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日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第2683号】 蔡英文政権、宋楚瑜氏を海峡基金会董事長に指名か?

2016/06/13

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1>> 蔡英文政権、宋楚瑜氏を海峡基金会董事長に指名か?
2>> 危機の民進、新しい風(蔡英文と台湾13)  鵜飼 啓(朝日新聞台北支局長)
3>> 【読者の声】 “真多謝 ありがとう台湾”のミニのぼり  舛谷 政雄
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1>> 蔡英文政権、宋楚瑜氏を海峡基金会董事長に指名か?

【本会ホームページ「お知らせ」:2016年6月8日】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160608/

 台湾メディアは6月8日、対中関係の実質的な外交窓口となる海峡基金会の董事長に、親民党の宋
楚瑜主席が就任する見込みだと報じた。

 新政権が発足して3週間あまり。政府の人事面についてはほとんどが確定しているが、海峡基金
会董事長のポストだけはまだ決まっていない。

 報道によれば、5月20日の総統就任式典前には、蔡英文総統が3度にわたり密かに宋主席を訪問
し、董事長就任を打診したという。ただ、当時は蔡総統の就任演説の内容もまだ決まっておらず、
両岸政策についてもはっきりしていなかったため、宋主席は同意しなかった。しかし最終的には宋
主席も同意し、現在米国滞在中の宋主席はすでに米国や中国の同意も取り付けているという。

 こうした報道に対し、総統府は7日、海峡基金会董事長に関する人事は目下調整中で、決定次第
発表するとコメントした。

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2>> 危機の民進、新しい風(蔡英文と台湾13)  鵜飼 啓(朝日新聞台北支局長)

【朝日新聞:2016年6月12日】
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12405801.html?rm=150
写真:立法院に出席し、蘇貞昌・行政院長と話す副院長の蔡英文氏(左)=2006年2月、台湾・中
   央通信社提供

 初の民進党政権で閣僚に就いた蔡英文(ツァイインウェン)は、2004年に政権1期目の任期が終
わると、いったん一線から退く。年老いた父母の世話をしようと考えた、と自伝で振り返る。

 だが、すぐに表舞台に戻ることになる。民進党からその年の末の立法院(国会)選の比例代表候
補に、という打診を受けたのだ。民進党は少数与党で、総統の陳水扁は政権運営に苦労していた。
助けになるのであれば、と引き受けた。

 蔡が民進党に入るのはこのときからだ。立法委員を1年務めると、今度は行政院副院長(副首
相)に指名された。

 蔡の側近として総統府特任副秘書長についた劉建忻はそのころ、行政院の研究発展考核委員会と
いう部署にいた。行政院の部局横断会議での蔡の対応を印象深く覚えているという。

 会議は、在外公館の陣容の増強を話し合うものだった。外交部や経済部、警察など十数部局が集
まり、自らの部局に都合のいいポジションを確保しようと競り合っていた。だが、会議を仕切る蔡
は「そもそも、なぜそんなに多くの人を出す必要があるのか」と議論を根底から問い直した。

 「各国における我々の戦略は?」「その戦略を実現するためには、どういう人間がふさわしいの
か」。矢継ぎ早に問い、まず戦略を練ってから派遣人員を決めるよう求めたという。

 既定方針にとらわれず、全体像をしっかり押さえて対策を取る。蔡の手法がよく表れた出来事
だった。

 だが、この見直しは結局、うやむやになったという。陳政権が2期8年の任期末期に入っていたた
めだ。「台湾の子」と称し、台湾民主化の象徴として絶大な人気を誇った陳だが、2期目に入ると
親族の金銭スキャンダルなどが相次ぎ、権威は失墜していく。

 民進党全体も厳しい批判にさらされ、08年の総統選では、同党の謝長廷が国民党の馬英九に220
万票の大差で敗れた。結党以来最大の危機を迎えた党の立て直しを託されたのが、党歴がまだ4年
で「民進党らしさ」のない蔡だった。=敬称略

                                    (台北=鵜飼啓)
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3>> 【読者の声】 “真多謝 ありがとう台湾”のミニのぼり  舛谷 政雄

 秋田市で主に旗や横断幕などを手掛けるツバサ広業は、創立者の桝谷健夫(ますや・たけお)氏
が平成4年(1992年)4月29日に「秋田県特別攻撃隊招魂祭」を開催して以来、今年で25回を迎え
た。招魂祭の後にはシンポジウムを開催し、今年は本会の川村純彦・副会長と黄文雄・副会長、そ
してコーディネーターにはやはり本会の梅原克彦・常務理事(国際教養大学教授)を招いて開催し
ている。

 平成14年にご子息の舛谷政雄(ますや・まさお)氏が社長となり、実行委員会の中心となって招
魂祭とシンポジウムを続けている。

 近年、舛谷社長は台湾問題にも関心を深め、最近になって“真多謝 ありがとう台湾”と染め抜
いたミニ幟(のぼり)を作り、本会にもお送りいただいた。そのときに併せて、下記のご投稿をい
ただいたのでご紹介したい。

               ◇    ◇    ◇

 「“真多謝 ありがとう台湾” 東日本大震災世界最大支援国」というミニ幟(のぼり)を作っ
て、昨年と今年の特攻招魂祭講師を派遣していただいた日本李登輝友の会と、講師を泊めていただ
き歓待して下さった秋田市のユーランドホテル八橋(松村譲裕社長)へ寄贈させていただきまし
た。

 以前にも「謝謝 ありがとう台湾」というミニ幟をユーランドホテルさんが置いて下さったが、
東京の姉妹店にも置いて下さるとのことで、今回は台湾語で「本当にどうもありがとうございまし
た!」という丁寧な意味の「真多謝」という言葉に改め、そこに「東日本大震災世界最大支援国」
を書き添えたミニ幟を寄贈させていただきました。

 話は変わりますが、作家の故司馬遼太郎氏の名作シリーズ『街道をゆく』の中で最高傑作と言わ
れるのは、司馬氏が「日本人以上の日本人」と評した李登輝氏と対談した『台湾紀行』だと言われ
る。

 その中で司馬氏は、李氏のような戦前まで日本人だった誇りをもって生きてきた多くの台湾人た
ちと出会い「なぜ日本は台湾を捨てたんですか?」と質問されて言葉に窮してしまう場面がたびた
びあったと記している。

 先般の熊本の地震でも、数年前の東日本大震災でも、いち早く日本に多大な支援を寄せてくれた
のは台湾だった。

 振り返れば、中国本土に長い間、化外の地と蔑まれ、後に日本の明治新政府によって近代化さ
れ、日本の敗戦後、中国本土から、司馬氏の言葉を借りれば「歴史上初めて文明が高い国が文明の
低い国に統治された」経験を持ち、日本と中国本土のそれぞれの統治の違いを身をもって味わった
のが台湾であった。

 インフラ、司法、農業、医療、衛生、鉄道、教育、全てを日本統治時代に近代化に導いていった
リーダーは、八田與一、新渡戸稲造、そして台湾総督府長官の児玉源太郎、その下で台湾民生局長
官を務め後の満鉄総裁や東京市長(現在の都知事)も務めた後藤新平だった。

 後藤は、自分と家族のために“せこい”ことをする最近の何処かの東京都知事とは遥かにスケー
ルが違い、関東大震災後はそれに応えた東京市民自らが土地を寄付し、それを基に道路や公共施設
を整備して現在の東京の基礎と言われた帝都復興を成し遂げた人物で、台湾統治時代の経験も参考
にしたと言われる。

 因みに、岩手県奥州市の後藤新平記念館は近隣の高野長英記念館、斎藤実記念館とともに一日が
かりで見ても楽しめる記念館の町でもある。実際に李登輝氏も、尊敬していた後藤新平を記念する
この会館を第1回後藤新平賞受賞者として訪ねている。

 このように、日本は数々の明治時代のエース級人物を惜しげもなく台湾に投入した。

 植民地政策を取った国のバランスシート(貸借対照表)は、日本だけが唯一最大の赤字国だった
と言われる。

 その日本の恩恵、特に教育の上で日本を知る最後の台湾の日本語世代が、後に初めて民主的な手
続きの選挙で総統に選ばれるという離れ業を行った李登輝氏であった。

 その李登輝氏が昭和6年(1931年)の夏、9歳の少年の時にラジオで聞いて感動したという日本と
台湾の関係を象徴することがあった。

 当時、台湾で練習試合でも1勝も勝てなかった弱小野球チーム嘉義農林学校が、何といきなり台
湾全島の予選を勝ち上がっただけでなく、夏の甲子園本大会の決勝戦まで進出して中京商業に惜敗
するという”事件“があった!

 ほとんどの日本人は知らないかもしれないが、戦前の甲子園大会は朝鮮代表や満州代表も参加し
ている大会で、世界の植民地国では考えられない大会でもあった。

 弱小野球チーム嘉義農林学校を率いたのは、松山商業OBでコーチをして挫折を味わい、台湾へ
教員として移りすんで来た日本人監督で、元々のそれぞれが持つ特徴、即ち台湾人の強力な打力、
現地人の俊足力、日本人の堅実な守備力を混成したチームであった。これこそが八紘一宇であっ
た。

 当時の日本人指導者が、台湾人も現地人も日本人も分け隔てなく協力して仕上げた教育実績事例
だった。いかに指導者によって高校生は変わるか? 恐ろしいくらいの事実だった。この甲子園準
優勝が後の台湾プロ野球の基礎になった。

 時代は下って2011年3月11日に起きた東日本大震災へ、世界最大の支援金が台湾から寄せられ
た。だが、翌年の政府主催の追悼行事に、日本政府は約160の国と国際機関の代表に会場1階に来賓
席を用意したが、中国の顔色を伺い、台湾代表を2階の一般席に案内。指名献花からも外した。

 そんななかで、2年後、2013年3月8日の東京ドームで第3回WBCワールドベースボールクラシッ
クアジア予選の日本・台湾戦が開かれ、民間のネットユーザーが呼び掛けた日本人の有志たちが東
京ドームの周りを“謝謝台湾東日本大震災支援“と書いたプレートで囲んだ。

 惜敗した台湾チームが試合後、マウンドで監督選手全員で円陣をつくり、ドームの日本人たちに
180度の感謝の一礼をして球場を後にした。なぜかほとんどのテレビ局は、このプレートも台湾
チームの一礼も放送・報道はしなかった。

 上記のように、我々の日台の先人たちが残した遺産が台湾の人々に残っている。今でも、台湾の
人たちは、旅行したい国、住んでみたい国、尊敬する国の第1位は日本だと言われる(留学は、米国
が第1位で日本は2位)

 戦後、私たち日本人は、日台の先人たちが台湾へ残した遺産と台湾人の日本に対する気持ちに応
えることを、東京ドームに集った若者たちのようにしてきただろうか?

 冒頭の司馬遼太郎氏の戸惑いも、そこにあったと思われる。

 さて、東京オリンピックを4年後に控え、どうやら野球も久しぶりにオリンピック種目に復活
し、台湾チームもやってくるだろう。台湾の観光客も、近くて安全な日本に応援や観光に益々やっ
てくるだろうと思われる。

 今でも台湾は、日本の外人訪問客の上位の国の一つだ。秋田も今年から定期便を目指し、秋田と
台湾間のチャーター便を大幅に増便することになった。

 “真多謝ありがとう台湾”ミニ幟を置いてくれた秋田市のユーランドホテル八橋は、野球場も含
むスポーツ施設が近く、今はプロ野球や大リーグで活躍しているダルビッシュ有投手など甲子園を
沸かせた多くの球児達が高校時代に宿泊したこともある、全国の高校球児と監督が集まる宿でもあ
る。

 いつの日か、秋田の高校野球チームと嘉義農林学校のような台湾の高校球児たちが試合や合宿で
まみえる時に、このミニ幟“真多謝ありがとう台湾”を見て、日台両国の我々の先人たちの歴史に
思いを寄せて来る日を願って、今回改めてフロントへ置かせていただきました!

 日台の我々の先人たちへ“真多謝”

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・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
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