ビジネス一般

通販ニュースネット

テレショップからネット通販まで通信販売業界に関して気になるTopicsをピックアップしてお届け。

全て表示する >

通販ニュースネット VOL007

2004/04/22

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃通┃販┃ニ┃ュ┃ー┃ス┃・┃ネ┃ッ┃ト┃  VOL.007
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

■■■
□■■  つながっていく、そこに生まれる価値
□□■


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
お待たせいたしました。
約2ヶ月ぶりの配信です。

この2ヶ月の間、世間は激動の時代に突入したと予感させられることが起こりました。

イラク戦争終結後最大の紛争、その中でのファルージャ近郊での邦人誘拐事件。
自衛隊を撤退しない政府の決断。

韓国総選挙による北朝鮮との融和的な政策を掲げた与党ウリ党と対決姿勢を崩さない
野党ハンナラ党の2大政党体制誕生の一方で、中国を訪問した北朝鮮の金正日総書記
の未だ見えぬ真意。

こうした中で、私はブログやWIKIについてのことを少しかじっていました。
個人でニュース配信をする一方で、ユーザー間での情報の相互補完ができるブログ。
複数の人間が、ひとつのサイトをコラボレートして高い情報性と信頼性を築き上げら
れるWIKI。

勉強していく内に、ゆっくりとではありますが、インターネットを通じて価値観共有
の輪は世界的に広まっていっているんだなと実感しました。

やがて、ひとつの価値観を持つことには繋がらないとはわかっておりますが、地を流
さない、誰も死ぬことの無いレベルでの対立で収まり、そこからの新たなる世界観を
模索できる時代への方策はできていると思いつつ、今日も悪戦苦闘の毎日を過ごして
おります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集長 石井 伸━━

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
通販ニュースネットは、流通ジャーナリストの塩田さんのコラムを紹介しております。


〜通販担当者は編集者である〜

カタログハウス流売れる企画と儲けの仕組み(1) 

 今回から少し通販企業のカタログハウスのことを取り上げていきたいと思います。

 同社は会員制商品情報誌「通販生活」で知られる通販のお手本のような会社です。
この雑誌には通信販売に関するたくさんのヒントが隠されています。

 通信販売で商品を扱う媒体は、カタログや雑誌、TV・ラジオ、インターネットと
様々です。
「通販生活」という会員制カタログ情報誌もまたそうした媒体のひとつの商品情報誌
であり、会員は購読者で、商品を企画・開発する担当者はいわば編集者である、という
のがカタログハウスの考え方です。

 同社の斉藤社長いわく「わが国の消費者は1970年代あたりまでは、通信販売をあまり
信頼してこなかったから、やむなく消費者側に容易に理解してもらえる商品、説得しな
くてすむ商品を主力にして発展してきた」と言っています。
 確かにかつての日本の通販は園芸の種やレコード、文学全集、衣料品、下着などで成
長してきたように思います。

 見せるだけ、選んでもらえるようにきれいに見せればいいだけのカタログハウス流に
言えば「陳列型カタログ」が主流だったのです。なぜこの商品を選んだのか送り手であ
る通販企業のメッセージはまったく排除されたもので、ひたすら客観的に商品を受け手
であるお客の選択にゆだねてしまうというのがカタログハウスの斉藤社長の主張です。

 しかし、消費者優位の今日において、まだまだ買い控え意識の強い傾向にあるなかで
どのような通販カタログあるいは商品が支持されるのか考えてみると、企画の妙、開発
の発想力、媒体の表現力、商品への愛着の高さなどが重要なファクターといえるでしょ
う。

 いまさら言うまでもない当たり前のことですが、送り手(商品の)の認識の相違で天
と地ほどの違いが出てくるのです。編集者は自分の企画(商品)に愛着を持ち、その商
品を売るために最善の努力をします。

 できる担当者はメーカーや卸業者の出す資料に頼りません。売れる要素をできるだけ
自分自身でひねり出し、消費者の立場に立って考え、その事実確認をしていくのです。
 そうした中で、編集者である商品担当者の企画・開発の手法の一つであり、重要なファ
クターが顧客への取材です。

 カタログハウスの場合、他社と同様、過去の購買履歴を中心とした顧客情報システム
を活用しているに過ぎません。異なるとすれば同社の経営戦略情報の使い方にあります。
仮に500万人の顧客データベースがあったとします。名前、住所、電話番号、購入商品、
購入履歴、メンテナンス履歴などです。

 商品編集部の担当者が、紙面の企画や商品に応じて購入顧客を「取材」することで、
顧客のナマの声を収集するために活用しているのです。

 商品やサービスに対する顧客の要望などを元にメーカーから商品を仕入れたり、既存
商品の改良や改善策を提示するためのに参考にするわけです。取材結果や同社の商品研
究所の報告所から次の商品企画を立案し、紙面に各商品に関する記事を掲載するのです。

 カタログ発行後は販売管理システムで各商品の売れ行きを分析します。システムは各
商品ごとの受注推移を目次で蓄積しており、誌面発行との相関関係を詳細に見ていくこ
とで次回の仕入れや企画に活かすのです。

 取材、仕入れ、発刊、分析といったすべてのプロセスを同じ編集者が担当します。つ
まり、各商品の最適な販売方法を仮説、検証していることになるのです。こうした購入
顧客とのナマの意見交換が、同社のこだわり商品の企画・開発に重要な役割を果たして
いるといえるでしょう。

 そうした取材の過程で数多くのヒット商品が生まれることもありました。かつて、同
カタログのヒット商品のひとつに「パンダトースター」のリバイバル販売がありました。
 これはパンの焦げ目がパンダの顔に焼きあがるというトースターです。編集担当者が
顧客宅へ訪問したときに出た「こんなトースターが昔あったね」みたいな思い出ばなし
から始まったそうです。

 その話をそこで終わらせず、担当者が調べたところ、以前はサンヨーが販売していた
が、現在は製造中止だとわかりました。そこで担当者がメーカーに掛け合い、2000個限
定商品で販売しようということになったわけです。
 いざふたを開けてみたら、なんと10,000個の注文という思わぬヒット商品になったの
です。

 斉藤社長は、自らの著書の中でも書いています。料理雑誌を見た読者が「よし、この
料理を作ってみよう」という気持ちにさせる、料理をするといういわば実践させること
は、カタログを見て商品を買った客の心理に似ているというわけです。
「数ある料理情報をかきわけて、読者が期待している新鮮な料理情報を見つけだしてく
る開発力、その料理情報を読者に正確にわかりやすく伝達する表現力、伝達された読者
が思わず自分で作ってみようと決意せずにはいられない誘惑力、この3つの能力が不可
欠だ」と語っています。


(流通ジャーナリスト 塩田信夫)

===============================================================================

通販ニュース・ネット
URL http://www.cnet-ta.ne.jp/cd/
発行所 Media Division 発行人 石井伸 
配信は「まぐまぐ」と「melma!」を使用しております。
◇まぐまぐ登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000118439.htm

◇melma! 登録・解除  http://www.melma.com/mag/10/m00102010/

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
★本メールマガジンの複写・転載など、無断使用は一切できません。
(C) Media Division All rights reserved.

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-27  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。