国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第3553号】 香港政府が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回表明も民主派やデモ隊に根深い不信感

2019/09/05

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━ 令和元年(2019年) 9月5日】

   ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  [Vol.3553]
1>> 香港政府が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回表明も民主派やデモ隊に根深い不信感
2>> 香港と台湾の共闘を崩しにかかる中国  黄 文雄(文明史家)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 第32回日本李登輝学校台湾研修団(10月12日〜16日)のお申し込み【締切:9月27日】
  http://goo.gl/KKnEAO
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20190722/

● 日本語世代の本音が分かる松本洽盛編著『むかし「日本人」いま「台湾人」』お申し込み
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20190724/

● 【戸籍問題】 本会のネット署名にご協力を!【第18期:3月1日〜12月31日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/a5gxiadcmygj
 *署名に国籍制限はありません。誰でも、世界中どこからでも署名できます。
 *本会署名は、氏名及び住所の記載を要請する請願法に基づいた正式署名です。
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/recommendations/koseki/

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1> >香港政府が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回表明も民主派やデモ隊に根深い不信感

 「逃亡犯条例」改正案の撤回要求にはじまった香港の抗議運動は、6月9日に約100万人が参加して
以降、間もなく3ヵ月となり、2014年の雨傘運動の期間を上回っている。デモは長期化の様相を見
せ始めていた。

 民主活動家の黄之鋒氏らが9月3日に台湾を訪れ、民進党とともに台北市内で記者会見を開き、香
港デモは正念場を迎えていて、台湾もともにこの限界線を乗り越えてほしいと訴えた。

 その翌日(9月4日)、香港の林鄭月娥・行政長官が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明し
た。時事通信は「10月1日の建国70周年までの事態沈静化に向け、実害のない改正案撤回までは譲
歩した格好だ」と解説し、下記に紹介する産経新聞は、建国70周年に加え「トランプ米大統領は香
港問題の平和的解決が貿易協議妥結の条件と主張」していることも挙げている。

 しかし、学生らは遅すぎる、5大要求は一つも欠かせないと反発しており、共同通信は「大規模
デモを主催した民主派団体は4日『闘争を続ける』との声明を発表。デモは香港の政治改革を求め
る運動に発展しており、3カ月近く続いている混乱が収束するかどうかは不透明だ」と報じている。

 その政治改革の5大要求は下記のとおり。

1)「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃
2)デモを「暴動」認定の取り消し
3)警察の暴力に関する独立調査委員会の設置
4)デモ参加者の釈放
5)普通選挙の実現

 「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃を求めて起こったデモではあるものの、すでに香港人が要求す
る政治改革の突破口の位置づけで、最終目標ではなくなっている。そこが、中国と結んだ「サービ
ス貿易協定」の撤回を求めて2014年に起きた台湾のひまわり学生運動(太陽花学運)」と決定的に
異なる。

 今回の香港デモは、台湾において李登輝氏が総統だった1990年3月に起こった野百合学生運動
(野百合学運)とよく似ている。野百合学生運動は「万年議員の引退」「国民大会の解散」「動員
戡乱時期臨時条款の廃止」「国是会議の開催」などの政治改革を要求し、それを李登輝総統が掬い
上げて民主化という政治改革にまで昇華したからだ。野百合学生運動は台湾民主化の分岐点を為し
た学生運動だった。

 恐らく、「逃亡犯条例」改正案を完全撤廃しても、香港政府にも中国にも実害はないのだから、
残りの4大要求実現を求める運動は続く。活火山が爆発してマグマが噴き出した感のある今回の香
港デモは、一時的に下火になることはあっても、要求が実現されない限り続くものと思われる。

-----------------------------------------------------------------------------------------
中国、早期終息を優先 建国70周年迫り決断
【産経新聞:2019年9月5日】

 【香港=西見由章】香港政府が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を決めた背景には、後ろ盾であ
る中国政府の方針転換がありそうだ。香港で抗議活動が拡大を続ける中、10月1日の建国70周年祝
賀行事が迫っており、習近平指導部はメンツよりも混乱の早期収束を優先させた形だ。

 これまで中国政府は条例案の扱いについて「(審議の)延期」と一貫して表現し、完全撤回は認
めない立場をとってきた。香港政府の決定を中国当局が容認したことについて、北京の政治学者は
「デモ隊の一部の要求に応じており、問題解決に向けた積極的なシグナルだ」と説明。建国70周年
を前に中国側が「早期解決を促した」と指摘した。

 中国の習近平国家主席は共産党の幹部養成機関、中央党学校で3日演説し、中国が経済や香港、
台湾、外交などの分野で「さまざまなリスクが集中的に現れる時期に入った」と言及、こうした問
題が「ますます複雑になっている」と危機感をあらわにしていた。

 北京の天安門広場周辺では7、8両日に祝賀行事のリハーサルを行う予定で、建国70周年に向けた
準備が本格化。また、トランプ米大統領は香港問題の平和的解決が貿易協議妥結の条件と主張して
おり、貿易摩擦がエスカレートする中で協議妥結に向けた意志を示す思惑もありそうだ。

民主派「5大要求」譲らず

【香港=西見由章】香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官が中国本土への容疑
者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明したことを受けて、立法会(議
会)の民主派各党は4日、警察当局の暴力に対する独立調査委員会の設置や普通選挙の実現など政
府に対する「5大要求」を継続して求めていく姿勢を強調した。民主派やデモ隊の香港政府に対す
る不信感は根深く、今後、抗議活動が収束に向かうかは不透明だ。

 民主党の胡志偉主席は、香港政府の決定が「偽の譲歩」だと指摘。一部のデモ参加者の怒りを和
らげ、デモ隊の分断を図っていると主張した。さらに、政府の決定に不満を持つ市民がデモを継続
した場合に、通信や集会の自由などを制限する「緊急状況規則条例」を発動する口実にしようとし
ているとの疑念を表明した。

 また公民党の楊岳橋党首は「問題を解決する唯一の方法は5大要求(に応じること)だ」とし、
特に普通選挙制度に関する改革が非常に重要だと強調した。

 デモ隊の強硬派と穏健派はいずれも「5大要求」について「一つも欠かすことはできない」と主
張してきた。SNS上では「政治的なわなだ」「長官は演説で謝罪しなかった」などと香港政府の
決定に疑念や反発を抱く声が相次いでいる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 香港と台湾の共闘を崩しにかかる中国  黄 文雄(文明史家)

【黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」:2019年9月4日号】
http://www.mag2.com/m/0001617134.html

*読みやすさを考慮し、小見出しは本誌編集部で付したことをお断りします。

◆香港人の台湾やオーストラリアへの移住が急増

 今週も香港のニュースを取り上げなければなりません。民主化の象徴と言われている2人のリー
ダー的存在の若者の一時逮捕があり、香港警察によるデモ隊への攻撃の激化が止まらず、多くの香
港市民が傷ついています。

 冒頭のニュースにあるように、台湾の蔡英文政権は香港のデモ隊の支持を早い段階から表明して
いました。香港から逃れてきたデモ参加者を受け入れると表明したのです。これに対して中国政府
は、「台湾は犯罪者を匿う隠れ家と化すだろう」と言って、台湾が犯罪行為の隠蔽に手を貸さない
ようにと脅してきました。

 しかし、デモは長期化しすでに香港の混乱が2か月も続いています。学生たちは新学期が始まっ
ても、授業をボイコットしてデモ支持の意思を表しています。デモ隊と警官の衝突などにより交通
もマヒし、警察が発射した催涙弾が住宅に飛び込み、屋内にいた乳児が煙を吸ってしまったという
報道もあったそうです。

 香港市民の日常はだんだんと非日常に侵されており、長期化への不安を抱える人々は台湾やオー
ストラリアなどへの移民を考えるようになっているようです。台湾移住の説明会は満席で、実際に
台湾に移民する人の数も急増しています。以下報道を一部引用します。

<台湾当局の発表によると、今年1〜7月に長期在留資格を得た香港人は1835人で前年同期比約30%
増。定住資格を得たのは759人で同約20%増だった。ロイター通信によると、高額投資が条件とな
るオーストラリア東部ニューサウスウェールズ州移住のためのビザ申請も急増しているという。>

 台湾でも香港人移民のニュースは連日報じられており、高雄に移民した香港人カップルがカフェ
を開業しているとのニュースもありました。

◆板挟みの林鄭月娥・香港行政長官がデモ隊の5大要求を中国に提案

 香港の林鄭月娥行政長官は、非公開会合で辞任の意向を示したとのニュースもありましたが、こ
れはあくまでも非公開会合で漏らした弱音です。

 香港と中国との板挟みとなっている林鄭月娥行政長官は、デモ隊が掲げる「五大要求」を中国政
府に提出し要求を呑むよう提言したけれど、中国政府は拒否したとの報道もあります。「一国二制
度」とは名ばかりで、香港の自治など中国に返還された瞬間からなかったようです。

 返還以後、香港は中国政府の指示通りに動かされてきたのでしょう。表に立つのは香港自治の仮
面をかぶった林鄭月娥行政長官ですが、彼女は完全な傀儡だったというのが今回明らかになったわ
けです。デモ隊の要求を受け入れる権限さえ与えられていないのですから。

 香港警察の反撃も過激化し、デモ隊も2人のリーダーの逮捕を経ても恐れず終息する気配をみせ
ていません。ある報道は不吉な予感を報じています。

<戦車に機関銃に、ヘリからミサイル・・・。香港駐在の人民解放軍は、訓練映像の公開でデモ隊
を牽制し、司令官も「暴力は絶対に許さない」と警告した。また、境界を挟み隣接する深[土川]
で、黄色いヘルメットの集団を警察が催涙弾で制圧する訓練映像も公開され、香港の中国政府に近
いテレビ局ではニュースで繰り返し放送していた。

 「香港政府がコントロールできない動乱が現れれば中央政府は絶対に座視しない。動乱を平定す
る多くの方法と強大な力を十分に有している」。中国政府の香港担当トップは、直接介入を匂わせ
デモ隊に警告した。

 なお“動乱”は、1989年の天安門事件の際に中国共産党機関誌の人民日報で学生デモを批判する
のに使われ、その後、学生や市民の反発が拡大し事件につながった言葉だ。そろそろ本気でキレる
ぞ!と拳を振り上げているも同然だ。>

 自由と専制は共存不可能だということを香港は証明してくれました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*台湾ビール(缶)は在庫が少なく、お申し込みの受付は卸元に在庫を確認してからご連絡しますの
 で、お振り込みは確認後にお願いします。【2016年12月8日】

● 美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、宅配便の都合により、恐縮ですが1件につき
 1,000円(税込)を別途ご負担いただきます。【2014年11月14日】

● 台湾土産の定番パイナップルケーキとマンゴーケーキのお申し込み【常時受付】
  2,900円+送料600円(共に税込、常温便)[同一先へお届けの場合、10箱まで600円]
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/2018pineapplecake/

● 最高級珍味 台湾産天然カラスミのご案内【常時受付】
  4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)[同一先へお届けの場合、10枚まで700円]
  http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160427karasumi/
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160427karasumi/

● 書籍お申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・松本洽盛編著『むかし「日本人」いま「台湾人」』 *new
・浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと(1)・(2)』
・渡辺利夫著『決定版・脱亜論─今こそ明治維新のリアリズムに学べ』
・呉密察(故宮博物院長)監修『台湾史小事典』(第三版)  *在庫僅少
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』 *在庫僅少
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

● 台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

*第1号〜第15号(最新刊)まですべてそろいました。【2017年6月8日】

● 映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『海の彼方』
・『台湾萬歳』
・『湾生回家』
・『台湾アイデンティティー』 
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『台湾人生』

● 講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・2018年 李登輝元総統沖縄ご訪問(2018年6月23日・24日)*new
・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46

-----------------------------------------------------------------------------------------
◆メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の活動情報
とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

●発 行:
日本李登輝友の会(渡辺利夫会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp
ホームページ:http://www.ritouki.jp/
Facebook:http://goo.gl/qQUX1
 Twitter:https://twitter.com/jritouki

●事務局:
午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先: 

銀行口座
みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:00110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
*他の銀行やインターネットからのお振り込みもできます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2011  Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan



規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。