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日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第3172号】 台湾野球の礎を築いた日本人・近藤兵太郎  古川 勝三(台湾研究家)

2018/03/26

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  [Vol.3172]
1>> 台湾野球の礎を築いた日本人・近藤兵太郎  古川 勝三(台湾研究家)
2>> 映画『KANO─1931海の向こうの甲子園』DVDのご案内
3>> 米大学で増える孔子学院に、議会の取り締まりの網が
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●澁谷司・拓大教授を講師に4月28日「第35回台湾セミナー」お申し込み *new
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● 映画『海の彼方』DVD お申し込み
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 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20180222-02/

● 渡辺利夫著『決定版・脱亜論』お申し込み
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 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/20180222/

● 第29回日本李登輝学校台湾研修団(5月4日〜8日)お申し込み
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 *署名に国籍制限はありません。誰でも、世界中どこからでも署名できます。
 *本会署名は、氏名及び住所の記載を要請する請願法に基づいた正式署名です。
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/recommendations/koseki/

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1>> 台湾野球の礎を築いた日本人・近藤兵太郎  古川 勝三(台湾研究家)

 古川勝三(ふるかわ・かつみ)氏は『台湾を愛した日本人』(1989年)の第1作では八田與一
(はった・よいち)の生涯を描き、2016年に発表した第2作ではKANO野球部の名監督だった近
藤兵太郎(こんどう・ひょうたろう)の生涯を描いて、人物を通して日台交流の物語を発表している。

 本誌で紹介している「nippon.comコラム」の「台湾を変えた日本人シリーズ」では、昨年11月に
「蓬莱米の父」や「台湾農業の父」として今でも台湾で尊敬されている磯永吉(いそ・えいきち)
を取り上げて以来、第2回は初代宜蘭庁長をつとめて善政を敷いた西郷隆盛長男の西郷菊次郎(さ
いごう・きくじろう)、第3回は台湾原住民族研究の先駆者の鳥居龍蔵(とりい・りゅうぞう)、
第4回は「台湾電力の父」と慕われ日月譚に発電所を設けた台湾電力社長の松木幹一郎(まつき・
かんちろう)を紹介している。

 5回目の今回は、単行本『台湾を愛した日本人』第2作で取り上げた近藤兵太郎を取り上げてい
る。

 ちなみに、嘉義農林学校野球部こと「KANO」が甲子園に初出場して準優勝した奇跡の実話を
映画化した感動作が2015年1月に日本で公開された映画『KANO─1931海の向こうの甲子園』
だ。『海角七号』や『セデック・バレ』などを監督した魏徳聖氏が制作、脚本、プロデュースをつ
とめ永瀬正敏氏が近藤監督役を演じている。

 2015年8月にはDVDとしても発売され、本会でも取り扱っている。別途、ご紹介したい。

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台湾野球の礎を築いた日本人・近藤兵太郎  古川 勝三
【nippon.com「台湾を変えた日本人シリーズ」:2018年3月25日】
https://www.nippon.com/ja/column/g00507/

 1931年、第17回全国中等学校優勝野球大会に出場すべく、台湾の嘉義農林学校野球部は、これま
で1勝もしたことなかった台湾全島野球大会に挑んだ。連敗続きでのんびりしたチームだった嘉農
野球部は、近藤兵太郎監督の鬼のような特訓を1年間受けると、選手に勝利への強い意志と甲子園
出場への夢が芽生え、日本人のみの常勝チームであった「台北商業」を打ち負かして優勝した。台
湾野球の歴史を塗り変えた出来事だった。

 台湾の代表チームとして日本への遠征を成し遂げた嘉農野球部の快挙に、嘉義市民は歓喜した。
全国大会に出場する嘉義農林ナインは、日本人3人、漢族2人、先住民族4人の民族混成チームで
あった。

 近藤は当時、語っていた。「日本人は守備がうまく、漢人(族)は打撃に強く、蕃人(族)(先
住民族)は走ることに長(た)けている。こんな理想的なチームはない」と。

◆身内の相次ぐ不幸もあって、心機一転、台湾に渡る

 嘉農チームを育てた近藤は1888年、松山市萱町で生まれた。1903年に松山商業予科に入学し、創
部間もない弱小の野球部に入った。手足が短く小柄で野球選手として決して恵まれた身体ではな
かったが、誰よりも野球が好きで研究熱心で、内野・外野手として活躍し、主将も務めた。

 その後、野球部監督となり19年に松山商業を初の全国出場(夏ベスト8)へと導くが、両親、お
い、姉、長女の相次ぐ死を経験した近藤は、心機一転を図るべく台湾へ渡り、嘉義商工学校に簿記
教諭として勤務することになる。渡台しても松山商業の監督は続けていたため、夏休みになると毎
年松山に戻り母校の監督として采配を振るった。その結果、甲子園へ6年連続出場するという松山
商業野球部第1期黄金時代を築いた。

 しかし、25年夏の四国予選で高松商業に大敗したため、監督を辞退し嘉義商工学校の簿記教諭に
専念していた。ところが、28年の創部以来1度も勝利なき嘉義農林野球部の選手が、近藤の内地で
の活躍を耳にした。選手から近藤の指導を熱望された濱田次箕野球部長は、近藤を連日口説いた。
その結果、コーチを条件に指導することになったのである。近藤は40歳になっていた。

◆差別をせず実力主義のチームを作り、甲子園初出場準優勝に導く

 野球は日本人のスポーツと思われていた当時の台湾で、民族など一切関係なく実力ある者が打っ
て走り、点を取って最後まで守り抜ければ必ず勝てるという考えを近藤は持っていた。また選手に
必要なのは、野球に対する情熱と身体能力だけだと考え、実力ある者がレギュラー選手になるべき
だとも考えていた。

 京都の平安中学校が台湾に遠征に来た時、選手の中に3人の先住民族がいるのを見た近藤は「あ
れを見ろ、野球こそ万民のスポーツだ。われわれには大きな可能性がある」と選手に語り、希望を
持たせた。やがて台湾最強チームを作るべく校内の部活動に参加をする生徒を調べ、有望な選手を
探し出して野球部に勧誘した。そしてスパルタ式訓練で鍛え、チームを創部3年で台湾代表として
全国大会へと出場するまでの強豪へと育て上げた。

 当時、中堅手だった蘇正生は語る。「マムシに触っても近藤監督に触るな、とみんなでささやき
合うほど怖い人だった。しかし、大変に熱心で、けがなどをした者にはとことん気を配って優し
かった。真剣、必死が好きで、いつも体中から熱気が溢(あふ)れているようだった。近藤先生
は、正しい野球、強い野球を教えてくれた。差別は一つもありませんでした」と。周囲からは「コ
ンピョウさん」と呼ばれ、親しまれていた。高熱であっても、担架に乗って練習場に来た時には、
選手が言葉を失ったという。

 バットには「一球入魂」と書き、ボールには「球は霊なり」とも書いた。近藤は「精神野球」と
「データ野球」を大事にした監督だった。

 初出場の選手にとって甲子園でプレイすることは、夢のまた夢であり、近藤にとっても同様だっ
た。ラジオによる実況放送は台湾の嘉義でも聞くことができた。5万5000人の大観衆が見守る中、
「KANO」と書かれたユニホームを身に着けた嘉義農林は、快進撃を続けた。第1回戦は3対0で
神奈川商工に、第2回戦では札幌商業を破り、第3回戦も10対2で小倉工業を下した。嘉義市民は流
れてくるラジオ放送に熱狂した。弱小だったチームが本土の強豪を次から次へと撃破するのである。

 嘉農のエース、呉明捷は連投の疲労で、指の爪を剥がす大けがを負い、中京商業野球部との決勝
戦ではボールを連発した。しかし、近藤に「この試合を自分の最後の試合と思って完投させてほし
い」と頼み込む。呉の固い決意に感動した近藤と仲間たちは、一致団結して呉の願いをかなえよう
とする。しかし、石灰を傷にまぶしての呉の奮闘も、相手チームの攻勢には抗し難かった。

 その時、チームメイトたちが声を掛ける。「思い切り直球を投げろ。守備は俺たちに任せろ!」
「俺たちは台湾の嘉義から来た仲間じゃないか!」。球場の大観衆が驚いて見守る中、呉は歯を食
い縛って一球一球、直球を投げ続ける。守りの選手たちは、一球また一球とキャッチするたびに、
「いらっしゃいませ!」と叫んでは自分たちを奮い立たせた。その場に居合わせた全観衆を感動さ
せると同時に、遠い台湾でラジオ放送を聴く台湾の人々をも興奮させた。近藤の胸は、頼りなかっ
たメンバーが不屈の闘士に成長した姿を目の当たりにして、感慨でいっぱいになる。

 球児たちの一球たりとも諦めない「ひたむきさ」「絶対に負けない」という精神が、球場の大観
衆を魅了し「戦場の英雄・天下の嘉農」と称賛を浴びた。

 当時、小説家の菊池寛は「僕はすっかり嘉義ひいきになった。日本人、本島人、高砂族という変
わった人種が同じ目的のため共同し努力しているということが、何となく涙ぐましい感じを起こさ
せる」と新聞の観戦記に書いている。

 決勝戦では、吉田正男投手を擁してこの年から史上唯一の3連覇を達成することになる中京商業
に敗れ、準優勝に終わった。

◆近藤の教えは日台問わず現代に引き継がれた

 甲子園で準優勝した年に建設された嘉義球場のホームベースの位置は、近藤が「夕日が選手の妨
げにならないように」と太陽の沈む位置を見て決めた。

 近藤は、松山商業時代に6回、嘉義農林時代は5回、甲子園に出場している。嘉義農林を率いて春
夏連続出場した35年夏の甲子園・準々決勝では母校・松山商業と対戦し、延長戦の末4対5で惜敗し
た。松山商業はその後、準決勝・決勝と勝ち進み、初の全国制覇を達成した。応援に駆け付けた近
藤は松山商業を率いていたかつての教え子で監督の森茂雄と抱き合い、涙を流して喜んだという。

 1945年、日本敗戦と共に中国から台湾接収のためにやって来た中華民国の国民党は、野球を日本
文化であるとして奨励しなかったため、生まれ故郷に帰った選手たちは、各地で少年に野球を教え
た。やがて、台中市の少年チームが69年にリトルリーグ・ワールドシリーズで優勝し、野球が評価
されるようになる。71年から4年連続優勝し、17回の優勝回数が世界一という快挙を成し遂げた。
当然のように野球部ブームが起こり、プロ野球で活躍する選手も現れ、日本の球団にも多くの選手
が入団している。

 近藤の主な教え子に藤本定義、森茂雄(ともに松山商)、呉明捷、呉昌征、今久留主淳、今久留
主功、呉新亨(ともに嘉義農林)らがいる。そのうちの藤本、森、呉は日本の野球殿堂入りを果た
している。近藤が活躍した28年からの10年間は、台湾野球の第1期黄金時代と言っても過言ではな
い。台湾の野球関係者いわく「近藤監督ありて、嘉義農林野球部あり、嘉義農林野球部ありて今日
の台湾野球がある」と。

 台湾野球の礎を築いた近藤は46年に故郷・松山に引き揚げた後、新田高校野球部の監督や愛媛大
学野球部を指導した後、66年5月19日に永眠した。77歳の生涯だった。葬儀には教え子や各界から
届いた多くの花輪が、自宅前の道路数十メートルにわたって飾られたという。

             ◇     ◇     ◇

古川 勝三(ふるかわ・かつみ)
1944年、愛媛県宇和島市生まれ。中学校教諭として教職の道をあゆみ、1980年、文部省海外派遣教
師として、台湾高雄日本人学校で3年間勤務。『台湾の歩んだ道−歴史と原住民族−』『台湾を愛
した日本人─八田與一の生涯』『日本人に知ってほしい「台湾の歴史」』『台湾を愛した日本人
2─KANO野球部名監督近藤兵太郎の生涯』などの著書がある。現在、日台友好のために全国で
講演活動をするかたわら『台湾を愛した日本人3』で磯永吉について執筆している。

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2>> 映画『KANO─1931海の向こうの甲子園』DVDのご案内

 映画『KANO』は、台湾代表として嘉義農林学校野球部こと「KANO」が甲子園に初出場し
て準優勝した奇跡の実話を映画化した感動作で、李登輝元総統を感泣させた。

 打撃力のある台湾人、俊足の原住民、守備に長けている日本人と、それぞれの強みを活かした
「KANO」が台湾の全島大会を制してたどりついた1931年(昭和6年)夏の甲子園。決勝まで勝
ち上ったものの、ピッチャー呉明捷の怪我もあり名門中の名門、中京商業に惜敗。しかし「KAN
O」の最後まで諦めない奮闘ぶりは日台それぞれの人々に強い印象を残した。当時、作家の菊池寛
は新聞に「涙ぐましい三民族の協調」と題し「嘉義農林が神奈川商工と戦つたときから嘉義びいき
になつた」と寄稿していた。

 選手役には、演技経験より野球経験を重視し5年以上の野球経験者が選ばれていることから、野
球の本場アメリカでは野球シーンの評価が高く、野球の試合を堪能した気分という感想も少なくな
い、本格的野球映画でもある。映画をお見逃しの方は、ぜひご覧ください。

【2枚組=本編約185分+特典映像38分 製作総指揮:魏徳聖 監督:馬志翔】

【アニプレックス 発売:2015年8月5日 定価:4,104円(税込)】

              ◇     ◇     ◇

◆頒 価:会員:3,700円(税込)  一般:3,900円(税込)

     送料:1枚=165円 2枚以上=実費 (日本国内のみ。入会希望の方も会員価格)

◆お申込:申し込みフォーム、メール、FAX

     ・https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za
     ・E-mail:info@ritouki.jp 
     ・FAX:03-3868-2101

◆申込先:日本李登輝友の会
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
 TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
 E-mail:info@ritouki.jp HP:http://www.ritouki.jp/

◆支払い:代金後払い  *DVDと一緒に請求書を送付します。

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映画『KANO』DVDお申し込み書

・注文数:   枚
・振込先: 郵便振替 ・ ゆうちょ銀行 ・ 銀行 (いずれかを〇で囲んで下さい)
・会 籍: 会員 ・ 一般 ・ 入会希望 (いずれかを〇で囲んで下さい)
・ご氏名:
・ご住所: 〒 
・電話: 
・E-mail :

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3>> 米大学で増える孔子学院に、議会の取り締まりの網が

 3月22日付の産経新聞は「米共和党のルビオ、コットン両上院議員とウイルソン下院議員は21
日、中国政府が中国語普及の拠点として米国を含む世界各地に展開している公的機関『孔子学院』
などを対象に、外国代理人登録法(FARA)に基づく登録を義務付け、監視の強化を図る「外国
影響力透明化法案」を共同で提出した」と報じている。

 この報道では「孔子学院が中国共産党思想の政治宣伝や中国政府のスパイ活動に利用され」てい
ることや、米大学教授協会が2014年に「孔子学院が『学問の自由』を脅かしているとして各大学に
対して関係断絶を勧告」したことを伝えている。

 国際ニュース週刊誌『Newsweek』日本版もより詳しく伝えているので下記に紹介したい。

 日本でも立命館大学が開設したのを嚆矢に、桜美林大学、北陸大学、札幌大学、愛知大学、岡山
商科大学、早稲田大学、関西外国語大学などに孔子学院があり、決して対岸の火事ではない。

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ベサニー・アレン・イブラヒミアン
米大学で増える孔子学院に、議会の取り締まりの網が
【Newsweek日本版:2018年3月24日】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9812_1.php

<政治的プロパガンダに加担する外国の出先機関に「透明性」の確保を求める法案を米下院が検討中>

 中国語や中国文化を教えるプログラムを実施している教育施設の孔子学院に、外国の出先機関と
しての登録を求める法律が、米下院で検討されている。中心になっているのは、ジョー・ウィルソ
ン下院議員(共和党)。外国政府がアメリカの大学に資金を提供して政治的プロパガンダを行うこ
とを取り締まろうというものだ。

 この草案では、孔子学院を名指ししてはいない。しかし中国政府が出資し、アメリカの100以上
の大学内に開設している孔子学院は当然、今回の法律の適用対象だ。孔子学院は最近、アメリカの
大学で中国共産党がタブー視するテーマの議論を妨害するなど、学問の自由について懸念をもたら
している。

 法律の草案は、アメリカがナチスに対抗する目的で制定した外国機関登録法と同じ趣旨だ。外国
政府のためにロビー活動や講演を行う組織・個人を司法省に登録させ、資金の提供先や活動内容の
報告を義務付ける。

 「目的は外国機関と大学の透明性を確保することだ」と、ウィルソンは言う。「アメリカ国民は
プロパガンダの標的になっていることを知る必要がある」

 孔子学院について懸念を強める議員は増えている。マルコ・ルビオ上院議員(共和党)は2月、
地元フロリダ州内の孔子学院の閉鎖を求めた。「国内外での中国の積極的な政治活動は、アメリカ
の教室に『潜入』し、探求の自由を抑圧し、表現の自由をむしばむものだ」と、ルビオは語っている。

 3月初めにはセス・モールトン下院議員(民主党)が地元マサチューセッツ州の40の大学に書簡
を送り、孔子学院の閉鎖や新規開校を控えるよう求めた。

 中国共産党は、孔子学院が国の宣伝機関であることを公式に認めている。李長春(リー・チャン
チュン)元政治局常務委員によれば、孔子学院は「中国の外国におけるプロパガンダ組織の重要な
一部」だ。

◆タブー視されるテーマ 

 ドイツのゲーテ・インスティテュートやフランスのアリアンス・フランセーズも政府の援助で自
国の言語や文化を世界に普及させる組織だが、これらの団体は政府から独立している。だが孔子学
院はアメリカの教育機関に深く入り込み、受け入れ先の大学でチベットや台湾の問題などの議論を
妨害している。

 孔子学院では「はっきりとタブー視されるテーマがいくつかある」と、全米学者協会が昨年出版
した孔子学院に関する報告を書いたラチェル・ピーターソンは言う。「孔子学院で語られる中国は
いいことずくめ。孔子学院の中では、いいこと以外は存在しない」

 大学が孔子学院の経営やカリキュラムをどれほどコントロールできているか、中国政府からどれ
だけの資金を受けているかを外部から知るのは難しい。孔子学院と受け入れ側の教育機関との合意
は、通常は公表されない。外部から知ることのできた事実の多くはリークによるものか、ジャーナ
リストが情報自由法を使って手に入れたものだ。

 今回の草案には、アメリカの大学が外国からの資金提供を明らかにすることも盛り込まれてい
る。既存の高等教育法は、大学が25万ドルを超える外国からの資金提供や寄付の公表を義務付けて
いる。草案はこの金額設定を低くしているのだ。

 「父が第二次大戦で中国に駐留したので、私は中国びいきの家庭で育った」と、ウィルソンは言
う。「初めは孔子学院が素晴らしくて、中国人と友好関係を結べると思った。だが、プロパガンダ
は無視できない」

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【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 児玉神社社殿修復事業へのご寄付のお願い
  http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170611/

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*台湾ビール(缶)は在庫が少なく、お申し込みの受付は卸元に在庫を確認してからご連絡しますの
 で、お振り込みは確認後にお願いします。【2016年12月8日】

● 美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、宅配便の都合により、恐縮ですが1件につき
 1,000円(税込)を別途ご負担いただきます。【2014年11月14日】

*パイナップルケーキとマンゴーケーキを同一先へ一緒にお届けの場合、送料は10箱まで600円。

・奇美食品の「マンゴーケーキ(芒果酥)」2,900円+送料600円(共に税込、常温便)
 [同一先へお届けの場合、10箱まで600円]

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 [同一先へお届けの場合、10箱まで600円]

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 [同一先へお届けの場合、10枚まで700円]

● 書籍お申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・渡辺利夫著『決定版・脱亜論─今こそ明治維新のリアリズムに学べ』*new
・呉密察(國史館館長)監修『台湾史小事典』(第三版)
・李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟』 *在庫僅少
・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版) *在庫僅少
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』 *在庫僅少
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』 *在庫僅少
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』 *在庫僅少
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

● 台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム
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*第1号〜第15号(最新刊)まですべてそろいました。【2017年6月8日】

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・『海の彼方』*new
・『台湾萬歳』*new
・『湾生回家』
・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
・『台湾アイデンティティー』 
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』
・『跳舞時代』 *現在「在庫切れ」(2017年8月31日)
・『父の初七日』

● 講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

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加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:00110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
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店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
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創刊日:2003-10-06  
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  • 下津井よいとこ2018/03/27

      (お詫びと訂正)



    先程の文章で、おかしな箇所がありました。



    「森友学園側の負担で土地を整備すると云うことにしたことに発端があるものと思います。」を「・・・・したことがあるものと思います。」に訂正します。



  • 下津井よいとこ2018/03/26

      森友学園の小学校用地取得の過程を巡って騒動が引き起こされた背景には、近畿財務局が貸与、売却の前に土地を整備せず、一部分を除いて森友学園側の負担で土地を整備すると云うことにしたことに発端があるものと思います。このような土地の売買契約は珍しくないのでしょう。唯、財務省はけちなので、経費を出し惜しんだと云う側面が強いのかも知れません。また、土地の状況の把握や森友学園への説明が不十分だったものと思われます。

     当該用地は伊丹空港に近く、騒音があることから長期間空き地にされていたことや、不法投棄が多かったことから、荒廃が酷かったようです。小学校建設の過程で、森友学園が近畿財務局より説明を受けていたよりも、更に多くのごみが出てきたようです。また、嘗て沼地であり軟弱地盤であったことからも小学校の建設に関して支障が生ずると云うこともあったようです。問題の多い土地であることや、近畿財務局による貸与前の事前の調査が不十分であったことから、森友学園が困惑させられたことも事実かも知れません。その一方で、森友学園が、それに乗じて、出来るだけ安く土地を買い叩こうとしたと云うこともあるのでしょう。近畿財務局側は「少なくとも、こちらが負担したごみ除去の費用だけは払って貰わないと困る」「あの土地には一軒家が30戸建つ」と言って、籠池氏の要求を抑え込もうとしていたようです。

     本当に当該の荒れ地には、面積は一町歩に近いとは云え、10億円もの価値があったのか、近畿財務局が出来るだけ高く売ろうとしたのか、分かりにくいところです。

     当該土地の値引き分が、仮に完全に整備する場合に要する費用よりも大きかったのか小さかったのかと云うことが言われています。手切れ金は、後になって損得を言わないと云うことで支払ったり、差し引いたりするものではないでしょうか。勿論余りに違いが大きく、それが故意である場合は問題でしょう。荒れ放題の土地だと、土の入れ替えなどで相当のお金がかかるのではないかとも思います。

     国有地には、整備された土地もあれば、荒れ地もあると思います。当該の土地は、荒れ地であったことから、近畿財務局と森友学園との間で、ごみ除去をめぐって交渉が行われ、土地の売却額にも交渉が及んだと云うことなのでしょう。このことが、国会などで大きく取り上げられて広く知られるようになると、整備された土地の売却に関しても、購入希望者から価格交渉を要望されることが予想され、それを忌避したと云うことが、文書の書き換えの背景にあったのではないかと、私は推測していました(全くの素人の推測です)。

     然し、高橋洋一氏は、理財局長が事情を把握しない儘に「森友学園との面会記録は残っていない」、「価格交渉はなかった」と言ってしまった為に、その答弁に合わせようとしたのであろうと言っています。恐らくそうなのでしょう。(高橋洋一氏の寄稿が産経新聞の3月24日、25日、26日に出ています。)

     決裁文書から削除された部分は、決済文書の趣旨からして本来はなくてもよかったとも言われています。然し、最終決定した文書に、断りなく削除を加えるのは問題でしょう。



     (新聞報道やネット情報を参照しています。)