政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針 1325号  08・09・24(水)

2008/09/24

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1325号
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         平成20(2008)年9月24日(水)



                                 ハートセンターの波紋:石岡荘十

                             保守派は救済案に強く反対:宮崎正弘

                        もしもオバマが負けたなら:翻訳:平井修一

                           スパイ防止法さえ作れない国:やせ我慢

                                 スパイ防止法案概要:渡部亮次郎

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1325号           
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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ハートセンターの波紋
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          石岡 荘十

各地に続々誕生している心臓病治療の専門病院「ハートセンター」が業
界再編ともいえそうな波紋をもたらしている。

本メルマガ(1323号 9/22)で名古屋に来月オープンするハートセンタ
ーの紹介を兼ねて、従来の総合病院や大学病院とは異なるコンセプトで、
じりじりと増え始めた心臓病治療業界の新しい動きをリポートしたが、
今回はそのことが”業界“にもたらす波紋を取り上げる。

わが国では、心臓の血管(冠動脈)に充分な血液が行きわたらなくなる
心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や石原裕次郎のように血管が破れ
る疾患の患者だけでも年間160万人を超える。このうち手術が必要な患者
は4〜5万人といわれる。

これらの患者を治療しているのは循環器専門病院の看板を掲げている病
院だが、国・公立の総合病院や大学病院の診療科を含む施設の数は400と
も500ともいわれる。

心臓血管外科専門医の資格を標榜する医師は 2000人にのぼる。患者は高
齢化に伴ってじりじりと増える傾向にあるが、これだけ病院があり専門
医がいれば、計算上、産科・婦人科のように医師不足、患者のたらいま
わしになることはまずあるまいと思うのは当たり前だ。

ところが、である。

心臓手術はたとえば直径2mmという細い血管を縫い合わせる高度な手技
(技術)が必須だ。そしてこのような技術を維持するためには、年間
100例以上を手がけなければスキルを維持できないといわれる。単純な
算術計算で手術が必要な患者の数を病院の数、医師の数で割り算すると、
病院1つあたりの患者数は100人以下、医師1人当たりの患者数は25人に
過ぎない。

事実、新聞社などの調査を見ると、年間100例をコンスタントにこなして
いる病院はほぼ1割に過ぎない。2000人もいる心臓血管外科専門医の中
で本当にいざというときお任せできる医師は全国で100人、いや、もっと
も悲観的な数字は10人くらいだという人もいる。

多すぎる施設や医師の数が全体のレベルを押し下げているというのが現
状だ。

そこへ、相次ぐハートセンター開業である。年間の外科手術数は、たと
えば草分けである豊橋ハートセンターが250例、葉山が300例と群を抜く
実績を重ね、評判を聞きつけた患者が県内、近県だけでなく遠くから新
幹線や航空機で押しかけている。

来月開業する名古屋ハートセンターも「その遺伝子を受け継いだ経営を
目指す」(外山淳治院長)という。加えて、ドクターヘリを運用する愛
知医大との連携にも合意しているので、辺地を含むより広域をカバーす
ることになるだろう。

本メルマ1323号でも触れたように、「土日は休み、重症患者は受け入れ
ない」という公立病院、一部の大学病院の心臓外科、循環器科のスタッ
フは、沈没しかかった船からいち早く逃げ出す鼠のように浮き足立って
いるという。

こうして、言ってみれば「看板倒れ」のお粗末な病院や実績のない未熟
なドクターは自然淘汰されていくだろう。その後には、いやでも統廃合
しなければ生き残れない再編の兆しが現れている。

ハートセンターだけではない。心臓血管手術専門病院の走りであった大
和成和病院(神奈川・大和市)は、開業10年で年間500例をこなし、都内
の大学・公立病院から送られてくる重症患者数十人を毎年受け入れてい
る。

中には東北の大学病院からヘリコプターで送られてくる患者もいる。
「南淵明宏院長の許で研修を受けたい」という希望者が絶えない。

典型的な虚血性心筋症(心筋梗塞)の治療法は、かつては外科医による
人工心肺をつかったバイパス手術が常識だったが、近年、内科医がカテ
ーテルを駆使して狭窄した血管に金網で出来たチューブ(ステント)を
挿入する手技が幅を利かすようになった。

かつては外科5対内科5の割合だったがいま日本では七三から八二で、
患者に優しい内科医の治療法が優位に立っている。つまり昔に較べ外科
医の出番が少なくなっている。

それなのに、心臓関連の3つの学会で構成する心臓血管外科専門医認定
機構は相変わらず毎年数百人の外科専門医を送り出している。世の中が
見えていない。

名古屋ハートセンターは初期に比べ、すでに内科医と外科医の割合を5:
3と内科医を多くするとともに、これに使う高価な機材(4D心エコー)
を3台も買い入れ、時代を先読みした治療体制を整えつつある。

何年か前まではデパートに行かなければブランド品は買えなかったもの
だったが、最近は銀座を歩くと外国ブランド専門の店が瀟洒なビルが軒
を並べ、客が群がっている。

どこで手術をしても同じ値段なら、専門病院で見てもらったほうが安心、
いいに決まってる。“ハートセンター方式”は業界の流れに大きな波紋
を投げかけるに違いない。その潮目がいま見えるような気がする。
20080923



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保守派は救済案に強く反対
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)9月24日(水曜日)参
         通巻第2333号  
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 米議会荒れる。「ウォール街エリートの法外なボーナスを制限せよ」
と民主党。

  共和党内の保守派は、意外にも救済案に強く反対、国民にも怒りと
懐疑の大声
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ポールソン財務長官とバーナンキFRB議長は9月23日、そろって議会
(上院)銀行住宅都市委員会公聴会で証言に立ち、救済策の説明を行った。

ポールソンは「火事場の投げ売りではなく、そこそこの価格を保証しな
ければ市場はますます混沌とする」と述べた。

ホワイトハウスは「この法案が通過しないと米国経済はさらに悪化する」
と議会に圧力をかけて救済法案の早期成立を促した。

ベン・バーナンキFRB議長は、「世界経済はいまも異常なストレス状
況下におかれている」と発言し、雇用確保の重要性も説いた。

とくにバーナンキFRB議長は「市場の安定がいま一番求められている」
とし、「もし現在の金融危機が長期化するとすれば、信用の収縮が拡大
し、経済の回復・是正はさらに容易ではなくなるだろう」と発言した。

 上院議会は大荒れとなった。

ボブ・ベネット(共和党、ユタ州)は「何もしないという選択肢もある。
しかし何もしなければ災禍は広がる」。
 
ダグラス・エルメンドール(ブルッキングス研究所。元FRBエコノミス
ト)は「騎士はやってくる。しかし、騎士は我々をどこへ連れて行くの
だ?」

「まだアイディアでしかない法案に巨額を投じる行為は愚かである」と
ほえたのは議会の有力者、リチャード・シェルビー上院議員(共和党、ア
ラバマ州)。

大統領選挙戦に巨大な陰を投げた。

オバマ候補は「原則賛成であるにしても、規約を欠落させている法案は
疑問だ」

マケイン候補も、「かりにも納税者のカネをばらまくのだから(ポールソ
ンが)『私を信じろ』と言うだけでは不十分だ」

いずれもポールソン財務長官とバーナンキFRB議長への不信表明とも
とれる。
 

▲院外団も黙っていない。
 
ニュート・キングリッチ元下院院内総務がテレビ番組で反対に回り、言
論界でも与党陣営のなかから、ブッシュに楯を突くのはウィリアム・グ
レイダー(ワシントンポスト出身の作家)らである。

「主要債権者の日本、中国も米国への投資に懐疑的となり、これ以上の
カネをつぎ込もうとするだろうか? ブッシュ政権のプランはウォール
街のエリートの延命でしかないのではないか」(『ザ・ネイション』、
9月23日付け)

「これではゴールドマンサックスの社会主義ではないか」と保守派のオ
ピニオン誌。

総合対策のために7000億ドルもの巨額を出費しようとしているブッシュ
政権。ところが7000億ドルの救済策に反対している顔ぶれは共和党保守
派が多い。

つまりは市場原理主義の基本を守れと言っているイデオローグらである
(7000億ドルは、不良債権算対の5%である、ともバーナンキFRB議
長は証言している)。

「議会への説明書はたった3頁しかなく、しかも如何にして救済するか
という肝腎要のスキームに関しては何も説明がない。要するに『金を出
せ、いますぐ。でないと後で何が起きても知らないぜ』と脅しているか
のごとき、しかもこの政策を実行する責任者は訴追から免れるという特
別条項だけはちゃんと挿入している」と前出のウィリアム・グレイダー。

一部には『大統領選挙の土壇場で民主党路線のごとき、社会主義的ばら
まきは、経済的クーデタ』という声も聞かれる。

また「これまでの投資家の自信を回復させようとしての小手先の政策は
すべて失敗した。住宅ローン債権はほぼジャンク債となり、証券のみな
らず、銀行も資金不足、あたらしい貸し付けが出来ない。これぞ1929年
の恐慌前夜の状況と酷似してきた」と保守派の意見が並んでいる。

リベラル派も、このイシューでは奇妙にも保守原理主義と肩を並べ、以
下のように批評している。

「つい先日まで『金融危機の暴発を食い止め、恐慌を封じ込めた』と発
言していたのは、ポールソン自身ではないか、その舌の根も乾かない裡
に7000億ドルもの空白手形をポールソンに任せろということだ。信
じろというのが無理」というのは、ワシントンの経済政策研究リベラル
・センターのディーン・ベイカー共同会長。

金融専門家さえ、こう言う。

「これはまるでメロン財閥とロックフェラー財閥などの名門クラブが彼
らの利益のためにだけ決めた政策の再来に似ている」。

ともかく、金融不況は長引き、7000億ドルの救済は新しい展開の始
まりに過ぎない。

「保守とリベラルのイデオロギーを越えた、次の新しい発想が生まれ出
るだろう」(ディビッド・ブロック、NYタイムズ23日コラム)。


▲野村證券はシンドバッドの冒険

同日、欧州マスコミを派手に騒がせたのは野村證券だった。

リーマンブラザーズの「アジア部門」買収に続き、野村證券はリーマン
ブラザーズへの出資を拡大して欧州、中東部門も買収すると衝撃的、冒
険的発表を行ったからだ。

英紙フィナンシャルタイムズなぞ「2500人の雇用もそのままに」と、日
頃の辛口な日本批判を忘れて、救世主騎士団代表の日本を英雄視する論
調を展開した。

ついでに言えば中国新華社もこのニュースを辛口を交えて報じ、「(奇貨
に便乗し)日本の金融巨魁、(ウォール街へ)乱打入」とした。
     ◎
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読者の声1)貴誌前号の「この土壇場で欧米金融界には亀裂がはいった」。
にもかかわらず、貴見によれば、日本は踏まれても、踏まれてもドル一
筋ということですね。以前から貴台が言われている通り、主権としての
「円」の自意識は、日銀にも政府にも政権にも無い、ということですね。
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)ドル一辺倒。日米安保条約で自国の安全を他人
に任せているわけですから、自嘲気味にいっても精神の独立を失った日
本! 経済主権というのは、金利を自分で決める権利。

為替を自分でコントロールできる権利。特許を、秘密条項を作ってでも
守る権利など。どれ一つ、日本は行使していないのですから、ドル一辺
倒に対して、不感症ということになったのでは?



   ♪
(読者の声2) いつも貴重な情報をありがとうございます。
一つ、疑問がございます。

サブプライムに端を発する金融危機ですが、2006年秋頃にポールソン氏
が、米国の世界経済牽引は2007年夏頃までだろうと予告し、その通りに
なりました。

民間金融機関である「FRB」を運営する「ニューヨーク連銀」の株主
の半数以上は、欧州の金融機関です。残りの株主もユダヤ系です。

一連の金融危機は或る目的に向かった芝居のようにも感じますが、如何
でしょうか。(TH生)


(宮崎正弘のコメント)「ウォール街のエリートの延命のためのプラン」
という批判が米国でも広がっていて、そのような性格の側面があるでしょ
うね。

ご指摘の示唆、ユダヤ主導説ですが、これはあり得ません。



  ♪
(読者の声3)いつも良質な情報、ありがとうございます。つい一昨日ま
で台湾旅行3泊4日に行って参りました。

八田與一の造った烏山頭ダムを見たこと、および彼の業績の内容ビデオ
を記念館で見たこと。228紀念館で案内人の陳さん(80歳)から台湾80年
の話を聞いたこと。

「日本の統治50年は夢のような(素晴らしい)時代でした」と語った。
そんな事情は全く知りませんでしたから、呆然でした。

羅福全(前大使)、蔡焜燦(台北市李登輝之友会、名誉理事長)、黄昭
堂(台湾独立建国連盟主席、76歳)の3人の話を90分くらい聞いたこと。
まことに立派な話で日本にこんな人達がいれば、と思いました。

いずれも大変勉強になりましたが、台湾の歴史を私は全く知らず、汗顔
の至りでした。これを機に台湾の事情もしっかりと調べます。
(AO生、伊豆)


(宮崎正弘のコメント)羅福全元駐日大使は早稲田大学に学んだ後、ア
メリカへ留学、事実上の亡命先から日本の国連大学へやってきた逸材。
祭さん、健康状態が悪いと聞いておりましたが、会合に出られるまでに
回復しましたか。安心しました。いつも、きついジョークを連発する得
意技があります。

黄昭堂先生も前の許世楷大使らとともに日本亡命33年、世が世なら台湾
総統ですが。

小生儀、もちろん参人ともよく存じ上げています。

台湾は戦前の日本的な情緒が残り、あの時代の日本人らしき価値観を大
事にしてくれている。ですから何時行っても心が和みます。

八田さんのダムの人工湖、ボートを浮かべると、すばらしい景観ではな
かったですか?

                 ◎



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もしもオバマが負けたなら
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          翻訳:平井 修一

ワシントンポスト2008年9月14日

<アメリカ黒人の希望は彼の双肩に。しかし、勝敗の行方は五里霧中>
寄稿:ランダル・ケネディ(ハーバード大学法科教授)

私は1954年、公民権をめぐるブラウン対教育委員会裁判の年に生まれた
黒人である。黒人の一般施設利用を制限したジム・クロウ法の虐待を避
けて、生後から10年間、私の両親はサウスカロライナからワシントンD.C.
へ移り住んだ。

人種的な抑圧とそれに対する抵抗の話は、我が家の会話の中心にあった。
父はしばしば初のアフリカ系アメリカ人の最高裁判所判事サーグッド・
マーシャルによる、サウスカロライナの民主党予備選で投票権を白人だ
けに限定した規則を無効にしたケース(ライス対エルモア裁判)につい
てよく話していたものである。

その記憶もあって、私はバラク・オバマがサウスカロライナ州での予備
選挙に勝った晩に涙を流した。

こんな記憶もある。人種分離主義者により殺された全米有色人種地位向
上協会のミシシッピ支部長、勇敢なメドガー・エヴァーズに最後の敬意
を表すため、我々はDC斎場を訪問した。この思い出がよみがえり、イ
リノイ州選出の上院議員(オバマ)が民主党の指名を受けて大統領候補
になった夜、私は再び泣いた。

私の感情が政治運動によってこれほどまで揺さぶられたことはなかった。
これまで、これほど多くのタブーにチャレンジした候補者はいなかった
からだ。黒人を含むすべての人種の人々は、白人以外を大統領に想像す
ることなどあり得なかった。

知性と力と優雅さで、オバマは「黒人の大統領」について考えさせ、そ
の考えを魅力的にした。

オバマ上院議員の進歩的な政治観、国際性と実践的なスタイルは、私を
熱心なサポーターに変え、私は彼の勝利を期待している。私は非常に密
接にこの選挙を観察しており現在、大学でそれについて講義しているほ
どだ。

だからこそ私はこの選挙の行方が不確実なことを知っている。政治的な
潮流は、ホワイトハウスに共和党が2期8年務め続けたことへの反発から
民主党候補を優位にしているようではある。それでも、オバマは負ける
かもしれない、という可能性は現実的にある。

それが現実に起きると、どうなるのか? どのように私は感じるだろう
か? どのように他の黒人は感じるだろうか? どのように私のような
人々は感じることになるのか?

潜在的な敗北要因というのは大きい。1960年9月にジョンF・ケネディ上
院議員は、初のローマカトリックの大統領になるために、宗教について
の国民の懸念を和らげる必要から、テキサスのプロテスタント系団体で
演説した。

彼はスピーチの終りに、彼が「本当の問題に関して」選挙に負けるのな
らば「公正に審判された」と納得し、彼の上院の議席に戻る、しかし
4000万人のカトリックのアメリカ人から大統領になる機会を奪うという
宗教的偏見(バイアス)で審判されるならば、「歴史の目、国民の目で
見れば、敗者は米国そのものだ」と語った。

黒人が今回の選挙を「本当の問題に関して」決定され、そしてオバマが
「公正に審判される」と信じるかどうか。これは今後の展開にも影響す
る。

最後の追い込みの数週間の選挙キャンペーンの様相(人種をテーマに盛
り上げるのか?)、そして、最終的な投票集計の人口統計学的分析(伝
統的に民主党に投票した人々は、今回は違う投票をしたのか?)を含む
影響である。

私は大部分の黒人は、オバマが敗北すれば、4000万人のカトリックから
大統領になる機会を奪うというのと同様な偏見ゆえに、「黒人だから」
大統領にはなれなかったのだとまずは思うだろうと推測する。

彼らはもちろん人種が唯一の理由ではなかったとは思うだろう。党内の
協力、イデオロギーの傾向、戦略的な選択、運の良し悪しも重要だった
と思うだろう。

しかし、彼らの心の奥底ではこう思う(それはおそらく当たっているだ
ろう)、「人種が鍵となる要素であった」と。

2人の候補者は片足には人種的な靴を履いていた。白いジョン・マケイ
ンは黒い靴、黒いオバマは白い靴で、オバマの黒さが勝るから、結局は
人種で結果が異なったのだと。

この結論は大きな失望を伴い、怒りもあるだろう。オバマ・キャンペー
ンの初期には、多くの人々が彼が勝つ可能性があるとは思っていなかっ
たので、彼のライバル(ヒラリー・クリントン)は黒人の間で彼より多
く得票した。

ところがオバマはアイオワで勝利し、ニューハンプシャーで並んだ。黒
人がオバマ勝利のチャンスありと見て、その大きな影響を理解したとき、
彼らは雪崩を打つようにオバマ支持へ動いていった。

マーティン・ルーサーキング・ジュニア牧師の有名な演説「私には夢が
ある」45周年の記念日にあたる週、候補者に指名されるとオバマはキリ
スト再臨のような熱狂をあびた。

「オバマは生涯でただ一人の黒人候補だ」と、私のコースを受講してい
る学生は書いた。「私の両親と祖父母がこれまでに見た、そして多分私
の世代が見るだろう、おそらくただ1人の本物の候補者だ。私のすべて
の望みは彼とともにある」。このような望みがつぶされたときの痛みを
想像してほしい。

黒人はもちろん多様である。一部の黒人の保守派(コラムニストのトマ
ス・サウエルやオハイオ州前知事ケン・ブラックウェル)は、疑う余地
なくオバマ敗北を喜ぶ。オバマは結局、彼らのイデオロギーの敵だから
だ。

オバマに反対する黒人左翼もいる。「Progressive誌」に寄稿したペンシ
ルベニア大学のアドルフ・リード教授は、有権者にオバマ(マケインも)
を拒絶するよう訴えている。なぜならオバマは「空虚な日和見主義者」
で、ビル・クリントンのようにアメリカの政治的な枠組みの左端を保守
しているだけと説く。

それに近いのがオバマ敗北によって安心するひとつの黒人陣営で、オバ
マが勝利すると、アメリカは大規模な人種問題の改革はもはや必要でな
いという誤解を招くメッセージになりかねないと恐れているのだ。

オバマが政治的な争点をつくり共和党候補に代わる進歩的な政策を声に
出して自らを危うくしたと思っている静かなる人々は、オバマが負けれ
ば憂鬱な気分で「やっぱりな」と思うだろう。

オバマ敗北に無関心な黒人もいる。彼らは大統領選の結果が彼らの悲惨
な運命に少しの影響も及ぼさないと思っているからだ。他は、失望の痛
みに備えて、期待を抑制してきた。

オバマが負けても私の母は「お気のどくに」と思うだろうが、母は自身
に高望みすることを許さなかったので、幻滅することはないだろう。母
はずっとこう主張してきた。「白人の人々は、何とかしてでもオバマが
大統領になるのを許さないだろうよ」。

母の言葉は注目に値する。母は3人の子供たちに成功を与え、全員がプリ
ンストン大学に通い弁護士(1人は連邦裁判官)になった。しかし、多く
の人種的なバリアが崩れるのを見てきた母であっても、母はオバマ現象
に埋没して自身を落胆させる気はないのだ。

もしオバマが負けたら、私は失望し、不満に思い、傷つくだろう。素晴
らしい機会を失ったと結論するだろう。アメリカの有権者は大きな間違
いをしたと思うだろう。

彼らのミスの重要な要素が人種的な偏見(私の両親の青春期を脅した憎
むべき、怒鳴り声の、単純な偏狭さでなく)むしろ漠然とした、洗練さ
れた、控え目の偏見とも言うべきもので、新しい環境に適応し隠れる能
力をもつカメレオンのような偏見だろうと思う。

もしオバマが敗れたら、私は短時間であれ、落胆、怒り、憤慨の感情に
捉われるだろう。

これらはより強い感情だろう。と言うのもこの選挙の風向きは明らかに
民主党に有利だったし、共和党は絶対に勝てない選挙だと思われていた
し、私の考えでは、オバマ・チケットは明らかにマケインのものより優
れていると思われたからだ。

しかし、私はすぐにその後で、この前例のない進展を考えることで慰め
と励ましを得たいと望むだろう。大政党が我が国で最高級のオフィス
(ホワイトハウス)に相応しいと黒人を候補者に指名したのだ、そして、
その黒人は知的で勇敢なキャンペーンを行い、あらゆる人種の数百万の
アメリカ人が熱心にアフリカ系アメリカ人の旗手を支えたのだ。

私は、私の学生のうちの2人が授けてくれた知恵を好きになりたいもので
ある。1人はこう書いた。「オバマ落選は痛々しいが、それであっても
相当な進歩であり、変化はやって来る(change will come)。車輪は回り
始めたの 
だ」。

もう1人はこう書いた。「たとえ敗北に直面したとしても、変化を信じ、
変化が可能なときに備えなければならない」。

たとえオバマが11月の本選に負けたとしても、彼はすべてのアメリカ人、
一番がっかりしたであろう彼の熱烈な支持者にさえも、変化は可能なの
だという励ましと誇りを残した。彼は頂の端に到達し、そして、我々が
頂上に立てるのだということを示したのだ。(敬称略)



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スパイ防止法さえ作れない国
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            やせ我慢

スパイ防止法さえ作れない国はどこからも相手にされない。

提携会社の社員が、両社の共同ノウハウを簡単にライバル社へ漏らして
いたらあなたはどうしますか?

開発費をかけずにノウハウを得たライバル社は、これを機に躍進して、
あなたの会社を窮地に追い込むかもしれません。

その結果として人員整理が必要になり、あなたが職を失うかもしれませ
ん。つまり、直接的にあなた自身の不利益につながる可能性があるので
す。当然提携会社の情報管理に強い不満を持ち、その改善と強化を求め
るでしょう。

しかし提携会社は、そうした厳しい措置や規則は、社員の反対も強いし、
個人の人権にも関わるからできないというのです。

さて、こんな会社と高度なノウハウを共有する提携を続けられるでしょ
うか。

ーーー日本ではスパイ防止法が1980年代前半から活発に議論されました。

それに対して真っ先に反対のキャンペーンを張ったのは大多数のマスメ
ディアです。

1985年に議員立法として法案が提出されると、当時の野党=日本社会党
・公明党・民社党・日本共産党・社会民主連合他)は断固反対を主張、
戦前回帰だと不安を煽りまくりました。

ーーー結局、スパイ防止法案は廃案となります。

それ以後も、スパイ防止法案の必要性が言われるたびに、マスメディア
や野党勢力は反対の大声を挙げ、法案提出の前に潰してきました。

そのお陰か多くの国民の間にも漠然とした警戒感が植えつけられたよう
です。

メディアや反対政党の言い分は、拡大解釈の恐れがあり、報道や言論の
自由が侵されるというものです。

ーーー簡単に言えば、政府にとって不都合な報道・取材や批判に対して
スパイ防止法の拡大解釈で弾圧を加えるかもしれないということです。

もっともなような気がしますが、しかし先進国は無論、ほとんどの国で
スパイを取り締まる法がある事を忘れているのではないでしょうか。

フランス、ドイツ、イタリア、韓国、アメリカなどの国は、スパイとい
う口実でメディアや野党による批判が封殺されたり、国民の自由が阻害
されたりすているのでしょうか。

そんな批判を、日本のメディアが引き合いに出した例を知りませんし、
そうした実例を取り上げて報道した例も知りません。

もちろん野党の人たちが、それらの国ではスパイ防止法によって政府批
判の自由がない、などという批判をしたこともありません。

つまり、マスメディアや反対する政党は、他の先進国ではスパイ防止法
をなんとか上手に運用しているが、日本の政府に限っては信用できない
と言っているのです。

ーーーずいぶんと自虐的な考え方ではないでしょうか。

まるで、戦争は日本だけが悪かったという自虐史観と同じです。しかし、
他の国が運用できる法律なら、日本にそれができないはずがありません。

すでに長年の実績を持つ他国のスパイ防止法を参考にして、必要な安全
策を施したものを作れば良いだけのことです。さすがにスパイ行為を禁
止する法の必要性を否定する人はいないでしょう。

ちなみに、スパイ防止法に限らず、他国で普通に行われている事を日本
がやろうとすると、過剰なまでに不安を煽って阻止するメディアや一部
の政党は、日本と日本人をまったく信用していないのでしょうか。

他国に較べて日本人が、そんなにも愚かで、邪悪で危険だとでも思って
いるのでしょうか。 

また国民の側にも、スパイ行為というものは決して許せない犯罪だとい
う意識が必要でしょう。

ただ、スパイによって受ける被害を、私たち一般の人間が直接目にした
りすることはめったにないでしょうから、そうした意味では実感が湧か
ないのも仕方ないのかもしれません。

稚拙な喩え話をするならば、隣人として付き合ってきた人が、いきなり
強盗を連れてあなたの家に押し入るようなものです。

ーーー隣人ですから、何の警戒もなくドアを開けてしまいます。

そして、お金を奪われるだけでなく、あなたの家族を暴行・レイプし、
最後には殺してしまいます。

実際の犯行はその強盗たちで、隣人はただ彼らの侵入を手伝っただけだ
としても、あなたはそれを許せるでしょうか。

単に強盗の補助だけで、暴行・レイプ・殺人をしていないから、そんな
に重い罪ではないと思えるでしょうか。

スパイとは、信頼や善意に付け込んで、最終的にはあなたやあなたの家
族を危険に追い込む人間です。

多くの国で、そして歴史上も、スパイが憎まれ軽蔑されるのはそうした
理由からです。

しかし、日本は世界からスパイ天国と哂われる国であり、同盟国や友好
国すら危険に陥れるかもしれない国なのです。

そんな国が本当に信頼されパートナーとして相手にしてもらえるでしょ
うか。

日本と日本人の安全の為に、そして他国からの信頼を裏切らない為に、
スパイ防止法がどうしても必要なのです。

日本と日本人を軽蔑し、まったく信用しようとしないマスコミや政党・
団体の言葉に惑わされることなく、こうした法の成立を支持しましょう。

≪ WEB 熱線 第1075号 ≫2008/09/22_Monより転載。(許諾済み)
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スパイ防止法案概要
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         渡部亮次郎

国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案は、1985(昭和60)
年の第102通常国会で自民党所属議員により衆議院に議員立法として提出
されたが、第103臨時国会で審議未了廃案となった法律案。通称「スパイ
防止法案」。

全14条及び附則により構成。外交・防衛上の国家機密事項に対する公務
員の守秘義務を定め、これを第三者に漏洩する行為の防止を目的とする。 

また、禁止ないし罰則の対象とされる行為は既遂行為だけでなく未遂行
為や機密事項の探知・収集と言った予備行為、過失(機密事項に関する
書類等の紛失など)も含まれる。最高刑は死刑または無期懲役(第4条)。 

憲法が保障する基本的人権に対する配慮から、第14条において「この法
律の適用に当たっては、これを拡張して解釈して、国民の基本的人権を
不当に侵害するようなことがあってはならない」と定められているが、
飽くまでも政府の努力義務とされており、法律の適用により一般国民の
人権が侵害された際の救済措置が担保されていない点が特に批判の対象
とされた。 

自民党内においてスパイ防止法の必要性は1980年代前半から活発に議論
されるようになり、当時の内閣(中曽根)の許でその気運が高まった。

これに対し一般国民の権利制限に直結する法律であることや報道の自由
が侵害されることに対する懸念から、大多数のマスメディアが反対に回っ
た(推進の立場を表明した主たるマスメディアには世界日報がある)。

そのため、政府は内閣法案として提出することを断念するが通常国会の
閉会を間近に控えた1985年6月6日に伊藤宗一郎ら10名が衆議院に議員立
法として法案を提出した。
 
これに対し、当時の野党(日本社会党、公明党、民社党、日本共産党、
社会民主連合他)は断固反対を主張。法案は継続審議となるものの10月
に開会した第103臨時国会でも野党は徹底して審議拒否を貫き、12月21日
の閉会に伴い廃案となった。
 
なお、2001年に改正された自衛隊法において従来の第59条における「秘
密を守る義務」規定に加え第96条の2に「防衛秘密」規定が新設され廃案
となったスパイ防止法案の一部と同趣旨の規定が盛り込まれた。

2007年2月には航空自衛隊の一佐が読売新聞記者に機密情報を漏洩し、こ
の規定に違反したとして警務隊が事情聴取や家宅捜索を行ったと報じら
れている[防衛省、読売新聞に機密漏洩の疑いで一佐宅を捜索(J-CASTニ
ュース)]。 


文献

賛成の立場

スパイ防止法案――その背景と目的(自由民主党広報委員会出版局・
1982年) 

間接侵略の危機―日本だけにないスパイ防止法(河西徹夫・日高明、日
本工業新聞社・1982年) 

機密保護と現代――スパイ防止法はなぜ必要か(スパイ防止法制定促進
国民会議、啓正社・1983年) 

誰にもわかるスパイ防止法―正しく学ぶ三つの章(スパイ防止法制定促
進国民会議、世界日報社・1987年) 

反対の立場

国家秘密法〈スパイ防止法〉―いま資料の時代 国家秘密法案阻止のマ
ニュアル集(晩稲社・1985年) 

暗黒時代を再現する自民党の「スパイ防止法案」に反対しよう(自由人
権協会・1985年) 

エッ!わたしがスパイ?―あなたも「スパイ防止法」に狙われる(東京
弁護士会・1985年) 

あなたの目、耳、口ふさぐ国家機密法(日本共産党中央委員会出版局・
1985年) 

悪魔(サタン)があやつる“スパイ防止法”と霊感商法(荒井荒雄、青
村出版社・1985年) 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2008・09・23



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話 の 福 袋
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 ◎<予言>「岡崎で大地震」うわさで町は大揺れ

「9月13日、愛知県岡崎市を震源とする大地震が起きる!」−−。こん
なうわさを聞いた人は少なくないはずだ。

うわさの「震源」はブラジル人の自称予言者で、雑誌やインターネット
で「予言」の内容が広まった。Xデーに備え、防災グッズを買い求めた
り、家族で遠くに旅行に行くなど不安を抱く人も多かったが、地震はな
かった。騒動を振り返る。

岡崎市などで広まった予言は「08年9月13日には岡崎市でマグニチュー
ド8・6の地震が発生し、3万人が被災し600人以上の死者が出る。この地
震は日本でなく中国で起きる可能性もある」との内容。ネットで紹介さ
れ、たちまち広がった。

岡崎市のあるスーパーでは13日前の1週間に懐中電灯、カンパンなどの
防災関連商品が通常の2倍以上売れ、一部商品は品切れになった。

店の担当者は「買い物客に購買理由を尋ねたわけではないが、例のうわ
さの影響が大きいと思う」と話す。

別の郊外型大型店でも、通常なら防災の日(9月1日)をピークに売れ
行きが止まる防災グッズが13日まで売れ続けた。担当者は「2〜2・5倍は
売れた。食料や水だけでなく、家具の転倒防止器具の売れ行きもよかっ
た。客が地震を想定していたのは確か」。

岡崎市は8月末に死者2人を出す豪雨に見舞われた。市が設けた災害対
策本部にも「13日の地震」に関する問い合わせが何十件も寄せられた。

市防災課によると「うわさが広まっているが、地震は起きるのか」との
内容が大半。豪雨の際に避難勧告が市民にうまく伝わらなかったことも
あり「どうして地震の避難勧告を出さないのか」と詰問するような電話
もあったという。

子供たちの間でも地震のうわさが拡大した。岡崎市立甲山中2年生の女
子生徒は「友達と『部活を休んで逃げようか』『死ぬんだったら宿題し
なくていい』という話で持ちきりだった」と振り返る。

男子生徒は「信じてない子が多かったが、水や食料を買いだめした子も
いると聞いた」。他にも「家の中でも通学用のヘルメットをかぶってい
た」「地震を避け、家族で長野県の親類の家に行った」との例もあった。

人騒がせな自称予言者は、地震が起きなかったことについて「ハッピー
なことだ」と日本の代理人を通じてコメントしている。

 ◇専門家の言葉、よほど有益−−SF作家の山本弘さん

いわゆる「トンデモ本」や「トンデモ物件」を品評する「と学会」会長
でSF作家の山本弘さんは、今回の「予言」にまつわる騒動について次
のようにコメントした。

    ◇

70年代に米のジャーナリスト、デビッド・ワルチンスキーらが行った調
査によると、雑誌に載った10人の予言者の予言、計360件のうち、当たっ
たのはたった4件だったという。予言の99%は外れている。

天変地異の予言に関して言えば、過去、多くの占師や予言者がさまざま
な警告を発してきたが、大災害の起きる年月日や場所を正確に当てた例
は皆無だ。

今回の予言者にしても、08年1月から9月の間に世界で起きるという大
地震を20件予言したが、見事にすべて外している。

予言を信じるという行為は、競馬で勝率ゼロの馬に賭けるような無謀な
ギャンブルだ。もちろん地震も台風もいつか必ず来るのだから、災害へ
の備えは必要。

しかし、オカルト的な予言など必要ない。根拠のない予言などにおびえ
るより、地震学や災害対策の専門家の言葉に耳を傾けた方が、よほど有
益だ。9月23日11時49分配信 毎日新聞


 
 ◎コーラは添加物の宝庫、CM「保存料も人工香料も、一切使ってい
ません」の実態
https://www.mynewsjapan.com/reports/908

地下鉄で目にしたコカ・コーラの広告「1886年の誕生以来、保存料も人
工香料も、一切使っていません。いままでも、ずっとこの先も」。なぜ
今頃、このような添加物フリーをアピールする広告を出したのか。

コンビニで売っている「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」「ノーカ
ロリー コカ・コーラ プラスビタミン」の添加物をチェックすると、す
べてに危険性が指摘されるカラメル色素が含まれ、一部に保存料として
安息香酸Naなど危険度の高い添加物も使用されている。

プラスビタミンに添加された香料については、天然か人工かすら答えて
くれない。謎の多い怖い飲み物だ。

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 ◎三笠フーズを家宅捜索 大阪府警など3府県警

米粉加工販売会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売事件で、大阪、
福岡、熊本の3府県警は24日午前、食品衛生法違反(有害食品の販売)
と不正競争防止法違反(虚偽表示)の両容疑で大阪市北区の本社や福岡
県筑前町の九州工場など関係先30カ所の一斉捜索を始めた。

また、3府県警は大阪府警に合同捜査本部を設置、同社が当初から食用
で転売する目的で汚染米を大量購入したとみて、詐欺容疑での立件も視
野に捜査を進める。食の安全を揺るがした前代未聞の食品偽装は刑事事
件に発展した。

捜査本部は今後、押収した資料を解析するとともに、冬木三男社長
(73)ら関係者の事情聴取を進め、事件の全容解明を目指す。

調べでは、三笠フーズは平成18年11月〜19年5月ごろ、政府から農薬の
メタミドホスに汚染された中国産もち米800トンを購入。基準値(0・01
ppm)を超える農薬が残留していたにもかかわらず、正規米に偽装し
て販売した疑い。

また、大手商社が国から買い戻したアセタミプリドに汚染されたベトナ
ム産うるち米598トンを別の業者を通じて購入。今年1月〜5月、このう
ち32・4ンを国産米として熊本県城南町の美少年酒造に販売した疑い。 
9月24日9時18分配信 産経新聞



 ◎死10人、犯人の大学生も死亡 ユーチューブに犯行予告

【英中部マンチェスター=木村正人】ロイター通信によると、フィンラ
ンドの首都ヘルシンキから北西へ約300キロ離れたカウハヨキの職業訓練
校で23日、男子学生が銃を乱射し、少なくとも学生ら10人が死亡。犯人
の男子学生も銃で頭を撃って自殺を図り、搬送先の病院で死亡した。負
傷者もいるもようだ。

ロイター通信などによると、事件前、動画投稿サイト「ユーチューブ」
に男子学生が犯行を予告したとみられる複数のビデオ映像が投稿されて
いた。

カウハヨキ在住とする22歳の男が、射撃訓練場で銃を撃つ姿などが映っ
ており、「人生すべてが戦争であり、人生すべてが苦痛だ」などとの書
き込みもあった。

カウハヨキは人口約1万5000人の小さな町。

ホルムルンド内相が23日、記者会見で明らかにしたところによると、警
察が事件前日の22日、ビデオを投稿した人物を特定し、警察当局が聴取
していた。しかし、この人物は暫定的な銃保有の許可を持っていたこと
などから、それ以上の措置をとらなかったという。

フィンランドでは昨年11月、南部トゥースラのヨケラ中高等学校で、18
歳の男子生徒が授業中に校長や生徒ら8人を短銃で射殺、犯行直後に自
殺する事件が起きている。この事件でも、事前に犯行を予告したとみら
れるビデオ映像がユーチューブに投稿されていた。

人口約524万人の同国は米国、イエメンに次ぎ世界で3番目に銃保有数が
多く、100人当たりの銃保有数は56丁。狩猟人口が多いためで、15歳から
銃の保有が認められている。

昨年の事件をきっかけに、欧州連合(EU)と同じ銃保有年齢を18歳に
引き上げる法案が協議されている。9月23日23時27分配信 産経新聞


 
 ◎少子化担当相に小渕氏 
少子化担当相に小渕優子衆院議員の初入閣が内定した。
2008/09/24 08:48   【共同通信】 


 
━━━━━━━
反     響
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 1)毎日一日も休む事なく自ら投稿し編集し配信している貴兄の努力に
は感服しています。投稿される常連の方々も大変立派で読みごたえがあ
る内容が多く有難く読ませて頂いています。

当然購読者も次第に増えて3700名を突破しました。誠にお目出度い限り
です。

これも貴兄の健康管理がしっかりしているから出来る事です。しかし先
日上りエスカレーターに乗る時に転んで手指に怪我をしたと言う。これ
が足だったらどうでしょう。

毎日のウオーキングが出来なくなりますね。万一足の骨折でもしたら一
大事。我々老人は入院して歩けなくなると見る見る足腰が衰え内臓まで
悪くなると聞いています。とにかく転ばないように十分過ぎる程注意し
て下さい。

益々のご健筆を願っています。安宅 峯夫



 2)お怪我をされたとのこと、お大事になさってくださいませ。歳を
とって来ますと足が上がらなくなってきますので思わぬところで地面の
凹凸などに足先をとられ、躓いたり転んだりしてしまい、足先を気にし
てさらに足が上がらずに躓いてしまいます。

爪先を上げ気味にし、足元を見ないように少なくとも4〜5メートルほ
ど先を見るように心がけると躓かずに歩けるようになります。

検閲制度について

占領時代における検閲ですが、それまでの内務省や陸海軍における
検閲と大きく異なる部分として「伏字」の存在があります。

内務省などによる検閲においては伏字を使うことが許されていましたの
で文章中のどの箇所に問題があったのか、またものによっては復元が可
能でした。

しかし、占領軍による検閲は伏字の存在を許さず、その文章の書き換え
を要求しましたので原本(原稿)が残されていない限り復元することが
できませんでした。 

また、当初は事前検閲でしたので、米国内の公文書館などに残された原
稿から検閲で問題とされた部分を復元することができますが事後検閲に
移行した後の書籍類については復元ができないと言われています。

検閲を非難する人は多いのですが、そのほとんどが事前検閲を想定して
いると思えます。でも、実際のところは事後検閲のほうが性質が悪いで
すね。

検閲に引っかかって出版を中止するような事態に陥れば出版社は大量の
返本を抱えることになりますので、経済的打撃は事前検閲よりも大きい
です。そのために検閲を想定して自主規制することになってしまいます
ので検閲前の状態に戻すことは不可能になってしまいます。千葉県松戸
市在住の異邦人



 3)初めてお便りします。池田一貴と申します。貴メルマガにはいつ
も勉強させて頂いており、感謝しています。

主宰者・渡部亮次郎様の「検閲」に関する記事を興味深く拝読しました。
検閲や言論統制は、ご指摘のように江戸時代からすでにありましたが、
明治の近代化以降、官憲が一段と組織的に検閲を強めたのも事実です。
しかし、戦時下の検閲は日本だけではありませんでした。

<明治の大日本帝国では讒謗律、新聞紙条例、出版法、新聞紙法、映画
法などに基づき内務省が書籍、新聞、映画の記事・表現物の内容を審査
し、国家にとって不都合と判断すれば発行・発売・無償頒布・上演・放
送などを禁止する検閲が行われた。>

とのご指摘はそのとおりだと思いますが、これは逆に、明治以降の民間
人の言論や表現活動が、われわれの想像以上に活発で自由闊達だったこ
とをも示すものではないでしょうか。

明治近代化の宣言たる五箇条の御誓文の第1条に「広く会議を興し、万
機公論に決すべし」とあることを根拠に、民権論者をはじめとする民間
人が、かなり自由に主張を闘わせたのは事実です。

ご指摘に入っていない保安条例(明治20年制定、明治31年廃止)も自由民
権運動を弾圧した規制法で、これにより東京を所払い(退去)となった著
名人に中江兆民、尾崎行雄、星亨らがいます。兆民はこののち大阪へ
移り、そこで兆民宅の書生となったのが幸徳秋水でした。

また国家反逆団体の規制法として有名な治安維持法(1925年制定)も検閲
や言論統制の役割を果たした法律ですが、しかしこれは一般に信じられ
ているように「思想」を規制した法律ではなく、直接的には「国体の変
革と私有財産の否認」をめざす「結社」を規制したものです。

一応は近代刑法の原則である個人の思想信条や良心に権力が直接介入す
ることを避ける配慮をしています。大日本帝国憲法(明治憲法)は第28条
で信教の自由を、第29条で言論・著作・印行・集会および結社の自由を
保障しているからです。

しかし、共産党は国体に反して国家転覆の活動を行う結社と認められる
ため、その結社を許容せず、活動を規制し、また事情を知ってそれを援
助する者をも処罰の対象としました。(現代においてもドイツがナチス
の結社や党旗を禁止するなど、一部結社の自由や表現の自由を制限して
いる国家があります)

これは関東大震災(大正12=1923年)において「不逞鮮人」(当時の新聞
記事の呼び方)や共産主義者の一部が暴徒化した事実に危機感を感じた
ことが一因といわれていますが、私はもう1つ大きな要因があったと考
えます。

それは、コミンテルン日本支部たる日本共産党の創立メンバーの1人、
近藤栄蔵が上海のコミンテルン極東支部から多額の運動資金をもらって
帰国した際、下関で挙動不審により拘束され、また留置場から密かに山
川均に連絡をとろうとしたことから、その資金が共産党創立のための活
動資金であることが発覚したものの、それを規制する法律がなかったた
めに結局は無罪放免で釈放され、多額の現金も没収されることなく近藤
に返却されたからです。こうした「援助資金や援助者」をも規制するた
めに治安維持法が要請されたと、私は考えます。

(近藤栄蔵はその後、暁民共産党事件を起こします。これを仲間の共産
主義者たちは冷ややかな目で見ており、荒畑寒村によれば「あの事件は
コミンテルンへの領収書だったのではないか」と噂されたそうです)

もちろん、同じ1925年に普通選挙法が成立したことも、治安維持法成立
要因の1つであることは言うまでもありません。コミンテルンに操縦さ
れた日本共産党や無産政党が、国会に進出して日本に不利な法令などを
作ることを規制するためです。

しかし当初は、治安維持法で思想信条を規制することはありませんでし
た。その証拠に改造社版『資本論』(高畠素之訳)は1927年に発売され、
翌年、全巻刊行されましたし、岩波書店もこれに対抗して『資本論』の
河上肇訳を刊行開始しました。日本のマルクス主義文献(翻訳書や研究
書)の刊行は1927年にピークを迎えます。改造社版『マルクス・エンゲ
ルス全集』も治安維持法を尻目に1928年から刊行開始されました。

こうした事実からすれば、治安維持法は「思想」そのものを規制の対象
とはしていなかったことが明らかです。当時の日本には、相当に寛容な
言論の自由があったとみてよいでしょう。

しかし、戦時下になると、拡大解釈が始まり、検閲や言論規制が強化さ
れました。渡部様の記事にもあるように、映画・演劇・流行歌にまで規
制が加わります。

とはいえ、これを過去の日本だけの強権発動だと見なすのは正しくあり
ません。たしかに内務省だけでなく軍部までが検閲にしゃしゃり出てき
たのは行き過ぎでしたが、しかし、国家権力による検閲は、かの「自由
の国」アメリカでも行われていたことを忘れてはならないと思います。

米国ルーズベルト大統領は、対日開戦以前からすでに検閲局を創設し、
ジャーナリスト経験豊富なバイロン・プライスを責任者に指名し、新聞
ラジオ(当時テレビはない)などのマスコミの検閲を強化しました。プラ
イスは極力マスコミ側のプライドを傷つけないように「自粛」という名
の言論統制を行いましたが、もちろん検閲は強化されました。

これを後年、言論の自由と戦時検閲を見事に調和させたものと評価する
研究者もいますが、じつは検閲局は「信書の自由」も密かに踏みにじっ
ていました。米国から外国への通信や書簡などはことごとく開封・検閲
されていたのです。

戦時下では、目に見えると見えないとを問わず、国家権力は必ず検閲を
する、という事実を見失ってはいけないと思います。米国は検閲の痕跡
を残さない技術が巧妙でした。日本を占領したGHQもそうでしたから、
戦後日本人はGHQの検閲があったことすら知りませんでした。

また戦後の冷戦下で、マッカーシー旋風(赤狩り)によって共産党などは
非合法化されたのですから、米国は日本の治安維持法をずっと後れて実
施したようなものです。

さらに、検閲や表現の自由の規制は音楽にも及びました。湾岸戦争の際、
反戦平和運動家らがジョン・レノンの「イマジン」を反戦のシンボルの
ように歌い、演奏し、放送をリクエストしたことから、これがラジオ局
などでは規制されました。同じことは、9・11同時多発テロの後にも
起きました。

テロの直後からアフガン戦争、イラク戦争へと至る過程で、アメリカ報
道協会あるいは全米1200のラジオ局を束ねるクリア・チャンネルは、放
送を自己規制すべき曲として「イマジン」をはじめ150曲もの歌を掲げ、
そのリストを各局に送り、放送自粛を要請したのです。

これは官憲による強権発動ではありませんが、事実上の「強要」でした。
実際ラジオからは「イマジン」が流れなかったそうです。ただし、リク
エストが殺到したため終日「イマジン」だけを流した小さなFM局もあ
りました。

こうした動きに抵抗して、ニール・ヤングが生放送で「イマジン」を歌
ったことは有名ですし、ニューヨークタイムズに全面広告で「Imagine 
All The People Living Life In Peace」という歌詞を1行だけ出した
粋人もいました。オノ・ヨーコです。

この歌詞を読めばすぐにメロディが頭に浮かぶほど有名な一句です。こ
れは大反響を呼んだそうです。広告主も何も書いていない広告ですが、
すぐに彼女だとわかったといいます。

しかし、全米のほとんどの人々は放送規制を容認し(あるいは無関心で)、
アフガン戦争やイラク戦争を支持しました。

規制された150曲の中には「明日に架ける橋」や「What A Wonderful 
World」なども含まれていたといいますから、どんな基準で選ばれたの
か不明で、かなり恣意的な感じも受けます。

しかし、検閲や表現規制というのはそんなものでしょう。権力者やそれ
に同調する者たちの恣意性をなくすことは不可能です。それをチェック
するのが、権力と癒着しないジャーナリズムの存在意義ではないでしょ
うか。

長くなって恐縮ですが、戦時下の検閲は、戦前の日本だけではなかった
という事実を、「自由の国」アメリカを例に述べました。(池田一貴)

最近の拙著(訳書)『福沢諭吉の日本皇室論』(島津書房刊)

[※諭吉の「帝室論」「尊王論」の現代語訳と解説の本です]


主宰者より:貴重なご教示、有難うございました。


━━━━━━━
身 辺 雑 記
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24日の東京湾岸は朝から快晴。これから散歩に出ます。

ご投稿、ご感想をお待ちしています。下記。読者:3719。

ryochan@polka.plala.or.jp

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