国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第1696号】 生命之旅 ― 李登輝元総統の執念  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

2012/10/03

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━ 【平成24(2012)年 10月3日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.1696]
1>> 生命之旅 ― 李登輝元総統の執念  迫田 勝敏(ジャーナリスト)
2>> 「旺旺」と総統の事情  吉村 剛史(産経新聞台北支局長)
3>>【ご案内】 李登輝元総統も激賞の映画『跳舞時代』DVD(日本語字幕付)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆【ネット署名(第5期)】台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1988.html
  *第5期ネット署名数:524人(10月3日現在)
  *第5期署名期間:平成24(2012)年8月21日〜10月31日

● 李登輝元総統も激賞の映画『跳舞時代』DVDお申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0120.reg

● 映画『父の初七日』DVD(日本語字幕)お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0126.reg

● 盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0122.reg

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 生命之旅 ― 李登輝元総統の執念  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

 李登輝元総統が年初から台湾各地を視察旅行している。主として農村や中小都市。「生
命の旅」と名づけて、そこの暮らしや産業を見て回っている。来年1月には90歳になる。猛
暑の中を行った今年4回目の旅に同行し、高齢を押して歩き続ける李元総統の胸の中にある
のはなにかを考えた。

◆南投、台中地震被災地回る

 4回目の旅は13年前の台湾中部大地震の被災地、南投県と旧台中県を回った。高鉄の台中
から車だ。車列は7台。最後部に取材陣のバスが2台連なり、前後にパトカーや白バイが付
く。高速道路に車はない。通過時間だけすべての車を止めているのだ。一般道路の交差点
には警官が立ち、信号を止め、手信号で車列を通す。これが元総統への優遇措置なのだろ
う。

 最初の訪問地は南投県中寮郷の清水小学校。山中深く分け入った斜面に2階建ての校舎。
地震で斜面が崩れ、校舎は全壊し、生まれ変わって、モダンな木造校舎になった。生徒数
は約90人。その3分の1が「新台湾の子」。つまり東南アジアや中国など外国人配偶者との間
に出来た子供たちだという。

 李元総統は子供たちと手を繋ぎ、先生たちの再建話に耳を傾けていた。近くの「瀧林書
斎」では地震後、米国から移住し、地元の子供たちに無料で英語を教える台湾人の話を聞
き、「台湾の歴史の話なら私が教える」と半ば本気で話していた。続いて埔里鎮桃米里の
「紙の教会」。神戸から送られた柱も壁も紙製の教会だ。宿泊は鹿谷郷の欧州風のゴージャ
スなホテル。地震で建物は無事だったが、欧州から輸入の調度品などが壊れ、修復に5億元
かかったという。

◆地元の声をじっくり聞く

 翌日からはお茶の合作社、パイナップルケーキの工場、地震で壊れた小学校をそっくり
記念博物館にした「九二一地震教育園区」、清酒工場、知的障害者の施設を回り、最終の3
日目は生産量のほぼ全量が日本向け輸出という文心蘭の農場と地震でダムの一部が決壊し
た石岡ダムを見た。

 何度かインタビューした経験では、李元総統は話好きで、一つ質問すると、とうとうと
話し出し、なかなか次の質問ができない。ところが生命の旅では違った。どこへ行っても
人の話をじっくり聞く。そして熱心に質問をし、時にはアドバイスもする。文心蘭の農場
では、生け花では花を長いまま使ったり、短く切ったりするから、同じ長さでなく、長短
混ぜて輸出したらどうかと提案していた。

 「なぜ、地方巡回を始めたのか?」と聞くと、「総統を辞めてから地方を回っていない。
とくに地方の話を聞いていないから」。確かに地元の人の説明をよく聞く。総統として最後
の年に起きた大地震、自身がヘリですぐに現地入りして陣頭指揮した救援、復興活動をし
た大地震、あれからよくぞここまで復興したという感慨もあったのだろう。それが熱心な
視察になった。

◆尖閣より経済、人民は困窮

 だが、どうもそれだけではない。2日目の朝、同行記者団と一時間ほどの懇談をした。冒
頭、「尖閣は日本の領土、問題は漁業権」と持論を展開、次いで「尖閣の問題なんかやっ
ている暇はないよ、今は経済だよ、台湾の経済は酷い。人民はみんな困っているよ」と語
気を強めた。

 李元総統は台湾の行く末が心配でならないのだろう。総統辞任後、12年。主計総処の統
計では、台湾の今の実質賃金は15年前の水準より低い。李登輝時代から増えるどころかマ
イナス。「尖閣どころじゃないよ」というのはもっともだ。総統時代に自ら民主化を進め
た台湾はこのままでは衰退していくと危機感を持つ。「生命の旅」は台湾の生命を守り、
生き返らすための旅。その執念が90歳になる老人を走らせている。

 実は旅の前にインタビューをしたが、李前総統は生命の旅では、地方の人材も発掘した
いとも言っていた。菅直人前首相の福島原発視察の話をした時、「リーダーは視察に行け
ばそれでいいということではない。行ったらそこで人民の生の声を聞くこと。それが一番
大事だ」と言っていた。続けて「総統を罷免できるかなぁ」とも呟いた。これは菅直人批
判であると同時に馬英九総統批判でもあった。

◆新たな挑戦は総統罷免?

 台北に戻って間もなく李前総統は、台湾団結連盟の代表大会に出席した。大会は総統罷
免を求める住民投票の署名集めのステーション開設準備を進めることを決めた。就任1年間
は総統罷免を求めることはできない。目標は就任1年になる来年5月。総統批判の声は広が
っている。新党の王監察院長までもが総統は「無能」と言い出した。地方の人民の声をバ
ックに、地方の新たな人材を集めて李元総統の新たな挑戦が始まるのかもしれない。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 「旺旺」と総統の事情  吉村 剛史(産経新聞台北支局長)
 
【産経新聞:2012年10月3日「台湾有情」】

 日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化後も台北の街はいたって平穏で、週末、作務
衣(さむえ)姿で外出しても、人々はいつも通り親切だ。日本への抗議デモも特定の団体
による予定の行動のみ。日台交流行事にも全く支障はない。

 それだけに日台漁業交渉再開に努力してきた現場の嘆息は当然だろう。

 「再開は『旺旺』に乗っ取られたも同然だ」

 9月25日、地元県政府が延期を求める中、日本領海に侵入した台湾北東部・宜蘭の地元漁
民の漁船団に、巨額の燃料費を支援したのが中国市場で成功し、台湾有力メディアも傘下
に持つ「旺旺」グループの蔡衍明会長(55)だ。

 新潟の製菓会社の技術支援で宜蘭の食品会社を巨大企業に育てた半生に興味を持ち、取
材を申し込んだこともあるが「最近はほとんど中国大陸。台湾にはいません」という。

 燃料費支援の狙いは定かではないが、中国の影響を指摘する声は強い。

 「主権問題で弱腰」とも批判されている馬英九政権は、25日の漁船団の抗議には12隻の
巡視船を同行させた。日本領海内での海上保安庁巡視船との放水合戦に留飲を下げた人も
いるかもしれないが、民放の同月25、26日の世論調査によると馬総統の支持率は就任以来
最低の13%だった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>>【ご案内】 李登輝元総統も激賞の映画『跳舞時代』DVD(日本語字幕付)

*在庫が切れていましたが、すでに入荷していますのでご安心ください。

 1930年代の昭和初期、洋装した台湾のモボ・モガが街を闊歩し、カフェで愛を語る。日
本時代の台湾に独自の文化が花開いていたことを示す映画「跳舞時代(ダンス時代)」
は、李登輝元総統も「台湾人のみならず、日本の方にもぜひ見ていただきたい作品」と激
賞。

 共同監督の若い女性2人組は、この映画を製作した理由について「苦しいことばかりだっ
たと教えられた日本時代だが、祖父母の世代にも輝くような青春があり、まばゆいばかり
の恋愛があったことを知ったから」と話している。

 台湾文化が花開いた「跳舞時代」を、懐かしいメロディと共にどうぞお楽しみくださ
い。

 なお、このDVDは日本語字幕付です。また、日本語の他に、中国語、英語、スペイン
語の字幕表示も可。音声は台湾語が主です。             【1時間44分】

                  ◇  ◇  ◇

◆頒布価格 会員価格:3,500円 一般価格:3,980円 (送料:1枚160円)
       *日本国内のみ
       *入会希望者も会員価格

◆申込方法 下記の申込みフォームから、または注文数、ご氏名、電話、ご住所、を明記
      の上、メールかFAXで。

      ・申込みフォーム:http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0120.reg

◆申 込 先 日本李登輝友の会事務局
       〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
       TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
       E-mail:info@ritouki.jp HP:http://www.ritouki.jp/

◆お支払い 代金後払い(郵便局・銀行)*DVDとともに請求書と郵便払込取扱票を送付!

-----------------------------------------------------------------------------------------
映画『跳舞時代』DVD お申し込み書

・注文数:     枚

・振込方法:郵便局・銀行 

・会籍:会員・一般・入会希望

・ご氏名:

・電話番号:

・ご住所:〒

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【日本李登輝友の会:取り扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

● 「ありがとう台湾オリジナルTシャツ」お申し込み *在庫切れ:緑・M、L、LL 白・LL
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0097.reg
  *詳細は本会HPに掲載↓
  http://www.ritouki.jp/news/distribution/t-shirts.html

● 『台湾歌壇』(第17集) お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0123.reg

● 友愛グループ機関誌『友愛』(第1号〜第12号)お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0082.reg

● 廖継思著『いつも一年生』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0075.reg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 日本李登輝友の会「入会のご案内」

  入会案内 http://www.ritouki.jp/guidance.html
  入会お申し込みフォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

-----------------------------------------------------------------------------------------
◆ メールマガジン「日台共栄」

  日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の
  会の活動情報とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

● 発 行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
      TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
      E-mail:info@ritouki.jp ホームページ:http://www.ritouki.jp/

● 事務局:午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

● 振込先:銀行口座 
      みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
      日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
      (ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

      郵便振替口座
      加入者名:日本李登輝友の会
      口座番号:0110−4−609117

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2011  Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan


規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。