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【メルマガ日台共栄:第2991号】 「日本精神」の丈夫 蔡焜燦氏逝く  渡辺 利夫(拓殖大学学事顧問・本会会長)

2017/07/27

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━平成29年(2017年)7月27日】

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1>> 「日本精神」の丈夫 蔡焜燦氏逝く  渡辺 利夫(拓殖大学学事顧問・本会会長)
2>> 謝長廷・駐日台湾代表が谷崎泰明・日台交流協会理事長に九州北部豪雨へお見舞い義捐金
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1>> 「日本精神」の丈夫 蔡焜燦氏逝く  渡辺 利夫(拓殖大学学事顧問・本会会長)

【産経新聞「正論」:2017年7月27日】

◆われわれが衛るべきものとは

 平成27年9月、集団的自衛権の行使を容認する平和安全法制が成立した。きわめて限定的な行使
容認だが、半歩の前進ではあろう。

 しかし、成立にいたるまでのジャーナリズムを巻き込んだ激しい論戦を眺めていて、私はひどく
むなしい思いを拭うことができなかった。集団的自衛権を行使して一体われわれは何を衛(まも)
ろうというのか、この肝心要の一点が議論の対象となることがまるでなかったからである。

 「何を衛るか」を論じず「いかに衛るのか」のみを、あれほどまでに激しく論じ合う姿は異常で
ある。当事者に問えば、衛るものは国民の生命と財産だと答えるに決まっている。しかし、国民の
生命と財産を衛るというのは国家存立の最低限の条件であって、これでは答えにならない。

 われわれが衛るべき日本とは何か、少なくとも知識人といわれる者がこの議論をもって自衛権論
争に加わったことを私は寡聞にして知らない。何と著しい思想の劣化か。

 平和安全法制成立の1年後の8月8日、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」の
ビデオメッセージが発せられた。一系の天子が世を継いで連綿とつづくこと、この事実こそが日本
民族の永世の象徴なのである。

 「国体」のことを深く思い見よという天の声が、天皇陛下のメッセージを伝える部屋の向こうの
方から響いているように感じられた。

 政府は陛下の生前退位に関する有識者会議なるものを組織し、はやくも平成29年6月16日に「天
皇の退位等に関する皇室典範特例法」を公布した。死せる者の心の声に耳を傾けることもなく、現
世にたまたま生きて在る者のみによる、拙速というべき特別立法であった。日本はいつからこんな
「その日暮らし」の国になってしまったのか。

◆統治時代に育まれた精神を体現

 7月17日、台湾歌壇代表の蔡焜燦氏が逝去された。享年90。縁あって蔡氏と長らく交誼を得てき
た私は、日本人の「原型」をいつも蔡氏の言説や立ち居振る舞いの中にみてきた。「日本精神
(リップンチェンシン)」とは、日本の統治時代に始まり現在の台湾になお残る言葉である。勤勉
で正直に生き約束は守る、といった語調であろうか。日本の統治時代に育まれたこの精神を体現し
た丈夫(ますらお)が蔡氏である。

「日本語のすでに滅びし国に住み短歌(うた)詠み継げる人や幾人(いくたり)」

「万葉の流れこの地に留めむと命の限り短歌詠み行かむ」

 蔡氏は台湾歌壇の創始者・呉建堂氏のこの歌こそ、台湾の日本語世代の真情だと説く。東日本大
震災時の蔡氏の和歌はこうである。

「国難の地震(なゐ)と津波に襲はるる祖国護れと若人励ます」

 この祖国は日本か台湾か、若人は日本人か台湾人か。蔡氏はいずれをも暗示しているのであろう。

 蔡氏は日本統治時代の台湾に生まれ育った。昭和17年陸軍特別志願兵制度が施行され台湾人にも
軍人への門戸が開かれるや、これに応募、少年航空兵に合格、昭和20年には岐阜陸軍航空整備学校
奈良教育隊に入隊。終戦後、帰国した蔡氏をまっていたのは国民党の圧政に苦しむ台湾であった。

 白色テロが横行し、3万とも5万ともいわれる無辜(むこ)の台湾人が国民党軍によって逮捕、処
刑された。蔡氏は難を逃れたが実弟は10年の懲役刑を科された。日本統治時代の痕跡を悉(ことご
と)く抹消し、日本人を「東洋鬼」「小日本」と蔑称する反日宣伝・教育の時代でもあった。蔡氏
は苦難の時代にありながらもビジネスに活路を求め、セイコー電子台湾法人の董事長、次いで半導
体のデザイン会社を創設、経営理念を「日本精神」「大和魂」におき、幾多の艱難(かんなん)を
乗り越えて同社をグローバル企業に育てあげた立志伝中の人物である。

 蔡氏に接していると、日本人が日本人であることを証す精神の方位、戦後の日本人が忘れてきた
気概の在処(ありか)に気づかされて、はっとさせられることがしばしばある。

◆刻まれた強靱さを継承したい

 蔡氏はこう言う。今日の台湾の近代化の基盤となったものが日本統治時代の50年にあったこと
は、心ある台湾人なら全てが知っている。知らないのは戦後の偏狭な価値観に蝕(むしば)まれた
日本人ではないのか。日本は台湾に謝罪する必要などない。謝罪すべきは親日・台湾を切り捨てた
戦後日本の外交姿勢の一点のみにある。謝罪などではなく隣の巨大な覇権国家と恒常的に闘ってい
る台湾を応援するというのが、日本人に固有な「侠」の精神ではないのか。

 戦後もすでに70年余、日本時代に人格形成期を送った人々が次々と世を去っていく。日本人は自
らの国体に無関心である一方、かつての海外領土であった台湾の老体の中に日本の国体が強靱
(きょうじん)にも脈を打っている。時代はあっけなく過ぎ去るものだが、蔡氏の胸に刻み込まれ
た時代精神だけは継承していきたい。蔡氏を哀悼しつつ台湾に向けて私は深く頭を垂れる。
                                  (わたなべ としお)

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2>> 謝長廷・駐日台湾代表が谷崎泰明・日台交流協会理事長に九州北部豪雨へお見舞い義捐金

 去る7月5日から6日にかけ、九州北部の福岡県朝倉市から大分県日田市を中心に記録的な豪雨が
襲ったことにより、これまで35人が亡くなり、3週間を経いまも6人が行方不明のままで、600人以
上が避難生活を送っていると伝えられています。

 気象庁はこの豪雨を「平成29年7月九州北部豪雨」と命名し、政府も「激甚災害」(災害復旧事
業への国庫補助率が通常の7〜8割程度から最大9割程度にまで引き上げられる)に指定すると発表
しました。

 この豪雨災害に対し、台湾の蔡英文総統は7月7日のツイッターで「この度、日本の九州北部で記
録的な豪雨によリ、甚大な被害を受けたことを聞き及び、誠に心を痛みます。また、被災地の皆様
に心よりお見舞いを申し上げます。日本は台湾にとって大切な隣国と友人です。被災地が一刻でも
早く復興できるようお祈りしながら、必要な時援助を行いたいと思います」と、心温まるお見舞い
を日本語でツイートしています。

 また昨日(7月26日)は謝長廷・駐日台北経済文化代表事務所代表が日本台湾交流協会本部に谷
崎泰明・理事長を訪問し、台湾政府から福岡県と大分県へのお見舞い義捐金(200万円)の目録を
手渡されました。

 亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、1日も早い復旧を願いつつ、台湾からいち早く届け
られた真心あふれる厚情に心から感謝の念を表します。下記に、義捐金贈呈の場面を動画で見られ
るNHKニュースと、日本台湾交流協会と台北駐日経済文化代表処の報道をお伝えします。

◆日本台湾交流協会HP:台湾からの義捐金贈呈式(平成29年7月九州北部豪雨)[7月26日]
 https://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/Top/8B31F4A01BE178BD49258169001ECB9B?OpenDocument

◆台北駐日経済文化代表処HP:謝長廷・駐日代表が福岡・大分県への豪雨災害見舞金を寄贈[7月26日]
 http://www.taiwanembassy.org/jp_ja/post/49116.html

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台湾が九州北部豪雨の被災地に見舞い金
【NHKニュース:2017年7月26日】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011074881000.html

 九州北部を襲った記録的な豪雨で大きな被害が出たことを受けて、台湾の日本における窓口機関
の代表が26日、日本側の窓口機関を訪れて被災地への見舞い金を寄贈しました。

 日本との窓口機関である台湾の駐日代表処の謝長廷代表は26日、日本側の窓口機関に当たる日本
台湾交流協会を訪れました。

 謝代表は、九州北部豪雨で被害が大きかった福岡県と大分県に対する見舞い金として、それぞれ
100万円を谷崎泰明理事長に手渡しました。

 謝代表は「水害による被害に心を痛めています。台湾と日本は災害が多く、被災地が一日も早く
復興できるようお祈りします」とあいさつしました。

 これに対し谷崎理事長は「温かいお気持ちを頂き、心から感謝します。日本・台湾のすでにある
大変すばらしい関係がさらに発展していくと確信しています」と応じました。

 今回の豪雨では、台湾の蔡英文総統も、今月7日にみずからのツイッターで、日本語で「心より
お見舞いを申し上げます」とメッセージをつづっています。

 台湾からは、東日本大震災の際にもおよそ200億円の義援金が被災地に送られるなど、日本で災
害が起きるたびに見舞い金や義援金が寄せられています。

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・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日) *new
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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