国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第2699号】 米国連邦議会上院が「台湾関係法」と「6つの保障」に関する確認決議案を可決

2016/07/08

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━平成28年(2016年)7月8日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
            日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.2699]
1>> 米国連邦議会上院が「台湾関係法」と「6つの保障」に関する確認決議案を可決
2>> 蘇嘉全・立法院長や王金平・前立法院長ら15名が8月1日から来日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● 李登輝元総統in石垣:講演会・レセプションのお申し込み 【沖縄県内在住の方】*new
  http://111.89.135.208/cgi-def/admin/C-101/ritouki-ishigaki/form.html

● 李登輝元総統in石垣:講演会・レセプション・ホテルのお申し込み 【沖縄県外在住の方】
  https://goo.gl/QXKUwZ
 *定員:70名(本会会員を優先登録させていただきますのでご了承ください)。
 *お申し込みと同時にご入会いただいた場合は会員扱いと致します。

● 2016年・台湾特産アップルマンゴーお申し込みフォーム【締切:7月20日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/j1nloiu8pdbz
 *7月中旬配達分のお申し込みは、7月7日(木)に締め切りました。

● 【戸籍問題】 本会のネット署名にご協力を!【第13期:6月1日〜9月31日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/a5gxiadcmygj
 *署名に国籍制限はありません。誰でも、世界中どこからでも署名できます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 米国連邦議会上院が「台湾関係法」と「6つの保障」に関する確認決議案を可決

 本誌6月26日号でお伝えしたように、米国連邦議会上院の外交委員会は6月23日、「台湾関係法と
台湾に対する6つの約束が米国と台湾との関係における重要な基礎であることを確認する決議案」
を採択した。

 すると今度は、7月6日(現地時間)に米国連邦議会の上院が「『台湾関係法』と台湾に対する
『6つの保証』を米台関係の基礎とすることを再確認する両院一致決議案」を全会一致で可決した
という。中央通信社の記事を下記にご紹介したい。

 つまり、これでアメリカの連邦議会は、下院、上院ともにほぼ同じ決議案を可決したことにな
る。その流れは下記のとおりだ。

1)4月20日、米国連邦議会下院の外交委員会が「『台湾関係法』と『6つの保証』を米台関係の基
  礎とすることを再確認する下院第88号決議案」を全会一致で可決。

2)5月16日、米国連邦議会の下院が「『台湾関係法』と台湾に対する『6つの保証』を米台関係の
  基礎とすることを再確認する共同決議案」を可決。

3)6月23日、米国連邦議会上院の外交委員会が「『台湾関係法』と台湾に対する『6つの保障』が
  米国と台湾との関係における重要な基礎であることを確認する決議案」を可決。

4)7月6日、米国連邦議会の上院が「『台湾関係法』と台湾に対する『6つの保証』を米台関係の
  基礎とすることを再確認する両院一致決議案」を可決。

 ちなみに、日本ではまだなじみのないアメリカの「台湾に対する6つの保障」だが、ロナルド・
レーガン大統領時代の1982年、ジョン・ホルドリッジ国務次官補(東アジア太平洋地域担当)が議
会証言で述べた下記の内容となっている。

(1) 台湾への武器供与の終了期日を定めない。
(2) 台湾への武器売却に関し、中国と事前協議を行なわない。
(3) 中国と台湾の仲介を行わない。
(4) 台湾関係法の改正に同意しない。
(5) 台湾の主権に関する立場を変えない。
(6) 中国との対話を行うよう台湾に圧力をかけない。

 米国連邦議会の上下両院で可決されたこの決議に法的拘束力はないものの、米国議会の意思を表
明するもので、明文化された意義は大きい。台湾は大歓迎している。しかし、中国は「中国の政策
と中米の3つの共同コミュニケの原則に著しくもとる」として「断固反対」を表明している(2016
年5月18日、中国外交部の洪磊報道官)。

 それにしても、アメリカは米台関係の重要な基礎として「台湾関係法」と「6つの保証」を議会
で明文化して確認したが、翻って日本は「日台関係の重要な基礎を確認できる」ものがあるのだろ
うか。

 今の日本に、台湾に関する国内法はない。運命共同体の関係と言われる台湾との間でなにもない
のがいまの日本だ。それでも最良の日台関係と言われるのは、民間の草の根交流などで培ってきた
人的関係があったからだと言っても過言ではない。今こそ日本版・台湾関係法が求められる所以
だ。

-----------------------------------------------------------------------------------------
台湾への「6つの保証」が上下両院で明文化 米上院、決議案を可決
【中央通信社:2016年7月7日】

 (ワシントン 7日 中央社)米議会上院は現地時間6日、「台湾関係法」と台湾に対する「6つの
保証」を米台関係の基礎とすることを再確認する両院一致決議案を全会一致で可決した。これによ
り、6つの保証が上下両院で明文化され、米議員の米台関係に対する堅い支持が党派を問わず表明
されたことになる。 

 同決議案は共和党のマルコ・ルビオ上院議員によって今年5月に提出され、6月に上院外交委員会
を通過していた。また、下院版は昨年10月に同党のスティーブ・シャボット下院議員により提出さ
れ、下院外交委員会と下院議会で可決されていた。 

 決議案にある6つの保証とは、1982年にレーガン政権が台湾側に示した内容で、▽台湾への武器
売却の期限を設けない ▽台湾への武器売却について中国大陸と事前に協議を行わない ▽台湾と大
陸の間の調停を行わない ▽台湾関係法の改正に同意しない ▽台湾の主権に関する立場を変えな
い ▽北京当局と協議するよう台湾に圧力を加えない――の6つの項目が盛り込まれている。 

 駐米国台北経済文化代表処(大使館に相当)は上院での可決に対して感謝の意を表した。さら
に、同決議案は6つの保証が米台関係の基礎であることを公開・確認すべきだと米大統領と国務長
官に働きかけるものだとした。 

 両院一致決議案は議会の立場などを示すもので、法的拘束力はない。 

                               (鄭祟生/編集:名切千絵)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 蘇嘉全・立法院長や王金平・前立法院長ら15名が8月1日から来日

 蘇嘉全・立法院長を団長として、蔡其昌・副立法院長や王金平・立法院前院長、対日議員連盟の
「台湾日本交流聯誼会」の立法委員など15名が8月1日から4日にかけ、台湾と日本の絆を深めるた
めに来日する。台湾国際放送が伝えている。

 蘇嘉全氏が立法院長として来日するのは初。来日中は「自民党・日台若手議連」(岸信夫会長)
などとの交流が予定され、在日台湾同郷会なども歓迎会を開催するという。

 前日の7月31日には沖縄県石垣市で李登輝元総統の講演会が予定されており、謝長廷・台北駐日
経済文化代表処代表らは蘇院長たちを出迎えるためとんぼ返りで帰京するという。

-----------------------------------------------------------------------------------------
蘇嘉全・立法院長が8月に日本訪問へ
【台湾国際放送:2016年7月6日】

 立法院(国会)の蘇嘉全・院長が8月1日、代表団を率いて日本を訪問する。

 立法院の林志嘉・秘書長は6日、蘇・立法院長が8月1日から4日まで代表団を率いて、日本を訪問
することを明らかにした。蘇・立法院長にとっては立法院長就任後、初の海外訪問となる。表敬訪
問する政府要人や具体的なスケジュールなど詳細については、これから決定するという。

 林・秘書長によると、今回の訪問団は、蘇・立法院長のほか、蔡其昌・副立法院長、王金平・立
法院前院長、党団の総招集人、そして日本の議員との交流を促すために発足した議員連盟、「台湾
日本交流聯誼会」の副会長ら15人で構成されるという。

 林・秘書長は、台湾は今年、正副総統選が行われ、新たな国会が発足した、一方の日本も、まも
なく参議院議員選挙が行われるとして、非常に意義のある訪問になると述べた。そして、今回の訪
問を機会に、日本の参議院に対し祝福のメッセージを送るとともに、台湾と日本の双方向の絆をさ
らに強めたいと説明した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

●書籍お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版)
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾』
・片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・李登輝著『新・台湾の主張』
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』
・江畑哲男・台湾川柳会編『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』 
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・小林正成著『台湾よ、ありがとう(多謝!台湾)』
・喜早天海編著『日台の架け橋』
・荘進源著『台湾の環境行政を切り開いた元日本人』
・石川公弘著『二つの祖国を生きた台湾少年工』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・廖継思著『いつも一年生』
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・井尻秀憲著『李登輝の実践哲学−50時間の対話』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

●台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム *第14号が入荷!
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

●映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
・『台湾アイデンティティー』 
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』
・『跳舞時代』
・『父の初七日』

●講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46

-----------------------------------------------------------------------------------------
◆メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の活動情報
とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

●発 行:
日本李登輝友の会(渡辺利夫会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp
ホームページ:http://www.ritouki.jp/
Facebook:http://goo.gl/qQUX1

●事務局:
午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先: 

銀行口座
みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:0110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
*他の銀行やインターネットからのお振り込みもできます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2011  Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 下津井よいとこ2016/07/09

    ふと、思ったのですけれど、鹿児島県知事選挙に関して、岩手のO氏の影がないとは言えないのかどうか。実際どうなのか全く分かりませんけれど。若し民進党などの支援を受けた候補者が勝った場合、O氏が民進党と一緒になって鹿児島の政界を掻き回すと云うことも懸念されるのではないでしょうか。

  • 下津井よいとこ2016/07/08

    先程の文章で、「にも拘らず」を「関わらず」と打ち間違えていました。修正致します。

  • 下津井よいとこ2016/07/08



     今日の産経新聞東日本版(8日付)に出ていましたが、10日投票の鹿児島県知事選挙が異例の展開となっているようです。自民党、公明党が支援する現職の伊藤祐一郎氏と、民進党、社民党の県連が支援し、××党と密接な関係があると言われる反原発左翼団体との間で政策協定を交わした三反園訓氏(元テレビ朝日解説員)とが接戦となっているようです。三反園氏は自身を「保守系無所属」と称しているようですが、支援組織からして、革新統一候補に他ならないでしょう。鹿児島県知事選挙で革新候補が当選圏内に浮上するのは嘗てないことだと思います。

     三反園候補は、当選した場合、川内原子力発電所の稼働を一旦停止するとしています。一度原発の稼働を停止させて再点検を行うとなると、再稼働が可能になる迄に数年かかることが予想されます。それどころか、川内原発は永久停止、そして廃炉に追い込まれる危険性があります。三反園氏が当選した場合、左翼勢力は、川内原発を廃止させる方向へ三反園氏を動かすものと思われます。

     原子力発電所の多くが稼働を停止している現在、電力の需給は、老朽化した火力発電所の全面稼働などによって辛うじて均衡が保たれている状況にあります。万一、川内原発が稼働を停止した場合、電力の需給見通しは更に危ういものとなります。エネルギー安全保障の点でも、電源の構成比率が火力に偏り過ぎるのは非常に危険です。

     三反園氏が当選し、鹿児島県が革新自治体と化した場合、川内原発の稼働停止を求めて訴訟を起こすことが懸念されます。沖縄県で革新知事が軍用地の使用や普天間飛行場の辺野古統合を妨礙しようとした(している)のと同様の事態が鹿児島で起こることが懸念されます。川内原発の周辺を始め鹿児島県内に、左翼団体の構成員が続々と乗り込み、騒動を起こすのではないかと懸念されます。

     

     電力関係以外でも鹿児島県の県政が左傾化する虞があります。数年前に教育委員会制度が改正されて、地方公共団体の教育運営に於ける首長の権限、裁量権が大幅に拡大されています。ネット上でも懸念する声があがっていますが、例えば歴史教育に関して、革新首長が出現すると、慰安婦などに関して謝罪教育を推進するのでないかと危惧されます。革新首長は一般に、教育に関して悪平等やゆとり教育を好むことから、学力低下の要因をつくるのではないかとの懸念も抱かれます。

     

     三反園氏が当選した場合、民進党が鹿児島県の自民党に手を伸ばし、自民党の地盤や組織が分裂して、一方が民進党に合流すると云う危険性も否定出来ません。

     二階堂氏の関係で現在でも鹿児島の自民党に、民進党内の旧竹下派の系統との接点があるのかどうか分かりませんが、仮にあるとすると、民進党が自民党の勢力を切り崩す経路として利用されるかもしれません。

     民進党に合流すれば、もとは自民党でも次第に赤く染まっていきます。社会党に竹下派や民社党などが合わさったのが民主党(民進党)であると云ってよいでしょうが、もともと自民党や民社党の系統だった人も今では左翼色に染まっているのでしょう。

     今回の参議院選挙に限ったことではありませんが、東北地方や中部地方などで民進党が強い地域は、全てではありませんが、平成5年の自民党分裂で新生党や新党さきがけに参加した議員の選挙区がある県が多いと云う指摘があります。自民党が分裂して、自民党から離れた地盤や組織が、現在では左翼勢力に取り込まれてしまっているのです。保守地盤が強固と言われてきた鹿児島も、民進党の手が伸びてくると大きく変わってしまうかも知れません。そのうち岩手や長野、新潟と同様になるかもしれません。 

     

     今回の鹿児島県知事選挙が異例の展開になっているのは、どうしてでしょうか。

     伊藤現知事が現在3期目であり、多選が槍玉に挙げられているそうです。30年ぐらい前から、時折マスメディアなどで地方首長の多選を問題視する議論がみられるようになりました。何期も務めている首長に実際に問題がある場合は別ですが、そうでなければ多選であること自体を批判、問題視することは全く無意味です。長らく流布されてきた多選批判の主張の背後には、保守知事を辞めさせて、革新知事を出現させようと云う意図があったのではないでしょうか。実際に今回の鹿児島での事態は、その意図に沿うものとなったのではないでしょうか。鹿児島県民も、多選はよくないと云う議論を繰り返し聞かされて、何となくそのような気にさせられているのではないでしょうか。

     

     ネット情報によると、伊藤現知事は、鹿児島県の経済振興策として、農業や畜産、水産、観光などの振興を地道に推進するとしています。それに対して、三反園氏はテーマパークの誘致や、ウォーターフロントの建設などの大規模な建設を掲げています。観光の振興に関して、三反園氏は、観光客に鹿児島の歴史や文化に触れてもらうことよりも、大掛かりなリゾート開発を重視しているようです。資金の問題の指摘や、無駄な施設を濫造するだけでではないか、景観を破壊するのではないかとの批判も根強いようですが、一方で、開発による経済効果を期待する人もいるのかも知れません。思想的には左翼であるにも関わらず、経済的な点から保守層にも食い込んでいるのかも知れません。沖縄県で翁長氏が知事に当選したのも経済に関する要因が強かったと云われています。これから、このような形態での左翼の勢力伸長が増えてくるのかもしれません。

     

     伊藤現知事には、研修として鹿児島県職員を大勢中国へ派遣したと云うような問題もあります。然し、全体としては、左翼の三反園氏とは大きく異なります。

     

     今回の鹿児島県知事選挙は結果次第で、鹿児島県のみならず、国全体に大きな影響が及びます。鹿児島県民の賢明な判断が期待されます。

     

     (この項を書くにあたり、鹿児島県知事選挙の状況などに関して、7月8日付の産経新聞記事や、ネット情報を参考にしています。)