経営

コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる

人は誰でも能力を保有しています。しかしせっかくの保有能力ちが宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が多いのです。成果に結びつれるにはコンピテンシーを磨くことが有効です。その極意を解説します。

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人の人生を変えるロボット研究者山海嘉之氏の挑戦志向に学ぶ!

2014/03/24


    ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

     ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

  <第331回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その24>

==■「人の人生を変えるロボット研究者山海嘉之氏の挑戦志向に学ぶ!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成
果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただ
きたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一
 層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】「奇跡を越えている」と微笑んだ脊髄損傷患者!
【2】山海嘉之氏のプロフィール!
【3】「諦めようと思ったことはないのか」の質問に反論!
【4】今リハビリ分野に力を込める賢人!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記

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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば
らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークし
ない手はないのだ。



【1】「奇跡を越えている」と微笑んだ脊髄損傷患者!

今回はロボット界の革命児と言われている山海嘉之氏(55歳)を採り挙げることにした。
iPS細胞と並んで日本の将来を担う最先端技術と目されているからだ。

どんなロボットかと言うと人間が意識したことをその通り実行してくれる世界初のサイボー
グ型のロボットだ。ドイツなどでは昨年医療用機器として認められ、保険も利くようになっ
た。しかし、残念ながら日本ではまだ医療機器として認められていない。

Nさん(男性40歳)は15年前に車に当て逃げされて脊髄を損傷する重傷を負った。医師から
は二度と歩くことはできないと告げられた。だが山海嘉之氏が開発したロボットに出会い人
生が一変した。ロボットを装着してリハビリを行った結果、一年後には自力で200メートル
歩けるようになったのだ。

Nさんは「信じられないと言うか、奇跡を越えている感じですね」と嬉しそうに話してくれ
た。

イギリスのあるロボット研究者は「間違いなく最高峰ですね」とエールを贈る。ドイツのあ
る大学病院教授は「信じられない可能性のある医療用ロボットです」とコメントした。



【2】山海嘉之氏のプロフィール!

山海嘉之氏は岡山市の郊外に生まれる。小学校3年生のときアイザック・アシモフのSF小
説「われはロボット」と言う本に出会う。その本を読んで感化された。さらには石ノ森章太
郎氏の「サイボーグ009」のアニメの影響も受けた。その結果、文集で「人の役に立つロボ
ットを作ってみせる」と宣言した。中学に入ってからはレーザーに興味を抱くようになる。

筑波大学に入学し、大学院に進む。助手として働くが、自分が目指すテーマを見出せず悶々
とした月日を送る。当時、ロボット言えば産業ロボットが主流だった。自分は産業用ロボッ
トではなく、困っている人を助ける身近なロボットにしたいとやっと方向性を見出した。

だが、失敗の連続で何一つモノにできなかった。「ああ、時間が足りない」とあせる。

山海嘉之氏は学会を辞め、論文を書くのも止めた。周囲の人から「そんなことをしたら研究
費ももらえない」と反対されたが、聞き入れなかった。現場に入ってひたすら研究に励む山
海嘉之氏だった。自宅のベッドで寝るのは年に一度ほどしかなかった。そして構想から10年、
ついにサイボーグ型ロボットの開発に成功した。100キロの重量物を足で簡単に動かせる。
介護職員が軽々と要介護者を抱え挙げることができる。子供のころに夢に描いた「人の役に
立つロボットを作ってみせる」を有言実行して見せたのだ。



【3】「諦めようと思ったことはないのか」の質問に反論!

プロフェッショナル・仕事の流儀の撮影中にNHKのスタッフが愚問を呈した。「諦めよう
と思ったことはないのですか」と。

山海嘉之氏は「諦める? 逆に聞きたいですね。諦めると言うのはどういうときに諦めるん
でしょうか」と聞き返した。

脳波の制御でロボットを動かす技術にも挑戦中だ。基礎研究からロボット製作まで総勢150
人体制で臨んでいる。脳神経外科医や理学療法士の参加してくれている。

脳が損傷されて自分の意思で手足を動かせない患者は世界中に大勢いる。脳から「足よ、動
け」と言う意識が電気信号として足に伝わり、足が動く。だがその電気信号は極めて弱い。
その信号を捉えられる高性能センサーを独自に開発した。山海嘉之氏のロボットを使えば、
使う人は意識するだけでロボットの伴走により、手足を動かすことができるのだ。

山海嘉之氏は「諦められるわけがない」と言いたげだ。



【4】今リハビリ分野に力を込める賢人!

Kさん(女性、62歳)は、12年前に脳卒中で倒れ、左半身に麻痺が残った。麻痺は徐々に進
行し7年前からは立つこともできなくなった。Kさんはか弱い声で「自分で歩きたい」と訴え
る。

早速山海嘉之氏のロボットで訓練を始めた。ロボットで足を動かすとその信号が脳にフィー
ドバックされ、次第に脳から出る信号が強くなっていく。その結果、脳神経機能の改善・再
生につながってくのだ。

Kさんは思わずか細い声で「歩けた」と。明るい表情になった。

リハビリに効果絶大のサイボーグロボットは日本ではまだ保険が利かない。一部の介護施設
でしか使われていない現状を一時も早く打ち破らなければならないと思う。



【5】賢人から学ぶべきこと!

山海嘉之氏の研究テーマはあまりにも多すぎる。

リハビリ分野はもちろん、何らかの原因で脳に損傷を抱えてしまった患者の家族は、患者の
微弱な脳の信号を検知してコミュニケーションを図れるようにしたり、手足を動かせるよう
にしたいと言う強い想いを持っている。体中の筋肉が動かなくなるALSと言う病気の患者
もパソコンで文字を打とうと言う意識は持っている。しかしその意識信号はあまりにも微弱
すぎる。山海嘉之氏は思わず「これは確かに難しいね」と漏らす。

このようにたくさんの研究テーマを抱えているのに、一切弱音をはかない。車で移動中は歌
手中嶋みゆきさんの仕事の流儀のテーマソングをいつも流す。モチベーションを維持するの
に一役買っているからだそうだ。

「3年たってダメだったらどうしようなんて考えていては、未来開拓の仕事なんてできません
から」と山海嘉之氏はさりげなく言う。

最初の成功を勝ち得るまでに数万回の挑戦をし、ことごとく失敗を繰り返してきた。支えて
くれたのは子供のころの「夢」だった。山海嘉之氏の挑戦志向を学ばない手はない。



【6】編集後記

山海嘉之氏が世界初のサイボーグ型のロボットの開発に成功したとき、世界中の学者や研究
者が目を見張った。そしてアメリカやヨーロッパの一部の国から軍事用ロボットとして応用
させてほしいと言うオファーが舞い込んだ。

山海嘉之氏はそれらを全部断ったそうだ。目指しているのは、人の役に立つロボットだから
だ。人殺しのためのロボットでは、全く意に反するからだ。

「プロフェッショナルとは」の問いに「自分自身がトコトンやり抜いたことに対して、次の
瞬間にはその自分がやり抜いたことをさらに超えようとする、そういう気持ちを持った人た

ちのことだと思う」と答えてくれた。

<この記事はNHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を参考にさせていただいた>



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次回に続く
次回は、「本業と社会貢献を両立させるパン屋の社長秋元氏の冒険志向に学ぶ!」を解説し
ます。



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