政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針 1227号 08・06・24(火)

2008/06/24

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1227号
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         平成20(2008)年6月24日(火)



                          姑息な日本の尖閣問題対応:Abdy Chang

                                 望まれる政界再編の姿:花岡信昭

                               「怖くなった心房細胞」:毛馬一三

                                     私の「文章作法」:平井修一

                             「検閲」を知っているか:渡部亮次郎

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


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第1227号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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姑息な日本の尖閣問題対応
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          Abdy Chang

尖閣諸島が日本の領土であることは国際法上で明らかである。自国の領
海内に侵入してきた船舶は拿捕、追放、撃沈しても構わないはずだ。こ
のような事件が再び発生しないようにするには、日本政府が諸関係国に
領海侵入を厳禁すると通達すべきである。

台湾人の9割が尖閣諸島は台湾の領土と思っている。間違ったメディア
の宣伝もあるが、狡猾な中国人のやり口で、勝手な主張を繰り返してい
れば何らかの利得があると人民に思い込ませ、間違った愛国心を煽るか
らだ。

台湾政府が意図的に中国を後ろ盾にして尖閣問題を複雑にしているが、
違法侵入で損害を蒙るのは自業自得であることを明確に知らしめるべき
だ。台湾政府は国民を保護する義務がある。今後の行動を慎むよう、日
本の外交部が台湾政府に通達するのが外交部の使命といえる。

●国際法上から見た尖閣諸島の帰属

尖閣諸島の帰属について簡単に書くと、尖閣諸島の帰属について歴史的
に以下のような発展があった。

1.1945年以前の古い尖閣諸島の帰属については既に明らかな記述が
ある。
2.尖閣諸島の帰属はカイロ公報に入っていない。ポツダム宣言にも記
入がない。筆者が前に書いたように、カイロ会議で討議されたというエ
ピソードはある。
3.サンフランシスコ条約で日本は台湾澎湖の権原を「放棄」したが、
尖閣諸島について権限を放棄した記述はない。
4.1953年12月25日、琉球諸島を占領していた米軍占領当局は「民政
府広告大27号(Civil Administration Proclamation No.27)」で尖閣
諸島を琉球の統治範囲に記述した。
5.このため1972年の沖縄返還で米国政府が沖縄諸島を日本政府に返
還した際に、尖閣諸島は沖縄領土の範囲内に明記した。
6.尖閣諸島の領有権について蒋介石政権が台湾の古い史料を使って
領有権を主張しだしたのは、1969年ごろ、この地域に海底石油があるの
がわかってからである。
7.1970年9月9日に日米間で沖縄返還の協議が行われ、台湾では始め
て尖閣諸島の抗議運動、いわゆる「保釣運動」が起きた。いまでも台湾
人や蒋系中国人の殆どが尖閣諸島は台湾の領土であると信じて疑わない。
しかし沖縄領に反対する法的証拠はない。
8.「保釣運動」でアメリカのボストンに留学していた国民党のスパイ、
馬英九が「保釣論文」を書いたので、これが馬英九の栄達の原因となっ
た。
9.中華民国の歴代総統のうち、李登輝総統は尖閣諸島が日本の領土で
あると認めていた。陳水扁総統は領土問題を棚上げして漁業権の討論を
日本政府と交渉していた。そして馬英九のなると再び国民を使って尖閣
問題を起したと思われる。

●台湾の海事法について

台湾(中華民国)の遊漁船は「娯楽漁業管理法」で漁業、観光の航海範囲
を制限されており、台湾本島、及び所属の小島などの周辺十二海里以内
のみで観光船の操業を許可されている。遠洋漁業はこの法律に制限され
ていない。

つまりこのたびの事件で、遠く離れた尖閣諸島まで遊漁船が航行して日
本の領海内に入り込んだ事件は、船長が何者かに唆されて尖閣諸島領海
に入り込んだ可能性も排除できない。

但し、今回のような明文化された漁業管理法に違反する操作を行った場
合、事故が起きれば保険金は貰えない。台湾当局が繰り返し日本側に謝
罪と賠償を要求する理由もここにあるのではないか。

●漁夫の利を占める中国の外交政策

中国は尖閣沖で漁船衝突が発生したあと、すぐに尖閣諸島の領有権の声
明と日本政府に対する抗議を発表した。つまり台湾の漁船が起した問題
でもあたかも「自国の国民が損害を蒙った」かのように見せかけ、尖閣
諸島の領土権を主張しているのである。

今回の事件を起した漁船の行動には、中国が後ろ盾となっていた可能性
も見逃せない。事件が起きて日本と台湾当局が交渉に入れば最も有利に
なるのが中国当局である。中国の尖閣諸島の領土に対する主張はすべて
「台湾は中国の領土、尖閣は台湾の領土だから中国の領土」という三段
跳び論法しか持っていないからである。

中国は既に尖閣諸島付近で石油の掘削と採油を始めているので、最近に
なって中国接近を開始した馬英九政権を使って領海内で問題を起せば日
本と中国の石油採掘交渉で有利な立場を取れると踏んでいるのだ。

●中華民国は尖閣諸島が日本領と承認していた

尖閣の領有権を巡っていろいろな歴史関係、国際法関係などの議論がな
されているが、尖閣諸島の領有権が日本にあることは中華民国政府が古
い昔から承認していたという一級史料がある。

史料は1996年9月23日の産経新聞に報道された、「大正8年(1919年)
尖閣列島に漂着した中国福建省の31名の漁民を救助した石垣島漁民に
対し、中華民国駐長崎領事・馮冕が感謝状を贈呈した」という記事に詳
しく書いてある。

この記事で注目されるのは、中国人が尖閣沖で遭難し、石垣島の漁民に
救助されたのち、中華民国政府の長崎領事が大正9年(1920年)に贈呈
した感謝状に「日本帝国八重山郡尖閣列島」と明記してあることだ。

報道によると、感謝状は当時の豊川石垣村長・・豊川善佐(善次)、助役・
玉代勢孫伴、通訳・松葉ロブナストなど4名に贈呈されたと報道してあ
ったが、その後すぐ5名に感謝状が贈呈されたことがわかった。

第5の感謝状は、西表島の「波の上炭鉱(林本源経営)」に勤務していた
廖徳聡氏に贈呈したものである。

廖徳聡氏は私の尊敬する先輩、廖継思氏のご父君で、感謝状の文面には
「日本帝国八重山郡石垣村廖徳聡君熱心救護得生還故国・・・・」と書
いてあり、石垣村の助役、玉代勢氏への感謝状と同じ文面であるが、宛
名の所は各々の名前が書かれ、「玉代勢君熱心救護・・・」となってい
る。廖継思さんは現在85歳、台北市に住んでいる。

 廖継思さんから送ってきた史料のうち、廖徳聡氏の個人履歴書には「大
正9年5月20日、福建省恵安県漁民、鄭合順等31人漂着シタルヲ救助セシ
ヲ以テ、新中華民国駐長崎領事馮冕ヨリ感謝状ヲ受ク」と書いた記述が
ある。これは産経新聞、石垣島の八重山毎日新聞の記述よりも少し詳し
い。

●尖閣諸島で事件の再発を防ぐには

尖閣諸島の領有権を巡って台湾や中国が勝手な主張を始めたのは69年ご
ろ海底石油の開発が可能になった時期からである。筆者は当時アメリカ
の石油探鉱会社の勤めていたので、台湾に派遣されてこの地区の開発や
主張についていろいろ見聞したこともあった。

台湾側、中国側の主張には法的根拠がない。日本の主張には沖縄返還の
際に返還した領土範囲を明文化して記述してある。つまり、国際法上の
領有権は沖縄に所属している領土である。

たとえ領土問題が未解決だとしても、北方領土で日本の漁船がロシアに
拿捕されれば船は没収され、船長は逮捕される。日本の領土内に侵入し
た漁船が沈没しても賠償する必要があるのか、甚だ疑問に思う。

日本政府は尖閣諸島の権限について、領海内に侵入した漁船は拿捕する
ことを明確に関連諸国に通達し、このような事件が以後起こらないよう
にすべきである。

中国は台湾の権限をもっていないし、尖閣については論外だが、理由も
なく勝手に主張を繰り返している。日本は主権を持っていながら自国領
土の保護を明言しない。姑息な態度が相手に横暴な態度をとらせる結果
となるのだ。

中国や中華民国は国民の安全を保護するような国ではない。逆に国民を
教唆して事件を起させ、結果として「労民傷財」を招く。日本政府が如
何なる領海への侵入も許さぬと声明を出すのが将来のトラブルを防止す
る最良策で、これによって両国間の摩擦をなくし、国際友好を継続させ
るものと確信する。(Abdy Chang氏は在米台湾人・地球物理学者)



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望まれる政界再編の姿
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         花岡 信昭

「衆参ねじれ」構造は国政の停滞をもたらし、政治の機能を著しく失墜
させている。この状況を転換させるには、政界再編しかない。それも理
想的には政策理念の対立軸が浮き彫りになるような再編が望ましい。

現実の政治は絵に描いたようには動かないのだが、理想的パターンを踏
まえながら、政局動向、再編への動きを追ってみたい。 

☆政局の混乱要因をなくすためには

政党政治、議会制民主主義を機能させるための最高の形態は、「政権交
代可能な2大政党制」だろう。米英を筆頭に多くの先進民主主義国家がこ
のかたちを実現させている。

日本でこれを現実のものとするには、衆院の選挙制度を完全小選挙区制
に転換させることが第一条件となる。現在はブロック別比例代表がある
から、少数党の存在を許し、連立政権が続いている。

参院で野党が過半数を超え、「衆参ねじれ」が生じたが、民主党も参院
で単独では過半数に至らない。ここでも野党間の不安定な連携が存在し、
政治の混乱を招く一因となっている。

実際に国民新党は民主党から離れつつあるように見える。2大政党時代が
現出すれば、少数党は淘汰され、あるいは、大政党に吸収されて、少数
党の動きによって過半数を握れるかどうかといった政局混乱要因はなく
なる。これは与党でも野党でも同じ状況ということになる。

そこで、政党というものをどういうニュアンスで受け止めるべきか。明
確な対立軸によって政治の世界が大きく二分されるのであれば、これが
最もいいのは確かだが、現実政治はそう都合よくは動かない。

個々の政治家にとっては「当選すること」が最大の目的である。「サル
は木から落ちてもサルだが、政治家は選挙に落ちたらただの人」と昔か
ら言われてきたが、それが真実だ。

だから、政治家の行動は政治理念や大義で動くこともあれば、それとは
まったく異質な「どうやれば選挙で当選できるか」という現実的判断が
優先されることがままある。

☆理想的な衆院選挙のあり方

2大政党時代は、おそらくは保守派とリベラル派がそれぞれの党内に混在
しているという現在の状況の延長上にできるのではないか。

黒か白か、赤か白か、といった明確なものではなくて、一方がグレーで
あれば、他方は赤ワインと白ワインの中間にあるピンク色の「ロゼ」と
いうことになる。グレー党対ロゼ党だ。どちらがより保守的傾向が強い
か、リベラル色が強いかといった雰囲気になるのではないか。

アメリカの共和党―民主党、イギリスの保守党―労働党の関係を見ても、
ほぼそんな感じである。イデオロギー全盛時代ではないのだから、片方
が資本家階級を代表し、片方は労働者の味方などという古典的な区分け
はできない。

それでいいのである。それぞれが、これぞ首相候補という党首を担いで
衆院総選挙に臨む。どちらが多数を制して政権を取るかが問われ、同時
に、それは首相を選ぶ選挙ともなる。事実上の「首相公選」の意味合い
が出てくる。これが理想的な衆院選挙のあり方といっていいのではない
か。

そうしたことを前提に、現実に立ち返ろう。衆院解散、総選挙の時期が
いつになるかはともかく、自民党は本来の保守政党としての色彩が急速
に薄れているのが気がかりだ。福田政権の支持率が上がらないのは、福
田首相個人の「人気度」もさることながら、「保守の理念」が見えてこ
ないことに最大の要因があるようにも思える。

年金5000万件問題やら後期高齢者医療制度、道路財源などといった次元
のテーマに追いまくられ、保守政治の真髄を示す課題であったはずの集
団的自衛権見直し、自衛隊海外派遣の恒久法、日本版NSC(国家安全
保障会議)などはことごとく吹き飛んでしまった。北朝鮮による拉致事
件も政治の中軸に位置づけられてはいない。

☆平沼新党構想の持つ意味

まず自民党が本来の姿を取り戻すこと、これが肝心かと思える。そこで、
平沼赳夫氏の新党構想はきわめて大きな意味がある。現実には「自民離
れ・福田離れ」票の受け皿となる可能性が濃いが、政治の世界は理念だ
けでは説明がつかない展開をすることもあるから、選挙結果によっては
「小沢民主党」との連携もまったくないわけではない。

ではあっても、平沼氏がここでその国家観を前面に打ち出した新党を結
成するとなれば、「福田自民党」に嫌気がさしている保守層を大きく取
り込むことも可能になるのではないか。

これもまた予断は禁物だが、選挙結果によって、平沼新党がキャスティ
ングボートを握った場合、「平沼首相」誕生の可能性も出てくるのだ。
国家観、歴史観の明確な平沼氏が首相になれば、「安倍政治」がやり残
した問題を次々に片付けていくことになるのではないか。当然、憲法改
正問題も重要な政治テーマとなる。

断っておかなくてはならないが、こうした展開になった場合、それにい
たる経緯や政権の背後の政治勢力がいかなるものであるか、といったこ
とはあまり気にしなくていいことになる。首相のリーダーシップが発揮
される態勢ができればそれでいい。

現実のものとなるかどうかは別として、気持ちとしては、やはり保守派
の大結集があって、そこが一方の政党の核になるというプロセスを描き
たい。

具体的な政治家の名前をあげたほうが分かりやすいと思うが、前出の平
沼氏のほか、安倍晋三、麻生太郎、中川昭一各氏、さらには小池百合子、
与謝野馨各氏らをあげてみたい。

これに民主党側から前原誠司、松原仁、長島昭久各氏らを中心とする保
守系議員が集結すれば、「共和党の日本版」のような政党が出来上がる。
もしかすると小沢一郎氏も本来はこちらの側なのかもしれない。

☆本格的再編はあるのか

もう一方はいわゆるリベラル色の濃い政治家が中心になればいい。谷垣
禎一、加藤紘一、河野洋平各氏らの名前が浮かぶ。民主党側では岡田克
也、菅直人、鳩山由紀夫・・・各氏らか。

55年体制時代の自民党の派閥次元でいえば、福田、中曽根、三木の3派
の系列に保守派が多い。

吉田政治の流れを踏襲する「軽武装・経済重視」の田中、大平派を軸と
する保守本流に、もともと田中派との関係が深い公明党が加わり、民主
党リベラル派が集結すると、これで一大リベラル勢力が出来上がる。む
ろん、その中の個々の議員レベルでは相当の出入りがあることはいうま
でもない。

いずれにしろ、想定される2大政党の対立軸が「改憲―護憲」ではないこ
とは明白だ。2大政党時代には「頑固に護憲」勢力ははじかれるのである。
憲法改正に、より積極的か、慎重派かといったぐらいの差だ。「論憲」
の民主、「加憲」の公明までが2大政党時代を担うに足る政治勢力という
ことになる。

現在、参院で自公与党は過半数に17議席不足する。国民新党を味方に
つければ13議席だ。ここを埋めることができれば、当面の「ねじれ」は
解消する。

その工作もひそかに進められているようだが、「中連立」とでもいえる
そうした構想が実現した場合、当座の役には立っても本格的な再編には
遠いという見方もある。

ではあっても、この膠着状態を打開するエネルギーが出てくる可能性は
ある。その先に本格再編が待ち構えているのだとすれば、これは期待し
ていい。

【時事評論652号】再掲(時事評論は北潮社発行。電話076−264−
1119)

★★花岡信昭メールマガジン★★590号[2008・6・22]転載。
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「怖くなった心房細胞」
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         毛馬 一三

本欄の常連筆者・石岡荘十氏が「新潮45」7月号(6月18日発売)に掲載
された「団塊世代に捧げる・なめるとコワい心房細動」を読み、正直言
って震撼させられた。

同内容は、九死に一生を得た長嶋茂雄元監督と、亡くなった小渕・橋本
両元首相の3人病状の共通点が、「心房細胞による脳梗塞」の可能性が高
いと言い切っていることだ。

たしかに長嶋元監督のことは石岡氏が以前に本欄に綴った記述を読んで、
それなりに承知していたが、まさか小渕・橋本両元首までもが同種の病
気が元で還らぬ人になったとはショックだった。

私事ながら先月末の夕方、自宅で激しい眩暈と嘔吐に襲われて立ち上が
ることも叶わず、救急車で大阪私立病院の脳神経外科専門医のもとに搬
送された。

実は4年前にも同様症状で入院したことがあり、今度は脳梗塞へでも進行
したのかと心配したが、CTとMRI(磁気共鳴画像)等の検査の結果、
専門医から「自律神経からの不具合によるもので、脳や心臓には異常な
し」との診断を貰い、無事早期退院が出来た。

とはいうものの、やはり「頭の病気」は怖い。ふらつき状態が完治せず
「脳梗塞」にでもなった時はどうしたらいいものかと思い巡らしていた
矢先に、この石岡氏の記事に出喰わせた。

この中で石岡氏は、難解な医学記事とは思えない平易な文章と、読者を
惹きつける明快な論旨を展開して、「心房細動による脳梗塞のコワさと
日頃の心構え」を誰にでも分かるように下記のように綴っている。

 i)要は、心房の筋肉がぶるぶる震える不整脈の一つである心房細動
が起こると、血液が澱んで血栓が出来やすくなる。
 
 i)心房細動について、本人、家族は心臓が発するアラームであるこ
とをいち早く察知する知識と適切に対応を会得しておく必要がある
 
 i)「胸が何となく重苦しい。脈拍が跳んだり時々途切れたりする。
息苦しいことがある」と感じた時、これがアラームだ。
 
i)心房細動は、「カテーテル・アプレーション」という最先端の治療
法で、治るのが常識となってきた。

石岡氏は、かの有名人3人の個々の症例を詳細に比較しながら、「心房細
動」はコワいよと警告し、長生きするには「不整脈」に十分注意をしな
ければ、取り返しのつかないことになると、実に分かりやすく詳述して
いる。

「たかが不整脈、心房細動」と舐めてかかるとやばいことになりますよ
と、と石岡氏は「新潮45」で結んでいるが、心臓に多少の違和感を覚え
る方は、是非この「新潮45」の石岡氏の記事を一読されるようお勧めす
る。(完) 08.6.22 



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私の「文章作法」
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        平井 修一

読書が「必死」なら、文章を紡ぐ作業も「真剣」である。テーマを見つ
ける(あるいはテーマを与えられる)とノートに控える。そして少しず
つ、あるいは大胆に情報を集めて、「まあ、こんなものかなあ」「これ
しかないか」と記事にする。結果は、評価を得たり、得なかったり。

評価を得なければ次の仕事はないから、命賭けで記事を書くというのが
現役のプロだ。「命懸け」と小生は書くが、現役の諸君は皆、本当に
「命懸け」である。己の面子にかけて命懸けで記事を書く。それは真実
である。それだからこそ「プロ」である。

週刊誌の原稿料は1ページ8万円。4ページで32万円。この予算で編集者と
読者をドッキリさせなければならない。それをしないと次がない。「さ
すがだね」と評価されないとオマンマの食い上げになってしまう。名誉
と生活がかかっているのだ。

小生は一応は「元プロ」だから、それなりのレベルのものは書くが、今
は現役を離れて取材していないから「ちょっとどうかなあ」というレベ
ルであり、誉めたものではない。

小生のブログがレスペクトされれば多くの方を名刺1枚で取材できるだろ
うが、今はその評価も得ていないし、取材する時間もない。人脈を駆使
して取材しまくらないとプロの記事にはならないのだ。

小生は今は原稿を売るというプロではなく、ただの one of アマチュア
である。

で、アマチュアながら「ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる」で、どんどん記
事を書くのだが、自分が少しでも興味を持ったテーマを(忘れないよう
に)メモし、データなどを集めながら興味の赴くままに書き散らす。

最初の数行を書いただけのもの、ほぼ書き終えたものなど、デスクトッ
プにいっぱい並んでおり、気の向くままに仕上げてはエントリーする。

2年間で700本以上記事を書いたが、所詮はアマチュアで無名だから、有
償の原稿依頼はゼロだ。命賭けのプロの原稿と、小生のような趣味のア
マチュア原稿では、その差は歴然としている。「原稿を買って欲しけれ
ばのし上って来い」という世界で、のし上ってきたライターに仕事は発
注され、原稿に価格がつく。

ただのアマチュアであってもプロに影響というか記事のヒントを与える
ことはできるから、小生はせっせと玉石混交の記事を書いている(玉は
ごくわずかだろうが)。

次回は「翻訳作法」についてお話したい。



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「検閲」を知っているか
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           渡部亮次郎

「夜のプラットホーム」

作詩 奥野椰子夫  作曲 服部良一 歌 二葉あき子。

敗戦後昭和22(1947)年 の流行歌だが、実は違う。昭和14年、当時は淡谷
のり子がレコードに吹き込みをしてコロムビアレコードが発売。しかし
世には出なかった。

戦後生まれの人には信じられない制度「検閲」により「発売禁止」処分
となったからである。

1 星はままたき 夜ふかく
  なりわたる なりわたる
  プラットホームの 別れのベルよ
  さよなら さようなら
  君いつ帰る


2 ひとはちりはて ただひとり
  いつまでも いつまでも
  柱に寄りそい たたずむわたし
  さよなら さようなら
  君いつ帰る


3 窓に残した あのことば
  泣かないで 泣かないで
  瞼にやきつく さみしい笑顔
  さよなら さようなら
  君いつ帰る

昭和13(1938)年の暮、東京・新橋駅で出征兵士を見送る歓呼の声の中に、
柱の陰で密かに別れを惜しむ若妻の姿があった。我が大君(天皇)に召
されての名誉の出征に、妻が人前で泣く事は許される事ではなかった。

若妻にすれば旅立つ夫はもはや生きて還ることのないかも知れぬ運命で
ある。さよなら さようなら 君いつ帰る 悲痛な叫び。これを知らな
い最近のアナウンサーは単なる旅立ちを何故、こんなに悲しむのかと訝
る。

新橋駅でこの情景を目撃した都新聞(現東京新聞)学芸記者奥野椰子夫
が作詞家としてコロムビアに専属入社して翌昭和14年1月に作詞したのが
この歌。しかし中国との戦時下、女々しいと「発売禁止」。

<明治維新後の日本の言論統制は,どの国にも劣らぬほど厳重なもので
あった。日本の民衆を狂気じみた超国家主義や軍国主義に導いて太平洋
戦争の悲劇を招いた原因の一つは,その強力な言論統制にあったといっ
てよい。

満州事変以後のファシズム時代の言論統制は一段と厳しさを加え,自由
主義を含むあらゆる反ファシズム言論の息の根を止めた。

すでに最初から政府の監督下にあった日本放送協会のラジオに対する統
制を強化し,他方では用紙,フィルムなどの資材統制を武器としながら,
新聞,出版,映画,レコードなどの企業を強権的に整理統合し,全メディ
アの支配権が政府に握られていった>。平凡社世界大百科事典。

国を挙げて戦っている。戦意高揚。それに反すると認められたものはす
べて排除された。現行憲法下で育った人々には想像もつかない「国家統
制」が存在したのである。

作曲の服部良一(大阪出身)は諦めきれないと詞も題名も英訳し

「I‘m waiting」と「洋楽版」に、カムフラージュ、作曲者も R・ハ
ッターとして検閲を逃れた。これを知らない世代はR・ハッターを外国
人と思って捜している。

戦争が敗戦で終わり、検閲はなくなった。3度目の正直。二葉あき子歌で
ヒットしたのが昭和22年だった。

戦後、さらにヒットした高峰三枝子の「湖畔の宿」(昭和15年)も途中
で発売禁止になったが、内務省が気がついた頃は既にかなり売れた後だっ
た。

資料:社会思想社版「新版日本流行歌史」(中)。2008・06・22



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話 の 福 袋
━━━━━━━


 ◎≪ WEB 熱線 第1036号 ≫2008/06/23_Monアパートとかは措いといて、
四川大地震では学校が潰れて生徒が大勢下敷きになって死んだと報道さ
れたでしょう。あの潰れた学校は、みんな地元の自治体が建てたもので、

実はね、もっと田舎の貧しい地域に、江蘇省や浙江省などの沿海部のお
金持が義捐して建てた学校がいくつもあるのよ。で、そうやって建てら
れた学校は、ひとつも潰れてなんかいないのよ――――。

そういう義捐で建てられた学校は、義捐者が建築現場までやってきて、
付きっきりで建築状況を監督していて、コンクリートの質とか、埋める
石は丸いものはダメで、砕いた角のあるものを使えとか、鉄筋は何本使
っているかとか、

ーーー義捐者がいちいち現場で見ていて、仕様と違ったら仕様どおりに
直させて建てさせたんですよね。

自治体が建てたほうは、誰も監督になんか来ないで建築業者に任せっぱ
なし。

ーーーそして全部壊れて、ひとつの学校で何百人単位の生徒が下敷きに
なって死んでしまった――――。

今回の、同じぐらいの規模の日本の東北地震では、死んだ人は10人ぐ
らいだけ?だったっけ? しかも、電気も水もガスもほとんど止まらな
いで来てるっていうじゃないですか。そりゃ〜、

いくら日本は地震慣れしてるからって、中国は地震が少ないから地震対
策をあんまり考えていないからといっても、

死んだ人や行方不明者‥‥もう死んでるよ‥‥が約十万人、と、10
人?!

日本が凄いんだか・・・中国がダメなんだか・・・ため息しか出ません
よね〜
 http://archive.mag2.com/0000074019/index.html 



 ◎喫煙者減少、値上げが効果的=1本2円程度で10万人も−豪

【シドニー23日時事】喫煙者を減らすには、テレビ広告でのキャンペー
ンとたばこの値上げが最も効果的−。オーストラリアでがんの研究や対
策を進める民間組織「豪州がん協議会」がこのほど、こんな調査結果を
まとめた。

1995年から11年間、国内主要5都市の喫煙率の毎月の推移とたばこの価格
の関連を調べた。その結果、以前から喫煙率は緩やかに低下しているが、
たばこの値上がり時に顕著に落ち込むことが分かった。禁煙を呼び掛け
るテレビ広告量が増えた際も同様だった。

協議会は価格が1本当たり1−2.5豪セント(約1−2.5円)上がれば、喫
煙者を6万−9万5000人減らせると試算している。

国内のたばこは1箱(20本入り)が10豪ドル(約1000円)前後で、7割が
税金。既に成人喫煙率は23%(2004年度)と先進国の中でも低いが、協
議会では「喫煙人口がなかなか大きく減らない。(増税による)値上げ
や広告を継続していくことが必要」と話している。 
 6月23日8時1分配信 時事通信



 ◎飛騨牛偽装、従業員「9割以上が格下の肉」と証言

岐阜県養老町の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」(吉田明一社長)が、
ブランド和牛「飛騨牛」を偽装表示していたとされる問題で、養老店で
「飛騨牛」と銘打って販売していた牛肉について、「肉の9割以上が、
飛騨牛の基準(3等級以上)に満たない格下の2等級肉だった」と、複
数の従業員らが22日証言した。

従業員らは「2等級を混ぜていたというよりも、飛騨牛と偽って2等級
の肉を売っていたようなものだ」と話している。

問題の商品は、主にパック詰めで販売されていた「飛騨牛 赤身焼肉用」
(100グラム当たり350円)。複数の従業員らによると、吉田社長から
「混ぜろ」と指示があり、3等級の肉に「飛騨和牛」「県産和牛」など
としか表記できない2等級の肉を混ぜた。  
6月23日3時12分配信 読売新聞

 
 
 ◎競走馬9頭焼け死ぬ 船橋競馬場の厩舎全焼

23日午前0時40分ごろ、千葉県船橋市若松の船橋競馬場内にある調教師、
山浦武さん(46)の木造平屋建て厩舎(きゆうしや)付近から出火。

厩舎と隣接する木造2階建ての厩務員宿舎が全焼した。別の厩舎の男性
厩務員が消火活動中に煙を吸って軽傷を負ったほか、競走馬9頭が焼け
死んだ。船橋署が詳しい出火原因を調べている。

同署によると、出火当時、宿舎には男性厩務員(55)とその妻と娘がい
たが逃げて無事だった。競馬場の男性警備員が出火に気付き119番通報し
たという。

同競馬場では平成18年9月にも厩舎が燃え、競走馬9頭が焼け死ぬ火災
が起きている。

現場は京成線の船橋競馬場駅の南約1キロの国道沿い。周囲には厩舎の
ほか、県競馬組合の事務局などが点在している。
6月23日8時32分配信 産経新聞
 

 
 ◎足代わり119番、救急車「予約」…非常識な要請広がる

救急車を病院までのタクシー代わりに利用しようとする119番が、全国各
地で相次いでいることが、主要51都市の消防本部を対象にした読売新聞
の調査で明らかになった。

急病でないにもかかわらず、「病院での診察の順番を早めたい」という
理由で、救急車を呼ぶケースも目立つ。昨年1年間の救急出動件数の5
割は軽症者の搬送で、110番に続き119番でも、非常識な要請が広がって
いる傾向が裏付けられた形だ。

都道府県庁所在地と政令市にある計51の消防本部(東京は東京消防庁)
を対象に、最近の119番の内容を尋ねたところ、37消防本部がタクシー代
わりの利用など、明らかに緊急性のない要請があると回答。大都市、地
方都市とも同じ傾向がみられた。

例えば、「119番でかけつけると、入院用の荷物を持った女性が自ら乗り
込んできた」(甲信越地方)ケースや、「119番で『○月○日の○時に来
てほしい』と救急車を予約しようとする」(関西地方)事例が多い。

症状を偽る人もおり、甲信越地方の69歳代の男性は「具合が悪くて動け
ない」と救急車を呼びながら、実際は緊急の症状はなく、あらかじめ病
院に診察の予約を入れていた。

風邪程度なのに、「救急車で行けば、早く診てもらえる」と思って119番
する事例も、28消防本部で確認された。

病院では救急外来の患者の重症度をまず看護師が判断する場合が多い。
しかし、山陽地方では、切り傷で搬送された患者と家族が、診察の順番
を待つよう告げられ、「救急車で来たのだから、優先的に診察するのが
当然だろう」と詰め寄った。

診察待ちをしている人が、病院を抜け出して119番するケースも7消防本
部であった。

関東地方では、50歳の男性を病院に搬送すると、先ほどまで待合室にい
たことが判明。男性は「順番が来ずにイライラし、救急車で運ばれれば
早まると思った」と語った。

51消防本部で昨年1年間に救急車が出動した約232万件のうち、安易
な要請も含めた軽症者の搬送は約117万件。厳しい財政事情から救急
隊の増員が進まず、重症者への対応が遅れるなど支障も出ている。  
6月23日3時2分配信 読売新聞

 

 ◎石川県内でクマ目撃多発、石動山で初 能登でブナ不作か、警戒を

22日、中能登町の石動山と小松市山間部でクマが出没した。石動山での
クマ目撃情報は同町農林課によると初めて。

石川県のまとめでは、今年に入って県内では18日までに47件の目撃情報
が寄せられており、2005年以降、同期比で最多。

特に宝達志水町と羽咋市で計11件を数え、能登地区の目撃が急増してい
る。今年は能登地区で餌となるブナの不作も予想され、秋にかけて出没
が続く可能性があり、関係機関は注意を呼び掛けている。
 北国新聞 23日

 

━━━━━━━
反     響
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 1)1225号拝読。

>小生は、「満洲は、皇帝溥儀に頼まれて日本はしかたなく建国に力を貸
した」と思っております。当時の雰囲気はいかがだったのでしょうか。
小生が思うに、とても侵略なんてことではなかっただろうと思うのです。
(平井修一)<

満州建国には満州族と日本の思惑に一致点が可成り有ったので一応の成
功が有ったと理解しております。石原莞爾の理想が政治に曲げられたと
の説も有る様ですが、詳しい事は不勉強で能くは存じません。

新京市で満鐵付属地の日本人街と満州人居住の旧市街は割に出入りが自
由だった様で、就学前の或日、道に迷って旧市街に入り込み、警察に事
情を話して、住所を覚えていたので馬車「マーチョ」に乗せられて帰宅
した記憶が有ります。

新京の「児玉公園」では満州人の街頭写真屋が木製箱形の写真機を担い
で歩き、散策の日本人に写真撮影を薦めていたり、支那風菓子の行商人
が商売をしていました。

新京でも奉天でも、土木建築で未熟練労働者には満州人が多かった様で
すが、日本人街の中で店を構えての床屋やチェンビン「支那式クレープ」
を商う者も居りました。

奉天での経験では05年から更新をしていない或HPに次の描写が有ります。

 家の左斜め道路向かいに小さな広場があって満人の苦力(クーリー=人
夫)達が暫くの日数、昼夜食事をしていた。

塩炊き釜の様な大きな平底鍋の底に少し水を入れて火に掛け、残った内
側面のぐるりに水で練った粗挽きの唐黍の粉をコッペパン型に丸めて幾
つも張り付け蓋を被せ蒸し焼きにする。日本人はパウミイパンと呼んで
いた。 

遊びに行くと少し分けて呉れるのだが香ばしく、硬かったが、良く噛む
と甘くて旨かった。母親は不衛生だから喰うなと言ったのだが。少し位
不衛生でも体が健康なら大抵の雑菌は胃酸で死滅するから大丈夫だと知
ったのは随分後になってからである。

今でも末成りの様な唐黍を焼いた出来損ないの焼き唐黍よりはパウミイ
パンの方が数段美味かったと思う。白老では牛の飼料用のデントコーン
も喰ったが、1本当たりの粒の量が多くて大いに喰い手が有った。

此苦力達は私達を見ると「ネエチャンイルカ、マンコマンコ」を連発し
て私達小さい男の子供達を当惑させた。

お返しに私達男の子は逃げるに充分な距離の向こうに満人の男の子を見
付けると誰に教わった記憶も無いが「ニーデーマーマーソーリンケー、
ヤーメンソーハーサンビンケー」と囃して逃げた。

 後で父に聞くと亭主持ちの女が浮気をして其れを警察に告げたら油を搾
られたと言う程の意味だと。満人は建前上の倫理観が強いから激しい侮
辱に成るのだとか。(北海道)



 2)植物性乳酸菌の凄いのが出来たということですが、宣伝が出来な
ければクチコミしか認知方法がないわけですね。何か新興宗教の普及に
似たような感覚になります.

この前の「頂門の一針」にもありましたが,強い関心と興味を持つ人は
いるでしょうね。薬事法が邪魔になっていることでしょうが、中にはい
いかげんな薬もどきもありますから。(九段)



 3)1226号の“歯科医”様のご意見への反響です。当然ですが全面的
に賛成です。私は中学からの英語教育を強化することに反対しません。

「教育再生懇談会(座長・慶大塾長安西祐一郎氏)の第1次報告には
「日本の国際競争力を高める観点から英語教育の抜本的強化を強調、小
学3年から英語を必修化させる他、毎年10万人の高校生を英語圏に留学さ
せることなどを提言した」と5月下旬に産経が報じていた。

この報告の背景に何があったかを、当事者のお一人から聞く機会があっ
た。そこには当然複数の要素があるが、私を驚かせたものにこういうの
があった。

それは「日本の中学の英語の教科書は台湾や韓国等のアジア諸国に比べ
てかなり薄く、それに比例したか反比例かは知らぬが、我が国の生徒た
ちの英語力がこの両国に比べて劣るので、そこを挽回せねばならない」
というものである。

私は万が一にもそうであったとしても、この考え方には与しない。それ
は「この両国やその他のアジア諸国では最先端の科学や技術を学ぶため
には英語を介在させねばならないという条件、ハンディキャップと言っ
ても良いかも知れない要素がある」ことを忘れている論法であるからだ。

現にアジアからの英語圏の国、特にアメリカの大学への留学生は日本よ
りも多い。それは必要があるからで、そのための英語力強化策である。

我が国はどうだろう。日本は世界の先進国の中でも自国語で全ての学問、
科学、技術を学び習得できる珍しい存在である。英語の力を借りなくと
も済むのである。その点を忘れた考え方を懇談会は採用しておられるよ
うだ。

但し、声を大にして言いたいことはある。それは世界の何処に出ても誰
にも引けを取らない英語力を養おうとするならば(与えようとするなら
ば−かな?)、英語の教育法の改善は必要であろう。

すなわち、科学として教え、生徒は学生の優劣の差をつける方式を考え
直すことである。現在の方式を全廃しろとは言わない。私は「国際場裏
に出ようとか、英語を全面的に必要とする職業を目指す人たちには別方
式を導入せよ」と言いたいのである。

具体的には、大学入試センターの試験問題のような枝葉末節で優劣の差
をつけるのではなく、またそういう試験のための対策を教えるのではな
く、広く投網を打って総合的に文法でも聞き取りでも、作文でも何でも
来いという教育をして貰いたいのである。

そういう教育法で力がつけば、大袈裟な表現をお許し願えば「百戦して
も負けることはない」という域に達するはずである。ここを目指すべき
である。

王道を行く学び方をしてあれば、妙な小技で足をすくわれることなく、
英語が普通に身に付いていくと確信している。その基礎にあるのが例え
ば音読であり、単語帳的学習法の排除であり、外国人離れをした発音の
日本人教師の真似をしないことである。

だからといって、安物のnative speakerを雇うことは百害あって一利無
しであることも知って貰い 
たい。

それに強調しておきたいことがもう1つある。それは「英語に対する妙
な劣等感を持つな」である。「英語を話せないことなどを卑下するな」
である。来日するアメリカ人で何処に行っても不自由しないほどの日本
語力がある者がどれほどいたか?良く考えて貰いたい。

私の長年の表現は「日本人の皮をかぶった外国人を養成してどうする」
である。国家としてそういう日本人を育てる気か?!前田正晶



 4)22日夜のサッカー中継でも中村俊輔の足首の故障をアナウンサー
が強調するのが耳障りだった。中村には気の毒だが、負傷するのはそこ
までの選手に止まっていると言うことだ。

如何なる事情があっても、怪我や負傷は本人の責任であり、同情すべき
ことではない。ましてはそんな不完全な状態の者を使う監督の見識も問
われねばならない。

余り好みではない古い諺に「無事これ名馬」というのがある。本当の名
選手は怪我や故障がないものだ。それはそう言う境地に達していること
であり、心技体が揃っていることである。

サッカーだけではなく、全ての競技についてマスコミは情緒的に負傷者
を「〜を堪えて善戦健闘した」などと歯が浮くようなお世辞を言う傾向
がある。とんでもないことだ。厳しく批判すべきだ。

「彼(彼女)も未だ完成されていない。まだまだだ」くらいは言うべき
だ。その負傷のために試合を落とした場合の責任はその選手にある。ま
た、起用する監督も未熟である。

厳しいことを言うと思うだろうが、それならばイチロー君を見よ。未だ
負傷者リストに短期間でも何でも載ったことがあったか?松井秀喜を見
よ。松坂大輔を見よ。アメリカ人は真っ向から貶さない。

アメリカ人は社交辞令が上手いから貶さないだけではないのか?松井は
マスコミが持て囃す割合には故障ばかりだ。松坂は前評判ほどの実績を
上げていないのに、負傷者リスト入りした。それを誰か批判したか?か
れらとイチローではどちらがメージャー・リーグの選手として格が上か
は言うまでもあるまい。

日本のプロ野球で言えば阪神の金本を見よ。彼がどのようにして体力を
維持するための研鑽を積んでいるかは知らぬが、立派である。だが、プ
ロであれば当然なのではないか?巨人の奴らがだらしないだけだ。

マスコミは感情論で選手を褒めて視聴率を上げようとすることや、発行
部数を増やそうとして貰いたくない。批判するべきは真っ当に批判せよ。
妙な同情をするな。それがマスコミの倫理で、それが選手各人のためだ。
以上 前田正晶


 5)伏(かく)すより露(あらわ)る 

この記事について、最近の日本の公の言葉が何故か、いつの間にやら変
わって行く不思議な現象に思い当たりますが、これでは文筆家にとって
も大変だと思います。

例えば、看護婦を看護師と呼び、障害者は表現上問題がありしょうがい
者と表し、これまでの助教授を准教授とよぶなど枚挙に暇がありません。

誰が何の目的でこうしたことをするのか?まったく不可解であり、一説
にはこの言葉には差別的要素があるとのことですがそれもおかしい論理
で、そういう当人の心理的内面の問題でしかないはずです。

何だかお役所の言葉遊びに付き合わされているだけのようで困ったもの
だと思います。  岡目八目


 6)都合が合わず、延び延びになっていたが、念願の「南京の真実 7
人の死刑囚」を観てきました。

酷い雨にもかかわらず100人以上の観客が来られていた。無料と言うのも
あるのでしょう。しかし、何故無料なのでしょうか。法的な制限なので
しょうか。

会場経費として1000円程度が適当かと思います。寄付を募っていたので
1枚入れてきました(小です)。

観客は、年寄りばかりだと思っていたが、結構若い人もいたし、女性の
姿も目立っていた。腰に少し問題があり、また最近の映画館の楽チン椅
子に慣れた私にとって、3時間は正直、きつかったです。
 
以前、当時南京に行かれた「元兵士」の方の証言を聞きに行った際、水
島社長が壇上から、映画製作に対し随分と邪魔されたとの話をされてい
た。

確か、海外ロケが出来なくなったような話であったと記憶している。聞
き違いで正確ではないかもしれません。

要するに、南京市で当時の様子を撮影しようと試みたが、邪魔されて出
来なくなった。そのため、A級戦犯の死刑に絞ったのかと、私なりに勝手
に解釈していました。
 
最近では話題に乗らないが、シナ人による、南京虐殺を既成事実化する
ための映画が多数製作されているようである。

これに対抗して、シナ人の言うような南京虐殺を否定するとともに、南
京の真実を示すために、本映画が製作されることとなったと聞いていた。
私もそうだが、それを期待して多くのカンパが集まったのでしょう。

今後も、40箇所以上で映画会が開かれるようであるので、作品について
の批評は避けたいが、南京の真実を再現した映画とは違っていた。

イントロの部分で、陸軍が撮影した当時の映像が流されていたが、殆ど
が7人の死刑囚の死刑確定から、処刑されるまでの映画であった。

「7人の死刑囚」と言うタイトルとしては良く出来ていたといえるが、シ
ナ人の映画完成が迫っている今、複雑な心境である。

第2部を製作中との事で、早い完成を望みます。(関東人)


 7)6月17日に長女が生まれました。今日はお七夜で命名しました。
「美喜(みき)」とつけました。

澤田美喜にあやかろうなん考えてませんが、今年三歳になる長男が「大
喜(だいき)」妻は「喜代子(きよこ)」です。うちの子らしい名前で
いいかな、と。

娘が成人する年に父は72歳になります。「孫みたいだ」と冷やかされて
ますが、厭な気分ではありません。(津軽)



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身 辺 雑 記
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高校1年の時に上映されて大人気だった「少年期」の主役石浜朗(あきら)
さんにお目にかかった上に焼酎をご馳走になってしまった。23日夜、く
だん亭。有難う御座いました。

美男子でなかったら俳優以外、どのような人生があったのか、などを話
題にして、焼酎を3人で2本開けました。酒豪です。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。読者:3572

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