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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄;第1597号】 「総統罷免」―試練の台湾民主政治  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

2012/06/03

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.1597]
1>>「総統罷免」―試練の台湾民主政治  迫田 勝敏(ジャーナリスト)
2>>【戸籍問題】新宿駅西口での署名活動にご協力ありがとうございました!
3>>【戸籍問題】新たな力がわいてくるネット署名のコメント
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◆【ネット署名(第4期)】台湾出身者の戸籍を「中国」から「台湾」に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html
  *署名数:492人(6月2日 3期からの継続署名数)
  *1期・2期・3期のネット署名総数=12,235人

◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
  *署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。

● 2012年・黒葉ライチお申し込み【締切:6月15日】
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0117.reg

● 2012年・台湾アップルマンゴーお申し込み【締切:7月13日】
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0118.reg

● 友愛グループ機関誌『友愛』第12号お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0082.reg

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1>>「総統罷免」―試練の台湾民主政治  迫田 勝敏(ジャーナリスト)

 東京新聞・中日新聞の上海特派員や台北支局長をつとめた後、論説委員として健筆を揮
っていた迫田勝敏(さこだ・かつとし)氏は現在、桃園県にある開南大学の応用日本語学
科で日本語を教えつつ、東京新聞・中日新聞の嘱託記者として記事を書いている。

 本誌でも「台湾ダイジェスト」に掲載された記事を紹介させていただいている。鋭い筆
鋒と分析が好評だ。

 6月号では「一意孤行」「何も変えない」馬英九をテーマに書かれている。他紙の論評で
は見られない「愛台湾」を貫くベテラン政治記者の分析だ。味読されたい。

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「総統罷免」―試練の台湾民主政治
【台湾ダイジェスト:6月号】

 「聞きましたよ。見ましたよ」─身内ともいえる聨合報などの世論調査でも、支持率
(満意度)が急落したため、馬英九総統も態度を変えた。それまでの世論調査の結果には
「政治操作だ」と一蹴してきたのとは180度の転換だ。だがそれも口先だけ。実際にはなん
の路線変更もない。予定通り2期目がスターとした。蛙の面になんとやら、か。「最後の手
段は総統罷免」と野党側は意気込むが、その道は遠く、厳しい。

◆異例、就任式当日の反対デモ

 「司法の公正さや透明度を高め…」と馬英九総統が総統府の中の就任式で過去四年の成
果を自画自賛しているとき、外では台湾団結連盟(台連)などが「台湾の主権を守れ」と
抗議デモし、大きく引き伸ばした馬総統の顔写真に次々と怒りの卵を投げつけていた。

 民選総統になって五回目の就任式だが、今回ほど激しい怒号の中での就任式はなかっ
た。司法への政治介入だと批判し、前任の陳水扁前総統の釈放を求めるグループは総統府
前の路上で座り込みを続けていたが、就任式数日前の明け方に急襲した警官隊に排除され
た。

 19日の民進党主催のデモは10万を超える人が雨の中、参加した。翌20日の台連主催のデ
モには民進党幹部も壇上に上がり、地方でもデモがあった。参加団体の主張は様々。値上
げ反対から、司法改革、原発反対、一国二区反対…。怨嗟の声がそれだけ広がっていると
いうことだ。

◆夫人にも一意孤行の馬総統

 馬総統はデモ直前に、「民衆の不満には思いやりの心をもって理解したい」とし、低姿
勢で緊急記者会見を始めた。「最近の政策は、みなさんの不便や不安を引き起こし、すま
ないと思う」としたうえで「改革の道は永遠に上り坂だ」と政策実施に理解を求めた。

 謝るわけでなし、政策変更するわけでもない。結局は何も変えないということ。実際、
焦点となっている米国産の牛肉問題では米国との貿易協定締結には不可欠だと予定通り輸
入解禁を訴え、証券取引所得税も実施の方針は不変。電力料金の値上げも実施を遅らせ、
三段階に分けただけで上げ幅は変えなかった。

 就任式の当日、総統府玄関で夫人を置き去りにして、自分だけさっさと入場、夫人が険
しい顔をして咎めていた。馬総統はよく「一意孤行(頑固で人の意見を聞かず独断的に行
う)」と批判される。夫人に対してでさえ一意孤行なのだから、一般民衆に対して独断専
行なのはやむをえないことなのか。

◆やはり出てきた「一国二区」

 しかし、独断専行を許せば、台湾を中国に売り渡されてしまうのではないか、と心配す
る向きは多い。果たして、就任演説には「一国二区」論が出てきた。中国は一つで、二つ
の地区、つまり台湾と大陸に分かれているという主張で、民進党などは統一へ向かう第一
歩と批判している。

 実際、中華民国憲法では大陸地区と台湾地区と明記し、馬総統は「歴代3人の総統もこれ
を変えていない」と断言した。だが、李登輝元総統は在任中、中国との関係を「特殊な国
と国の関係」と変えた。陳水扁前総統は「一辺一国」とそれぞれ別の国だと主張した。前2
代の総統は、憲法改正こそできなかったが、事実上、一国二区を否定している。馬総統の
発言は過去にとらわれ、現在を見ていない。歴史家ならともかく、政治家としてこれはい
かがなものか。

 馬総統は就任式後の記者会見で中国との「平和協定」について「締結の切迫性はない」
とし、そのための公民(住民)投票の計画もないとし、統一に向かうのではという不安払
拭に努めた。

◆総統罷免、長く、厳しい道程

 だが、平和協定は昨秋、馬総統自身が言い出したことだ。それを「今は切迫性はない」
という。ならば最初から言わなければいい。だから馬発言を鵜呑みにする人はあまりいな
いだろう。ではどうする。野党側はやはり「拒馬」で、罷免を求めて一部が動き出した。

 台湾の憲法では総統罷免は、立法委員総数の4分の1の提議で、3分の2の同意で成案、そ
れを公民投票にかけ、有権者の過半数の投票で、有効投票の過半数の賛成で成立する。し
かし総統就任後一年間は罷免できない。しかも立法院は与党国民党が過半数だ。

 そこで民進党の長老、辜寛敏氏らは国民党の立法委員の罷免運動を展開し、一人ひとり
と引き摺り下ろし、野党議員を増やそうと呼びかけている。公民投票実現までは長い道程
になる。だが、これが李元総統が「やり残した」という民主改革なのかもしれない。

                          (ジャーナリスト・迫田勝敏)
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2>>【戸籍問題】新宿駅西口での署名活動にご協力ありがとうございました!

 戸籍問題の署名活動は昨年7月末にはじめ、現在は第4期(3ヵ月ごとを1期)に入ってい
て間もなく1年を迎えます。

 昨日の東京は予報に反して夏日となり、恐らく25、6度になっていたようです。少し蒸し
てもいました。集合時間の午後2時、お手伝いいただく方々が次々に集まり、総勢9人で行
いました。今日はたまたま仕事が休みだったからとか、烏来の高砂義勇隊記念碑に参拝し
てきたからといって駆けつけていただいたり、現役の大学生や台湾大学日本語学科出身の
留学生にもお手伝いいただきました。

 新宿駅西口のメイン広場で本会会旗や台湾正名運動のシンボル「台湾は中国じゃな
い!」の幟(のぼり)を立てるなどの準備を始めようとすると、すぐそばにギターケース
や譜面台がすでに置いてあることに気づく。すると「こんにちは、これからライブを1時間
ほどやらせていただきます」と挨拶いただいた。

 それではと、少し場所を移動し、大型拡声器を使って署名を呼びかけるとともに、スタ
ッフが署名板を片手にアピールチラシを配り始めました。

 今回の署名活動ではいろいろありました。特に中国人がらみが多く、あるスタッフにつ
かつかと若い中国人女性が近寄り、チラシを手に取るやビリビリと破ってしまったり、中
国人と見受けられる男性が募金箱に立てかけていたプラカードを蹴っ飛ばしてみたり、こ
れまでなかった「嫌がらせ」を受けました。

 台湾出身者の戸籍の国籍表記を改正しようとすることは日本の問題であり、中国とはま
ったく関係ないのですが……。「台湾は中国じゃない!」という幟を見ただけで「カ
ッ!」ときて、早とちりしたのでしょうか。

 しかし、私たちのそばに陣取っていた絵描きのオッサンは説明を聞いていてすっかり台
湾ファンになっていただいたようで、画用紙の裏に「私は台湾を応援する」と書いて、募
金箱の横に置いてくれるなど、嬉しいこともありました。

 プラカードを蹴っ飛ばされたとき、拡声器で「コラーッ!」と怒鳴ってその男性を追い
かけようとしたのですが、その逃げ足の速いこと、アッという間に人ごみの中に入ってし
まい見失ってしまいました。すると、絵描きのオッサンが「大将、あんたは俺よりケンカ
っ早いね、ケンカはよしなよ」と諭されてしまいました。

 まあ、そんなこんなで珍事続出の署名活動でしたが、2時間はアッという間に過ぎ、93名
の方から署名をいただきました。ご協力いただいた方々に御礼を申し上げるとともに、お
手伝いいただいた方々にも御礼申し上げます。

 署名は1期が終わるごとに小田村四郎会長が「改正要望書」を付して法務大臣に届けてい
ます。現在の第4期は7月末までです。また、街頭署名を行う予定です。ご協力のほどお願
いします。

・第4期署名 平成24(2012)年5月1日〜7月31日
・第5期署名 平成24(2012)年8月1日〜10月30日

◆【ネット署名】 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html

◆ 法務大臣提出用の署名用紙
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki2011/syomei01.pdf

◆ アピールチラシ(B5判・両面)
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki2011/syomei02.pdf

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3>>【戸籍問題】新たな力がわいてくるネット署名のコメント

 ネット署名には多くの方から「コメント欄」に「改正を求める声」を書き添えていただ
いています。コメントを拝見していますと、戸籍問題の解決をはかるために新たな力が沸
いてきます。

 下記に5月7日以降の主なコメントを原文のままご紹介します。ただし、実名を公表され
ている方も含め、お名前はイニシャルとさせていただきます。

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●どうか真実が通りますように・・・
(宮崎県宮崎市 K・R)

●台湾は中国ではありません。台湾は台湾と表記してください。
(東京都文京区 M・N)

●友好を結ぶべく台湾と台湾の方達を守る為に!
(福岡県福岡市 S・M)

●貴重なお働きに感謝申し上げます。台湾国籍に戻ることをお祈り申し上げます。台湾と
 日本は常に仲良く頑張りましょう、どうぞよろしく!
(神奈川県横須賀市 A・M)

●台湾は台湾で有って中国では無い、そこに住む民は台湾人で有って中国人とは違います。
(埼玉県さいたま市 M・O)

●台湾は独立国家です。
(神奈川県横浜市 I・T)

●台湾が完全な独立を勝ち取りますように。
(愛知県知立市 Y・H)

●台湾は中国などではない。れっきとした台湾国だ。日本はこれを支持するべし。
(栃木県宇都宮市 I・H)

●わが国は台湾の独立を強力に支持すべきである。
(広島県広島市 T・T)

●至極当然!支持します。
(北海道北見市 T・S)

●台湾出身の皆様が正しい国名・国籍で生活できるようになることを希望し,この署名を
 支持いたします。
(福岡県豊前市 O・S)

●断固支持します。
(埼玉県桶川市 S・M)

●中華人民共和国と中華民国はひとつの国なのか? 日本国は、偽りにすぎない「一つの
 中国」を実現しようとする<共和国と民国の政治主張>を補完してきた。もうそんな欺
 瞞はバレバレで唾棄すべき時がきたのだ。
(栃木県佐野市 S・H)

●台湾の人は中国人ではない。これは当たり前のこと。
(山口県美祢市 I・S)

●台湾の人達に正しい戸籍を適用して欲しい。
(神奈川県横浜市 K・T)

●台湾の同朋、一緒に頑張ろう。
(東京都西東京市 S・Y)

●東日本大震災では暖かい支援をしてくれた台湾 ありがとう。こんな優しさのある人達
 と共に歩んで行きたい。台湾国 応援します。 もっと自由を。
(千葉県松戸市 S・J)

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  • メルマガ「日台共栄」編集部2012/06/05

    本会理事でもある宮崎正弘氏のメルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の昨日発行号の記事「天津市書記に再任された張高麗に政治局常任委員会入りの声あり」をご投稿として紹介していただき有難うございます。

    馬英九政権の中傾が一段と進む中、中国の新しい指導層に「台湾通」が登場してきたことにやはり注目せざるを得ません。宮崎さんの慧眼を本誌でもできるだけ紹介してまいります。

  • 名無しさん2012/06/04

    中国全土に6万社もの台湾企業が進出しており、駐在している台湾人は百万人もいる。

    最大の在中国台湾企業が富士康で、大陸内だけで54万人の雇用を誇る。シャープの堺工場に出資した郭台銘(富士康の社長)は台湾人だが、家系は山西省。つまり、外省人ゆえに大陸で大胆な展開にも、肝が据わっている。



    さて天津特別市の党書記に再任された張高麗は、天津で「天津台湾名品博覧会」を開催するほど台湾とのビジネス発展には力を入れており、中国と台湾のFTA推進派。台湾にとっては、張が政治局常任委員会入りすると、台湾へのビジネス頻度はまだ増えると歓迎風だ。



    北京政府にとっても、いまや台湾企業を正面から敵視するわけにも行かず、政治家のなかでは台商とのコネが深い人も目立つようになった。わけても、この張高麗と次期総書記になる習近平は台湾に理解が深い。



    習近平とて合計十数年が福建省勤務である(厦門市副市長、福州市書記から福建省省長をへて浙江省省長に転出し、上海市書記。そして政治局常務委員へいきなりジャンプ)



     しかも張高麗の故郷=は福建省南部の普江。一昨年九月、尖閣諸島沖合で海保の巡視船に体当たりした、あの暴力船長らが船団を組んで出航した漁村に近い。



    暴力船長の漁村(深炉港)の辺りは台湾企業の投資が顕著で、とくに繊維、紡績、アパレル工場が林立している。



    北上すればマルコポーロが来たという伝説も残る泉州市。張高麗の政治局常任委員会入りの声は在米華僑筋の情報。。。