文学

雲上マガジン

総合創作団体・雲上回廊が送るメール文芸マガジン。

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雲上マガジン エイプリルフール号

2008/04/01

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           M A I L    M A G A Z I ん

          うんじょー


    第何号?

                                              http://magazine.kairou.com/unjyou/

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 ………………………………………… 目  次 …………………………………………


  目次とは、すなわち、インデックスである。で、インデックスって何?


 …………………………………… 目次だったなにか ……………………………………



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 【0・0001】  キスマークはココアパウダーで    第1回
                         著/秋山真琴
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 ……………………  ―― プロデビューが決まりました ――  ………………………

  高校に入ってから知ったことだが、ふつうの中学にはカプチーノ部などという、日が
なミルクを泡立ててはココアパウダーをまぶす日々を送る中学生が集う部活はないらしい。
 カプチーノ部は十五年という短いのか長いのか、いまひとつ判然としない歴史を持つが、
未だかつて一度たりとも総部員数が十人を越えたことがない。とは言え、卒業した生徒の
なかには、数人ほどではあるが、世界を股にかけるようなバリスタもおり、そのせいか学
校側から一目置かれている節があるような気配がしないこともない。
 そんなカプチーノ部だが、設立以来、ふたつの派閥に分かれつつ、つかず離れずの共存
関係を続けている。ふたつの派閥とは即ち、流し込むミルクを調節したり、ココアパウダ
ーを駆使することで、カプチーノの泡の表面に様々な技巧を凝らすデザイン派と、そうす
ることを良しとせずひたすら味にこだわりぬく非デザイン派である。とは言え、ふたつの
派閥は表面だって反発しているわけではない。毎年、カプチーノ部の部員の三分の二ほど
は女子で、見た目を気にする彼女らがデザインカプチーノを志すのに対し、残りの三分の
一であるところの男子が見た目より中身と主張し、カプチーノとしての美味性を追求して
いるに過ぎない。男子はことあるごとにデザインカプチーノに意味はないと謡いあげるこ
とがあるが、それに対して女子が敵対行為を取ることはない。女子の方が人数が多いから
だ。それに私見ではあるが、おそらく彼らも本心からデザインカプチーノを否定している
わけではないだろう、ただ、女子に対する様々な想いが非デザイン派というかたちで露に
なってしまっただけだと推測する。
 前置きが長くなってしまったが、いよいよ本題に入る。
 カプチーノ部にはひとつの伝統がある。それは修学旅行の自由時間の最中に、よーじや
カフェを訪ねるというものである。嵯峨野嵐山店、三条店、銀閣寺店。京都にあるよーじ
やカフェでは、よーじやのマスコットキャラクターと思われる、あの女性が表面に描かれ
たデザインカプチーノがある。カプチーノ部では、あのカプチーノを飲むことで一人前の
部員になることができるとされている。ところがそれは建前で、実は数年に一度の割合で、
あのマスコットキャラクターの口付けを受けることができるらしく、口付けを受けた部員
は魔性のちからを得ることができるのだ。魔性のちからというのは、まさしく文字通りの
意味で、淹れたカプチーノを昇天するほど美味しくしたり、致死性の猛毒にさせたり、反
対に解毒効果を持たせることもできる。
 さて、あれから三年。ここ京都でもう一度、告白しようと思っていた。
 わたし、きみのことが好き。付き合ってほしいな。
 あ、今度は待てないんだ。ごめんね。
 返事は今すぐほしい。
 さっき飲んでもらったカプチーノが、きみの身体中に広がってしまう前に、出来ればこ
っちのカプチーノも、飲んでもらいたいから。

  …………………………………………… つづく ……………………………………………

 この作品に対するご意見・ご感想は編集部まで:info@kairou.com

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     掲載作品数 ―――― 過 去 最 少

      総ページ数 ―――― 想 像 消 滅

    最少 にして 最小 にして 最妙

    「……え、豆本なの?」  文芸スタジオ回廊: http://magazine.kairou.com/
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 【0・001】 編集中記
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 どうもこんにちは、私です。私といえば、私なのです。
 私が誰なのか、あなたは知りたいですか。そうですねえ。
 私は言村律広かもしれないし、秋山真琴かもしれないし、遥彼方かもしれないし、キセ
ンかもしれない。だけどよく考えてみてください、そんなことは実はどうでもいいことで
しょう。言語を中心に情報が行き交うこのインターネットにおいて、人の同一性を表すも
のはただいくつかの文字の羅列だけ。いつだって誰にだって書き換えることの出来る、
不確かなことこの上ない情報。たとえば昨日まで私が秋山真琴という名前でネット上に存
在し、今日その痕跡を全て抹消し、明日から言村律広という名前で活動を始めてみれば、
世界中の誰もその名の向こうに居る人間が同じ私であることに気づかない。
 でも、それはそれで良いんですよ。何の問題も無い。私が誰であろうと、あなたに届く
のは言葉の羅列だけなのだから。私の存在などはかけらも届かないのだから。
  

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 【0・01】 近況報告

                         著/K
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 …………………  ―― きみとぼくとの境目は、ない。 ――  ……………………

 ようやくプロデビューが決まりました。
 小説を書き始めて早三年。最初はよっちゃんに誘われてホイホイ初めてしまった物書き
作業でしたが、いくつか小手先のテクニックを手に入れてからは楽しいものでした。
 この度、2007年の終わりごろから書き始めていた350枚程度のライトノベルが、ある賞
を受賞することに相成りました。賞金はちょっとだけ出ましたので、身内で呑みに行きま
した。私のおごりで。あぶく銭です。
 出版されて店頭に並ぶのはまだちょっと先になりそうですが、お店で見かけたら、買わ
なくても良いので「またバカな小説を書いているよ」と鼻先で笑ってください。
 多分、仕事との両立は難しいので、小説家で居るのは学生の間だけということになりま
す。まあ、小説家としての収入が1000万とか超えるなら考えないでもないですけれど(お
金の話は自重しろ)。ただそれでも安定収入になるかどうかが怪しいので難しいですよね。
 でもまあ、こうしてお金にならない文章を書くのも、これはこれで楽しいので、小説家
を退職したとしても、ひょっこりとオンライン小説だとか、即売会だとかに顔を出すこと
があるかも知れません。
 そのときは、どうぞよろしく。

 …………………………………… 続かないだろ常考 ……………………………………

 この作品に対するご意見・ご感想は世界の中心で:sakebe!!!


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   「EGOISTIC IMAGINATION 完全版」キセン 「陽炎の夏」芹沢藤尾
   「常常恋慕」桂たたら   「魔術師は悪夢の鍵を手に」六門イサイ
   「TV shows......」遥彼方 「濡れるのは裏側の瞼」恵久地健一

     「出たらいいよね」   文芸スタジオ回廊: http://magazine.kairou.com/
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 【0・001】 編集中記
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言 村:みなさん、編集中記を書いてください、の集まりです。

 遥 :いや、そんなにいっぱいになったら長くなりますから、困りますから

 雫 :もう一生分の魔王を見たから続きは来世

モツ屋:だいたい中記って何をやるんでえ?

 遥 :りっちー、いいです、ほんとに、そんなにいっぱいあっても困ります、ほんとに。

モツ屋:じゃあ書くよ。「ブタは死ね!」(ネタですからね)

 遥 :そんなに長くなったら困るんですから、本当に
    本当に
    本当に!!!!!!

なっちゃん:ちょ、なっちゃんお風呂からあがったばっかりなのに、いきなり(編集部ry

夏 目:圧倒的な数で攻めるりっちー軍
    将軍なっちゃんは地の利を活かして守っていたが
    徐々に後退していく
    りっちー軍は休むことなく攻め続けるが・・・
    次回「大火の雨」
    うんじょー「全ては私の筋書き通り」

恵久地:中記って何を書けばいいんですか?

夏 目:やっぱり次回予告使うのよやめよう。今から中記別の考えるよ

 陽 :これで。「編集中記を書けと言われました。だが、断る!」

ぶっさん!:じゃあそれを受ける形で。
    「編集中記を書けと言われました。せっかくだから俺は赤い扉を選ぶぜ!」

ぶっさん!:ごめん訂正。
    「編集中記を書けと言われました。せっかくだから俺はこの赤い扉を選ぶぜ!」

 雫 :やよいはかわいいなぁ

なっちゃん:↑結論

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 【0・01】  REMAIN IN LIGHT
                         著/雨街愁介
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 ……………  ―― きみのためのとっておきのカプチーノを。 ――  ………………

 こんにちは。
 おやこんにちは。
 いまわたしたちが立っているここには、発電所がひとつだけ。
 残ったひとびとが絡まりあって、とけあいながらそのときを待っている。
 真っ蒼な月。
 その輪郭の代わりに、わたしたちは輪郭を受けとる。
 そのとき。
 わたしたちは出会おう。
 息を吐いて、満ち足りた顔をしていよう。
 ひかりの中に紛れただれかのいとしい頬を撫でる指先を感じよう。
 まっくらになるその一瞬までに。
 会いたい人に会って、会えない人に会おうとする。
 それから、わたしたちはお話をする。
 こんこんと昏い世界のまにまに見える、ふかしぎでじだらくな。
 けれど。
 いま月蝕のまにまに、送電線を辿っているのがふしぎでならない。
 送電線のはしからはしまでを運びさる箒星に乗っているような心持で歩いているわたし。
 今もってこんなにひとりきりのひとりでいるわたしなんてこれくらいのものさ。
 そう運悪くつぶやいているのはここまでにして。
 わたしなんてこれくらいのもの。
 わたしたちのなかにいるわたしなんてこれくらいのもの。
 まだ誰も闇の深遠をのぞいてなどいないことを知らないわたしたちと共にいないわたし
を訪ねていく送電線。
 不幸せな闇の瞬間にたたずんでいるのは。

 わたしたちのなかにまだわたしの輪郭が残ったままでいるから。

 耳鳴りですか?

 はい。遠い、耳鳴りです――

 …………………………………………… つづく ………………………………………………

 この作品に対するご意見・ご感想は編集部まで:info@kairou.com


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 【4】 編集後記
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 いかがでしたでしょうか。
 でしょうか。
 でしょ。
 で。


*公式サイト
http://magazine.kairou.com/unjyou/
*編集部
info@kairou.com

 次回の配信は4月5日を予定しておるのじゃー。

   ……………………………………… 公 募 ………………………………………

 本誌『雲上』では、アイデアと感動に満ちた作品を募集しています。

 メイド服で待ってます。

         まずは編集部までご連絡ください:info@kairou.com

   ……………………………………… 奥 付 ………………………………………
   
       発行日:2008年04月01日 
       発行元:雲上回廊
       発行者:秋山真琴
       編集者:私
           僕
           俺

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創刊日:2003-11-08  
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