文学

雲上マガジン

総合創作団体・雲上回廊が送るメール文芸マガジン。

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雲上マガジン vol_36

2004/12/29

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 メールマガジン『雲上』 〜読者へつなぐ〜      第36号
        緊急増刊号            2004/12/29
           http://under-ground.hp.infoseek.co.jp/

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 …………………………………もくじ…………………………………

 【1】 前書
 【2】 連載『えごいすてぃっく〜』     第9回
 【3】 『回廊』第三号打ち上げ&忘年会レポ
 【4】 編集後記

◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【1】 前書
 ──────────────────────────────

 こんにちは、みなさま。言村律広です。
 なんか、このところ『雲上』はやけに増刊しまくっています。
 別に私が暇だとかそういうわけでもなく、暇といえば編集長こそ自他
共に認める暇人とかって話でして。
 前号に「えごいま」が載っていないのは何故だー、という苦情と抗議
のお便りが編集部に山積みです。そんな幻覚が見えます。
 あと、第三号打ち上げ&忘年会のレポートを来年に配信ってのはどう
よ、というわけで、緊急増刊でお送りしますよーん。

                              後略。


◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【2】 えごいすてぃっくいまじねーたー(仮)  第9回
                        著/キセン
 ──────────────────────────────

 このコーナは、『回廊』にて「EGOISTIC IMAGINATION」を連載してい
る、キセンによる連載エッセイです。雲上から回廊へ、回廊から雲上へ、
相互に関係する構造的新感覚メタエッセイをどうぞ。第三クール第一回。

 …………………………………第9回……………………………………

「回廊」に載っていた記事を読んでいて、久しぶりにフリーソフトの
ゲームに興味を持った。
 かつては相当量のソフトで遊んでいた記憶があるが、ここ一、二年は
遠ざかっていたので、だいぶ趨勢からも取り残されてしまったようだ。
ベクターの人気ソフト一覧を眺めていても、知っているソフトと知らな
いソフトが半々程度だ。
 僕は知っているサイトから知らないサイトへリンクを通して巡り、や
がてあるサイトへをたどり着いた。そこで僕が興味を持ったのは
「SIMULATION」というゲームだった。サイトにも説明はなし。ダウン
ロードしたファイルを解凍して出来たフォルダに入っているReadme.txt
を読んでもサイトのURLと起動方法が書いてあるばかり。起動方法と
いっても要するにアイコンをダブルクリックしろというだけのものだ。

 なぜ僕がそのソフトに興味を持ったかといえばそのタイトルだ。何を
シミュレートするのかまったくわからない。それがなんとなく新鮮に思
えたのだ。
 起動すると、真っ暗の背景にタイトル文字――「SIMULATION」が浮か
び上がる。

-------------------
SIMULATION Ver1.00

→GAME START
  QUIT
-------------------

 320x240くらいのウインドウに白文字でメニューが表示される。ア
ローキーを操作すると矢印が動く。ずいぶんとシンプルだが、まあフ
リーソフトでは大して珍しくもない。僕はエンターキーを押して――あ
れ、反応がない――今度はスペースキーを押してみる――今度は反応し
て次の画面になる。
 それを見て僕は驚いた。
 この部屋が映し出されている。

 …………………………………つづく……………………………………

この作品の感想を編集部へお寄せください:sinden@mwa.biglobe.ne.jp
 次回は第39号(1月25日配信予定)掲載予定です。


◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【3】  『回廊』第三号打ち上げ&忘年会レポ
 ──────────────────────────────

 いつもオフレポだったので、参加できなかった人が対象読者の中心
だった。今回は、オフに参加していない人にも募集をかけてみた。みん
ながお互いに、どんな風に『回廊』第三号を祝したのか。ご覧ください。

 …………………………………レ ポ……………………………………

【20041226回廊第三号発行記念オフ会回想録】
   著/ToY

 この日、家を出たのは12:30。京王多摩川に到着したのが13:30頃。駅
のホームで秋山真琴氏を見かけ、合流。二人とも、二つある改札のどち
らかで迷ったらしい。なおこの点については、後から間違えて反対側か
ら出てしまった人が数名いた事が判明。

 改札を出てすぐに言村律弘氏と合流。その後数人合流したものの、ど
うも人数が集まらず。厳密に言えば遅刻者多数。時間には正確に!

 人数が揃ってから、改札を出てすぐの所にある「馬車道」へ。秋山氏
曰く予約は入れて無かったとの事で、いきなり十数名入れるかと聞かれ
た店員は吃驚したらしい。そりゃそうだろ。で、入って席に着く。ウェ
イトレス(と呼んで良いのか分からんけど)のおねーさん(推定)、眼鏡っ
娘。耳が隠れる位の髪に、ちょっと下がり気味の銀縁(縁無しだったっ
け?)眼鏡、とどめの声優系(鼻にかかった様な甘〜い)ボイスに激しく
萌。とにかく萌。目の保養になりましたよ、南無阿弥陀仏。

 各自飯やらジュースやらを注文。秋山氏、引っ越しの為に持参した本
を配る、と言うより押し付ける。取り敢えず掃けた模様。そうこうする
内にジュース到着。先述の眼鏡っ娘さん、何故か(服の)胸元にストロー
を挟んでいた。盆を持ってたのに。凄く謎。新種のサービス?

 飯を喰っていると今回の色紙が配られた。何故か歌留多サイズ。取り
敢えず、思いつきで一枚絵と川柳を描いて提出。絶賛される。照れる。

 リレー文の番が回って来る。初っ端と最後は確定していたらしいが、
最初からもう明らかにおかしくなっている。しょうがないから、適度に
まとめられそうな方向へ向けておいて、次の人へ回す。

 色紙、もう一枚作成。デッサンで失敗。でも賞賛を受ける。何だか
なぁ。

 飯終了後、清算。払わずに外に出た人在り。

 払い終わって次の目的地の調布まで全員で歩く。駅に着くと、二グ
ループに別れて時間潰し。ジョナサンへ向かうが、客が溢れている惨状
だったので諦めて退出。下に在るコンビニで適当に時間を潰す。その後、
他の客に邪魔になるとの理由から駅前の広場へ。

 すると急に秋山氏が二次会不参加者(私を含めて)二人にリレー文を書
かせる事を強要(?)。この時、ようやく自分が二次会不参加を表明して
いた事を思い出す。ダメ人間。それはともかく、結局広場の真ん中で
キーを叩くハメに。周りの目には、どう映っていたのやら。

 その後、時間になったので挨拶をして別れる。とうとう自己紹介が無
かったなぁ。

 後は稲田堤駅側に在ったBOOK OFFにちょろりと寄ってCDを確
認して何も買わず。後は家へ直行。くたばって終了。


   ++++++++++++++++++++++++++

【回廊オフレポ】
   著/キセン

 ……どこから、話したらいいんですか。え、あ、何、最初から、と言
われましても。到着したあたりから? はい、えっと――。

                *

 行きの電車では本の交換会に持っていく山田風太郎の「戦中派虫けら
日記」を読んでました。大体一時間ぐらいと見ておいた場所に行くのに
一時十五分に出発したんですから、普通間に合うとは思わないでしょう、
刑事さん。ねえ。でも、間に合い――はしなかったんですけど、それほ
ど遅刻しませんでした。一時五十五分ごろに明大前という駅に着いたん
です。五分ですよ、五分。そこから目的の京王多摩川駅までは間に十駅
くらいあるんですよ。もう絶対無理じゃないですか。だから電話掛けた
んですよ。言村さんに。でも、あの、僕、携帯持ってないんですよ、だ
から公衆電話から電話するんですけど、小銭がないんです。だからアク
エリアスを買って小銭を作ったんです。
 それが、始まりでした……。
 電話を掛けたんです。「今明大前ですから」って。そしたら「はい
じゃあぼちぼち来てください」って言うんですよ。ぼちぼち行くってど
ういうことしょう? ――どうでもいいですか。
 やがて電車がやって来たんです。「準」って文字が見えたんでね、僕
はついそんなに速い電車とは思わなかったんです。はい。反省してます。
舐めてました。
 乗ってから、その電車が「準特」であるのを知りました。そして僕は、
やがて真実を知ったんです。「準特」は「準特急」であって、特急の次
に速い電車であることを。はい。速かったです。なんといっても、明大
前の次に止まったのが調布だったんですから……。そこで乗り換えて、
一駅で京王多摩川につきました。とりあえず電話しようと思ってたとこ
ろで、僕の名を呼ぶ声が聞こえました。振り向くと、集団がいたんです。
まだ待ってくれていたんです。僕は感動のあまり秋山さんに駆け寄って
抱きしめようとしたんですが、回数券で入っていたので、精算をしなけ
ればいけなかったんです……(すすり泣くような声)

 馬車道は駅のすぐそこにありました。馬車道ってのは、はい、ありて
いに言うと和風のファミレスです。はい、でも、その、ウェイトレスの
衣装が……その、なんですか……僕をそんな眼で見ないでください……
もう……この話は止めにします。不愉快ですから。
 僕はカレーが食べたかったんですけど、なかったので、モダンガール
スパゲッティというものを注文したんです。それがスープスパゲッティ
だったので。でも……でも…うまく食べられなかったんです……信じて
ください……そんなつもりはなかったんです……僕はただ……スープが
……(号泣)。
 その後は持ってきた「戦中派虫けら日記」を渡してから、秋山さんが
持ってきた本が配られていくのを見ていました。はい――僕も原田宗典
の「十九、二十」を貰いました。ああ、あと僕は「しあわせの書」を秋
山さんに貸そうと思ったんです。ええ、読んでほしかったですから。で
も、無理だったんです、あ、でもザボンさんが借りてくれるっていうん
ですけど。…はい、はい……そうです、ああ、あと色紙もありました。
そうです。「セカイケイジャナイデスカラスコ!」というネタが通じな
かったんです。十人以上いれば誰かに通じると思ったのに……。
 そこで、ついにリレー小説が始まったんです。
 ええ、それについては……出来上がったものがあるでしょうから、そ
れを見てもらうのがもっとも早いでしょう。

 ……刑事さん、いったいいつになったら帰れるんですか……。

 その後は、だらだらと話をしてから、調布のほうに歩き出したんです。
で、それで、そう、何か変だと思い始めたんです。だって、……ザボン
さんと秋山さんが、麻耶雄嵩について語り合っていたんですけど、二人
で、僕のわからない作品についてばかり語り合っていたんですよ……。
 調布に行ってから、少しだけ時間が余りました。だから僕は秋山さん
たちにくっついていって、コンビにの前でぐだぐだしてました。そのと
きでした。言村さんが柿の種を持ってきたのは……。もう、いいでしょ
う。許してください、確かに僕は、柿の種を貰いました。けど、何でそ
れが窃盗になるんですか。
 ……奇妙なことを話していいですか。
 帰りに、帰りに乗った電車は……「準特」だったんです。実は……後
で知ったんですが、京王線は一日に一本しか準特を走らせないらしいん
です。※
 そうか……そうだ! 僕はあの電車で違う世界に来てしまったんです
ね! 帰せ……元の世界に帰せ、この

 (中断)※2

 ※  嘘
 ※2 楽しかったですよいや本当に


   ++++++++++++++++++++++++++

【おふれぽ 〜俺の同期辺りがメインな感じ〜】
   著/札斬蒼龍

 目覚めたらもう午後一時。
 てかさ、家から30分ぐらいで京王多摩川駅まで着くわけだから急ぐ必
要も無かったわけだし。
 どうせ一次会はレストランだから飯も食う必要も無しと……。
 で。
 余裕ぶっこいてたら1分ぐらい遅れたらしく調布〜京王多摩川のごく
僅かな間に暇人から電話が。
 電車での携帯マナーを守りましょう。
 着いたら何だかまだ来てない人がいるらしく。
 暇人が栞はコレで4つ目だけど全部持ってるのって自分だけだと思う、
とか言ってたがオイオイ待てよブラザー。
 俺全部持ってるぜ。
 いや、持ってたぜ。
 捨てちまったけど。
 何だか暇人にシャーとか言われた。

 馬車道(ここ来るまでばしゃどうと読んでたのは内緒だ)に入ってま
ず見かけるウェイトレスさん。
 いや、ウェイトレスたん。(←馬鹿丸出し)
 噂にゃ聞いてたが本当にあんな制服だとは軽くカルチャーショック。
 背の低いウェイトレスたんの袴(?)の位置が俺のズボンの位置の上
辺りまで上げておられて大丈夫なのか? とか思ってしまった。
 そこでは軽くオレンジジュースとハヤシオムライスを平らげる。
 言村さん等と話している間に暇人から以前貸してた式神の城2と怒首
領蜂大往生を返してもらう。
 色紙になんか書け、かるた風に(倒置法)と言われて思慮。
 ふと大往生のゲームパッケの裏に書いてある文字が眼に入る。

『死ぬがよい。』

 オーケーベイベー。
 コレで行こう。
 文字の不整合、最初の文字の小ささを誤魔化す為に最後の文字になる
につれて大きくする事に。
 苦肉の策だがコレはコレで……。
 二行リレースタート。結局6行ほどしか書かなかったけどボブとジョ
ンとマイケルがどうなったか気になる。
 そして言村さんが夢オチの達人だと知る。

 歩いて調布へ。
 早く着きすぎたため各自で暇つぶしする事に。
 GAIA(パチスロ店)が見えたがとりあえず文芸後輩と共にゲーセンへ。
 ……やるゲームが無くさびしくローソンでこち亀を読む。
 2次会、居酒屋新撰組にて。
 下駄箱は天の札がついてるのを取る。
 いや、GAIA店頭でラオウ様見たからなんだけど。
 ちょいちょいと食べ物を突きながら俺的大本命が来る事を待つ。
 そして来た、雨下雫が。
 メガネっ漢仕様で。
 うわーお。
 コレで俺の同期は全部メガネっ漢KAYO!
 軽く100メガショック(古……)を受けたところで自己紹介。
 俺と雫の所で止まる。
 いや、とどのつまり俺と雫が手羽先食いながら漫才やってたからなん
だけど。
 逆サイから滝くんのセンタリング……もとい暇人のツッコミが飛んで
くるが翼くんのオーバーヘッド!
 森崎くん吹っ飛ばされた!
 俺と雫を手羽先一号二号で自己紹介を済まそうとしたら雫から抗議が。
 しょうがない、手羽先トゥエルヴだ。
 数増やしゃいいもんじゃねーだろと言われる。
 その後も自己紹介は続いていくが所々で
「トマト食えよ」
「やだよ」
「ファミ通貸して」
「むしろやるよ」
「すみませーん! オレンジジュース一つ!」
 等の声が響く。
 主に俺の辺りから。
 ザボンさんから
「面白いっす……」
 の声が聞こえたのは感謝感激の極み。
 雫が私用で一時間ほどしかいられず慌しかったが面白かった。

 雫が去った後、ファミ通片手に後輩と駄弁る。
 佐野君がリヴィエラを借りていた事に驚愕、うらやましがる俺。
 後にゲームショップに言ったら入荷するのは1月中旬とか言われた。
 ガッテム。
 ガデム。
 ザク?。
 MSの性能差は戦力の決定的差だよ!
 Zやジ・Oに勝てねぇよ!

 そんなこんなで二次会しゅーりょー。
 3次会には行かず健全にパチンコしてから帰る事にする。
 結果何ざ、訊くってのは野暮ってもんだぜ……。

(つД`)

【完】


   ++++++++++++++++++++++++++

【第三号オフレポ『京王沿線で回廊を語る』】
   著/恵久地健一

 さる日曜日、東京都調布市にて『回廊』の打ち上げ会が行われた。
 私自身は作家として執筆したわけでもなく、メンバーの方々と面識も
無かったが、編集長の秋山さんや『雲上』の言村さんとは他の小説サイ
トで通じており、その顔見せを兼ねての参加だった。
 そして初参加にも関わらず、待ち合わせ時間に遅刻した。面目ない。
 目的の駅を出ると、誰もいなかった。駅の周辺をフラつき、会場であ
るレストラン『馬車道』を発見。30分ほど遅れ、店内で合流。
 奥の席に十名ほど座っていたメンバーは若い、みな若い。
 見た目は高校生から専門学生、実際そのぐらいの年齢層なのだが。
 編集長の秋山さんに挨拶。やはり若い。文章のイメージは芯の太い印
象だったが、実際は柔軟な人柄の学生さんだった。
 スタイルはシャープ、物腰はソフトな好青年である。
 言村さんにも挨拶し、ぼちぼち談笑。
 その後、本の交換会や色紙記入、二行リレー小説などが行われた。
 リアルタイムで行われるリレー小説は面白かった。
 みなで小型のノートパソコンを回して打ったが、自分の文章が手元へ
戻ってきた時にどう変化しているか、その様子を見ているのは楽しい。
 秋山さんとも席が近かったので、少し話す。主に今回の超短編に掲載
された『メタ探偵』についてなど。
 秋山真琴、メタ探偵を大いに語る。
 いわく、メタ探偵が白衣を着る理由は第五話で明らかになる、など。
秋山さんの構想では、メタ探偵は凄い話になっているらしい。
 その後、会場を居酒屋『新鮮組』に変え、二次会がスタート。
 二次会から参加するメンバーとも合流し、軽く自己紹介。
 そして酒を呑む、呑む、呑む。居酒屋では秋山さんと席が対面だった
ので、今回の『回廊』について色々と話した。
 今回の第三号は上出来だったと、編集長は執筆陣の成長を語った。
 遥さんの『夢題』に関しては、以前はもっとスタンダードなファンタ
ジーを書いていたが、今回は毛色を変え、その変化を賞賛していた。
 私自身、遥さんの作品には秋山さんの小説と似た雰囲気を感じる部分
があり、それを実際に尋ねると、遥さんは秋山さんを師匠として仰いで
いるという話だった。
 キセンさんの『エゴイマ』も、やはり絶賛していた。いわく、キセン
さんが成長した裏には、キセンさんの幅広い読書にあると。実際、かな
り難読な本も読んでいるらしい。
 霧生さん『僕生き』に関しては、私も一緒に賞賛した。霧生さんの小
説は、私も他のサイトで読んでいたが、それと比べても今回の作品には
格段の上達が感じられた。
 秋山さんの方から、霧生さんに色々と注文を出したらしく、良くそれ
に応えてくれ、今回の傑作が出来上がったという話だった。
 雑誌が作家を育てる、良い話だ。まあ秋山さん自身は、俺のことは誰
も育ててくれないんだよなあ、とボヤいていたが。
 その他、ととさんの漫画や全体の総評など。久我先生の『暑い中で』
については、推理小説的な見解で意見を交わしたが、久我先生の実力は
もっと凄いですよ、と語っていた。
 実際、久我先生はミステリーの分野において著名な方で、その博識ゆ
えに先生と呼ばれているらしい。ちなみに、本人は<クーミン>と呼ば
ないと怒るそうだ。気をつけよう。
 そんな感じで、ビールを呑みつつ語り、なごやかに二次会を終了。
 私は翌日仕事だったので、その場で帰宅。打ち上げ会を終えた。

 第参号打ち上げ会で分かったこと。
  一、京王線は新宿西口で乗り換え。
  二、回廊メンバーは、みんな若い。
  三、秋山さんの『メタ探偵』は、最低でも五話以上続く。
  四、回廊作家陣は、みんな上手くなっている。
 そして第四号で分かること、それはまだ混沌の中、それが回廊。
 などと、林田球の『ドロヘドロ』風に終えてみる。


   ++++++++++++++++++++++++++

【星点 from北北東】
   著/星点

 どうも星点です。
 打ち上げレポということですが、行けなかったので、そのことをお話
しします。当日自分は用事が終わったあと、帰宅後回廊を読みつつ、
ビールを飲みました。お酒飲みつつ、本読むのって好きなんですよ。一
応、どなたが来てらっしゃるのかなぁとか妄想してみたりしつつ、打ち
上げ会場の方角、南南西の空に向かって乾杯をしました。冬で空気が澄
んでいるせいなのか、自分の声が部屋に暫く響きわたりました。
 前回は打ち上げに参加したので、時間の経過を追って自分の行動を書
いていけばそれなりにレポが書けたのですが、1人となるとどうも手が
進みませんね。お酒は進みました。そうすると、1人反省会モードに
なってくるわけで・・・。あーでもないこーでもないと考えつつ、そん
な感じで夜は更けていったのでした。まる。
皆様来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。ではでは。


   ++++++++++++++++++++++++++

【オフレポ】
   著/言村律広

 私が京王多摩川駅に到着したとき、20分前だったというのにすでに二
人が居た。一人はToYさん。優しげで少し変わった雰囲気をまとったお
兄さんです。もう一人は秋山真琴編集長。暇人です。
 いきなりから幹事は誰だ? といった様相を呈した打ち上げオフです
が、そういえば参加者名簿を持っていないことに、気が付く。手遅れだ。
 続々と集まる参加者のみなさんだが、全員集まったか分からない。
 丼原ザ★ボンさん。黒い指貫手袋と黒いあごヒゲが黒さを演出してい
ながら、話してみるとナイスガイな人。
 札斬蒼龍さん。カッコイイ人なのだけれど、鞄から色々と色々なもの
が出てくる人。
 キセンさん。忙しそうな、だけれどどこか愛嬌の漂う好青年な人。
 秋山さんの後輩でりゅーじ君さん、捨木君さん、佐野君さん、入江君
さんの四人はまだ見分けられる自信がありません。ごめんなさい。でも
三次会まで一緒だったのはりゅーじ君さん、白勢君さんの二人だったと
思うのだけれど。
 とと。まあ以前からの友人なので特には無し。てかもう少し早く到着
しろよ。
 恵久地健一さん。彼が少し遅れたのでみんなは先に馬車道に入ってい
ると、言村の名前でお客様のお呼び出しをしてくれた人。いやぁ、びっ
くりしました。
 雨下雫さん。二次会から参加の人。30分しか居なかったのに、ド級の
印象と怒涛の飲酒を見せてくれて、しかも場を盛り上げに盛り上げて
行った、なんかとにかく凄い人。
 そんな面々で馬車道から新選組と会を移していった。馬車道で、記憶
を頼りに参加者名簿をこっそり作成したところ、ちゃんと全員居た。よ
かったよかった。編集長が本を一冊くれたので、二冊あげた。どうやら
引越しに向けて本を片付けたいらしい。片付いたかな?
 そして、二行リレー小説はずっとやっていた。色紙は主に馬車道で、
雫嬢さんは新選組で。結局、二行リレーは三次会まで続いた。
 二次会の新選組にはToYさんとキセンさんが不参加だったが、のーん
びりと呑む。まったりと食す。ビールを注ぎ損ねて零しまくって済みま
せんでした。雫嬢さんが出現し、順に自己紹介で、手羽先一号くんとか
いう人が居た事実が発覚したり、実はアルコールで記憶が曖昧だったり
したり。
 その後、解散。三次会へは編集長、永野君さん、白勢君さん、ととと
五人でカラオケに行く。なんかとにかくシャウトなカラオケで、編集長
にいたっては昨日辺りからキてるとかなんとか言い出して、出ない声を
押し出してまでシャウト。元気だぁな。私はといえば、なんかこう、メ
ロディを途中からいきなり度忘れしたりして、並行してやっていた二行
リレーの秋山さんの文章に「意味が分からない」とか言ったりと失礼ば
かりかました覚えがあったり。
 で、22時。そこで終了となり、編集長は一人寂しく町田へと帰ってい
きましたとさ。で、一方の自分は吉野家で一食にしてから帰宅。『雲
上』関係で色々と。あとメタ探偵トリビュートも書こうかなぁとか思っ
てしまったりと。ああ、卒研が進まないぃ。


   ++++++++++++++++++++++++++

【『回廊』第三号打ち上げ+回廊編集部忘年会=第四回『回廊』オフ】
   著/秋山真琴

 前夜に支度を済ませていた秋山は、昼過ぎに家を出た。一次会の待ち
合わせ場所である京王多摩川には一時間強ほどで到着する計算である。
実際に駅には待ち合わせの四十分ほど前に到着したのだが、ついメール
に夢中になり、駅を降りたところで五分ほどケータイに熱中してしまっ
た。その後、改札へと向かったのだが、下見したときとは異なる改札
だったので、もしや降りる駅を間違えてしまったのではと焦るが、ToY
先輩からのメールで、どうやら改札が駅の両端にあると示唆を受け、難
なく反対側の改札に向かう。
 待ち合わせ二十分前の時点で到着していたのは、秋山・ToY先輩・言
村氏の計三名である。これは前三回のオフでは信じられないぐらいの集
合率で、早くもマンネリしたのかと秋山は頭を抱えた(平時であれば、
十五分前に八十パーセントが集合する)。
 改札前で立ち尽くしていると、言村氏が『回廊』第三号の表紙を拡大
印刷したものを取り出し、これを目印に使えばいいのではと提案してき
たが、恵久地氏を除く全ての参加者を秋山は把握しているし、若干の恥
ずかしさもあったのでToY先輩に回す。
 集合時間に遅れること十分。捨木君、羊君、恵久地氏を除く全員が集
まり、一次会の会場である馬車道へと場を移した。どうして馬車道かと
言うと、今年の秋、母校の学園祭にOBとして訪れた秋山に、りゅーじ君
が「馬車道なんかどうっすか」と打診してきたのだ。秋山は即座に首肯
した。
 馬車道での印象を一言で言えば最高である。ウェイトレスさんが可愛
いであるとかではなく、店内の雰囲気および客の少なさが非常に魅力的
なのだ。一行が通されたのは四十人ほどが入ることができる大部屋で、
秋山たち十二人は、その一角を使ったのだが、他に客が一切いないので、
非常に和やかな気分で過ごすことができた。
 今回、秋山が用意したのは『メタ探偵の忘年会』と銘打ったテキスト
ファイルを前面に表示したノートパソコンと歌留多サイズの色紙、そし
て交換会用の本である。色紙と本はいつも用意しているもので、回廊オ
フに参加していただいた皆さんに色紙を書いていただき、そして勧めて
面白い本を交換している。私事だが、秋山は来年の二月に引越すので、
不要となった本の処理も含めて、十冊近く放出させていただいた。恵久
地氏から一冊、言村氏からも二冊いただいた。色紙に関して言えば、今
回もやはりToY先輩の作が素晴らしかった。ToY先輩には、空間を逆手に
取って活かす能力がある。才能はけして埋もれない。
『回廊』には次号から参加してくれると約してくれたザボン氏に、冬コ
ミで頒布を予定している新作を読ませてくれたことも印象的だった。ま
た、言村氏が持参した『十三妹』も。『十三妹』の詳細に関しては、
『回廊』第三号の千文字書評を参照のこと。
 二次会へは駅ひとつ分なので、徒歩で移動した。その間、秋山は主に
ザボン氏やキセン君とミステリーの話をした。ここでも改めて言ってお
くが、今年は森博嗣『探偵伯爵と僕』、乾くるみ『イニシエーション・
ラブ』『リピート』、麻耶雄嵩『螢』、そして谷川流『涼宮ハルヒの消
失』で決まりである。
 二次会は新撰組、三次会はサラ。様々な楽しい出来事・ハプニングが
あったが、そろそろ締めないと今日中に配信できなくなってしまうので
締めることにする。次の回廊オフは、来年の四月になる予定だ。
 それでは。

 …………………………………終わり……………………………………

 オフに参加されたみなさま、お疲れ様でした。
 レポを書いてくださったみなさま、ありがとうございました。


◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【4】 編集後記
 ──────────────────────────────
 前略。
 もうなんか、大変だー!
 そうです。二千五年ですよ。もうそろそろSFとか実現しても良さそう
ですよね。宇宙人襲来、火星移住、タコ型火星人と遭遇、宇宙艦隊。
 ああもう、とにかく宇宙がいいんですってば。
 というくらいのビッグスケールになります。何がって『雲上』が、で
す。来年からは毎号連載がもう一本増えて、さらにコーナーを設置した
りと『雲上』ひと号の量がドドンとなります。
 すごいですよー。

 てなわけで、また来年です。みなさま、良いお年を。


 次回の配信は1月05日です、それでは。

 …………………………………公 募…………………………………

『雲上』に自分の文章を載せたい! という方を、募集しています。
 対象作品は「連載・読切・ブックレビュー」です。『雲上』用に書き
下ろした作品でも、過去に書いてホームページで公開した作品でも構い
ません。編集部に送っていただければ審査を行った上で、掲載いたしま
す。たくさんのご応募を、お待ちしております。

 …………………………………奥 付…………………………………

   発行日:2004年12月29日
   発行元:雲上回廊
   発行者:秋山真琴
   編集者:言村律広

   ご意見ご感想:
       sinden@mwa.biglobe.ne.jp
   購読の解約および、公式サイト:
       http://under-ground.hp.infoseek.co.jp/
   オンライン文芸マガジン『回廊』編集日誌:
       http://blog.melma.com/00102964/

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