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【メルマガ日台共栄:第2315号】 阿扁回家―在宅治療の裏側  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

2015/01/23

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.2315]
1>> 阿扁回家―在宅治療の裏側  迫田 勝敏(ジャーナリスト)
2>> 李登輝著『新・台湾の主張』の読中感  好田 良弘(李登輝学校研修団第1期生)
3>> 李登輝著『新・台湾の主張』のご案内
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1>> 阿扁回家―在宅治療の裏側  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

 阿扁(アピェン)と愛称され、収賄罪などで服役中の前総統・陳水扁が在宅治療のため監獄を出
た。獄中で「廃人同様」になっていただけに当然の措置だが、実現まですんなりとはいかなかっ
た。当局は焦(じ)らしに焦らせてようやく出獄。「阿扁回家」までの紆余曲折は人権よりも党利
党略、個利個益の「政治」が優先する今の台湾社会を象徴している。

◆馬英九はどこまで関与か

 在宅治療は阿扁側も申請し、医師団も建議していたが、馬英九政権は拒否してきた。それが昨年
暮れ、突然、法務部長の羅瑩雪が再申請を促し、百八十度の方針転換をした。なぜか? 

 台湾のメディアには11月の統一地方選挙で与党国民党が惨敗したのが原因との分析が多かった。
台湾政治は党旗の色から藍軍と呼ばれる国民党と緑軍の民進党の激突。選挙で藍軍が大敗。藍軍は
藍緑和解のため緑軍が求める在宅治療を認めたというわけだ。

 しかしこの重大決定を総統・馬英九は知らなかったという。羅が独断でやったことというのだ
が、それが本当なら惨敗で党内で馬の求心力はますますなくなっていることになる。在宅治療につ
いて馬は「法に従って処理する」としか言わないが、前台北市長・●龍斌も在宅治療に公然と野党
の主張に賛同を表明。年明け。党主席に就任した新北市長・朱立倫も同調していた。党内で馬離れ
が顕著なのだ。羅はそんな流れの中で在宅治療を認めたのか。

 もっともこんな重大事だ。総統の同意なしで在宅治療は有り得ない。そこでこんな解説もある。
馬は次期主席が確実だった朱が在宅治療を認めて緑軍からも歓迎され、得点するのを防ぐため、先
取りして認めた─と。ならば、クリスマス前にも出来たのを、交通渋滞で公文の到着が遅れたなど
つまらない理由でなぜ、焦らしに焦らせて年明けにしたのか。それは反阿扁の外省人勢力を宥(な
だ)めるパフォーマンスか。馬は緑軍にも、党内外省人派にもいい顔し、ライバルに得点をさせな
かった─テレビのトーク番組ではあれこれと解説された。

●=都の者が赤(カク)

◆浮かない顔の民進党・蔡英文

 一方の民進党。統一地方選挙では敵失で空前の大勝利をし、意気上がるところへ阿扁の在宅治
療。その間は刑期にカウントしないから、日本式の仮釈放とは違うが、在宅治療の延長は可能。最
長3ヶ月のはずだが、台湾紙は「釈放」と書いた。事実上、このまま釈放されるのか。となれば緑
軍にはまさに大勝利だが、党首、蔡英文はなぜか浮かない顔だ。

 それも分からないではない。台湾メディアが伝える裏話にこんなのがあった。阿扁の在宅治療を
求めて元副総統の呂秀蓮がハンストをした時、緑軍の一部立法委員(国会議員)が法務部に「すぐ
に帰して呂の手柄にしないでくれ」と頼んだとか。呂の功績となると主席のメンツは? もともと
まとまりのなさを指摘される民進党だが、まさしく党内分裂を示す話だ。

 もっと凄い解説もある。馬英九が民進党の一部と取引をしたという話だ。馬は阿扁の在宅治療を
認める代わりに阿扁無罪を主張し、阿扁支持の台南の市議会議員グループは国民党の議長候補に投
票する。実際、その通り民進党議員の「裏切り」で議長ポストは逆転で少数派の国民党が得た。そ
のグループは「一辺一国連線」ではないかと一部で指摘され、そこに所属する民進党の女性立法委
員が泣いて抗議する一幕もあった。

 これで馬は民進党の牙城ともいえる台南に楔を打ち込んだ。史上最高の得票率で再選され、次期
総統候補とも目される市長・頼清徳に一撃を加えた格好だ。民進党の重鎮に民進党議員の「裏切
り」をどうみるか聞いてみると「うーん、複雑」と言うだけ。獅子身中の虫を抱えて、主席・蔡は
来年の総統選をどう戦うのか?

◆「いつでも死ぬ危険」の陳水扁

 国民党、民進党双方の政治的な思惑が錯綜する中、阿扁は在宅治療に入った。家族は服役中に台
北から高雄に転居しており、阿扁にとっては初めての自宅。直前にモーテルで体を洗い、髪を整え
て身障者の夫人と高齢の母が待つ自宅に入った。これで病状改善なら万々歳だが、その可能性は極
めて小さい。

 阿扁の容態は「脳が17%萎縮し、神経退化で肺炎や敗血症などを引き起こし死に至る危険あり。
睡眠時無呼吸症候群で死のリスクは健常者の1・87倍。一日平均70回以上の頻尿。自殺する恐れは
排除できない」という状態。診断書には治療の手立てなく、家族と過ごすことで精神的に安らぎを
得ることが大切とあった。医師団は治療を諦めたのである。だから法務部矯正署は「いつでも死ぬ
危険ある」として在宅治療を認めたのだ。獄中で死なれたら困るという責任逃れではないか?

 台中の監獄は狭く、机も椅子もベッドもない。阿扁は床に寝そべって震える手で文章を書いた。
自殺防止の監視のため灯りは消さず、健康体を獄中で廃人同様にする。人権尊重どころか命は政治
駆け引きの材料でしかない。阿扁の罪は消えるわけではないが、この国には「罪を憎んで人を憎ま
ず」という言葉はないのか。確か孔子の言葉だったはずだが…。(敬称略)

                              【「透視台湾」2015年1月号】

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2>> 李登輝著『新・台湾の主張』の読中感  好田 良弘(李登輝学校研修団第1期生)

 李登輝先生の最新著作『新・台湾の主張』を購入しました。

 未だ、全文の読破に至ってはおりませんが、「第二章・台湾民主化への道」を読み、李登輝先生
の偉大さに改めて感銘を受け、「読後感想」ならぬ「読中感想」を提出したくなりました。

 それにしても、政治的野心は一切なかった李登輝先生が、あるいはそれ故かもしれませんが、結
果的に総統に上り詰め、しかも比類のない政治手腕を発揮して、台湾を民主化に導いたことは、長
い暗黒時代の後に、女神が台湾に微笑んだ出来事だった、と思わざるを得ません。

 また、人格と手腕を兼ね備えた指導者が台湾に出現し、我が国に対して期待を寄せ、激励し続け
ていることは、醜悪な指導者たちに率いられた、醜悪な近隣諸国に囲まれた現状との対比において
も、大変な幸運でした。

 これほど卓越した手腕を発揮し、実績を残した李登輝先生が、未だにノーベル平和賞を受賞して
いないことが不思議ですが、そのご功績は、我が国として公式に顕彰すべきです。

 叙勲には一般推薦制度もあるようですが、「民の欲するところ、常にわが心にあり」を貫かれた
李登輝先生に対して、「日の本の民」として、応えられないものでしょうか。

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3>> 李登輝著『新・台湾の主張』のご案内

*本会ホームページからもお申し込みできます。

 誕生から現在まで、李登輝元総統の軌跡をご自身の論考から時系列で組み立てた本書は、台湾で
進んでいる「国造り」を理解するうえでも、台湾の素顔を知る点からも最良の本!
                *   *   *
 台湾の民主化を成し遂げ、哲人政治家と称される著者は、台湾人は今こそ「日本精神」を顧みな
ければいけないと説く。日本統治時代の日本人が持っていたとされる「誠実」「勤勉」「奉公」
「遵法」などを胸に、台湾との統一併合をめざす中国と対峙せよと語るのだ。

 ベストセラー『台湾の主張』から16年、92歳になった著者が、改めて日本と台湾への思いを著
す。新渡戸稲造や後藤新平からの影響、農業経済学者としての活躍、台湾総統として抱いた志、中
国の軍事膨張に対して示した毅然たる姿勢……。そして日台の今後を見据え、東アジアの平和のた
めに進むべき道を説く。(本書「内容紹介」より)

第1章:日本精神に学ぶ  第2章:台湾民主化への道
第3章:新台湾人の時代へ 第4章:日本と台湾の国防論

【PHP研究所  発売:2015年1月  定価:842円(税込) 新書判・並製・208頁】

                 ◇   ◇   ◇

◆頒 価:会員:760円(税込)  一般:840円(税込)
     *送料:2冊まで=82円 3冊以上=実費 (日本国内のみ。入会希望の方も会員価格)

◆お申込:申し込みフォーム、メール、FAX
     ・http://goo.gl/XHYvdt
     ・E-mail:info@ritouki.jp
     ・FAX:03-3868-2101

◆申込先:日本李登輝友の会
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
 TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
 E-mail:info@ritouki.jp
 HP:http://www.ritouki.jp/

◆支払い:代金後払い  *本と一緒に請求書を送付します。

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李登輝著『新・台湾の主張』お申し込み書

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【日本李登輝友の会:取り扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/
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台湾で起きている食品安全問題で、台湾からの輸入食品全般に対する日本の税関の検査が厳しく
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・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)

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