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【メルマガ日台共栄:第2717号】 片倉佳史氏が「別冊正論」に読み応え十分の「台湾教育に命懸けた芝山厳の六士」を寄稿

2016/08/13

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━平成28年(2016年)8月13日】

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1>> 片倉佳史氏が「別冊正論」に読み応え十分の「台湾教育に命懸けた芝山厳の六士」を寄稿
2>> 台湾映画「KANO」を見て  上田 真弓
3>> 8月27日・28日、成田市立図書館で映画「パッテンライ」と「KANO」を上映【無料】
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 *8月15日(月)〜17日(水)

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1>> 片倉佳史氏が「別冊正論」に読み応え十分の「台湾教育に命懸けた芝山厳の六士」を寄稿

 台湾の日本統治時代を語る上で、インフラ整備もさることながら、教育に関してもはずせない。
とりわけ大きな意義を持つ。それは、就学率に端的に現れている。

 日本が統治をはじめて4年後の明治32年(1899年)の就学率は2.04%に過ぎなかった。しかし統
治50年目を翌年に控えた昭和19年(1944年)の入学児童就学率は92.5%にも及んでいる。

 学校の設立にも注目したい。李登輝元総統も学んだ台北高等学校が海外初の高等学校として設立
されたのは大正11年(1922年)だった。昭和3年(1928年)には、大正13年の京城帝大に続き台北
帝国大学が設立されている。これは、昭和6年(1931年)の大阪帝大や昭和14年(1939年)の名古
屋帝大に先行して設立されている。

 日本が台湾人子弟の教育に力を入れたのは、初代学務部長をつとめた伊沢修二(いさわ・しゅう
じ)の教化方針による。伊沢は文部省入省後、アメリカに留学して音楽教育などを学び、ハーバー
ド大学では理化学や聾唖教育などを修め、帰国後は東京師範学校長や東京音楽学校長などをつとめ
た明治教育界のパイオニアだった。

 伊沢の台湾人を見る目はたいへん興味深い。台湾人は日本人と人種的に近い、言語に共通性があ
る、台湾人は知徳量や推理力、観察力が高い、日本人に似た気風を持っていると見ていた。そこで
教化方針として、徐々に同化してゆく「混和主義」を採用した。

 台湾は日本の植民地だったと言われる。しかし、イギリスやフランス、あるいはアメリカなどの
植民地政策とは根本的に異なる。それが教育に現れていた。日本の台湾統治は「内地延長主義」と
呼ばれた。

 伊沢は明治28年(1895年)6月14日、学務部長心得(翌年、初代学務部長)として樺山資紀・総
督、水野遵・民政局長、森林太郎・軍医部長らとともに台北に赴任。総督府始政式翌日の6月18日
に学務部事務を開始している。6月26日に台北郊外の芝山巌に移転し、7月16日には7人の伝習生に
国語の伝習を開始している。『台湾大年表』は「之れを以て本島民教育の嚆矢と為す」と記してい
る。

 この芝山巌学堂で行われた台湾人子弟の教育だったが、伊沢が日本に戻っていた翌明治29年
(1896年)1月1日に起こった悲劇が芝山巌事件だった。

 統治間もなくの台湾はまだ政情が不安で、日本人を敵視する匪賊も少なくなく、周辺住民は教師
たちに再三退避を勧めたが「身に寸鉄を帯びずして群中に入らねば、教育の仕事はできない」とし
て学堂を離れなかった。1月元旦、6人の教師が台湾総督府における新年拝賀式に出席するため芝山
巌を下山しようとしたとき、100人ほどの匪賊に取り囲まれ、6人は教育者として諄々と道理を説く
も、匪賊たちは槍などで襲いかかり、衆寡敵せず全員が惨殺されてしまう。

 この非命に斃れた6人の日本人の教師は、楫取道明(かとり・みちあき)、関口長太郎(せきぐ
ち・ちょうたろう)、桂金太郎(かつら・きんたろう)、中島長吉(なかじま・ちょうきち)、井
原順之助(いはら・じゅんのすけ)、平井数馬(ひらい・かずま)。後に「六士先生」と尊称さ
れ、明治31年秋、靖國神社に合祀されている。

 今年は事件から120年の節目の年。本会が去る6月26日に靖國神社で開催した「六士先生・慰霊顕
彰の集い」には、楫取道明命令孫の小田村四郎・本会前会長をはじめとする9名のご遺族が集い、
参列者70名とともにその事績を顕彰した。

               ◇    ◇    ◇

 近年、関口長太郎命や平井数馬命の慰霊祭が行われるようになってきたものの、芝山巌事件につ
いて語られることが少なくなった印象がある。

 しかし、7月22日発売の別冊「正論」(第27号)で、片倉佳史(かたくら・よしふみ)氏が「台
湾教育に命懸けた芝山厳の六士 今も息づく平等・博愛・勤勉─日本の心」と題して、詳しく芝山
巌事件について寄稿している。読み応えがある。

 伊沢修二の事績や芝山巌事件についてはもちろんのこと、戦後台湾に生まれた「日本精神(リッ
プンチェンシン)」にも筆が及び、この「日本精神」にまつわる廣枝音右衛門(ひろえだ・おとう
えもん)を祀る台湾人の物語、そして台湾に生まれた「湾生」と呼ばれる日本人と台湾との交流物
語、最後に台湾の日本語世代を象徴する李登輝元総統が指摘された日台に通い合う「心と心の絆」
を紹介している。

 ページを改め、台湾教育にまつわる「名残」として、台中・清水国民小学(旧清水公学校)にあ
る「誠石」や、台北・台北第一女子高級中学(旧台北第一高等女学校)にある「正しく 強く 淑
(しと)やかに」の校訓碑、苗栗・三義郷にある奉安殿なども紹介している。今年で台湾在住19年
目を迎える片倉氏ならではの観点からの紹介だ。

 13ページに及ぶ片倉氏の力作「台湾教育に命懸けた芝山厳の六士」を味読いただきたい。

◆「別冊正論」第27号(7月22日発売 定価:1,000円)
 http://www.fujisan.co.jp/product/1281683701/new/

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2>> 台湾映画「KANO」を見て  上田 真弓

【稲毛新聞:2016年8月5日号「論壇」】

 昨年日本で公開された台湾映画「KANO〜カノ〜1931海の向こうの甲子園」を見ましたか? 
日本が台湾を統治していた時代に、甲子園に出場して準優勝した台湾の嘉義農林学校野球部の物語
だ。

 実話に基づいているので、当時の台湾の様子がよく分かる。日本人と台湾人が一緒に野球に打ち
込む姿に、胸が熱くなる。上映した映画館が少なくて残念だったが、DVDが出ているので、ぜひ
多くの人に見てほしい。

 私が台湾との交流を続けてきたきっかけは、1999年に李登輝総統が書いた『台湾の主張』を読
み、世の中にはこんな素晴らしい政治家がいるのか、こんなに日本を愛している人がいるのかと感
銘を受けた。

 そのあと蔡焜燦氏の著書『台湾人と日本精神』を読んで、日本と台湾の深いつながりを知って非
常に感動した。私は李登輝氏や蔡焜燦氏など、日本語世代の台湾の方々のお話を伺うために何度も
台湾を訪れた。

 台湾には昔から南方系の民族が住んでいたが、400年ほど前より大陸から渡ってきた人たち(漢
人)が原住民との間に子孫を増やしていった。漢人と交わらなかった山岳地帯に住む原住民たち
は、日本時代には高砂族と呼ばれそれぞれの部族が違う言葉をしゃべっていた。

 1895年、日清戦争に勝った日本は清国から台湾を譲り受け、教育などなかった台湾に学校をつく
り日本語を教えた。これにより共通言語のなかった台湾に日本語という共通語ができ、台湾の人た
ちが同じ言葉でしゃべれるようになった。学校では日本語を強要したが、日常生活での台湾語は禁
止しなかった。映画を見れば、そのこともよく分かる。

 台湾は大雨が続くかまったく降らない干ばつの季節の繰り返しで、農作物が不作で人々の暮らし
は貧しかった。そこで八田與一が中心になって東洋最大規模のダムを作り、水路を張り巡らせて計
画的な農業生産ができるようにして人々の生活を豊かにした。映画はこの時代の話で、八田與一も
登場する。

 日本が戦争に負けて台湾から引き揚げた後、毛沢東の共産党との戦争に敗れた蒋介石の国民党が
逃げて台湾を支配し、台湾語も日本語も禁止して北京語を強要した。戦後の約四十年間、蒋介石と
息子の蒋経国が中国人の国民党による独裁政治を行なったが台湾人の李登輝氏が1988年に総統と
なってから、台湾は選挙で政治家を選ぶ民主的な国となり、公の場で台湾語も日本語も話せるよう
になった。

 学校では日本時代に台湾が発展した歴史も教えるようになり、現在の台湾の若者や子供はみんな
日本が大好きだ。台湾のお年寄りたちが懐かしむ、古き良き日本時代を描いた映画。李登輝元総統
も絶賛した映画「KANO」をぜひ見てください。

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3>> 8月27日・28日、成田市立図書館で映画「パッテンライ」と「KANO」を上映【無料】

 千葉県の成田市立図書館では毎週映画の上映会を行っていて、8月下旬に「パッテンライ」と
「KANO」が上映されるそうです。なんと入場は「無料」です。夏休みの土日です。見逃されて
いる方はぜひお出掛けを!

◆上映日時
・8月27日(土)14:00 パッテンライ!!南の島の水ものがたり (親子向・アニメ)
・8月28日(日)13:30 KANO 1931 海の向こうの甲子園

◆上映会場
・成田市立図書館 2F 視聴覚ホール(定員:171名)
 〒286-0017 千葉県成田市赤坂1-1-3
 問い合わせ:TEL: 0476-27-2533

◆映画会日程2016年7月-2016年9月
 http://www.library.city.narita.lg.jp/movie/2016/m_201607-201609.html

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【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
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●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*現在、パイナップルケーキの在庫が切れご迷惑をお掛けしております。入荷は9月中旬となる予
 定です。【2016年8月10日】

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

●書籍お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版)
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
・片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・李登輝著『新・台湾の主張』
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』
・江畑哲男・台湾川柳会編『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』 
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・小林正成著『台湾よ、ありがとう(多謝!台湾)』
・喜早天海編著『日台の架け橋』
・荘進源著『台湾の環境行政を切り開いた元日本人』
・石川公弘著『二つの祖国を生きた台湾少年工』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・廖継思著『いつも一年生』
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・井尻秀憲著『李登輝の実践哲学−50時間の対話』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

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・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』
・『跳舞時代』
・『父の初七日』

●講演会DVDお申し込みフォーム
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・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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