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【メルマガ日台共栄:第3551号】 中国は永遠に民主化できない  大原 浩(国際投資アナリスト)

2019/09/02

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1>> 中国は永遠に民主化できない  大原 浩(国際投資アナリスト)
2>> 本会岡山県支部が9月27日に「第23回例会」を開催
3>> 台湾の蔡英文総統後援会が日本で発足 「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない」
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1>> 中国は永遠に民主化できない  大原 浩(国際投資アナリスト)

 香港のデモが収まらない。8月31日、その前日に「雨傘運動」元学生団体リーダーの黄之鋒氏や
周庭氏などが相次いで逮捕されたことに反発するように大規模デモが行われた。引き続いて9月2日
と3日にも大規模でもが行われる模様で、現在、中学・高校などで授業ボイコットや多業種にわた
るゼネストが呼び掛けられていると報じられ、香港情勢はますます緊迫感を増しているようだ。

 国際投資アナリストの大原浩氏は「香港問題を理解するためには、共産主義中国が核心的利益と
名付け固執する『台湾問題』の本質について考えなければならない」として、中国と台湾の歴史的
経緯や英国が香港返還に応じた理由などについて詳しく解説している。

 だから、今回の香港デモの帰趨は天安門事件より深刻な事態に陥る可能性が大きいと予測する。
そして、香港問題の本質である中国が民主化できない理由についても、簡にして要を得た解説をし
ている。

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中国は永遠に民主化できない…天安門事件より深刻な事態に陥る可能性 中国こそ香港・台湾化すべきだ 
大原 浩(国際投資アナリスト、人間経済科学研究所・執行パートナー)
【現代ビジネス:2019年8月30日】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66818

◆前門の虎・後門の狼

 いわゆる「香港問題」が共産主義中国にとっての正念場を迎えている。8月18日に警察の許可が
無いまま行われた国民のデモは170万人を集めたと報じられ、香港人たちの「自由を求める戦い」
は、衰えを見せない。

 深[土川]に集結している武装警察によって力ずくでこのデモ隊を屈服させれば、流血は避けられ
ない。そうなれば「第2の天安門事件」として世界中から糾弾され、場合によっては北朝鮮のよう
な経済制裁・金融制裁を課せられ、共産主義中国は自滅する。

 逆に、香港人たちの要求を飲めば、共産党の長老たちから習近平氏が「弱腰」と非難されるだけ
ではなく、年間に少なくとも10万件は起こっているとされる共産主義中国各地の暴動を強権的に弾
圧する大義名分も失われる。

 もうすぐ米国を追い抜くと驕り高ぶり、反対派を、汚職などを口実に次々と蹴落とし、アドル
フ・ヒトラーを超える大虐殺者である毛沢東(大躍進と文化大革命での人為的飢饉も含む死者は、
西側推計で約8000万人)政治の復活を目指してきた習近平氏は、党内に敵が多い。

 トランプ氏の仕掛けた「貿易戦争」で経済面でも大打撃を受け、天井の無いアウシュビッツと呼
ばれるウイグル問題もクローズアップされる中で、習近平氏の中国は今まさに正念場を迎えている。

 なお、共産主義中国の抱える全般的な問題については、当サイト記事
 1月9日「客家・鄧小平の遺産を失った中国共産党の『哀しき運命』を読む」、
 5月18日「天安門事件30年で中国は毛沢東時代に逆戻りする予感アリ」、
 6月27日「中国は『巨大な北朝鮮』である…共産主義国家の悲しき運命」、
 を参照いただきたい。

◆戦勝国である中国とは台湾のことである

 香港問題を理解するためには、共産主義中国が核心的利益と名付け固執する「台湾問題」の本質
について考えなければならない。

 共産主義中国がいまだに「帝国主義」であり、尖閣諸島、南シナ海、中印国境などで他国の領土
を奪おうと虎視眈々と狙っているのは周知の事実である。また、過去にはベトナムを侵略。チベッ
トやウイグルでは占領するだけではなく、人民の虐待を続けている。

 共産主義と帝国主義が合体したものがファシズムであるから、共産主義中国はファシズム国家と
呼んでも差し支えないかもしれない。

 しかし、台湾問題はその帝国主義的な領土拡大とは異なった側面を持つ。

 一般的に台湾と呼ばれる中華民国は、中国の歴史で言えば、亜流の共産主義中国とは違って、
綿々と続く歴史の本流なのである。

 例えば、日本軍と戦い第2次世界大戦の戦勝国となったのは中華民国(現・台湾)である。

 読者も歴史教科書で写真を見かけたことがあると思うが、ポツダム宣言(別名:「米英支三国共
同宣言」)を発表したのは、その名の通り米国(ルーズベルト)、英国(チャーチル)、支那(蒋
介石)の3国であるが、この支那(中国)とは、もちろん中華民国(台湾)なのである。

 また、1945年の国連設立時の常任理事国は、第2次世界大戦に勝利した連合国である米国、英
国、フランス、ソビエト連邦、中華民国(台湾)である。

 共産主義中国の建国は、1949年であるから、その当時は存在さえしていなかったのだ。

 その後、1971年に共産主義中国が本流の中華民国(台湾)を押しのける形で、常任理事国の地位
を獲得した。一種の背乗りである。

 なお、日中国交正常化は1972年の日中共同宣言からである。米中国交正常化は1971年のキッシン
ジャーの中国訪問から始まり、1972年のニクソン大統領の訪中を経て、1979年のカーター大統領の
時にようやく実現した。

 田中角栄氏のロッキード事件が、ニクソン訪中で先行していたはずの米国を追い越す形で共産主
義中国との国交正常化を行った同氏への報復だと噂されるのも、米国(特に共和党)が共産主義中
国を心よく思わず、常に第2次世界大戦を共に戦った本流の中国(中華民国=台湾)を守ることに
徹してきた象徴だといえよう。

 第2次世界大戦を「ファシズムから自由を守る闘い」と位置づける先進自由主義諸国において
は、第2次世界大戦の戦勝国という意味は極めて大きい。

 共産主義中国が台湾を核心的利益と呼ぶなら、米国にとっても台湾は「核心的利益」なのである。

 中華民国(台湾)と中華人民共和国(共産主義中国)とのいわゆる「2つの中国」問題は、かつ
てメディアを賑わしたが、歴史的に正当な中国が中華民国(台湾)であることは明らかである。

 中華民国(台湾)が独立国として、「私の国の戦勝国としての権利、そして正当な中国の歴史は
共産主義中国によって奪われた」と世界に訴えたら、共産主義中国は抗弁できない。

 日本の歴史教育では、共産主義中国が戦勝国でないことを包み隠しているが、共産主義中国が主
張する「歴史問題」のほとんどは中華民国(台湾)の統治下で起こったことであり、中華民国(台
湾)が存在する限り、彼らに主張する正当な権利があるから、共産主義中国としては早く中華民国
(台湾)を吸収して消滅させたいのも当然といえる。

 最近、台湾関連の法規を急速に整備したり、F-16を売却したりして、トランプ政権が台湾に肩入
れするのも、共産主義中国が常任理事国の地位を奪う前(米中国交正常化以前)の世界秩序を回復
させようという試みであるとも考えられる。

◆1997年、香港返還の狙いは中国の香港化

 また、現在の香港問題も歴史的経緯を理解しないと読み解けない。

 香港返還が行われたのは1997年7月1日であり、鄧小平が死去したのは同年の2月19日である。彼
自身は返還をその目で確かめることができなかったが、香港返還は傑出した政治家である鄧小平の
行った最後の偉業といえるであろう。

 そもそも、香港返還は鄧小平でなければ成し得なかったと考えられる。毛沢東亡き後、「改革開
放」を軌道に乗せた鄧小平は、ロシアのペレストロイカを行ったミハイル・ゴルバチョフのような
「自由化」「民主化」の旗手として西側から大いに期待されていた。

 英国が最終的に香港返還を決断したのも、改革・解放が順調に進めば中国も豊かになり、自由
化・民主化が進むと考えたからである。

 現在のように、毛沢東暗黒時代への回帰を目指す習近平政権では、香港返還などあり得なかった
と断言していい。

 事実、2014年の香港反政府デモ(雨傘運動)の際には、英国が調査のために議員団を派遣しよう
としたが、共産主義中国はこれを拒絶した。

 そもそも雨傘運動は、2017年の香港特別行政区行政長官選挙から1人1票の「普通選挙」が導入さ
れる予定であったにもかかわらず、共産主義中国が「行政長官への立候補には指名委員会の過半数
の支持が必要であり、候補は2〜3人に限定すると決定」したことに原因がある。

 かつて悪の帝国と呼ばれた、共産主義国ロシア(旧ソ連)でさえ、現在では曲りなりにも普通選
挙が導入されている。そのような基本的なことさえ実行できない1国2制度とは何であるのか?「話
が違う」ということなのだ。

 すでに述べた様に、英国が香港返還に応じたのは「共産主義中国が香港化」すると考えたからで
あり、「香港が共産主義中国に統一される」と考えたのであれば、返還に応じなかった。

 法律的問題には色々な議論があるだろうが、このような歴史的経緯から考えれば「香港人民の自
由が奪われるのなら、約束違反だから香港返還は取り消す」と言いきれるだけの大義名分が英国に
はあり、米国をはじめとする西側先進諸国もそれを支持するであろう。

◆「香港事件」が「天安門事件」より深刻な理由

 万が一、共産主義中国が武力でデモ隊を鎮圧した場合には、天安門事件をはるかに上回る厄災が
共産主義中国に降りかかることが予想される。

 歴史的経緯から、香港には英国のパスポートを持った人間が多数いるし、カナダ人、米国人も相
当数滞在している。彼らは白人(ピンク人)であるとは限らない。むしろアジア系・東洋系の顔立
ちの者が多いのではないかと推測される。

 総人口700万人のうち170万人、あるいは200万人といえば、香港の3〜4人に1人は、デモに参加し
ているということだが、その中に二重国籍者も含めてアジア系英国人、カナダ人、米国人がどの程
度含まれているのかは、見た目ではまったくわからない。

 武力鎮圧の結果、それらの「外国人」に死者でも出ようものなら、それらの国々に宣戦布告をし
たのも同然の困難状況に陥る。

◆中国が永遠に民主化できない理由

 中国がいくら豊かになっても民主化できないのは、共産主義が共産党のために存在し、民主化に
よってその利権を失うことを恐れているからだが、ロシアはウラジーミル・プーチン氏の独裁が続
く中でも、一応、普通選挙は行われている。

 大陸中国が民主化できない根本原因については、人間経済科学研究所・研究パートナー藤原相禅
氏の研究論文「中国が民主主義を受け入れない理由」を参照いただきたい。

 重要なのは、歴史的に「御恩と奉公=封建制度」という「契約に基づく社会を経験」しているか
どうかということだ。1人が牛耳る絶対王制が基盤である社会に、いきなり民主主義を導入しても
根付かないということである。

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2>> 本会岡山県支部が9月27日に「第23回例会」を開催

 本会には現在、29の支部が設立されていますが、岡山県支部は国内20番目の支部として平成21年
(2009年)9月13日に設立されました。支部長には設立以来、本会理事で「吉備の国から靖国神社
に参拝する会理事長」の藤原一雅氏が就任しています。

 毎年、台湾訪問を実施しています。これまでも「大正12年摂政宮裕仁皇太子殿下の台湾行啓の地
を尋ねての研修。李登輝元総統表敬訪問」をテーマに実施するなど、特色ある研修訪台をしています。

 岡山を未曾有の豪雨が襲った昨年7月にも実施し、李登輝元総統を訪問、豪雨災害に対する心の
こもったお見舞いメッセージをいただいています。

 また、歯科医師、女優、エッセイストとして活躍される一青妙さんをゲストにお迎えして新年会
を開くなど、毎月の例会にも工夫を凝らして開催しています。

 来る9月27日、支部総会を兼ねた例会を開催するそうで、そのご案内を下記にご紹介します。本
会会員以外にも、会員ご希望の方も参加できます。ふるってご参加ください。

              ◇     ◇     ◇

拝啓 初秋の候 会員の皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 台湾応援団としての本会は今年も「そうだ。台湾へ行こう行こう」であります。ご多忙とは存じ
ますが何卒よろしくお願い申し上げます。敬具

 令和元年8月吉日

                      日本李登輝友の会岡山県支部 支部長 藤原一雅

                    記

・日 時:令和元年9月27日(金)18:30〜20:30

・会 場:ヘルシーチャイナ粋菜逢(すいさいほう)
     岡山市北区駅元町15-1 リットシティビル2階
     TEL:086-253-2868

・会 費:7,000円

・ご参加可否の連絡先
 事務局 TEL:090-7880-1503  FAX:086-229-3750
     E-mail:fff104@hi.enjoy.ne.jp

・ご出席 ご欠席
 お名前:

*出席のお返事は9月24日(火曜日)までに戴きますようお願い申し上げます。
 締め切り後の出席から欠席への変更はキャンセル料がかかりますのでご了承願います。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>> 台湾の蔡英文総統後援会が日本で発足 「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない」

 昨日、東京都内のザ・プリンスパークタワー東京において「日本蔡英文総統後援会」の成立大会
が開かれ、日本はもとより台湾からも駆けつけた約400人が蔡英文総統の再選を期した。日本李登
輝友の会からも約70人が参加した。

 台湾からは陳菊・総統府秘書長が蔡英文総統の名代として来日、第1部の成立大会では後援会会
長に就任した趙中正・全日本台湾連合会会長の挨拶に引き続き、蔡英文総統のビデオレターが映し
出され、日本李登輝友の会会長で拓殖大学前総長の渡辺利夫氏、評論家の金美齢氏、八王子・台湾
友好交流協会理事長の黒須隆一前八王子市長が挨拶。その後、陳菊氏が感謝と再選応援を求める挨
拶をした。

 第2部の懇親会では王明理・台湾独立建国聯盟日本本部委員長の開会挨拶の後、松浦正人・前全
国市長会会長と金田秀昭・岡崎研究所理事が来賓として挨拶し、梅原克彦・元仙台市長が乾杯の挨
拶。

 宴途中におけるスピーチでは、蔡明耀・台北駐日経済文化代表処副代表、野嶋剛・ジャーナリス
ト、河添恵子・ノンフィクション作家、宮脇淳子・歴史家が登壇した。

 会場内には古屋圭司・日華議員懇談会会長や謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表らからのお祝
いのお花、入口にも衛藤征士郎、岸信夫、井上信治、松沢成文、鈴木馨祐、佐々木紀ら衆・参議員
からのお花も連ね、華やかな雰囲気を醸し出していた。産経新聞が報じているので下記にご紹介し
たい。

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台湾の蔡英文総統後援会が日本で発足 「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない」
【産経新聞:2019年9月1日】
https://www.sankei.com/world/news/190901/wor1909010015-n1.html

 来年1月の台湾の総統選に、与党・民主進歩党から立候補する現職、蔡英文氏を応援する「日本
 蔡英文総統後援会」が1日、発足し、東京都内のホテルで「成立大会」が行われた。日本各地の
台湾人組織の代表や李登輝友の会など台湾支援団体関係者ら約400人が大会に出席した。

 後援会会長に就任した実業家、趙中正氏(東京都在住)は挨拶で「来年の総統選挙は台湾の自由
と民主主義を守る選挙だ。蔡氏以外の候補者が当選すれば、台湾が中国の影響下に入る可能性が極
めて高い」と危機感を示した。その上で蔡氏について「アメリカから絶大な信頼を得ており、日本
とも友好な関係を築いている。十分に世界に渡り合える政治家です」と称えた。

 蔡氏は成立大会にビデオメッセージを寄せ「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない。これが蔡
英文のスタイルです」と説明したうえ「台湾をさらに良くします。さらに4年の時間を私に下さ
い」と再選への支持を訴えた。

 台湾総統府秘書長(官房長官に相当)の陳菊氏が蔡氏の代理として成立大会に出席。拓殖大学前
総長の渡辺利夫氏、評論家の金美齢氏、八王子・台湾友好交流協会理事長の黒須隆一前八王子市長
らがゲストとして挨拶した。(矢板明夫)

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・2018年 李登輝元総統沖縄ご訪問(2018年6月23日・24日)*new
・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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