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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第2816号】 今年も台湾で「天皇誕生日祝賀レセプション」が開かれ外交部長などが臨席

2016/12/15

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1>> 今年も台湾で「天皇誕生日祝賀レセプション」が開かれ外交部長などが臨席
2>> 12月23日、門田隆将氏を講師に「日台共栄の夕べ」 李登輝元総統からのご祝辞も
3>> トランプの「正論」が揺るがす「米中台」関係  野嶋 剛(ジャーナリスト)
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● 藤井厳喜氏を講師に台湾セミナーお申し込み【2017年1月28日開催】 *new
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●『台湾史小事典』(第三版)お申し込み *new
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 *新紹介の「金星とサンふじの詰合せ」は申し込みフォームからお申し込み下さい。

● 門田隆将氏講演の2016年「日台共栄の夕べ」(12月23日開催) お申し込み 【締切:12月20日】
  http://goo.gl/4LDSbD

● 映画「湾生回家」全国共通鑑賞券のお申し込み 【1,400円+送料】
    https://goo.gl/pfgzB4
 *岩波ホール上映:11月12日(土)〜12月16日(金) https://www.iwanami-hall.com/movie/
 *映画「湾生回家」公式HP:http://www.wansei.com/
 *全国各地での上映日程は本誌下欄をご覧ください。

● 【戸籍問題】 本会のネット署名にご協力を!【第13期:9月1日〜12月31日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/a5gxiadcmygj
 *署名に国籍制限はありません。誰でも、世界中どこからでも署名できます。

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1>> 今年も台湾で「天皇誕生日祝賀レセプション」が開かれ外交部長などが臨席

 今年も12月13日に「天皇陛下御誕生日祝賀レセプション」が台湾で開催された。今年は李大維・
外交部長や邱義仁・亜東関係協会会長など外交をになう要人も臨席し、台湾各界から大勢の人々が
参加、日本のナショナル・デーである今上陛下のお誕生日をお祝いした。下記に中央通信社の記事
をご紹介したい。

 本会にも2012年よりご案内をいただき、毎年「祝 天長節」と書いた立札の生花をお贈りしてい
る。

 ちなみに、台湾で「天皇誕生日祝賀レセプション」が始められたのは13年前の2003年(平成15
年)12月12日のことで、故内田勝久・交流協会台北事務所代表の決断で開催した。この開催に猛抗
議したのが中国だった。「絶対受け入れられない。即刻、中止すべきだ」と鬼のような形相で抗議
したことを思い出す。

 なぜ中国は台湾での開催に抗議したのか。それは、天皇誕生日祝賀レセプションが日本のナショ
ナル・デー(国家の日)だからだ。

 ナショナル・デーは、その国にとってもっとも記念すべき日として定めた記念日のことで、独立
記念日や建国記念日が多い。アメリカなら独立記念日の7月4日、ドイツは東西ドイツ統一の10月3
日、フランスはフランス革命記念日の7月14日、イギリスは女王誕生日の6月第2土曜日、中国は国
慶節(建国記念日)の10月1日をそれぞれナショナル・デーと定めている。

 そこで、各国の在外公館は年に1度、その国の要人を招いてナショナル・デーを祝う盛大な式典
を開催している。

 台湾でも、すでにアメリカをはじめドイツやイギリスなどがナショナル・デーを祝う式典を開い
ていた。そこで、日本も台湾で天皇誕生日祝賀レセプションを開こうと考え、当時の内田代表は外
務省の了承を得て開催したのが2003年12月のことだ。

 初開催の動きを知った中国は「交流協会が大使館など在外公館で行われている国家的行事を行う
ことは民間団体の活動範囲を超えている」と北京の日本大使館に抗議し、開催されれば対抗措置を
取るとも示唆した。

 しかし、台湾でアメリカをはじめとする各国がナショナル・デーを祝うのはよくて、日本はダメ
というのでは筋が通らない。内田代表は中国の抗議を尻目に淡々と進めた。内田代表が2005年に退
任しても、その後の池田維、齋藤正樹、今井正、樽井澄夫の各代表、そして現在の沼田幹男代表も
天皇誕生日祝賀レセプションを開き続けている。

 中国の抗議はいまだに続いていると漏れ聞くが、外務省関係者は「李登輝元総統の来日にもいま
だに中国は抗議してくるが、それと同じで形式」と指摘し、まったく意に介していない。硬い土は
掘れないことを、天皇誕生日祝賀レセプションは証している。

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台北で天皇誕生日祝賀会 外相、台日米による地域安定と発展に期待
【中央通信社:2016年12月14日】
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201612140001.aspx

 (台北 14日 中央社)日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は13日、台北市内のホテルで
恒例の「天皇陛下誕生日祝賀レセプション」を開催した。 

 李大維外交部長(外相)は挨拶の中で、台湾と日本は民主、自由、人権の普遍的価値観を共有
し、「両国民の絆も極めて深い」と良好な関係を強調。台日米の共同による東アジアの安定と発展
に期待を寄せた。 

 また、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の邱義仁会長は、「台日関係が新たな段階に入ること
を期待している」とし、経済、文化だけではなく、台湾が進める「新南向政策」の推進や観光振興
に台日共同で取り組みたい考えを示した。また、科学、防災などでの関係強化にも意欲を示し
た。 

 会場では交流協会から日本文化の普及に尽力する文化団体に感謝状が贈られ、台湾で唯一国際剣
道連盟に加盟している「中華民国剣道協会」と、台北市内で毎月句会を開く「台湾川柳会」の代表
者がそれぞれ受け取った。 

                                      (齊藤啓介)

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2>> 12月23日、門田隆将氏を講師に「日台共栄の夕べ」 李登輝元総統からのご祝辞も

 今年の「日台共栄の夕べ」には、台湾から李登輝元総統の名代として李登輝基金会の王燕軍・秘
書長と早川友久・秘書が臨席し、李元総統からのご祝辞が披露される予定です。

 また来賓として、金美齢・JET日本語学校名誉理事長、日台若手議連事務局長の秋元司・衆院
議員、江口克彦・前参院議員、和田政宗・参院議員、頭山興助・呉竹会アジアフォーラム会長、花
田紀凱・月刊「HANADA」編集長、永田貴之・月刊「Voice」編集長、李登輝元総統の石垣ご講演を
実現した吉田信解・本庄市長や映画「湾生回家」に出演の清水一也氏なども見えられる予定で、盛
会になりそうです。

              ◇    ◇    ◇

 今年の台湾は、1月の総統選挙で民進党の蔡英文氏が圧勝し、立法委員選挙でも民進党が安定多
数の議席を占めた上、「ひまわり学生運動」出身者が設立した新政党「時代力量」も5議席を獲
得、スムーズな政権交代が行われて民主主義の深化を世界に示しました。

 また李登輝元総統が3年連続8度目の来日を果たされる中、日台関係はさらに深まりました。今年
だけで姉妹都市提携は12件にのぼり、対日世論調査でも、日本は「最も好きな国」で断トツの1位
となり、過去最高の56%の方々に支持していただきました。

 本会も、桜寄贈や李登輝学校研修団などを行いました。そこで、この1年を振り返ってさらなる
飛躍を期し、恒例の「日台共栄の夕べ」を開催します。

 第1部は、ノンフィクション作家の門田隆将氏による講演会です。門田氏はこれまでも『慟哭の
海峡』など台湾関係の著書を出されていますが、この12月、2・28事件で犠牲となった弁護士の湯
徳章氏(日本名:坂井徳章)を描く『汝、ふたつの故国に殉ず』を日台同時発売されるということ
で、本書をテーマにお話しいただきます。

 第2部は、台湾往復チケットや高級ホテル宿泊券、台湾食材を使った台鉄弁当、美味しい台湾果
物、素敵な台湾グッズなどが当たる大好評の「お楽しみ抽選会」も行う大忘年会です。

 台湾にご縁のある方ならどなたでも歓迎です。ふるってご参加ください。

 平成28年(2016年)11月吉日

                                    日本李登輝友の会

                     記

◆日 時:平成28年12月23日(祝・金) 午後3時〜(受付開始:2時30分)

◆会 場:アルカディア市ヶ谷 3階 富士の間

     東京都千代田区九段北4-2-25 TEL:03-3261-9921
     【交通】JR・地下鉄「市ヶ谷駅」徒歩3分
     http://www.arcadia-jp.org/access.htm

 第1部:講 演 会 15:00〜16:30

     門田隆将先生「2・28事件に散ったある日本人弁護士
              ─日台の絆を示して台湾で英雄となった男」

     門田隆将(かどた・りゅうしょう)昭和33年(1958年)、高知県生まれ。中央大学法学
     部卒後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経
     て2008年4月に独立。ノンフィクション作家として、政治、経済、司法、事件、歴史、
     スポーツなど幅広い分野で活躍。主な著書に『裁判官が日本を滅ぼす』『ハンカチ王子
     と老エース』『なぜ君は絶望と闘えたのか─本村洋の3300日』『神宮の奇跡』『康子十
     九歳 戦渦の日記』『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』『風に
     そよぐ墓標─父と息子の日航機墜落事故』『死の淵を見た男─吉田昌郎と福島第一原発
     の五〇〇日』『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』『記者たち
     は海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞』『慟哭の海峡』など多数。

 第2部:大忘年会 17:00〜19:00

◆参加費:会員:9,000円(学生会員:6,000円) 一般:12,000円

     *参加費は第1部・第2部を含み、第1部のみ参加は2,000円です。
     *入会希望者と当日入会者も会員扱いと致します。

◆申込み:お申し込みフォーム、メール、FAXで日本李登輝友の会まで

     お申し込みフォーム:http://goo.gl/4LDSbD

◆締 切:12月20日(火)

◆主催・お問い合せ
 日本李登輝友の会[会長:渡辺利夫]
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
 TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
 E-mail:info@ritouki.jp
 HP:http://www.ritouki.jp/

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「平成28年 日台共栄の夕べ」お申し込み書

・第1部・講 演 会:ご出席・ご欠席 (いずれかに○をつけて下さい)
・第2部・大忘年会:ご出席・ご欠席 (いずれかに○をつけて下さい)

・ご氏名:
・ご住所:
・電話:
・E-mail: 
・会籍:会員・一般・入会希望 (いずれかに○をつけて下さい) 

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3>> トランプの「正論」が揺るがす「米中台」関係  野嶋 剛(ジャーナリスト)

【新潮社フォーサイト:2016年12月13日】

 米国のトランプ「次期」大統領と台湾の蔡英文総統が電話会談を行ったニュースが流れたこと
で、台湾に漂った空気は、必ずしも中国を出し抜いて「してやったり!」とする拍手喝采ではな
かった。むしろ安堵であった。それは、トランプの発言が、台湾人がずっと感じていた不満・疑問
に、一応の納得のいく「正論」で応えていたからだった。

◆「台湾問題は米中関係の最重要課題」

 トランプはツイッターで「米国が台湾に数十億ドル規模の軍装備品を売っていながら、私は祝い
の電話を受けるべきではないというのは興味深い」と述べた。これは、台湾の人々にとって、かな
り大きな意味があったと思う。

 台湾は米国から多額の武器を買っている。米国の報道によれば、「2010年以来、台湾は米国から
140億米ドル(1.6兆円)の武器・装備を購入していることが、議会に報告されている」という。こ
の数字は台湾側が公表している数字ともほぼ一致している。

 これは日本の米国製武器調達の金額の数倍に達するだろう。年間予算7兆円弱の台湾で、国防予
算は1兆円程度である。そんな台湾の予算規模からすれば、ふさわしいとは言えないぐらいの金額
である。そのため、台湾の国防部は普段はかなり涙ぐましいほど倹約に励まなくてはならない。そ
れでも米国製武器を購入するのは、中国という脅威に直面するなかで、どうしても軍備のクオリ
ティを落とすことができないからだ。

 いま世界で台湾に武器を売っているのは米国だけだ。かつてはフランスがミラージュ戦闘機を
売ったこともあったが、1990年代にフランス製海軍艦船の売却問題が一大汚職事件に発展してから
手を引いてしまった。ほかの国は中国に配慮して台湾に武器を売らない。

 一方、米国には1979年に台湾と断交するとき定めた「台湾関係法」があり、台湾に「防御性の武
器」を提供する法的根拠になっている。もちろん、米国が中国の抗議にひるまない超大国だから可
能なことでもある。中国が米国に対して口を酸っぱくして「台湾問題は米中関係の最重要課題だ」
と言い続けるのは、中国の「国家統一」の最終目標である台湾問題の解決を米国が阻んでいるとの
主張からだ。

 しかし一方で、米国は台湾に対して、かなり高額で時代遅れの兵器を売っているとされる。私に
は正直、兵器の適正価格について論じる深い知識はないが、少なくとも私が過去に取材した台湾の
国防関係者の多くはそんなことを口々に語っていた。

◆売り手と買い手の「正論」

 台湾では、米国の軍事コンサルタントやロビイストらしき人間がうろついているホテルがいくつ
かある。私が台湾にいた8年ぐらい前は「西華飯店」がそうだと聞いた。台湾はいいお客さんなの
である。

 しかし、米国はいつも「買ってくれてありがとう」と台湾には言わない。「中国からは批判も出
ているのに、売ってやっているんだよ」と言わんばかりである。究極の売り手市場だからできる態
度だ。例えば、戦闘機については、台湾は2世代前のF16A/Bを主力戦闘機としているが、台湾の度
重なる更新要求に米国は頑として応じず、F16C/Dへのアップグレードで済ませることを台湾に飲ま
せ、さらに、新規購入並みの金額を要求したとされる。そして、台湾には農・畜産品の市場開放を
無理強いするなど、その態度はかなり高圧的で横暴に見える。台湾の世論調査で対米感情が決して
良いとは言えないのは、こうした米国の嫌な一面を日本人よりリアルに見ているからではないだろ
うか。

 それが、今回、トランプは台湾を「いいお客さん」と評価した。だから電話を取らないと失礼に
あたると。これこそ売り手と買い手の関係における「正論」であり、台湾人が心の中で求めていた
言葉だった。蔡英文が外交的によくやったとか、中国にひと泡吹かせたとか、そんな表面的な論議
だけでは、台湾人の心情を十分に語り尽くしていないところがある。

 いずれにせよ、この電話会談は、トランプ当選後、最も国際的な反響を呼んだ事案ではないだろ
うか。世界中のメディアが速報で報じ、多くの一流紙が1面トップで詳報した。

 台湾のニュースが1面のトップになるのは、4年に1度の総統選と相場が決まっている。しかし、
2015年11月の習近平・国家主席と馬英九総統の中台トップ会談も1面トップになり、今年1月の総統
選での蔡英文当選も含めて、およそ1年で3度も1面トップになるのだから、台湾問題をやっている
人間としては専門家冥利に尽きる1年になった。

◆根拠のない論議

 だが、やはりここで考えなくてならない問題がいろいろ出てきた。それは「1つの中国」という
世界に、我々は果たしてどこまで付き合わなくはならないのか、という本質的な問題である。

 この電話会談が米中関係に悪影響を及ぼすとして、ホワイトハウス、米民主党、米メディアから
批判の大合唱が起きた。しかし、一体全体、トランプのしたことのどこが悪いのか、それを論理的
に説得力ある形で説明している者はいない。あるのは「中国が怒って米中関係が悪化する」という
話だけだ。

 今回、トランプは(もちろん蔡英文も)、何ら国際法に反することや、米国や台湾の関係法令に
反すること、ましてや、米中関係や米台関係の外交上の原則を壊すようなことをしたわけではな
い。トランプが就任後に蔡英文と電話会談を行ったなら、もちろん大ごとだ。しかし、彼はまだ私
人である。

 また、トランプが蔡英文のことを「台湾総統」と呼んだことも批判された。米国の政府高官は台
湾総統を「台湾の指導者」と呼ぶことが多いからだ。しかし、電話で蔡英文は彼女の正式な職名で
ある「中華民国総統」とトランプに名乗ったはずで、それに対して、トランプは「台湾総統」と彼
女を呼んだ。これは、ある意味で「1つの中国」への理解を示したことにならないだろうか。

 もしもトランプが蔡英文を「中華民国総統」と呼んでいれば、もっと深刻な問題になっただろ
う。我々も普段から蔡英文のことを「台湾総統」と呼んでおり、新聞でも「中華民国総統」とは書
かない。「中華民国」を使うことが「中国の国家分裂に加担する」という理由で、中国から抗議さ
れるため、日本を含めた各国のメディアでは「台湾総統」になっているのだ。だからトランプが呼
んだ「台湾総統」という呼称は、それ自体大きな問題ではない。

 要するに、米国の一部メディアや民主党は、「1つの中国」の受け入れを国際社会に求める中国
に配慮してきた過去の「暗黙の了解」を壊したことが中国を刺激するから米中関係にマイナスだと
批判しているだけで、それは単に「現状維持」が望ましいという国際法上の根拠のない論議に過ぎ
ない。

◆中国の狙い

 トランプの行為に、こうした「1つの中国」に対する人々の固定観念と自己規制を蹴り飛ばす効
果があったのは間違いない。

 多くのメディアが、「中国の反発が予想される」と書いた。それはそうだろう。しかし、そんな
ことは一般の読者でも思いつくことだ。低気圧が来れば雨が降るのと同じである。そこで曇りにな
るのか大雨になるのかを見極めるのが報道の意味であるが、たいていは「中国は反発することが予
想される」で終わってしまっている。そして実際に、中国はその通り抗議する。ある意味で「予想
される」と書かせることが中国の狙いでもある。それは「1つの中国」が、中華民国との内戦に勝
利するための「プロパガンダ」だからだ。

 そもそも「1つの中国」問題とは、中華人民共和国と中華民国がいまも事実上の内戦状態にある
ことと関係している。中国は「中国はこの世に1つしかない。そして、それは中華人民共和国であ
る」と主張している。

 戦後、最初の国連の加盟国は中華民国で常任理事国でもあったが、1971年に中華人民共和国が国
連に加盟してコインの表裏がひっくり返り、日本は翌72年に中華民国と断交し、米国も79年に断交
した。その他の国々もだいたい70―80年代に中華民国と手を切って、中華人民共和国と国交を結ん
でいる。

 その際、中国が要求するのが「1つの中国」原則への同意・受け入れである。同意した国もある
が、日本は「理解し、尊重する」とし、米国は「認識する」とした。国によって温度差があり、す
べての国が中国の主張をそのまま丸呑みしているわけではない。

◆新しい「中台関係」の思考

 考えてみると、台湾も「1つの中国」を主張していた時代ならばまだしも、いま台湾はすでに大
陸反攻を諦め、事実上、「1つの中国」を放棄した。現在は中国が台湾に「1つの中国」を要求し、
台湾は拒んでいる状況にある。

 ならば、「1つの中国」という前提で中国を選ぶか台湾を選ぶかという状況はすでに崩れてお
り、我々が中国か台湾かの二者択一の論法で考え続ける必要があるのか、改めて問い直されていい
時代になっている。

 トランプがどこまで戦略的に中台関係を考えているのか定かではないが、12月11日にも、テレビ
インタビューで「1つの中国」について、「なぜ我々は縛られなければならないのか」と疑問を呈
する発言を行った。トランプがそれなりに本気だとすれば、我々は備えなくてはならない。トラン
プの「正論」は、米中関係や中台関係をこれから相当揺るがすかもしれないが、新しい時代に必要
な中台関係に関する新しい思考を我々が始めるきっかけになることは間違いない。

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【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 映画「湾生回家」全国共通鑑賞券のお申し込み【1,400円+送料】
    https://goo.gl/pfgzB4

*岩波ホールでの一般券(当日券)は一般が1,800円、シニア・学生は1,500円です。

*ローソンチケット等でも1,500円で鑑賞券の取り扱いがございますが、岩波ホールのみ鑑賞可能
 な単館券になり、12月9日(金)までの販売です。

*岩波ホールは、障害者の方は1,400円、小・中・高校生は1,200円、上映最終回(月〜金19:00/
 土日祝18:30 )に限に限り大学・大学院・専門学校生の方も1,200円です。

*チケットは、理由の如何を問わず、取替、変更、キャンセルはお受けできませんのでご了承のほ
 どお願いします。

● 映画「湾生回家」劇場情報【2016年12月14日現在】 http://www.wansei.com/theater/

・東 京:11月12日〜 岩波ホール(03-3262-5252)
・福 井:11月22日〜 メトロ劇場(0776-22-1772) *終了
・大 阪:11月26日〜 シネ・リーブル梅田(06-6440-5930)
・奈 良:11月26日〜 ユナイテッド・シネマ橿原(0744-26-2501)
・徳 島:11月26日〜 ufotable CINEMA(088-678-9113)
・福 岡:12月10日〜 KBCシネマ(092-751-4268)
・青 森:12月10日〜 シネマ・ディクト(017-722-2068)
・京 都:12月17日〜 京都シネマ(075-353-4723)
・宮 城:12月24日〜 フォーラム仙台(022-728-7866)
・愛 知:12月25日〜 名古屋シネマテーク(052-733-3959)
・静 岡:01月07日〜 静岡シネ・ギャラリー(054-273-7450)
・鹿児島:01月14日〜 ガーデンズシネマ(099-222-8746)
・兵 庫:01月21日〜 元町映画館(078-366-2636)
・岡 山:01月28日〜 シネマ・クレール丸の内(086-231-0019)
・岩 手:02月04日〜 盛岡ルミエール(019-625-7117)
・岐 阜:02月04日〜 CINEX(058-264-7151)
・北海道:02月04日〜 シアターキノ(011-231-9355)

*近日公開予定館
 静岡:CINEMA e_ra、新潟:新潟シネ・ウインド、高田世界館、富山:ほとり座、長野:長野松
 竹相生座ロキシー、広島:サロンシネマ、シネマ尾道、香川:ホール・ソレイユ、愛媛:シネマ
 ルナティック、宮崎:宮崎キネマ館、沖縄:桜坂劇場

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*台湾ビール(缶)の在庫がほとんど切れかかっています。お申し込みの受付は、卸元に在庫を確
 認してからご連絡しますので、お振り込みは確認後にお願いします。【2016年12月8日】

●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

*今年の暮はパイナップルケーキのお申し込みが多く12月8日から在庫が切れていましたが、12月
 16日に入荷予定です。【2016年12月15日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

●書籍お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・藤井厳喜著『トランプ革命で復活するアメリカ』 *new
・『台湾史小事典』(第三版)  *new
・李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟─第四次産業革命は東アジアで爆発する』
・李登輝著『熱誠憂国─日本人に伝えたいこと』
・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版)
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
・片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・李登輝著『新・台湾の主張』
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・石川公弘著『二つの祖国を生きた台湾少年工』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

●台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム *第14号が入荷!
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

●映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
・『台湾アイデンティティー』 
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』
・『跳舞時代』
・『父の初七日』

●講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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