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日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第1524号】 王育霖氏など2・28事件で犠牲となった司法関係者を偲ぶ特別展が228記念館で開催

2012/02/25

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1>> 王育霖氏など2・28事件で犠牲となった司法関係者を偲ぶ特別展が228記念館で開催
2>> 王育徳著、近藤明理編集協力『「昭和」を生きた台湾青年』
3>> 明日18時、台湾2・28時局講演会 ─ 総統選挙後の台湾と日台関係
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  *1期・2期のネット署名総数=11,814人

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1>> 王育霖氏など2・28事件で犠牲となった司法関係者を偲ぶ特別展が228記念館で開催

 昨日から台北の「二二八記念館」において特別展「公与義的堅持(公平と正義へのこだ
わり)」が始まり、2・28事件で犠牲となった王育霖氏など司法関係者を偲ぶ内容だとい
う。中央通訊社が報じているので下記にご紹介したい。

 王育霖氏は、日本で台湾独立運動をはじめた王育徳氏の実兄で、台湾独立建国聯盟日本
本部の王明理委員長の伯父に当る。

 東大在学中に司法試験に合格。卒業後、台湾出身者として初の検察官となり、京都地方
法院に勤務。その後、台湾に帰り新竹地方検察局の検察官としてつとめていたが1947年3月
某日に逮捕され、2・28事件の犠牲となった。まだ29歳だった。

 王育徳氏は2・28事件を「3月大虐殺」とも言い換えているが、兄の王育霖氏については
その著『「昭和」を生きた台湾青年─日本に亡命した台湾独立運動者の回想1924-1949 』
(草思社、2011年4月刊)に詳しい。本誌でも刊行当事に書評を掲載したことがある。名著
といってよい。2・28事件記念日を目前にして、別項で改めて紹介したい。

 ところで、最近、大将まで上り詰めた台湾軍の元軍人が「2・28事件の犠牲者はせいぜい
1000人」と心ない発言をして物議を醸している。2・28事件の犠牲者数は、台湾・行政院の
発表によると18,000人から28,000人にものぼっている。王育霖氏のような台湾の将来を担
う前途有為の青年が多かった。

 台湾軍といっても国民党の軍隊という意識が強い中国人軍人には台湾人虐殺である2・28
事件を軽く見ようとする傾向が未だにあるようだ。そのような輩には、王育霖氏夫人が語
った「生涯最大の願いは、夫の冥福を祈る法要が行えるよう、いつ亡くなったかを知るこ
と」という切ない願いは届かないのかもしれない。

 このような発言はまた、馬英九政権下の台湾が内部から「台湾地区」化=中国化してゆ
く最近の傾向と無縁でないように思えてならない。

 なお、台北の「二二八記念館」の特別展「公与義的堅持(公平と正義へのこだわり)」
は、2月24日から6月3日まで開かれている。台湾を訪れたときにはぜひ拝観したいものだ。

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二・二八事件の被害者遺族:「夫の命日が知りたい」
【中央通訊社:2012年2月24日】
http://japan.cna.com.tw/Detail.aspx?Type=Classify&NewsID=201202240010

 (台北 24日 中央社)いわゆる「二・二八事件」を4日後に控え、一部の被害者遺族から
「最大の願いは、あの人の命日を知ることだ」との声が出ている。

 「二・二八事件」は1947年2月28日、台湾の主要都市で起きた官憲のタバコ密売者に対す
る暴行に端を発した大規模な流血事件。

 今年は事件発生後65年目に当たり、犠牲になった司法関係者を偲ぶ特別展がきょう、
「台北二二八記念館」で開幕した。受難者には台湾人として日本で初めて検察官を担当し
た王育霖さんや李瑞漢弁護士らが含まれている。

 王育霖さんは1947年3月、兵士たちに連行され、それっきり消息を断った。「父は当時ま
だ29歳で、母が女手ひとつで息子の僕たちを育ててくれた」と息子の王克紹さんは振り返
った。

 今年90歳近くになる王育霖さんの妻も、「当時兵士に銃で喉を刺され、夫を追いかけら
れなかったことが、心に一生影を落とすことになった。生涯最大の願いは、夫の冥福を祈
る法要が行えるよう、いつ亡くなったかを知ること」と語った。

 李瑞漢さんの場合、同年3月10日、同じく弁護士の弟や当時の台湾省弁護士同業組合連合
会会長と3人で家で雑談しながら、するめ粥を楽しんでいた際、憲兵に「会議」の口実で呼
び出された。3人とも王育霖さんと同様、帰らぬ人となったため、遺族らはこの日を李さん
らの命日にし、毎年この日にするめ粥を食べ、3人を偲ぶことにしている。

 同事件が発生して60年あまり過ぎてもなお、遺族らは真相究明を切に願っている。この
特別展は6月3日まで続く。

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2>> 王育徳著、近藤明理編集協力『「昭和」を生きた台湾青年』
   李登輝氏が30代に出会って肝胆愛照らす仲となった王育徳

【メールマガジン「日台共栄」:平成23(2011)年4月6日】

 王育徳(おう・いくとく)氏は「台湾独立運動の父」として、あるいは台湾語研究者と
して知られるが、次女の近藤明理(こんどう・めいり)さんがその回想録をまとめ、この
たび『「昭和」を生きた台湾青年─日本に亡命した台湾独立運動者の回想1924-1949 』
(草思社、2011年3月刊)を上梓した。

 本書は、王氏がその幼少期から25歳までのことを「回想録」として残しておいたものを
まとめている。25歳で台湾を離れて以降、東京で亡くなる61歳までのことは、近藤さんが
「おわりに─その後の足跡(1949─1985)」で書いている。

 驚いた。李登輝元総統がまだ台湾大学助教授時代の1961年(昭和36年)6月、日本に住ん
でいた王氏を訪ねていたことが、その日記を引用して明らかにしている。

 当時の王氏は前年の春に東大大学院を卒業し、2月に黄昭堂氏らと台湾青年社を設立、4
月には独立運動のバイブルと言われるようになる「台湾青年」を発行していた。そのよう
な王氏を李登輝氏が密かに訪問していたのである。

 引用されている6月16日の日記によれば、「実に気持ちのいい人で、こんな素晴らしい台
湾人に会ったのは日本に来て以来初めてだ」と絶賛、2人は6月30日にもう一回会っている。
今度は王氏から李氏を訪ねている。

≪Rさんを訪ねる。十一時すぎまでしゃべる。台湾の経済は彼にまかせて大丈夫。T氏の
こと、農学部学生に対する講演のこと、台湾経済のこと、政治家のこと、一旦緩急あれば
のこと、肝胆愛照らし話し合った。……彼のような快男児が台湾に百人おれば理想郷の建
設は夢物語じゃないのだが。元気で再会できるよう祈る。≫

 李登輝氏が行政院政務委員(無任所国務大臣、農業担当)に就任したのは、その11年後
の1971年6月のことだが、近藤さんはその後について「二人はその後、二度と会うことはな
かったが、育徳の予言どおり、李登輝氏は後に台湾人初の総統(在任期間1988─1999)と
なって、理想郷の建設に道を開いたのである」と書く。年齢は李氏の方が1つ上だったが、
台北高等学校では王氏の1期後輩になる。当時、38歳の李氏と37歳の王氏の最初にして最後
の出会いだった。この出会いが、その後の李登輝氏の台湾への思いを決定づけたと言って
過言ではないだろう。

 この一事をもってして、王育徳氏の祖国台湾に対する思いが伝わってくる。李登輝氏も
またしかりである。

 すでに台湾では『王育徳全集』が出されている。王氏が宗像隆幸氏と共著で出した『新
しい台湾─独立への歴史と未来図』などの著書が絶版になっている現在、王氏がどのよう
な思いで台湾独立運動や台湾語研究に携わってきたのかを知る貴重な一書だ。

 また、近代化に邁進する日本統治時代の台湾にありながら、清朝時代の因習などが色濃
く残る台湾社会が王育徳青年の目をとおして生き生きと描かれている。当時の台湾を知る
上でも貴重な一書だ。台湾問題に携わる人々のみならず、お勧めする次第である。

■署  名:「昭和」を生きた台湾青年─日本に亡命した台湾独立運動者の回想1924-1949
■著  者:王育徳
■編集協力:近藤明理
■版  元:草思社
■体  裁:四六判、上製、328ページ
■定  価:2310円(税込み)
■発  売:2011年3月25日
       http://soshisha.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-272a.html

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3>> 明日18時、台湾2・28時局講演会 ─ 総統選挙後の台湾と日台関係
   澁谷司、梅原克彦、黄文雄、林建良の各氏が登壇

 2・28事件から65年目の今年、1月14日の台湾総統選挙・立法委員選挙の結果、台湾人は引
き続き中国国民党政権に台湾を委ねる選択をした。中国に歩み寄る馬英九政権の下で、台
湾はどうなるのか? 日本への影響はどのように表れてくるのか? 台湾の抱える複雑な
問題について、共に考えてみたい。

◆日 時:2012年2月26日(日) 18:00〜21:00 (17:45開場)

◆会 場:文京区民センター 2A
      東京都文京区本郷4-15-14 TEL:03-3814-6731
      【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分(真上)
          東京メトロ:丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分  
          JR総武中央線「水道橋駅」徒歩10分

●講 演:1)澁谷 司「米中の策略に敗北した民進党」

      [しぶや・つかさ]昭和28(1953)年、東京生まれ。東京外国語大学大学院
      修士課程修了。拓殖大学海外事情研究所准教授、同研究所華僑センター長。
      専門は現代台湾政治、中台関係論。主な著書に『戦略を持たない日本』な
      ど。共著に『名著に学ぶ国際関係論』『歴史の嘘を見破る』など。

     2)梅原克彦「台湾の選挙とこれからの日台関係」

      [うめはら・かつひこ]昭和29(1954)年、宮城県仙台市生まれ。東京大学
      法学部卒業後、通産省に入省。在米日本大使館公使や通商政策局地域協力課
      長などを歴任後、平成17(2005)年、仙台市長に就任。市長退任後、2012年1
      月、国際教養大学東アジア調査研究センター教授に就任。

     3)黄 文雄「これからの台湾」

      [こう・ぶんゆう]1938(昭和13)年、台湾・高雄県岡山鎮生まれ。1964年
      に来日、早稲田大学商学部卒業後、明治大学大学院修士課程修了。1994年、
      『台湾人的価値観』で巫永福評論賞と台湾ペンクラブ賞を受賞。主な著書に
      『哲人政治家 李登輝の原点』『世界から絶賛される日本人』など多数。

     4)林 建良「我々は何をなすべきか」

      [りん・けんりょう]1958(昭和33)年、台湾・台中市生まれ。1987 年、日
      本交流協会奨学生として来日し東京大学医学部博士課程修了。医学博士。台
      湾正名運動の提唱者。2001年6月、メールマガジン「台湾の声」を創刊。主な
      著書に『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』など。

●参加費:1,000円(学生:無料)

●申込み:メール、FAX、お申し込みフォームにてお申し込みを。 【当日受付可】

      E-mail:wufijapan@googlegroups.com FAX:03-3359-8475

      お申し込みフォーム:http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0084.reg

●主 催:台湾独立建国聯盟日本本部
      東京都新宿区富久町8-24 万年ビル2F
      TEL:03-3351-2757 FAX:03-3359-8475
      E-mail:wufijapan@googlegroups.com HP:http://www.wufi-japan.org/

●後 援:在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、怡友会、メルマガ「台
     湾の声」、日本李登輝友の会、日台交流教育会、頑張れ日本!全国行動委員会、
     日本政策研究センター

●問合先:TEL:03-3868-2111  E-mail:wufijapan@googlegroups.com                                               
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