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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第1591号】 日本は台湾防衛のために命を懸けよ  東郷 和彦(京都産業大学世界問題研究所所長)

2012/05/27

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.1591]
1>> 日本は台湾防衛のために命を懸けよ  東郷 和彦(京都産業大学世界問題研究所所長)
2>> 尖閣諸島問題 モンゴルと同じ轍を踏むな  楊 海英(静岡大学教授)
3>>【報告】千葉県支部の記念講演会で台湾と日本との重要な結びつきを再認識
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■お詫びと訂正
 東京台湾の会が5月28日に実施する「台湾人戦没者慰霊碑を訪ねる集い」の「連絡、問い
 合わせ:03-543-2466」としましたが、間違っていました。正しくは「042-543-2466」で
 した。お詫びして訂正します。参加希望者はこちらまでご連絡をお願いします。

◆【ネット署名(第4期)】台湾出身者の戸籍を「中国」から「台湾」に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html
  *署名数:459人(5月27日 3期からの継続署名数)
  *1期・2期・3期のネット署名総数=12,235人

◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
  *署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。

● 2012年・ドラゴンライチ、黒葉ライチお申し込み【締切:5月31日・6月15日】
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1>> 日本は台湾防衛のために命を懸けよ  東郷 和彦(京都産業大学世界問題研究所所長)

 現在、京都産業大学の世界問題研究所の所長をつとめる東郷和彦(とうごう・かずひ
こ)氏は、終戦時に日本の外務大臣で、いわゆる「A級戦犯」で巣鴨刑務所で服役中に病
没した東郷茂徳を祖父とする。台湾との縁も深い。淡江大学の客員教授などを務めてい
る。

 その東郷和彦氏が月刊「日本」6月号で「台湾問題こそ日本人が文字通り命を懸けるに値
する」と喝破している。

 ロシアン・スクール出身の東郷氏は、確か同じロシアン・スクールの丹波實・元サウジ
アラビア大使などと気脈を通じていたはずだが、鈴木宗男議員の問題でオランダ大使を罷
免されたと伝えられている。

 その真相はともかく、この台湾に対する認識は正鵠を得ている。月刊「日本」のホーム
ページ掲載のさわりをご紹介したい。

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日本は台湾防衛のために命を懸けよ  東郷 和彦(京都産業大学世界問題研究所所長)
【月刊「日本」5月号】

 中国の台頭を前にして、日本はこれまでの「親日国家・台湾」という単純な認識から脱
却し、日台関係を刷新する必要に迫られている。

◆台湾をめぐる米中の覇権争い

―― 急速に強大化している中国は周辺諸国を取り込むべく、政治的にも経済的にも様々
な画策を行っている。

東郷 現在、中国は西太平洋へ進出し、いわゆる第一列島線、第二列島線を勢力下に置こ
うとしている。第一列島線の中にある台湾は中国にとって最重要地域であり、第一列島線
上の沖縄や、その間に位置している尖閣諸島も同様である。

 日本が石油を輸入する際はマラッカ海峡や台湾海峡を通らざるをえないため、ここを中
国に抑えられることは日本の安全保障にとって大きな問題だ。

 また、アジア太平洋への回帰を始めたアメリカにとっても、中国の海洋政策は脅威であ
る。現在進んでいる米軍再編は、明確に中国の制海権拡大の動きに対抗するものである。

 この米中による覇権争いという視点を抜きにして、台湾問題について語ることはできな
い。

 私は今年の2月に、米中上海コミュニケ発出40周年記念シンポジウムに出席する機会を得
た。40年前の1972年、アメリカのニクソン大統領が中国を電撃訪問し、北京で毛沢東や周
恩来と会談した。いわゆるニクソン・ショックである。その成果として、外交関係の設定
には至らなかったが、「上海コミュニケ」と呼ばれる文書が採択され、米中関係の正常化
が始まった。

 このシンポジウムには、中国からは上海市副市長や崔天凱外交部副部長(副大臣にあた
る)など、アメリカからはリチャード・ソロモン(ニクソン訪問を準備したチームの一
人、現・米平和財団理事長)やクリストファー・ヒル(六カ国協議元米国首席代表、現・
デンバー大学国際関係学部長)などが参加していた。

 シンポジウムでは、その全体を通して、米中関係が両国にとってだけでなく世界にとっ
て極めて重要であることが強調された。それと同時に、両国間には互いに譲ることのでき
ない権益が存在する、といった緊張感も漂っていた。

 そこでは台湾問題に関するやり取りもなされ、ソロモンが「台湾海峡をめぐる情勢も大
きく変わってきている。…未来を見れば、政治解決への希望が強まっている」と述べるな
ど、この問題について両国が敏感になっていることが肌で感じられた。

(中略)

◆日本人は台湾防衛のために命を捨てよ

―― 拡大を続ける中国を前にして、我々は心情的にも地政学的にも、日台関係を見直さ
なければならない時期に来ている。

東郷 私はかつて、台中のある大学で行われた講演会で「トーゴー先生は台湾独立を支持
しますか」と質問された時、「自由に表明された台湾の人たちの意思を支持します」と答
え、独立の是非について明言を避けた。

 この時私が念頭においていたのは、日本がポツダム宣言を「国体の護持」を条件として
受諾すると通告したことに対して、アメリカ側からなされた「日本の政体は日本国民が自
由に表明する意思のもとに決定される」という回答である。

 台湾に住めば、台湾人の多くが、中国とは違った政体の下で独立国家をつくりたいとい
う気持ちを持っていることが痛いほど伝わってくる。

 だが、仮に台湾人が自由意思の下、中国と一つになることを望むのであれば、日本はそ
れに反対すべきではないと思う。それが日本の安全保障を脅かすことになろうとも、日本
にその権利はない。

 しかし、これは全くの仮定の話ではあるが、台湾人が自由意思の下で中国への併合を臨
んでいないことが明らかであるにもかかわらず、中国が軍事力によってこれを抑えようと
する事態が生じてしまった場合、日本人は台湾防衛のために台湾と共に戦うことを考える
べきだ。

―― それは何故か。

東郷 私は、歴史に依拠し、歴史を鏡として生きることこそ最も重要なことだと考えてい
る。現代を生きる我々は、歴史を知り、それに誇りを持つと同時に、歴史に対する責任を
負わねばならない立場にある。

 日本は戦前、台湾を植民地統治してきた。台湾の現在はその歴史の上に存在するもので
あり、日本人はその植民統治に対する責任から逃れることはできない。

 また、戦後に台湾がたどった民主化の過程は、日本人が戦後営々と努力し築いてきた価
値観と共鳴するものである。

 このように、戦前・戦後において台湾で起きたことは、我々日本人の歴史と切っても切
り離せない関係にある。それゆえ、台湾において絶対に起きてはならないことが万が一起
きてしまった場合、日本人がそれを黙認してよいわけがない。

 これは、戦前に行った植民地統治に対する深い反省があるからこそ言っているのであ
り、そこから学んだ「人々の意思を力で抑圧してはならない」という教訓は、少数民族支
配を強める今日の中国に対して伝えねばならないことであろう。

 もちろん、これは極端な想定である。台中関係をいたずらに煽り立てることは誰の利益
にもならない。しかし、あえて言えば、この台湾問題こそ日本人が文字通り命を懸けるに
値するものである。

 以下全文は本誌6月号をご覧ください。

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2>> 尖閣諸島問題 モンゴルと同じ轍を踏むな  楊 海英(静岡大学教授)

 本誌では、内モンゴル(南モンゴル)出身の楊海英・静岡大学教授が新聞に寄稿した論
評を何度か紹介している。そのときに、日本名を「大野旭」と名乗る楊海英氏が著した
『墓標なき草原』(上下巻 岩波書店)は台湾関係者も必読の名著といってよいとも紹介
している。

 その理由は、楊海英氏が台湾を訪れたとき「台湾から中国を眺めると、私の故郷内モン
ゴルと似ている」として、産経新聞に「台湾と内モンゴルの悲哀」と題して寄稿、次のよ
うに指摘されたからだ。

≪日本の敗退後に入ってきた中共の八路軍は規律が悪く、暴虐を尽くした。国民党軍が台
湾人を殺戮(さつりく)した「二・二八事件」と性質は同じだ。1960年代になると、過去
に「対日協力した罪」を口実にモンゴル人は大量虐殺されたが、台湾では圧政が敷かれ
た。どちらも外来国家がもたらした悲劇だ。≫

 楊氏の抱え込んでいる闇は台湾の闇でもある。日本人として看過できない闇でもある。

 楊氏が最近、産経新聞に尖閣問題でモンゴルと同じ轍を踏むなと警鐘を鳴らす一文を寄
稿された。下記にご紹介したい。

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尖閣諸島問題 モンゴルと同じ轍を踏むな 楊海英(静岡大学教授)
【産経新聞:平成24(2012)年5月21日】

 東京都の石原慎太郎知事は、日本の固有の領土である尖閣諸島を都が購入する、と宣言
した。当然の主張であるが、北京の政治家や軍人たちはすぐさま、「漁政」の文字が塗ら
れた粗末な船を前よりも頻繁に日本側領海に出没させるよう対策を取った。また、南シナ
海では中国とフィリピンが軍艦を並べて相対峙(たいじ)し、一触即発の状態が続いてい
る。 

 このような現代の「海洋上のコンフリクト」を東アジアでの中華植民地支配の建立過程
と比べると、その根深さと本質が見えてくる。 

 尖閣諸島近くの東シナ海のガス田・樫(かし)で、中国が強引に単独で開発を続けてい
る。こうした独善的な資源略奪の現象は、内モンゴル自治区など少数民族地域における中
国の行動と重なって見える。 

                   ◇ 

 モンゴル人の私は、小さい時から草原に住んでいた。1960年代初頭の内モンゴル自治区
は牧野が果てしなく広がり、ヒツジやウマが放たれた、のどかなところだった。十数キロ
離れた場所に植民してきた中国人(漢民族)が、数家族住んでいた。彼らはいつもモンゴ
ル人とまったく異なる行動を取っていたのが印象に残っている。

 たとえば、燃料である。モンゴル人は乾燥した牛糞を燃やす。冬になったら、わずかに
枯れた灌木(かんぼく)類を拾うこともある。しかし、中国人たちは季節と関係なく、手
当たり次第に灌木を切っていく。しかも、必ずといっていいほどモンゴル人の縄張り範囲
内に入り込んで伐採する。

 そのような「小さな利益」を貪(むさぼ)る中国人たちをモンゴル人は寛容に放置して
いたが、ふと気がつけば、自分の草原内にところどころ砂漠ができていた。

 降雨量の少ない北・中央アジアでは、植被を失った草原はたちまち砂漠に化してしまう
ので、モンゴル人は大地に鋤(すき)や鍬(くわ)を入れる行為を忌み嫌う。そのため、
モンゴル人は中国人を「草原に疱瘡(ほうそう)をもたらす植民者」と呼んできた。

 私の経験は決して個別の事例ではない。

 いつの間にか、内モンゴル自治区では先住民のモンゴル人の人口がたったの400万人にと
どまり、あとから入植してきた中国人は3千万人にも膨れ上がり、地位の逆転が完全に確立
されたのである。 

 ウイグル人が住む新疆と、チベット人の暮らす「世界の屋根」においても、中国人によ
る植民地開拓のプロセスは基本的に同じである。いざ、人民解放軍が怒濤(どとう)のよ
うに侵攻してきた時に、そこには既に無数の中国人植民者たちが内応に励んでいたのであ
る。

                   ◇ 

 中国に一方的に採掘されているガス田の樫は、日中中間ライン上に位置する。「ストロ
ー吸引」により、日本側の海底地下に眠る資源も当然、吸い上げられている。中国の少数
民族の政治的変遷を研究している私からすれば、わざわざモンゴル人の草原内に侵入して
灌木を切り倒す植民者たちの活動とその性質が共通している。

 善良な日本人は「ストロー吸引」を「小さな利益」だ、とかつての純朴なモンゴル人の
ように気前よく理解しているかもしれないが、「大人(たいじん)」の中国は今や尖閣諸
島周辺を自国の「核心的な利益」だと位置づけている。

 「核心的な利益圏」は今までに主としてチベットや新疆ウイグル自治区、それに南シナ
海について適応してきたが、放置されれば、尖閣諸島や沖縄周辺も住民の人口と政治力の
逆転が生じる危険性がある。中国の少数民族の轍(てつ)を踏まないことを切に願ってい
る。


◇楊海英(よう・かいえい)静岡大学教授。中国・内モンゴル自治区出身。日本名は大野
 旭(おおの・あきら)。国立総合研究大学院大学博士課程修了。歴史人類学専攻。著書に
 「モンゴルとイスラーム的中国」(風響社)、「墓標なき草原」(上・下 岩波書店)で
 第14回司馬遼太郎賞受賞。

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3>>【報告】千葉県支部の記念講演会で台湾と日本との重要な結びつきを再認識

 本日5月26日(土)、千葉県支部第6回総会が盛大に開催されました。講演会・懇親会に
至っては、支部会員55名のうち会員以外の方も含めて45名の参加を得ました。川村純彦支
部長の海上自衛隊の幅広い人脈にも応援を頂きました。

 記念講演はNHKテレビなどのニュース解説でお馴染みの元海将であり岡崎研究所理事
の金田秀昭氏に「日本近海、波高し」という演題でお話をいただきました。講演内容は紙
面を要しますので割愛いたしますが、その内容は解りやすく、今後の台湾と日本との重要
な結びつきを再認識するに至りました。

 引き続きの懇親会場に、ほとんどの参加者がそのまま流れ、和気あいあいの雰囲気で瞬
く間の時が過ぎました。講師の金田先生をはじめとする海上自衛隊幹部OBや現役佐官と
支部会員との交流・意見交換といった意味でも大きい収穫でした。

 お互いの再開を約し、今後の支部活動を広げるという次につながる会でありました。
 
                          千葉県支部事務局員 冨澤 賢公

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  • 名無しさん2012/05/28

    対中国問題の深刻さを痛感いたします。