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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第3395号】 浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』のご案内

2019/01/23

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━ 平成31年(2019年) 1月23日】

   ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  [Vol.3395]
1>> 浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』のご案内
2>> 郭仲煕氏が台湾日本関係協会秘書長に転出し蔡明耀氏が後任副代表に 張淑玲氏は代表処横浜分処長に
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● 浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』お申し込み *new
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

● 「世界花博と台湾中部を楽しむ旅」のお申し込み【締切:1月31日】
  https://goo.gl/z3pmUP
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20181221/

● 桜募金 ご協力のお願い【期間:2018年11月10日〜2019年2月28日】
 *今年も台湾に河津桜の苗木200本をお贈りします。
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20181221-2/

● 【戸籍問題】 本会のネット署名にご協力を!【第18期:1月1日〜6月30日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/a5gxiadcmygj
 *署名に国籍制限はありません。誰でも、世界中どこからでも署名できます。
 *本会署名は、氏名及び住所の記載を要請する請願法に基づいた正式署名です。
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/recommendations/koseki/

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1>> 浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』のご案内

 日本と台湾の関係は、国交がないにもかかわらず、年間650万人もの人々が行き来し、姉妹都市
や姉妹校、鉄道提携に止まらず医療関係やホテル、タクシー業界が提携するなど裾野が広がりつつ
あり、日台ともに最良の関係と認める状態が続いている。

 2017年には、日本の「交流協会」は「日本台湾交流協会」、台湾の「亜東関係協会」は「台湾日
本関係協会」に名称を改め、日台関係は断交後45年を経て新たな段階に入った。

 このように絆を深め得たのは、民間交流や議員交流などの賜物でもあるが、日台の架け橋になら
んとわが身を捨て、外交や経済界で力を尽くしてきた台湾の人びとを見逃すことはできない。

 本書は本会常務理事の浅野和生・平成国際大学教授の編著で、浅野氏が事務局長をつとめる「日
台関係研究会」メンバーが執筆に加わり、1冊目は日台関係研究会叢書4として刊行し、辜振甫、江
丙坤、許世楷、曾永賢、蔡焜燦の5氏、日台関係研究会叢書5の2冊目は林金莖、羅福全、謝長廷の3
氏を取り上げ、これらの人びとの軌跡をたどることで戦後の日台関係を鮮やかに描き出している。

*昨日(1月22日)、会員の皆さまには郵送にてご案内しております。

 2019年1月吉日

                                    日本李登輝友の会

             ◇     ◇     ◇

【展転社 発行:1=2017年12月 2=2018年12月 定価:1,836円(税込) 四六判・並製】

◆頒 価:会員:1,650円(税込)  一般:1,750円(税込)

     *送料:1〜2冊(1・2)=165円  3冊以上=実費(日本国内のみ)
     *入会希望者も会員価格

◆お申込:申し込みフォーム、またはメール・FAXにて

      https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

◆申込先:日本李登輝友の会
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
 TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
 E-mail:info@ritouki.jp
 HP:http://www.ritouki.jp/

◆支払い:代金後払い *本と一緒に請求書を送付します。

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浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』お申し込み書

・注文数: part1  冊  part2  冊 

・振込先: 郵便振替・ゆうちょ銀行・銀行  (いずれかを〇で囲んで下さい)

・ご氏名: 

・会 籍: 会員・一般・入会希望 (いずれかを〇で囲んで下さい)

・ご住所: 〒                                          
・E-mail :

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2>> 郭仲煕氏が台湾日本関係協会秘書長に転出し蔡明耀氏が後任副代表に 張淑玲氏は代表処横浜分処長に

 台湾の外交部は1月22日、台北駐日経済文化代表処の郭仲煕・副代表が亜東関係協会秘書長に転
出し、郭副代表の後任に蔡明耀・前外交部主任が就き、また、台北駐日経済文化代表処横浜分処の
陳桎宏処長が本年1月中旬に退任を届け出たことから、張淑玲・亜東関係協会秘書長が同処処長に
就くと発表した。

 ちなみに、郭仲煕氏は2015年8月1日付で台北駐日経済文化代表処の顧問から副代表に就任していた。

 また、日本との外交関係では大物として知られる蔡明耀氏は昨夏、外交部を退任していたが、復
帰するかたちとなった。昨年10月末に役員・支部長訪台団でお会いしたとき「台日関係に必要とあ
らば、いつでも受ける」と話していたが、それが現実となった。日台関係者も大歓迎しているだろ
う。下記に3氏のプロフィールをご紹介したい。

郭仲煕(かく・ちゅうき)
1956年、台湾・彰化県二水郷生まれ。1979年7月に中国文化大学日本語学科を卒業後、1983年4月に
筑波大学に留学し1986年3月卒業。1990年7月、台湾外交部入部。台北駐日経済文化代表処三等書記
官(1994/1〜2000/1)外交部アジア局日韓課課長(2000/7〜2005/1)、台北駐日経済文化代表処一
等書記官(2005/1〜2008/1)、同処政務部次長(2008/1〜2011/1)、外交部アジア局副局長
(2013/12〜2015/1)、台北駐日経済文化代表処顧問(2015/1/30〜7/31)、同処副代表(2015/8/1
〜2019/1)を歴任し、2019年1月、台湾日本関係協会秘書長に就任。

蔡明耀(さい・めいよう)
1953年、台湾・新竹市生まれ。淡江大学東方語文学科卒業後、行政院僑務委員会に入省するも1980
年に外交部入部。日本との縁が深く、台北駐日経済文化代表処の僑務部長や業務部長を歴任し、そ
の後も外交部の日本事務会日本事務会執行長、亜東関係協会秘書長をつとめ、2009年から駐スワジ
ランド王国(現エスワティニ王国)特命全權大使となり、2013年9月に台北駐大阪経済文化弁事処
長に就任。その後、2016年1月に2度目となる亜東関係協会秘書長に就任。2017年5月、外交部主任
秘書に就任。2018年8月、外交部を退任。2019年1月、台北駐日経済文化代表処副代表に就任。

張淑玲(ちょう・しゅくれい)
1968年、台湾・台北市生まれ。淡江大学法学系卒業。僑務委員会委員長、外交部長、亜東関係協会
会長の秘書官を歴任後、2001年に台北駐日経済文化代表処の業務部課長に就任。秘書組組長、文教
組組長、政務部次長などを経て2014年に政務部部長に就任。2017年1月、亜東関係協会副秘書長に
就任。同年5月、亜東関係協会から改称した台湾日本関係協会の秘書長に就任。2019年1月、台北駐
日経済文化代表処横浜分処処長に就任。

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副駐日代表が異動、外交部「要職に起用」
【台湾国際放送:2019年1月22日】

https://jp.rti.org.tw/news/view/id/91585
写真:外交部の李憲章・報道官が22日、蔡明耀氏を副駐日代表に起用する原因として経験の伝承と
   その専門能力を挙げている。(写真:CNA)

 台湾の駐日本大使館に相当する、台北駐日経済文化代表処の郭仲煕・副代表の人事異動が急に決
まりました。アフリカ南部に位置する国交国、エスワティニに駐在する蔡明耀・公使がその後を受
け継ぎます。

 外交部は22日にニュースリリースを発表して今回の人事異動を説明しました。外交部はニュース
リリースの中で、今回の人事異動は郭仲煕・副駐日代表を別の要職に起用するためのものであって
すべては規定にあっていると強調、その後任は、外交部の主任秘書、台湾の対日本窓口機関、台湾
日本関係協会の秘書長などの要職を歴任した、蔡明耀氏だと明らかにしました。

 外交部は、一部のメディアが今回の人事異動について事実無根で確認することのない報道をした
ことについて遺憾の意を表明しました。

 外交部によりますと、蔡明耀・公使は長年日本事務に携わり、日本事務に精通しており、複数回
日本に派遣されたため、ずば抜けて人脈が広いです。前任のエスワティニ駐在公使が病気のため辞
任した際、蔡明耀氏は定年退職したにもかかわらず、退職後の生活を犠牲にしてエスワティニに赴
任しました。蔡明耀氏は経験豊かな外交官であるため、副駐日代表に起用したということです。

 なお、郭仲煕・副駐日代表は、台湾日本関係協会の秘書長に転任します。同協会の張淑玲・秘書
長は台北駐日経済文化代表処横浜分処の処長に転任します。

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【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*台湾ビール(缶)は在庫が少なく、お申し込みの受付は卸元に在庫を確認してからご連絡しますの
 で、お振り込みは確認後にお願いします。【2016年12月8日】

● 美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*台湾の高級調味料XO醤は在庫切れのためお申し込みを中止しています。悪しからずご了承のほ
 どお願いします。入荷予定が分かり次第、本誌やホームページでお伝えします。(2019年1月9日)

● 台湾土産の定番パイナップルケーキとマンゴーケーキのお申し込み【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex
*詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/2018pineapplecake/

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、宅配便の都合により、恐縮ですが1件につき
 1,000円(税込)を別途ご負担いただきます。【2014年11月14日】

*パイナップルケーキ・マンゴーケーキを同一先へ一緒にお届けの場合、送料は10箱まで600円。

・奇美食品の「鳳梨酥」「芒果酥」 2,900円+送料600円(共に税込、常温便)
 [同一先へお届けの場合、10箱まで600円]

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 [同一先へお届けの場合、10枚まで700円]

● 書籍お申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・浅野和生編著『日台関係を繋いだ台湾の人びと1・2』*new
・劉嘉雨著『僕たちが零戦をつくった─台湾少年工の手記』
・渡辺利夫著『決定版・脱亜論─今こそ明治維新のリアリズムに学べ』
・呉密察(國史館館長)監修『台湾史小事典』(第三版)
・李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟』 *在庫僅少
・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版) *在庫僅少
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』 *在庫僅少
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』 *在庫僅少
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

● 台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

*第1号〜第15号(最新刊)まですべてそろいました。【2017年6月8日】

● 映画DVDお申し込みフォーム
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・『海の彼方』
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・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
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・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』

● 講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・2018年 李登輝元総統沖縄ご訪問(2018年6月23日・24日)*new
・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46

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〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
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E-mail:info@ritouki.jp
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午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先: 

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(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:00110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
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  • 下津井よいとこ2019/01/23

    〔日露平和条約は亡国の条約です。

    日露平和条約締結に断乎として反対しましょう。〕

     ソ連によって、全く不当に強奪された千島列島、南樺太は必ず奪還しなければなりません。北方領土の奪還は領土の拡大でも大国主義でもありません。我が国本来の国土の恢復に他なりません。国家主権の毀損は許されません。国土の喪失は絶対にあってはならないことです。また部分的な国土、国家主権の喪失は国全体の安泰を揺るがすことに繫がります。ソ連にカレリア地方を奪われたフィンランドは、国全体がソ連の束縛を受けることになり、現在でも、ロシアの顔色を常に窺わざるを得ない状況に置かれています。死力を尽くしてソ連の侵略に抵抗したフィンランドであっても「フィンランド化」を余儀なくされています。

     北方領土の奪還は直ちには容易なことではないでしょう。忍耐強く時間をかけて、我が国の正当な立場を訴え続けるべきです。奪還が可能になる機を待たなければなりません。例えば、ソ連が崩壊したようにロシアが崩壊する日が到来するかも知れません。100年かけても、200年かけても千島列島と南樺太の全面奪還を実現させなければなりません。絶対に諦めてはなりません。一部分だけの返還で済ますこともあってはなりません。

     ロシアのような無法国家、侵略常習国家と深い関係を結ぶことは極めて危険です。大東亜戦争末期に日ソ中立条約を一方的に破棄したように、ロシアはいとも簡単に条約を破る国です。そのような国と平和条約なぞ結んでも全く無意味です。平和条約を締結した場合、ロシア側は、「日本はついに城塞を開いた。これから北海道を攻撃し易くなる。」と認識する公算が大きいものと思われます。一方で、我が国側では、無法国家との条約なぞ、弊履の如くに違背されることが運命づけられているにも拘らず、一方的な思い込みで信頼しようとする動きが出るでしょう。北方の防衛力の低下や、心理的武装解除の危険性が極めて大きいものと思われます。

     ロシアと平和条約を結んだ場合、日本の国際的信用が失墜することも危惧されます。日本がロシアに接近すれば、クリミア併合等でロシアの侵略を受けているウクライナは落胆するでしょう。親日国家であるウクライナを裏切ることになります。ポーランドやバルト三国、ドイツなど、ロシアの脅威や圧迫を受け易い国でも、我が国の対露接近は、危険国家への投降であり裏切り行為であると認識されるでしょう。危険国家や凶暴国家との関係を深めると、一方の国も同類の国家であると認識されかねません。地球上には親日的な国が多くありますが、我が国がロシアなんぞと関係を深めますと、対日認識を転換させる国が増える危険性があります。我が国の国際的孤立化を招くことになります。

     安倍総理大臣は、日露平和条約を締結しようとする理由に就いて、ロシアが中国に接近するのを防止する為であると言っています。余りに馬鹿げた考えです。我が国やその他の第三国の思惑がどうであってもロシアと中国は接近する時は接近し、離反するときは離反します。外部から操作なぞ出来る筈がありません。

     中国の脅威には、我が国自身の防衛力強化と、アメリカやインドなどの同盟国や友好国、信頼出来る国との連携によって対処すべきです。本来我が国が接近すべきでないロシアのような国を操作しようと図るのは愚策に他なりません。 

     どこかの国を操って別の国を牽制しよう、別の国と衝突させようなどと図る構想は多くの場合失敗します。全く役立たないどころか、重大な逆効果や禍根を齎します。大東亜戦争の前、日米関係が日増しに悪化していた頃、松岡洋介が、日独伊三国同盟と日ソ中立条約を締結して四箇国連合でアメリカを牽制して対日政策の転換を迫ろうと図りました。松岡の期待通りにアメリカは動かず、かえってアメリカは我が国に対する態度を一層硬化させました。独ソ開戦で四箇国構想は水泡に帰しました。ベルリンやモスクワを訪れた時には意気揚々としていた松岡は、昭和16年12月、全くの失策であったことを悟り、日米開戦の報を聞きながら煩悶していました。日ソ中立条約は大東亜戦争末期ソ連に破られて、我が国は悲惨な目に遭いました。

     ロシアと中国に関して言えば、対立が起こったとしても似た者同士の夫婦喧嘩のようなものです。ロシアと中国が喧嘩すれば我が国にとって国際関係が有利になるなどと期待すべきではありません。ロシアと中国は、離反している時であれ、接近している時であれ、対日関係では共同歩調をとる危険性があります。一緒になって我が国に飛びかかって来るかも知れません。

     ロシアを操ってやろうなどと思い描いてはいけません。そのようなことは不可能です。逆にこちらが手玉に取られてしまいます。