政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針 1066号  08・01・23(水)

2008/01/23


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 わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1066号
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         平成20(2008)年1月23日(水)



                                 秋山氏が朝日を提訴:渡部亮次郎

                             想定外の出来事が起こるか:古澤 襄

                                   住宅売買で資産形成:前田正晶

                             「源氏物語」発刊1000周年:平井修一

                                  私の英語勉強法(24):前田正晶

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


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第1066号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
           御意見・御感想はchomon_ryojiro@yahoo.co.jp

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秋山氏が朝日を提訴
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         渡部亮次郎

防衛省事務次官不祥事に関連して、「山田洋行から1億円を受け取った」
などと報じられた社団法人日米平和・文化交流協会の専務理事秋山直紀氏
は1月17日付で、先ずこのことを最初に報道した朝日新聞社を相手取り、
名誉毀損で社団法人と共に東京地裁に提訴した。

訴状によると朝日新聞社が平成19年11月30日から12月1日にかけて報じた
秋山氏と社団法人日米平和・文化交流協会に関する記事はすべて事実無根
であるため、著しく名誉を毀損されたので、団体(会長瓦力氏)と秋山氏
に各5500万円を払い、朝日新聞とそのホームページに謝罪訂正記事の掲
載を求めている。

これにより公判は2月中にも開始されるものと見られているが、司法関係
者は「朝日のみならず読売や毎日の報道どおりなら秋山氏はとっくに逮
捕、起訴されてなければ辻褄が合わない。マスコミは山田洋行側に踊ら
されたのではないか」と指摘している。

また別の事情通は「秋山氏は単なる民間人であって、仮に受領していて
もなんら犯罪を構成しない。新聞もTVも山田洋行側だけの指摘で、秋山
氏の立場になんら配慮せず一方的に報道した。秋山氏の訴えは当然だ」
と指摘している。

問題の記事は、

 (1)平成19年11月30日付朝刊。「山田洋行/防衛族団体側に1億円か/毒
ガス弾処理受注/協力費支出の文書」

 (2)同日付夕刊
  山田洋行/協力費1億円裏金から/米の子会社が支出

 (3)12月1日付朝刊
  山田洋行1億円 防衛職員を参考人聴取 東京地検 ガス弾処理めぐ


これらの記事に就いて訴状は次のように訴えている。

(1)の記事こそ疑問形になっているが、朝刊1面トップでセンセーショナ
ルに取り上げている。(2)と(3)に就いては断定的で誤解と名誉毀損とな
る。

とくに山田洋行から国防族議員に対し、国発注事業の受注のために多額
の利益提供を行った事、しかも秋山氏がこれに関与している事を示唆し、
読者にその旨印象付けるものとなっている。

しかし安全保障研究所の米国の関連団体などというものはそもそも存在
しておらず、したがって90万ドル(約1億円)を受け取りようが無い上、
安全保障研究所も原告らも、この金を受け取った事実は無い。この記事
は事実無根である。

特に原告秋山が授受に事実を強く否定しているにも拘わらず、支払いを
受けた関連団体の特定すら出来ないままの報道。極めて杜撰な取材に基
づく「中傷」記事である。

これについて日米平和・文化交流協会は朝日新聞社に対し、平成19年12月
4日付で、名誉毀損を指摘した上で、謝罪と謝罪訂正記事の掲載を求めた
が、適切な対応は無かった。

そこで原告らはそれぞれ5500万円の損害賠償を求めると共に謝罪訂正記
事の掲載を要求する、としている。秋山氏を代行する顧問弁護士矢田次
男氏は元東京地検特捜部所属検事。

秋山氏はまたテレビ朝日が12月9日に放送した「サンデープロジェクトで
の司会者田原総一朗氏の発言は、秋山氏がさも山田洋行から1億円を受け
取ったかのように取れるもので事実に反する、訂正を申し入れた(1月17
日付)。2008・01・22



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想定外の出来事が起こるか
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           古澤 襄

給油国会も民主党の空振りに終わった。大衆受けを狙ったガソリン国会
も同じであろう。地方六団体を敵に回して選挙ができるのであろうか。
大阪府知事選挙も危うい。戦略なき戦術だけでは政局は乗り切れない。

そんな中で21日夜に都内のホテルで古賀選挙対策委員長、高村外相、麻
生前幹事長、久間元防衛相の四者会談があった。新聞ではベタ記事にし
かならなかったが、古賀、高村両氏は福田政権擁護派、麻生、久間両氏
は脱福田政権派。会合では洞爺湖サミットまでは解散を行うべきでない
ということで一致している。

これを額面通りに受け取る手はない。洞爺湖サミット後はいつ解散・総
選挙があっても可笑しくない政治情勢を迎える。来年の衆院議員の任期
満了まで解散・総選挙を引き延ばすのは至難の技といえよう。

7月7日から9日まで開かれる北海道洞爺湖サミットが終わった後、こ
れを花道に福田首相が退陣、8月には麻生太郎氏が後継首相になるとい
うシナリオもあり得ない話ではない。

自民党にとって生き残りを賭けた次の総選挙である。想定外の出来事が
起こるかもしれない。四者会談は、その序幕となるのではないか。

2008.01.22 Tuesday - 09:00 comments(0) trackbacks(0) by 古沢 襄 

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(1月12日現在1393本



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住宅売買で資産形成
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           前田 正晶

週刊文春の1月24日号に「モノライン保険」を論じた水沢潤氏の記事があ
る。これはなかなか読み応えがある内容だった。

そこでアメリカ人が我々に対して「日本人は何故株式投資をしないのか?
何故住宅を一生の買い物と思うのか?」と問いかけるのを思い出した。
今にして思えばこれも文化の違いだった。

私は解ったような顔をしてアメリカを論ずるが、それは飽くまでもアメ
リカ人の会社の中で働いて観察したアメリカであり、アメリカに居住し
て観察した結果ではない。

22年弱の間「旅行者」として、仕事仲間として彼らと語り合って創り上
げたアメリカ論であると思う。

親しくしていた合板関係の工場長が言った。彼はアメリカ各地で経験し、
本社近くに豪邸を建てて暮らしていた。

「俺は事将来の金銭的設計に関しては後顧の憂いがない。それはアメリ
カ各地の工場を転々としている間に家を買っては売り、買っては売りと
いう生活を続けた。その間にインフレがあったので、売買の度にいわば
利益が出た。その利益の蓄積で十分な蓄えができた。

しかもその蓄えを活かして、この家(3階建ての豪邸)を自分で(大工仕
事をして)建てた。建築の技術はこれまでの仕事の経験を活かした。そ
れに当社は全米最大級の材木会社だ。良い木材が確保できた。これは賢
明な策だったと思う」と。

「偉いな、凄いな」とは思ったが、何がどう賢明かはよく解らなかった。
だが、家の売買が投資になると初めて知った。そう思ってみていると彼
らは我々とは違って実に簡単に家を売っては買い直している。それとい
うのも、転職は当たり前であれば転進した他の土地で家を買わざるを得
ないという事情もある。

別の紙パルプ部門の技術者は「株式投資が将来の生活設計にどれだけ重
要か」を熱く語ってくれた。それは我々の貯蓄性向の高さと似たような
理論だった。だが、大方の日本人スタッフは株式投資の意義は認めても、
そのリスクからすると老後の保障とは思っていないと答えた。

このようにあの国に実際に生活して、住宅や証券類に投資した経験がな
ければ、サブプライム問題の詳しい解説を聞いても、なかなかピント来
ないのは当たり前かと思う。この辺りの将来の計画や住宅の購入に投資
(投機?)に近い性質があることは解らないのでは仕方がないかと思っ
た。

そのサブプライム問題が段々と途方もない大規模なものになってきて、
漸く少しは把握できるようになってきた。これは誰かが何とできる性質
ではなさそうだ。アメリカには余程しっかりして貰わないと大変だが、
それも危なくなってきた? 以上



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「源氏物語」発刊1000周年
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            平井 修一

今年は「源氏物語」発刊1000周年にあたるそうだ。歴史年表をくくって
みると、「1008(寛弘5)年ごろには宮中に流布していた」とある。紫式
部38歳だ。

全54巻だから30代あたりから書き始めたのだろう。1005年には中宮(皇
太子妃)彰子に出仕し、つぶさに宮中を観察したからこの経験がベース
になったのは確かだ。

空前の大ベストセラーである。宮中を主な舞台にした皇子様の波乱万丈
の恋愛物語だもの、人気を呼ばないはずはない。

「紫式部日記」を改めて読み直すと、1008年11月、宴席で公達が紫式部
に冗談を言う行(くだり)がある。

<あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ>
「折り入ってお尋ねしたい、この辺に若紫はいらっしゃらぬか」(「新
総合国語便覧」による)

光源氏が愛してやまなかった美少女の若紫と紫式部をかけたものだ。一
同爆笑したことだろう。

ベストセラーといっても当時は版木で刷る技術はなかったから、もっぱ
ら人海戦術で書写した。それを中宮がバックアップしてくれた。日記に
はその模様も記されている。

<御前には、御冊子つくりいとなませ給ふとて・・・色々の紙選りとと
のへて、物語の本どもそへつつ、所々にふみ書きくばる。かつは綴じあ
つめしたたむるを役にて明かし暮らす。

「何の心地か、つめたきにかかるわざはせさせ給ふ」と聞こえ給ふもの
から、よき薄様ども筆墨など持てまゐり給ひつつ、御硯をさへ持てまゐ
り給へれば、とらせ給へるを、惜しみののしりて、「もののくまにてむ
かひさぶらひて、かかるわざしいず」とさいなむなれど、書くべき墨筆
など給はせたり>

小生の拙い訳ではこうだ。

「中宮の御前にうかがえば、書写をしていただこうということで、いろ
いろな紙を用意し、物語の原本を添え、あちこちに手紙で依頼する。同
時に書写されてきたのを綴じあつめ整理する役をして日々を過ごす。

殿が中宮に『寒いのにどういうつもりでやらせているのか』とお聞きに
なるが、薄手に漉いた紙や筆墨など、さらには硯までを届けてくださる。
それを他の女官たちが悔しがって罵り『こっそり取り入ってうまいこと
をしている』と責めるが、墨や筆をいただいたのはありがたかった」

当時、文壇には清少納言もいた。993(正暦4)〜1001年出仕し、中宮定
子(後に皇后)に仕え、その2、3年後には「枕草子」を著している。紫
式部にとって清少納言は先輩なのだが、ベストセラー作家になった当時、
中宮彰子が一番権勢があったので、紫式部は先輩作家をいささか軽んじ
たようだ。ライバル心を隠さない。

<清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだ
ち、真名書きちらしてはべるほども、よく見れば、まだいとたらぬこと
も多かり>

「清少納言は実に得意顔して、偉そうにしていた人です。あれほど利巧
ぶって漢字を書きちらしているが、よく見ると不十分なところがたくさ
んある」(「新総合国語便覧」による)

竜虎並び立たずということか。2人が「千年の時を越えて 王朝文学を
語る」などと対談したらさぞ面白いだろう。清少納言役は田辺聖子、紫
式部役は瀬戸内寂聴でどうか。文藝春秋あたりで企画してほしいものだ。



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私の英語勉強法(24)
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         前田 正晶

大学入試センターの英語の試験問題を見て:

英語教育を多少は論じてきた者としては目を通すべきだと毎年試みては
来たが、毎年途中で諦めていた。難しいからである。今年もそうだった。

先ずリスニングではない「筆記」から読み始めた。此処には矢張りアク
セントが出題されていた。この種の問題を出す意義が何処にあるのかが
解らない。

何故ならば、学校教育で英語を学んでこられた人たちで、普通にアクセ
ントをつけて話せる人がごく少数であることと、妙なカタカナ語を何ら
躊躇することなく生み出されているからである。

おそらく高校生たちは此処では間違えることがないように訓練されてき
た成果を発揮するのだろうが、優劣をつける手段の一つという気がして
ならない。

そこにはさらに教えておられる学校の先生方の発音にも責任があると思
う。実際に正しく強調して聞かせてなければ身に付かないと思うからだ。
この点はリスニングにも関連すると思う。

全部を完全に読んだわけではないが、かなり難しいと思った。これだけ
の難問をこなせてさらに大学でも英語を学んで、何故英語が苦手だの、
相手が言うことが解らないの、道を教えられなかったの、会話学校に行
きたいということになるのだろうか?

学校教育の英語の難しさを立証するものになる、こういう経験をしたこ
とがあった。それはホーム・ステイをして英語が話せるようになりたい
との真剣な願望を持つ高校2年生の女子を預かってくれることになったア
メリカの技術者を、彼女とその親御さんに会わせた時のことだった。も
う20年も前だったかも知れない。

対話は私の通訳を介して行われたが、それは当たり前のことで、私が威
張ることではないと思う。アメリカ人は「高校の英語の教科書を見たい」
と要望した。なお、この時は技術者がもう一人同行していた。

彼らはその教科書を見て仰天した。彼らは異口同音に「貴女は英語学者
か英文学者か英語の古文を学ぶコースの高校に通っているのか?アメリ
カでは今日このような堅苦しく、大仰な表現の英語で話している者はい
ない。

第一、アメリカの高校ではこのような難しい教科書を使っていない。こ
んな英語を覚えていても実際には余り役に立たないと思うが」と言った。

私に言わせればごく普通の高校の英語の教科書だったが、彼らには驚き
だったのだろう。正直に言えば教科書の英語は難しかった。

この一件を此処で持ち出したのは、この入試センターの問題が少し捻り
すぎではないかと思ったからで、その難しさは日本の学校教育の特色だ
と思っているからだ。

換言すれば、兎角一般的に求められている「会話能力」とは少し縁がな
いと思ったこともある。

だが、はじめから会話能力をつける目的ではない以上、あれで良いのだ
ろうと思うというのが、率直な感想である。

リスニングであるが、あのような問題をあれだけの数で直ちに反応せよ
というのは、一寸酷ではないかと思った。私は見ながら考える余裕があ
ったので兎に角正解できたが、日頃外国人と話すこと、その英語を聞く
ことに縁がなかったならばかなり苦しめられるだろうなと感じた。そう
でなければ凄いと思う。

そのような心配とは別に気になったのが、これを読んでいる人はどのよ
うなアクセント、どの国の英語だったのだろうかという点である。まさ
か日本人で、日本式発音の先生だったのではないだろう。

この問題を考えた方は、どの発音やアクセントが正調の英語だと認識し
ておられるのだろうか?もしも、Queen’s Englishに耳が慣れていたら、
American Englishは難関である。まさかオーストライリア人?ではなか
っただろう?

矢張り「優劣の差をつける方式でないと、試験の意味がないのか」と感
じさせられた。そして、この方式と教育方針を今更途中で変えることは
無理があるだろうと思わせられた次第である。□012208



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話 の 福 袋
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 ◎中国広東省野菜畑、深刻な重金属汚染

【大紀元日本1月22日】中国広東省政協委員・陳日遠氏が昨年、中規模以
上の省内都市近郊の野菜畑汚染問題に対して調査および処置を呼びかけ
たところ、広東省農業庁、環境保護(環保)局および国土庁は、相次い
で調査チームを広州、仏山、東莞および中山等地区へ派遣し調査を行っ
た。

1月18日の香港「東方日報」によると、今回の調査結果は、中規模以上の
省内都市近郊地区および珠江デルタ地区の野菜畑汚染問題が深刻である
ことが分かり、仏山市南海区の耕地では特に重金属の汚染が深刻だとし、
江門市新会地区の一部の農地も汚染を受けているという。

報道によると、台山、恵陽、花都、番、高明および東莞等地区で収穫し
た野菜の測定分析を行い、野菜は重金属汚染が深刻という結果を得た。

調査では、野菜畑が汚染された原因について、!)都市建設および工・農
業分布の不均衡!)都市にて生じた廃棄物の不適切な処理!)化学肥料、農
薬の過剰使用!)規則を遵守しない農家に対して、地方における取締り不
備の4つの要素によって、土壌の深刻な汚染をもたらしたと示した。

前出の陳氏は、広東省の野菜の作付面積は約100万平方メートルで、土壌
の品質が悪いため、同省に住む人々は安全に野菜を摂取することができ
ないと指摘した。

報道によると、広東省農業庁関係者は、野菜畑汚染問題が深刻であるこ
とを認め、監督および取締りを強化し、生産構造を調整するための予算
を組む姿勢を示したが、具体的な措置は施していないという。
 

 ◎水不足、食糧難加速と予測   30年までに、国際研究機関 

トウモロコシなどが原料で、地球温暖化対策として注目されているバイ
オ燃料の生産が今後も拡大すると、中国やインドの水不足が悪化し、世
界の穀物価格はさらに高騰するとの予測を、日本政府や世界銀行などが
出資する国際的な農業研究組織「国際農業研究協議グループ(CGIA
R)」が22日までにまとめた。

研究グループは「バイオ燃料生産の急拡大が、ただでさえ深刻なアジア
の水資源問題や世界の食糧問題をさらに悪化させ、貧しい人々の暮らし
を圧迫する危険性がある」と警告した。

CGIAR傘下の国際水管理研究所は各国のバイオ燃料増産計画などを
基に、2030年にバイオ燃料を生産するために新たに必要となる水資源量
や土地を予測した。

中国では約35立方キロ、インドでは約30立方キロのかんがい用水が新た
に必要になり、深刻な両国の水不足をさらに悪化させることになるとの
結果が出た。      2008/01/22 10:13  【共同通信】 


 ◎世界初、中皮腫手術に内視鏡 愛知・藤田保健衛生大

アスベストが主な原因となる悪性中皮腫で、内視鏡の一種の「胸腔(きょ
うくう)鏡」を使う手術法を、藤田保健衛生大医学部呼吸器外科(愛知
県豊明市、服部良信教授)のグループが開発した。

従来の外科的な手術と違って患者の体の負担が軽減され、ほかの治療と
組み合わせることで中皮腫患者の生存率を高めることにつながると期待
される。

内視鏡を使った手術は急速に進歩しているが中皮腫手術への応用は世界
的にも例がないという。

中皮腫の治療は、外科的手術と抗がん剤治療、放射線療法を組み合わせ
て行われている。手術では、肺の周囲にある胸膜の腫瘍(しゅよう)を
すべて取り除くため片肺すべてと横隔膜、心臓の周りの心膜を取り除く。

開発した須田隆講師(40)によると、この手術は平均で約8時間を要し、
呼吸器外科の領域では最大の手術。背中から腹部にかけS字形に切開し
たり、肋骨(ろっこつ)を切断したりするため患者の体への負担が大き
かった。

新しい手法は、胸腔鏡を体内に挿入し、モニターを見ながら手術。胸部
の3カ所を1−4センチ切開するほか、肋骨を切断する代わりに肋骨の
下を十数センチ切り開く。通常の手術では見にくい横隔膜付近も容易に
観察できる。

胸腔鏡は肺がんの手術などでも用いられるが、高い技術が求められる。
さらに、中皮腫の手術ができる医療機関は全国的にみても数が限られて
おり、これまで活用されていなかった。

同大は、過去5年間に行った中皮腫の手術計8例のうち3例で胸腔鏡手
術を実施。手術は成功し、患者は翌日には通常通り食事ができ、歩行も
可能だ。

ただ、中皮腫は再発の可能性が極めて高く、完治は難しい。手術した3
人もその後、再発によって死亡した。

■中皮腫の治療に詳しい長谷川誠紀・兵庫医科大教授(呼吸器外科)の
話…中皮腫の手術で、胸腔鏡を使ってここまで体への負担軽減を図った
例は聞いたことがない。

中皮腫は5年後の生存率が非常に低く治療が難しい病気だが、手術によ
る体の負担が軽減できれば、放射線治療や化学療法と組み合わせること
で、生存率の向上につながる可能性がある。
(中日新聞)2008年1月22日 07時38分

 
 ◎かんずりの雪さらし、妙高
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=107669

白い舞台で踊る赤―。新潟県妙高市の冬の風物詩「唐辛子の雪さらし」
が21日、同市大貝で行われた。毎年大寒の日、香辛料「かんずり」の原
料となる唐辛子を雪の上にまく恒例の行事で、白銀は色鮮やかな赤色に
染まった。

かんずりは上杉謙信の時代から伝わるといわれる同市伝統の調味料。製
造元「かんずり」の従業員と同所で唐辛子を契約栽培している農家が、
約1トンの唐辛子をまくと、独特の香りが辺り一面に漂った。

塩漬けにした唐辛子を雪に3日ほどさらすと、余分なあくが抜け、味が
まろやかになるという。雪にさらした後は、麹(こうじ)やユズなどと
一緒に3年間自然発酵させ製品化する。

雪さらしに参加した地元の唐辛子作りの名人、白崎ヨシノさん(75)は
「かわいがって作った唐辛子を、多くの人に3年後味わってほしい」と
目を細めていた。新潟日報2008年1月21日


 ◎寒空に目の保養なりボタンかな…鎌倉・鶴岡八幡宮

 見ごろを迎えた鎌倉・鶴岡八幡宮のボタン 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡
宮境内にある「神苑(しんえん)ぼたん庭園」で、ボタン約500株が見ご
ろを迎え、観光客らの目を楽しませている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080122-OYT1T00387.htm

雪などから守るため、一株ごとに「わら囲い」をし、温度調整で春のボ
タンを開花させた。庭園には赤や紫など40種が寒空の中で華麗に咲き
誇っている。

同園を訪れた人たちは、朝の冷え込みに手をこすりあわせながら、根元
の札に書かれた花の名前を読んで観賞していた。最近の気温の低下で花
の持ちが長くなりそうで、来月下旬ごろまで楽しめるという。
(2008年1月22日15時18分  読売新聞)

 

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反     響
━━━━━━━

なし

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身 辺 雑 記
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天気予報は当たることもあって、23日の東京湾岸は朝から雪が降ってい
る。雪国のうまれだから、雪に驚く事は無いが、東京で見る雪は何年ぶ
りだろう。

故園田直外務大臣の警護官だった故土門一雄さんの息子さんが本誌の読
者だったらしく、小生の弔意を読んでメイルを下さった。偶然とは素晴
らしい。運命に負けずに生きていって下さい。有難うございました。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。
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