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【メルマガ日台共栄:第2332号】 李登輝元総統が新年祝賀のメッセージ動画を発表!

2015/02/18

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.2332]
1>> 李登輝元総統が新年祝賀のメッセージ動画を発表!
2>> 多くの秘話がさりげなく挿入された李登輝著『新・台湾の主張』 宮崎 正弘(評論家)
3>> 李登輝著『新・台湾の主張』が順調に重版! 
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1>> 李登輝元総統が新年祝賀のメッセージ動画を発表!

 台湾は2月19日に春節を迎える。旧暦のお正月だ。新年を迎えるにあたり、李登輝元総統は昨
日、新年を寿ぐお祝いメッセージ動画を、董事長をつとめる李登輝基金會のホームページに発表さ
れた。

 メッセージでは、昨年3月の「太陽花学運(ひまわり学生運動)」によって大きな政治的変化が
台湾にもたらされ、多くの人々が公民としての自覚に目覚め、統一地方選挙にその結果が現れたと
指摘され、台湾人としての尊厳をもって民主、自由、平等という国家を造って行こうなどと大要述
べられている。

 李登輝基金會のホームページに掲載された中文と台語の字幕も転載し、下記にご紹介したい。

                ◇   ◇   ◇

◆李登輝前總統2015賀年短片
 http://youtu.be/q85U_RWppaQ

〈中文譯稿〉

全國親愛的郷親,大家好!新年恭喜!

感謝各位郷親,長期對登輝的關心與愛護。

去年台灣社會發生很大的變化,三月學生運動改變了台灣政治的發展,年青人利用自已的知識與能
力,透過網路科技的發展,集合全體的力量,大聲傳達「主權在民」的觀念,改變了台灣民衆對政治
的態度,人民更加瞭解只有參與政治才能?改變政治。

公民的覺醒,在去年的地方選舉發揮力量,人民用選票表示對執政黨的不滿。這股力量進一?要求台
灣的民主改革,要求進行修憲,希望透過憲政的改造工程,共同來創造國家的未來,讓台灣的民主永
遠繼續發展。公民的參與,讓我們再一次看到台灣進?的力量,看到國家的希望與美好的將來。

除了憲政體制的問題,現在國家財政、經濟、社會公平的問題,世代與土地正義的問題,都需要進一
?的改革。我們要相信,只要我們繼續共同打拼,一定能?改變我們的社會,達成我們的目標與希
望。

新的一年,希望我們共同來推動台灣的進?,讓毎一個台灣人有尊嚴、過好的生活,同心來建設我們
的幸福家園,讓我們所疼惜的台灣,成為一個民主、自由、平等的國家!

最後,再一次祝福大家,新春如意,平安快樂!感謝!

祝大家,新春如意,平安快樂!謝謝!

〈台語字幕〉

全國親愛的郷親,大家好!新年恭喜!

感謝各位郷親,長期對登輝的關心佮愛護。

舊年台灣社會發生真大的變化,三月學生運動改變了台灣政治的發展,少年人利用家已的知識佮能
力,透過網路科技的發展,集合全體的力量,大聲傳達「主權在民」的觀念,改變了台灣民衆對政治
的態度,人民閣較瞭解只有參與政治才會當改變政治。

公民的覺醒,佇舊年的地方選舉發揮力量,人民用選票表示對執政黨的不滿。這股力量進一?要求台
灣的民主改革,要求進行修憲,希望透過憲政的改造工程,共同來創造國家的未來,互台灣的民主永
遠繼續發展。公民的參與,互咱閣一次看到台灣進?的力量,看到國家的希望佮美好的將來。

除了憲政體制的問題,現在國家財政、經濟、社會公平的問題,世代佮土地正義的問題,攏需要進一
?的改革。咱愛相信,只要咱繼續共同打拼,一定會當改變咱的社會,達成咱的目標佮希望。

新的一年,希望咱共同來推動台灣的進?,互?一個台灣人有尊嚴、過好的生活,同心來建設咱的幸
福家園,互咱所疼惜的台灣,成為一個民主、自由、平等的國家!

最後,閣一次祝福大家,新春如意,平安快樂!感謝!

祝大家,新春如意,平安快樂!謝謝!

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2>> 多くの秘話がさりげなく挿入された李登輝著『新・台湾の主張』 宮崎 正弘(評論家)

【宮崎正弘の国際ニュース・早読み:平成27年(2015)2月18日

李登輝『新・台湾の主張』(PHP新書)

デフレは日本経済を萎縮させたばかりではない。日本の精神をデフレ状態として国家の発展を停滞
させたのだ。

 李登輝元台湾総統は司馬遼太郎氏との対談で「台湾人に生まれた悲哀」と言った。じつに象徴的
な表現である。

 司馬氏が残した膨大な作品群のなかで、この李登輝総統との対談を含めた『台湾紀行』は、駄作
の多い氏のなかでは傑作中の傑作である。

 さて李登輝元総統は嘗て『台湾の主張』を出版され、日本での翻訳本もベストセラーとなった。

 その後、『「武士道」解題』など多くを饒舌に語られ、日本に講演旅行にも来られて、いずこも
満員。行く先々で歓迎の人並みが絶えなかった。戦後うしなった指導者の像を多くに日本人が李登
輝総統に仮託したからだ。

 昨秋来日の折、評者も久しぶりにお目にかかったが、90歳をこえたことが信じられないほど矍鑠
として、主賓席のテーブルは曾野綾子氏、小田村四郎氏、そして渡邊利夫氏だった。それぞれ総統
が特別の思いを抱いている人々で、その由来に関しては説明する必要はないだろうが、本書でちゃ
んと述べられている。

 こんかいの著作で、李登輝総統はいったい何を主張されたいのだろうか、新書のかたちで簡便
に、簡潔に訴える方法をとられたのは、何かの意味があるに違いない。

 通読して涙が止まらなかった。

 そしてこれまで直接語られなかった、あるいは日本人の多くが知らなかった多くの秘話がさりげ
なく挿入されている。

 評者にとっては、「えっ。そうだったのか」と過去の歴史のミステリアスな部分がさっと解けて
いくような気分にもなったのである。

 たとえば蒋経国は、なにゆえに突如、本省人の李登輝を副総統に任命したのか。最後の決断の心
理的な、あるいは社会的背景との関連がいまひとつ分からなかった。蒋経国は当局に米国から帰国
したばかりの李登輝氏の身辺の精密な調査を命じていた。

 そして1972年に行政院長(首相)になると、李登輝を国務大臣に抜擢し、農業改革の先頭を担わ
せる。ついで75年に蒋介石が急死すると、憲法の手続きを経て総統になる蒋経国は、いきなり李登
輝を台北市長に任命したのだ。

 さらに李登輝の自宅へ3ヶ月ほど毎日のように通い、留守のときは応接間に上がり込んで、帰宅
を待ったというのだ。つまり蒋経国はじっと李登輝を観察していたのである。権力欲も立身出世欲
もない、稀な指導者像をそこに見いだした。

 李登輝総統はかく回想される。

「私の日本的なところを非常に高くかっていたように思える。仕事に対しては責任をもって誠実に
やってきたし、嘘もつかない。出世したいという欲もないからおべっかも使わない。こうしたこと
も含めて蒋経国は私のことを評価していたのだと思っている」(80p)。

 1884年、寝耳に水。蒋経国は李登輝を副総統に任命する。

 そして3年後の憲法記念式典で蒋経国は「蒋家の血を引く総統は自分限りだ」と宣言するにいた
る。

 88年1月、蒋介石の子、蒋経国は急死した。中華民国憲法の規定に従って李登輝はただちに台湾
総統に就任した。

 それからが多難な日々、とりわけ国民党残党の守旧派や軍との激しい闘いが始まった。頑強な中
華思想の持ち主達をいかにして説得し、96年に民主選挙実現までを導いたか、とくに●柏村・参謀
総長を国防部長から行政院長へとポストを移行させながら、かれの権力基盤をそいで行ったかの秘
話がさりげなく語られているのである。

 ほかにも取り上げたい箇所がいくつもあるが、現状認識という文脈でとくに重要なのは李登輝が
いまの中国共産党指導部をいかに位置づけしているかという点であろう。

 総統はこう分析する。

「習近平主席は領土的な野心を隠そうとせず、周辺諸国と至る所で紛争を起こしている。近年の中
国は、自国民の不満を逸らすため周辺国に覇権的な干渉をくりかえしているが、こうした動きは今
後も続くのではないかと、国際社会は危惧している。(中略) 中国の軍事的膨張と実力行使によ
り、アメリカは大きな負担を強いられているが、中国側はアメリカ単独ではアジアの安定を維持す
る力がないことを見抜いている」

 それゆえに李登輝は安倍政権の集団的自衛権の行使容認を高く評価し、言外に日本人の武士道精
神の復活を促しているのである。

 日本は経済的デフレに長く悩まされ、「失われた二十年」を過ごすことになったが、ろくな指導
者がいなかったことも手伝い、どん底まで堕落した。

 転機がきた。

 最後にこう言われる。

「デフレはたんに経済的な問題ではなく、日本の政治指導力の問題だ。日本は米国依存と中国への
精神的隷属から抜けださなければ、いまの苦境を脱することが出来ない。国際社会における日本の
経済的自立、精神的な自立こそがデフレ脱却の大きな鍵だ」(175p)。

 この箴言こそは李登輝総統の真骨頂である。

●=都の左が赤(カク)

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3>> 李登輝著『新・台湾の主張』が順調に重版! 

 李登輝元総統が1月16日に出版された『新・台湾の主張』が順調に版を重ね、発売以来、きわめ
て堅調な売れ行きだという。発売から4日目の20日に第1回目の重版(2刷)が決まり、2月早々に第
2回目の重版(3刷)、2月13日には第3回目の重版(4刷)が決まったそうだ。出版不況が続くさな
か、かなり早いペースの増刷と言えるだろう。

 本会でも発売当初からご案内していて、申し込みはすでに150冊ほどになる。1ヵ月で150冊はか
なりはやいペースだ。

 好調な売れ行きの要因は、宮崎正弘氏が指摘されているように「これまで直接語られなかった、
あるいは日本人の多くが知らなかった多くの秘話がさりげなく挿入されている」ことや、日本のデ
フレ分析を日本の政治指導力に起因していることを指摘するなど、的確な分析がなされていること
にあるようだ。

                ◇   ◇   ◇

誕生から現在まで、李登輝元総統の軌跡をご自身の論考から時系列で組み立てた本書は、台湾で進
んでいる「国造り」を理解するうえでも、台湾の素顔を知る点からも最良の本!

                *   *   *

 台湾の民主化を成し遂げ、哲人政治家と称される著者は、台湾人は今こそ「日本精神」を顧みな
ければいけないと説く。日本統治時代の日本人が持っていたとされる「誠実」「勤勉」「奉公」
「遵法」などを胸に、台湾との統一併合をめざす中国と対峙せよと語るのだ。

 ベストセラー『台湾の主張』から16年、92歳になった著者が、改めて日本と台湾への思いを著
す。新渡戸稲造や後藤新平からの影響、農業経済学者としての活躍、台湾総統として抱いた志、中
国の軍事膨張に対して示した毅然たる姿勢……。そして日台の今後を見据え、東アジアの平和のた
めに進むべき道を説く。(本書「内容紹介」より)

第1章:日本精神に学ぶ  第2章:台湾民主化への道
第3章:新台湾人の時代へ 第4章:日本と台湾の国防論

【PHP研究所  発売:2015年1月  定価:842円(税込) 新書判・並製・208頁】

               ◇   ◇   ◇

◆頒 価:会員:760円(税込)  一般:840円(税込)

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・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
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