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【メルマガ日台共栄:第2866号】 産経新聞が「トランプ氏は『米国の「一つの中国」政策』を尊重すると表明」と修正報道

発行日:2/16

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━平成29年(2017年)2月16日】

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.2866]
1>> 産経新聞が「トランプ氏は『米国の「一つの中国」政策』を尊重すると表明」と修正報道
2>> 早稲田大学野球部が3月、台湾各地で「台湾遠征100週年記念試合」を開催
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1>> 産経新聞が「トランプ氏は『米国の「一つの中国」政策』を尊重すると表明」と修正報道

 2月9日夕に行われたアメリカのトランプ大統領と中国の習近平・国家主席による電話会談におい
て、トランプ大統領は中国が主張する「一つの中国」を認めたかのような報道に対し、本誌ではこ
れを誤報とする林建良氏、アンディ・チャン氏、藤井厳喜氏の発言を紹介してきた。

 トランプ大統領が述べた内容については、ホワイトハウスが正式発表した「honor our "one 
China" policy」しか確認できない。ここに言う「our」(我々)とは米国のことだ。そこで、トラ
ンプ大統領は「米国の『一つの中国』政策を尊重する」と述べたのであり、中国が主張する「一つ
の中国」政策を尊重すると述べたのではないと繰り返し指摘してきた。

 また本誌では、台湾の総統府報道官がトランプ・習近平の電話会談について「米国とは相互に密
接に意思疎通しており、意外性は生じない」というコメントを出したことも紹介、米国から事前に
会談内容を知らされている可能性を否定できないこともお伝えしてきた。

 この電話会談について、2月10日付の産経新聞は「トランプ米大統領が9日、中国と台湾は不可分
の領土だとする『一つの中国』原則を尊重することを受け入れた」と報道していたが、16日付の
ウェッブ版で「トランプ氏は電話会談で『われわれ(米国)の「一つの中国」政策』を『尊重す
る』と表明」したと報じ、事実上修正し、トランプ大統領が前言を翻していなかったことを明らか
にした。

 また、「電話会談の前に、『一つの中国』に関するトランプ氏の発言の概要を米側から通知され
ていたことが15日、分かった」とも伝えている。

 さらに、中国側がトランプ発言をどう受け止めたかが重要なポイントだが、これについても「習
政権も実際には米中の認識の差を理解しているもようだ」と伝えている。

 なお、産経新聞の記事は「一つの中国」に関する米中の立場について説明し、米国の立場につい
て3つの共同コミュニケと台湾関係法の2つを挙げているが、実はもう1つある。それが「6つの保
証」だ。アメリカはこの「6つの保証」を米台関係の基礎と位置づけている。

 ロナルド・レーガン大統領時代の1982年7月14日、台湾への武器供与などに関して下記の「6つの
保証」を定め、台湾側に伝えている。

(1) 台湾への武器供与の終了期日を定めない。
(2) 台湾への武器売却に関し、中国と事前協議を行なわない。
(3) 中国と台湾の仲介を行わない。
(4) 台湾関係法の改正に同意しない。
(5) 台湾の主権に関する立場を変えない。
(6) 中国との対話を行うよう台湾に圧力をかけない。

 その後、大統領選が行われていた昨年5月16日には、米国連邦議会下院が「『台湾関係法』と台
湾に対する『6つの保証』を米台関係の基礎とすることを再確認する共同決議案」を可決し、7月6
日には、同議会上院が「『台湾関係法』と台湾に対する『6つの保証』を米台関係の基礎とするこ
とを再確認する両院一致決議案」を可決している。

 アメリカは3つの共同コミュニケで「台湾は中国の領土の不可分の一部」とする中国の主張を認
識(acknowledge)するとのみ表明し、けっして承認したわけではなかった。

 もしトランプ大統領が中国が主張する「一つの中国」を受け入れたとするなら、アメリカにとっ
ては1972年以来の大きな対中政策の転換となるはずで、台湾も黙ってはいなかったはずだ。

 トランプ大統領は、1972年の米中共同声明(上海コミュニケ)の原点に戻ることを主張し続けて
いるのだ。メディアは、ホワイトハウスの正式発表もさることながら、台湾政府が「意外性は生じ
ない」とコメントし、平静に受け止めていたことの背景にもっと注意をはらうべきであろう。

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米中会談、台湾・蔡英文政権に事前通知 「一つの中国」発言概要
【産経新聞:2017年2月16日】

 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文政権が、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の9日の電話
会談の前に、「一つの中国」に関するトランプ氏の発言の概要を米側から通知されていたことが15
日、分かった。蔡政権の高官が明らかにした。

 トランプ氏は電話会談で「われわれ(米国)の『一つの中国』政策」を「尊重する」と表明。こ
れについて高官は、「完全に状況を把握し、不必要な反応はしなかった」と述べ、事前に発言を承
知していたことを示唆した。

 「一つの中国」に関する米国の「政策」と、中国の「原則」は内容が異なり、米国は中国の立場
をそのまま受け入れてはいない。

 電話会談後、中国側は米側の発言を「称賛」したが、会談を伝えた中国国営新華社通信は用語を
使い分けており、習政権も実際には米中の認識の差を理解しているもようだ。

 一方、蔡政権は「一つの中国」をめぐる米中の発言内容に反応しなかった。米国の立場に大きな
変更がなく、台湾側に有利にもなると判断したためとみられる。事実、ティラーソン国務長官は承
認時に「中国の台湾への主権を公式に承認しない」などとする1982年の「6つの保証」に自ら言及
している。

 蔡政権は「一つの中国原則」を受け入れていない。トランプ氏は昨年末、「一つの中国政策」に
縛られない考えを表明。台湾側はこれを歓迎する一方で、交渉カードにされて米側が譲歩し、不利
になる懸念も出ていた。

                   ◇

■「一つの中国」に関する米中の立場

 中国の「一つの中国」の「原則」は、台湾当局が名乗る「中華民国」を念頭に(1)(世界に)
中国は一つしかない(2)中華人民共和国政府は中国の唯一の合法政府(3)台湾は中国の領土の不
可分の一部分─とする3要素からなる。

 一方、米国の「政策」は1972年、78年、82年の3つの米中共同声明と、台湾との非公式関係や武
器供与を定めた79年の国内法「台湾関係法」に基づく。共同声明で米国は、中華人民共和国政府を
「承認」する一方、「中国は一つであり、台湾は中国の一部」の2点は、中国側の「立場を認識す
る」にとどめている。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 早稲田大学野球部が3月、台湾各地で「台湾遠征100週年記念試合」を開催

【本会ホームページ「お知らせ」:2017年2月14日】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170214/

 1895年(明治28年)の領台からわずか22年後の1917年(大正6年)、早稲田大学野球部は台湾遠
征を行った。

 この遠征を敢行した早大野球部監督は「日本野球の父」と呼ばれた安部磯雄で、記録では台北で
6試合、高雄で1試合を行ったとされている。

 これが台湾における野球ブームの嚆矢となり、以後日本内地との野球を通じた交流も増加したと
いう。もちろん、こうした野球熱が十数年後には台湾全島に伝播し、一昨年に公開された映画
「KANO」のモデルとなった嘉義農林の活躍に繋がったことは言うまでもないだろう。

 今年は、その早大野球部台湾遠征からちょうど100周年にあたるため、早大台湾校友会(林滄智
会長)が大学野球部へ台湾遠征を要請したところ快諾を得られ、このほど2月下旬から3月上旬にか
けて応援部やチアリーディング部とともに来台することが決まったという。

 2月10日には台北市内のホテルにおいて、柯文哲・台北市長や沼田幹夫・日本台湾交流協会台北
事務所代表らも出席して記者会見が行われた。挨拶に立った柯市長は「台北で試合が行われる天母
球場は、2017年のユニバーシアード競技大会会場でもあり、今回の記念試合が前哨戦となって盛大
に行われることを期待している」などと話した。

 また、沼田代表も「台湾の政界、財界には2500人を超える早大OBがいると聞いている。世界の王
さんも、映画『KANO』の主人公、呉明捷も早稲田出身だ。この記念試合を通じて日台の関係がます
ます強くなると信じている」と話した。

 会場では日台双方で抜群の知名度を誇る王貞治氏(現、ソフトバンクホークス会長)のビデオ
メッセージが流され、王氏は「今回のテーマは『一球入魂』です。ファンの皆さんはぜひこの『一
球入魂』を見るために球場へ足を運んで下さい」などと激励した。

 記念試合は下記の通り台湾各地で計4試合が行われる予定。入場は無料(来賓席以外、チケット
不要)。

 3/1(水)早稲田大学 vs 遠東科技大学
      会場:台南善化棒球場

 3/2(木)早稲田大学 vs 高苑科技大学
      会場:高雄立徳棒球場

 3/4(土)早稲田大学 vs 国立台湾体育運動大学
      会場:台中台体大棒球場

 3/5(日)早稲田大学 vs 中国文化大学
      会場:台北市天母棒球場

 ※各試合とも、13:00からセレモニー、14:00にプレイボールの予定。

お問い合わせは早稲田大学台北稲門会へ。
http://www.waseda.org.tw/jp/kouyuukai/2017/0305/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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   https://goo.gl/pfgzB4
 *チケットは、取替、変更、キャンセルはお受けできませんのでご了承のほどお願いします。
 *映画「湾生回家」公式HP(劇場情報):http://www.wansei.com/


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・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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  1. トランプ発言を正しく伝えた産経新聞の修正を嬉しく思います。かつての教科書誤報事件で産経新聞だけがお詫び記事を掲載したことを思い出しました。メディアこそ言論に責任を持つべきです。

     2017/2/16

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