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【メルマガ日台共栄:第3589号】 台湾の「主権」主張を強める蔡英文総統  岡崎研究所

2019/10/25

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1>> 台湾の「主権」主張を強める蔡英文総統  岡崎研究所
2>> 日本台湾交流協会台北事務所代表に泉裕泰氏が就任 11月1日に着任
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1>> 台湾の「主権」主張を強める蔡英文総統  岡崎研究所

 浅野和生・平成国際大学教授は、蔡英文政権が進める「中華民国の台湾化」について下記のよう
に明らかにしている。すでに本誌でも紹介しているが、とても重要な指摘だ。改めて紹介したい。

<政権が3年目に入った昨年7月、19年度予算で台湾省関連予算をゼロとし、7月20日には台湾省政
府のオフィスを廃止した。また、金門島に置かれていた福建省政府も、18年末をもって福建省政府
主席ただ1人を残して廃止された。中華民国の会計年度は1月1日に始まるので、18年度末をもっ
て、事実上の『廃省』が実施されたことになる。>(9月12日付「世界日報」View point欄「蔡英
文政権の静かな革命─進む『中華民国』の台湾化」)

 これまで台湾ではスクーターや車のナンバーに「台湾省」とあったが、最近はほとんど見かけな
くなった。台湾省政府がなくなっていればナンバーから「台湾省」が消えるのは当然だ。福建省も
事実上、廃止になったという。浅野教授は、蔡英文政権下では「中華民国の台湾化」、すなわち
「脱中華民国」という静かな革命が進んでいたことを明らかにしたのだった。

 となれば、蔡英文総統の10月10日の双十節の記念演説では「『主権』という言葉を何度も用い、
『台湾の主権』に関する主張がますます強まっている印象を受ける」と指摘する岡崎研究所の記述
も当然の帰結と言える。下記にその論考をご紹介したい。

 台湾の大陸委員会が10月24日に発表した中台関係に関する世論調査では、中国が主張する一国二
制度による台湾統一について「賛成しない」が実に89.3%にのぼったという。また、蔡英文政権へ
の支持も72%だったという。

 台湾の人々は、蔡英文総統とその政権が主張する「一国二制度」を徹底して拒絶する姿勢を支持
している現状が明らかになった。台湾は中華民国から台湾への道のりを確実に歩んでいる。

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台湾の「主権」主張を強める蔡英文総統  岡崎研究所
【WEDGE infinity:2019年10月25日】

 台湾の蔡英文総統は10月10日、双十節(建国記念日)に際し記念演説を行い、「一国二制度」を
強く拒絶するとともに、自由と民主主義の旗の下で台湾人が団結して台湾の主権を守っていくよう
強く訴えた。演説の主要点は、次の通り。
 
 世界は急速かつ劇的に変化している。米中貿易紛争は続き、香港では「一国二制度」の失敗によ
り混沌の瀬戸際にある。にもかかわらず中国は「一国二制度による統一計画」を台湾に押し付けよ
うと脅している。彼らの外交攻勢、軍事的威嚇は、地域の安定と平和に深刻なチャレンジをもたら
している。

 自由と民主主義が脅かされる時、中華民国(台湾)の存在が脅かされる時、我々は立ち上がり自
らを守らねばならない。「一国二制度」の拒絶は、2300万の台湾人にとり圧倒的な共通認識であ
る。「一国二制度」を受け入れてしまえば、もはや中華民国の存在空間はなくなる。総統として、
国家主権を守るために立ち上がるのは私の根本的な責任である。

 過去70年間、我々は、幾多の深刻な危機に直面してきたが、これらのチャレンジは我々をより強
く、より決然とさせた。台湾人は、中国の外交攻勢と軍事的威嚇に何度も直面したが引き下がらな
かった。我々は結束して国土と国家主権を守ってきた。我々は、分断されてはならない。

 我々の将来には、多くの克服すべき困難が待ち受けている。中国は、自由、民主主義の価値、世
界の秩序に対し、権威主義、ナショナリズム、経済力を通じて挑戦しつつ、台頭し、膨張してい
る。インド太平洋地域の戦略的前線として、台湾は民主的価値を防衛する最前線となっている。

 中国は、シャープパワーを通じて我々を包囲しようとしているが、台湾は地域の重要な一員とし
て国際社会における責任を果たさなければならない。我々は、挑発的あるいは無法に行動すること
はない。考えを同じくする国々と、平和で安定した両岸の現状が一方的に変更されないように協力
する。

 これを達成するために、我々は、団結しなければならない。自由と民主主義の価値を確固たるも
のにしなければならない。経済、国防、外交の面で、より強い台湾を作り続けなければならない。
我々の進むべき道は明確だ。我々の目標は、第一に、自由と民主主義の旗の下、我々の主権を守る
こと、第二に、台湾経済を強化し繁栄した社会と強力な国家を作ること、第三に、世界に積極的に
関与し、台湾が国際社会で勇気と自信を持って堂々としていられるようにすることである。

出典:中華民国(台湾)総統府HP、‘President Tsai delivers 2019 National Day Address’(October 10, 2019)
https://english.president.gov.tw/NEWS/5869

 演説で蔡英文総統は、中国による脅威に対抗し、台湾の自由と民主主義の価値を守り、その旗の
下で事実上の主権国家としての台湾の地位を守ることを説いている。これは、ここ1年あまり何度
も繰り返している内容であるが、「主権」という言葉を何度も用い、「台湾の主権」に関する主張
がますます強まっている印象を受ける。つまり、独立宣言無き事実上の独立を進めていると言えよう。

 今年1月、中国の習近平国家主席は「一国二制度」による台湾統一を明確に打ち出し、台湾では
それへの反発が強まっている。とりわけ、香港情勢の緊張を受けて、「一国二制度」への拒絶は、
蔡英文も言っている通り台湾の「圧倒的な共通認識」となっている。習近平は、10月1日の中華人
民共和国建国70周年の記念演説で「祖国の完全な再統一は不可避の流れである。誰も如何なる勢力
も、それを止めることはできない」と述べた。台湾の民意を逆なでし、蔡英文の「一国二制度」を
強く拒絶する姿勢に、より説得力を与えたものと思われる。

 蔡英文が上記の演説のロジックで総統選を戦うことは確実であろう。これは、中国としては到底
容認できず、蔡英文政権への政治的、経済的、軍事的圧力強化、世論の攪乱を通じた台湾の社会的
分断を含む選挙への種々の介入を強化していくことは間違いない。蔡英文政権と中国との緊張はま
すます高まることになろう。

 なお、今年の双十節には米国のテッド・クルーズ上院議員(2016年の大統領選で共和党の予備選
の候補者の一人だった)が関連行事に出席した。双十節の行事に米国の上院議員が出席したのは過
去35年で初のこととなる。クルーズ議員は、呉釗燮外交部長(外相)とも会見し、「米国は台湾を
支持することを誇りに思う」と台湾支持の姿勢を強調、台湾の民主主義と自由の価値観擁護を評価
し、米台FTAや軍事協力の拡大への支持を表明するなどした。最近の米国の台湾支持強化の流れ
に、また一コマが加わったことになる。

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2>> 日本台湾交流協会台北事務所代表に泉裕泰氏が就任 11月1日に着任

 日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表は「これまで中国や米国、ミャンマーなどで生活し
たが、台湾は本当に優しい、安全な社会で、私の第二の故郷だ」との感懐を残し、10月15日に離任
した。

 沼田代表の後任に、10月24日付でバングラデシュ大使をつとめていた泉裕泰氏が就任、11月1日
に着任する。

 下記に日本台湾交流協会のプレスリリースと泉代表のプロフィール、および中央通信社の記事を
ご紹介したい。また、日台断交後の日本台湾交流協会台北事務所の歴代代表も併せてご紹介したい。

◆日本台湾交流協会プレスリリース:台北事務所代表の就任について[10月24日]
 https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=1334&dispmid=5287

◆泉裕泰(いずみ・ひろやす)氏プロフィール
 昭和32年(1957年)7月22日、広島県生まれ。同55年10月、外務公務員採用上級試験に合格。同5
 6年 、東京大学法学部第二類卒業。外務省入省後は在中華人民共和国日本国大使館参事官、アジ
 ア大洋州局中国課長、在中華人民共和国日本国大使館公使、在上海日本国総領事館総領事、在米
 国日本国大使館特命全権公使、外務省研修所長などを歴任し、2017年から駐バングラデシュ特命
 全権大使。2019年10月24日、日本台湾交流協会台北事務所代表に就任。同年11月1日、任地に着
 任予定。

◆日本台湾交流協会台北事務所の歴代代表(1972年12月〜2019年10月)
 泉  裕泰 (2019年10月−)
 沼田 幹夫 (2014年7月−2019年10月)
 樽井 澄夫 (2012年4月−2014年7月)
 今井  正 (2010年1月−2012年4月)
 齋藤 正樹 (2008年7月−2009年12月
 池田  維 (2005年5月−2008年7月)
 内田 勝久 (2002年2月−2005年5月)
 山下新太郎 (1998年3月−2002年2月)
 後藤 利雄 (1995年3月−1998年3月) 
 梁井 新一 (1990年7月−1995年2月) 
 原 富士男 (1983年4月−1990年7月)
 人見  宏 (1980年4月−1983年3月)
 西山  昭 (1977年11月−1980年3月)
 卜部 敏男 (1974年11月−1977年10月) 
 伊藤 博教  (初代、1972年12月−1974年11月)

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日本の駐台代表に泉前駐バングラデシュ大使 11月着任
【中央通信社:2019年10月24日】

(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の沼田幹夫前台北事務所代表(大使に相
当)の後任として、前駐バングラデシュ大使の泉裕泰氏が24日付で就任した。11月1日に着任す
る。同協会が発表した。 

 泉氏は1957年生まれ。外務省アジア大洋州局中国課長や在上海日本国総領事館総領事、在米国日
本国大使館特命全権公使などを歴任。今月初旬まで駐バングラデシュ大使を務めた。 

                                   (編集:塚越西穂)

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・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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