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【メルマガ日台共栄:第2438号】 李登輝元総統と2時間を超えて懇談  吉田 信解(埼玉県・本庄市長)

2015/07/16

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1>> 李登輝元総統と2時間を超えて懇談  吉田 信解(埼玉県・本庄市長)
2>> 客船沈没事故でみる中国の脆さ  鈴木 上方人(中国問題研究家)
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1>> 李登輝元総統と2時間を超えて懇談  吉田 信解(埼玉県・本庄市長)

 埼玉県本庄(ほんじょう)市の吉田信解(よしだ・しんげ)市長は学生時代の1989年(平成元
年)9月から翌年6月、国立台湾師範大学に交換留学の経験を持つ。

 留学中の1990年3月、折しも李登輝氏が総統選挙で当選し、一方で、万年国会議員の退陣などを
求めた台湾学生運動の嚆矢といわれる「野百合学生運動」が起こった。吉田氏はこの動きをつぶさ
に見ていた、数少ない日本人だった。

 吉田氏は帰国後、埼玉県本庄市の市議に当選、また本庄市長に当選し、現在、3期目をつとめ
る。昨年2月、東日本大震災への台湾からの支援に感謝の念を表したいと、埼玉県内の首長に呼び
掛け、8つの市長村長が集う「埼玉県日台友好首長フォーラム」を結成、代表幹事をつとめる。

 本会が今年4月25日に開いた台湾セミナーの講師に招いた折は「日台関係の強化にかける市長の
思い」と題して話していただいた。

 その直後の5月5日から7日にかけ、埼玉県日台友好首長フォーラムとして初訪台し、李登輝元総
統や沼田幹夫・交流協会台北事務所代表にもお会いしてきた。李元総統との懇談は2時間を超え、
帰国便の時間が迫ったため、後ろ髪を引かれるように李元総統のご自宅を後にしたという。

 本庄市が発行する広報誌「ほんじょう」に連載する「市長コラム・しんげの一言メッセージ」
で、このときの訪台について寄稿している。下記にその全文をご紹介したい。

 去る7月2日は、吉田氏が旧本庄市の市長に就任してからちょうど10年目にあたったという。最近
は、これまで内向きだった眼差しが「埼玉県日台友好首長フォーラム」の結成により外に向くよう
になったという。念願だった台湾との交流も著につき、尊敬する李登輝元総統ともじっくり懇談す
る機会を得た。市政運営にもますます磨きがかかってきた。

 来る7月22日、本会が会員限定で開催する「李登輝元総統を歓迎する晩餐会」で李元総統に再会
できることを心待ちにしているという。

                 ◇   ◇   ◇

吉田信解(よしだ・しんげ)
埼玉県本庄市長、埼玉県日台友好首長フォーラム代表幹事。昭和42年(1967年)、埼玉県本庄市生
まれ。実家は本庄市内の寺院。早大本庄学院を経て早稲田大学第一文学部史学科東洋史専修卒業。
早大在学中の平成元年9月〜2年6月、国立台湾師範大学国語教学中心へ単位交換留学。大正大学大
学院仏教学修士課程修了。真言宗智山派の住職資格を取得。現在、深谷市大福院住職。平成7年4
月、本庄市議に27 歳で初当選。市議3期をつとめた後の平成17年5月、本庄市長に37歳で初当選。
翌年2月、合併後の本庄市長に当選(現在、3期目)。共著に『市長の夢 19人の青年市長×き
む』。本会会員。

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台湾訪問について
【本庄市広報「ほんじょう」2015年6月1日号】

http://www.city.honjo.lg.jp/shisei/shicho/column/kormu27/1432599455825.html

 我が国に最も多くの観光客が訪れ、また我が国最大の農産物輸出先である台湾を、5月5日から7
日まで訪問してまいりました。台湾の対日窓口である亜東関係協会秘書長(外務省日本局長に当た
る)とのご縁により、政府関係機関に本庄市の産業、農業、観光のPRを行う機会をいただいたこ
とから実現したものです。

 まず産業分野ですが、本庄市内には、すでに台湾において事業を展開、もしくは今後展開する予
定の企業があります。日本の中小企業の投資の窓口となる台湾側の機関(台目産業連携推進オフィ
ス)に市内企業の商品を紹介し、今後の円滑な事業展開へのご理解と、またさらに他の企業が進出
する際のご支援をお願いしてまいりました。

 農業分野では、本庄市のキュウリやナスなどの豊富な農産物の台湾への輸出と、先進的農業技術
の相互交流の可能性について関係機関(行政院農業委員会)と意見交換を行いました。輸出につい
ては現在日台関係に大きな課題が横たわっていますが、これは多分に政治的な問題であり、コスト
や検疫、さらにニーズ調査などのハードルはあれども、基本的に台湾の人々の日本の食品、農産物
への信頼は揺ぎ無いとのことでしたので、明るい見通しを感じました。また技術交流については大
いに進めるべきと確信いたしました。

 観光分野については、交通部観光局を訪問し意見交換しました。本庄市の売り込み方によって
は、近年増えている台湾からの個人客に個性ある魅力的な観光地として、認知してもらえると感じ
ました。

 初日の午後には駐台湾日本大使館に当たる交流協会台北事務所の沼田代表(大使)を訪問し、そ
して最終日の午後は、李登輝元台湾総統のご自宅を訪問することができました。李元総統からは2
時間にわたり日台の更なる関係強化について力強いお言葉をいただきました。

 今回の訪問の成果を、本庄市のさまざまな分野の今後の海外展開につなげていきたいと考えてお
ります。

                                   本庄市長 吉田信解

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2>> 客船沈没事故でみる中国の脆さ  鈴木 上方人(中国問題研究家)

【月例新潟時局研究リポート「ヴェクトル21」:2015年7月1号】

 6月1日の夜9時過ぎ、大型客船「東方之星」が中国湖北省堅利県の長江で沈没した。自力で脱出
した12名を除き、454名の犠牲者を出した痛ましい事故だった。

●不可解な行動様式

 この事故には多くの不可思議な点があった。まず、2200トンほどの大型客船が本当にあっという
間に沈没してしまったのか。船長と船員たちが救命胴衣を装着して逃げる余裕があったのに、何故
警報も出さずに逃げたのか。船と運命を共にする責任感が微塵もない点では韓国のセウォル号事件
とそっくりだが、岸辺に泳ぎ着いた船長たちが3時間経ってからようやく通報したのはなんとも不
可解だ。まさか完全に船が沈没するのを待ってから通報した等と言うことは邪推であって欲しい。

 通報を受け、中国政府は4000名の中国人民解放軍を動員して救助に当てた。その一方で岸辺では
武装警察が事故現場に駆けつけようとする犠牲者の家族たちを強制的に排除していた。親族や友人
の最期の場所を確認したり、献花したりすることは世界中どの国においても至極当然な行為である
が、中国ではそれさえも許されないのである。

 中国当局は「安全上の理由」から犠牲者家族を救難活動の見えない場所へ締め出し、数キロ離れ
た場所でのみ献花の許可をしている。犠牲者家族に救助活動を見られてどのような安全上の問題が
生じるのか当局は明らかにしていないが、実際は何もやっていないことを見られて困るということ
だろう。実際に、中国政府はマスコミを現場から締め出している。

 それだけではなく、生存者、船会社、旅行会社など関係者たちへの取材をも禁止しているのだ。
取材を許されているのは、国営の中央テレビと新華社通信だけであり、他のマスコミはそれらの報
道を引用することしかできない状態だ。これほどの前近代的な情報操作は中国ならではである。

●生存者の救出は重要ではない

 事故発生の72時間後、逆さまで沈没した船は反転させられ、クレーンで船体を引き揚げられた。
空気の残る船底に生存者がいる可能性があるだけに、全く理解しがたい行動である。このことに似
た行動を中国政府は2011年に温州で起こった高速鉄道の事故処理中にもおこなった。まだ乗客が生
き残っている可能性がある事故車両を土に埋め、翌日になってまた掘り出したのである。

 しかし、この一見どう見ても合理性のない行動こそが、中国の権力者の思考回路を窺い知る手掛
かりになると言えよう。遭難者の救出は手間がかかるため、中国の権力者にとっては船を反転させ
て船底に残る人間を溺死させたり、事故車両を土に埋めて乗客を窒息させたりして事故処理をさっ
さと終わらせる事こそが重要なのである。つまり、生きた人間を救出するよりも遺体を搬出する方
がはるかに簡単だから、そちらを選んだだけのことなのだった。

●何より怖いのが真実

 それにしても、なぜ中国政府はそれほど事故の処理を急ぐのか。答えは実にシンプルなもので、
事故があらゆる事実を晒してしまうからだ。ウソで固められた中国共産党の一党独裁統治にとっ
て、何より怖いのが真実そのものである。

 例えば、2008年に起こった四川大地震では、学校建築のほとんどに鉄筋の入っていない「おから
工事」だということが明らかになった。著名な芸術家の艾未未氏が反体制派の活動家に転身したの
も、この無責任なおから工事を知ったからである。

 分りやすく言えば、事故は中国共産党体制のウソに風穴をあけ、真実の一面を露出させてしまう
のである。だから中国当局は自国民に真相を知られることを極度に恐れている。そのため、今回も
中国当局は事故発生してからわずか7日にして、事後現場の岸辺で遺族不在の追悼会を開き、遺体
の搬出を日中に行わず、わざと日没になってから暗い中で行ったわけだ。

●「美談」で真相を覆い隠す

 また、中国当局は報道を厳しく管制する一方、救助活動の「美談」を連日新聞の一面に飾らせ、
テレビのトップニュースとして報道している。「美談」とは、軍人たちや現場で指揮を執る当局が
如何に不眠不休で身を顧みずに救助に当たっているというものだ。「中国人に生まれて本当に幸せ
だ」「献身的に救助する兵士たちは格好いい」「兵士はハンサムな美男子ばかりだ」と救助自体に
は何ら関係がないものばかりで、悲しむべき事故の真相を「美談」で覆い隠す国は中国をおいてほ
かにない。

 では、その「美談」の裏に隠された真実とは何なのか。船舶130隻、クレーン船5隻、ヘリコプ
ター5機を出動させ、4000名の軍人を動員し、不眠不休で頑張った結果、一体どれほどの人を沈没
した船から救出したのかといえば、結局1人もいなかった。生存者12名の内、7名は自力で岸辺まで
泳ぎ、5名は客船から脱出して川で救助されたのだ。不眠不休で救助した結果そのものは、中国政
府の無能さの証明となっただけである。

●権力闘争のきっかけになる

 事故になった船会社は国営の重慶東方輪船公司で、クルージングの参加者を募集する旅行会社も
その傘下にある子会社である。この船自体は自社で建造したもので、その後2回の改造を行い、構
造的にはかなり問題があると指摘されているが、なぜか検査をすり抜けている。つまり、運営の問
題、検査の問題、監督責任など、政治に絡む問題が山ほどあるのだ。中国の指導者はその情報を握
り、自分や仲間に及ぼす恐れがあればそれを握りつぶし、政敵が関与するとなれば激しい一撃を与
える武器にすることもできる。

 中国で事故とは、権力闘争のきっかけになり、自分が攻撃されることも有り得るが、敵を攻撃す
るための武器を手に入れることにもなる。このような事例は中国ではいくらでもある。胡錦濤の側
近であった令計画が息子の交通事故をきっかけに展開した権力闘争で失脚したのは周知の通りであ
る。

●自国民が怖い

 それにしても、一沈没事故に対してこれほど厳重な言論統制は本当に必要なのだろうか。中国で
は「維穏」(治安維持)にかかる予算は国防予算を上回っている。それは中国の権力者にとって敵
は外国より自国の国民であることを意味したものだ。

 中国当局が民衆の注意を引く事故に異様なほど神経を尖らせているのは、1989年に起きた天安門
事件のきっかけが胡耀邦への追悼会だったのように、いかなる事故や事件でも瞬く間に燎原の火と
変化していくほど中国社会には不満が充満しているからだ。言論の自由を許さない中国政府の根底
にあるのは、人民に対する極度の恐怖感であろう。

 だから今回の客船沈没事故の際にも、マスコミ統制、ネット統制など駆使して民衆の発言を押さ
え、真相の追求をも許さないのだ。強大に見える中国は、本当はどの国よりも脆い。

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・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
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  • 下津井よいとこ2015/07/16

    先程、「プレ協議を行うことになっているそうです。」と打ってしまいましたが、「競技」の打ち間違いでした。訂正してお詫びします。

  • 下津井よいとこ2015/07/16

    全拉致被害者を救出する緊急国民集会が開催されます。



    日時 平成27年7月22日(水)午後6時30分から8時迄

    場所 星陵会館(地下鉄永田町駅下車)



                                    (情報として書いておきます。)

  • 下津井よいとこ2015/07/16

    現在計画されている通りに新国立競技場が建設されると、神宮外苑あたりの景観が大きく破壊されてしまいます。現行案の外観には奇抜さ、奇妙さしかありません。最近は、外国で風変わりな形態の競技場が建設されることがあるとして、どうして我が国でもそれに倣って、奇妙奇天烈なものを作らないといけないのでしょうか。

    総工費が2000億円から3000億円にものぼると云います。また、巨額の維持経費を賄う目途も全く立っていないようです。何か催しを行えばよいと云われていますが、最近は競技場等の施設が各地に設置されており、簡単には誘致できないでしょう。オリンピックが終了した後は、維持が困難になって、廃墟となり、そして解体と云うことになりかねません。また、巨大なアーチの建設、設営に関して、危険性が指摘されているようです。我が国は技術力が高いから、問題はないと云うのかも知れません。然し、奇怪なものを建設するために無理なことをする必要があるのでしょうか。完成した後に、耐震性が問題になり、使用不能となる事態も懸念されるのではないでしょうか。現行案では、巨大なごみと化する危険性があります。

    現行案の競技場は余りに巨大であることから、基礎工事を相当深く行う必要があり、地下鉄や上下水道に突き当たってしまうのではないかと云うことも懸念されているようです。建設過程で遺跡が見つかることも想定しておく必要があるでしょう。



     オリンピックの前年にはプレ協議を行うことになっているそうです。今から建設計画を変更すると、それに間に合わないとも云われているようですが、必ずしもオリンピックの本大会と同じ施設で行わなければならないと云うことはないでしょう。アテネオリンピックの時、開会直前になってようやく施設が完成したと新聞で報じられていました。



     今日(16日)の新聞に、政府内で、規模を6万人規模に縮小して建設すると云う案が浮上していると云う記事が出ていました。そうすべきだと思います。現行案で8万人規模とされたのは、ラグビーの世界大会を行うことが目的だったようです。一度だけのラグビー大会の為に、巨額の経費がかかり、問題の多い現行案を実施する必要はありません。巨大なアーチなんぞ全く有害無益でしかありません。



     新国立競技場は規模を縮小して、そして簡素な形状にすればよいと思います。そうすれば、設計も建設も期間を短くできるでしょう。変わったものを作るよりも、簡素なものを作る方が、遙かに美観や審美性を備えることが出来ると思います。周辺の景色とも調和が保たれ、人々の眼にも無理なく映ると思います。解体された旧国立競技場の設計図をもとに、建設してもよいのではないでしょうか。



     景観を破壊する奇怪なもの、無用の長物になりかねないものをつくるのはやめましょう。また、何を優先させるか、優先順位を考えることも重要です。