須であります。

 4 これを完璧なまでに実施できるように指揮・指導・訓練するのが、
各段階における部隊の指揮官・部隊長、これを補佐する幕僚の責務であ
ります。 

 5 法令順守は上位に上がるほど強く自覚されなければ、部隊の規律
は確保できない、国防の任務を達成できないものと理解しています。

 6 近年の官・民の各種不祥事は、平和な時代が続き国の指導者層の
規律観が緩み、警戒水域に達していること示し、警告しているのではな
いでしょうか。行政府、防衛省・自衛隊、官僚を責めるだけでは解決し
ないものと考えています。
 
 7 前記2の方法によっては、自衛隊の規律保持が十分に確保できな
い状況になっているのではないか、いかに改革するかも、防衛法制改革、
憲法改正の一つの大きな論題となることを期待しています。わが国の独
立度を高めるためには避けて通れない論議・課題であると理解していま
す。    2008・11・5 N・H



 4)【米大統領選】オバマ氏当選、初の黒人大統領誕生 
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081105/amr0811051316021-n1.htm

内心、私はオバマ氏に大統領になってほしかった!でもこれ、ホンネを
いうと、結構、欧州では風当たりが強いので、控えていました。

かなり前、ヒラリー氏とオバマ氏が選挙で戦っていた時、ある会合で、
大きな声で「オバマ氏が勝つといいのにね」といったとたん、私の前に
いた白人の女性がぶいっとして突然、席を立って別のところへ行きまし
た。

あとで、「あの女性だあれ」と仲間の男性に聞いたら、「米国籍の00
さんだって」

ああ、そうかと思い、それ以後、公けの席では余りアメリカの大統領選
のことをいうのを止めました。

でもねえ、いろいろ面白い現象が出てきて、有色人種にとっては歓迎す
べきだけど、白人にとっては、複雑だろうなあ・・・

若い世代には、そういう感情はなく余りこだわらないようですが。

願わくば、オバマ氏には満期まで無事に大統領を務めてほしいなと・・・
(クライン孝子=在独)



 5)Andyさんの手相占いは見事に的中でした。確立としては単純に考
えれば Obama vs Hillary と Obama vs McCain の二度の選択を clearし
てきていますので 1/4 の確率の narrow path と言えましょう。 

さてオバマ政権になるとどういう中国台湾政策になるのかが気になりま
すが、オバマ政権でのアジア政策のブレインが誰になるかにも影響され
るでしょう。

今一番の候補とされているのが民主党系のブルッキングス研究所の
Jeffery Bader氏だそうです。この人は知日派と言われるライシャワー研
究所の Kent Calder氏と違って、長年国務省に勤務した中国専門家で筋
金入りの米国版チャイナスクールです。中国語も喋れます。

http://www.brookings.edu/experts/b/baderj.aspx

おそらくイラン問題、北朝鮮問題でもより積極的に中国の介在を期待し、
あらゆる機会を見つけて、中国との協力関係を強める政策を提言する事
となるでしょう。

そこに於いては露骨な Japan Passing, Japan Nothingの現実的な考え
(現在の日本の政治状況では日本が国際社会でより強い initiativeを取
れるとは期待出来ない)を見せ付けられるかも知れません。一言で言え
ばアジア外交に於いては日本よりもより中国を重視する政策です。

しかしながら、同氏の論文を読む限りでは台湾政策に関しては、米国が
差ほど大きな方向転換を図るとも思えません。現状維持で馬政権との歩
調を合わせていく方向でしょう(それがどういう結果に繋がっていくか
は当面重要視しない政策)。



 6)アメリカ大統領選挙の結果は、私のアメリカの知人たちが言った
通りの結果となりました。私にはこれが歴史的なことだとは解りますが、
これが本当にアメリカにとって素晴らしいことなのか、単に共和党の大
統領から民主党の大統領に代わっただけのことなのか、俄に判断できま
せん。

アメリカの3億の人口のうち16%がアフリカ系アメリカ人といわれていま
す。すなわち、4,800万人いることになります。しかしながら22年を超え
たアメリカの会社暮らしでしたが、その間に一度もアフリカ系アメリカ
人と膝を交えて人生を語るような機会はありませんでした。因みに、ヒ
スパニックは最早30%に達したと聞きました。

法律では少数民族を必ず雇用していなければならないのですが、何故か
ヒスパニックとも語り合うことはありませんでした。

そのような状況を較差だの差別だの階級だのと言うのでしょうが、私の
ような外国人には理論上では何となく解った気がするだけで、実態は到
底把握できませんでした。

そういう社会で、そういう基盤の国で最高権威者になることがどれほど
大変なことか、危険なことかを、選ばれたオバマ氏も選んだ有権者も解っ
ているでしょう。

現実にこれから先にどのように事が進んでいくのかは、来年になってオ
バマ氏が就任するまで解らないのかと思っていた。

ところが、日テレだったかのNY支局長は「12月15日以前にオバマ氏の身
に何か起こった場合にどうするかは憲法上の規定がない」等と解説して
いたのには、度胸があるなと感心して聞いていました。アメリカとはそ
ういうことを言える国なのです。

私はクリントン政権8年間に民主党が如何なる対日政策を採ってきたかを
思い起こす時、アフリカ系アメリカ人が大統領になったことよりも、民
主党政権になったことは"Bad news"だと思っていました。

だが、ある在米の評論家が「今の打ちひしがれたアメリカは決してそう
いう敵対的な姿勢で日本を見ることはない」という趣旨のコラムを発表
していたので、やはりあの国の実態は現地にいるか、行ってみないこと
には容易に把握できないと痛感しました。

私は新大統領は対日政策よりも目先の大問題である経済・金融危機、イ
ラク・アフガニスタン問題等の対策を緊急に打っていくことを優先する
と思うのです。そこに向かって、我が国の首脳がどのような対策を立て
て対応していくかが肝心だと言いたいのです。

これから先は我が国にとっては、今まで以上にアメリカ及び全世界の政
治・経済・外交等の情報を、如何に敏速に確実に現地で集めて行くこと
が最も重要なことになっていくでしょう。さらに、我が国からも自国に
関する可能な限り大量に情報を発信していかないと、何時まで経っても
「真に理解されない、認識されない日本」から脱却できないと危惧しま
す。

産経(6日)の1面に小森義久氏の「身すくむほど未知の人物」と題した
コラムがあります。これを読んであらためて痛感したことは「私は今の
今までオバマ氏はアフリカ系アメリカ人であり、ただひたすら"Change"
と唱え、スローガン風のフレーズ連発のような演説をする候補者という
以外に何も知らなかった、少なくとも具体的な政策については」でした。

小森氏の論文は取材能力よりも兎も角、その分析力とこの啓蒙的な内容
に感謝です。これを読んだ限りでは矢張り「オバマ氏は従来型の民主党
の政治家であり、日本に対してどうのというよりも、彼が何度も声を大
にして言っていた"The United States of America"をどのように運営し
ていくかを見てみない限り何も解らないし、期待もできない」と知りま
した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081106/amr0811060331012-n1.htm

産経でもう一つ説得力があったのが、旧仮名遣いで書かれた「正論」の
小堀桂一郎・東大名誉教授の「空爆長更迭事件と政府の姿勢」でした。
“村山談話は破棄すべし”とされているのは尤もなことでしょう。
以上前田正晶 



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身 辺 雑 記
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韓国人研究者、ロー・ダニエルさによる「竹島密約」(日本語)が遂に
草思社から刊行された。1700+税。5日ダニエルさんに招かれて懇談し
た。書評は追って発表する。

ご投稿、ご感想をお待ちしています。下記。読者:3595

ryochan@polka.plala.or.jp

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創刊日:2004-01-18  
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