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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第1548号】 黄昭堂は永遠に台湾国の側に立つ  李 登輝(台湾元総統)

2012/04/02

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1>> 黄昭堂は永遠に台湾国の側に立つ  李 登輝(台湾元総統)
2>>『黄昭堂追思文集』頒布のご案内
3>>「牛も、鶏も、豚肉も」―いっそ馬肉を食べようか… 迫田 勝敏(ジャーナリスト)
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◆【ネット署名(第3期)】台湾出身者の戸籍を「中国」から「台湾」に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html
  *署名数:311人(4月2日)
  *1期・2期のネット署名総数=11,814人

◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
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  *署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。

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  *詳細は本会HPを → http://www.ritouki.jp/

●【動画】李登輝元総統が語る「日本李登輝友の会の歩み」
  http://www.youtube.com/watch?v=uR1wLpH9e0s

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1>> 黄昭堂は永遠に台湾国の側に立つ  李 登輝(台湾元総統)

 昨年11月17日、台湾独立運動に生涯を捧げてきた台湾独立建国聯盟の黄昭堂主席が大動
脈解離により急逝された。突然の訃報に多くの人々が戸惑いつつ嘆き悲しんだ。

 そのとき、李登輝元総統は大腸癌の手術を受けて入院中で、明日が退院という日にこの
訃報をテレビの速報で知ったという。胸を刺すような痛みを感じ、「『神よ、私に病の苦
痛を与えたばかりなのに、どうして志を同じくする友を失うという打撃を与えるのか』と
天を仰いで問いかけずにはいられなかった」という。

 台湾の2・28事件記念日を期し、台湾独立建国聯盟は黄昭堂氏への各界からの追悼の言葉
を編纂、『黄昭堂追思文集』として前衛出版社から刊行した。

 本書劈頭に、李登輝元総統の追悼文「黄昭堂永遠站在台湾国」が配されている。そこに、
先に紹介した当日の心境などを「黄昭堂永遠站在台湾国」と題してつづられている。台湾
独立建国聯盟日本本部が翻訳したので下記に紹介したい。

 李元総統の痛みと打撃はいかばかりだったか、それを推し量る術はないが、黄昭堂氏の
思想と行動を共鳴するほど深く理解されていたことを知り、その悲しみの深さの尋常では
ないことを思うばかりだ。

 その悲しみの淵から「すべての台湾人が昭堂先生のように喜びの精神をもって、台湾を
正常で独立した国家にするという彼の使命を引き継ぎ、彼が残したモデルを、この麗しい
島に永久に打ち立てることを期待する」と述べられている。李元総統の台湾を思う強靭な
精神を垣間見るとともに、黄昭堂氏への偽りのない賛辞とも言うべき赤誠の追悼と拝し
た。

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黄昭堂は永遠に台湾国の側に立つ(黄昭堂永遠站在台湾国)  李 登輝(台湾元総統)

 2011年11月17日の昼近く、テレビの画面に流れた速報が昭堂先生の急逝の知らせを伝え
た。しばらくの間、私は、この目の前に現れた事実をどうしても信じることができなかっ
た。そして突然、胸を刺すような痛みが覆った。「神よ、私に病の苦痛を与えたばかりな
のに、どうして志を同じくする友を失うという打撃を与えるのか」と天を仰いで問いかけ
ずにはいられなかった。

 学者出身の黄昭堂先生は若い頃、日本へ留学し、東京大学の博士号を取得。引き続き日
本にいて、国際政治史および政治学を講じた。学者であるといっても、いつも気にかけて
いたのは、自ら一生の事業だという「台湾独立運動」だった。昭堂先生は、いつも、ユー
モアと自信を帯びた口ぶりで、「私は台独のプロだ」と言っていた。台湾を正常な独立国
家にすることが、生涯をかけた目標であることがよくわかる。日本で行った学術研究も、
その多くは台湾独立運動や台湾の国際社会における地位に関わるものだった。

 彼が繰り返した、台湾の歴史は台湾人の立場から書いてこそ、本当の歴史を記録するこ
とができるという主張は、私の考えとも一致している。つまり、昭堂先生も私も、台湾史
の研究が台湾人史観の基盤のうえに築かれるべきだと考えている。これまで台湾で起こっ
たさまざまな出来事を、台湾人の立場に立って解釈すべきである。

 昭堂先生が出版した3冊の著書(『台湾民主国の研究』、『台湾の法的地位』、『台湾総
督府』)から見れば、彼は確かに台湾の観点から台湾および台湾史を研究するという主張
の実践者でもあった。『台湾民主国の研究』は、昭堂先生にとって二つの特別な意味があ
る。一つには、これが博士論文であることに加え、この学位を取得した経緯もドラマチッ
クなのだ。

 この論文の提出締め切りの直前に、彼は柳文卿事件で警視庁に拘留されていたため、こ
の論文は警視庁から提出された。このことを彼はいつも自慢していた。もう一つには、こ
の論文を提出すると、すぐに日本の学界で評価、重視され、東京大学出版会から刊行され
ることになった。東大出版会が初めて外国人の手になる博士論文を出版したのだ。もう一
つ彼が誇りにしていたのは、もともと東大が出そうとしていた学位記の国籍欄は「中華民
国」と書いてあったので、彼はすぐにそれを突き返し、「台湾」と書き換えなければ受け
取れないと要求した。東大では全学教授会でこれについて検討し、要求を認めた。それ以
降、東大では、台湾からの留学生に出す学位記の国籍欄は、本人の要望を尊重することに
なったという。

 2冊目の台湾研究の著作、『台湾の法的地位』では、台湾が中国の領土に属さないこと、
台湾が基本的には台湾人の領土であること。少なくとも台湾の帰属が今でも未定であり、
台湾の将来を決定する際には、台湾人の意見を尊重すべきであることなどが指摘されてい
る。ほかに、この著作のユニークな点は、国際法によって台湾史を解釈したところであ
る。このようなアプローチはそれまでになかったものだ。

 台湾研究の3冊目は『台湾総督府』である。この著作では、日本が台湾を統治した50年の
歴史を描いている。出版されると、出版社では、すぐに新書に加えた。これは簡単なこと
ではない。

 「台湾人の立場で台湾史を書く人は少ない。大部分の人は漢民族主義の立場から台湾に
ついて書く。そして日本人あるいは中国人の立場から台湾史を書く人も少なくない。も
し、台湾史を研究する後進が、『台湾人史観』に立脚して研究をするならば、台湾のアイ
デンティティーを築くことがずっと容易になる」という言葉は、あたかも昭堂先生が皆に
残した指標のようである。すべての台湾人が引き続きその実現に努めることを期待する。

 昭堂先生は、堅実な人格者であると言われている。人に寛容、言葉遣いも紳士的で、尊
大なところがなく、台独運動を堅持して一歩も引かなかった。ブラックリストによる制限
を解かれ、1992年に台湾へ戻って以来、台独運動の中心的な戦略立案者であり、その中核
のリーダーであった。全身全力で台独運動に打ち込むユニークな風格が実に印象深かっ
た。また台湾派の運動に尽力し、資金およびマンパワーを提供した。国策顧問に就任した
ときの報酬も全て台独聯盟に寄付して台独運動を推進し、台湾派の団体の幹部をはじめと
する後進を引き立てることに力を尽くした。

「…これまでまるまる50年、半分の時間は私はほとんど台独運動に費やした。私の生涯は
喜びに満ち、とてもうまくいったと思う。私らしく生きる機会が与えられたからだ。嬉し
いです。ありがとう。ありがとう」

 これは、彼がラジオのインタビューを受けたときに語った、飾りない素直な言葉だ。心
打たれる。

 「わたしは戦いを立派に戦い抜き、走るべき行程を走りつくし、信仰を守り通した」と
いう言葉は聖書の言葉だが、昭堂先生が生涯をかけ、台湾を正常で独立した国家にするた
めにした努力を表している。すべての台湾人が昭堂先生のように喜びの精神をもって、台
湾を正常で独立した国家にするという彼の使命を引き継ぎ、彼が残したモデルを、この麗
しい島に永久に打ち立てることを期待する。
                                                                          2012年正月

                       (翻訳:台湾独立建国聯盟日本本部)

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2>>『黄昭堂追思文集』頒布のご案内
   李登輝元総統、安倍晋三、櫻井よしこ、金美齢など関係者91名が寄稿

 台湾の2・28事件記念日を期し、李登輝元総統、蔡英文・民進党主席、蔡焜燦・李登輝民
主協会理事長、許世楷・前台北駐日経済文化代表処代表、安倍晋三・元首相、小池百合
子・衆議院議員、金美齢・元台湾総統府国策顧問、櫻井よしこ・ジャーナリストなど台湾
と日本の有縁の人々91名の寄稿により『黄昭堂追思文集』(台湾独立建国聯盟編纂)が刊行された。

 本書は、黄昭堂先生が日台の人々からいかに慕われていたかを如実に示すとともに、そ
の偉大な足跡を書き留める。また、台湾独立運動の本質や日台関係の深遠にも触れること
ができる。

 本書に収録されている追悼文は、漢文、日本語、台湾語、英語などによって書かれてい
る。台独聯盟日本本部では発送の際に、李登輝・元総統、蔡英文・前民進党主席の追悼文
を翻訳したものを封入している。

・書 名:『黄昭堂追思文集』
・著 者:李登輝元総統など91名
・体 裁:A5判、上製、384頁
・出版社:前衛出版社 
・発 行:2012年3月1日

◆台灣那想那利斯文之徒:?昭堂追思文集 *全寄稿者名などを掲載
 http://www.avanguard.com.tw/ch/CH1/1838/MD/MD0000001838000999.html

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◆頒 価:1,500円(送料込み)

◆お申込:お申し込み書に必要事項を記入し、FAX・メールで

◆申込先:台湾独立建国聯盟日本本部
      〒162-0067 東京都新宿区富久町8-24 万年ビル2F
      TEL:03-3351-2757  FAX:03-3359-8475
      E-mail:wufijapan@googlegroups.com
      HP:http://www.wufi-japan.org/
      郵便振替口座:00180-4-44168

◆支払い:代金後払い(郵便局) *本と一緒に郵便払込取扱票と請求書を送付します。

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『黄昭堂追思文集』お申し込み書

・注文数:  冊
・ご氏名
・電話番号
・ご住所 〒

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3>>「牛も、鶏も、豚肉も」―いっそ馬肉を食べようか… 迫田 勝敏(ジャーナリスト)

 「レームダック」は落選したが、任期がまだ残っている政治家、「役立たず」の意味で
使われる。馬英九総統は残りの任期は約2カ月だが、再選されたからレームダックではない
はずだが、まるでレームダックそのものだ。米国産牛肉の問題のさなか鳥インフルエンザ
隠しが露見、さらに豚肉から違法の飼料添加剤を検出、その解決になんの指導力も発揮で
きない。牛肉も鶏肉も豚肉も怖くて食べられない市民からは、こうなったら「馬肉を食べ
よう」との投書も。もちろん馬総統へのブーイングだ。

◆突然の米国産牛肉輸入方針

 牛肉問題は総統選の絡みで浮上した。台湾では禁止の飼料添加剤のラクトパミンが検出
されたことで、昨年1月から米国産牛肉は一切、輸入禁止。それが米国の馬英九支持と引き
換えに解禁するのではないかと伝えられ、政府は再三否定していたが、3月になって突然、
条件付で輸入解禁の方針を発表した。

 政府はすでに専門家による会議でラクトパミンは人体への影響はないと結論付けてい
る。確かにそうかもしれないが、問題は否定していたことをあっさりとひっくり返してい
ることだ。これは嘘を言っていたと同じこと。政治家にとって一番大事なのは、有権者に
嘘を言わないことだ。嘘をつけば信頼をなくす。有権者の信頼を失った政治家に政治生命
はない。それを平気な顔でやっているのが、今の馬政権だ。

◆最大ボスが鳥インフル隠し?

 牛肉問題でデモ騒ぎまで起きていた時に今度は鳥インフルエンザ隠しが発覚した。昨年
12月中旬に彰化で発生、数万羽を処分していた。ドキュメンタリーフィルムを撮っている
監督が何度か当局に問い合わせていたのを、当局は握り潰していた。そこで監督が暴露、
台南でも発生していたため、大騒ぎになった。

 問題はなぜ隠していたのかだ。発生は総統選の終盤戦のころ。公になれば与党、つまり
馬総統には不利。そこで隠したと野党が追及した。農業委員会の防疫検疫局長が独断でし
たと答弁していたが、これだけの大事を一局長の判断で公表しなかったとすれば、無政府
状態。それこそ大問題だ。結局、当初、否定していた主任委員の判断ということになっ
た。

 ところが、今度はその隠蔽会議の録音テープが明らかにされ、そこで主任委員のさらに
上の「最大ボス」の存在が明らかになり、鳥インフルエンザ隠しは行政院長か、総統の指
示ではないかと疑惑はさらに広がった。国民の健康よりも選挙優先となれば、もはや政治
家失格だ。

◆豚肉からもラクトパミン

 野党の追及が総統に向かい出した時、今度は豚肉の加工品からラクトパミンなどが検出
された。検査したのは食品会社の研究所で、この企業のトップは馬総統の親友だ。これは
米国産牛肉輸入や鳥インフルエンザ隠しの問題から目をそらさせるための発表ではないか
との声が上がった。

 しかし検出は事実。おまけに輸入されている米国産の豚肉からも、台湾国産の豚肉から
も飼料添加剤が検出されていた。こうなると豚肉も食べられなくなる。市場価格は急落し
た。

 すでに牛丼専門店は牛肉の提供を停止している。台湾の昼食の定番、牛肉麺店も一時は
混乱し、「当店の牛肉は豪州産です」と断り書きを出す店もあった。鳥インフルエンザは
人間にはうつらないというが、食べるには勇気がいる。

 牛肉も、鶏肉も、豚肉も危ないとなると、食べる肉がなくなってしまう。自由時報には
「いっそ馬肉を食べようか」という投書が載った。台湾には馬肉を食べる習慣はない。投
書は国民の食生活に深刻な問題を引き起こした馬政権非難の言葉を書き連ねていた。

◆馬総統の声が聞こえない!

 不思議なのは、この一連の混乱の中で。馬総統の影が薄いことだ。これは社会の危機
だ。こういうときこそ指導者はリーダーシップを発揮して、混乱を治めなくてはならない
が、馬総統の姿が見えず、時に記者団に声を掛けられても「謝謝」と言うだけで何のメッ
セージない。

 そういえば馬総統には「前歴」がある。2003年のSARS(新型肺炎)騒ぎでは台北市
の市立病院が封鎖され、患者はもちろん、医師、看護婦、見舞い客も外に出られなくなっ
た。病院の裏口から逃げ出す人も続出、大混乱になった。防護服で身を固めた女性の衛生
局長がハンドマイクで病院内の人たちに院内に留まるよう必死に呼びかけていたが、時の
馬英九市長は姿さえみせなかった。八八水害でも出動は遅れた。

 危機のとき、リーダーの声が聞こえなければ,その国は右に左に揺れ動き、混乱を続け
るだけだ。

                              (さこだ・かつとし)

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