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走れ!歩け!挑戦の旅

2019年夏は宮城県全市町村を巡る旅にチャレンジ!!

自転車旅行や歩き旅を旅先から紹介します。
東海道五十三次、伊豆一周ウォーキング、沖縄一周、四国お遍路自転車旅などを終え、最近は一つの県を集中して周っています。

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体力勝負の一人旅 No.700【宮城編】

2019/10/10




【6日目・2019年8月2日(4)】

 南三陸町に入ってしばらく行くと見覚えのある景色になってきた。確か正面の小山の裏側に神社があったはずだ。襲ってきた津波は石段の途中で止まり上のほうは無事だった、あの神社がるはずだ。
 小山を左から回り込むように走るとあの神社が右に見えてきた。記憶では道の左側にあったはずだ。

 前からあった神社なのか確認しようと自転車を止めて道を渡る。神社側は路肩付近の道路工事の真っ最中だった。
 作業者の邪魔にならないよう石段入口に近づき、そこに昭和の文字のパネルを見つけた。割れていて昭和と三月十五日しか確認できないが前からあった神社だ。
 国道をちょっと進むと右側に封鎖された道路が見えてきた。間違いない、私が思ったあの神社だ。

 さらにそのちょっと先の右側に新しい施設ができていた。『ハマーレ歌津』と書いてある。この名は確か、国道の海側にあった仮設商店街の名前だ。
 今のハマーレ歌津は木をふんだんに使った長屋形式の商店街になっている。
 店の人に訊いてみると、やはり国道の向こう側、つまり海側にあった商店街が引っ越してきたそうだ。これも仮設かなと思ったが完成形で、引っ越して3年目になるという。

 神社の海側の道路がいつできたのか訊いたら3日前だった。3年でだいぶ景色が変わるのも無理はない。それなのに見覚えのある景色と思ったのが不思議だ。

 震災当時の写真が展示してあった。その中にさっきの神社の写真もある。石段の下の方は瓦礫が押し寄せているが、鳥居のある中段から上に瓦礫はない。鳥居が津波を遠ざけたかのようだ。
 石段入口のパネルはこのときに割れたのかもしれない。瓦礫に埋もれているはずなのにそれにしては不思議と軽傷だ。これも神様の力なのだろうか。

つづく

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創刊日:2003-12-07  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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