政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針 1245号  08・07・11(金)

2008/07/11

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1245号
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         平成20(2008)年7月11日(金)



                                 総辞職こそ最大の貢献:平井修一

                                       ガイヤの夜明け:前田正晶

                             露もアフリカ資源戦争参入:宮崎正弘

                                   がんばれ!黒田博樹:馬場伯明

                                     国産泥鰌やーい:渡部亮次郎

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1245号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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総辞職こそ最大の貢献
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         平井 修一

洞爺湖サミットが7月9日に閉幕した。日本は莫大な費用をかけ、おおは
しゃぎしていたが、これという成果はあったのかどうか、小生にはちっ
とも分からない。トップが一堂に会するというのは親睦のためには好ま
しいだろうが、それだけでは費用対効果がすこぶる悪いだろう。

マスコミの見出しを見ると、

ロイター:温室効果ガス削減目標、新興国と合意できず G8宣言の力
不足示す

朝日:「50年半減」国連の場へ サミット閉幕うけ首相意欲

読売:サミット閉幕、主要排出国会議(MEM)首脳宣言「新興国も温
室ガス抑制」

産経:【洞爺湖サミット】「過去」か「未来」か 責任押し付け合いば
かり

共同:目標達成へ率先努力  洞爺湖サミット閉幕

Washington Post :G-8 Conference Tackles Global Warming Treaty
China, India Still Balk at Efforts to Curb Greenhouse Gases

(G8会議、地球温暖化防止条約へ取り組み 中国、インドは温室効果
ガス抑制努力にためらい)

ロイター、産経、ワシントンポストは「成果は少なく、実効性は疑問」
といった感じで、その他は一応は評価しているようである。それにして
も福田総理の存在感は感じられなかった。

ふ 風采上がらず
く 苦労もせずに
だ タナボタ総理に担がれた
や 辞めてほしいと念じてみても
す 少しも動じぬ他人事
お 面白くも前進もない福田ジャパン

福田総理は、何のために政治家になったのか、全然分からない。単に議
員報酬を世襲したかっただけなのではないか。今は周囲の大臣や派閥領
袖、官僚の担ぐ神輿に乗っているだけのようで、ニッポン丸がどこへ向
けて進んでいるのか、さっぱり見えてこない。

いいか悪いかは別にして、小泉元総理、安倍前総理はそれぞれ「郵政族
解体、派閥政治解体」「戦後レジームからの脱却、憲法改正」というの
がはっきり見えていた。

しかし、福田総理からはなにも見えない、聞こえてこない。理念なき、
透明人間のような、実に変わった総理大臣で、ニッポン丸のプレゼンス
は日々消えつつある。この総理を3年も担いでいたら間違いなく亡国だ。
辞任を勧告する。総辞職こそ福田総理の最大の貢献である。



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ガイヤの夜明け
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         前田 正晶

8日夜10時からのこの12チャンネルの90分番組はペットボトルと古紙の回
収再生問題を特集して大いに見応えがあった。たまに見る良い番組であ
った。

特に、ペットボトルについては日頃からあれだけ大量に回収したその
先に少し関心を持っていた。再生して繊維になっていることくらいは承
知していたが、その実態には疑問を持っていたからだ。。

その辺りをかなり詳細に見せて貰えたのは有難かった。特に回収された
ものの50%が中国に輸出されていると聞いて納得はしたが、何かが間違っ
ていないかと感じた。

だが、事実を知ればそこに中国が登場してくることは想定内であるが、
問題があるなとも思わせてくれた。

ガイヤの夜明けによれば、あれだけ大量に買い集め、買い付けと輸出を
生業としている中国人が日本に会社まで設立して「高く買いますよ」と
ばかりに日本中を飛び回っていると教えてくれた。これには驚きを超え
たものを感じた。

しかも、いわば全世界から買い集めて再生しているものが、人の目に見
える繊維製品ではなく「綿」等の詰め物の代替であり、それが中国では
大事業になっているという事実に対しては、何と論評して良いか解らな
かった。

しかも、その中国の業者に売り渡している日本側の回収事業者に地方自
治体があり、日本の業者と横一線に中国を並べて「高い方に売ります」
と堂々と表明しているのは、これも驚きを超えた。

日本の業界団体は税金で回収している地方自治体が「容器回収再生法
(だったか?)を無視して憚らない姿勢を非難していたのは尤もだった。

しかも、そのために法で定められた再生業者が破滅の危機に瀕している
と訴えているのは、余りに酷すぎると思わせた。これは法治国とは言え
ない。自治体は儲かれば何でも良いと認識しているのだから。

古紙に関しても中国が世界中から買い集めている有様や、日本でも中国
向け輸出が増えている様子も描き出していたが、ペットボトルに対する
ほどの批判的な報じ方ではなかった。

だが、折角あそこまでやるのだったら、中国で何故あれだけ段ボールの
古紙を買い集めるのかという背景を説明して欲しかった。あれでは日本
の古紙業者も利益に対して貪欲な因業な存在と思われかねない。

中国は世界の工場として製品出荷用の段ボール原紙→段ボール箱の需要
が急増し、その状態が続き、原紙の輸入を止めて箱とともに国産にする
ことに転換したのである。

しかも、現在の製紙マシンメーカーが造っている機械は、須く世界最新
で超大型・高速・高生産性で、先進国が持っているマシンとは性能が桁
違いなのである。

それだけではない、中国は原料となるパルプや古紙を輸入に依存せざる
を得ない資源小国であった。だから、いわば無定見に近く生産設備を拡
大したので、その消費を賄い、製品の需要を満たすためには全世界から
買い集め、品薄状態を招き、原料高を招来してしまっただけのことであ
る。

しかも、製紙は「装置産業」であるから、原料切れでマシンを止めた場
合の損害は、企業の存続を危うくする規模である。であれば、別段中国
の製紙会社を弁護するのではないが、原料買い集めはやむをえないので
ある。すでに中国には世界の上位10社に入る生産能力を持つメーカーが
出てきている。

日経はこの実態をご存知であろうから、そこを言って貰いたかった。

番組では企業や家庭での分別状態を見せていたが、消費者に負担をかけ
ていることをあそこまで賞賛して良いものかどうか、私にはそこまでの
度胸はない。

アメリカは何事も割り切ってしまう国なので、すでに「一括回収」と称
するシステムを導入している。これでは何かも一緒に回収して製紙会社
に持ち込み、メーカーが人出をかけて分別している。

そこでメーカーはガラス瓶、プラスティック、金属類を専門の業者に売
却するということにしている。これを真似しろとも導入しろとも言わな
いが、分別することのコスト高と難しさを良く表していると思った次第
である。

私は番組の内容自体は良く取材した跡も見えて評価したいのだが、廃棄
物の回収→再生を良いことと強調するのか、中国の急成長が全世界的に
原料価格の高騰を招いていると言いたいのか、回収業者が利益を追求す
る余り需給のバランスを崩していることを批判したいのかが、読み切れ
なかったのが残念だった。

折角あそこまで突っ込むならば、回収から再生にいたるまでのエネルギー
の消費、人件費等のコストを考える時に、リサイクルには経済性の問題
が出てくることまで指摘して貰いたかった。

私は同じ企画を再度取り上げて、我が国の古紙回収は立派にシステムと
して成り立っていることを述べて、それとシステムの整備途上にある中
国等の諸外国を整然と比較して貰いたいと希望する。□



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露もアフリカ資源戦争参入
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)7月11日(金曜日)
通巻第2252号 (7月10日発行)
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 ロシアもおっとり刀でアフリカ資源戦争に参入。乱戦模様に
   中国のアフリカ食い荒らしに対抗するプーチン株式会社

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アフリカ諸国歴訪でもプーチンを乗せたリムジンは時速150キロで走るの
だろうか。

それには高速道路を援助しなければ無理だろうが。。。

ロシアの金属商社ノリリスク・ニッケル社はザンビアの銅山に20億ドル
の投資を決めた(モスクワタイムズ、6月19日)。

同社はボツワナで既に大きな投資をしている。

中国はCHAMBISHI(MITUSIBISHIをもじった?)社
が同様に鉱山を取得している。

ロシアのラスアル社は、名前からしてアルミと分かるが、ナイジェリア
と赤道ギニアのボーキサイト鉱山に投資している。

ロスネフツ社はアルジェリア、ナイジェリア、エジプトの3カ国の原油
鉱区に30億ドル。

ルークオイルはアイボリーコーストの鉱区を取得(金額不明)

ガスプロムはアルジェリア、カメルーンに。これらロスネフツ、ルーク
オイル、ガスプロムはプーチン株式会社御三家。

中国は一昨年のシノ・アフリカ会議に続いて、信用供与枠を20億ドル、
低利融資を30億ドルに拡大し、アフリカ全55ヶ国中の46ヶ国に大使館を
開いている(日本は24ヶ国)。

プーチンは、もっと先を読んでいる。

ソマリアへウラン鉱山開発の打診を行ったのはすでに2006年のことで、
昨年はカザフを巻き込んで将来の“ウラン・カルテル結成”への布石を
打っている。
       ◎
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(読者の声1)荒れる中国から厦門の近況です。

厦門は台湾と歴史,文化を共有する位置にあり台湾企業の進出により発
展を続けています。周囲40キロの厦門島は手狭となり従来の厦門,海ツ
ァン大橋の2本に加え、集美大橋が完成、杏林大橋,翔安海底トンネル
が工事中と5本の架橋,トンネルで大陸側とつながる海上都市に変貌し
ます。

さらに台湾の国民党政権誕生に伴い金門島大橋架橋が現実的となり、深
セン−厦門−福州高速鉄道の工事が始まり、厦門駅は大陸側の杏林もし
くは集美のようです。

市内を縦貫する都市高速道路はほぼ完成,さらに並行したモノレール状
都市交通網はなんと高速バス専用高架道路として来年には完成、市街地
・中山路(輪渡)−火車駅−空港−集美(大陸側)が直通高速バスで結
ばれます(狭い高架橋の上をバスが疾走?怖くて乗る気になれないが)。
 
台湾からLED(液晶)パネル大手数社の進出があり大陸側に大規模工業団
地が建設中です。
  
さて、暑さとともに北京五輪ですね。

当地・中国では新聞,テレビが盛り上げを図っていますが、まわりの中
国人は自分の生活以外関心がないようで”不知道!”(知らないよ)の
返事が大勢を占めています。

日本でもネット,新聞,テレビは盛り上がっているようですが、実際は
いかがでしょうか?
わたしは北京五輪で中国は各種問題噴出の醜態を国際社会にさらすと予
想します。

特に日本人選手のメダル獲得には、あらゆる側面から”愛国正義”の妨
害がかかり、その汚さは噴飯モノの醜態、日本のメダル獲得は多くを期
待しないほうがよいでしょう・・・。
    (TT生、在厦門、中国)


(宮崎正弘のコメント)五輪の状況、はやくも目に見えてきました。日
本でも、従来型の保守側のナショナリズムの高揚ではなく、君が代もろ
くに歌えない若者たちにスポーツ・ナショナリズムがわき上がると、小
生は密かに“期待”しています。



(読者の声2)北京の特別突撃隊はテロ対策。それにしても藍剣やら雪
狼やら、まるで金庸の武侠小説に出てきそうな名前。公安幹部も武侠小
説の読者なんでしょうか?  (KH生、所沢)


(宮崎正弘のコメント)金庸は、日本でも徳間文庫で売れておりますが、
中国大陸でも凄い人気者ですから、きっと公安関係者も広く読んでいる
のでしょうねぇ。

3年前に四川省は成都の郊外、パンダの里に近い、熊の肝臓ジュース製
造所を見学した折、なんと金庸がCMに出ていました。
             △
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        ♪
(((((((( 宮崎正弘の講演会 ))))))) 

 「北京五輪直前、最新中国情勢」
  と き  7月17日(木曜日) 午後六時半
  ところ  大手町「産経プラザ」三階大会議室
  費用   お一人 1500円(学生1000円)
  主催   「正論を聞く会」(代表 三輪和雄)
どなたでも予約なく参加できます。



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がんばれ!黒田博樹
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           馬場 伯明

ウーン、惜しかった、完全試合。「パーフェクト」の大見出しを見て、
つい昼間にJR新橋駅で夕刊デイリー(2008/7/8)を買ってしまった。

《 ドジャースの黒田博樹投手(33)が、日本人投手初の完全試合を惜
しくも逃した。ブレーブス戦に先発、7回まで無走者だったが、8回の先
頭打者に右翼線2塁打を許した。

それでも1安打で5勝目。チームは3−0で勝ち、ナリーグ西地区でダイヤ
モンドバックスと並び首位に立った。(7日:日本時間8日) 》

《 トーリ監督は、黒田の快投に「完全試合ではないが。完全に近い内
容だ」右肩腱炎から復帰後、16回連続無失点の右腕を「もともと打線の
援護がなくて勝てなかっただけだからね」とたたえた。(同紙) 》

私は広島カープファンだ。2年前、FA(フリー・エージェント)を宣言
した上でカープに残留した黒田の「男ぶり」に感動し「黒田博樹は『男』
だ!」と本誌に書いた。(2006/11/9 第624号)

縄文塾の中村忠之さん(広島県)からは「黒田残留!(馬場さん)よく
ぞ言って下さった」と賛同をいただいた。(2006/11/10 第625号)

昨年秋の黒田の大リーグへの挑戦表明に対し「何で?」と思ったが、春
までには気持の整理もつき、渡米後は陰ながら応援してきた。

黒田博樹(くろだひろき)、1975/2/10生まれ、大阪府、上宮高校、専修
大学、1997年ドラフト2位で広島入団、184cm、85kg、右投右打。

球種は豊富・多彩である。150km/hrを超える重い直球、カーブ、スライ
ダー、さらに、鋭いフォークと専売の高速シュートは1級品である。

投球スタイルは、強気で、遊ばず、ストライク先行でどんどん行くタイ
プ。ツボにはまったら手がつけられない。少ない球数で勝負する。7/8も
9回で91球だった。

大リーグ3ヶ月、これまでの成績は、16試合5勝6敗、98回1/3を投げ防御
率3.39。少しもの足りない。打線の援護がなく、後続投手が打たれる不
運もあった。だが、勝った5試合の自責点は1、2、0、0、0。完封2回だ。
すばらしい。

2008/6/6の初完封勝利の後に右肩痛が悪化し故障者リスト入りした。
「(肩が)壊れてもいいという気持で投げ、本当に壊れた」と冗談をい
ったらしいが、おそらく精神的には相当追いつめられていたであろう。

2008/7/2の復帰戦(対アストロズ)で7回をゼロに押さえ勝利投手になり、
今週の完封につなげた。エンジンがかかってきた。

黒田が入団・在籍した広島カープには金がない。残念ながら全球団に冠
たる有力選手放出No.1球団である。

今年、阪神が快進撃を続けている要因の1つに、4番の金本知憲(40)に加
え、今季FA移籍した新井貴浩(31)の予想どおりの活躍がある。ともに
カープの4番打者だった。

黒田はFAで国内の他球団の誘いを断りカープに残留していた。今年の
大リーグ行きについては、個人的な感情としては止めてほしかったが、
理解はできる。

経済の法則である。つまり、個人事業者としての経営感覚(儲け)から
いえば当然のことであった。家族の幸せに責任を持たねばならない男な
のだから。

私は小学校の頃からカープファンである。小さな大投手といわれた長谷
川良平やしぶとい金山二郎らが果敢に巨人に挑戦していた頃からの筋金
入りのファンだ。長崎の私がカープファンなのには訳がある(略)。

来年は広島市に悲願の新球場が完成する。その「新しい皮袋」に「新し
い酒」(有望な選手)を盛り、強いカープになってほしい。変化の兆し
はある。巨人に替わりAクラス入りが目前である。

球団は選手には大金を払ってほしい。そのためにファンは球場を満員に
し球団経営を支援しなければならない。パリーグのロッテ、日本ハム、
楽天の最近の成功例があるけれども、地方球団・球場の典型はわがカー
プが元祖だったのだ。

酒とカープをこよなく愛した(故)佐々木久子さんも彼岸から気にして
いることであろう。彼女はカープの優勝の度に、東新橋の古葉さん縁
(ゆかり)の料理屋の店頭に薦被りの酒樽を積み上げ、栄冠に彩りを添
えてくれた。

私たちファンは深夜までその枡酒を心ゆくまで浴びた。(佐々木久子:
雑誌「酒」編集長、2008/6/28死去、81歳、「広島カープを優勝させる会」
を旗揚げ・奔走。10年後の1975年、遂に初優勝)

さて、黒田は次回7/12のマーリンズ戦で前半戦最後の先発に臨む予定で
ある。カープはカープだ。がんばれ、(カープ出身の)黒田博樹!(千
葉市在住2008/7/10) 



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国産泥鰌やーい
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       渡部亮次郎

島根県に伝わる「泥鰌掬い」は水田を動き回る泥鰌をザルで掬い捕る百
姓の動作がとてもユーモラスな様に見えたことから生じた民俗舞踊。泥
鰌がそれだけ農民に重用されていた事の裏づけでもあろう。

日本でドジョウは以前は各地の水田などから多量に生産,漁獲されたが,
第2次大戦後に水銀系農薬の使用が盛んになり,そのため1957(昭和32)
年から63(昭和38)年ころまで天然産のドジョウの産額が死滅に近いぐ
らいに著しく減少した。

そこで各地で農家の副業を兼ねてドジョウの養殖が試みられた。種苗生
産の一環としてカエルの脳下垂体ホルモン注射による卵の催熟法が開発
されて人工採卵の技術なども進歩した。

一方,稲田などに低毒性の農薬を使用するようになって,天然ドジョウ
の生産はやや回復した。しかし,現在では生産が消費に追いつかず,韓
国から活魚で輸入している。

だが、韓国ドジョウはなぜか国産ドジョウよりも骨が硬く、市場では安
く取り引きされている。だから国産泥鰌やーいなのである。しかし、ほ
ぼ死滅したのだから最早無いもの強請(ねだ)りである。

ドジョウは日本では古くから食べられていたはずだが,室町時代になる
まで文献に名を見ることができない。上流階級が食べてなかった証拠だ
ろう。

浅井了意の《東海道名所記》を見ると,牛の皮を切って馬糞とかきまぜ,
水に浸しておくとドジョウになるという俗説があったようで,こんなこ
とから食用が卑(いや)しまれていたのかもしれない。

ところが江戸時代になると,《雍州府志》(1682)が〈甚味甘美〉,《本
朝食鑑》(1697)が〈味最鮮美〉というように,大変美味なものと認めら
れるようになっていた。

食べ方としては,《料理物語》(1643)が〈鰌 汁,すし〉と記している
ように,みそ汁やなれ寿司にしていたようである。

ドジョウのなれ寿司は,狂言《末広がり》などを見ても,当時はごく一
般的な食べものだったらしいが,間もなく他のなれ寿司ともども姿を消
した。

現在,ドジョウ料理で最も好まれているのは「柳川なべ」で,丸のまま
のドジョウ汁やドジョウ鍋を嗜む人は少なくなっている。

その柳川なべは骨抜きドジョウを使うが,裂いて頭と内臓と骨を除くと
いう調理法に気がついたのは江戸時代も後期に入ってからのことであっ
た。

なお,江戸時代にはドジョウに強精効果があると信じられていたようで,
《好色一代男》などの西鶴の作品その他にその例を見ることができる。

ドジョウは高級魚と縁の無い農民にとって動物性食品として重要なもの
であった。ドジョウを捕るには,夜間灯火を点じて水面を照らし水中に
静止しているものをすくい取り,または鋭い針を植えた棒などで突いて
捕った。

また,竹を細く割って編んだ筌(うけ)を小流にすえてとる漁法も行われ
た。私の兄はこの方法で捕る名人だったが私は1匹も捕れなかった。

冬は冬眠状態となって餌(えさ)をほとんど食べないのでやせており、旬(
しゅん)は7月ごろとなる。今や地方より東京の下町にある「どぜう屋」
の方が便利な事態になった。

また、ドジョウはスズキやヒラメなどの釣り餌(え)としても利用されて
いたが、最近はすぐれたルアーが出まわるようになったために餌として
の利用は減ってしまった。(マイクロソフト「エンカルタ」)

ドジョウは中国、台湾、朝鮮半島にも分布する。

多くのドジョウ料理店などでは「どぜう」と書かれていることもあるが、
歴史的仮名遣では「どぢやう」が正しい。(大槻文彦によれば高田与清
の松屋日記に「泥鰌、泥津魚の義なるべし」とあるから、「どぢょう」
としたという)。

「どぜう」の表記は、江戸時代の商人が、「どぢやう」が四文字で縁起
が悪いとして、同音に読める「どぜう」と看板に書くようになったのが
始まりといわれている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア
(Wikipedia)』

なお,〈柳の下にいつも鰌はおらぬ〉ということわざは,偶然得た幸運
を再び同じ方法で得ることができるとは限らないという意味だが,ドジョ
ウの生息する場所が川柳の育っている湿田地域に多かったことから出た
ものであろう。(平凡社「世界大百科事典」) 2008・07・07



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話 の 福 袋
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 ◎賞品は「ガソリン生涯無料」=米フロリダの宝くじ

【シリコンバレー9日時事】このほど発売された米フロリダ州の宝くじの
2等賞品に、「ガソリン生涯無料提供」が登場した。ガソリン高騰が家計
を圧迫している折だけに注目を集めている。

同くじは8月末まで販売され、毎週発表される1等賞金は25万ドル(約
2700万円)。同州の宝くじ運営団体が調査した結果、賞品としてガソリ
ンを望む声が多かったため、2等をガソリン生涯無料、3等をガソリン1年
分にした。

ただ、ガソリン提供は無制限でなく、1年間に2600ドル(約28万円)分が
プリペイドカードで支給される。米国は産油国だが、レギュラーガソリ
ン1リットル当たり116円前後まで上がり、自動車販売も低迷している。
 7月10日7時18分配信 時事通信
 


 ◎<アルゼンチン氷河>異例、真冬の大崩落…温暖化が原因?

【メキシコ市・庭田学】南米アルゼンチン南部にある世界遺産「氷河国
立公園」のペリトモレノ氷河が9日、真冬にもかかわらず大崩落した。
AP通信などが伝えた。この時期の氷河崩落のメカニズムは解明されて
おらず、地球温暖化が原因ではないかとの指摘も出ている。

アーチ状になった高さ約60メートルの氷河が、湖の中に崩れ落ちた。今
月4日、崩落の兆候が確認されていた。アーチ崩落は数年おきに夏の終
わりごろ起き、最近では06年3月に確認された。明確な記録はないが、
1917年と51年の冬にも同じ現象があったとされる。

AP通信は、「崩落が早まったのではなく、遅れたのかもしれない」と
の専門家の見解を紹介。2週間前の降雨が影響した可能性も指摘した。

 氷河国立公園ではペリトモレノ氷河が最も有名。夏場には氷河の壁が豪
快に崩落し、多くの観光客でにぎわう。7月10日10時19分配信 毎日新聞

 

 ◎ヒラメの目はゆっくり移動=進化途中の先祖化石発見−米博物館

海底の砂に潜み、小魚を狙うヒラメやカレイは、誕生時には目が頭の左
右にあるのに、成長に伴い一方の目が反対側に移動する。このゆっくり
とした変身は、段階的な進化過程を再現したものであることが分かった。

米シカゴ・フィールド博物館の研究者が、欧州で発掘された約5000万年
前の先祖の化石を調べ、片方の目が移動しかけた状態で成長し終えてい
ることを発見。10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

ヒラメ類の目の進化をめぐっては、ある時点で突然、頭の片側に両目が
ある種が出現したとの説が1930年代に提唱され、有力とされてきたが、
今回の発見で覆された。

同博物館のマット・フリードマン助手は、欧州の博物館に所蔵されてい
る魚類の化石を、コンピューター断層撮影装置(CT)など最新技術で分
析。その結果、イタリア北部で発掘された化石が最も原始的なヒラメ類
の新属新種であり、左目が頭の上側に寄っていることが分かった。

さらに、イタリアやフランスで発掘された後、従来ヒラメ類と思われて
いなかった別の種の化石は、頭の上側に寄っているのが左目だったり、
右目だったり、個体によってまちまちだった。 
7月10日2時30分配信 時事通信
 

 
 ◎ 国内初、10Bの「筆鉛筆」発売 
  
三菱鉛筆埼玉県販売(さいたま市浦和区領家、並木克郎社長)は9日、
国内初となる10B硬度の鉛筆「筆鉛筆」を発売。一般的な鉛筆は9Hか
ら6B。「10B」は技術的に難しく、話題を呼びそう。関口猛雄営業
部長は「黒10濃く、滑らかに書ける筆タッチの鉛筆で、硬筆書写やデザ
インに最適です」。

 「筆鉛筆」は、芯径4ミリと2倍の太さ。濃く太い芯により、「トメ、
ハネ、ハライ」の毛筆タッチを表現できるのが特徴。芯に特殊な油を染
み込ませ、書き味を滑らかにした。高級粘土を時間を掛けて練り合わせ
てあるので折れにくい。1本420円(税込)。埼玉県内文具店でも販売。

問い合わせ 同社TEL048(823)3830。
 
【WEB埼玉ホームへ】 2008年7月9日(水)
http://www.saitama-np.co.jp/news07/09/09e.html
 
 
 
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反     響
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 1)イタリーのフィレンツェの大聖堂に落書きをした、学生や高校野
球部の監督が夫々処分された。日本国内で落書きした場合は、犯罪が成
立するかどうかは知らないが、許されるケースはほとんど無い。京都嵯
峨野の竹林の竹に落書きをした場合も、大々的に報道された。

しかし、地元イタリアでは、いたずら書きをされるのはよくある事で、
大して怒っているわけでもない。むしろ、日本側の対応に驚いている様
子だ。

日本での処罰が厳しいので驚いている事もあるであろうが、むしろ日本
人の倫理観の高さに驚嘆したのではないかと、私は感じている。

フィレンツェ大聖堂側の寛大な対応には感謝したいが、これに甘えては
いけないと言いたい。処罰されて当然なのである。

ただし、ケースバイケースで処罰が異なってしかるべきであり、大聖堂
のように「落書きだらけの場所」での行為と京都の国宝の寺への落書き
とは、違って当然であろう。
 
また、野球部の監督が職を解かれたのは、過剰すぎると考える。この裏
には、学校の保身のほか、野球部への影響を考慮したものである事は間
違いない。

この季節になると、不思議と強豪野球部の不祥事が暴露される。野球の
実力以外の力が作用しているのは明らかで、球場外での足の引っ張り合
いである。

たった1人のバカ者のために、チーム自体が出場を自粛する、または自
粛させられているのである。タイミングを計った「チクリ」が殆どとい
われている。
自分たちに関係ないことで、日々、汗水流して練習してきた多くの球児
たちの夢が砕かれてきた。

高野連は、1人の不祥事はチームの連帯責任という慣例は辞めさせるべ
きだ、と訴えたい。

今回の、野球部監督の落書き発覚は、どうも陰謀くさい気がする。(関東
人)



 2)貴誌1243号「反響」欄投稿の岩手県立大学の徳久先生のお話
に共感いたしました.斯様な先生が歴史を教えてくださったら中学・高
校時代はもっと歴史を好きになったろうなと想います.

最近,「United Nations」の和訳に係る話題が幾度か登場しましたが,
「連合国」組織の怪しさは益々注目を集めそうですね.

援助の対象が貧困や病気に苦しんでいる人々であるという実情から,ど
うしても「連合国」の事務所もその様な地域の近くにあって質素な環境
の中で職員が頑張っていると想像していました.

しかしそうとは限らない様で,我々が勝手にせっせと作り上げている固
定観念なのかも知れません.(検証したわけではないので断定はできま
せん.)

因みに,私の所属する企業では,社員から寄付を募り,集めた寄附金総
額と同じ金額を会社として拠出し,2倍にしてUNICEFに寄付するという
活動を続けています.これはちゃんと企業会計の決算として毎年計上さ
れています.マジメの頭に○○がつくほどの会社ですが,とても良いア
イデアだと想います.

私もボーナス時に,僅かな金額ですが毎回参加しています.それでも社
員全員が参加すればかなり大きな金額になります(参加者はまだ一部の様
です).UNICEFも日本ユニセフ協会も色々と取り沙汰されていますが,私
達の少しばかりの善意が困っている人々に確実に届き,役立ってくれる
ことを祈ります.

私がこの寄付を賞与天引きで始めたいと提案した時,家内はもちろん大
賛成でしたが,更に「もっとたくさん寄付しよう…」と言い出したので,
家計が火の車だってことを説いて宥めました(なんで私がカミサンに説
くんだ?).不満らしく子どもみたいにプッとふくれてました.

確かに気持ちはわかるけど,私だって小遣い限りなくゼロに近いし(だか
ら本買わずに無料メルマガばっかり読んでるのだ),家族5人の医療費だ
って馬鹿にならない,子ども達の学費だって奨学金頼みで…とブツブツ
言っていたら…「そーのうちなーんとかなーるだーろーおー…ってか(家
内:「故植木等さんの物真似です」)」..小遣いほしい..切実...
2008/7/10  大阪



 3)大分県の教職試験の偽装事件には呆れるとともに怒りがこみ上げ
てきた。昔から、地方自治体職員などは、コネが無いと就職できないと
いうのは常識のようだ。しかし、金を貰い教職試験の結果を操作し、不
合格の人を合格させ、教師として活動させている。

そして、合格したはずの人の点数を減らして不合格にさせたのだそうだ。
裏で口利きした県会議員を除けば、この不正を遣っていた人間は、皆
「教育者」なのだという。

テレビの討論番組で、現役の教師が、この仕事は皆さんがおもっている
以上に大変な仕事だと盛んに強調する。そんな大変な仕事を、大金を払
い不正をしてまで、自分の子供を教師にしようとしている。

真実は、適当にやっている教師にとっては、こんな楽な仕事は無いとい
うことなのであろう、と考えたほうが自然だ。美味しい仕事なのだ。
 
絶対にやらねばならない事は、徹底的に調査して、不正で合格した教師
全員を追放し、厳しい法の処罰を下す事である。そして、不正により不
合格となった人を復活させることだ。

子供たちが感じた教師達への不信感は、子供たちの心の奥深くに焼き付
けられているはずである。この様な状況で、まじめに励んでいる教師達
に、どのように教育せよというのか。

そして、不正に関わった県会議員を暴き出し、駆除するのは大分県民の、
権利と義務であるはずだ。
 
日教組がどのような対応をとるのかは、是非とも知りたいところだ。沈
黙は許されない。 内田一ノ輔
 

主宰者より:如何なる卓見でも主宰者にまで氏名を明かさない投書は没で
す。悪しからず。



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身 辺 雑 記
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なかなか梅雨が空けない。じっとりと蒸し暑い。

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創刊日:2004-01-18  
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