トップ > アート&カルチャー > 文学 > 雲上マガジン

総合創作団体・雲上回廊が送るメール文芸マガジン。

RSS


メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。



雲上マガジン vol_195

発行日:12/25

 ……………………………………… も く じ …………………………………………

 【1】 前書
 【2】 連載小説「ワダチ」            第七回
 【3】 競馬コラム「オケラ回廊」         第三回
 【4】 後記

 ……………………………………………………………………………………………………
◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【1】 前書
 ──────────────────────────────────────

 みなさん、こんにちは、遥彼方です。現在、とっても、冬眠したい気分です……。ねむ
い……。
 さて、今回は「ワダチ」と競馬コラム「オケラ回廊」をお送りします。
 ワダチ、いよいよクライマックスです! 奇怪で美麗なな戦闘シーンをご堪能下さいま
せ。


◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【2】 ワダチ                                 第七回
                                                         著/鵺屋イサイ
 ──────────────────────────────────────

 敵地に乗り込んだ奇兵隊の3名。壮絶にして絢爛たる闘いが幕を開ける……!

 …………………………………………… 第七回 ……………………………………………

 有田柾人は木更津総吉と詫摩響を伴って、反逆者・赤池豪と対峙した。
「公理結社《アクシオム》の名の下に、あなたを論破させていただきます」
 手狭な図書室といった趣きの書斎に赤池は追い詰められていた。狂科学者シュタイナッ
クは、赤池の足下で事切れている。強奪した磁気ディスクを巡って仲間割れし、赤池に切
り刻まれたらしい。
──Quod Erat Demonstrandum. 
 有田の足元に幾何学的な紋様のサークルが展開した。スカイブルーで描かれ、透明な光
を放つそれは有体に言えば『魔法陣』そのもの。それは戦士の指向性虚数界面統合記憶体
──俗に呼ばれる『幽体』に刻印された樹形因果構造式論理回路の影だ。
 さながら悪魔を召喚せる魔術師のように、有田は魔法陣に掌をかざす。
 強化された高速並列思考が空間演算を開始。内積及びベクトルの連続を定義/ヒルベル
ト空間を展開/多元異層を基底事象層に転写/現実事象の関連性を再構築》/半径五〇メ
ートルの空間内から媒介となる資料(しつりょう)を充填/元素変換/自己組織化現象。
己の脳がスパコン並の計算を行なう様をボンヤリと眺める心持ち。そうしている内に、有
田の論理武装は存在証明を終了する。
「我が命題、『ドーントレス・ジル』!」
 かざした掌の中に収まるは、弾ける電子のきらめきを纏うハルバード。蒼穹の如き青い
穂先を赤池に突きつける。
「こんなの、ボク一人で充分だよー。電話番号は局番なしの429−5642お電話今す
ぐー♪」
 公共の電波混じりで、詫摩が一歩進み出た。帯電した髪がふわりとなびき、不可視の力
が小さな体から発せられる。詫摩の目が焦点を失い、瞳孔がぐるぐると渦を描いた。ヘッ
ドフォンから流れる音楽に集中して自我を閉鎖し、電波を迸らせる。 
!)毒電波!)。──狂科学者の多くは電波を発信するものだ。人間の精神に干渉するこ狂科
学者達の狂気の源であり、それを感染拡大させる何よりの手段だった。
 だから公理結社はその対抗策に、同じく電波系を用意する。詫摩もまた、電波能力者の
一人だった。
「鼻血がおいしくなぁ〜れっ☆」
 さながら滝の瀑布のように、電気パルスのシャワーを叩きつける。咄嗟に放たれたワイ
ヤーソーが赤池からの命令信号を混乱させられ、力なく床に垂れた。戦団制服の銀コート
は、対毒電波防護服である。ただのジーズンとジャケットという私服姿の赤池は、もろに
詫摩の電波を喰らった。
「をっ……、ごうッ!? ぎひィィィィああぅおお!?」
 音程の狂って気持ち悪い、濁った叫びが赤池の口から漏れた。眼球が左右別々にぐるぐ
る回りだし、顔面にびっしりと血管が浮き、筋肉が激しく痙攣して喜怒哀楽の表情のコラ
ージュを作る。頭を激しく振り、涎を垂らして苦しみながら、それでも赤池は力を振り絞
った。
「あああAあッるぅるルるうううラララ美しぎぃぃぃィぃゐ────────ッ!!」
 部屋にあった四つの机と多数の椅子、そして無数の本棚が一斉に宙に浮いた。詫摩の宣
言どおり、鼻血を噴水のように出しながら。これが赤池の論理武装『フェイタルレッド・
ストリング』の特性《テーゼ》。グローブから生成される極細のワイヤーで指定した対象
を操作する、いかにもな人形遣いの手だ。
「意外としぶといですね、貴方」
 ポルターガイスト現象のような光景を他人事のように眺める有田の所感。床を蹴って後
退し、詫摩の肩を掴んで飛んできた本棚から避難させる。これで赤池は、集中が切れた詫
摩の電波攻撃から解放されたが、まだ立ち直るには早いだろう。
 有田が木更津の姿を探すと、少年戦士は真っ直ぐに赤池を目指して吶喊していた。その
途上、猛烈な勢いで障害を撃墜。
 首に巻かれ第三第四の腕として機能するマフラー=論理武装『ヴォルト・アトラクショ
ン』は、木更津からの生体電流で駆動するが、同時に蓄積した静電気を自在に放電する特
性を持つ。中身がぎっしりと詰まった本棚、頑丈そうな樫の木の大机、三台のモニターを
繋げたパソコン、そのどれもが何千何万という電力を叩きつけられて灼《や》き尽くされ、
轟音と閃光をあげて灰燼に帰していった。
 その凄まじさに、有田は初めて木更津を恐ろしいと思う。
 木更津の戦う姿が、四本腕の化け物を見るようだったからではない。その常人離れした
空間把握力に驚嘆したのだ。人は手に持ったマジックハンドで、静止した小物を掴むにも
苦労する。だが木更津は手の延長どころか、肩から伸びる本来自分には備わらない複腕を
自由自在に操ってた。空間に対する鋭敏な感覚がなければ出来ないことだった。
 慄きながら、考えながらも有田の体は正しく戦闘を続行する。全長二メートル、重量六
キロを越える青い斧槍を片手で軽々と振りかぶって、無数の椅子を綺麗に粉砕した。木更
津は恐らく、方向音痴というものには生涯無縁だろうなと思いながら。
「さて、覚悟していただきましょうか」
 神経をやられ、真っ直ぐ歩けなくなりながら、ふらふらと逃げようとする赤池の背後に
有田が立った。一撃で頭部を真っ二つにしようと斧槍を振り上げる──と、その柄の先、
石突の辺りを小さな手が掴んだ。何事かと振り返れば、泣き出しそうな表情で有田を見上
げる顔があった。
「詫摩君……!」
 フェイタルレッド・ストリングは物体のみならず人体も操作が可能。その特性がもたらす
詫摩の状態を察して有田の動きが止まった。精神を操作することまでは出来ないから、詫
摩の電波が向けられることはないが、盾に使われたら自分は攻撃出来なくなる。
 有田が赤池を追い詰めたのを見て、安心した詫摩に隙が出来たのだろう。
 力の抜けた有田の腕を、そっと詫摩の腕が掴み、直後に関節を極めた。振り払おうとし
て、その首にストリングが巻きつけられるのを見る。抵抗すれば首を落とす、無言の脅し
に有田は現状を打破する手段を考え始めた。言いなりになって堪るか。
 さしあたって、木更津にも「動かないでください」と命令を下す──その矢先に、白銀
が詫摩の腕を取った。
「邪魔をするな」
 冷然とした木更津の声。腕がへし折られる音と、それに続く詫摩の泣き叫ぶ声。一瞬の
出来事に即応して、赤池が逃走を始める。その背に追いすがり、有田は斧刃の一撃を首に
叩き込んだ。ひどく汚い悲鳴と共に、頭部が転がり落ちる。
 赤池豪は血も涙も飢えも悪徳も未来も頭も失って、命を失って、死んだ。有田はそれを
確認して、木更津に向き直る。
「切り捨てるなと言ったはずですよ」
 しかも「動くな」という命令を無視した独断専行。一歩間違えば、転がっていたのは詫
摩の首だったかもしれない。有田はそれを想像すると、許せない気持ちが湧き上がってく
るのを抑えられなかった。だが木更津は淡々と、自己の行動に対する正当な理由を述べる。
「私なりの答えだ、隊長。仲間のために任務を放棄をすれば、公社とも狂科学者とも無関
係の一般人に危害が及ぶ。私にはどうしても、それを見過ごすことは出来ない。隊長は情
に流されて、公社の人間たる責任を軽んじているのではないか」
 だから赤池に操られた詫摩の腕を折ったと言う。床に転がり、声を殺して泣く詫摩の姿
に、頭に血が昇るのを感じながら、有田は木更津の胸倉を掴んだ。力を込め、その踵がや
や浮くほどに。
「我々は確かに公社の兵士ですが、そうである前に人間です。そして部隊の仲間は!)身内!)
なんですよ」
 そのまま木更津を引っ張り、窓に近づく。振り抜いた斧槍で、雨にけぶる硝子も枠も纏
めて叩き割った。
「なぜ仲間を見捨ててはいけないのか──。簡単です、誰も、一人も、家族を見捨てる者
などいない!」
 そう言って頬骨のあたりを一発ぶん殴り、有田は木更津を窓の外へ放り投げた。


 …………………………………………… 続く ……………………………………………

 次回は第196号(1月5発行)に掲載されます。
 このコーナーに対するご意見・ご感想は編集部まで:info@kairou.com

◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【3】 競馬コラム「オケラ回廊」              第三回
 ──────────────────────────────────────

 競馬をこよなく愛する熱い心の小説書き雨下雫が、よあけ=遠野浩十を連れ、競馬の
おもしろさを語り倒す!!!

 …………………………… 第三回:競馬の歴史についてその2 …………………………

《よあけ》 ぱうぱう! オケラ回廊第三回のお時間です!

《雫》 よあけの微妙なキャラ付けは置いといてだな、今回はサクサクいくぞ(〆切間際
的な意味で)。さて、前回はどこまで話したんだったか。

《よあけ》 あれだよ。エクリプスとセントサイモンっつう、化物みたいに強い馬につい
て。

《雫》 そうそう、セントサイモンの出現による英国競馬の栄枯盛衰を語ったんだったな。
 その後のイギリス競馬界、ひいては欧州競馬全体がどうなったのか。今回はその辺を話
しておくとしようか。

《よあけ》 ういうい。今回も化物みたいな馬が出てくるん? 短距離から長距離までな
んでも任せろ! ってくらいの超万能馬とか。

《雫》 よあけの癖に鋭いじゃねえか。その通り。今回語られるのはまさにそんな馬だ。

《よあけ》 あれ、適当に言ったら当たってた!?

《雫》 だが今回はそれだけじゃねぇ。その馬を語るさいに、絶対に外せない偉大な人物
がいるんだが……まあ、とにかく今は語り始めるとしようか。
 おい、よあけ。プロローグを読み上げな。

《よあけ》 うい。(カンペ片手に)……セントサイモンの悲劇が起こった20世紀初頭。
世界は核の炎に包まれた……って、このカンペ明らかにおかしいよね!?

《雫》 読み上げる前に気づけ阿呆。まあ、核戦争なんて起きてねえけど、世界史でおな
じみの第一次世界大戦はちょうどこの頃だ。そのせいでこの時代ってのは、ぶっちゃけ競
馬どころじゃねえんだな。

《よあけ》 そりゃ、戦争やってりゃ、競馬やってる余裕もなくなるだろな。

《雫》 それでも、とりあえず開催はしてたんだが、まともな競馬なんて出来るわけもな
い。……そんな中、とある一頭のサラブレッドが、英国クラシック三冠を達成したんだ。

《よあけ》 あ、クラシック三冠は知ってるよ。皐月賞、日本ダービー、菊花賞でしょ。
ナリタブライアンとかがその全てに勝って三冠馬に輝いたんだよね。

《雫》 そうそう。英国クラシックってのは、その日本競馬の三冠のモデルケースになっ
たレースさ。2000ギニー、ダービー、セントレジャーの三競走だな。
 ちなみに、牝馬限定のクラシック競走もあって、それは1000ギニーとオークスってんだ
が、まあ今は置いとこう。
 特徴としては、それぞれの施行距離が異なる、伝統と格式あるレースなわけよ。

《よあけ》 日本のクラシックも距離がそれぞれ違うけど、元ネタの英国クラシックもそ
うなんだ。

《雫》 ああ。その異なる距離のレースを一頭で制するというのは並大抵のことじゃない
ぜ。人間で言うと、100m走から10000m走の金メダルを総ナメにするようなもんだ。

《よあけ》 最強過ぎるよ、それ……さすがに人間の世界じゃ、そんな超人はいないだろ
なあ。

《雫》 まあ、多少大げさではあるが、その方がイメージし易いだろ?

《よあけ》 「クラシック制覇ってのは、そんくらいの偉業!」っつうことだね。

《雫》 で、そんなこんなで三冠を達成したそのサラブレッドはゲインズボローっていう
んだけどな。こいつがまた、なんとも不遇の名馬って感じなんだ。

《よあけ》 不遇? 土偶? 奇遇?

《雫》 このよあけ! 〆切間際的状況で突っ込みずらいボケをするんじゃねぇ!

《よあけ》 よ、よかれと思って……っ!

《雫》 あとで、■す。
 ……ゲインズボローの話に戻すぜ。こいつの何が不遇かというと、まず一つに、競走馬
として活躍した時代が第一次世界大戦の時期とほぼ重なってるせいで、まともな体系の競
馬開催じゃなかったってことが挙げられる。
 そんな条件じゃあ、他に集まるサラブレッドの質も量も、必然的に悪くなっちまう。ゲ
インズボローの三冠は、言うなれば火事場泥棒みたいなもんだって思われたんだな。

《よあけ》 うわ、そりゃ確かに不遇だ。せっかく勝ち取った三冠も、まともに評価して
もらえなかったわけだ。

《雫》 もう一つ。これは前回の最後の方に言ったことが関係するんだが、この時代は英
国紳士どもが愛して止まなかったセントサイモンの血脈が、その力の全てを使い切ったよ
うに衰え始める最初の時期なんだ。

《よあけ》 それは、どういうこと?

《雫》 それがどういうことを意味するかというと、異系の血脈が台頭する最初の時代と
いうことにもなる。
 ゲインズボローは、その兆候を如実に顕した存在だったのかもしれないな。
 伝統と格式に愛と誇りを見出す英国紳士たちにとって、それは耐え難い屈辱だったに違
いない。
 文字通り、どこの馬の骨とも知れぬ輩に、セントサイモンという自分たちの庭を荒らさ
れてるような感覚とでも言おうか。

《よあけ》 プライド高そうだもんね、貴族て。ゲインズボローもつくづくツイてないな
ぁ。

《雫》 ……こんな悪条件が重なった結果、戦火が終息した後にゲインズボローは『三冠
馬の資格無し』と、英国貴族の連中からマジで吊るし上げられることになっちまった。

《よあけ》 三冠だけでも十分すごいだろー。貴族ひでぇなー。

《雫》 良くも悪くも伝統を重んじるジョンブル気質丸出しって感じだぜ。
 ……しかしな。
 このゲインズボローが、後に、とんでもない名馬を世に送り出すことになるんだ。
 そのおかげで英国三冠馬としての栄誉が守られたと言っても過言じゃねぇくらいの、イ
ギリス人の心の琴線震わせる駿馬を。

《よあけ》 おお、いよいよ今回の真打登場か!

《雫》 ……それはまさしく、沈み逝く大英帝国の威光を再び照らし出さんとする太陽の
化神! 遥かなる高みを往く者! 執念の結実! 実在したノウブル・ファンタズム!

《よあけ》 うわ、いつになく大仰な台詞! っていうか、最後のカタカナ! 貴い幻想、
ってことですね! わかる、わかるよ!

《雫》 いやに芝居がかった言い回しなのは仕様だ。俺がこういうキャラだって知ってる
んだから野暮なツッコミするんじゃありませんよあけのくせになまいきだ。

《よあけ》 お、怒られた……

《雫》 サクサク話を戻すぜ。
 ……ハイペリオン。それがその馬の名前だ。

《よあけ》 ダ

《雫》 ダン・シモンズでもなけりゃあ、戦場の魔術師殿の旗艦でもねぇぞ。

《よあけ》 …………

《雫》 ギリシャ神話に登場する太陽神の名前で、その意味は「高みを行く者」。
 今日び、こんだけカッコ付けた名前の馬はロクに走らねぇのが定説って感じだが、こい
つは全くもって例外だ。
 まさしくセントサイモンの幻日であり、英国競馬界に再び過熱の栄光をもたらした、太
陽さながらの、正真正銘の英雄だった。
 そして英雄は、英国紳士が何より重んじる『誇り』とでもいうべき代物の結晶でもあっ
たのさ。

《よあけ》 『誇り』とな。

《雫》 ああ。ハイペリオンを生産した人物は第17代ダービー伯爵。競馬ファンにはおな
じみの、あの『ダービー』を創設した貴族の出身というわけだが。
 このダービー伯ってのが、良くも悪くも本物の貴族だったんだ。

《よあけ》 本物の貴族?

《雫》 ……前回の最初でも言ったことだが、サラブレッドの血は近親交配の結晶であり、
その主たる目的は優れた祖先を再現することにある。優性遺伝の固定化ってヤツだったな。
 その近親交配——ダビスタを始めとする競馬ゲームでもお馴染みのインブリードってヤ
ツにおける理論の一つに『三×四の奇跡の血量』と呼ばれるものがあった。

《よあけ》 ああ、はいはい、知ってます、……えっと、三×四ですね、わかりますわか
ります。つまり算数でしょ?

《雫》 ……ただの算数じゃねぇぞ。
 これは、『血統内の三代前と四代前に共通した祖先を持つ』ように計算して交配すると
いう理論で、当時、名馬誕生の条件とまでもてはやされたものなんだ。
 ちなみに、三×四の場合の血量は『一代前(50%)→二代前(25%)→【三代前(12.5%)】』
+『三代前(12.5%)→【四代前(6.25%)】』で合計18.75%になることから、『18.75%の
奇跡の血量理論』なんて呼ばれることもあるな。

《よあけ》 三×四なのに18.75%……! 宇宙の法則が乱れている……!?

《雫》 もう一度言うが、三×四ってのは、共通の祖先の血量が18.75%になる組み合わ
せ、ってことだ。掛け算表記だけど実質は足し算だと思いねぇ。
 ……で、ダービー伯はその奇跡の血量理論に執着し、なおかつ、それをセントサイモン
の血で行うために全財産を投げ打つかのような勢いで実践したわけだ。
 それというのもこのダービー伯、ハイペリオン誕生までにいくつかのクラシックレース
を制したサラブレッドの生産には成功していたものの、それは15年間で二頭だけというも
の。

《よあけ》 素人目にも多いって感じしないね。

《雫》 ダービー伯が馬産に取組んでから初めてクラシックホースを生み出したのだって、
10年も経ってからのことだった。成果としては決して芳しいものじゃなかったわけだな。
 さらに、肝心のダービー優勝馬を生産したことが一度も無かった。
 そこで従来の生産法を脱却し、専門家を招いてまで遂に行き着いたのが、この奇跡の血
量理論だったってわけ。

《よあけ》 完璧なる理論によって名馬を作り出すぜー、ってことか。

《雫》 とはいったものの、サラブレッド生産は理屈だけでどうにかなるもんじゃねぇ。
 奇跡の血量理論の成果が挙がったのか、理論導入後に立て続けに二頭のクラッシックホ
ースを生産することに成功したんだが、その後はサッパリ。
 いよいよ進退窮まったかに見えたダービー伯だったが、1924年に、サンソヴィーノって
生産馬が見事にダービーを勝った。

《よあけ》 おー。ついに。
 でもそれだけ長い間、同じ理論で馬つくってれば、偶然で名馬が生まれてくることもあ
るんじゃないの? ダービー伯の理論って本当に正しかったの?

《雫》 さあな。その真偽を確かめることは不可能だ。
 確かなことは、ダービー伯は結果を出すことに成功しちまったってことだ。
 こうなるともう迷いも何も無いわな。
 以前にも増して奇跡の血量理論、特にセントサイモンでのそれに執着したダービー伯は、
その後もフェアウェイというセントレジャー優勝馬を生産することに成功したんだ。

《よあけ》 おお。やるじゃん、ダービー!

《雫》 ……とまあ、こう書くとまさに大成功の万々歳って感じに聞こえるだろう?

《よあけ》 ちがうの?

《雫》 確かに成功といえば成功さ。結果を出せたんだからな。
 しかし、奇跡の血量理論に着目する以前よりも遥かに莫大な投資を繰り返し続けた10年
の間に、それが実を結んだと言えるような例は、この二頭だけだった。
 客観的に見てどうよ? これは本当に成功と言えるのか?
 そもそも奇跡の血量理論は本当に正しいのか?
 成功サンプルの中にたまたまその比率が多かっただけで、実際、それを遥かに上回る失
敗サンプルの中にも奇跡の血量理論が当てはまる、数多の駄馬がいたのではないか?
 ……結局のところ真実は不明だ。ただ、今日の常識においては、奇跡の血量理論はあく
まで結果論的な、一種の迷信と捉えられることが殆どだってことを覚えておくと良いぞ。

《よあけ》 馬鹿は風邪引かない、ってのと同レベル。

《雫》 こんな具合に、傍から見ればどう見ても失敗です本当にありがとうございました
な状況だったわけだが……ま、そこは良くも悪くも貴族なダービー伯よ。名誉の為なら金
など要らぬってわけだ。

《よあけ》 貴族てそういう感じだよねー。金なんて捨てるほどあるっつー感じ? そう
いうこと言う奴が目の前にいたら、札束ではたき殺してやりたいね!

《雫》 現代じゃとても考えられねぇ愚考もいいとこだが、こういった先人の礎が無けれ
ば今日の血統の大発展はありえなかった。
 その点については、競馬ファンである以上、決して感謝と畏敬の念を忘れちゃならんわ
な。気持ちは分からんでもないが、殺意とか覚えてる奴は自害決定。俺の独断で。

《よあけ》 し、失言だった……! 偉大な馬鹿のために腹を切れと!?

《雫》 この対談終わったら即切腹な。その後なにごとも無かったかのように蘇生しろ。
 まあとにかく、ダービー伯には情熱があり、執念があった。幸いにして、それを持続さ
せることが出来るだけの経済力もあった。
 そして、その情熱と執念が、真の意味で結実する瞬間がやってくる。
 ……そう、英雄ハイペリオンの誕生さ。

《よあけ》 さあ真打の登場だ! って、さっきも言ったよこれ!

《雫》 先走り過ぎたんですね、分かります。
 さておき、競走馬としてのハイペリオンは、ある意味セントサイモンの生まれ変わりも
同然だった。
 まず、身体が小さい。貧弱坊やってレベルで。サラブレッドというよりポニーと言った
方が正しいくらいのチビだった。

《よあけ》 貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱貧弱ゥゥゥゥ!!

《雫》 身体の大きな馬が強い、或いは競走において有利というのが常識とされた当時に
おいて、ハイペリオンの体高は標準馬に比べて15センチほども低かったそうだ。
 ……それでいて、圧倒的に強かった。
 ポニー同然のチビスケが、並居る強豪を押しのけてダービーをレコードタイムで完勝す
るなんて、どういうカラクリなのか、正直わけが分からん。

《よあけ》 全然貧弱じゃなかったー!

《雫》 さらに付け加えて、気性も良くなかった。
 セントサイモンみたいにトチ狂った意味合いでの気性難ではなかったんだが、なにか気
に食わないことがあるとテコでも動かない膠着癖があったらしい。
 これをレース中にもやるもんだから、負けるときは実にあっさり負けた。

《よあけ》 き、極端な奴だなぁ……安定性皆無だね。

《雫》 圧倒的な強さを持つことは誰もが認めてるのに、生涯戦績13戦9勝ってのは、超一
流の競走馬の成績としてはちょっと物足りないかもな。

《よあけ》 とはいっても、戦績には現れない強さなり偉業があるからこそ、現在まで語
り継がれる名馬なわけでしょ?

《雫》 その通りよ。不安定な戦績にも関わらず、ハイペリオンはセントサイモンの再来
として英国紳士たちに愛された。
 それは、一流の競走成績と血統もさることながら、種牡馬としても大成功を収めたこと
による。
 ……なにから何までセントサイモンの再来と呼ぶに相応しい存在だったってわけだ。

《よあけ》 まさに、ダービー伯の執念が結実したってことなのか。

《雫》 結果、ハイペリオンの血は世界中に拡散し、後の世に名馬を生む土壌として定着
していった。
 その後は、セントサイモンほどの勢いではないにしろ、隆盛の後に衰退し、現代におい
てもその父系は細々と生き残っている。

《よあけ》 え、それってすごくね? ハイペリオンって、20世紀前半の馬でしょ? 活
躍したのって、第二次世界大戦よりも昔でしょ?

《雫》 おうよ。70年近く前の種牡馬でありながら、直系の種牡馬がまだ生き残ってるっ
てのは凄いことだぜ。
 ちなみに、ここ最近での日本でのハイペリオン系の一流競走馬といえばセイウンスカイ
ってのがいるな。

《よあけ》 あ、ウイニングポストやってるから名前だけは知ってるよ! 逆に言うと、
名前以外はよく知らない!

《雫》 現役時代は98年のクラシック二冠を制して、スペシャルウィーク、キングヘイロ
ーと共に三強を形成した稀代の逃げ馬さ。
 いつのまにかスペシャルウィークに力関係を逆転されちまったり、自身が故障して休養
入りしたり、キングヘイローが短距離戦線に路線変更したりで、この三強は早々に消滅し
ちまった感があるけど、俺は好きだったぜ。
 特に、こいつらの血統がな。語りだすと今までより長くなるから割愛するぜ。

《よあけ》 そこらへんは、またいつかの機会に。

《雫》 ……セントサイモンが傍流の異系血統から誕生し、自ら追いやった傍流に滅ぼさ
れ、ハイペリオンもまた、世界の血統を席巻した後に自らを傍流せしめた。
 いつか今の流行の血統を駆逐するかのように出現するであろう新たなる血脈が、もしも
ハイペリオン系から、それも、セイウンスカイから出たりしたら。
 なんて考えてワクワクしちゃうのが競馬ファンって人種なんだぜ。

《よあけ》 ところでさー、偉大なる先人、ダービー伯のことだけども。ハイペリオン後
も、奇跡の血量理論で名馬を次々と世に出したりしたの?

《雫》 そうだなぁ、正直なところ『特にどうにもならなかった』ってのが事実だろう。

《よあけ》 その後は全然パッとしなかった、ってこと?

《雫》 そういうわけでもないんだが。
 ……ハイペリオンがダービーを勝った1933年の時点で、ダービー伯は70歳近い高齢だっ
たんだ。そして、亡くなったのがそれから15年後の1948年。
 この15年の間にもダービー伯は結構な数の活躍馬を生産したし、その中にはダービー馬
だっていた。
 んで、晩年は年齢的にも苦しかっただろうし、第二次世界大戦のせいでさしもの貴族と
いえども馬産どころじゃなかったって事情もあるから、ハイペリオンで頂点を極めた頃に
比べれば、馬産家としての威光に陰りが見えたとしても仕方のない理由が多々あったわけ
だな。

《よあけ》 それなりの成績を上げつつも、やっぱりハイペリオン時代がダービー伯の全
盛期だったのか。

《雫》 ああ。……だから、俺は『特にどうにもならなかった』と思うんだ。
 慢心したかもしれない。有頂天にもなってたかもしれない。
 そこから転げ落ちるより早く上りきっちまった以上、そこは誰にも分からないってな。

《よあけ》 ……というところで今回はここまで(〆切前夜的な意味で)。
 最後もサクサクいきますよー! こ、この切羽詰った感じとか、もしかしてハイペリオ
ン以前のダービー伯も同じような焦燥感を抱いていたのかも、とか他愛の無いこと喋って
るうちに日付変わっちゃいそうなので、雫さん、次回の予告を!

《雫》 うむ。次回!
 ハイペリオンの出現によってもたらされた英国競馬の絶頂期は、第二次大戦の勃発によ
り唐突に断ち切られ、以後、再び甦ることは無かった。
 それでも、人々はあの太陽の輝きを忘れない。忘れてはならない。
 次回予告!『血統戦国時代! 次代を担う血の王者は、魔術師の手によって生み出され
る!?』
 期待とともに、待て、次回!

《よあけ》 ……予告がどんどん胡散臭くなっていくけど、決して嘘は吐いてないよ!


 ━━━━ □ オケラのおまけ:ハイペリオンとその末裔について □ ━━━━

「ハイペリオン」
http://www.ip.mirai.ne.jp/~jk-matsu/legend/hyperion.html
 血統の父。偉大なるチビの英雄。


「セイウンスカイ」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4989420
 ハイペリオン系の末裔。なるか、血統下克上!
 
 ……………………………………………  走  ……………………………………………

 このコーナーに対するご意見・ご感想は編集部まで:info@kairou.com
 次回は第198号(1月25日号)に掲載予定です。


◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【4】 編集後記
 ──────────────────────────────────────

 今朝起きたら、枕元によあけさんからのお手紙が置いてありましたよ。

          ------------------------------------

     ☆★ オケラ回廊番外編!東京競馬場へ行ってきました! ☆★

  えー、去る11月9日に行われていた文学フリマというイベントに行きたくなかった僕
は、雫さんに誘われるままに生まれて初めて東京競馬場に行ってきました。
 競馬はゲームでしか触れてこなかった僕が、ついにリアル競馬デビューですよ。
 馬券も買いましたとも。そして外しましたとも。
 でもいいんだ、馬券を買った馬を応援しながら競馬場でレース観戦するっていうのは、
思いのほかに楽しいものだということを知ったからね。
 あれはなかなか、手に汗握るものですよ。
 しかし、競馬場の楽しみってのはそれだけじゃあねえのさね。
 たとえばね——カレーとかね。しかも大蒜カレーさね。
 競馬場のなかにはレストランやら吉野家やら串焼きやら、いろいろな飲食店が軒を連ね
ておりましてね、僕もまあ昼飯時にそのなかの一軒に立ち寄りまして、大蒜カレーと豚串
とビールを頼んで楽しくやっていたものですよ。
 昼真っから酔っ払える競馬場とか超大好きさ!
 それでまあ、昼飯を食べた後は、ざっと東京競馬場の敷地のなかをぐるぐると歩き回っ
たりしました。
 いやはや、競馬場ってのは馬が走るコースと馬券買うとこだけじゃないんだね。
 前述した飲食店もあるし、競馬博物館もあるし、馬に触れたり乗馬できたりするコーナ
ーもありましてね、僕もちょいと乗馬してきましたよ。
 馬に乗ったときも、それから馬に触れたときにも思ったけど、馬って本当に力強い生き
物ですよ。
 まああの図体ですからね。60キロ以上ある僕の体を背に乗せてゆうゆうと歩きますもの
な。喧嘩したら絶対に負けるよ。
 あの力強さを間近で感じるだけでも、来てよかったと言えるね。僕は言うね。
 それからなあ、その日はちょうどオグリキャップが11年ぶりに東京競馬場に来ていまし
てね。
 オグリキャップ! つったら、日本中に競馬ブームを巻き起こしたあの名馬ですよ。僕
はよく知らなかったけれども!
 で、そのオグリキャップがパドック回るってんで、僕もせっかくだからこれは見なきゃ
損だろうとパドックに駆けつけました。
 そしたらまあ、オグリのファンがいるわいるわ。
 で、時間になってオグリ登場。めっちゃ白い! なんでも、芦毛の馬は、年取るとどん
どん毛が白くなるらしいです。驚きの白さ。
 あまり歓声をあげると馬がびびるので、ファンのかたがたは静かにオグリキャップを注
視。そしてデジカメや携帯で激写! 激写!
 そしてパドックを三週ほどしたころ、オグリキャップの腹の下あたりに何かどす黒いバ
ットみたいなものが、びたんびたん跳ねているのが見えました。
 え、何? とか思ってたら司会役の人や、ファンの間がざわざわし始める。
 っていうか、まさか……もしや……いや、間違いない。あれは、ちんこだ!?
 馬のアレて初めて見ましたよ、僕。普通見る機会ないですよね。いや、めちゃくちゃで
かいですよ、アレ。
 っつうか衆人環視のなか雄雄しさを見せ付けるオグリキャップ凄い。さすが名馬。
 結局、パドックから姿を消すまでフル勃起のままでした。
 いや本当、いいモノ見せてもらいました! 敬礼!
 ——そんな感じで、僕の東京競馬場初体験は、オグリキャップのどす黒いアレの思い出
でいっぱいになってしまったわけですが、これから競馬場初めて行こうかと思ってる人に
アドバイスしておくと、普通はパドックでフル勃起する馬とかいないそうなんで安心して
ください。
 馬券買ったり、カレー食ったり、馬に触ってくるのとかとても面白いよー。
 みんな、これを読んだらいますぐ府中の東京競馬場へGOだ!
 それじゃあな! バイバイ!

          ------------------------------------

というわけで、次回は「ワダチ」最終回をお送りします!

*公式サイト
http://magazine.kairou.com/unjyou/
*編集部
info@kairou.com

 次回の配信は5月25日を予定しております。

   ……………………………………… 公 募 ………………………………………

 本誌『雲上』では、アイデアと感動に満ちた作品を募集しています。
 
 対象は「文章で表現されるすべての作品」です。
 著作権等の問題が無ければ、既に何らかの形で公開された作品でも構いません。
 編集部では作者との共同作業で作品をより良くするシステムを整えております。
 たくさんのご応募を、お待ちしております。

         まずは編集部までご連絡ください:info@kairou.com

   ……………………………………… テーマ ………………………………………
  
  10/15...「結婚しました」
  10/25...「真夜中の仮想パレードへようこそ」
 11/5...「六年目の結末」
  11/15...「ただいまママー」
  11/25...「王手!」
  12/5...「海岸の白い貝殻」
  12/15...「がばちょ」
 1/25...「人形の陰謀」
 2/5...「隠れた名作」
  2/25...「ミ、ミズをくれぇ〜。」
 4/5...「方は、いやぁ、眠い。」

| 次の記事>> | 最新の記事

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するdel.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録記事をEvernoteへクリップ
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


この記事へのコメント

コメントを書く


上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。
コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  1. お返事が遅くなってしまって、申し訳ありません。

    コメントありがとうございました。
    作品の評価については、もちろん読んで下さる方の好みも問題でもありますが、作家の問題でもあり、また編集の問題でもあると考えています。
    感じられたことをこうして書き込んで下さったこと、心から感謝いたします。直接伝えて頂けたからこそ、こちらも次につなげていくことができますから。
      
    また、思うところありましたら、ご遠慮なくお伝えくださいね。

    遥彼方@雲上 2009/1/6

  2. あくまで好みの問題かもしれませんけど……。
    鵺屋イサイさんの世界観は好きなのですが、今回の作品に関してはごちゃごちゃして読みづらかったです。なんというか、文を書くというよりも、既存のライトノベルから切り貼りしたような文というか。状況は奇怪であるけど文に斬新さはなく、また美麗でもないと感じました。
    イサイさんの小説にはいつも楽しみしております。それゆえに「どうしちゃったんだろう」と思い書かせていただきました。
    こちらの勝手な文盲でしたらごめんなさい。新年中におこなわれるであろう締めの展開、楽しみにしております……。

     2008/12/26

このメルマガもおすすめ

  1. B-Search NEWS

    最終発行日:
    2017/06/23
    読者数:
    2988人

    文芸サイト限定サーチエンジン「文芸Webサーチ」新着サイトの紹介、読後感、詩など。ライターも募集中。

  2. 彼の声

    最終発行日:
    2017/06/26
    読者数:
    75人

    この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

  3. 新華経済ニュースヘッドライン

    最終発行日:
    2015/06/20
    読者数:
    1300人

    気になる日中間の動向から、中国の経済・文化・社会ニュースまで、最新の情報をお届けしてまいります。

  4. 鉄道トリビア・なるほど納得へぇの世界

    最終発行日:
    2014/01/03
    読者数:
    422人

    ホームページ一新!100円でどこまでも行ける鉄道とは!?など鉄道の面白さをトリビアとして紹介しているサイトです。読み物としてだけでなく実践してみると100倍楽しめます。

  5. フォトレシピ。やさしいおやつ。おいしいお菓子。

    最終発行日:
    2012/07/21
    読者数:
    489人

    作り方は詳しい写真付き。お菓子教室 Studio-gemma が、分りやすく、おいしいレシピをお届けします。 “おいしい情報”もね。

発行者プロフィール

雲上回廊

雲上回廊

http://magazine.kairou.com/

総合創作団体・雲上回廊。夢の追求。

過去の発行記事