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おすすめBooks[MarsRecommend]

ビジネス&思考を中心に厳選した本を「おすすめ」します。コンセプトは自分の備忘録/お役に立ちたい/『「おすすめ」のための「おすすめ」はしない』の3点です。多読する中から、自信をもっておすすめします。

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おすすめBooks[MarsRecommend]

2004/04/10

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○su                              ○su 
 ○su    Mars Recommend            ○su
○su      ... おすすめBooks ...           ○su 
 ○su        http://www.tpot.jp/~mars           ○su
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○もくじ
  1.はじめに      
  2.おすすめBooks 
  3.お気楽なおすすめ本
  4.あとがき          
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【読者数74名】━━━━

1.はじめに

 こんにちは、Marsです。10日遅れました、申し訳ございません。
 このメールマガジンでは私の主観で選んだ「おすすめ」本を紹介します。
 おすすめの根拠は、当HP【おすすめのコンセプト】をご参照ください。
  http://www.tpot.jp/~mars/Contents/AboutRecommend/ 

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●テーマ  :情報取扱手引書
●おすすめ度:☆☆☆【おすすめです!】

 この本は「情報取扱手引書(じょうほうとりあつかいてびきしょ)」との
 テーマで選びました。
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●タイトル: 「知」のソフトウェア 
●著者  :立花 隆 (著) 
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▼▽本書のお買い求めは、こちらから▽▼
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061457225/mars02-22/249-4264744-7370765
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【目的を持つ、材料と技(わざ)の準備、どうすれば書けるのか】

   今回取り上げる本は立花隆氏が情報のインプットとアウトプットの方法
 を解説している本です。新聞、本、取材などで集めたデータや情報を、文
  章に書き出す際の考え方や手法が記されています。
  タイトルは「知」「ソフトウェア」などいかにも読んだら頭が良くなり
 そうで、私もそれにつられて買った一人です(^^;)。この新書と呼ばれる
 文庫本と単行本の中間のサイズのシリーズは内容がよい場合、根強く再販
 されて、発売当時に手にすることが出来ない世代でも、読むことできるの
 で非常によいことだと思います。
  差し込まれているパソコンの写真などは、もはや博物館レベルのもので
 すが記されている内容はまったく遜色なく、むしろ現代を予想していたの
 ではと思わされるくだりさえあります。


  さて、まずここでは情報のインプットをコントロールするために、目的
 を持つことが重要だと説いています。自分の意志か他人に強要されるかは
 わかりませんが、例え事態がその通りにならなかったとしても、予測も
 含めて、始まりと終わりを考えてから取り組むべきだと思います。
  著者はフリーのライターであるため、読書法は目的先行型の方法を薦めて
 おり、いわゆる楽しみで読む方法は紹介していません。ビジネス向けです。
  目的先行型の方法では「本を当たる」、つまり目的に必要な情報を得る
 ために目次や索引から探したり、ぺらぺら本をめくって当たりをつけたりと
 まるで本を道具のように扱うことを奨めています。私も早速この方法を取り
  入れ、本からの情報収集は以前と比べて上手になりました。
 
 「目的」に関係する説明は、他にも何回か登場します。「目的のないスクラ
 ップはやめよ」はまるでインターネットのリンク集を溜め込むことを戒めて
 いるようです。
 「ある”整理マニア”の悲喜劇」や「目的と手段の倒錯」は現代社会にも
 多数見受けられる「興味があるものや必要かもしれない情報を、何でも集め
 て、その質を問わず、集めることが重要と考え、且つ集めたことに満足する」
 行動心理を見事に書き表しています。こっけいですが、実はすでに自分がそ
 うなっているやもしれません。


  目的を持ったら、材料と技(わざ)のそれぞれの準備をしなくてはなりま
 せん。経験豊富な方は既に技を持っているため、着手が早く段取りが良いた
 め、素人より理論整然とした結果を導き出します。しかし材料の準備につい
 ては、技はあまり関係がなく誰でも手間がかかり、どれだけ良質の材料=
 ネタを持っているかが、技を遥かに凌ぐ要因であります。
  新鮮な材料を使えば素人でもうまい料理を作れる可能性がありますが、鮮
 度の落ちた材料では経験豊富でもどうしようもないというわけです。

  情報は本ばかりに眠っている訳ではなく、他人に質問やインタビューをす
 べき事態は多く発生すると思います。その上でのノウハウも記されていて、
 中でも「聞くべきことを知っておくこと」が印象に残りました。
  著書内では質問する側が全然わかっていないことが分かると、もっと具体
 的に質問してくれないと困るなどと突っかかるとのくだりがありますが、そ
 こまで極端でないにしても、なかなか親切に教えようという気にはなれない
 ものです。
  聞くべきときにはレベルはどうであれ、自分は「聞くべきことを知ってお
 くこと」をしてきたと相手に思わせないと、質問の本質をかわされてしまう
 ように感じました。つまり「わかんなくて質問しているんだけれど私はここ
 までは脳に汗をかいて調べましたよ、ええ」ぐらいの気迫がないと相手は本
 当のことなど話してくれないんでしょうね。
  何気なく何でも周りに聞くだけで事を済ませている人は知らず知らずのう
 ちに人徳が薄くなってしまうのはこの真理によるのでしょうか。

  「バカバカしくなってやめた」とのくだりも何回か登場しますが、これは
 結構重要だと思います。
 なかなか物事は引き際が難しく、まして「やめる」ことはかなり難しいです。
 しかし客観的に見て明らかに無駄なことは「やめる」べきです。全てをこの
 方程式にすることは難しいでしょうが、判断の基準の一つとしてそれを用い
 ることもありではないでしょうか。


  そしていよいよアウトプットの段階です。
 一番の関心は「どうすれば書けるのか」につきますが、これに関しての具体
 的なアドバイスはなく「良書をひたすら読んで、模倣する」とありますが、
 これもそれほど一押しというわけではないようです。突き詰めて自然体で書
 くのが一番とありますが、ここまでやらなくても「言いたいことを話してみ
 る」というのは非常によいヒントです。ただし口語体を文語体に直す作業は
 慣れていないと難しいため、結局は「居直って慣れる」しか方法がないよう
 です。私も素晴らしい文章を書いてみたいと常々考えていますが、それより
 も言いたいことが先にあるため、居直って書いています。

  いくつかのアドバイスとして言いたいことを単語で要約した「閃きメモを
 作る」とか「(書き出しが)こりすぎ(にならないようにする)」「文章を
 削る訓練」などがありますが、著書の最後に本書の要約として「自分で自分
 の方法論を早く発見しなさい」という立花氏らしいコメントが印象的でした。
  

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【頭がよくないと書けないのか、インプットとアウトプットのあいだ、
 なんで情報取扱手引書なのか?】


  文章は「頭がよくないと書けないのか」と言われれば、そんなことはない
 し、誰でも書く権利があると思います。しかしネットの発達で書いたものを
 容易にホームページやメールマガジンなどで流通させることが可能になった
 現代社会では、あたかも嫌煙ブームさながらに劣悪な駄文はいずれ「迷惑」
 と言われる日が来るかもしれません。

  またなかなか書けない自分の頭の悪さに嫌悪感を覚えること然りです。だ
 からと言って社会から文章がなくなる訳ではなく、むしろ複雑さを緩和・解
 説するために文章はより多く生産される傾向にあり、その流れは変わらない
 でしょう。

  極論を言えば「頭が悪くてもわかりやすい文章をかければよい」訳で、頭
 の良さに依存しない方法があればよいのです。結局文章が分かる分からない
 は文章そのものに凝るからいけないので、むしろ文章をできるだけ書かずに
 意思を伝える方法を取るべきだと思います。
 

  インプットとアウトプットのあいだに関しては、著書での明確な答えはな
 く、著者の試行錯誤している様が赤裸々に記されています。ただし、箇所箇
 所にノウハウが散りばめられており、それらが自分に合いそうな場合は試し
 てみるのも一つの手でしょう。ぺらのメモ(閃きメモ)、チャート、図表な
 どをインプットとアウトプットのあいだに用いるなどは十分に有用と思いま
 す。

  さてでは、なんでこの本が情報取扱手引書なのか?というとお約束の如く
 これは1984年3月の古い本です。ネットなんか存在していませんでした。
  サーチエンジンやメールやエクセルもありませんのでデータの加工がさぞ
 や大変だったと思います。ましてデータと情報がゴチャゴチャに議論されて
 いる時代です。(それが明確になったのはオフィスにPCが導入されて否応
 無しにデータベースを構築せざるを得なくなった90年代では?)

  にも関わらず現代にも通用する事例がちりばめられています。つまりこの
 事例は人間の情報に関する本質的な考えや陥りやすい弱点を指摘しているの
 だと考えます。数年前のインターネットの勃興の波に合わせた情報ハウツー
 などは、いま目先では必要かもしれませんが、パラダイムが変化したとき、
 またたく間に陳腐化してしまいます。

  私は読者の皆様に陳腐化する情報を提供する気はさらさらなく、むしろ長
 い目で「数年前にこれを読んでおいてよかった」「あっ、これってこういう
 ことだったのね」と気づいて頂くお手伝いをする本を紹介しています。
 その意味で長年の風雪に耐える本がよく登場します、それらの共通点は私な
 りの解釈で「事態の本質を突く内容」と言えます。
  私も情報のコントロールでかなり無駄な時間を費やして、バカバカしくな
 ってやめたことが多々あります。図書館の通い、日経新聞のスクラップ、マ
 イ情報リンク集作成、統計局のサイト内容把握も、必要に応じて行えばよい
 ことに気がつき、気がついてはいるものの「情報がなくては取り残される」
 との強迫観念にも似た飢餓感を抑えて辛うじて納得するのに、さらに多くの
 時間がかかりました。
  それを「行うな!」という意味ではなく、目的がなく行うべきではないと
 いうことです。その目的を決めるために、ただ「あることを知りたいので情
 報を集めよう!」と盲目的に遮二無二進むのと、情報取扱手引書に基づき、
 且つ自分の直感から目的を導き出し、それに向かって進むのとどちらが楽で
 効率がよいでしょうか?

 ぜひ、この本を、あなたにレコメンド。

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 3.お気楽なおすすめ本

 このコーナーでは、その名の通り、多読する中から、ただ単純に読んで
 おもしろかった本をたった一言で紹介します。
 
 第二弾は小林信彦(著) 現代<死語>ノートです。

「死語」って言葉、ご存知ですか?要は流行らなくなった言葉ですが、
こうゆうものを読んで「ああ、こんな言葉あったっけ」とか思っている時点で
もうオジサンってことですよね?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304849/mars02-22/250-9780712-4630643
 
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 4.あとがき
 先月は多忙で10日遅れてしまいました。申し訳ございません。m(_ _)m

 仕事の多忙と病気の回復休養と....。
 でも言い訳はいくらでもできますよね。(^^;)。

 
 次回は金持ち父さん貧乏父さんです。
 お楽しみに。
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【読者数推移】いつも読んでくれてありがとうございます。
  まぐまぐ:65名
  メルマ : 3名
  メル天 : 6名
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創刊日:2003-11-02  
最終発行日:  
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