急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針  492号

発行日:7/11

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      渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第492号
□■■─────────────────────────── ■□ 
              平成18(2006)年07月11日(火)



                            長生きも芸のうち:渡部亮次郎
                      非難決議破綻なら有志連合:花岡信昭
                    靖国に言及しなくなった中国:宮崎正弘
                          両陛下のふしぎな席次:泉 幸男
                                話 の 福 袋
                         反    響
                       身 辺 雑 記


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第492号            発行周期 不定期(原則日曜日発行)
           御意見・御感想はchomon_ryojiro@yahoo.co.jp

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長生きも芸のうち
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                         渡部亮次郎

こういったのは、口笛を吹きながら政局の修羅場を潜り抜けた政界の寝
技師川島正次郎(自民党幹事長、副総裁)だといわれている。確かに長
生きして本望を全うして、ひょうひょうとこの世を去った。

1901年、Eugene Opieにより膵臓のランゲルハンス島と糖尿病との関連が
明らかにされたとき、この研究は新たな段階を迎えた。つまり、糖尿病
はランゲルハンス島の部分的あるいは全体的な破壊によって引き起こさ
れるということがわかったのである。

しかしながら、ランゲルハンス島が果たす特定の役割については、ここ
ではまだよくわかっていなかった。

それから20年、これに連なる数々の研究が科学者の間で行われた。1921
年には、カナダの整形外科医フレデリック・グラント・バンティング
Frederick Grant Bantingと医学生チャールズ・ハーバート・ベストが研
究室でインスリンの抽出に成功した。

1922年1月11日、当時14歳であった1型糖尿病患者に世界で初めてインス
リンの投与が行われたが、これは、精製方法が未熟であったこともあり、
成功しなかった。

バートラム・コリップは、それから12日間投与量などの改善に日夜努力
し、23日に再び投与が行われた。 今度は副作用を引き起こすこともなく、
糖尿病の症状を取り除くことにも成功した。

1921年の発表の直後、イーライリリー社から、彼らは支援の申し出を受
けており、4月にこの申し出を受けた。11月にリリー社は技術の革新に成
功し、非常に純粋なインスリンの生産に成功した。このインスリンは、
アイレチンという名ですぐ市場に出された。

インスリンについては4人が、ノーベル賞を受賞している。インスリン
を発見したバンティングとマクラウドが1923年に賞を受賞。その後も、
1958年にインスリンのアミノ酸構造を解明したフレデリック・サンガー
Frederick Sanger が、1964年にドロシー・ホジキン Dorothy
CrowfootHodgkin がそれぞれノーベル賞を受賞している。

インスリンの投与方法は経口薬や座薬型、湿布のような皮膚吸収型など
も含め、様々な研究が続けられているが、経済的な理由や吸収率の問題
でペン型注入器を用いる方法がもっともメジャーである。吸入型インス
リン(2006年1月26日にファイザー社がFDAの承認を受けたのが初。日本
では未承認)。 

私が東京のNHKで政治記者を始めたのは昭和39(1964)年7月10日。
アジアで初のオリンピックが東京で開かれる3ヶ月前のことだった。敗
戦から19年、「日本も当たり前の国に復興しました」という宣言をしよ
うとする国際行事だった。

このとき首相池田勇人が喉頭癌に倒れ、閉会後の10月25日に辞意を表明
した。佐藤栄作、河野一郎、藤山愛一郎の3人が後継総裁・総理に擬せら
れ、川島正次郎副総裁、三木武夫幹事長が調整工作を始めた。今と違っ
て「選挙」は党内融和を損なうとして、排除された時代だった。

岩手から着任したばかりの私が河野一郎番になり、毎日、河野派スポー
クスマンの山中貞則(さだのり)さんのレクチュアを受けることになっ
た。派としてどう動き、他派から如何なる働きかけがあったか、という記
者会見が毎日ひらかれた。

この山中さんが自ら糖尿病患者であることを公表したが、われわれは
「単なる贅沢病」と理解し、突き放した。ところが、政界の糖尿病患者
は自民党に限らなかった。日本社会党の元書記長江田三郎さんも同病で
党内左派から資本家と付き合うからだと非難されていた。

また、山中さんに続いて福田赳夫派で「オラが大将」の子息田中龍夫さ
んも同病で、毎日、注射のため必ず医者に通っていることを知った。
「毎日、医者に通うことを義務付けられた毎日、たいへんだろうなぁ」
とは思ったが、それきり忘れた。

ところが、NHK記者から秘書官としてついた外務大臣園田直さんが大糖尿
病患者だったのである。以前から知ってはいたが、ご本人は大福もステ
ーキも制限無しの大食漢だし、好色にかけては政界筆頭といわれていた
から、深刻に考えなかった。

しかし、悔悟の日は来た。大臣の腎臓機能が極端に悪化し、100メートル
以上は歩けなくなった。それでも外務大臣から厚生大臣に転じて、大車
輪の活躍を続けていたが、依然、インスリンの注射は拒否していた。

といいながら、在任中(1980・9・19-1981・5・18〕のある日、担当官を呼ん
で、糖尿病患者が自己注射できるよう省令を変える決裁をした。

インスリンが発見されたのが1921年。日本でも患者から「毎日、毎晩医
者に通うのは大変だから、自己注射を認めてほしい」との陳情は続いて
いたが、厚生省や日本医師会は「危険だ」として許可に動かなかった。

園田さんの論は明快だった。「危険だ。わかる。しかし自己注射を許可
しないから医療器具メーカーも切磋琢磨の目標がない。許可すれば、途端
に注射器、針の開発競争が始まって、会社も患者も幸せになるよ」だっ
た。

要するに大臣たる政治家が役人を順当に導かないから患者もメーカーも
困っている、という論理は明快で、説得力があった。それでも本人は注
射の開始が遅れたため腎臓機能不全〔腎虚〕を起こし、70で死んだ。

あれから幾星霜。インスリンの注射はボールペン型の注射器に何十日分
かの薬が詰まるようになった。太くて痛かった針の先端も極細になって
痛みは殆どなくなった。

それが面白いことに大会社の研鑽の結果ではない。東京・墨田区の社員数
人という岡野工業という会社の社長の研究結果によるものだった。2006年
1月18日、小泉総理が視察した。針の先端の太さ「0・2ミリ」。毛より
細いようなもので、カメラの前で総理は刺してみて「全然痛くない」と
仰った。

色々な病気がある。それに応じて医薬品会社や医療器具メーカーは儲け
る為にも様々な研鑽を重ねる。しかし、糖尿病の例で分るように、政治の
決断が間違うと患者も会社も大損害を蒙るということである。

遺された病気は多い。癌は最大のものだろう。エイズ。薬の発明にしろ、
器具の開発にしろ、政治家の卓越した洞察力と果断なる決断力こそが国
民を救うのである。

また、それに大いに期待して患者も大らかに近い未来を待った方がいい、
と思うのである。「長生きも芸のうち、そのうちに科学が助けに来る」
2006・07・09



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非難決議破綻なら有志連合
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                   花岡信昭

国連安保理で日本が米英などとともに提出した北朝鮮非難決議は採択さ
れるかどうか。
 
最大の焦点は中国の出方だ。北朝鮮訪問中の中国政府当局者と北朝鮮側
との折衝結果を待つため、国連安保理は協議を中断している。
 
ロシアは最終的には拒否権発動でなく、棄権するのではないか。中国が
拒否権を発動したら、これは見ものである。国際社会から孤立すること
になる。
 
日本としては、議長声明などという拘束力のないレベルのもので妥協す
る必要はない。米英と協調して、とことん突っ張ればいい。
 
むしろ、中国を拒否権発動に追い込むぐらいの態度を見せれば、逆に中
国も折れざるを得なくなる。とにかく、北朝鮮にメンツを丸つぶれされ
て、中国が持っていたはずの「北朝鮮カード」は一気に貧弱なものとな
ったのだ。
 
中国は北朝鮮の「兄貴格」だったはずなのだが、「弟分」が制止をきか
ずにミサイルをぶっ放してしまった。いまごろ、中朝協議はどんな雰囲
気で行われているのかと想像すると、なにやら楽しくなってくる。
 
国連安保理で制裁決議が流れてしまったら、日本の国連外交の失態とな
るが、次の手はある。「有志連合」である。北朝鮮に対する「多国籍軍」
の編成だ。
 
といって、ただちに武力行使というのではない。有志連合で経済制裁の
レベルを上げていけばいい。考えようによっては、安保理決議よりも有
志連合の方がよりきつい制裁が可能になるかもしれない。
 
安倍晋三官房長官は有志による連携を示唆し始めている。これも安保理
決議に失敗した場合に備えてのことだろう。
  http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/9740/

きわめて高度な、そして複雑な国際政治の攻防戦だ。神経戦といっても
いい。
 
有志連合を形成する軸になるのは、自由、民主主義、人権、市場経済な
ど基本的価値観を共有する「価値観連合」という考え方だ。
 
日本はこれを高らかに掲げればいい。北朝鮮も中国もそうした価値観と
は無縁の国であることがより鮮明になる。
 
★★花岡信昭メールマガジン★★
NO.276号[2006・7・11]転載



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靖国に言及しなくなった中国
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)7月11日(火曜日)
通巻第1506号  
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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靖国に言及しなくなった中国
 対日姿勢が微妙に変化している
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昨日は或るシンポジウムに朝930から夕方の5まで延々と出席した。

中国側のシンクタンクの発言者がおよそ8名、日本側10名。名前は列挙
しないが錚々たるメンバー。
 
詳しくは何かの機会に述べるが、全体を通した感じたこと。中国側のパ
ネリストから靖国問題にひとことの言及も無かった。
 
先月あたりから日本から政治家が北京へ詣ででも空気が変わっているら
しいが、とくに北朝鮮テポドン、国連決議、微妙なタイミングで靖国を
持ち出して対日関係をぶち壊したいという計算が遠のいた、というよう
に感じを受けた。
      ◎ ◎ ◎ ◎



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両陛下のふしぎな席次
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                                泉 幸男

◆■■■■国際派時事コラム「商社マンに技あり!」■■■■◆
            http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/
     

             両陛下、ご訪タイ時のふしぎな席次
   
■■■■■第170号■■平成18年7月10日発行■■■■◆
  
両陛下のご訪泰(タイ)について書く。いささか危惧してはいたのだ
が、タイ人のチャランポランぶり(いい加減さ)が、もろに発揮された
ようだ。

■ 王室特集の別刷りを買った ■


「いくつかのことを同時にやらせると、タイ人は必ず混乱し、日本人の
目から見るとハチャメチャな状態に陥る」「でも、それが常態となって
いるタイ人社会では、その混乱が何ごともなかったかのように受け入れ
られる」「そして、その混乱のことを責めると、タイ人は逆ギレする」

「ものごとの趣旨を考えて柔軟に対応しようというマインドがない。信
じられないほど杓子定規なことがある」  これがまあ、タイ人と仕事を
したことのある日本人の嘆きであるわけですが。

6月9日から数日にわたったタイの国王即位60周年式典。  12〜13日
には、天皇・皇后両陛下およびその他24ヶ国の王族が一堂に会すること
となった。  タイ人のもっとも苦手とする、複数イベント同時進行であ
る。

先週はじめ、2ヶ月半ぶりにバンコクへ行った。

 即位60周年式典から3週間近く経っていたのだけど、現国王のシンボル
カラーの黄色い半袖ポロシャツを着ているタイ人が多い。  胸に王室の
紋章入りだ。  
  
中国でも黄色は皇帝のシンボルカラーだけれど、タイの王室が黄色で満
ちているのはちょっと理由がちがう。  いまの国王が生れたのが月曜日
で、月曜日のシンボルカラーが黄色だから、それで国王のシンボルカラ
ーが黄色ということになっているのですね。


6月12日の夜は、きらびやかな王室船パレードを全チャンネルが中継し
たため、日本・オーストラリア戦の前半は見たくても見られなかったと
駐在員が感心したように言っていた。  セブンイレブンに行くと、新聞
の記念式典写真特集別刷りが売られていたので記念に買って、なかを見
もせずにスーツケースにしまった。

台北へ移動して、その別刷りを広げて、息をのんだ。  何じゃい、この
席順は?!

■ どうやって決めた席順やら? ■

6月12日にタイ王宮でタイの王族と各国来賓の記念写真の撮影があった。
その写真をみて、席順に驚いてしまったのだ。前列、後列と2列で撮影
だったのだが、そのうち前列はこういう席順でした。  
  向かって左から……

        リヒテンシュタイン公国・皇太子(摂政)
       スペイン王国・王女
      モナコ大公国・大公
     マレーシア王国・王妃
     マレーシア王国・国王
    ルクセンブルク大公国・大公
   カタール国・首長妃(シャイク妃)
   カタール国・首長(シャイク)
  スワジランド王国・国王
  スワジランド王国・王妃
 ブルネイ王国・王妃
 ブルネイ王国・国王
タイ国王
タイ王妃
 スウェーデン王国・国王
 スウェーデン王国・王妃
  天皇陛下
  皇后陛下
   レソト王国・国王
   レソト王国・王妃
    ヨルダン王国・国王
     カンボジア王国・国王
      クウェート国・首長(シャイク)
       モロッコ王国・王女
        デンマーク王国・王配殿下(女王の夫)
         バーレーン王国・首相(国王名代)


■ 大使は切腹ものではないのか…… ■


ひょっとして籤引きでもして決めたのかと思うくらい、荒唐無稽な席順
である。

タイにとって最重要の隣国である(はずの)マレーシアやカンボジアの
国王をはるか末席に置き、主賓に人口37万人の石油成金国ブルネイの国
王をもってくるとは。  中東屈指の名家であるヨルダン王家が、カター
ルのシャイクより、わずかながら下座(しもざ)とは!

そんな他国のことはまだどうでもよいとして、天皇・皇后両陛下がスウ
ェーデン国王・王妃よりも下座とは、いったいタイ政府は何を考えてい
るのか。スウェーデンと日本と、タイにとってどちらが大事な国か?

それどころか、両陛下は、スワジランド国王・王妃より下座になってい
る。  理解不能……。

さてはタイ政府は、ブルネイ国王の富に目がくらんだのか?  記念写真
の賑わいに王妃陛下の脇に白人の国王をもってきたかったのか……。

わが外務省は、パーティーや儀式のアレンジだけはちゃんとやるという
評判なのだが、こんな席順に両陛下を座らせるとは、駐タイ日本大使は
切腹ものではないか……。

■ 超絶の役人仕事 ■

「いろいろ調べ始めたら、この席順の由来が分かった。  なんとタイ政
府は、即位の順番で席順を決めたらしいのだ。 (つまり、わが外務省は、
いちおう無罪放免です)

ブルネイ国王: 昭和42年即位。
スウェーデン国王: 昭和48年即位。
スワジランド国王: 昭和61年即位。
天皇陛下:平成元年御即位。
カタール首長:平成7年即位。
レソト国王:平成8年即位。
……


 たしかにタイの役人の論理からすると、この席順はひとつの原則に貫か
れてはいるわけですな。

そもそも「在位期間が世界でいちばん長いのはタイの王さまだ」という
ことを誇る行事だから、在位期間の比較がだいじな要素だったわけです
ね。論理貫徹の極み。

しかしね、この所以(ゆえん)を調べるのに、コラム子でさえ実に3時
間もかけてしまったのよ。  大多数の人はこの席順を見て「タイからみ
た世界の王室のランク順」と思うはずですが。

たまたま天皇陛下が御即位後17年以上にもなるから、まだこの席次で済
んだ。  もし御即位間もなくのことだったら、陛下が末席に座らされた
のか?  下手をしたら、後列で立たされた?  たぶん、そういうことだ。
そういう場合は、皇太子殿下に名代を務めていただくしかなかろう。

「国連では各国みな1票だ」というのはそれはそれでよいとして、こう
いう一国の王家の祝賀の場では、国の親疎に見合った席次というのがあ
って然るべきだろうに。  外交の常識では、どうなっているのだろう。


ちなみに、第2列の末席が英国のアンドリュー王子(ヨーク公爵殿下、
エリザベス女王の次男)であった。タイの歴代の国王は、英国で教育を
受けてきたものだが、さて恩義浅からぬ英国の王子を25ヶ国の末席に
置くとは、タイ政府の見識も、とことん落ちたものである。

■ 両手に花とはなったれど ■

翌日6月13日の国王主催晩餐会ではいささかの改善があった。

貴賓席の中央部分の席順をみると……

    ……
   カタール首長
  スウェーデン王妃
 天皇陛下
タイ王妃
ブルネイ国王
タイ国王
 スウェーデン国王
  ブルネイ王妃
   スワジランド国王
    皇后陛下
     レソト国王
      ……

 ブルネイ国王が、賓客代表として答礼の挨拶を行った。

天皇陛下がようやくスワジランド国王を抜いて第3位の席次となり、両
手に花のお席となった。  わたしがタイの外務大臣だったら、マレーシ
ア国王を上席にもってきて答礼の挨拶をしてもらったろう。

マレーシアに接するタイ南部3県はマレー文化圏内にあり、分離独立運
動があってテロが絶えない。  圧倒的視聴率の晩餐会中継で、マレーシ
ア国王から「マレーシア・タイの友好・平和」を呼びかけてもらうこと
で、人心安定をはかるよい機会になったものを。

■ 残念ながらB級国家 ■

今回のタイのB級外交ぶりは、これにとどまらなかったようだ。  かな
り辛口の評論を発見したのでご紹介しよう。

http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/06/60_4200.html

6月12日に王宮に天皇・皇后両陛下が入られたとき、タイの王族の応対
がデタラメ、というか、応対らしい応対さえなかったぞ、というもの。

「日付のある紙片・タイ大嫌いな旅行者のブログ」というブログ。

匿名ブログであり、内容の真偽のほどについてはコラム子は保証しませ
んが、一読してタイの「いけないところ」をみごとに看破していると思
いましたね。

今回の一連の式典だが、

「タイ国王のゆるぎない権威には敬服するが、タイ王家そのものは、所
詮は二流国の王室だ」というのが、残念ながらヨーロッパの王族がたの
結論だったのではないか。

ちゃんとしているようで、すぐにチグハグのボロが出る、……というの
が、タイで2年すごしたコラム子の感想なのだけれど、今回もみごとに
そうだった。

タイ人たち本人に「悪気」はないのですがね……。

そりゃそうさ。  悪気があってこれをやられたら、たまらないよ。



━━━━━━
話 の 福 袋
━━━━━━


〔福袋には様々な夢が入っている。外れも入っている〕


 1)秋田追分全国大会で東京都の福本さん優勝

第17回森鈴旗争奪・秋田追分全国大会(五城目町など主催)が9日、
五城目町の秋田周辺広域市町村圏五城目体育館で開かれた。

県内外から91人が出場、一般の部(13歳以上)は東京都江戸川区の
福本恵美さん(35)が優勝、熟年の部(65歳以上)は五城目町の宮
田紀義さん(66)が最優秀賞に輝いた。

会場には1000人の観客が詰め掛け、大きな拍手を送った。一般の部
を制した福本さんは「体調がすぐれず十分とはいえなかったが、念願の
優勝。信じられない」と涙を浮かべていた。(秋田魁Web 2006/07/10
10:17)


 2)道東沖流し網漁 サンマ初水揚げ 競り値は昨年の1・5倍  
 

【釧路、根室】道東沖のサンマ流し網漁が九日始まり、10日早朝、釧路
根室管内の各港で10トン未満の各漁船が初水揚げした。サンマ水揚げ量
が昨年まで8年連続日本一の根室・花咲港に水揚げされたのは24トン。

大豊漁で価格安に泣いた昨年の初日と比べ5分の1程度で、初競りの価
格は前年の1・5倍となった。 

今季は全道で550隻が出漁許可を受け、200隻余りが釧路市、根室市、釧
路管内厚岸町などの各港から出漁。10日朝には、花咲港の市場に根室市
内の3港で75隻が水揚げしたサンマが次々と入荷した。1キロ当たりの
価格は高値で昨年より735円高い2,100円。 

流し網漁では今年から、捕れたサンマを沖で箱詰めすることを業界内で
申し合わせた。昨年の魚価暴落を踏まえて鮮度保持で単価維持を狙った
措置。

函館市恵山から釧路港副港へ寄港した彰幸丸の野呂彰也船頭(36)は
「生きのいいものをもっと揚げて、いいシーズンにしたい」。漁期は8
月20日まで。主力となる棒受け網漁は8月中旬から本格化する。 (北海
道新聞  2006/07/10 14:44)


 3)LED光でミカン栽培 阿南の農家・藤田さん、農薬散布が半減

徳島県阿南市新野町常政の農業藤田重美さん(67)が、青色発光ダイ
オード(LED)光をハウスミカンに照射した試験栽培を実施し、農薬
散布の軽減や実の色づきが良くなるなど効果を見せている。

同市内のイチゴ農家が、青色LEDを使った無消毒栽培に取り組んでい
ることを知り、昨秋から照射を始めた藤田さん。「ミカン栽培にも応用
できる」と期待している。

LEDを照射しているのは、30アールあるハウスのうちの10アール。
3,000個のLEDを10センチ間隔でつなぎ合わせ、光が乱反射するよう透
明のホースチューブで覆った装置を購入し、高さ約2メートルの木の上
から24時間照らしている。

藤田さんは昨夏、同市十八女町新開の農業湯浅伯幸さん(70)が、イ
チゴ栽培に使用し、うどんこ病やダニの発生抑止に効果を見せているこ
とを知り、相談。湯浅さんのアドバイスを受けて、昨年10月から照射し
始めた。

その結果、照射していないハウスと比較して、ダニ防除の農薬散布回数
が半分以下に減少。葉に隠れていたり、木の下の方になっていたりする
実は青みがかかるが、どの実もだいだい色に色づいた。実の付き方が悪
くなっていた木も、以前のように実が多くなるようにもなった。10日に
収穫する予定だが、他のハウスより1週間ほど早いという。

田さんは「1年目で不安もあったが、効果が出てよかった。来年はすべ
てのハウスで試してみたい」と話している。(徳島新聞 10日)


 4)青森の水田に「風神雷神図」、700人が田植えで描く

青森県田舎館(いなかだて)村の水田に、巨大な「風神雷神図屏風(び
ょうぶ)」(縦143メートル、横104メートル)が現れた。

地元の特産米「つがるロマン」の緑と、紫や黄、赤に発色する古代米の
4色をあしらって作った「田んぼアート」。

村や地元農協などの呼びかけで全国から約700人が集まり田植えに参加。
江戸時代の画家、俵屋宗達の国宝を再現した。8月中旬には見ごろを迎
えるという。 (2006年7月11日10時57分  読売新聞)



━━━━━━
反       響
━━━━━━


 1)489号でアンディ・チャンさんが「サンフランシスコ条約を批
准しなかった国として、ロシア(当時のソヴィエト連邦)、中華民国と中
華人民共和国、ならびに韓国は平和条約を批准していない」と書かれま
した。

これに対して国際問題評論家の加瀬英明さんからご指摘がありました。
「朝鮮は日本の国土でしたから、サンフランシスコ会議に列していませ
ん」。

サッカーWcupのバカ騒ぎが終わって、ほっとしています。マスコミが
Wcupは”売り”と商魂逞しく煽り立てたのには、日支事変、安保騒動、
日中国交正常化・・・で大衆の劣情を商売種にするセンセーショナリズムを
思わせました。(加瀬英明10日)


 2)領土問題ではいろいろな方からコメントがありました。本当に領
土問題は複雑で諸論紛々 と言うところです。

加瀬先生のご指摘はウィキペディアで調べるとわかりますが、矢張り2
つの説があると 思われます。

加瀬先生のいうように、朝鮮は日本の国土だったのでサンフランシスコ
会議では署名できないと言う説、もうひとつは日本はポツダム宣言を受
諾した時点で既に朝鮮の領土権を放棄していて、韓国は1948年に(曲
がりなりにも)建国宣言をしていると言う説があります。

それゆえ1951年のサンフランシスコ会議に列席することは「可能 だ
った」、しかし当時は南北朝鮮の問題があり、国土領域が不明瞭だった
ともいえます。 

中華民国と中華人民共和国が参加しなかった理由はソ連が中華人民共和
国の参加を主張していたが、中共は1949年に建国したけれどアメリ
カは未承認だった、

それでも中華民国はすでに大陸を追われて台湾という領土権の未確定
った土地に亡命政府を作っていたのでソ連はこれを認めないと言う態度
を崩さなかった。それゆえソ連もサンフランシスコ条約に参加しなかっ
たのだと言う説があります。

なお、日本は無条件降伏をしたのではないという人もいます。日本がポ
ツダム宣言を受諾した時点で無条件降伏だったという説が外国では定説
となっていますが、別の説は 軍隊がポツダム宣言を受諾して降伏したが
日本国は降伏していないと言う説です。

いずれにしろ、私には諸説の論争や、加担するほどの資格はないので、
「批准していない」と事実だけを書いたつもりです。Andy


 3)488号(2006/7/8)。「島原市(&島原半島)の精霊流しで爆竹・
花火の使用禁止を決めた」とあった。加藤勝彦会長がいうように、もと
もと、「長崎市の精霊流し」と違い、爆竹はなかった昭和30年頃(私が
小学校6年頃)。

初盆(はつぼん、過去1年間に死去した者を弔う=東京では新盆という)
は豪華ではあったが静かな行事であった。私の育った南串山町(半島の
東南端)では、切子灯籠や提灯、西瓜や果物、ご飯などを飾った「精霊
船(しょうろうぶね)」を、海岸から千々石(ちぢわ)湾(別名、日露
戦争の橘中佐出身地にあやかり「橘湾」ともいう)に流した。

大小さまざまであったが、1〜2メートル。伝馬船をこいで沖へ曳航した。
爆竹は中国の伝統を引き継ぐ「長崎市の行事」であるので、中止はそれ
でよい。2006/3、父が死んだのでわが家も「初盆」だが、精霊船は出さ
ないことにした。

浄土真宗では普通出さない。日蓮宗や真言宗では出す。ただ、座敷の飾
り付けでは、多くの灯籠、提灯とは別に、家族自前の手作りの切子灯籠
(一対)を作ることにした。

長い白い「袴(約2m)」に故人(父)の子や孫が全員、大きな筆で、思
い思いの字句を書く。泥縄だけれども習字の練習をしておかなきゃ!
(馬場伯明 10日)



━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━


台風3号は朝鮮半島を横断、4号はもろに中国へ体当たりの様相。日本
よりは対策の遅れている土地では大変なことになるはずだ。山が崩れて
皮を塞ぎ大洪水。北朝鮮のケチのつき始めがこれだった。今度は?

ここは論争の場にはしたくありませんので、サンフランシスコ条約を批
准しなかった国のことはこれ限りとします。

読者は1ヶ月ク間、2100台をよろよろしていましたが、11日朝に見たら2163
となっておりました。クライン孝子さんや古澤襄さんに助けられたのだ
と思います。ここで御礼を申します。

第17回森鈴旗争奪・秋田追分全国大会(五城目町など主催)が9日にあ
ったそうだが、ここで出てきた森鈴こと鳥井森鈴(とりい しんれい)
こそが卑猥だと表面真面目真面目人間に貶される基歌秋田音頭の元祖だ。

鳥井森鈴を掲げながら秋田音頭大会をやらないあたり,秋田県人の限界だ
なぁとつくづく思うのだ。室生犀星(石川県出身)が歌った「還るところ
ではないふるさとは遠くにありて思うもの」に悲しく心引かれる。

サロンオーケストラジャパンの次回公演は7月13日(木)午後2時と7
時。渋谷駅に近いセルリアンタワー東急ホテル1階「教会」生誕250年で
五月蝿い「モーツアルトの名曲集」。チケット(4000円)予約は「ラ・ポ
ール」電話03−3368−2043(非広告)

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  1. 在位順で席次が決まるってタイに限った事じゃないし
    割と常識だと思うけど
    自分の物知らずを棚に上げてよくこんな記事かけるね

     2016/12/1

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