政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針 1184号  08・05・13(火)

2008/05/12

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1184号
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         平成20(2008)年5月13日(火)


                              風雲急を告げる米朝接近:古澤 襄

                                  日中友好の再考を:渡部亮次郎

                                 新型ウィルスEV―71:宮崎正弘

                         胡主席を問いつめた安倍前首相:伊勢雅臣

                    眠る日本、狙う中国(最終回):翻訳:平井修一

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1184号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
                :      御意見・御感想は
                  chomon_ryojiro@yahoo.co.jp

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風雲急を告げる米朝接近
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            古澤 襄

2008.05.11 Sunday - 20:48 comments(0) trackbacks(0) by 古澤襄 

日本にとって重要なのは胡錦濤来日のニュースではない。北朝鮮をめぐ
る米朝の動きが風雲急を告げている。ロイターはワシントンから米国務
省が「北朝鮮の核開発文書の提出を”重要な最初の第一歩”と受け止め
ている」と伝えてきた。

総理官邸も外務省も米国務省の動きに神経をとがらせているのであろう。
福田首相はワシントン・ポストとのインタビューで「核とミサイル、拉
致は3点セットだ」と述べた。米国が安易な妥協に走らない様に米メデ
イアを介してけん制したのだが、前のめりになっている米国務省に効き
目があるのだろうか。

その意味で次の二つのニュースは重要と思われる。下手をすると日本の
意に反して米朝和解のシナリオが一挙に進む可能性があるからだ。その
時になって慌てても遅すぎる。

<[ワシントン 10日 ロイター]米国務省は10日、核開発計画に関連
して北朝鮮から8日に提出された文書について、1986年までさかのぼっ
た兵器級プルトニウムの生産プログラムの詳細な記録であると発表、核
計画の完全な申告に向けて「重要な最初の一歩」だと述べた。

同省は発表した資料で、1万8000ページにわたる同文書には、核兵器開
発のためにプルトニウムが生産された3つの主要な時期について書かれ
ていると説明。北朝鮮が当初の期限である昨年末までに核計画の申告を
行わなかったことに触れ、さらなる情報開示を求めた。

米国務省は同文書について「徹底的な調査」を行う意向を示した。>
(ロイター)

<核問題に関する米国と北朝鮮の協議が進展した場合の日本の対応につ
いて、福田康夫首相は「拉致を解決しないで関係を正常化したいという
のは、北朝鮮にとって決して良い状況ではない」と述べ、拉致問題を置
き去りにした形で米朝協議が進むことを強くけん制する姿勢を示した。

米紙ワシントン・ポストとの11日までのインタビューで述べ、「核とミ
サイル、拉致は3点セットだ」と強調した。>(共同)

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(5月2日現在1814本)
 


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日中友好の再考を
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         渡部亮次郎

私は心ならずも記者として日中国交再開を目撃し、日中平和友好条約の
締結に携わった。国交回復は22年ぶり、平和友好条約は日本からの資金、
技術援助を中国に約束したものだった。

国交回復を決断した時、田中角栄首相は日中戦争の賠償金として「まぁ3
億円ぐらい吹っかけて来るかな」と言っていたが、事前に竹入義勝公明
党委員長を通しての周恩来首相の回答は違った。

「賠償は要求しません」。これで日本中が「中国ブーム」になり、自民
党内ですら中国批判は禁句となった。田中訪中の結果、周恩来のいい出
した「日中友好」は両国の合言葉みたいになった。パンダが贈られたの
もこの時である。ODAでは3兆円とられた。周恩来の深読みに負けた。

このとき周恩来首相は北京から上海まで田中首相に同じ飛行機で同行し、
田中首相の帰国を上海空港で見送った。これに従うまでも無く胡錦濤主
席をホテルであろうがどこであろうが、両陛下がお見送りに出向かれる
のは国家日本の元首たる天皇の賓客(国賓)を寓されるについては当然
の行為である。このとき周恩来は「天皇によろしく」と伝言を託した。

それをずるい連中に悪どく利用されたとしても、当方としては礼を尽く
しただけの事。非難さるべきは礼を尽くした当方ではなく、悪どく利用
した連中の方である。

国賓の接遇には歓迎と歓送の行事はセットになっており、歓迎だけして
歓送は都合により省略となっては、世界の笑いものになるだけ。

誰かが国賓待遇を閣議決定しても、「歓送」は入っていなかったと訳の
わからぬことを言っていたが、笑止千万である。

歓送風景を中国のマスコミ(官営)は「日本国民の前にさえ滅多に姿を
見せない両陛下がわざわざ見送りに来たのは胡錦濤を通じて中国に特別
な敬意を表した」と報道したため、見送りはするべきじゃなかった。さ
せた外務省、宮内庁が悪い、となった。

国賓=歓迎行事=お見送りは天皇の接遇慣例上、セットになっているもの
であり、時あたかも胡錦濤氏に対する日本の世論が反対ムード高揚と言っ
ても、お見送りだけをやめたら天皇は面子を失っただろう。

私は田中首相同行記者(NHK)だったから上海へも同行したが、到着後、
市内に散歩に出た途端、初めて中国国民の厳しい視線にさらされ、恐ろ
しくなってホテルに逃げ帰った事を思い出す。

考えてみれば彼らが日本人を見るのは27年ぶり。中国をして塗炭の苦し
みを与えた「犯人」が日本人なのである。この男も日本政府の代表者の
一人、憎いなぁ、とその目は恨んでいた。

しかし「日中友好」は全中国人の思っていることでは無い。中国共産党
が自らの都合に合わせて持ち出すものに過ぎない。それが証拠に江沢民
主席在任中は反日教育を徹底し、日中関係悪化の原因を作ったではない
か。胡錦濤がやらぬ保証はない。

江沢民のあれは演技でもポーズでもなかった。日本という外敵を作らね
ば国家統治が難しい事態に差し掛かっていたからである。日本が戦った
のは中国共産党ではなく蒋介石だったことを人民が思い出しかけたから
である。。

日本に勝利したのは蒋介石であり、中国共産党ではない。蒋介石はその
後、共産党との内戦に敗れ台湾に逃れた。それで中華人民共和国の建国
を1949(昭和24)年10月1日まで遅れたのはそのためである。

しかし江沢民は実父が占領日本軍への協力者だった事実を隠蔽する一方
で、日本との闘いに勝利したのは共産党であるという「嘘」の歴史を全
人民に浸透させる目的で「反日教育」を徹底させたのである。

日本に対しては歴史認識で執拗に批判したのに、ベトナムからの中越戦
争の謝罪要求については「ベトナムのカンボジア侵略によるものだ」と
して、謝罪はしていない。

ここで言う中越戦争とは、中国とベトナムの間で1979年に行われた戦争。
中国が支援していたポル・ポトのクメール・ルージュ政権は、カンボジ
アで大量虐殺を行っていたが、ベトナムによるカンボジアへの大規模な
侵入と占領 はこれを終わらせた。

この占領に対抗し、中国はベトナムへの侵攻を開始した。しかし中国軍
は敗色濃くなり1月ほどの侵攻の後、撤退という変な終わり方をした戦
争。

欧米では中国の経済発展や外交の改善に貢献したとして好評を受けてお
り、「中国を変えた男」として肯定的に評価されている。

しかし日本に対しては一貫して反日・強硬姿勢を貫いた。来日は1998年
11月におこなわれているが、この際にも今上天皇と当時の小渕恵三首相
に過去の歴史に基づいた謝罪要求をし、その執拗さに保守派のみならず
親中派の反発まで買うことになった。

またこの際の11月26日に行われた天皇皇宮主催の豊明殿での宮中晩餐会
の席上、江澤民は中国共産党の礼服である中山服(人民服)で出席。こ
れが非礼ではないかと問題視された。

これに対して中国政府側は「式服か民族服を着用するように日本外務省
から要望があったために、中山服を民族服として選んだ」としている。

講演をおこなった早稲田大学からの名誉博士号の授与を固辞している。
これは、同大創立者・大隈重信が首相時代に対華21か条要求を出した為
である。

またこれに先立つ1997年10月の訪米時、ハワイ真珠湾へ立ち寄って戦艦
アリゾナ記念館に献花をおこない、ここで日本の中国「侵略」と真珠湾
攻撃を批判。歴史問題を通じての米国への接近、ひいては日米離間を狙っ
た演説だったとされている。

こうして見てくると同じく靖国参拝反対で明らかなように中国は国家主
席が交替しようとすまいと、国家体制維持の必要から常に「反日」なの
であって「友好」は己の都合の良い時だけである。

たまたま今回は8月の初のオリンピックを前にチベット問題が発生し、世
界各国から厳しい非難を浴びている時期だけに、日本から要請された国
賓としての訪日を最大限に利用し「平和中国」をアピールしようとした
だけである。

中国共産党は中国とその周辺を簒奪したのであって、その建国には法的
な正当性はない。それを隠蔽するために時至らばすかさず「反日」を隠
さない連中である。

天皇のお見送りが間違っていたなどという事を言い出す前に、中国との
付き合いの真実を論ずるべきではないか。「日中友好」に騙されて中国
に進出した工場の没収の危険を深刻に考えるべきだ。

さらに将来、属国にされる危険を考え、このまま福田媚中内閣を支持す
るか。それによって政党や宗教団体を峻別する方が先であるといいたい。
日中国交正常化に立会い、日中平和友好条約締結に携わった当事者故の
叫びである。2008・05・12参考:「ウィキペディア」



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新型ウィルスEV―71
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年)5月11日(日曜日) 
      通巻第2181号  
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  新型ウィルスEV―71で28名が死亡
    中国全土に15799人が感染とワシントンポストが警告

*********************************
最初の発見は広東省。2歳の女の子だった。
新型ウィルスEV―71が発見され、病原菌は猛威を振るって中国全土
に広がり、安徽省、浙江省、江蘇省、湖北省、湖南省、河北省、山西省、
重慶市で感染者が確認された。

中国当局の発表で、11.900人の感染者(新華社)、ワシントンポストは
15,799人と伝えている(5月10日付け)。
風雲急を告げる米朝接近 古沢襄
2008.05.11 Sunday - 20:48 comments(0) trackbacks(0) by 古沢 襄 

EV―71の特色は10歳以下の子供にかかりやすく重傷は脳髄を犯し、
死に至る。奇病ウィルスの蔓延である。
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  ♪
(読者の声1)以下は今月号の『WILL』で展開されたペマギャルポ氏
と石平氏との対談です。傾聴に値する内容です。

 <中国は唯一の植民地大国>

ぺマ:大事なことはいまだに、この21世紀においても植民地をもってい
る国は中国だけであるということです。中国が一番騙しているのは中国
の国民である。
 
中国の一番悪い点は、歴史を作文、つまり改竄することです。それは外
国だけではなく、自国民を騙すことになっている。

石平:ここに中国共産党の公式文書があります。

1922年、中国共産党の第2次全国人民代表大会記録で、「我々が目指す
のは中華連邦である。中華連邦というのは漢民族中心で、チベット、モ
ンゴル、ウイグルの各民族が、中華連邦に加入するか離脱するかは自由
である」と主張しているのです。「中国共産党の歴史を勉強したのか」
と言ってこの公式文書を胡錦濤国家主席に見せてやりたいと思いますね。

ぺマ:中国は時間稼ぎの時の作戦として、譲歩するかのように見せたり
しますが、絶対にその通りにはならない。

石平:尖閣諸島についても、日本の援助が必要な時には棚上げしておい
て、日本の援助が必要でなくなると自分達の領土だと言い始める。そし
て軍艦も出す。

私は中国共産党に小学生の時から騙されてきましたし、ぺマ先生も先ほ
どのお話のように騙された。日本も同様に騙されているわけです。

ぺマ:中国の歴代皇帝とダライ・ラマとの関係は、お寺と檀家の関係と
同じだと言えます。ですから中国のほうから毎年、チベットに絹などの
贈り物をおくってきていた。

元朝以来、歴代の中国皇帝は、ダライ・ラマに貢いだわけです。中国皇
帝はそうして、ダライ・ラマから権威を与えてもらった。そういう意味
で、お互いに補い合ってきました。(中略)

日本人は中国5千年の歴史などと言いますが、中国の歴史は途切れてい
ます。

中国大陸の歴史は5千年でしょうが、王朝は次々と変わり、途切れてい
る。日本と同じように一つの国の歴史として語ることはできません。

 <解放軍「侵略」の歴史>

ぺマ:ダライ・ラマへの謁見も何日も前から申し込まなければならなかっ
たし、英国の代表と中国の代表のどちらを上に座らせるかということで
抗議を受けた記録文献もあります。そういう意味で駐蔵大臣は単なる大
使、代表にすぎなかった。

石平:チベットが中国の実効支配下に入ったのは、人民解放軍が入って
きたからだということですね。軍隊を派遣して他国に入り、自分達の国
の一部だとする。それは明らかに侵略です。

ぺマ:その通りですよ。いわゆる「17ヶ条協定」も国際法に照らし合
わせると非合法的な条約です。なぜならば、チベットの全権大使は印鑑
を持っておらず、中国が用意した印鑑を押したんですね。

残念なのは19556年にダライ・ラマ法王がインドに行った時、あの条約は
押し付けられたものだと言えば国際的に反論するチャンスでしたが、そ
れを言わなかった。ダライ・ラマ法王には、中国となんとかなるだろう
という期待感があったのでしょう。

石平:今の日本と同じですね。

ぺマ:そうです。その期待感で、条約を批准していないと訴えるチャン
スを逃してしまいました。チベット問題は1911年から国連に提訴し
ていますが、この間、国連は3度の決議をしています。「中国軍の即時
撤退」、「チベット人の人権回復」、「平和的な解決」の3つです。し
かし何も進まない。

 <台湾の次は日本を獲る>

ぺマ:インドの初代首相であったネルーと周恩来は「平和5原則」を掲
げてアジアの発展を目指していたため、国連でチベット問題を取り上げ
ると欧米が介入してくることを恐れたということもあります。インドが
仲介すると言っていたわけです。

しかし1962年に中国軍がいきなりインドに入ってきて、ネルー首相は命
を縮めることになりました。それからインドと中国は2度にわたって交
戦することになります。 

石平:1950年代、中国にとって、いちばんの友好国はインドでした。そ
の友好関係を使って、戦略的にチベットを獲る。インドの協力がなけれ
ばチベットを獲ることはできないからです。

しかし1959年になって、完全にダライ・ラマを追い出すことに成功し、
チベットに対する支配を完全にしてからは、インドを獲りにいくわけで
す。

日中関係もまさに同じ構図ですよ。例えば今は、日本に対して微笑外交
をしている。それはまさにこれから台湾をチベットのように支配下に入
れるためには、日本の協力、あるいは妥協がなければならないからです。
日本を懐柔して台湾を獲った後は、日本を獲りに来るということを歴史
が教えています。

ぺマ:相手の中に入って自分の味方を作ります。

我々が中国に交渉に行く時、勉強するために2週間ほど早く現地入りし
ます。その時、中国は案内しながら、誰を懐柔すればよいかというのを
見極めている。

毎晩、我々が何を話したかを全て書き留めて、それを分析し、その分析
を元に分断工作をします。そして、競争心を煽るために差をつけます。

石平:まさに先日、日本がやられましたね。

まず、小沢一郎民主党代表を北京に呼び、感動させた。感動した小沢民
主党代表は中国に対する「朝貢外交」を恥ずかしげもなくやって見せた。

すると、後から訪中した福田首相は、小沢代表以上の友好姿勢を示そう
ということになり、キャッチボールして見せたりする(笑)。こうして
中国は懐柔していく。

その中国の鍛え上げられた罠に、与党と野党のトップがまんまと引っ掛
かるというのが今の日本です。1人も見識のある議員がいないのか。

ぺマ:まだ日本は免疫ができていないですからね。

頭にきているのは、アメリカは日本国を同盟国だとしていますが、最近
のペンタゴンの文献には尖閣諸島を日本名で書いた後にスラッシュ(/)
を引いて、中国名を書いています。中国はこういうところから少しずつ
既成事実を作り、後に「前からこう書かれているではないか」と言い張
ります。

このような中国人のやり口に負けた原因の一つは、私たちチベット人に
あるということを反省しています。あまりにも仏教を信仰しすぎました。

僧を大事にしましたが、その僧こそが中国から肩書きを貰い、寄進して
もらい、どれだけ立派な寺を建てたかを競うようになってしまった。
 
石平:領土の話で言えば、台湾が自治区になれば、次は沖縄。沖縄が自
治区になれば、次は本土です。(中略)中共内部の破綻を、外部を侵略
することによって取り戻すしかありません。

ぺマ:常々、日本政府にネパールの王室を支援するようお願いしてきま
した。国王も皇太子もよい人物ではありませんでしたが、王室であるこ
とで何かが起こったときに民族の求心力が高まるからです。

日本はこういう問題に疎く、東アジア共同体などと言っていますが、マ
レーシア、インドネシア、タイ、カンボジア、ラオスにどれだけの華人、
華僑がいるかということです。そして誰が経済を握っているか。これは
目に見えないもう一つの中華思想のテリトリーです。

日本軍が中国に対して残虐行為を働いたなどと中国は言いますが、日本
人に中国人のいうような残虐行為を行う発想はありませんね。あれは自
分達がやったことではないでしょうか。腹を割き、胎児を引きずり出し
たりする習慣は日本にはありませんよね。

石平:全くその通りです。恥ずかしながらあれは我が漢民族の習慣です。
そして、日本軍が残虐行為を行ったということにして、自分達の罪を消
そうとしたわけです。
     (UU生)

(宮崎正弘のコメント)閑話休題。10日にも或る会合でペマギャルポさ
んと一緒でした。

「パンダはチベットのものです。四川省は昔、チベットでした。パンダ
はチベットの希少動物です。返していただきたい」と言っておりました。

ところで石平さんは、3日ほど前に欧州旅行から無事帰国しました。連
絡がありました。関係者の皆さん、ご安心下さい。

    ♪

(読者の声2)村松剛氏の『醒めた炎 木戸孝允』が思い浮かびます。

村松氏は幕末維新を描くにあたって活躍した人々が書き遺した手紙や文
書など一次資料を渉猟しました。彼らの係累、関係者や知り合いへのイ
ンタビューも精力的に重ねました。

海外へも出かけ資料や物証を求め取材しました。

れらファクトを積み重ね俗説通説を排し鋭い考察を加え綴られた労作が
『醒めた炎 木戸孝允』です。

この大著を手に取りながら思ったのは、幕末多くの草奔が一気に崛起し
得たのは、江戸幕府が長らく鎖国し(正しくは海禁と呼び慣わすべきです)、
それが国制改革(王政復古)へのエナジーを蓄積し一挙にほとばしる奔流
を形成したのではないか、ということです。

体落らくの平成日本ですが、いっそ30年くらい海禁したらよいのです。
当然生活レベルは下がります。

でも安逸を貪ることに慣れた精神や弛緩し切った心持ちに焼きを入れ叩
き直すには、有余る物質的享楽から日本人を引き剥がすことが肝要です。

そうしたら民族のバネが巻き上げられ、草奔崛起のエナジーが形作られ、
そこから日本樹て直しの志士が一気一挙に生まれ出ずることでしょう。

何方かが「平成攘夷」を獅子吼していましたが《平成海禁》が先です。
日本が海禁したら、その禁を解こうとする夷敵が出現します。

そうしたときに攘夷の思想が育まれ、それが国威再生のエナジーとなる
のです。

会澤正志斎が幕末『新論』で唱えた攘夷思想は草奔の志士たちを魅了し
突き動かしました。平成の世にも日本を導く思想を構想し唱導するスタ
ーが熱く求められる所以です。

昭和時代の或る行動家は命と築いた名声を賭してまで、日本人に警世の
鉦を鳴らしましたが、まったく理解されませんでした。

その行動家が日本人に理解されないのは仕方なかったのです。

行動家の想いを理解する心が体から抜け落ち、それを支える精神が溶け
消えていた日本人だったからです。そんな日本人を信じてはいけなかっ
たのです。

昭和の行動家は実に大切な教訓を遺して逝ったのです。(しなの六文銭)


(宮崎正弘のコメント)日本に緊張感がないのは、日米安保条約の存在
です。これで、防衛努力もせず、改憲を怠り、泰平の中、安眠をむさぼ
り、緊張から逃れ、そのうち、大事なことを忘れてしまった。

日本はブレジンスキーが指摘したように米国の「被保護国」です。

そうそう、村松剛氏の晩年の作品に「保護領国家、ニッポン」(PHP
だった、と思います)があります。

  ♪
(読者の声3)村松剛「三島の世界」の本を読む気になって、一昨日から
読み始めて旅に出る前に読みきりたかったのに、読みきれないもどかし
さがあります。

浅野晃さんのところを検索かけましたら、

「浅野晃先生のお話(1987.11.21)

〈村松剛君が、大きな本を書いて送ってきた。『醒めた炎』上下2巻、
各750頁の大作で、桂小五郎の伝記である。厚いので後にしようと思っ
たが、初めの方を読んだら、面白いから4、5日かかって100頁ぐらい読
んだ。

やっと今日、20日ぐらいかかって下巻の方で、明けても暮れても覚めて
も、草臥れてほかのことが何にも出来ない。

今日は、村松君の受け売りになるが、そのことを話すしかない。

分量が多いが、密度が高い。司馬遼太郎のものなんかとは、質的に格段
に違う。一行ごと、注意して読まないと、大事なことが書いてある」
(以下省略)
と出てきました。(FF子、小平)
  
(宮崎正弘のコメント)浅野先生は三島自決直前まで寝ても覚めても中
里介山『大菩薩峠』を「50年に1度の傑作」とべた褒めでした。

全編に溢れるニヒリズムと仏教世界が、この浪漫派詩人の感性を捉えた
のでしょう。

三島事件以後は、ひたすら『豊饒の海』です。これは100年に1度の日本
文学の大作、とくに第3巻『暁の寺』は哲学宗教の高見を示した、と絶
賛でした。

   ♪
(読者の声4)貴誌に「トヨタのランドクルーザーや日産のサファリな
ども荷台に機関銃を据えればれっきとした軍用車輌となり」といった話
題が出ているので小生の知識からひとつ。

南米の某国では、ゲリラがトヨタのランドクルーザーに乗って村を襲う
そうです。

だから村人たちはゲリラの襲撃を、「トヨタが来た、トヨタが来た!」
と言うそうです。 (MS生、茨木市)

(宮崎正弘のコメント)ベトナム戦争が泥沼化していたころのサイゴン
(いまのホーチミン市)で交通事故のことを「ホンダ」と言っていまし
た。「

「トヨタ」「ホンダ」ともに変な語彙辞典に入っていたのですね。

1972年の師走、小生は1週間サイゴンに滞在しました。35年前、まだ南
ベトナムという国が残存しており、チャイナタウンでよく爆発がありま
しっけ。

ちなみにカラシニコフ銃の海賊版(中国製)は「チャラシニコフ」と言
うそうです(バングラデシュで聞いた話)。1発撃つと弾倉が落ちるそ
うで。。。



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胡主席を問いつめた安倍前首相
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              伊勢 雅臣

■■■■■■■■■ JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■
                                                   
■転送歓迎■ No.1439 ■ H20.05.12 ■ 9,794 部 ■■■■■■■


5月8日朝、訪問中の胡錦濤主席と中曽根康弘、海部俊樹、森喜朗、安
倍晋三の歴代首相4人との朝食会がホテルニューオータニで開かれた。
小泉純一郎元首相は「おれが行ったら、胡主席は来ないんじゃないか」
と周囲に漏らしており、姿を見せなかった、という。その一徹さは良い。

胡主席は「みなさんとお会いできるチャンスを得て大変うれしい」と、
にこやかに謝意を表明したが、安倍前首相の発言で雰囲気が一変した。
その発言の要旨は次のようであったと報道されている。

<戦略的互恵関係の構築に向け、相互訪問を途絶えさせない関係をつく
っていくことが重要だ。国が違えば利益がぶつかることがあるが、お互
いの安定的関係が両国に利益をもたらすのが戦略的互恵関係だ。問題が
あるからこそ、首脳が会わなければならない。>

これは、小泉元首相の靖国参拝をめぐり中国側が首脳交流を 途絶えさせ
たことを暗に批判したものだった。安倍前首相は、さらにこう続けた。

 <私が小学生のころに日本で東京五輪があった。そのときの高揚感、世
界に認められたという達成感は日本に対する誇りにつながった。中国も
今、そういうムードにあるのだろう。

その中で、チベットの人権問題について憂慮している。ダライ・ラマ側
との対話再開は評価するが、同時に、五輪開催によってチベットの人権
状況がよくなったという結果を生み出さなければならない。そうなるこ
とを強く望んでいる。>

会場には緊張感が走り、出席者はみな一様に黙り込んだが、安倍氏はさ
らにウイグル問題にも言及した。

<これはチベットではなくウイグルの件だが、日本の東大に留学してい
たトフティ・テュニヤズさんが、研究のため 中国に一時帰国した際に逮
捕され、11年が経過している。彼の奥さん、家族は日本にいる。無事
釈放され、日本に帰ってくることを希望する。>

胡主席は「私はその件は知らないので、正しい法執行が行われているか
調べる」と返答したが、チベット問題については触れようとしなかった。

こういう正式の場で、チベットのみならず、ウィグルでも同 様の人権問
題が起きていることを提起した安倍前首相の功績は 大きい。

ちなみに日中共同声明では、歴史認識問題はあまり触れられ もとでまと
められた文書としては「意外に」健全な内容となっていたが、これも産
経新聞社・阿比留瑠比氏のブログによれば、「『日中共同声明』はほと
んど安倍内閣の遺産」との由である。改めて安倍氏の功績に敬意を表し
たい。

また、胡錦濤主席が訪問した先々で、「フリー・チベット」を叫ぶ人々
の姿がテレビでも報道されたが、これを見て、世界の人々は、日本はこ
んな時期に胡錦濤を迎えたが、言うべき事は言っている、という印象を
持っただろう。参加された皆さん、ありがとうございました。

■参考■
1. 産経新聞、H20.05.0「胡主席と歴代4首相の朝食会一変 『チベット
人権憂慮』 安倍氏発言に緊迫」、東京朝刊、5頁
2. 阿比留瑠比「『日中共同声明』はほとんど安倍内閣の遺産」
   http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/570929/
   
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眠る日本、狙う中国(最終回)
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           翻訳:平井 修一

2008年2月27日の米中経済安保調査委員会での「国家主権とアクセス制御
についての中国の見方」をテーマとした米国海軍軍事大学のピーターA.
ダットン准教授(中国海事研究所)の分析を引き続き翻訳する。

・・・・

中国の主権主張あるいは外国主権への抗議についてアメリカが影響を与
える最も重要な方法は何か? 影響を与える最も成功しそうな手段は何
か?

将来的に、主権を拡張・強化するための中国の武力行使に関して、中国
軍の意思決定に対する米国の影響力を強化する4つの提案を述べます。

第一:すべてのレベルで人民解放軍と交流する。

直接的、個人的な関係づくりは、双方の誤解を防ぐのに役立ち、危機に
際して緊張を緩和します。新しい米国の海洋戦略は、国際的な任務・約
束への海軍の伝統的な関与を強調しており、戦争を防ぐ鍵となるものと
期待されます。

アメリカと中国との軍の接触に関する既存の法律および規制は早急に緩
和され、最終的に除かれなければなりません。

基本的に軍の接触は誤算を避けるのに有効で、相互信頼を安定させる基
礎をつくると期待できます。アメリカと中国の間の海に関わる共同任務
は、我々の沿岸警備隊との協力関係ですでに盛んになっています。この
成功は、より大きな任務と協力の基盤になります。

もう一つの方式も必要でしょう。具体的には、戦略的な対話において、
国際的なシステムのなかで共通利害者として中国がその利点と同様に
「メンバーとしての責任」を引き受けなければならないという明確な期
待を強調すべきです。

この点に関し、夏季オリンピックの国際舞台とそれに先立つ日々は、中
国に重要な機会を提供するかもしれません。

現代の国際的な政治的・経済的な秩序への中国の完全な統合は、中国を
大きく変えて発展をもたらしました。

しかし、国際的なシステムと利点を受け入れたのならば、中国がシステ
ムの不利な点を「例外主義で免れることができない」ことをアメリカは
明らかにしなければなりません。

これは中国のためばかりでなく、中国の影響を受けている国、特に中国
が主権と司法権について合法化しようとしている他のアジアの国々のた
めでもあります。これはひとつの関わり方、影響力の行使方法であり、
アメリカが取り得る方法はまだあると思います。

第二:活発な軍による監視と調査を続ける。

皮肉なことながら、中国の軍備増強に関する透明度の低さが、米中関係
で安定性を維持するのに必要な洞察を得るためアメリカが行なう情報収
集活動を活発化させることになっています。

例えば、中国が不快とする沖合でのEP-3による偵察もそのひとつです。
「軍事の透明度」の問題は何度も繰り返し中国に伝えられており、ゲイ
ツ長官の2007年11月の訪中でも話されました。

許容できる軍事バランスが対立への抑止力として役立つため、アメリカ
は東アジアで中国の軍事能力の範囲を理解するための情報収集活動を確
実に維持する必要があります。

第三:海上と上空の伝統的な自由航行、沿岸国と国際社会の間の権利の
歴史的均衡を保護する。

国際法によって近海と上空での軍の活動を実行するために、国際社会の
権利を侵食する中国の学者、官僚その他による試みを精力的に排除しな
ければなりません。

中国の海事法は中国の領海で、軍艦に広く認められてきたた無害通航権
を制限するとしています。そのうえ中国は、国連海洋法条約が200海里ま
ですべての調査権を沿岸国に付与していると誤った解釈をし、活発に非
武装、民間の米国調査船を圧迫しています。

米国のEP-3監視と調査飛行が中国の主権を侵害し国際法を犯すと主張し
て、排他的経済水域の上空域まで支配の範囲を広げようとする中国の試
みは、他国と協力しつつ排除されなければなりません。

さらに、アメリカは外交努力、国際フォーラムの正式な参加などに活発
に携わり、国際社会と沿岸国の自由の伝統的なバランスを阻害する試み
を排除しなければなりません。

第四:必要に応じて人民解放軍と対決する用意ができていること。

関係強化、情報収集、効果的主張だけでは武装対立を防ぐのには不十分
でしょう。ニンジンに加えて、戦闘において勝つというアメリカの軍事
能力は必要不可欠です。

アジアでのアメリカ海軍の強いプレゼンスは我々の国益を保護するため
の最高の手段であり、周辺国との地域安全保障で現在の挑戦を越えてい
く必要があります。

米軍と人民解放軍の関係はここ数年で注目に値するほど前進し、ハイレ
ベルの相互訪問、アカデミックな交換留学、海上共同訓練まで実施され
ました。将来はこれを基に、海上保安のためにアメリカと中国間の意味
ある協力関係を作るべきでしょう。

しかし、将来においても「強い第七艦隊」は、人民解放軍の冒険主義、
特に台湾海峡での対立の可能性に対する最も強力な抑止力です。衝突の
際に強い海軍は米国の行動の自由を保証しますが、同時に重要なことは
「強い海軍が対立の可能性を減少させる」ということなのです。(おわ
り)



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話 の 福 袋
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 ◎米大統領の娘ジェナさん、政治家の息子と結婚

[クロフォード(米テキサス州) 10日 ロイター] ブッシュ米大統
領の双子の娘ジェナさん(26)が10日、共和党バージニア州委員長を父
に持つヘンリー・ヘイガーさん(30)と当地にある大統領所有の牧場で
結婚式を挙げた。親族や友人など200人以上が出席した。

ホワイトハウスは、ジェナさんが今後ヘイガーさんの姓を名乗るのかど
うかや新婚旅行先についてはコメントを控えている。一部報道によると、
2人はボルティモアに居を構え、ジェナさんは教職を続ける予定で、ヘ
イガーさんは企業に勤務する。5月11日13時1分配信 ロイター
 

 ◎長良川鵜飼が幕開け 夏休みには「ファミリー船」も

岐阜市の長良川鵜飼(うかい)が11日、幕を開けた。かがり火の下、鵜
匠(うしょう)が鵜を操りアユを追う伝統漁法に、観覧船の観光客から
は歓声が上がった。

市によると、この夜、50隻の観覧船に約1200人が乗り込み、鵜飼いを楽
しんだ。 

今シーズンは、7月20日〜8月31日の夏休み期間に家族ごとに乗船して
だんらんを楽しんでもらう「ファミリー船」を始めるほか、6月26日に
は船上で落語を楽しむ催しもある。9月15日には月をめでる観月船を運
航する予定だ。 

岐阜県関市の小瀬鵜飼や愛知県犬山市と岐阜県各務原市の木曽川鵜飼も
この日始まった。いずれも10月15日まで。 
アサヒ・コム2008年05月12日00時00分
 

 ◎党候補の指名獲得に自信=オバマ陣営選対幹部−米大統領選

【ワシントン11日時事】米大統領選でヒラリー・クリントン上院議員と
民主党指名候補争いを続けているバラク・オバマ上院議員の選挙対策参
謀デービッド・アクセルロッド氏は11日、FOXテレビに出演し、「(指名
争いは)終わりつつある」と述べ、指名獲得に自信を見せた。 
5月12日11時0分配信 時事通信
 

 ◎中国四川省で大きな地震、バンコクでも揺れ感じる

[北京 12日 ロイター] 米地質調査所(USGS)が12日、ウェ
ブサイトで発表したところによると、中国内陸部の四川省で同日0682G
MT(日本時間午後3時28分)にマグニチュード7.5の地震が
発生した。USGSは当初マグニチュードを7.8と発表していた。

震源は同省の省都である成都の北西92キロ。

北京や上海、台湾、タイの首都バンコクでも揺れを感じた。

今のところ負傷者や被害は不明。

成都の会社員は「2─3分くらい継続的な揺れを感じた。社内のすべて
の人々が急いで階下に下りた。まだ若干の揺れを感じている」と語った。
 気象庁によると、この地震による日本への津波の影響はない 
5月12日16時33分配信 ロイター


 ◎オーストラリア人男性、襲ってきたサメの目突いて無事生還

[シドニー 12日 ロイター] オーストラリア南西部のビーチで1
1日、体長4メートルのホオジロザメに襲われた男性が、左足をかまれ
て大けがをしたものの、サメの目を突いて無事生還していたことが分かっ
た。

この男性ジェイソン・カルさん(37)は、12日付のオーストラリアン
紙に対し「最初はイルカだと思った」とコメント。「後ろに引っ張られ
たのは覚えている。手探りでサメのエラを見つけようとしたが、目を見
つけたので指で突いたら(カルさんを)離した」としている。

同国では昨年、12件のサメによる襲撃が報告されている。
 5月12日12時28分配信 ロイター



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反     響
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 1)拝啓
 
やはり危惧していたとおりのことが起きてしまいました。
 
天皇皇后両陛下がご訪問された日、中国国営テレビは、天皇皇后両陛下
が胡錦濤国家主席夫妻が宿泊するホテルを訪ね、別れのあいさつをされ
た模様をトップで報じていました。

また同様に、新華社通信は、天皇皇后両陛下が胡錦濤国家主席夫妻を
「わざわざ」訪ねたと報じておりました。
 
外交とは、「国益を守るため」のものだと理解しておりましたが、外務
省はそうした意味で、完全な失態を演じました。
 
「お見送り」を「単なる慣例」と手続き上何ら問題がないとするご意見、
拝見いたしましたが、大局的な外交という観点で見るとき、果たして意
味があるのだとうかと疑問に思います。
 
「政府も宮内庁も慣例に従ったまでのこと」というご意見は、現場の公
務員である外務省職員が言いそうな言い訳に聞こえます。
 
そもそもこの接遇には、不可解なことが少なからずありました。
 
まず、国賓が滞在する迎賓館が工事中だったということですが、当初3
月完成の工期が、6月末までと、不自然に長期延期がされたこと、そし
て、天皇陛下の国賓・胡国家主席への接遇は4月22日の閣議決定による
ものとのことですが、その閣議決定には「お見送り」までは入っていな
かったのではという疑問が提起されていること、等々。
 
それはさておき、外交における招待客の待遇は、当事国同士の関係性を
互いに示すだけでなく、国際社会に対して、当事国間の関係性を示す明
確なメッセージとなります。
 
国際儀礼での歓待序列では、天皇陛下は世界序列第一位です。(クライ
ン孝子氏がこのように論じられていました)

1994年、平成天皇陛下ご訪米の折、ホワイトタイ(男性は燕尾服、女性
はロングイブニング)での晩餐会が行われました。

過去2回、エリザベス女王訪米時(76、91年)に行ったブラックタイ
(男性はタキシード、女性はイブニング)で勲章着用というスタイルの
ディナーより、格式は上だったということです。
 
その米国では、一昨年の胡国家主席の訪米の際に、「国賓」扱いにする
かどうかで、中国政府とのあいだで「かけひき」があり、結局は、国賓
並みの厚遇をすることで胡主席の面子を立てはしましたが、最後まで
「国賓」にすることは譲らなかったという経緯がありました。
 
米国政府が、中国政府の再三の要求に対して折れずに「国賓」とはしな
かったのに対し、日本政府は、どれだけの交渉を重ねたのか、「国賓」
としただけではなく、序列第一位の陛下を結局は政治の道具として貶め、
国際社会に対して二重の意味で、誤ったメッセージを発っしてしまった
訳です。
 
日本国政府、外務省、宮内庁は、天皇家の名を汚し、その地位を貶め、
ひいては日本の国際的地位の地盤沈下を招きかねない誤りを犯しました。
 
「お見送り」をいち早く抗議した方達は、このことを指摘されていたの
だと思います。
 
渡部昇一氏も「天安門事件後、国際的に孤立した中国は、日本に働きか
け、天皇陛下の訪中を実現し、それによって孤立から脱却した。これは、
当時の中国外相が回想録の中で自慢している事実である。」と、今回の
訪日での天皇陛下、皇室への接近、政治利用を危惧され、「皇太子殿下
の開会式ご出席は、絶対に実現させてはならない」という主旨を、ニュ
ースレターにて発言されています。
 
更に、デヴィ夫人は、天皇陛下が民間施設にお出向きになられることを
知り、瞬時にこれが何を意味するかを理解し、即座に宮内庁などへの抗
議の意をマスコミに発信されたといいます。

外交や国際儀礼を実際に長年経験し熟知している夫人だからこそ、成し
えたことだと思います。ですので、貴兄のデヴィ夫人への批判も適切で
はないと思います。
 
      敬具
 
                   櫻井美子

主宰者より:お気持ちはよく分かりますが、国賓=歓迎行事、お見送りは
セットになっている。あの場合、お見送りを突然取りやめたら賓客に対
して礼を失する事になり、わが国の体面を傷つける事になる。

国家元首を国賓とするか否かは二国関係の状態を反映するものである以
上、アメリカと日本の対応が違う事はありうる。福田叩頭内閣だから二
つ返事で国賓としたはずである。
 
デヴィ夫人の反応についてはコメントを避けますが、櫻井さんには同意
できません。日本政府の外国賓客接遇の実際に優れている方とは理解し
ておりません。

マスコミの反応は民主主義国と全体主義国家を同一に論ずる事がおかし
い。中国ではマスコミは政府の手先。だからと言ってお見送りを突然中
止する事はできなかった。代るべき便法も無かった。

結論として今回、胡錦濤氏を招いた福田叩頭内閣は国民の評価をさらに
下げた。主宰者のかねての主張は福田氏を総理にすべきではなく、胡来
日反対だった。しかし接遇に手抜かりは無かったということです。昔、
外務省で大臣秘書官を3内閣に亘って務めた経験に基づいての判断です。


 2)渡部さま 前略 「外務省の海外要人接遇」拝読しました。 上記
につき、渡部様記述のとおりとして、何故この時期に赤坂迎賓館の改装
工事を行ったのでしょうか? 胡錦濤の来日も迎賓館の改修も相当以前
から判っていたはず。常識的には両者がぶつからないよう調整するでし
ょう。 この辺の事情を解明していただければ幸いです。草々 赤井


主宰者より:体験から考えると「調整」はしなかったと思います。外交
日程は常に流動していますから、それと歩調を合わせていたのでは改装
工事は出来ません。したがって国賓や公賓があった場合は初めから代替
策を考える事にしていたのだと思います。


 3)再考「江原啓之をタブーにするな」

私は全く信用していません。大事なポイントに差し掛かった途端、急に
早口になると言う特徴があります。よく似たパターンの語り口の人物を61
年の人生で数多く見てまいりました。

本当に真実を語る人は、肝心なところで相手が考え直す余裕を与えない
ような早口では語らないものです。

ゆっくり話したって、それが真実ならば「ぼ ろ」なんか出ません。
「オーラの泉」・・・なんでこんな番組がはやるのか、私には到底理解
できません。

新潟(中越)地震のあと、以前「オーラの泉」でこんな(↓)話が。(以下
###はTVから)

###新潟市内に住むFさん(中年の女性)は普段はパーマ屋さんをやっ
ているそうです。そのFさんは営業の一方、ボランティア活動に大変熱
心な方で、困った人々が居られると直ぐに飛んで行き、救助活動に励む
いまどき本当にご立派な方だそうです。

そのFさん、店の従業員から「ボランティア活動にあまりにも熱心すぎ
て、店はほったらかし、営業にも支障が出てくるほど、もちろん今回の
中越地震の際にも、あまりにも本業をないがしろにしているので何とか
説得してもらえないだろうか」と言う相談の手紙がTV局に寄せられま
した。(ナレーションとともに、ガラーンとした店内が映し出される)
###

TVではFさんが被災者(と思われる)の子供たちと再会し、喜び合うと
ともに、江原の説得の結果、Fさんは涙ながらに最後は心を入れ替える
(と思われる)映像で終了する、と言うものでした。

しかし、その後、そのFさんご本人からBPO(放送倫理・番組向上機
構)へ次のようなお手紙が届きました。

「先般、『オーラの泉』と言う番組で、私のボランティア活動に関する
内容が放映されました。しかし、私にとってあの内容は全く心外なもの
であり、ここに訴えるものです。

たしかに私はボランティア婆さんと揶揄されるほど、慈善活動に熱心な
ものですが、店の営業に悪影響を与えた覚えはありません。従業員から
もそのような苦情は聞いていません。

番組の中で、再会した子供たちとはたしかに喜び合い、懐かしさのあま
り涙したものですが、その涙の映像が江原氏の説得の後にくっつけられ、
あたかも私が心を入れ替えて泣くかのような映像に仕上がっていたので
す。

客が居ないガラーンとした店内の映像も、撮影の瞬間だけ、客を画面の
外に出して撮影した恣意的なものです。従業員も苦情の手紙などTV局
に送っては居らず、全くもってTV局の自作自演としか思えません。

私はボランティア婆さんと揶揄されてもなんとも思いませんが、あのT
V局のやり方にはなんとも我慢が出来ないのです。どうかBPO様、ご
検討のほどをお願いいたします」

上記は大勢の市民の前で行われた、BPO委員である立花 隆氏と市川
森一氏のお二人によるメディアリテラシーに関するパネルディスカッシ
ョンの最中に「現在事実関係を調査中ですが」、と前置きして飛び出し
たお話です。

パネラーのお二人は、「まぁ、TVではよくある話ですが、今回のは少
し度が過ぎており、ご本人からの申し出もあり、このまま見過ごすわけ
には行かないのだが・・・」と、少し歯切れが悪かったのが気になると
ころです。(長崎県民)


 4)1183号 渡辺様
<内田一ノ輔様 渡辺と申します。以前中国兵士多数にチベットの僧服を
配っている写真を見ましたが、僧服に着替えた兵士は何をしたのでしょ
うか。・・・> 

私も、その様子と思しき写真をみました。しかし、チベットでの騒動と
関係した物と断定もできませんし。そうなのかもしれません。まあ、正
体不明の写真という事になります。

この写真を無理やり、チベット暴動に結びつければ、南京にある反日博
物館の捏造写真と同じになってしまいます。
 
それに、写真に写っている兵士は普通の兵士のようです。彼らでは、チ
ベット人の扇動工作は出来ないのでは。

軍の作戦だとすると、あのように大胆に、無防備に写真を撮らせるよう
な中共ではないはずです。
 
しかし、テレビの映像で、僧服を着た人がシャッターに飛びけりをして
いる様子を観ましたが、とてもチベット僧のやる行為とは思えません。
 
想像できるのは、訓練された数人の中共の工作員が、密かに僧服に着替
え、「中国テレビクルーの待ち構えている所」で、チベット民を扇動し
て騒ぎを大きくし、あのような映像を演出する。そして、いつの間にか
消えていなくなる。

それを観た漢人の若者達の愛国心を沸き立たせる。
 
海外からは批判を受ける事になるが、中国はそれにも勝る各地での暴動
問題を抱えている。

それらがオリンピックの時に起きるのは最悪のシナリオだ。

そうなる前に、危険分子を排除すると感がえるのが自然であり、そのた
めには、大々的に取り締まる口実が必要となる。

漢人ではないチベットを標的とすれば、全てに都合が良い。
 
これは私の想像であり、証拠がない話です。

今後も、チベット人の人権問題として、取り上げるしかないのでしょう。
 内田一ノ輔


 5)産経新聞の「談話室」で「悩ましい病気見舞い」が論じられてい
る。私は賛否両論があって良いだろうと考えている。

06〜07年に4回も入院してしまった経験から一言。私はその是非か当否よ
りも、病気の性質や病状を考えるのが先決であると言いたい。

来ていただくことの有難さは、入院してみて初めて解る。特に06年01
月は思ってもいなかった心筋梗塞で、その発症後2〜3日以内に来ていた
だけた方々にはただただ感謝あるのみだった。有り難かった。

だが、その中のお一人が「苦しそうな状況にあったにも拘わらず、患者
当人が懸命に病状を説明しようとする様子が痛々しくて長居できなかっ
た」と後で感想を聞かせてくれた。聞いていただきたいとは思うものだ。

これは日数が絶って初めて解ったことだが「相手変われど主変わらず」
で、何回も同じ話を繰り返すのがやや苦痛になってくるのだ。その点か
らすれば、思い半ばするところである。

だが、確かに長期入院となれば退屈かも知れないが、日に何回も繰り返
される検温、血圧測定、ヴァイタルの測定、色々な検査、回診、看護師
さんたちの見回り、食事等々があって、意外なほど多忙?なのである。

それに、これは当人の性格にもよるが、お見舞いを頂戴した方に対して
非礼にならぬように、ノートを取り寄せて日時とお名前等の詳細を記録
しておくこととした。

こう書いてくると、如何にも「行かないことが良い気配り」のように聞
こえかねない。しかし、決してそんなことはない。お見舞いいただいた
ことがどれほど有難く嬉しいかは、経験してみて初めて十分に解った。
患者当人も外の話を聞きたいことも、誰かと話し込みたいことだってあ
る。

行くべきであるとか、行かない方が良いなどと一般論的に決め付けるこ
とではあるまい。ご当人と患者の関係等から考えてお決めになったらど
うだろう。譬え1分でもわざわざ来て下さった有り難みは患者だけにしか
解らないのだ。以上 前田正晶 


 6)日本国民よ、わが道を行け。仮令何があろうとも隣国に翻弄され
てなならぬ。

このところ、愛国心に目覚めた日本人の考え方が大きく変化していると
感じる。

日本の若者が、隣国・中国のこれまでの強硬姿勢に対して、明確な拒絶
反応を示す様になった。

その姿勢が顕著になったのは、いみじくもチベット自治区に於ける寺院
・僧侶たちのデモに対する中国当局の弾圧姿勢が世界に報道された事か
らである。

それが、却って世界中の耳目を集める結果となり、中国に対する欧米諸
国の中国観、日本の若者の中国観を遅ればせながら大きく一変させた。

 一連の聖火リレーは、中国政府の目算を大きく狂わせる逆風となる結果
を招き、この流れが、江沢民時代から長く続いた強圧的な対日関係に変
化をもたらし、現在は言葉だけの表現に留まっているとしても、中国の
姿勢を大きく軟化させた事は間違いない。

もちろん始まったばかりの事であり、相手を誘い込んで罠に嵌めるのは
漢民族・中国の常套手段であり、決して、気を許してはならないことは
言うまでもないが、一つの曙光である事は間違いない。

朝日の亡国番組で、田中某が「北京オリンピックは日本が最大限の協力
をして、成功に導かねばならない」と言う趣旨の発言をしていた。拉致
被害者の日本人を北に売り渡そうとした輩に国論を吐いて欲しくない。

現中国政府は、国内に時限爆弾の様な不満分子を抱え、不満の捌け口を
国外に向けさせねばならない切迫した国情を抱えている。内乱を阻止す
るためには、世界の非難も完全無視の姿勢を貫かねばならないのだろう
と推量する。

ひとたび動乱が起きれば、それを沈静化させることがいかに難しいか、
そして、その機を逸すれば、鎮圧する事が不可能となることを、政府首
脳が百も承知しているからである。

それは、89年の「天安門事件」で実証済みだからである。時の政府は悪
夢を見せ付けられたことを忘れていない。「天安門事件」の再来は御免
だと骨身にしみているからである。

それゆえに、欧米各国が、如何に非難を嵐を浴びせようとも、或いは、
オリンピックをボイコットしたとも、中国政府が動じる事も、国の姿勢
を変える事もないだろう。

寧ろ、その事を逆手にとって国民意識を一糸乱れぬ愛国歩調に一変させ
てしまうだろう。それは、中国の国内動乱を世界規模の動乱に一変させ
る危険性を孕んでいると見なければならない。

中国の指導者ほど、民衆の意識操作を巧みに操る術を知り尽くした国はな
い。仮に、中国が旧ドイツ帝国のヒトラー政権の様になったら、人口だ
けで考えても、十数倍の規模で押し寄せる事になる。既に世界中にその
尖兵が潜んでいる。

内乱は、中国以外の国で起きる事になる。そうなれば、米国もロシアも
中国と対等に戦える敵ではあり得ない。世界はそうなる事を恐れている。

無論、中国の政府首脳も、そうなるであろう事を充分に予知しているの
ではないだろうか。だからこそ、正しく馬耳東風で、強気の姿勢を貫い
ているのではないか。

中国の政府首脳は、潜在する不満分子の捌け口を国内に向けさせない指
導力が外交手腕と考え、常に、国内を意識して十年周期の政治バイオリ
ズムで外交を行っている。世界を相手にその外交術を巧みに操っている。

売国奴の横行する日本は、指先で操られている。日本の政治家は揉み手
外交で媚び諂うことなく、貪欲に中国首脳の政治能力を学び取るべきで
ある。日本の政治家の、庶民レべルの学識能力では、(暴)漢民族の中
国には勝てない。黒猫蟻



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


東京に早くも台風2号が13日に来るようだ。雨の日の散歩は苦手。そこ
でアパートの階段20階を昇降したら、腿が突っ張っていけない。13日はど
うしようか。

平井様,長尺ものの翻訳、ご苦労さまでした。ありがとうございました。
全読者に成り代わり御礼を申し上げます。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。読者:3463人。




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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
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