トップ > マネー・政治・経済 > 経営 > コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる

人は誰でも能力を保有しています。しかしせっかくの保有能力ちが宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が多いのです。成果に結びつれるにはコンピテンシーを磨くことが有効です。その極意を解説します。

RSS


メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。



稲盛氏が推挙した日本航空植木社長の求心力を高める誠実さに学ぶ!

発行日:12/22


       ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

        ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

   <第349回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その42>

 ==■「稲盛氏が推挙した日本航空植木社長の求心力を高める誠実さに学ぶ!」■==

===================================

人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成
果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただ
きたいと思います。

===================================

■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一
 層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
=================================

【1】機長だった自分が破綻直後に役員を命ぜられて困惑!
【2】稲盛会長に怒られて目が覚めた! 
【3】稲盛改革が末端まで浸透していくのを目の当たりにして!
【4】「あなた、一番誠実だから社長をやんなさい」と言われて!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
【7】「問題解決力」を磨けるメルマガ!
【8】コンピテンシーの基礎を学びたい人にお勧めなのはこの一冊!

=================================



賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば
らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークし
ない手はないのだ。



【1】機長だった自分が破綻直後に役員を命ぜられて困惑!

日本航空をV字回復させた稲盛和夫前会長から社長になるように命じられたのが現日本航空
社長の植木義晴氏(62歳)だ。

余談になるが植木氏の父は俳優の片岡千恵蔵氏でトップスターだった。圧倒的に時代劇が多
かったと記憶している。高齢者にとってはおなじみのスターだったはずだ。

植木氏は航空大学の受験に失敗し慶応ボーイになるが、母に「なぜもう一度挑戦しないのか」
と言われて航空大学を受験し直し、合格した経緯がある。1975年、卒業と同時に日本航空に
入社してパイロットとなり、1994年に副機長から機長になった。

ところが2010年に日本航空が経営破たんした。限りなく「官」に近い民間企業なので潰れる
なんて誰も思ったこともなかった。それだけに植木氏だけでなく、他の社員にとってもショ
ックだった。

2010年1月に会社更生法を申請して破たん後、役員になるように言われた。それまで役員と
言えば営業や経営企画に携わった者しかなったことがなかったから驚いた。自分はパイロッ
トが天職だと思っていたので操縦かんを置くのはこれまでの人生を捨てるような気持ちにな
り、他社に移ることも考えたが、思い止まった。与えられたのは「執行役員運行本部長」と
言う役職だった。



【2】稲盛会長に怒られて目が覚めた!

経営破たん後、ご存知のように稲盛和夫氏が会長に就任した。稲盛氏は日々現場を視察し、
現状把握に努めた。そしてまず幹部の意識改革が必要と言うことで、幹部研修を実施した。

ところが参加者の誰もが経営破たんしたのは自分の責任ではないと考えているから冷ややか
な態度で稲盛会長の話を聞いていた。稲盛会長はさすがにカチンと来た様子で、態度の悪い
ある幹部をめがけてお絞りを投げつけた。それが見事に顔に命中した。一瞬、研修室はピー
ンと張り詰めた空気に包まれた。出席者たちは年老いた会長が本気で怒っていると思った。
参加者は、この年になってこれだけ厳しく怒られるのかと思ったに違いない。

墜落に至らないまでもヒヤリ・ハットの修理ミスが多発。それでも目が覚めない修理部門。
お客様を他社に奪われても営業が悪いと我関せずの態度。正に無責任社員の集団だった。

組合が8つもあってそれぞれが自己主張ばかりする。会社の業績などそっちのけだった。

だが執行役員運行本部長となった植木氏は、機長だってお客様に好印象を与えればリピータ
ーを生むことができるのではないかと考え始めた。ただ安全に操縦すればいいと思い込んで
いた自分が目覚めさせられる思いがした。飛行中に機長からお客様に心に残るメッセージを
アナウンスすることを思いつく。



【3】稲盛改革が末端まで浸透していくのを目の当たりにして!

稲盛会長は各部門の垣根を取り払う努力をした。他部門から構成されたチームをいくつも作
り、グループディスカッションを頻繁に開催した。例えば、「お客様はなぜ日航を離れたの
か」と言うテーマでディスカッションしてもらうのだ。

最初は、敵同士が同じテーブルで議論する雰囲気さえあった。だから「他責化」に走る。だ
が参加者は次第に「他責化」では議論の出口が見えないことに気付いていった。自分たちが
やれるのにやらないことがたくさんあったことに気付いたのだ。すると「自責化」の意見が
出るようになった。みんなが悪いから会社が破たんしたとやっと気付いたのである。

整備部門でも例えば、ネジ1本、油拭き取り用の布(ウエスと呼んでいる)1kgの購入単価
を表示し、コスト意識を持って大事に使用するようになっていった。ムダはチリも積もれば
大きいことを認識して言った。

稲盛会長お得意のアメーバ経営を導入し、各小部門単位で家計簿経営をするまでに浸透して
いった。日本航空のクレドを完成させて社員一人ひとりが携帯するように仕向けた。すごい
スピードで改革が末端まで浸透していくのを植木氏は目の当たりにしたのである。



【4】「あなた、一番誠実だから社長をやんなさい」と言われて!

稲盛会長は植木氏のマネジメント振りをいつも観察していた。ある日、稲盛会長に呼ばれた。
4日後に記者会見を開いてお披露目する。「あなたが社長になっておやんなさい」と。

機長から役員になったはいいが、経営に関してはズブの素人だった。稲盛会長が中心になっ
て作成したクレドには「誰にも負けない努力をする」と言う項目がある。植木氏は努力家だ。
財務担当にお願いして財務三表の読み方などを教わっていてよかったとそのとき思ったそう
だ。

稲盛会長は「役員の中で一番誠実なのが植木さんだった。トップは誠実な人でなれば務まり
ませんから」とさりげなく言った。



【5】賢人から学ぶべきこと!

2012年(平成24年)、2月に植木氏は社長に就任した。機長と社長の任務があまりにも酷似
していることを知り、驚いた。

機長は飛行中に起こった全てのことに対して責任を持たなければならない。一方社長はグル
ープ社員32000人の生活が自分の双肩にかかっている。どちらも最後は自分が責任を取る覚
悟が必要であると強く認識した。

日本航空はさまざまな問題を先送りし、歴代の経営トップは誰一人改革を果たせなかった。
その原因は社員の行動特性を変えさせることができなかったためだ。つまりコンピテンシー
を導入できなかったのである。

田舎の町工場のオヤジに何ができると冷ややかな目で迎えた幹部たちは、ものの見事に行動
特性を変えられてしまった。植木氏はその推移を全て見ていて身に付けた。稲盛会長から
「誠実さ」は人を動かす原動力であることを学んだ。その「誠実さ」をいつも発揮し続けれ
ば社員たちの「求心力」を維持できる。私たちはそのことを植木氏を通じて学ぶべきだ。



【6】編集後記

行動が変われば結果が変わる。コンピテンシーは「仕事のできる人の行動特性」である。仕
事のできる人はできない人と比べて行動特性が大きく異なるのだ。

頭の使い方、時間の使い方、コミュニケーションの取り方など全てが違うのだ。植木氏はま
だ62歳と若い。社長在任中に一つでも多くの課題を解決してほしいと期待する。




【7】「問題解決力」を磨けるメルマガ!

企業が求めているのは「問題解決力」のある行動派の社員です。
隔週1回、3分読んで自分のものにすれば「問題解決力」がぐ〜んとアップ
できます。サンプル号とご登録はこちらから
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag4.html



【8】コンピテンシーの基礎を学びたい人にお勧めなのはこの一冊!

著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門(副題:仕事のできる人
の集団に生まれ変わる法  <お申し込みはこちらから>
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html


================================


次回に続く
次回は、「10年連続水揚げ1位、明石鯛専門漁師の自立志向に学ぶ!」を解説します。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html 
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19−29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

*************************************************************************

この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html

*************************************************************************

メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中!登録はこちら
⇒ http://www.melma.com/backnumber_59181/

ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒ http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒ http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/

*************************************************************************

| 次の記事>> | 最新の記事

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するdel.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録記事をEvernoteへクリップ
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


この記事へのコメント

コメントを書く


上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。
コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  1. コメントはありません。

このメルマガもおすすめ

  1. 経営戦略考

    最終発行日:
    2017/05/22
    読者数:
    4455人

    第一線のコンサルタントが毎日、日経新聞の記事を題材として経営戦略の原理原則を解説します。経営者はもちろん、キャリアアップを狙うサラリーマン、OLの方は必読!毎日発行だから、話のネタ仕入れにも最適です。

  2. 企業のパワーアップ倍増作戦

    最終発行日:
    2017/05/23
    読者数:
    770人

    今話題の会社を救う「コンピテンシー」とは何かとコンピテンシー導入の仕方について分かりやすく解説します。中小企業の経営者の方、人事担当の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

  3. 社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!

    最終発行日:
    2017/05/22
    読者数:
    5060人

    シリーズ第6弾!は『多様化するマーケットを読み解く力を身につけよう・編』。成熟した社会では「個としての在り方」が強く問われます。「みんな一緒」から「個」の時代へと大きく変革を遂げた日本の未来のために、エッジの効いたサジェスチョンを毎週月曜の朝お届けします☆

  4. 人脈3倍!コミュニケーションのツボ

    最終発行日:
    2017/05/19
    読者数:
    274人

    人との出会い。そこからの発展はあなたのコミュニケーション次第。その道の達人が対話の奥義を「対人関係」「笑い」「洒落心」の切り口で解き明かす。できるビジネスマンを目指す人は必見。人脈拡大のヒントが満載。

  5. 「問題解決」メルマガセミナー!

    最終発行日:
    2017/05/10
    読者数:
    391人

    企業では日々問題が発生しており、利益を圧迫しています。経営トップをはじめ全社員が「問題解決力」を磨くことが大切です。さまざまな問題解決のノウハウを公開します。

過去の発行記事