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【メルマガ日台共栄:第2735号】 本当に頼れる国は日本だ…台湾の元総統が語った「日台友好」の真意  黄 文雄

2016/09/01

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1>> 本当に頼れる国は日本だ…台湾の元総統が語った「日台友好」の真意  黄 文雄
2>> 国民党の不当資産を追及する「不当党産処理委員会」が発足
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1>> 本当に頼れる国は日本だ…台湾の元総統が語った「日台友好」の真意  黄 文雄

【黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」:2016年8月30日】

◆蔡英文政権「日米台同盟」への期待

 李登輝元台湾総統が設立したシンクタンクのシンポジウムに、李登輝氏と蔡英文総統が揃って出
席しました。そこで蔡氏は、「李登輝時代は台湾の民主化の歴史の中で特別な意味を持つ」と李登
輝氏の功績を改めて強調し、「我々には当時とは異なる任務がある。新政府は『民主主義の深化』
というバトンを受け取り、進み続けていく」と述べました。

 李登輝氏は現在93歳です。これまでも様々な病と戦いながら、総統を退いた後もご意見番として
台湾政権に影響を与え続けてきました。

 総統時代(1988〜2000年)に台湾の民主化を推し進めた活躍は言うまでもないでしょう。特に、
教育の現場で使われていた中国寄りの歴史教科書を改定し、それまで一切触れられなかった台湾の
歴史についての教科書『認識台湾』をつくり、台湾の子供たちに中国ではなく台湾について学ばせ
たことは今でも語り草となっています。

 『認識台湾』では「日本時代」に触れる部分もあり、台湾に教育を普及させたこと、衛生という
概念を台湾に定着させたことなどの紹介もありました。実際、日本が台湾を領有した当時の1899
(明治32)年、台湾の就学率は2.04%でした。それが日本統治終了の前年、1944(昭和19)年では
92.5%となっています。日本がいかに教育に力を入れていたかがこの数字からも明らかでしょう。

 また、衛生を重視するという概念の普及によって、伝染病が予防され生活環境が整い、死亡率が
下がりました。

◆なぜ今「日台友好」を深める必要があるのか?

 今年7月末、李登輝氏は石垣島を訪れ講演をしました。全国青年市長会の関係者や一般の入場者
ら約500人を前に、「地方から発信する日台交流の深化」と題する講演を行ったのです。

 そのなかで李氏は、台湾と石垣島の農業交流の歴史をひもとき、今後はIoT(モノのインター
ネット)技術で経済協力すべきだと訴え、「アジアで最も民主化が進み、人権や平和を重んじる日
台は運命共同体だ」と強調しました。総統退任後、李氏が訪日したのはこれで8回目です。

 李氏は、一貫して日台は軍事面、経済面などあらゆる面で協力すべきだと主張し続けています。
2015年9月、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と対談し、中国が膨張し、アメリカの勢力が衰えてい
る今こそ、台湾が本当に頼るべきは日本だと再び強調しています。

 22歳まで日本人として育った李登輝氏は、蒋経国時代、副総統として抜擢された理由を「正直で
真面目で日本人的だったから」と分析しています。

 台湾での李氏の発言力は92歳となった今でも衰えておらず、8月に行われた講演会での登壇姿も
現役時代同様、毅然としています。

 蔡政権については全面的に支持を表明し、「百点満点」と手放しで賞賛しています。

◆下がりつつある蔡英文政権の支持率

 台湾人の持つ日本への感情は、世代によって変わってきています。いくら台湾が親日とはいえ、
今の若者世代は「多桑(トーサン)世代」(日本の統治時代を経験した世代)とはまた違う対日感
情を抱いています。

 日台が変わらぬ友好関係を維持するためにも、李登輝氏の発言は大きく影響しています。日台が
李氏の発言をしっかりと受け止め、次代に受け継いでいくことが今の世代の責務であり、蔡政権や
安倍政権の役割でもあります。日台の変わらぬ友好は、これからの混沌とした国際社会で日台が生
き抜くためにも必要なものなのです。

 蔡英文総統の支持率は、政権交替後100日たって若干下がっており、50%を割っています。選挙
前よりも支持率が下がった理由は、メディアではいろいろと言われていますが、改革を掲げながら
もなかなか改革が進まない点が指摘されています。

 蔡氏はどちらかというと保守的ですから、国民党系の旧官僚を重用して、本来進めるべき台湾主
権の確立が遅れるのではないかという声もあります。

◆台湾最大の「政治課題」とは?

 目下、台湾最大の政治課題は、「民主主義」に絶対不可欠な成熟した法治社会です。台湾もやっ
と70年間にわたる華僑王国から脱出し、「人治」から「法治」へと向かおうとしています。しか
し、70年間の「負の遺産」はあまりに大きく台湾にのしかかっており、時間がかかるのは仕方のな
いことでしょう。

 そして台湾丸は中国大陸へではなく、太平洋に向けて出港して日本に接近しようとしています。
私はすべてが順風満帆であることは期待していません。方向性だけでも間違えなければいいので
す。

 李登輝次代は「教育改革」を行いました。蔡英文時代は「司法改革」に着手できればそれでいい
と思っています。完成までは期待していません。

 また蔡英文総統は「国防産業」にも重点を置くとしています。私は日本の防衛省の方から、台湾
の「国防産業重視」はアメリカの軍事産業との関係強化を意味していると言われました。

 しかしこれは、日本の防衛問題にも刺激となると思っています。日本は「安保法制」だけで「戦
争法だ」と批判されるくらいですから、単独で防衛産業の強化ともなれば猛烈に批判されることに
なり、ほとんど無理でしょう。

 そこで台湾の国防産業強化を契機として、日米台の軍事・安保関係を強め、同盟関係へと発展さ
せていくことがいいのではないかと思っています。

 李登輝、蔡英文、安倍晋三には昔からの人間関係があり、それに親台湾と言われる小池百合子都
知事も加わることで、これからの日台外交はさらに深化していくことが期待されます。

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2>> 国民党の不当資産を追及する「不当党産処理委員会」が発足

 昨日(8月31日)、中国国民党が1945年以降に台湾で取得した日本統治時代の資産の回収を目指
す「不当党産処理委員会」が発足、8月31日付で立法委員を辞任した弁護士出身の顧立雄が主任委
員に就任した。

 顧立雄氏は李登輝元総統の裁判や洪仲丘事件における洪家側の弁護などで活躍、今年1月16日に
実施された総統選挙と立法委員選挙のW選挙に民進党から出馬して当選していた。

 中央通信社は、顧氏が「台湾は戒厳令の解除や民主化、3度にわたる政権交代などを経てきた
が、不当な党資産の問題は今も存在していると指摘。その存在は台湾の民主主義が進まなければな
らない『最後の1マイル』であり、我々のやるべき、ただ一つの仕事はその最後の1マイルを歩き切
ることだと強調した」と報じ、産経新聞は「委員には顧氏ら12人が就任。事務局の約30人とともに
資料などを精査する。国民党の元報道官も委員に指名された」と伝えている。

 不当党産処理委員会は行政院の指揮下にあり、台湾国際放送が林全・行政院長の挨拶を中心に報
じているので下記に紹介したい。

 一昨日(8月30日)は、国民党の李全教・台南市議会議長の賄賂事件で、台湾高等法院の台南分
院は有権者に賄賂を贈ったことで当選を無効とした一審を支持して控訴を棄却、これによって李全
教氏の当選無効が確定し、李氏は市議と議長の職を失っている。

 台湾に、「不当」を排し、公平性を確保しようとする常識が戻りつつある。

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行政院長、不当党資産処理への決意示す
【台湾国際放送:2016年8月31日】

 林全・行政院長が、長期にわたって不当党資産の処理に取り組む決意を示した。

 政党の資産の調査を担う行政院不当党資産処理委員会は31日に発足した。行政院の林全・院長は
あいさつの中で、「台湾社会では市民の力が台頭し、改革を求める声が上がっている。また、政府
に対する期待もますます高まっている」と指摘、「不当な党資産の処理は、過去の不正義に向き合
い、民主社会のモデルチェンジを促す重要な一歩であり、政党が公平に競争できる環境を構築し、
歴史問題を解決する最もよい方法だ」と強調した。

 林・行政院長は「ドイツでは1990年に、『政党と大型組織の財産審査独立委員会』を設立、この
独立委員会は2006年まで16年間かけてようやく任務を完成した。不当な党資産の処理は非常に複雑
で、困難に満ちており、長期間にわたって改革を進める心の準備が必要だ」と述べた。

 林・行政院長はそして、「今後、台湾の政党政治が、次第に公平に競争できる環境作りに邁進し
ていくこと、そして政党間の競争は過去の一党政治が残した資源の格差の影響を受けないよう希望
する。こうなってこそ、台湾の民主は初めてさらに深化し、台湾の民主は全ての人々の貴重な資産
になることができる」と述べた。

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・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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