政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針 1070号  08・01・27{日)

2008/01/27

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 わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1070号
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         平成20(2008)年1月27日(日)



                                   政局を見る色眼鏡:渡部亮次郎

                      裁判員制度をなぜ書かない:山堂コラム 201

                                   台頭する保守的傾向:古澤 襄

                             無駄の単年度主義を廃せ:内田一ノ輔

                          映画『南京の真実』第一部完成:宮崎正弘

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1070号            
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政局を見る色眼鏡
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        渡部亮次郎

「政局には常にフィルター(色眼鏡)を掛けて見なけりゃ駄目だ」。こ
れは故島桂次(元NHK会長)に繰り返し教えられた事だ。とんでも無
い、想像もできないことが展開されているのでは無いか、常に疑惑の目
で政局を見ろ、と言う教えだった。

<フィルター(フィルタ、filter)とは、与えられた物の特定成分を取
り除く(あるいは弱める)作用をする機能をもつものである。ある成分
以外の全成分を弱めることにより、その成分だけを強調する効果を得る
場合もある。さらに、各成分に対し何らかの処理を施す場合もある。>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若い頃、青空に浮かんだ雲を、白さを強調して撮影するにはレンズに黄
色いフィルターを嵌めて撮影した。すると青空と雲の白さのコントラス
トが強調してプリントできた。

そこで島論を現在の政局に当てはめてフィルターを用意するとなると、
如何なる事が想像できるだろうか。順不同で考えてみる。

!)自民党内に福田内閣打倒の動き。この不人気じゃ、とてもじゃないが
選挙にならない。人気を取れそうな麻生太郎を担ごう、という動きは無
いか。

!)「たかり」に終始する公明党を排除するために自民・民主「大連立」を
復活させる動きは無いか。

!)社会党復活への動きは無いか。

!)参院廃止を、憲法改正と関係なく実現する研究が進んでいないか。

!)小泉カムバック作戦は無いか。

!)小沢引退作戦は無いか。

!)共産党解党はあり得ないか。

!)考えれば切りがない。

しかし、若い政治記者と話してみると、目先の現象を追うばかりで、こ
うしたフィルターを1個も持ち合わせていない。だから渡邉恒雄構想に基
づく「大連立」の動きを知る由も無かったわけだ。

先輩記者{共同通信社}の古澤襄さんは!)の動きをとても注目している。1
月21日の夜、不倶戴天で不仲と見られている福岡県選出の代議士麻生太
郎、古賀誠両氏が、高村外相(高村派会長)、久間章生(津島派幹部)両氏
を交えたとはいえ会談した事は、少なくとも麻生政権阻止を掲げてきた
野中、古賀両氏に何らかの「決心の変更」があったのでは無いかという
わけだ。

古賀氏が自民党の中核に歩を進め得たのは野中廣務氏の推薦によって幹
事長のポストに座ったことがきっかけである。だから古賀氏が「中」宏
池会の親分になれても彼の「親分」は依然として野中氏なのである。

元共同通信記者のノンフィクション作家魚住昭『野中広務 差別と権力』
によると、

<麻生太郎は過去に野中に対する差別発言をしたとして、2003年9月11日
の麻生も同席する自由民主党総務会において、野中に以下のとおり批判
された。

「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で
『野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなぁ』とおっしゃっ
た。そのことを、私は大勇会の3人のメンバーに確認しました。

君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについてい
く。こんなことで人権啓発なんて出来よう筈がないんだ。私は絶対に許
さん!」

野中の激しい言葉に麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたま
まだったと同書には記されている。>(「ウイキペディア」)

先に安陪晋三氏が総辞職を決意した際、後継に麻生の浮上する事に危機
感を持った野中氏は政界を引退した身であるにも拘らず郷里京都から急
遽、上京し、大車輪で麻生政権の芽を摘んだ。

それが半年も経たずして子分古賀氏に麻生氏との会談を許した事は野中
氏に心境の変化をもたらす何事かがあったと推測したくなるのである。

21日夜の4者会談は、古澤氏によれば「洞爺湖サミット前の衆院解散はさ
せない」ことで一致した。しかし勘繰ればサミット後は福田首相に何も
「保障」はしないことで一致したとも取れる。

或いはサミットを花道にして福田氏を引退させ、後継は麻生と言う事で
阿吽の呼吸、と言う事も勘繰れる。しかし、新聞、TVには「フィルター」
のかかった観測記事は1行も出ていない。2008・01・24



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裁判員制度をなぜ書かない
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           山堂コラム 201

来年の5月までに実施に移される予定の「裁判員制度」――今のうち
だからはっきり本音を言っておく。この裁判員に選ばれてもオラはやり
たくない。

やりたくなくても拒否することは許されない。制度がそういう仕組みに
なっているのだから。

人を裁くのは厭だ。兵隊に引っ張られて敵を殺すのも厭。判事も兵隊も、
なりたくないからならなかった。なりたい者がなればいい。それは職業
選択の自由である。なりたくもない者を強制的にならせる・・・憲法違
反じゃねえのか。

裁判員にさせられてそこで何をしたかを喋ると「漏洩の罪」が待ってい
る。これも怖い。ブンヤのはしくれだった身として、世に向かってなん
でも喋り、なんでも書く。習い性だ。我慢できそうもない。

なのにだ、なりたくもない裁判員にさせられて、あとで喋ったら「おま
え罪人!」・・・これって冗談じゃなく本当に憲法違反じゃないか。

ほとんどの国民がよく知らないままに、この「裁判員制度」が実施され
る――、その信じられない現実。オラにはそこに、わが国の行く手に得
体の知れない不吉なものが、ぶら下がったような感じがするのである。
それは近代のわが国の歴史を紐解けば分かる。

そもそもこの制度は公明党の主導、つまり公明党が死刑廃止の党是から
提案したのだとされてきた。その点にオラにはいまいち腑に落ちないと
ころがあるのだが、公明党だろうが何党であろうが、こんな「国民の側
からは誰もやって欲しいと思わないもの」が、いつの間にか国会で成立
し、実施に向けて密かに、そして着実に進行している・・・このこと。

はっきり言うが、多くの国民は知らなかった。いまでも知らない。その
理由は明確で、新聞・テレビ・雑誌等がきちんと報道しないからだ。

日頃、偉そうに正義を標榜する「朝日新聞」がまず書かない。ましてや
他の新聞・テレビにおいてや。みな腰が引けている。オラが冒頭記した
不安に全く答えないし一行も触れない・・・たまに投書蘭で「やっぱり
裁判員制度はいいなと思う」などという小学生の作文のようなのをチョ
ロッと載せてハイおしまい。

この制度を練り上げた法務省・最高裁(実体は最高裁)は「国民への周
知はタウンミーティングなどで済んでいる」の姿勢である。そのタウン
ミーティングが実はひどいのだ。

平成13年度に始まった(小泉内閣)「タウンミーティング」なるもの。
国民の生の声を広く聴取する、などとの触れ込みだが、それは嘘八百。
本当は大手マスコミへの世論操作以外の何物でもなかった。

最初の平成213年度は随意契約で「電通」がこれを請負い、48回の「タウ
ンミーティング」に約9億4千万円の税金が「電通」に――

以後、平成14年度以後は一般競争入札の形はとったが、「電通」と「朝
日広告社」、平成16度以後は「朝日広告社」がほぼ独占している。「朝
日広告社」というのは「朝日新聞」の子会社である。

この「タウンミーティング」については、その「やらせ」などが問題に
なって新聞も「教育改革」のそれは結構熱心に叩いた。これに対し、
「司法制度改革タウンミーティング」の扱いは小さい。「裁判員制度」
と絡んでいることを報じる新聞は殆どなかった。オラはそのころから
「この制度は何かおかしい」と思い始めたのである。

この「裁判員制度のタウンミーティング」について最高裁長官が昨年、
大谷剛彦事務総長(当時の経理局長)以下4人を注意処分にした。

新聞への発表は「師走」。せわしなくて記事など読んでられない「どん
詰まり」。各紙記事にはしたが、ほんの数行。おざなり。20億円以上
(14件21億円―共同記事。37件25億円―時事配信)の不正契約があった
というのだが、契約先が「電通」とか「朝日広告社」とか書いた記事は
勿論1本もなし。テレビも民放のニュースでは一度もお目にかからなか
った。

「裁判員制度」が是か非かの問題を糾す前に、新聞・テレビがこの体た
らくである。莫大の国費を使った大手マスコミへの世論操作によって出
来た制度であるというだけでも、この制度の前途にオラは不吉な予感が
するのである。(了)



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台頭する保守的傾向
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          古澤 襄

米民主党のヒラリーとオバマが泥試合を演じれば、米共和党はジュリア
ーニでも勝てると昨年秋に来日した日系アメリカ人が言っていた。ユダ
ヤ社会に滅法強い人物で、筋金入りの保守主義者なので話半分に聞いて
いた。

女性礼賛主義者の私は初の女性大統領を期待している。2年前にはヒラ
リーとライスの一騎打ちを期待していた。自分の国ではないから、多分
に野次馬的な気分がある。アメリカ社会は少数のパワーエリートが牛耳っ
ているという偏見を持っているので、ヒラリーになっても大きな政策変
更がないと思っている。

旧友の松尾文夫氏のアメリカ大統領選分析では、アメリカの保守的傾向
は変わらないとみている。一気にリベラル左派のアメリカにはならない
という松尾分析論には、大いに賛成するものがある。

松尾氏は昨年のかなり早い時期から、ブッシュ政権内でネオコンが一斉
に退場すると予見していた。ネオコンの退場は保守主義の衰退を意味し
ない。むしろ保守主義的な傾向が強まるという分析であった。同じ時期
にキッシンジャーは、イラク情勢は年末までに沈静化すると予見してい
た。

今になってみると、これらの分析論は先見性に満ちた大胆なものであっ
たが、この当時は少数意見であまり顧みられなかった。私自身も多分に
懐疑的であった。半分は疑いつつも杜父魚ブログで松尾分析を数回にわ
たって掲載したら、帰米した松尾氏から電話があった。

私が共同通信社の役員を退任して以来、松尾氏とはしばらく会っていな
かった。以前は赤坂の全日空ホテルの寿司屋で昼食をともにしながらア
メリカ分析論を聞かされたものである。

古い付き合いで、福岡支社長時代には帰米した松尾氏を招いて、アメリ
カ政治の現状と将来という講演会をセットしたことがある。

電話で「一度、東京に出ておいでよ。ご馳走するから・・・」と松尾氏
は私に言ってくれたが、生憎、骨髄腫の告知を受けた私は、感染症に罹
りやすい身体になっていたので、お断りせざるを得なかった。その代わ
り長電話になった。松尾氏の方も日本の政界分析を私の口から聞きたか
ったのであろう。

私が今、興味を持っているのは、共和党のジュリアーニが米大統領選の
指名争いで大きく後退していることである。「ヒラリーとオバマが泥試
合を演じればジュリアーニでも勝てる」という話のジュリアーニそのも
のが姿を消す可能性が濃厚となった。

このことはアメリカ政治で保守主義が強まった兆候ではないかと思って
いる。ネオコンが衰退したら保守主義が強まったという現象には興味が
ある。

日本でも同じような現象がある。安倍政治を支えた新保守主義的な傾向
が、政権の挫折によって後退を余儀なくされた。代わって登場した福田
首相はリベラルと称されている。だがリベラル左派なのだろうか?私は
保守主義者だと思っている。

平沼赳夫氏ら新保守主義の側からみれば、福田氏はリベラル左派と映る
かもしれないが、多少は左にスタンスを移した程度の保守主義者に過ぎ
ない。むしろ小沢一郎氏の方が、政権奪取のために共産党や社民党とも
共闘をはかるリベラル左派の衣を着ていると思う。

福田・小沢の大連立騒ぎも、この視点でみると面白い。リベラル左派が
日本政治で定着するのか、しないのかということは、大連立騒ぎが再燃
するかどうかで、ある程度は予見できる。衆参ねじれ現象を凌ぐための
大連立なら成立する筈がない。

民主党の中でリベラル左派の旗手は菅直人氏であろう。道路特定財源の
暫定税率を維持する政府案に賛成の意向を示している大江康弘参院議員
に議員辞職を迫り、大江氏が断固として反発したのは、この脈絡でみる
と理解される。

来るべき総選挙で民主党が勝てば、リベラル左派の流れが加速し、負け
れば民主党の保守派との対立が顕在化する。それは新保守主義を除外し
た保守主義者の政界再編に向かうのではないか。その意味で27日に迫っ
た大阪府知事選挙の結果にも興味がある。

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(1月24日現在1435本)
2008.01.26 Saturday - 07:24 comments(0) trackbacks(0) by 古沢 襄 



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無駄の単年度主義を廃せ
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           内田一ノ輔

古来、日本人の美徳の一つに「節約」と言うものがあり、最近では「も
ったいない」という言葉が復古している。

一般の家庭に於いては、「主の稼ぐ毎月の収入」を予算ごとに振り分け、
その範囲内で生活するもので、そこでは当然、無駄を省き、節約して、
将来の為に出来れば貯蓄している。

企業に於いても同様で、年間予算に対し、無駄を省き、経費節減するこ
とは利益に直決するため普通に行われている。
 
しかし、この様な「無駄を省く」とか「節約」といった事と、本質的に
「真逆」であり「無縁」の組織がある。それは役所である。

年度末になると日本中で道路工事が始まり、恒例の渋滞の季節がやって
来る。これらの内、不必要な工事と言えるものは少なくない。つまり年
度予算の使い切りと調整のための工事であり、予算の使い切りの為の不
必要な工事が発注されている。イコール税金の無駄使いであることは間
違いない。

ここには、「予算の単年度主義」という使い切りシステムが存在し、結
果、財政の健全化を逆行させている。

何故この様な「予算の使いきり」が行なわれているかと言えば、日本国
憲法第86条で「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、
その審議を受け議決を経なければならない」と定められており、数ヵ年
にわたる予算は原則として認められないのである。

予算の分配についても、大元の主計局の人的資源が足りていない事が、
毎年度の予算分配の柔軟性を奪っている。また「予算を余らせるとその
分削られ」、「新規・増額の要求を認めてもらう為にはとてつもない手間
がかかる」という現実が、取りあえず、より多く予算を獲得し、使い切る
という国民不在の行政を生んでいる。

無駄を無くすことより、獲得した予算の使いきりが行政の第一の命題で
あるという感覚麻痺が、社会保険庁を初めとする箱物行政やお手盛り行
政を当然の事と思い込ませてしまった。

各省の予算主旨は、官僚の実態を表しており、「権限を拡大した役人は
いい役人」であり、「権限」の中には予算も含まれるので、「少しでも
多く予算を分捕ってきた役人は優秀」であると評価される。この時点で
公僕は官僕となり下がるのである。

そこには、「節約」という美徳や「国民の血税」の有効活用という発想
は存在せず、官僚の既得権の維持、即ち「天下り」は当然という発想が脈
々と続いてきた。

地方自治体についても、歳入・歳出は、各種の補助金や交付金の配布を
通じて中央政府によって、事実上コントロールされている為、同様に予
算の単年度主義が行なわれていて、前述の道路工事発注となってしまう
のである。

このステムは、日本が古来から培ってきた、節約、勤勉、正直といった
国民国家の根幹を踏みにじるものであり、健全な国家経営資源の運用と
言えるものではない。

このように国民を裏切っている行政が、増税しないと福祉が疎かになる、
教育が満足に出来なくなると、政治家を介して脅してくる始末だ。結果
は、国の借金が約900兆円、国民1人当たり700万円である。

この様な無様な結果を生んでしまった元凶が、「60年以上も大切に守っ
てきた憲法」と言っても過言ではない。

日本国憲法が施行されて以来、一度も憲法の改正が行われていない。世
界を見ても、この様な国家はまれである。原因は「憲法改正イコール、
憲法9条の改正」というサヨク思想が、憲法改正論議をタブーとしてきた
ことにある。

闇雲な憲法改正反対は、日本を弱体化してしまった。憲法であろうと必
要であれば前向きに改定すべきであり、これが法治国家である。

その道筋は険しいが、まずは「日本国憲法第86条」の見直しから始めて
はどうか。



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年)  1月26日(土曜日) 
通巻第2065号  
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 映画『南京の真実』第1部『七人の死刑囚』が完成

  試写会は満員御礼、国民の関心の高さが如実に表れた

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かねてより完成が急がれていた映画『南京の真実』は、その第一部がよ
うやく試写会の運びとなった。

25日夜、有楽町の「読売ホール」を超満員の盛況で観客が埋め尽くし、
開催された。

先だって記者会見ならびに出演者の挨拶もあった。 

第一部の「七人の死刑囚」は、能舞台を仮想の主軸として、判決から処
刑までの三十時間ほどの動きを克明に追って、その回想のなかから南京
で虐殺がなかったことが、往時のフィルムも交えて証明されていくとい
う、やや哲学的な、静かな画面展開となっている。

熱海の「興亜観音」の平和のモチーフが、全部にあふれ、昭和殉難者が、
どれほど愛国者であったかも同時に語られる。

戦後久しく忘れられてきた東条英機、板垣征四郎、松江岩根らの訴えた
かったことが鮮烈に蘇る。

     ◎◎◎ ◎◎ ◎◎◎



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話 の 福 袋
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  ◎抗がん剤がリウマチに効果 医科歯科大チームが確認

 抗がん剤として開発された薬が、関節リウマチ治療に効果があること
を東京医科歯科大の上阪等准教授(膠原(こうげん)病・リウマチ内科)
らのチームが26日までに動物実験で確認した。

関節の痛みの原因となっている炎症や、細胞の異常増殖を直接抑える画
期的な薬として期待される。

免疫の過剰な働きによって起こる関節リウマチの薬のほとんどは免疫力
を抑える治療を目指していたが、患者の病気への抵抗力を低下させると
いう問題があった。この薬が実用化されれば、こうした副作用を避けら
れる可能性があるという。

関節リウマチは、関節で「サイクリン依存性キナーゼ」という物質が活
性化、滑膜細胞が異常に増殖するのが主な原因。

上阪准教授らは、この物質の働きを抑えると滑膜細胞の増殖も抑えられ
ることを既に別の研究で確認していた。今回は抗がん剤がこの物質を阻
害する点に着目。マウスに人工的に関節リウマチを発症させた後、この
薬を10日間飲ませると症状が抑えられ、炎症抑制効果も確認されたと
いう。

上阪准教授は「がん細胞増殖を抑える目的で開発された薬なので、今後
リウマチ向けに微調整する研究を進めたい」としている。産経ニュース
2008.1.26 13:08


 ◎ビルマ:今なお逮捕者が続出=アムネスティ・インターナショナル

【大紀元日本1月26日】ビルマ軍政権は、取り締まりは止めると国連特使
に約束したにもかかわらず、11月以降、96人の活動家を逮捕した。アム
ネスティ・インターナショナルが25日に明らかにした。

逮捕者の多くは、昨年9月の反軍事政権運動における血の圧制の証拠を海
外に送ろうとした。少なくとも31人が殺害された。

平和的な抗議運動に対して暴力的な取り締まりから4ヶ月が経過したが、
不法な逮捕を止めるどころか、政府は取り締まりを強化したという。

国連特使イブライム・ガンバリ氏が昨年11月にビルマを訪れ、国際社会
の怒りを買い、欧米諸国の制裁措置の引き金になった取り締まりが終わ
るだろうとの確信を抱いたようだ。

しかし、逮捕はまだ続いており、「軍政府の優先順位は、市民の口を封
じることだ」とアムネスティは伝えている。

少なくとも抗議者15人とその支援者らが、11月はじめから懲役刑が科さ
れたという。また、拷問を受けた抑留者からの報告もある。

アムネスティによれば、少なくとも700人が取り締まりで逮捕され、獄中
の置かれている。また、80人以上が行方不明になっており、「強制的に
失踪させられた可能性がある」としている。

軍政府側によると、12月には3千人近くの逮捕者も、拘留されているのは
80人だけだという。
 

 ◎サンマ漁場消え、鶏やせる   温暖化で農水省報告書 

地球温暖化が進むと2060年ごろにブロイラーの肉の生産量が西日本を中
心に15%以上低下し、約100年後には日本近海のサンマの漁場がほとんど
なくなるなど、温暖化が日本の農林水産業に大きな影響を与えるとの報
告書を、農林水産省農林水産技術会議が26日までにまとめた。

報告書はコメの生産量が東北以南で減少、関東以南ではリンゴの栽培適
地がほとんどなくなることも指摘。品種改良の推進など温暖化への対応
策の重要性を強調した。

畜産草地研究所(つくば市)のグループが実験室の温度を変えながら鶏
を飼育した際に、暑さで成長が鈍って鶏がやせることが判明。

このデータを基に、温暖化が進んだ際の影響を評価すると、夏場を中心
に、肉の生産量が5−15%減る地域が2020年ごろから九州や瀬戸内海沿
岸で増え始めることが分かった。2008/01/26 11:33  【共同通信】 

 
 ◎「根室」から北方領土除外 道の支庁再編案 道「露が実効支配」

【根室】道の支庁再編案で、釧路総合振興局への統合対象となっている
根室支庁管内の面積に、北方領土を含んでいないことが分かった。道は
「職員配置の効率性を議論する上で、実際に仕事ができない北方領土を
含めても意味はない」(企画振興部)としているが、元島民らは「島の
返還を考えていないのか」と憤っている。 

道の資料は、現在の14支庁の人口と面積をまとめた欄で、根室支庁の面
積を3497・96平方キロメートルと記述し、「北方領土(5036・14平方キ
ロメートル)は除く」と付記している。 

24日に根室で開かれた再編案の意見交換会で、出席者がこの記述に疑問
を示したが、嵐田昇副知事は「現実的にロシアに実効支配されており、
今回は除外した」と説明。 

だが、千島歯舞諸島居住者連盟の河田弘登志根室支部長は「北方領土の
六村は廃村手続きをせず、存続している。島に本籍がある人もいる。返
還を目指して運動しているのに、納得できない」と語気を強める。 

地元が怒るのは、道が実際には北方四島の面積の恩恵を受けている事情
がある。四島の面積は地方交付税の算定に反映されており、道は根室市
の行政区域に入る歯舞諸島以外の算定分で年間約8億円の交付を得てい
る。 

また、根室支庁の面積は、北方領土を含めると8534・1平方キロメートル。
宗谷支庁(4050・76平方キロメートル)がそのまま残る「宗谷総合振興
局」を上回る。このため「宗谷を残す理屈が通らなくなるから、北方領
土を外したのではないか」(市内経済界)との見方も。 

道は、根室支庁に8人を配置している北方領土対策業務について「再編
後も支障のない組織を検討する」としている。北海道新聞 (01/26
07:14)


 ◎ 近江牛、ふなずし、彦根城…  滋賀・琵琶湖ブランド構築へ  
 
琵琶湖、彦根城、近江牛、ふなずし…。滋賀県は新年度から、滋賀の名
産や名所などを統一感のあるイメージ戦略で全国に発信する「滋賀・琵
琶湖ブランド」(仮称)戦略を打ち出す。滋賀県の知名度向上とイメー
ジアップにつなげるのが狙いで、県は「地味な印象を持たれがちの滋賀
をメジャーに」と意気込んでいる。 

民間の調査会社が実施している「地域ブランド調査」によると、滋賀県
について、訪れたい、物品を買いたいなどとする国民の意向を基に算出
した「ブランド知覚指数」は、2004年が全国47都道府県のうち最下位、
06年も38位にとどまっている。 

県は新年度、経済界のメンバーや学識経験者らでつくる検討会を設置し、
滋賀の魅力や財産を把握するために、県内外の住民を対象にアンケート
調査を実施する。調査結果を基に、滋賀の特徴を表すロゴを作ったり広
報活動の戦略を立てることを検討している。新年度当初予算に調査費な
どを盛り込む方針。 

「滋賀・琵琶湖ブランド」を打ち出す背景には、県が制定を検討してい
る寄付条例で県外からの寄付を集めやすくするという狙いもある。県企
画調整課は「(東国原知事で売り出した)宮崎県のように、少しでも滋
賀県が注目されるような戦略を立てていきたい」としている。  
Kyoto Shimbun 2008年1月26日(土) 


 ◎「青い目の人形」に歓迎歌 能美・辰口中央小調査 

昭和初期に米国から日本へ友情の証しとして贈られた「青い目の人形」
を調べている石川県能美市辰口中央小の六年生グループが25日、総合的
な学習の報告会で、地元のお年寄りが覚えていた人形の歓迎の歌などを
まとめ発表した。

昨年7月に校内で見つかった80年前の歓迎会の写真は、前身の辰口小と
推定されることが分かり、児童は「名前や行方も突き止めたい」として
調査を続ける。

同校では昨年7月、全校挙げて講堂で人形を迎える歓迎会と台に並べた
人形の写真二枚が見つかった。6年生111人は11月から総合的な学習で地
域の歴史を調べており、3グループ14人が青い目の人形をテーマに地元
のお年寄りを訪ね、当時の記憶を聞き取るなど調査を進めていた。

1966(昭和41)年4月に学校統合で開校した中央小の前身の辰口小、久
常小の沿革史には、ともに人形の歓迎会を開いた記録が残っていた。

31(同6)年に久常小を卒業した山田トヨ子さん(89)=同市上清水町
=を訪ねたところ、歓迎会では「海のあちらの友たちの まことの心の
こもってる かわいいかわいい人形さん あなたをみんなで迎えます」
と歌ったことが分かった。

写真を見た児童の保護者から「幕の紋章は辰口小では」などの情報が寄
せられ、山田さんの記憶している人形の特徴と違うとみられることから、
写真は辰口小と推定された。 1月26日08時08分更新】 北国新聞
 
 

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反     響
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 1)「ツバメの巣立ち(長崎県の60歳氏)」の最後の行を読み、ほっ
としました。読み始めたとき、娘さんの身に「もしや・・」と危惧した
からです。投稿者が長崎県の方とあり親近感を得ました。

50年前、田舎(南串山町)の小屋には、本文と同じようにツバメが渡っ
てきて、親子がにぎやかにさわぎ、去って行きました。毎年その繰り返
し。10年前のにがい出来事も「結果よければすべてよし」と言えるかも
しれません。

長崎市で医院開業等をしている姉や弟は本投稿をどう受け取るでしょう
か。(馬場伯明)


 2)主宰者様へ 前略 初めに、老婆心からの先の投稿を取り下げま
す。

一般投資家への助言になればとの思いで株式暴落の展開に一喜一憂する
ことなく「狼狽売りをしてはいけない」とアドバイスのつもりの投稿を
しましたが、健全な投資家が多く「狼狽売り」は起きていないようです。

早すぎたか遅すぎたか分かりませんがアドバイスがお役に立たなかった
ことを逆にうれしく思っています。
 
投稿は取り下げさせてください。老婆心からの一投資家


主宰者より:削除が間に合わず、済みませんでした。しかし玉稿は無駄で
はなかったと信じます。



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身 辺 雑 記
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東京の冬は晴天続きで楽だが、寒い事は寒い。下着、オープンシャツ、
ジャンパーに昨日からカーディガンを羽織った。乾燥も凄い。風邪を引
くまいと嗽をせっせとしている。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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創刊日:2004-01-18  
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