その他ニュース

藤原雄一郎の時事通信

気鋭の経営コンサルタント藤原雄一郎が時事問題に鋭く切り込みます。政治、経済の旬の話題をわかりやすく解説し、ビジネスマンとして必須の情報に仕上げます。これであなたは時代の変化を的確に一掴み!

全て表示する >

藤原雄一郎の時事通信 マネーゲームの再発防止は全くなされていない

2009/12/30

メールマガジン829号   2009/12/30日発行(月・水・金発行)

□□  マネーゲームの再発防止は全くなされていない  □□

今年もいよいよ終りとなりました。今年の最大の出来事は何と言っても「政権
交代」です。報道関係とのハネームーンである100日を過ぎて新政権に対する
見方も次第に厳しくなっています。

この大変化が日本にとって吉とでるか凶とでるか、はたまた変わらないか、
それが来年は明確になると思います。

さて昨年のリーマンショックで世界経済は大混乱をしました。経済無策の新政
権のために、来年は景気が一段と落ち込むことでしょう。

ところがあれだけ大打撃を受けた世界の金融セクターは徐々に勢いを取りもど
しつつあります。リーマンショックで大損害を受けた年金基金がその損を「今
度はもっと確かなマネーゲームで取り戻そう」とその機会を虎視眈々と狙って
います。ですからマネーゲームの原資は豊富にありますから、いつ「大バクチ」
が息を吹き返しても不思議はありません。

ところがあれほど口を酸っぱくして言っている再発防止の有効手段「ヘッジフ
ァンドの情報公開」「カケ率であるレバレージの上限設定」が全くもって進ん
でいません。

今になってあのリーマンショックがどうして起こったのかが次第に明らかにな
っていますが、その原因のひとつに証券会社がヘッジファンドを自ら設立し、
親会社である証券会社とグルになって、極めて危険度の高い商品を系列のヘッ
ジファンドへ押し込んでいました。

これはヘッジファンドの情報公開の無さを証券会社が悪用した典型例です。せ
めてヘッジファンドの情報公開くらいは実現しなければならないのに「喉元過
ぎれば熱さ忘れる」のたとえどおり、秘密のベールにつつまれたままになって
います。

今度はより完璧に近い詐欺商品をヘッジファンドを隠れ蓑に世界中にばら撒く
ことになるでしょう。リーマンショックの時はあれほど熱心に語られた「ヘッ
ジファンドの情報公開」「カケ率であるレバレージの上限設定」の声を現在は
聞くことがありません。

人類が太古の昔から戦争という愚かな行為を続けているように、マネーゲーム
も絶えることが無いのでしょうね。でもいつも利用されるのは日本で、アング
ロサクソンの悪知恵にはかないません。

こんどこそマスコミの賛美する「グローバルスタンダード」を我が国は断固と
受け入れないようにしようではありませんか。世界の孤児になっても良いでは
ありませんか。

それでは良いお年をお迎えください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
記事を読んだら、あなたの評価をつけてください。
評価は3段階で簡単にできますので、本メールの一番下からご参加ください!
___________________________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
□□□
□□□  藤原雄一郎の「すてきにエイジング
□□□  http://www.melma.com/backnumber_175129/
□□□
□□□ 「権限のない社員が会社を変える」」
□□□   http://inox-m2.com/fujiwara/fuji/kengen01.htm
□□□
□□□  定年後もう一度花を咲かせるための7つの鉄則
□□□   http://www.inox-tabi.com/book/index.html
□□□  
□□□  本を購入するには下のURLをクリック下さい。           
□□□  http://park5.wakwak.com/~inox/smelma/melma0004HP.htm
□□□
------------------------------------------------------------
【ホームページ】 http://park5.wakwak.com/~inox/smelma/melma0003JK.htm
【ご意見】    fuji@inox-tabi.com
【本購入】    http://park5.wakwak.com/~inox/smelma/melma0004HP.htm
----------------------------------------------------------------------
メルマガの登録、解除は
http://www.melma.com/backnumber_101064/

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-13  
最終発行日:  
発行周期:月水金  
Score!: 94 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2009/12/31

    読書大好きさん



    今年最後の大力作をありがとうございました。



    日経の言う通りです。現政権には経済がわかっている人が皆無のようですね。また政権のブレーンもいない。



    あまりにもバラマキにばかり目が行き過ぎです。それというのも選挙のことしか頭にないからです。



    大きな罰を受けると思いますよ。



    来年もよろしくお願いします。



    藤原雄一郎

  • 名無しさん2009/12/30

    「グローバル・スタンダード」なんて、結局「アメリカの言うことを聞け!」、特に保護国日本は、全ての原則をアメイカ流にせよ!と言っているのです。



    外交も国防も、アメリカにお任せの日本は、国債でも何でも、アメリカの言うとおり金を出せばいいのだ、つべこべ言うな!



    これが、アメリカの日本に対するスタンスではないかと思います。



    「アメリカ国債を売れば・・」と言っただけで、当時の橋本首相の首が危なくなったくらいですから。



    今、中国は、同じような脅しをアメリカにかけていますが、それこそアメリカはあたふたして、中国のご機嫌伺いをしているのですから、この違いは一体なんなの?と言いたいくらいです。日本の政治家・官僚それに経済人よ、もっと日本人として、誇りを持って言動せよ!といいたいくらいです。



    マネー・ゲームの基礎を「金融工学」と言うもっともらしい名前で作ったアメリカ人が、ノーベル経済学賞を受賞するくらいですから、ノーベル賞も「平和賞」ならびに「経済学賞」は、なんとも胡散臭い感じがします。



    このような賞を、日本人が授賞していないだけ、まだ救われます。



    今日のインターネット関連を検索していましたら、「鳩山政府予算案に大甘の朝日、厳しい論調の讀賣・日経」とありました。内容は確認しておりませんが、おおよその想像は出来ます。



    関連して、日経新聞の「大機小機」が紹介されていました。



    ちなみに私は現在、讀賣を購読しています。私が広島単身赴任時代、自宅では、契約で、1年交替で朝日と讀賣だったのですが、私が八王子に住んでから、朝日は読みたくないもので、今は日経に替えました。



    女性から見れば、折込チラシの多い新聞が良いようですが、題字すら見るのも嫌なもので。



    わき道に話がそれましたが、次のような内容です。



    「経済活力を高めるには、分配政策ではなく、企業の競争力を向上させる政策が必要だ。儲かる企業があってこそ雇用や需要が生まれる。先ず企業を利する。出発点はそこにあるが、今の政権は逆を行く。法人減税は素通りで、規制緩和も見るべきものがない。派遣労働禁止や目算なき温暖化ガス規制は、産業の海外流出を後押ししかねない。政権の愚昧さを見るにつけ、新しい年に明るい展望を描ける人は少ないだろう。だが目を海外に転じれば暗さよりも明るさが目立つ。米大手金融機関は、僅か1年で公的資金を返済した。米国ではファンドをはじめ資本主義が本来持つ「野生」が復活しつつある。自動車や住宅の販売も回復の歩を速めつつある。新興国の勢いは言うに及ばない。むしろミニバブルが懸念される程だ。主要国金利がゼロの中で、来年の世界経済は3%成長する見通しだ。善し悪しは別にして日本の景気回復は、外需がカギを握る。それは日本人が考えるよりも早く力強いかもしれない。・・・」



    藤原さんの持論とされる部分もかなり入っています。



    この「失われた10年」、日本のGDPは全く横ばいで、その間、中国・ロシア・インド・ブラジルの所謂、BRICsの経済は、飛躍的に拡大しました。



    この期に及んでも、具体的な経済政策を構築できない民主党政権が、4年も続けば、世界経済が大きく様変わりしようとしている中で、日本は完全に沈没して、江戸時代までの、東アジアにある、一島国になってしまうことでしょう。



    しかし、江戸時代は、人口の5%を占める侍がいて、彼らは高い教養と自己犠牲の「武士道」精神をもって、各藩を統治しました。また、経済面では、為替や相場で、モノや金を自由に交流させる仕組みを持っていました。天文学や数学さらに医学でも、独自の進化を遂げていましたし、藩校では、教育も盛んで、寺子屋などを通じて一般庶民の識字率は、当時の世界でも、群を抜く高さだったからこそ、明治維新であれほど速やかに、「富国強兵」の体制を確立できたと思っています。



    今回、東アジアの一島国でもなれば、これまで蓄えてきたものを全て使い尽くした後だけに、日本人は再起できない、それこそ、魂を抜かれた民族として、歴史も言葉も文化も失って、漂流するのではないかと危惧します。



    今年は、無駄口ばかりのコメントの連続で失礼しました。



    来年もよろしくお願いします。



    良い新年をお迎えください。



    読書大好き。