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【メルマガ日台共栄:第2744号】 【話の肖像画(1)】 戦時下、日本で幼少期過ごす  羅 福全(元台北駐日経済文化代表処代表)

2016/09/13

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1>> 【話の肖像画(1)】 戦時下、日本で幼少期過ごす  羅 福全(元台北駐日経済文化代表処代表)
2>> 【会員図書紹介】 家村和幸著『図解 孫子兵法─完勝の原理・原則』(並木書房)
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● 李登輝著『熱誠憂国─日本人に伝えたいこと』
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1>> 【話の肖像画(1)】 戦時下、日本で幼少期過ごす  羅 福全(元台北駐日経済文化代表処代表)

 産経新聞のコラム「話の肖像画」が本日から5回にわたり、台北駐日経済文化代表処代表(駐日
台湾大使に相当)や亜東関係協会会長などを歴任した、日本でもなじみの深い羅福全氏を取り上げ
る。聞き手は、金谷(かなたに)かおり記者。

 記事の冒頭に記すように、羅福全氏は本年3月、自叙伝『台湾と日本のはざまを生きて─世界
人、羅福全の回想』(藤原書店、陳柔縉編著、小金丸貴志訳)を出版している。

 本書は、台湾のコラムニストの陳柔縉氏による『榮町少年走天下─羅福全回憶録』(遠見天下出
版社、2013年)の日本語訳で、本会会長に就任する直前の渡辺利夫氏(拓殖大学前総長)が序文
「『棄(すつ)るは取るの法なり』の人生を生きた台湾人」を書いていて、羅福全氏を下記のよう
に紹介する。

<羅福全の人生は、一面では、台湾の運命によって余儀なくされた不可避のものであった。しか
し、他面では、国民党のブラックリストに載せられて安住の地を放棄させられ、母上逝去の報せを
受けても帰郷できないという、普通の人間であれば呪うべき己の人生を、まるで逆手に取るように
自在に操り、ついには世界に知のネットワークを張ることに成功した希有の人物である。>

 ちなみに、羅福全氏は現在、台湾安保協会名誉理事長の立場にあるが、いまだ中心人物で、これ
まで毎年、日本、アメリカ、台湾のパネリストを招いて安全保障に関する国際シンポジウムを開催
してきた。2011年には下野していた安倍晋三氏と菅義偉氏、昨年は櫻井よしこ氏が日本から招かれ
ている。本年10月8日に開かれるシンポジウムには、日本から渡辺利夫・本会会長、アメリカから
ジェームス・E・アワーを招き、蔡英文総統や蘇嘉全・立法院長などが来賓として臨席するとい
う。

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戦時下、日本で幼少期過ごす  羅 福全(元台北駐日経済文化代表処代表)
【産経新聞:2016年9月13日「話の肖像画」】
http://www.sankei.com/world/news/160913/wor1609130012-n1.html

〈日本統治時代の台湾に生まれ、幼少期や20代の時に日本に滞在。平成12年から4年間、台北駐日
経済文化代表処の代表(大使に相当)を務めた。今年3月に自叙伝「台湾と日本のはざまを生きて
 世界人、羅福全の回想」(藤原書店)が出版された〉

 昭和10(1935)年の台湾に生まれました。私は台湾人ですが、人生のおよそ3分の1を日本で過ご
し、日本は私にとって第二の故郷といえます。本で「世界人」としたのは、私は戦後に日本と米国
に留学し、その後は国連職員として世界各地の発展に取り組んできたからです。一方ではこの間、
私は祖国台湾では(入境を禁じる)ブラックリストに載ったため、母が亡くなったときも帰国がか
なわず、およそ30年にわたって海外にとどまることとなったのです。しかしこうした人生は決して
不幸なものではありません。世界中のさまざまな国、分野で多くの出会いに恵まれました。

〈日本は明治28(1895)〜昭和20(1945)年に台湾を統治。生まれたころの台湾の様子はどうだっ
たのか〉

 私が生まれたのは台湾南部にある嘉義市の栄町で、非常に“日本化”されていて、お正月になる
といい家庭は和服を着て、かるたや羽子板で遊びます。一方では当時の台湾は日本の南進政策の基
地ですから軍人も多くいて、ラジオからは軍歌が流れていました。

〈昭和16年、母、姉と日本へ行く〉

 あの当時、裕福な家庭は教育を日本で受けるべきだという考えがあった。それとね、私の母は台
湾にいる日本の警察がやかましいから大嫌いでした。東京の久が原(大田区)で家を借りて幼稚
園、国民学校(小学校)へ進みました。教室からは富士山が見えた。そのころ台湾では日本式の名
前に変える改姓名が始まり、私たちの実家も名字を「福本」としたため、私は「福本盛夫」という
名前になりました。隣近所では防空演習があり、誰かが出征すると町会こぞって日の丸で送りにい
きました。日本では、台湾から来たからと差別を受けたことは一度もなかった。学校では級長もや
りましたよ。

〈戦況が悪化し、国民学校3年生のときに学童集団疎開が始まる〉

 私たちは静岡県の伊豆にある温泉旅館に疎開しました。着いてから先生がもう家に帰れないと言
うと女の子は泣き出して、私たちは黙っていた。ここでの生活は朝の乾布摩擦から始まり、明治天
皇の和歌を読んでから食事というものでした。思い出深いのは、皇后陛下から贈られたビスケット
です。どうしてこんなおいしそうなものがここにあるのかなと、ビスケットをじーっと見つめなが
らみなで「君が代」を歌い、頂きました。私の記憶では3つ。それはもう、食べたことのない味で
した。(聞き手 金谷かおり)

                   ◇

【プロフィル】羅福全(ら・ふくぜん)
1935(昭和10)年、台湾・嘉義市生まれ。41年に日本へ行き、終戦を迎える。46年に台湾へ戻り、
58年に台湾大学を卒業。60年に早稲田大学に留学し、修士号取得。63年に米国ペンシルベニア大学
へ留学し、地域科学博士取得。73年から国際連合職員となり、国連地域開発センターや国連大学な
どで勤務。2000年、台北駐日経済文化代表処代表。04年、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会会
長。現在は民間団体、台湾安保協会名誉理事長。

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2>> 【会員図書紹介】 家村和幸著『図解 孫子兵法─完勝の原理・原則』(並木書房)

 いつもお世話になっております。日本兵法研究会会長の家村和幸(日本李登輝友の会会員)で
す。この度、並木書房から『図解 孫子兵法─完勝の原理・原則』を上梓いたしました。

 本書は、「今から二千五百年前に書かれた『孫子兵法』(以下『孫子』とする)が、日本におい
て古くから武士の教養書とされ、さらに時代を超えて読み継がれているのはなぜか?」という疑問
に答えるため、「孫子十三篇」を徹底的に図上に展開して分析し、その成果を戦史上の事例などを
提示しながら分かりやすく解説したものです。それゆえ、本書は、これまで世に出されてきた数多
の『孫子』に関する書物とは、次の四点において全く異なる「斬新」な構成・内容となっておりま
す。

◆その1 『孫子』の「真髄」を日本武人の視点から解釈

 本書では、読み下し文や解釈の多くを、江戸時代における最も優れた兵法家にして、山鹿流兵法
の祖である山鹿素行先生の『孫子諺義』から引用しています。『中朝事実』の著者として、シナと
日本の本質的な違いを誰よりもよく理解していた素行先生であればこそ、孫子兵法の「神髄」を見
極めることができたであろうという考えからです。

 そして、その時代背景を理解するため、『孫子』が、いつ、どのようにして日本に入ってきたの
か、それが日本にいかなる影響を及ぼしたのか、について歴史的に解説しています。また、『孫
子』が武士の基本的な教養書とされ、その思考や行動の根底を為したことの一例として、幕末の天
才的兵法家・吉田松陰のエピソードを紹介しています。

◆その2 兵法とは何かを理解し、戦略・戦術的視点から『孫子』を解説

 本書の冒頭では、『孫子』の全体構成や各篇の概要を紹介しながら、戦略・戦術および兵法とは
何か、「戦略的思考」とはどのようなものか、について解説し、現代における組織や業務に活かす
ためのポイントを提示しています。

 また、これまで難解とされてきた『孫子』の記述箇所も、戦略的視点と戦術的視点から「複眼
的」に分析することで、矛盾することなく解釈しています。

◆その3 各篇別(横軸)と「敵・己・地天を知る」のテーマ別(縦軸)で立体的に読む

 まず、『孫子』第一篇「始計」から第十三篇「用間」までの全十三篇を、各篇ごとに「概要」
「原文(読み下し文)」「現代語訳」「解説」の順で理解を深め、次に『孫子』全十三篇を総括
し、「敵を知る」「己を知る」「地を知り、天を知る」それぞれが意味するものは何か、について
論じています。

◆その4 オリジナル『竹簡本』と再編纂された『魏武注本』を同時・対比的に読む

 『孫子』には、春秋時代に孫武によって書かれ、秦の始皇帝による焚書坑儒でいったんは消失し
た『竹簡本』と、のちに魏の武帝(曹操)が残存していた竹簡の欠片を元に再編纂し、注を加えた
『魏武注本』があり、それぞれに異なる記述が見られます。

 本書では、こうした部分はどちらの記述も取り入れて併記しながら、その前提の違いなどをわか
りやすく解説しています。

 優れた戦いの理論書『孫子』は、古今東西の武将たちの用兵思想や統帥に多大な影響を与えてき
ましたが、本家本元のシナでは、文と武を切り離し、全ての戦いを「詭道」として権謀術数を奨励
するものと解釈されがちでした。しかし、「清く直く明けき心」を根本としつつ「剛毅」と「真
鋭」の精神に満ち溢れた日本の武人は、本来の精神的な崇高さや美徳を損なうことなく、日本古来
の「武」の知恵と「和」の精神に基づく「文武一元」で、『孫子』を読み解くことができたので
す。

 本書を一人でも多くの方にお読みいただければ、幸甚です。

  平成28年9月

●家村和幸編著『図解 孫子兵法─完勝の原理・原則』(並木書房、2016年9月刊)
 A5判、264ページ、定価2000円+税
 http://www.namiki-shobo.co.jp/

●家村 和幸(いえむら・かずゆき)
 兵法研究家。防衛大学校卒(国際関係論)幹部任官後、第72戦車連隊にて戦車小隊長、情報幹
 部、運用訓練幹部として勤務。その後、指揮幕僚課程、中部方面総監部兵站幕僚、戦車中隊長、
 陸上幕僚監部留学担当幕僚、第6偵察隊長、幹部学校戦術教官、研究本部教育訓練担当研究員を
 歴任し、平成22年10月退官、予備自衛官(予備二等陸佐)となる。
 現在、日本兵法研究会会長として、兵法及び武士道精神を研究しつつ、軍事や国防について広く
 国民に理解・普及させる活動を展開している。日本李登輝友の会会員。
 著書に『真実の「日本戦史」』『真実の「日本戦史」戦国武将編』(宝島SUGOI文庫)、『『図解
 雑学―名将に学ぶ世界の戦術』(ナツメ社)、『『なぜ戦争は起きるのか―この一冊で本当の「戦
 争」が解かる』(宝島社新書)、『闘戦経―武士道精神の原点を読み解く』『兵法の天才楠木正成
 を読む』『大東亜戦争と本土決戦の真実─日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのか』(並木書房)
 がある。

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【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*現在、パイナップルケーキの在庫が切れご迷惑をお掛けしております。入荷は9月中旬となる予
 定です。【2016年8月10日】

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

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https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟─第四次産業革命は東アジアで爆発する』 *new
・李登輝著『熱誠憂国─日本人に伝えたいこと』 *new
・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版)
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
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・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
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・江畑哲男・台湾川柳会編『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』 
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・廖継思著『いつも一年生』
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・井尻秀憲著『李登輝の実践哲学−50時間の対話』
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・『セデック・バレ』(通常版)
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・『台湾人生』
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・『父の初七日』

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・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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