文学

雲上マガジン

総合創作団体・雲上回廊が送るメール文芸マガジン。

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雲上マガジン vol_01

2003/11/15


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 雲上マガジン 〜読者へつなぐ〜     第01号 2003/11/15
           http://under-ground.hp.infoseek.co.jp/

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 …………………………………もくじ…………………………………

 【1】 創刊のあいさつ
 【2】 インタビュー・ノート
 【3】 耳よりニュース
 【4】 編集後記

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 【1】 創刊のあいさつ
 ──────────────────────────────
 購読者いません。
 いえ、正確には何人かいます。けれど、その何人かは全員が『回廊』
の参加者で、つまりは身内です。もっともこのメールマガジンの登録は、
身内に向けて仮公開したサイトからしかできないので、秋山が知らない
読者の元に届いていたら、むしろホラーです。
 そういうわけで、こんにちは。秋山真琴です。
 このメールマガジンでは、秋山が編集長をやっている、オンライン文
芸マガジン『回廊』の最新情報や、参加者たちのサイトでの活動を
ニュース形式でお伝えするものです。ただし創刊号である今回は、購読
者がいないこともあり、モチベーションがいまひとつ高まりません。そ
れでもやるしかないですし、バックナンバーを確認する未来の読者を考
えれば、中身のない文章を書いているわけにはいきません。
 何はともあれ、あいさつと行きましょう。しかし、秋山はこの手の、
言わば改まった場でのあいさつを知りません。白スーツを着て髪をガチ
ガチに固めて「よろしゅう頼もうか、兄ちゃん?」と言ったものか、あ
るいは目の下に涙のいれずみを入れて「レイディーズ・エンド・ジェン
トルマン」などと言ったものか、もしくは七三に別けた髪をてからせて
「あの、わたくしこういう者です。どうぞ、よろしく」なんて低頭した
ものか。や、あいさつって難しい。
 まあ、どんなあいさつをやるにせよ、一番悪いのは校長先生の長すぎ
るトークにも似た、いつまでも終わらなく長くそしてつまらないやつだ。
そこで秋山はこう言うことにした、

「あいさつは抜きにしよう。堅苦しいのは苦手だ。握手ですませよう」

◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【2】 インタビュー・ノート
 ──────────────────────────────
 毎号、ひとりの参加者に、幾つかの質問を送りつけて、返ってきた回
答を掲載するコーナ。創刊号である今回は、時間もなかったことから、
編集長である秋山自身が問題を出し、そして答えています。言わば、自
作自演。……もっとも初回から誰かにお願いしても、その人が困ってし
まうから、ここで一発自作自演しておくことは、理に適っているかも。

――簡単な自己紹介と『回廊』における立場を教えてください。
 秋山真琴です。最近は“散人”という言葉が気に入って、サイト名と
組み合わせて雲上散人とも名乗っていたりします。『回廊』における立
場は編集者です。「これだ!」と思った人にメールを送って、スカウト
したり、「ここの言い回しは、こうした方がいいんじゃない?」と文章
の見直したり、このメールマガジンを発行していたりします。ちょっと
仕事量が多いので、誰か手伝ってください。

――先日、公開された『ねこクロ第七別室』について教えてください。
『ねこクロ第七別室』は、雨下雫が団長を務めている謎団体の機関誌で
す。活動理由も活動そのものも特になく、メッセでの会話で読んで面白
いかもしれない部分をピックアップしているだけです。ただ、それだけ
だとあまりに詐欺なので、秋山が連作掌編を書き下ろしました。題は
『秋山風景』です。雨下雫をして「作者萌え小説」と言わしめました。

――このインタビューの特色について教えてください。
 一般的なインタビューは、知らないことを教えようという報道理念の
元に、行われていると思います。インタビュー相手の紹介を行ない、今
までの遍歴や活動を並べたりすることで、それまでインタビュー相手に
ついて何ひとつ知らなかった読者に、その人物像を教えるのです。しか
し、雲上マガジンにおけるインタビューは、もう少し独善的かつ趣味に
走ろうかなと思っています。つまり、読者がインタビュー相手のことを
既にある程度知っていると仮定して、いきなり濃い話に飛びこむ。それ
が吉と出るか凶と出るかは、回答者の“遊び心”に左右されるわけです
が、それぐらいのリスクは負ってしかるべきだし、負った方が楽しい。

――秋山さんの作品には、“○○都市”という言葉が頻出しますが、川
上稔の都市シリーズに影響は受けていますか?
 これが上で言った濃い話の具体例ですね。秋山を知らない人にとって
はどうでもいい質問だけれど、知っている人にとってはちょっと気にな
るような……あれ、そうでもない? ちなみに回答は「はい、影響を受
けています。川上稔リスペクト!」と言う具合。

――最後に一言お願いします。
 これがインタビューのテンプレです。最初が自己紹介で、最後が一言。
問題は、三つという少ない問題で、どれぐらい濃い話ができるか。現在、
すでに何人かの参加者には、問題を送りつけています。次回は、アッと
驚くような人のインタビューが見れるかも! ……しれないし、見れな
いかもしれない。確率的に、次号にはこの企画自体、跡形もなく消え
去っている可能性が一番有力です。アウチ!

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 【3】 耳よりニュース
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 このコーナでは毎号、参加者たちが個人的に運営しているサイトの更
新情報をお伝えします。もっとも、小さい情報は量が多くなってしまう
ので割愛するので、新作や重要告知のみの報告になるかと思われます。

[11月05日]…………………………………………………………………
 ▼リプラム、『ストレイシープ』公開
  ミヤコ・アーカイブに出てきた同名のゲームを、実際に作った物。
  羊を数えるゲームと羊の毛を刈るゲームがミックスされている。
  http://page.freett.com/rippram/

 ▼虚空堂本店Neo、『入力王』公開
  ボタンを押して答えるタイプのクイズゲーム。
  http://www.jomon.ne.jp/~ymd3106/

[11月11日]…………………………………………………………………
 ▼雲上回廊、『ねこクロ第七別室』公開
  ねこクロイツの機関誌。ねこクロ対談や、秋山真琴書下ろし作品
 『秋山風景』が収録されている。
  http://www5a.biglobe.ne.jp/~sinden/

◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
 【4】 編集後記
 ──────────────────────────────
 秋山真琴です。後記なので息を抜いて、力を込めます。

 秋山は祭りが好きだ、かなり好きだ、愛してる。もっとも言うほど祭
りがなんたるかを知っているわけでも、母校の学園祭を除き、特定の祭
りに深く関与したことはなく、本物の祭り好きに比べれば遜色はまぬが
れない。しかしそれでも、共同で何かを成し遂げる祭りというものには
とても憧れるし、何とかして神輿をかつぐ一員になりたいと思っている。
 これは比喩だ。勿論、神輿をかつぎ、太鼓を叩くのは個人的に興味が
あり楽しそうだとは思うが、本当にやりたいのは共同作業に他ならない。
異なるジャンルで別々に活動している作者を一挙に集め、時代に楔を打
ち込むように、何か決定的に残るものを作りたい。今、秋山は若いが、
いずれ成年式を迎え、妥協や倦怠に身を甘んじることが多くなり、そし
てより若くて意志と活動力を持つ若者が現れるだろう。秋山はいずれ彼
らと相対せねばならない。そのとき、秋山は自らを誇れるのか、胸を
張って威風堂々と後継者と向かい合えるか。それはわからないが、先達
として後輩に大きな背中は、やはり見せねばならない。どうだろうか。
 オンライン文芸マガジン『回廊』の名の元に、秋山は10代から20
代までの作者を集めた。年下もいれば、年上もいる。はっきり言って、
秋山より十近く齢が離れてる先輩に対し、色々と文句をつけたり、発破
を掛けたりするのは気がひけるし、年下には年下で無理は言えないし気
遣わなくてはならない。何より、参加者の大半は、会ったこともない、
ネットだけの付き合いなのだ。自分と圧倒的に異なる環境と境遇の中に
身を置く他人に、秋山は編集者としてどこまで関与していいのか。そう、
何人もの参加者/協力者たちと連日、メールを交換するのは想像してい
た以上に困難で負担となった。
『回廊』の創刊号が発行されるのは、今日からちょうど5ヶ月後だ。こ
の苦行のような生活は、まだ5ヶ月も残っており、それが過ぎたら、今
度はその4ヶ月後に第2号の発行が待ち構えている。想像するだけで、
身体が震える。だがこれは武者震いだ。恐くはない。取り返しのつかな
い失敗をするかもしれないと、緊張はするが、それは秋山の判断を鈍ら
せない、それは秋山の身を竦ませない。そんなことよりも、思わずにや
けてしまう口元の方が問題だ。大問題だ。そう。何を隠そう、
 楽しいのだ。
 秋山は今、楽しいのだ。
 祭りは準備している間が一番楽しい――とは、よく言ったもので。
 本当だ。
 最高だ。
 購読者はいない。
 いるのは、参加者だけだ。
 だから、言おう、言ってしまおう。
 お前ら最高だ! 俺は楽しいぜ! ありがとよ!!

 以上。


 …………………………………奥 付…………………………………

   発行日:2003年11月15日
   発行元:雲上回廊
   発行者:秋山真琴

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創刊日:2003-11-08  
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発行周期:月3回  
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