国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第2435号】 バシー海峡戦没者慰霊祭と潮音寺を応援して下さっている皆様へ  渡邊 崇之

2015/07/12

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━平成27年(2015年)7月12日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
            日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.2435]
1>> バシー海峡戦没者慰霊祭と潮音寺を応援して下さっている皆様へ  渡邊 崇之
2>> 2015年9月26日(土)廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアー【申込締切8月28日18時】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆台湾特産アップルマンゴーの7月中旬配達のお申し込みは、予定どおり7月7日に締め切りまし
 た。7月8日から20日(今年のお申し込み最終日)までのお申し込みは、7月下旬の配達となりま
 す。

● 2015年・台湾特産アップルマンゴーお申し込みフォーム【締切:7月20日】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/j1nloiu8pdbz

● 片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

● 王明理著『詩集・故郷のひまわり』お申し込み
  http://goo.gl/XHYvdt

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> バシー海峡戦没者慰霊祭と潮音寺を応援して下さっている皆様へ  渡邊 崇之

 いつも大変お世話になっております。

 私はこの度、戦後70周年記念 2015年バシー海峡戦没者慰霊祭の実行委員長をしております渡邊
崇之(わたなべ・たかゆき)でございます。

 この度、皆様に8月2日に行なわれます、慰霊祭の進捗状況のご報告を申し上げますと共に、バ
シー海峡戦没者慰霊施設「潮音寺」へ、より一層のご助力を頂きたくメールをさせていただきまし
た。

 皆様のお陰をもちまして、8月2日に斉行予定の「戦後70周年記念 2015年バシー海峡戦没者慰霊
祭」は7月11日現在「第一部:潮音寺慰霊祭」は140名、「第二部:バシー海峡戦没者を偲ぶ夕べ」
は120名程の集客がなされております。

 成田、関空発着ツアーや現地参加ツアーは既に締め切りましたが、各部ごとに参加頂ける「個別
参加」形態は引続き延長して募集することに致しました。最終お申し込み期限を7月25日(土)と
しております。

 引き続き皆様におかれましては、本慰霊祭の告知の方をお願いできれば幸いに存じます。詳細は
下記公式ホームページをご参照頂ければ幸いに存じます。

◆戦後70周年記念 2015年バシー海峡戦没者慰霊祭
 http://bashi-channel.com
 
 さて、この度7月3日台湾に高雄にて、正式に「潮音寺管理委員会」を決起いたしました。委員長
にバシー海峡戦没者慰霊祭の発起人代表である小川智男(おがわ・ともお)氏が、副委員長に潮音
寺地権者である鍾佐榮氏と不肖私、渡邊崇之が務めさせていただくことになりました。

 委員会メンバーも潮音寺にゆかりの深い方々が参加され、日本人、台湾人双方で潮音寺の永続的
な存続を目指して管理していくことになりました。下記が本日公開致しました潮音寺の公式ホーム
ページでございます。

◆潮音寺について
 http://choonji.org.tw

 潮音寺はこれまで鍾佐榮氏夫妻と現地管理人の李陽明氏の物心両面のお力によってかろうじて維
持されて来ました。しかしながら、建立から30余年、老朽化が激しく崩壊の一歩手前まで差し迫っ
てきています。

 バシー海峡戦没者の唯一の追悼・慰霊施設として広く日台両国の皆さんにこの惨事を知って頂く
ため、皆様におかれましては、広く日台両国の皆様にお声掛けを頂き、皆様の善意が届きますよ
う、お働きかけをお願いしたく思っております。そして、多くの皆様に潮音寺まで参拝頂き、再建
の為のご助力も頂ければ幸いに存じます。

 詳しくは公式ホームページにて賛助金の呼びかけを行なっております。何卒、ご協力の程宜しく
お願い申し上げます。

 最後になりましたが、私が毎年行なっております、廣枝音右衛門(ひろえだ・おとうえもん)氏
慰霊祭についても併せてご案内させて下さい。

 今年は慰霊祭開催40周年、そして、劉維添氏の三回忌となります。詳細は下記ホームページとチ
ラシをPDFで同封させて頂きましたので、ご覧下さいませ。

◆廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアーについて
 http://linkbiz.tw/index.php?%E5%BB%A3%E6%9E%9D%E9%9F%B3%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80%E6%B0%8F%E6%85%B0%E9%9C%8A%E7%A5%AD%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC

 末筆ながら、皆様の益々のご健勝を台湾最南端の地、潮音寺より祈念しております。

 2015年7月11日

 戦後70周年記念 2015年バシー海峡戦没者慰霊祭 実行委員長
 潮音寺管理委員会 副委員長
 台灣威凌克股?有限公司 董事長 兼 總經理
 (株)ベンチャー・リンクジャパン 代表取締役

 渡邊 崇之

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 2015年9月26日(土)廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアー【申込締切8月28日18時】

●本慰霊祭開催の経緯

 1945年2月23日、第二次世界大戦の真っただ中、マニラの守備についていた廣枝隊長率いる台湾
人日本兵の部隊は米軍に囲まれ絶体絶命の状態でした。そこで、廣枝隊長は部下である台湾人日本
兵を守るため、自らが自決するという決断を下されました。

 「お前達は台湾から来た者だ。家には妻子父母兄弟が待っているだろう。連れて帰れないのが残
念だが、お前達だけでも、生けるところまで行け。俺は日本人だから責任はこの隊長が持つ。」

 これが当時、廣枝隊長が最後に言い残された言葉でした。

 当時、日本軍司令部の命令は絶対であったにも拘らず、廣枝隊長の下された決断は何よりも人命
を尊重したものであり、非常に気高い事であったと思います。

 その後、米軍に投降し、無事に帰国できた廣枝隊長の部下が、何とかその恩に報いたいと思い、
1976年9月26日に初めての慰霊祭を執り行いました。

 しかし、歳月の流れと共にその有志は数を減らし、2006年には劉維添氏(以下劉氏)お一人と
なってしまいました。

 それでも劉氏は毎年一度も欠かすことなく慰霊祭を執り行って来られました。

 2007年春に、この慰霊祭を引き継いだ弊社代表の渡邊崇之が獅頭山を訪れました。

 劉氏がお一人となられても慰霊祭を続けられていることを知り、その事にとても感動した渡邊
は、その年から知人を連れて、慰霊祭ツアーを企画し、今では台北より大型バスを率いての慰霊祭
ツアーが定着しています。

 その劉氏が2013年の慰霊祭開催当日に突如天に召されました。その日からこの慰霊祭は廣枝氏の
慰霊祭であると共に劉氏の慰霊祭にもなりました。

 背筋をしゃんと伸ばし、最敬礼で位牌に向って廣枝大隊長に報告する中山小隊長(劉氏)の姿は
日本軍の上司部下のやりとりそのものでした。劉氏と丁度50歳の歳の差がある渡邊は2008年の慰霊
祭の日、その会話と劉氏のその背中を見ながら、自分が今、現在進行形で紡がれている絆の歴史の
リレーの自分が今、現在進行形で紡がれていることを自覚し、自然と劉氏に向って次のように伝え
ていたと言います。

「今後50年間、劉さんのお歳になるまで、自分がこの慰霊祭を守って行きます!」

 劉氏亡き後も、渡邊によって、引き継がれたこの慰霊祭は参列者が増え続けています。

 今年は広枝氏没後70周年で、第40回目の慰霊祭となり、劉氏の3回忌にもあたります。

 多くの皆さんで参列をお待ち申し上げております。

●開催概要

◆日 時:2015年9月26日(土)8時集合
     *17時頃解散(当日の混み具合で時間は前後します。)

◆場 所:台北駅・東3門出口 集合

◆会 費: 完全実費制1,000元程度(バス代、お布施、食事代込み)。当日回収。

◆注意事項:

 獅頭山の駐車場から勧化堂までは200段ほどの階段があります。お元気な方は徒歩で参りましょ
 う。徒歩に心配のある方は別途勧化堂専用のエレベーターがありますので、当日バス内でお知ら
 せ下さい。

◆お申込期限:2015年8月28日(金)18時

◆廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアーお申込みフォーム

 http://linkbiz.tw/index.php?%E5%BB%A3%E6%9E%9D%E9%9F%B3%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80%E6%B0%8F%E6%85%B0%E9%9C%8A%E7%A5%AD%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%81%8A%E7%94%B3%E8%BE%BC%E3%81%BF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0

◆お問い合わせ
 台灣威凌克股份有限公司(ベンチャー・リンク台湾)内
 廣枝音右衛門氏慰霊祭実行委員会
 電話:+886-(2)−2568−2334(日本語ホットライン)
 担当:坂端(さかばた)・張(ちょう)
 詳しくは公式ホームページで http://linkbiz

◆廣枝音右衛門氏慰霊祭ツアーについて

 http://linkbiz.tw/index.php?%E8%B2%A9%E4%BF%83%E7%89%A9%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E8%A3%BD%E4%BD%9C

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

*本会取扱いの書籍やDVDはお届けまでに1週間ほどかかります。また、4月1日から送料が変わ
 りました。お急ぎの場合はお申し込みの際にその旨をお書き添え下さい。その場合、送料が変わ
 ることもあることをご承知おき願います。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

●書籍お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・手島仁著『手島仁の「群馬学」講座』
・李登輝著『新・台湾の主張』
・漫画版『 KANO 1931海の向こうの甲子園』
・李登輝元総統特別寄稿掲載の別冊「正論」22号「大解剖『靖國神社』」
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』
・江畑哲男・台湾川柳会編『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』 
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂』
・小林正成著『台湾よ、ありがとう(多謝!台湾)』
・喜早天海編著『日台の架け橋』
・荘進源著『台湾の環境行政を切り開いた元日本人』
・石川公弘著『二つの祖国を生きた台湾少年工』
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・廖継思著『いつも一年生』
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』
・井尻秀憲著『李登輝の実践哲学−50時間の対話』
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

●台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム *第14号が入荷!
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

●映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『台湾アイデンティティー』 
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南』
・『台湾人生』
・『跳舞時代』
・『父の初七日』

●講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46

-----------------------------------------------------------------------------------------
◆メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の活動情報
とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

●発 行:
日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp
ホームページ:http://www.ritouki.jp/
Facebook:http://goo.gl/qQUX1

●事務局:
午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先: 

銀行口座
みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:0110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
*他の銀行やインターネットからのお振り込みもできます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2011  Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 下津井よいとこ2015/07/13

    昭和25年から平成2年迄、特に関東地方の子供達に親しまれてきた、象の「高子」の写真が日本橋高島屋で展示されている(7月14日迄)、と少し前の新聞に出ていました。高子は昭和25年に我が国にやってきて高島屋の屋上で飼われ、昭和29年に上野動物園に移動し、昭和33年からは多摩動物公園で飼育されたそうです。戦後の苦しかった時代に、子供達だけでなく、大人にとっても明るい気持ちにさせられる存在だったと云うことです。飼育係によく懐き、信頼関係が築かれていたそうです。(7月7日産経新聞東京地方面を参照)



     大東亜戦争末期の、餌の不足や、空襲による園舎の破損があった場合に備えての已むを得ぬ猛獣処分で、終戦時には国内で飼育されている、象などの猛獣は非常に少なくなっていたそうです。戦後、動物園の復興が進められ、次第に様々な動物が動物園に復帰していくなかで、特に、待望されたのが象であったのだと思います。我が国に相次いで象がやってきた昭和20年代半ば頃は、食糧事情は好転し始めていたものの、生活物資は不足しており、日本人は窮屈な生活を送っていました。子供達の娯楽も余りありませんでした。その頃の子供達が抱いた「象を見たい」と云う願いは、豊かになってからの子供達が「動物園に行きたい」と言うのとは大きく意味合いが違っていました。

     その頃、タイやインドから象が贈られてきたことには、敗戦に打ちひしがれ、また苦しい生活を送っている我が国の子供達を慰めて、元気を取り戻して欲しいと云う意味があったと思います。戦争に負けて、我が国は国際的に一層苦しい立場に置かれることになりました。然し、タイやインドは我が国に対して、象の寄贈と云う点でも厚情を示してくれたのでした。

     動物園等の飼育地で、そして巡業先で、象が多くの子供達を楽しませてくれたのでした。子供達の成長に寄与し、戦後復興の一助にもなったと云えましょう。この頃、来日した象は多くが長生きしたのだと思いますが、なかには、児童書などに書かれているように、余りに身を粉にして巡業と芸の披露を続けた、神戸市立王子動物園の「摩耶子」が早死にしてしまい、そして過労が原因と思われる、と云うこともありました。戦後復興過程に於ける、尊い犠牲だったのです。



     我が国が復興、そして高度経済成長を成し遂げてからも、象は子供達にとって人気者であり続けました。或る文房具に「象が踏んでも壊れない」と云う宣伝文句があったように力強さの象徴でもありました。昭和45年の日本万国博覧会で象祭りが行われた時、タイから象が十六頭(と会場で生まれた一頭)がやってきて、会場だけでなく、神戸港から会場に至る沿道に大勢の子供がつめかけ、象の行進を見守ったと云うこともありました。この時は、経済発展で自然に触れる機会が少なくなった日本の子供達に見せて欲しいと云うことでやってきたのでした。



     然し、昭和47年にパンダが来てからは、何かとパンダ、パンダと騒がれることが多くなり、特に昭和20年代の象にまつわる話が忘れられがちになったのではないでしょうか。パンダ来日には、明らかに中国の政治的意図があり、最近では高額の賃貸料を要求するようになり、非常に問題があります。本当はチベットの動物であるのに、分捕られて中国の動物とされてやって来たパンダも可哀そうなものです。



     中国とは全く異なり、タイやインドは我が国に対する好意、厚情として象を寄贈してくれたことを忘れてはなりません。



     阪神地方では、恐らく昭和十年代後半以降生まれの人であれば、王子動物園の「諏訪子」や天王寺動物園の「春子」を大半の人が見物した記憶があると思います。残念ながら、それらの象はもういません。東京では、井の頭自然文化園の「はな子」が元気に毎日を送っています。これからも長生きして欲しいと思います。