政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針 1158号  08・04・18(金)

2008/04/18

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1158号
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         平成20(2008)年4月18日(金)



                 大阪府知事「四面楚歌」:毛馬一三

                               自由と民主は中共の鬼門:平井修一

                               宮崎正弘のチベット紀行:宮崎正弘

                           クローズアップ現代の誤認識:前田正晶

                                  苺は聖母マリア象徴:渡部亮次郎

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1158号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
                :      御意見・御感想は
                  chomon_ryojiro@yahoo.co.jp

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大阪府知事「四面楚歌」
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          毛馬 一三

大阪府の橋下知事は、想定外の初体験だったに違いない。17日、満面の
笑みを湛えて府庁内会議室に入ってきた知事は、異様な雰囲気に圧倒さ
れたのか、一瞬のうちに表情を強張らせた。

それもその筈1100億円の歳出削減試案の発表を受けて、怒りをブッケた
い41市町村の市町村長本人たちが、橋下徹知事を待ち受けていたのだ。
協議は冒頭から大荒れ、市町村長から猛烈な批判や罵声が飛びだすなど、
会合は修羅場の様相となった。

初協議は、まず橋下知事が叩頭、市町村への補助金を45億円削減する
ことなどを盛り込んだ直参改革プロジェクトPTが作った試案について、
「修正の余地が全くないわけではないが、これくらいの目標を設定せざ
るを得ないと改革はできない。市町村にも少し我慢してもらって大阪府
全体の財政再建を果たしていきたい」と協力を呼びかけた。

ところが知事が着席する間もなく、市町村長からいきなり「無責任なP
T案は白紙に戻せ」「血も涙も無い」などの罵声が飛び出して、知事の
唖然とした様子がひと際目立った。批判はよどみなく続く。

i)医療費の打ち切り案では、患者の負担増は増大。負担を引き上げる
ならその幅を示せ

i)府庁内部で阿修羅のごとく血を流す改革がなければ、府民に痛みは
押し付けられない

i)試案通り実施されたら大阪の道路は穴だらけ、学校もぼろぼろにな
る。あまりにも現実離れした案で、府政の方向を間違える

i)積み上げてきたものを急にやめるというのでは、双方の信頼関係は
崩壊する

i)当初予算を執行中に、削減しろとは明らかな行政のルール違反。一
切協力できない

助言する府職員も知事に近寄れる雰囲気ではなく、知事はまさに「四面
楚歌」。

「政治経験が長い私たちの声にもしっかり耳を貸して欲しい」とのたし
なめにわれに返えった知事は、1時間にわたる批判の嵐に立ち向かうよう
に立ち上がり一転して強気の釈明。「府民に我慢を御願いするのも政治
家の使命」と持論を訴えると、感極まったのか落涙。

最後に、「福祉を切る場合もあり、削減案を白紙に戻すことはない」と、
知事は当初の話と違い、自信ありげに締めくくった。

その落涙と強気の発言が交錯する知事の姿を見た首長たちは、一様に白
け顔。「泣いた知事が善玉で、攻めた首長が悪者か!まるで吉本興業と
おなじやな」「泣きたいのは市町村の方。泣いたら話が続けられない」
と呆れた顔を返す様子が目立った。

市町村長と橋下知事との対決は今後も簡単に収まるとは思えない。知事
は市町村への補助金は45億円削減だから、府下全体としてはさしたる
ものではと踏んでいるようだが、この認識の違いが大きな紛争の火種に
なることは避けられそうに無い。

補助金に依存して財政運営をしている市町村にとって、補助金は生きる
か死ぬかの問題。まして施設補助や医療補助まで切られたのでは、「夕
張の二の舞」にならないとは言い切れない。日々の住民生活に直結して
いるからだ。

PT職員は「府に合わせて歳出を見直せば、市町村も減らせる筈」とた
かを括っているが、「府が止めるからといって、そうですかと従えるも
のではない」と府下市町の危機に無理解な若い知事に怒りをブッつける
首長は多い。

財政削減の戦いは、17日から始まったばかりだが、今のままでは橋下知
事が「四面楚歌」から抜け出せそうには中々なさそうだ。(了)   
   08.04.17



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自由と民主は中共の鬼門
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          平井 修一

産経新聞の中国特派員、福島香織さんのブログがすこぶるエキサイティ
ングだ。少々長いが一部引用させていただくと、

<中国で突如燃え上がった「アンチCNN」世論、これに対して南方都
市報論説委員の長平氏が4月3日に同紙に発表した「報道統制」に関す
る呼びかけの論評、それを受けての「長平は売国奴!」といった反論な
ど、最近の一連の偏向報道と報道統制を巡るネット上の議論は、私のよ
うな!)偏向報道記者!)にはいろいろ深く考えさせられることがあったの
だ。

偏向報道・虚偽報道VS報道統制 どっちが罪深い?

答え:報道統制

なぜなら、偏向報道・虚偽報道は自由な世論に叩かれていくうちに修正
されるから。・・・

欧米メディア批判に終始するのではなく、国内の報道統制の問題にも目
を向けてほしい、という呼びかけである。もっとも、報道統制批判の矛
先の相手は国家権力であり、独裁国家で一般庶民はそんなこと恐ろしく
てできないのだから、無茶いうなよ、という感じではある。>

小生が思うに、中共が自由な報道やら言論の自由を認めれば、中共はあっ
という間に消滅するだろう。自由と民主主義を封印しているからこその
国家体制であり、毛沢東は自由と民主主義の危険性を十分に知っていた。
毛沢東語録にはこう書かれている。

★毛沢東曰く「共産党は批判を恐れない。なぜなら真理は我々の側にあ
るからだ」。

注)中共は絶対に正しい、批判するやつが悪いの意。中共は神聖にして
侵すべからず。 

★毛沢東曰く「すべての人々が、我々共産党員に批判や意見を出すのを
恐れないよう希望する。八つ裂きにされようとも、あえて皇帝を馬から
引き摺り下ろす、という精神をもたなければならない」

注)中共への批判は勇気をもってしろと煽り、批判者をあぶりだし、八
つ裂きにするの意。百家争鳴させて、中共批判者を皆殺しにするのは常
套手段。

★毛沢東曰く「極端な民主化、規律を破壊する自由放任主義に走らせて
はいけない。理論の上で極端な民主化の根を取り除く。まず第一に、極
端な民主化の危険は、党の組織を傷つけ、さらにはそれを完全に破壊し、
党の戦闘力を弱め、さらにはそれを完全に壊滅させて、革命の失敗を招
く。

その次には、極端な民主化の根源が小ブルジョワジーの自由放漫性にあ
る点を指摘しなければならない。このような自由放漫性が党内に持ち込
まれると、政治上、組織上での極端な民主化の思想になる。このような
思想はプロレタリアートの闘争任務と根本的に相容れないものである」

注)中共の方針に追随し、追従するのは大いに結構だが、中共に反対す
る自由や民主化は絶対に認めない。89年6月4日の天安門事件や今年3月の
チベット騒乱のように、断固として踏み潰すの意。

福島氏は最後にこう嘆いている。

<一般市民はもちろん、普通の記者だって恐ろしくてなかなかできない、
中国の報道統制批判を、「偏向報道は世論にたたかれることで修正でき
るが、国家権力による報道統制はどうしようもない」という言い方でず
ばっとやってしまった長平氏は、目下、外部からの取材はうけつけず、
本人のブログもアクセスできず、相当の圧力を受けている様子。

くVOAから賞もおくられたのに、それについての書き込みも軒並み削
除だ。最後は国家権力による報道統制で、こういった活発な議論が封殺
されてしまうのかと、と思うと非常に残念である。>

ネットが蟻の一穴になることを神に祈るばかりだ。



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宮崎正弘のチベット紀行
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年)4月17日(木曜日)弐
        通巻第2161号  臨時増刊増大号
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 ▲ダライラマ法王の肖像が消えていた

宿願だったチベットへ行ったのは2003年夏の終わりだった。

四川省の成都で乗り換えた。 チベット各地を歩いて改めての発見は、ダ
ライ・ラマ猊下の写真、肖像の掲示が皆無になっていた事実だ。

北京はこうもえげつない行為を平気でやってのける図太さがある。中華
思想の病理、愛国攘夷の典型的歪み。

それにしてもなんと恐るべき歴史改竄作業であろうか。

由緒あるラマ教の寺、寺、寺で「偽パンチェン・ラマ正当化」のキャン
ペーンが、静かに巧妙に開始されていた。

四川省の成都に一泊し、翌早朝の飛行機でラサへ向かった。折から凄ま
じい豪雨で出発が遅れ、待たされた満員のロビーで奇妙な光景をみた。

なんとラサへ向かう人民解放軍の兵士で待合室がごったがえしているの
だ。待機していた兵隊はおよそ300。皆、一様に若く、ニキビが多い。寝
袋を背にして水筒を提げている。どれもこれもまだあどけない顔をして
いる。「もしやラサへ?」と尋ねると、そうだという。
(この少年らが、命じられればチベット人へ鉄砲を向けるのか?)

チベット駐留部隊の交替が民間の飛行機での輸送でも行われている現実
は新鮮な驚きである。たとえ軍人割引料金があるとは言っても、随分と
人民解放軍は財政的にも裕福になったものである。

若い漢族の兵士らは給食だけでは足りないのか、さかんにビスケットな
どの買い食いをしている。小遣い銭があるわけだ。 

結局、40分遅れで搭乗となったエアバスは340人の定員。民間人は私を含
めて10人程度、残り330人が兵隊とあいなった。
(まるで兵員輸送機だ) 

ラサへの飛行時間は2時間、雲海から下界が見えたかと思うや、4千メー
トル級の山間の急な稜線をすれすれに機は下降した。

乱暴なランディングで着陸時には椅子が飛び上がるかと思うほど激しい
衝撃。中国で初めての体験だった。ともかく無事ラサ空港へ着陸した。

機外へでると風がひんやりとしてい、肌がひやっと寒い。高度は富士山
山頂に等しい。 

その直後に西安から着いたエアバス同型機からは中国国内からの観光団
が、どっさりと降り立ち、飛行場ではやくもピーチク・パークチと携帯
電話相手に怒鳴りあっている。何とも喧しい風景である。

中国人ツアー客らは写真も自由に撮影している。

近年、中国経済の猛烈な成長とともに中国人自身が国内名勝を旅行する。
ラサは国内観光地としてもの凄い人気があり、北京、上海、西安、成都
などからの飛行機は満杯。値引きは一切ない。ちなみに成都ーーラサ間
の飛行機運賃は邦貨換算4万円(往復)だった。 

外国人のチベットへの入境は現在団体ヴィザでしか認められていない。

従って成都にある旅行社が5人ずつ編制しなおし、即席パックツアーに
仕上げて、当局から許可を貰う。

もう1つの方法は青海省のゴルムトで許可を貰い、バスで入る手段、し
かしバスだけで4日もかかりバックパッカー以外、このルートからチベッ
トへ入る外国人は居ない。

ラサの飛行場からの凸凹道は、いまやアスファルトに替わり、ランドク
ルーザーで一時間半でラサ市内へ着く。

もう1本のハイウェイを建設中で、隧道工事を付帯するがいまのところ
2005年完成という。

私を乗せたランドクルーザーは、100キロのスピードで河べりの道をぶっ
飛ばした。

しかしラサ川(キチュ河ともいう)は所々氾濫し、褐色の水が道路を冠
水させている。土砂崩れが多くて所々で土石を排除するブルドーザが作
業をしていた。渋滞箇所が多く、2時間近くかかってようやくラサ市内
に入った。

途中でみた郊外の風景は荒涼としてうら寂しく、人の通りがいやに少ない。
10年ほど前までは、このあたりでも風葬が見られたという。 

ブルドーザやショベルカーのリース店は開発ブームだと言うのに閑古鳥
が鳴いており、店の看板は文盲の人が多いせいか絵解きだ。それに小さ
く中国語、チベット語が併記されている。

酸素が薄いので、2時間のドライブだけで早くも疲労がでて、ぐったり。
酒は飲まない方が無難と助言される。

投宿したラサホテルは数年前まで「ホリディ・イン」と資本提携してい
た老舗、いまはチベット資本だという。ロビィに隣接する売店には簡易
用の酸素ボンベまで売られている。このホテル、1泊2万円もする。な
るほど、チベット旅行は高くつくわけだ。

部屋にもボンベ取り付け装置が付いている。高山病にかかる観光客がよ
ほど多いのだろう。   


▲毛沢東がダライラマを陪席させる曼陀羅に驚く

昼飯のあと、2時間ほど休憩してから、まずはダライラマの離宮へ行っ
た。

すこしベットで横になれたので高山の薄い空気に馴れた錯覚がある。

法王の離宮は「ノルブリンカ」と称せられるが、一部しか公開されてい
ない所為で印象としては小体な王宮群の集まった公園のよう。軽井沢の
簡素な仏教寺院といった感じである。

初っぱなから驚かされたのはダライラマ猊下に対する、あまりの不当な
扱いである。

嘗て猊下の謁見された応接間に、ピカピカの曼陀羅が壁画になっていた
が、そのチベット歴史の絵物語の最終場面が、なんと、なんと。毛沢東
が右にダライラマ猊下、左にパンチェンラマを従えて、陪席させるかた
ちをとり、さらにその周りが周恩来と劉少奇という構造なのだ

完全に暴君がチベットを支配し、聖人と従えて統治している絵図ではな
いか。 

この衝撃はラサ市内の殆どの寺をめぐっても同じだった。

ポタラ宮殿は壮麗で神々しい。写真でイメージしてきた観光地点として
の印象より遙かに壮大かつ狷介孤高として聳え立っている。

外国人観光客は正面玄関からではなく後方の門からクルマごと後宮の丘
を登り、いきなり裏口から入るシステムになっている。入場料、なんと
70元! 

バター脂の臭いが充満しており、宮殿内に一歩足を踏み込むと暗がりだ
が、立錐の余地のないほど外人観光客でぎっしりなのだ。

朝一番で入場したはずなのに、この数百数千の外国人は一体どこから湧
いてきたのか、と訝る。 

なかには韓国人、台湾人の団体も目立つ(余談ながらこれら両国の物見
高い団体ツアーは、中国の奥地の何処へ行っても出くわす。言葉と仕草
で直ぐに分かるが、最近の日本人ツアーは実におとなしく、行儀が良い)

宮殿の中では英語、韓国語、フランス語、ドイツ語、そして日本語が飛
び交うが、ここに中国語のガイドの大声が被(かぶ)さる。

いまや中国国内の観光団がイナゴの大群となってラサに押し寄せ、彼ら
の夥しさと喧しさは形容しがたい。土産の買い方も乱暴で、しかも大量
に買う。台湾も韓国も真っ青で、まさに「中国的」風景である。

こうして漢族の観光団体は、傍若無人にお喋りをつづけ、巡礼にきてい
るチベット族を押しのける。

さてポタラ宮には千の部屋があると言うが、どこにもダライラマの写真
がない。私はどの部屋でも目を凝らして探したが、何処にもないのだ。

外国の大使館に天皇陛下の写真がないような転倒した風景である。

所々に先年亡くなったパンチェン・ラマ10世の写真のみが、さりげなく
飾られている。97年頃からダライラマの写真、肖像は一切禁止命令が出
たからだという。 

ジョガン(大昭寺)を中心に旧市街はチベット人居住区となっている。

ポタラ宮以南の新開区は高層ビルやデパートが並び、漢族の居住区で、
両区域を結ぶ幹線は「北京東路」と名付けられている(チベット民衆が
何と呼んでいるか、知らない)。 

南北を走る道路は「娘熱路」、ガイドにハンサムな男でも居たからか?
と命名の由来を尋ねるとチベット語の音に漢字を当てただけ、と言う。  


▲胡錦濤総書記は弾圧の張本人  一体、誰がチベットの歴史を改竄して
いるのか?

総書記になった胡錦濤は安徽省の生まれで、清華大学卒業組のエリート
である。

胡は革命元勲から第4世代に属し、悪く言えば「顔のない、薄っぺらな
印象」しか残らない。胡錦濤は1988年当時、チベット書記(つまりチベッ
トで最高ポスト)だった。おりから勃発したチベット暴動を武力弾圧し
た張本人である。

 チベットの聖都「ラサ」はチベット語で「神の地」という意味である。
この「聖域」を中国は軍事力を投入して踏みにじった。

革命後、中国がチベットになした悪の業績は、血生臭い惨事、極悪非道
という以外、言葉がでてこないほどの凄まじき殺戮、弾圧、宗教破壊だっ
た。 

1959年、いたたまれなくなったダライ・ラマはインドへ亡命し、臨時政
府を樹立した。

中国は居残ったパンチョン・ラマに対抗心を煽り、北京に都合のいいよ
うに政治利用し、なんとしてもダライ・ラマ14世の精神的影響力を排除
しようと躍起になった。

1987年から、ラサに暴動が断続的に起こり、89年には戒厳令が敷かれた。

世界の人権活動家、民主活動家が立ち上がり、北京に抗議したが、日本
政府はこの列に加わらなかった。ハリウッドでは「セブンイヤーズ・イ
ン・チベット」や「クンダン」などを映画が作られ、フィルムを通じて
世界の世論に訴えた。

北京の猛烈な妨害工作にかかわらずダライ・ラマ14世にはノーベル平和
賞が贈られた。

チベットのしきたりではダライ・ラマの後継者はパンチョン・ラマ(阿
弥陀仏の化身)が指名し、パンチョン・ラマの後継はダライ・ラマが指
名する。

しかし歴史的にみても屡々対立が起きる。

パンチョン・ラマ10世が本拠地のシガツェにあるタシルンポ寺で急死し
たのは、胡錦濤と会見した6日後。いまも暗殺説が根強く胡との関連を
云々するチベット人がいる。

ダライラマは霊童ニマ少年を「パンチョンラマ11世」と認定した。とこ
ろが北京は95年2月に突如、このニマ少年を拉致し、一方的にノルブ少
年を後継者と指名した。

ノルブ少年は2002年7月5日に13歳の儀式を中国政府公認で行い、「江
沢民主席の教えに従い愛国の活き仏になります」と誓わされた。
 
チベット仏教第3位の高僧カルマパ13世は00年1月にインドへ亡命し、
ダライラマ政府に身を寄せた。カルマパは中国が指名した経緯があるが、
仏教の教えにそむく中国の「愛国虚言」には乗せられなかった。


▲経済的にチベット「援助」の実態は資源の搾取

2001年7月17日、胡錦涛国家副主席が率いる中国中央政府代表団がラサ
を訪問した。

これは1951年の「チベットの平和解放に関する協定」締結から50周年に
当たるので、その「祝賀」行事に参加したものだ(「侵略支配」を「平
和」と言い換える中国の図々しさ!)。
 
胡はチベット書記時代にラサ暴動を軍を出動させて鎮圧し、多くのチベッ
ト青年を拷問の末獄中死させた張本人だが、それ故に北京中央の「覚え」
めでたく、異例の出世と遂げた。 

01年6月下旬に北京で開かれた第4回チベット工作会議で「チベットを
現代化建設の前列に進ませる」方針が決まった。

あまりに開発の遅れたチベットを放置すればするほどに人心の荒廃が進
むとの懼れからである。

中央政府は新たに312億元(約4500億円)をチベットに投資するとした。
青海ー西蔵鉄道をはじめ、ゴルムトーーラサ間に鉄道を敷設(これだけ
で3億3000万元の予算)するなど合計117のプロジェクトを進めている。
 
これは「チベット住民の生活向上」が目的とされるが、実際には工事の
ために夥しく入植する漢族、とくに独身の中国人達へのアパート建設な
どに投じられており、羊、やくの毛皮なども漢族の商売人が流通ルート
を独占している。

とはいうもののダライ・ラマ14世の影響力は依然として絶対的なもの
で、漢族のいう「平和」とは「チベット侵略と支配の恒久化」でしかな
い、と多くのチベット民衆は認識している。  

チベットの篤実な民が健忘症にかかり、北京に擦り寄って、長年の中国
共産党への怨念、その暴力支配への恨みを物質的な文明プロジェクトで
晴らすことが出来るなどと北京の考えることは、あまりに非精神的で、
即物的過ぎる。

ただしロシアに「タタールのくびき」があるように、嘗て吐番(チベッ
ト)は現在の雲南、四川、青海から内モンゴルにかけて支配し、元と組
んで漢族を挟み込み、西安を軍事陥落させた。漢族にはそのとき以来の
「吐番のくびき」が潜在的メンタリティに内在するのは事実であろう。

実際に内モンゴルから寧夏回族自治区、青海省を連続的に歩いてみると、
紛れもなくこれらは「チベット文化圏」である。

随所にラマ教寺院があり、黄みがかった茶色の僧衣をまとう若い僧らが、
そこかしこで経を読んでいる。 

参詣客は絶え間なく続き、信仰は完全に蘇っている様を読みとれるのだ。

かように漢族のチベット族への支配は表向きの融和、事実上は巧妙な民
族差別がある。  

たとえばレストランへ入る。といっても観光客の入れるような清潔な店
はラサ市内ですら、数えるほどしかない。

入り口は貧しい身なりのチベット人が楽器を弾いたり、土産を売りつけ
ようと必死でまとわりついてくる。ポタラ宮では少女に足を捕まれ、ずっ
とまとわりつかれて苦笑いをする観光客が何人もいる。

食堂の経営実態はと言えば、季節的な漢族の経営者が内地から一族郎党
をごっそりと引き連れて、観光シーズンだけの商売に来ている。

カフェも簡易旅館も、土産屋、民族舞踊館など、みなそうだ。

聞くと重慶、成都からの商売人が多く、食堂の味はチベット風味は少な
い。どれもこれこれもなんとなく四川風だ。麻婆豆腐、キャベツの肉入
り、小龍包、殆どがチベットらしからぬ辛さ。

もっとも土地の産物はじゃがいも、裸麦、菜の花くらいしかなく、野菜、
牛肉などは中国内地からの「輸入」に依拠している。スイカまでそうだ
という。


▲漢族vsチベット民族との心理的溝、職業的差別

土産屋も大概が漢族の経営で、季節労働者がワンサカ、内地から押し寄
せる。 

一方、チベット族の土産屋は国営なのか、売り子は客が入店してきても、
一瞥するだけでまったく売る気がなく、客をそっちのけで賭けトランプ
に興じている。

従業員同士がカネをかけている。

絵画、仏画(タンカ)、仏像、絨毯などチベットの名産はところ狭しと
並んでいる。絵はがきが隅っこに置かれている。いずれもなかなかの値
段で、高価なタンカが無造作に飾られている風景に出くわすと他人事な
がら万引きにあったらどうするのか、こちらが心配になる。

タクシーは9割方が漢族の運チャン、人力車は対照的に99%がチベット
族と見受けられた。要するに就労チャンスは圧倒的に漢族が有利なシス
テムが作動しているようだ。

米国人相手のレストランやカフェが多いのは、それだけ欧米の観光客、
それも長期滞在者が多いからで、アメリカ人女性が経営する名物料亭
「DUNYA」では、店の名をプリントしたTシャツまで売っている。
それも1枚68元! チベット人は手が出せない金額だ。 

ポタラ宮は写真でイメージしてきた印象より遙かに実物は高く、複雑な
宮内となっていて、やはり所々にパンチェンラマの写真のみ。休憩室に
は江沢民の揮毫がかかっている。屋上にきて写真を撮るのは外国人だけ
で、チベットの巡礼者らは黙って経文を唱え、階段の脇をすり抜けてゆ
く。

途中、立入禁止ゾーンから扉が突如開かれて、中から漢族の武警察が
ぬっと顔を出す。寺の所々は公安警察は悠然と、かつ公然と見張ってい
るのである。

郊外にあるセラ寺へも行ったが、この河口恵海が留学したことで有名な
名刹もパンチェンラマの写真だけだった。

ダライラマの瞑想した室が残るデプン寺はもっと郊外にあるが、台所に
巨大な圧力釜があって写真を撮る場合は入場料とは別に15元も要求され
る。観光ずれが甚だしいが、何処にもダライラマの肖像さえない。こう
して中国はチベットの正当な「歴史」を懸命に塗り替えた。 

(この紀行文は、2003年刊の拙著『いま中国はこうなっている』(徳間
書店)からの再録です。近く写真を十数葉加えてHPに再録します)。



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クローズアップ現代の誤認識
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           前田 正晶

先ほど(2008・4・14夜)終わったNHKの「クローズアップ現代」の内容は酷
かった。

慶応大学の先生を呼んできて「日本は古紙回収システムを有効活用せず、
昨年は余った古紙を全体の17%も中国に輸出した。(中国は原料不足のく
せに無定見に設備を拡張し、世界からパルプと古紙を買いまくって世界
の相場をつり上げた−が真相である)中国は日本からも良質な古紙を買っ
ていったので、古紙不足状態に陥り“配合率偽装”となった」とまで言
わせた。

誤解と誤認識である。言いがかりに近い。これは「日本の製紙会社は無
闇に森林を乱伐して禿山にして環境を破壊して、雨でも降れば洪水を起
こす原因をつくっている悪」と同程度の誤りである。

古紙は十分に回収して再生している。古紙偽装が起きたのはこの先生が
言われたことが原因ではない。

製紙会社が言うべき時に「古紙を多く配合すれば良い紙ができない」と
申告せず、得意先に言われるまま、注文を確保しようと安易に受注した
まま時が流れて、本当のことを言う機会を失っていただけである。この
ことは繰り返し言ってきた。だが、NHKにはこの声が届いていなかったよ
うだ。

我が国の古紙回収・再生システムは世界最高レベルであり、製紙の技術
も世界最高である。ただ惜しむらくは90年代初期に「古紙を沢山入れて
は良い紙ができない」との本当のことを言う勇気がなかったことが禍根
を残したのである。

環境破壊の悪人説も余りにも荒唐無稽で笑うしかないのだが、それを紙
パ業界が広報宣伝活動を十分に行って反論するべき時にしてこなかった
のが、矢張り誤解と誤認識を呼ぶとの禍根を残すことになった。

我が国は針葉樹不足の国で、その分を海外からのパルプ・チップ輸入で
補って、優れた繊維でもない国内の広葉樹を活用し良い紙を作ってきた。
そしてさらにそこに輸入原料を配合して製紙をしてきた。国内の木を乱
伐しているのではない。原木不足をパルプとチップの輸入で補ってきて
いた。

紙を節約すれば森林を保護できるというのも誤り。紙の消費を減らして
節約できるのは海外の樹木であるとしても過言ではあるまい。大手メー
カーは今や海外で積極的に植林して原料を確保している時代である。国
内の木を乱伐している話など聞いたこともない。

以前も言ったが、国産紙は年間3,120万!)でその72%を回収して再生して
いる。この何処が国内の古紙回収不十分かと言いたい。

もうこういう誤解と誤認識話はウンザリだ。世論をおかしな方向に誘導
するな。 以上



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苺は聖母マリア象徴
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        渡部亮次郎

苺を話題にするなんて、何を今更と言われそうだが、戦争中は苺は栽培
もされておらず、戦後も相当経ってから食べられるようになった、貴重
な果物だった。

私は食後、必ず果物を食べる習慣があり、春は苺とデコポンが安いので
助かる。戦争中、なぜ栽培されなかったかって?イモや豆を植えるのに
忙しかったのだ。

戦後、ビニールが農業に提供されて『温床』が「ハウス」になって野菜
や果物が通年栽培されるようになった。温床の時代に太陽光の採取と保
温に使われたのは「油紙」だったが高価すぎた。

程なくビニールが安価で普及し、苺もまた何処でもいつでも都会に出荷
されるようになった。余談だがビニールは水稲耕作にも役立ち、稲の苗
が肌寒い早春にハウスで育てることが可能になったので、東北の寒冷地
では作柄が大いに向上した。

ところで苺である。

栽培されたのは比較的新しく,14世紀に入ってフランスやベルギーで始
まった。その後北アメリカ原産の野生イチゴ F. virginiana Duch. と南
アメリカのチリの野生イチゴ F. chiloensis (L.) Duch. との交雑種か
ら出たアナナスサと呼ばれるものが18世紀中ごろオランダで作出され,
これが現在の栽培イチゴの素材になった。

1819年にはイギリスで最初の大果品種が作られ,イギリス,フランスを
中心にヨーロッパ各地に広まった。アメリカでも18世紀末ごろからヨー
ロッパで育成された品種の栽培が始まり,現在ヨーロッパと並んで大産
地を形成している。

日本へは江戸時代末期,オランダ人により伝えられたが普及するに至ら
なかった。明治になって数多くの品種がアメリカ,フランス,イギリス
から導入され,各地に土着して広まった。

品種〈福羽〉は1899年ごろ,福羽逸人がフランスから導入したゼネラル
シャンジーの実生から選抜育種したもので,1970年ごろまで促成栽培の
主要品種であった。

現在の主要品種は宝交早生,はるのか,ダナー,芳玉,麗紅などである。

作付様式として一度植えたら数年栽培する方式と毎年株をかえて栽培す
る1年方式がある。数年方式は寒冷地の加工用栽培に取り入れられ,一
般には1年方式が多い。

育苗はランナーにつく子苗を切り離して移植する。出荷時期はプラスチッ
クフィルムの利用,新品種の育成,技術開発によって盛夏の一時期を除
き,ほぼ周年出荷している。

おもな病気と害虫は萎黄病,灰色かび病,うどんこ病,ハダニ,メセン
チュウなどである。

日本での主産地は栃木県,福岡県など。石垣栽培は明治の末期ごろ,静
岡県久能山の南西傾斜を利用し,玉石を使って始めたのがおこりで,そ
の後栽培面積の増加によって作業に便利なコンクリート板が用いられた。

この方法は冬季低温時に太陽熱を十分取り入れた栽培で,寒い間は障子
やむしろをかけて保温した。その後神奈川県,愛知県でも石垣栽培が行
われたが,ビニルハウスの普及,労力不足から姿を消し,現在久能地方
にわずかに残っている。

イチゴは果実の中で最もビタミン Cの含有量が多く,生イチゴ100g中に
50〜100mg含む。糖分はおもにブドウ糖,果糖で4〜7%含み,有機酸はク
エン酸,リンゴ酸がおもなもので1〜4%含まれる。

果実の色素はアントシアン系のカリステフィンか品種によってはフラガ
リンである。生果としてはミルクや砂糖を加えて生食する。ショートケー
キの材料や,加工品としてジャム,ジュース,シロップ漬に利用する。

イチゴはキリスト教では〈正義〉をあらわす象徴として使われる。ヨー
ロッパには昔から,違った植物をいっしょに植えると互いに相手に影響
を与えあうという考え方があった。

その場合互いに相手にプラスになる場合もあるが,他を苦しめることの
方が多い。

ところでイチゴはイラクサのようないやな植物の下で育てられてもおい
しい実をならせることから,周囲の悪や不正に毒されずに自己を全うす
る正義の士にたとえられたのである。

イチゴはまた聖母マリアを象徴するが,これはゲルマンの母神フリッグ
が死んだ子どもたちにイチゴを食べさせて天国へ送ったという神話から
きたものである。この神話は赤い食べ物は死者のためのものだという古
い信仰からきたといえよう。出典:平凡社『世界大百科事典』 
2008・04・17



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話 の 福 袋
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 ◎ 「水都大阪」計画案、橋下知事が引っくり返す「効果ないと公金出
せぬ」

大阪府と大阪市、経済団体が連携して行う一大イベント「水都大阪2009」
の実行委員会が16日開かれ、実施計画案など3議案を審議したが、橋下
徹知事が「イベント後に何が残るのか具体的にみえない。効果がないと
公金は出せない」と反対し、計画が白紙に戻った。

府は1カ月半後に新計画案を提出する。メーンイベントは来年夏だが今
年7月にサポーターらの会合拠点を開く予定もあり、今後の日程への影
響は必至だ。

委員会では、アートと市民参加を柱に、市内各所にある橋や建築物のラ
イトアップや、道頓堀川や堂島川など舟でめぐる「水の回廊」ツアーな
どを盛り込んだ実施計画案が説明された。

しかし、橋下知事は「水都の景観整備が最優先。イベントにかける金が
あるなら、橋や護岸壁のライトアップなど既存のものを最大限に生かし、
人をひきつける景観を生み出すことが先決」と反対した。

このイベントは府、市と財界で事業費総額9億円を分担する計画で、府
の財政再建プログラム試案でも今年度1億400万円の出資が示されている
が、橋下知事は、現状の計画では出資しないとの考えを示した。1カ月
半後に府が提出する新計画案が了承されれば、予算を支出するという。

委員会後の会見で、橋下知事は「事業計画案を把握したのは15日で、
きょうの反対になった」と説明。しかし、大阪市と財界にとって寝耳に
水。

実行委員会の会長の平松邦夫市長は「驚いている。(橋下知事が批判的
だった)水路活用などの議論は、すでに終わっている。なんとか認めて
いただけないかという気持ち」と述べ、新案は「水都大阪をやるんだと
いう案でないと、完全に空中分解してしまう」とイベントの継続へ懸念
を表明した。

実行委副会長の下妻博・関西経済連合会長は「(橋下知事との間で)理
解の熟成度や理念的な部分で差があるのできょうはうまくいかなかった。
『民』の立場としては、残念ながら4年間は、知事と市長を立てなけれ
ばならないので、知事が反対したからといって何もいうことはない」と
ぶぜんとした表情で話した。 4月17日7時8分配信 産経新聞
 

 ◎思わず、涙もポロリ 橋下知事に府内市町村長から反発相次ぐ 

「知事がこだわっている数字は非現実的」「まず、府庁内部で阿修羅の
ごとく血と汗を流すべき」。17日、橋下徹知事が府内43市町村の首
長に財政再建試案を説明した意見交換会では、出席した首長から反発す
る意見が相次いだ。

橋下知事は懸命に理解を求めたが、最後には「大阪を立ち直らせたい」
と涙も。試案の前途は多難となりそうだ。

意見交換会では冒頭のあいさつから、府市長会会長の倉田薫・池田市長
が「今日は思いの丈を述べさせてほしい。時間が限られているので、身
のある議論をしたい」と“先制攻撃”。

これに対し橋下知事は「ご迷惑を掛けて申し訳ない」とあらためて頭を
下げた。その上で「府庁だけでなく、市町村におかれても財政再建を果
たしてほしい。府が一丸となって少しずつ我慢をして、全国初のモデル
として実現していきたい。私としては財政再建を果たそうと思えば、こ
れぐらいの改革は必要だと思う」と理解を求めた。

しかし、首長から納得する声は聞かれない。

平松邦雄・大阪市長は「まず削減ありきで、知事の指示に従って削るこ
としか見えてこない。具体的な我慢の内容を示して協力を求めないと、
後になってこんなはずではなかったということになる」と注文した。

阪口善雄・吹田市長も「まず府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流した
うえでないと、府民に負担をしいることはできない」。さらに「35人
学級は『子供の笑顔のために』ぜひとも、残してほしい」と知事選の際
の橋下知事の公約を逆手にとって要望した。

「知事がこだわっている(収支改善の)1100億円という数字は非現実的。
あの通りにやれば、5年後には大阪の道路は穴ぼこだらけになる」と指
摘したのは、前大阪府教育長の竹内脩・枚方市長。

「府民に少しずつの我慢というが、対象者にとっては少しずつではない。
そこは論理の飛躍だという認識がないと府政の方向性を誤る」とも述べ
た。

注文は知事に対するものだけでは収まらず、副知事に対しても「300
億や400億という人件費カットは法律的にできるのか。トップが法律
に抵触しなければできないようなことは、身を挺しても止めるべきでは」
と府庁OBとして苦言を呈した。 4月17日13時37分配信 産経新聞


 ◎<シートベルト>後部非着用だと前席の危険50倍に

後部座席シートベルトを着用しないと、事故で前席の人が巻き込まれて
重傷を負う危険が、着用時の50倍以上に上ることが独立行政法人「自動
車事故対策機構」の実験で分かった。

後部座席の人が重傷を負う危険性も約10倍だった。6月1日施行の改正
道路交通法では、後部座席シートベルトの着用が義務付けられるが、一
般道での着用率は8・8%(昨年10月)にとどまっており、警察庁は改正法
施行を前に着用促進を呼びかけている。

同機構の実験は、ワゴン車に人形を乗せ、時速55キロでコンクリート壁
に衝突させ、後部座席シートベルト着用、非着用で比較した。

この結果、後部座席シートベルトをしない場合、後部座席の人が運転席
や助手席の人にぶつかり、前席の人が頭に重傷を負う確率が30・8%と算
出された。

着用していれば0・6%にとどまった。一方、後部座席の人が重傷を負う危
険性は、非着用の場合95・4%で、着用していた場合は9・6%だった。

一方、警察庁によると、07年に一般道で後部座席シートベルトを着用し
ていて事故死した人のうち、事故の際に車外に放り出された人は3・8%。
着用せずに死亡した人のうち車外に放り出された人は約6・7倍の25・6%だ
った。

改正道交法施行による後部座席シートベルト義務化で、警察庁は当面、
高速道での違反については反則点1点を科し、一般道については指導に
とどめる方針。警察庁は「シートベルト非着用は本人に危険があるだけ
でなく、同乗者を事故に巻き込む危険もあることを知ってほしい」と話
している。4月17日15時30分配信 毎日新聞


 ◎国営TV女性アナを特別待遇=「現代的住居に高級車」と紹介−北朝


【ソウル17日時事】韓国メディアによると、北朝鮮の月刊誌「朝鮮」が
このほど、国営朝鮮中央テレビの看板女性アナウンサー、リ・チュンヒ
さん(65)を取り上げ、リさんが「現代的な住居」や高級乗用車を国家
から提供されるなど「特別待遇」を受けていることを紹介した。

リさんは北朝鮮による2006年10月の核実験時に声明を読み上げるなど、
重要ニュースの際には必ず登場。金正日労働党総書記に関する報道も担
当し、外部の世界にも顔が知られている。4月17日15時39分配信 時事通
信 
 

  ◎プーチン31歳差の再婚!? 元新体操カバエワと

現代版ツァーリー(皇帝)とも呼ばれるプーチン大統領が、世界一身体
の柔らかい美女カバエワさんをゲット!?

ロシアのプーチン大統領(55)が今年2月にリュドミラ夫人(50)と離
婚し、今年6月15日前後に同国の元新体操世界チャンピオンで下院議員
(与党・統一ロシア)のカバエワさん(24)と再婚するとの報道が流れ、
確認作業のためメディアが大騒ぎしている。

“離婚”を報じたのは11日付のロシアの日刊紙モスコフスキー・コレス
ポンデント。プーチン大統領とカバエワさんの婚礼準備のために行われ
た入札に参加したとされる関係業者などの話として伝えた。

それによると、プーチン大統領のパスポートにはすでに、大統領の出身
地であるサンクトペテルブルク市登録局の「離婚」印が押してあるとい
う。

カバエワさんの広報担当者は同報道を否定したが、大統領府は16日現
在、沈黙したまま。真偽のほどは定かでないが、ネット上では最も活発
に議論されるテーマとなっている。

2004年のアテネ五輪個人総合で金メダリストとなり、昨年12月に議員
となったカバエワさんは、ロシアで最も成功した美女の1人として知ら
れている。2008/4/17 17:00 夕刊フジ



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反     響
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 1)1157号拝読。

>豆腐はかつては店頭で毎日つくられ、柔らかいので崩れないように水槽
の中に沈めて売られるものであった。<

(敗戦後)街に出て居て銃声を聴いた事が有る。市街戦が無かったのは住
民にとって倖せだった。

街では大きな瓶(カメ)に豆腐を作りつけ、側面が三角に見える浅い丼
にお玉で掬い、細葱等を刻み入れた一種の醤油を掛けて食べさせる商売
を面白く見た。

               ◇  ◇  ◇

此タレには日本には無い独特の風味が有った。多分胡麻油の所為だろう。
豆腐と見た物は、製造工程からみて豆腐じゃない様な気もするが、要す
るに、そう見えるものだった。本当は何だったのだろう。幼時の記憶に
は知識の裏付けが無いので曖昧なものが多い様だ。(北海道)


 2)ブランド品の平準化: 16日は考えるところがあって新橋駅前から
銀座4丁目から晴海通りを抜けて豊洲までバスに乗っていった。

 途上車窓から面白い光景が見えた。それは左側に見えた"Gucci"の店内
からは、大凡その店の雰囲気に相応しくない若い女性(換言すればオネー
チャンである)が2人出てくるのが見えた。

この店は入り口にイタリヤ人と見える若くて格好がよい男性が玄関番の
ように立っている。Gucciとしての格式だろうか?

この光景を見て14年前に初めて行ったパリでの"Celine"の経験を思い出
した。最初に訪れた時にはカーキ色のチノパンにBrooks Brothersのジャ
ンパー(Outer wear)だった。

このブティックではこのアメリカ風の服装では全く相手にされず、店員
は近寄っても来なかった。聞きしにまさるもので、彼らのアメリカ嫌い
の表れであろうと勝手に解釈した。

そして翌日はPoloの濃紺のブレザーに濃灰色のズボンにアスコットタイ
という形で入っていって見た。するとどうだろう、店員はにこやかに英
語で"What can I do for you, today?"と近寄って来るではないか!

これはフランス人が単にアメリカ嫌いだけではなく「当店の格式を何と
心得るのか」という、彼らの自尊心の表れと解釈した。このような店に
入るには、それなりの服装で入ってこいと言っているのだろうと考えた。

だが、我が国はどうだろう。民主化と平等の精神が遍く広まっているの
で、彼ら高級ブティックと雖も格式もプライドも捨て去ったとしか思え
ない。

話は変わるが、シアトルにも従業員5万人のその業界で世界有数の会社の
社長兼CEOが贔屓にしている高級紳士服・洋品専門店がある。ここも非常
に格式が高い店である。社内の若い人や秘書の女性たちも「入っていく
のも怖い」と言っていた。

だが、為替レートのお陰で、私にとっては日本で買うよりも何割も安く
良いものが買える便利な店に過ぎなかった。ネクタイなどは常にここで
買っていた。ある意味では身の程知らずかも知れない。

どうもそれと同じような現象が日本でも起きているようだ。あれだけ大
量にヨーロッパのブティックが進出すれば、高級品も平準化され民主化
され平等になってたと考えずにはいられない。

現にLouis Vuitton等は、ヨーロッパは愚か世界のどの国よりも広く日本
に普及してしまったではないか。でも、我が本社の秘書たちで持ってい
た人など見たことはない。

70年代後半だったか、CEO夫妻がホテル・オークラでチェックアウトする
ところに出会ったことがあった。そこに箪笥式になった衣装ケース等の
ルイ・ビトン一式を満載したカートを引いてボーイが現れた。

全て使い込まれていて貫禄十分だった。誰のものかと思えばCEO夫妻だっ
た。そこで、なるほどこれはこういう方たちが持つものだったと再認識
した次第。(M)


 3)大阪府とは誠に失礼な人ばかりが行政機関にいるようだ。橋下知
事の予算の歳出削減案の説明会に出席した各市町村長は知事に対する質
問や意見を述べる際に「貴方」と呼びかけ「〜しなさい」と命令口調か
何か諭して聞かせるような態度であった。

これはいつぞやの曰く付きの女性従業員と同じ穴の狢の集まりではない
か!?

私に言わせればあの態度は非礼であり、自分たちの上司に向かって何と
いう失礼な態度だと言うことである。自社の社長に「貴方」と呼びかけ
る社員、いや部長クラスがいるか?

彼らにしたら「なんや知らんがけったいなにーちゃんが来よって、訳が
解らんこと言うとる。ここは一丁いわしたろか」くらいの調子であると
見ている。

こんなことだから1,100億円も減らさねばならないことになるのだ。

そもそも、あのような市長を選んだ人たちが、今度は橋下知事を選んで
はないか?!大阪府の民度はそんなものかとは言わないが、知事もして
きたように人件費が高くなったことlくらいを反省して貰わねばなるま
い。以上 前田正晶 



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身 辺 雑 記
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ここ数日の読者増が凄い。嬉しい事だ。

宮崎さんのチベット紀行。長いけれど、我々は読むべきだと思って転載
を許していただいた。日本人はチベットを知らな過ぎる。

大阪は勝手すぎる。誰も懲りてない。もっと揉めるだろう。商社や銀行
が東京に本店を移した40年前に対策を考えずに共産党学者や漫才師を知
事にして楽しんでいた。アホかいな。

北側の窓を西風が激しく撫でて行く。嵐だ。東京の春は温和しくはない
が、今年は特に荒れる。しかも5月はもっと悪天候になるはず。東京の
素晴らしさは冬にしか無いように思う。嵐を突いて散歩に行く。

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  • 名無しさん2008/04/19

    これは素晴らしいです。

    日本人の良心です。

    頑張ってください。