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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第1517号】 2月26日、台湾2・28時局講演会 ─ 総統選挙後の台湾の行方と日台関係

2012/02/14

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━【平成24(2012)年 2月14日】

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<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.1517]
1>> 2月26日、台湾2・28時局講演会 ─ 総統選挙後の台湾の行方と日台関係
2>>【良書紹介】 日台関係とよく似た家族 ─ 一青妙著『私の箱子(シャンズ)』(講談社)
3>> 台湾総統選と中国人  隅 俊之(毎日新聞上海支局長)
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◆【ネット署名(第3期)】台湾出身者の戸籍を「中国」から「台湾」に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html
  *署名数:97人(2月14日)
  *1期・2期署名総数=11,814人(2月7日から第3期ネット署名を開始!) 

◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
  *署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。

● 飲茶5袋セットのお申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0111.reg

● カラスミのお申し込み【締切:2月24日】
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0107.reg

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1>> 2月26日、台湾2・28時局講演会 ─ 総統選挙後の台湾の行方と日台関係
   澁谷司、梅原克彦、黄文雄、林建良の各氏が登壇

 2・28事件から65年目の今年、1月14日の台湾総統選挙・立法委員選挙の結果、台湾人は引
き続き中国国民党政権に台湾を委ねる選択をした。中国に歩み寄る馬英九政権の下で、台
湾はどうなるのか? 日本への影響はどのように表れてくるのか? 台湾の抱える複雑な
問題について、共に考えてみたい。

◆日 時:2012年2月26日(日) 18:00〜21:00 (17:45開場)

◆会 場:文京区民センター 2A
      東京都文京区本郷4-15-14 TEL:03-3814-6731
      【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分(真上)
          東京メトロ:丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分  
          JR総武中央線「水道橋駅」徒歩10分

●講 演:1)澁谷 司「米中の策略に敗北した民進党」
    
       [しぶや・つかさ]昭和28(1953)年、東京生まれ。東京外国語大学大学
       院修士課程修了。拓殖大学海外事情研究所准教授、同研究所華僑センター
       長。専門は現代台湾政治、中台関係論。主な著書に『戦略を持たない日本』
       など。共著に『名著に学ぶ国際関係論』『歴史の嘘を見破る』など。

     2)梅原克彦「台湾の選挙とこれからの日台関係」

       [うめはら・かつひこ]昭和29(1954)年、宮城県仙台市生まれ。東京大
       学法学部卒業後、通産省に入省。在米日本大使館公使や通商政策局地域協
       力課長などを歴任後、平成17(2005)年、仙台市長に就任。市長退任後、
       2012年1月、国際教養大学東アジア調査研究センター教授に就任。

     3)黄 文雄「これからの台湾」

       [こう・ぶんゆう]1938(昭和13)年、台湾・高雄県岡山鎮生まれ。1964
       年に来日、早稲田大学商学部卒業後、明治大学大学院修士課程修了。1994
       年、『台湾人的価値観』で巫永福評論賞と台湾ペンクラブ賞を受賞。主な
       著書に『哲人政治家 李登輝の原点』『世界から賞賛される日本人』など
       多数。

     4)林 建良「我々は何をなすべきか」

       [りん・けんりょう]1958年(昭和33年)、台湾・台中市生まれ。1987 年、
       日本交流協会奨学生として来日し東京大学医学部博士課程修了。医学博士。
       台湾正名運動の提唱者。2001年6月、メールマガジン「台湾の声」を創刊。
       主な著書に『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』など。

●参加費:1,000円(学生:無料)

●申込み:メール、FAX、お申し込みフォームにてお申し込みを。 【当日受付可】

      E-mail:wufijapan@googlegroups.com FAX:03-3359-8475
      お申し込みフォーム:http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0084.reg

●主 催:台湾独立建国聯盟日本本部
      東京都新宿区富久町8-24 万年ビル2F
      TEL:03-3351-2757 FAX:03-3359-8475
      E-mail:wufijapan@googlegroups.com HP:http://www.wufi-japan.org/

●後 援:在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、怡友会、メルマガ「台
     湾の声」、日本李登輝友の会、日台交流教育会、頑張れ日本!全国行動委員会、
     日本政策研究センター

●問合先:TEL:03-3868-2111  E-mail:wufijapan@googlegroups.com                                               
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台湾2・28時局講演会 お申込書

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2>>【良書紹介】 日台関係とよく似た家族 ─ 一青妙著『私の箱子(シャンズ)』(講談社)

 台湾人の父と日本人の母をもつ、歯科医でもあり女優でもある一青妙(ひとと・たえ)
さん。歌手の一青窈(ひとと・よう)さんは妹。その妙さんがこのほどエッセー集を出し
た。タイトルは『私の箱子(シャンズ)』という。「箱子」とは中国語で「箱」のことを
指す。

 父の顔恵民は台湾五大財閥の一つである顔家の出身である。顔家は鉱山業で財を成した。
顔恵民は台湾で生まれたが、当時、多くの台湾上流階級の子弟がそうであったように10歳
のときにその母親とともに日本に渡り、日本で育った。戦後一時、台湾に帰るが、また日
本に戻ってくる。

 やがて顔恵民は一青かづ枝と巡り合い結婚し、妙と窈が生まれる。しかし、妙が日本で
暮らし始めた中学時代に父を、大学時代には母を病気で亡くしてしまう。それをきっかけ
に実家を建て替えることになるのだが、そのときに母が残した一つの赤い箱を見つける。
それがこの本のタイトルの「箱子」だ。 

 箱子には家族が交わした手紙、幼児期の絵など家族の思い出がたくさん詰まっていた。
お酒好きの父、一人、部屋にこもりきりになる父。ガンを告知されず母と口をきかなくな
った父。寂しい思いを抱いていた母。しかし、生前分からなかったその2人の出会い、喜
び、悲しみを、箱を開けて初めて知った妙は、父と母を知る人を訪ねて日本そして台湾、
アメリカへと渡るのである。それは自分のルーツ探しの旅であったといえるだろう。

 父の顔恵民は顔家の後継ぎとして苦悩していた。日本の統治、そして終戦。2・28事件の
衝撃。台湾が辿った運命と家の重荷を心に抱えた父と、その父と結婚した母。しかし、父
や母の友人・知人と会う中で、父が友人に慕われ、登山での笑顔も知り、妙はしだいに心
が癒されていく。

「今回、父と母を知るために人と会い、旅に出掛け、考えてきた。顔家は日本抜きには発
展することはなかったし、その没落も、日本の敗戦の結果だった。一方、母が父と結婚し
たおかげで、いまは一青の姓を継いでいる私も妹も、台湾とは切っても切り離せない関係
になっている。ちょっと大げさかもしれないが、私たち四人の家族は、とっても複雑でや
やこしいけれど、心と心でしっかりと繋がっている日本と台湾の関係を象徴している」と
妙さんは「あとがき」でつづっている。

 書評を書いている私も昨年母を亡くし、実家も解体した。片付けきれずにいた書類の山
を数日前運んできたばかりだ。思いがけないこの本との出会いで、これからの道標を得た
思いがしている。そして好きな台湾を見る目も、少し変わる予感がする。

                     (評:室和代・日本李登輝友の会事務局)

◆書 名:『私の箱子』
◆著 者:一青 妙
◆版 元:講談社
◆体 裁:四六判、上製、286頁
◆定 価:1,680円(税込み)
◆発 売:2012年1月16日
     http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2174251

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3>> 台湾総統選と中国人  隅 俊之(毎日新聞上海支局長)

 馬英九総統が再選された台湾の総統選挙を中国人はどう見ていたのかという視点は、選
挙中からも出ていた。中国版ツイッター「微博」の書き込みが紹介されることが多く、一
党独裁国家も「蟻の一穴」から崩れて行く予感を持たせるものが多かった。

 毎日新聞の名物コラム「記者の目」がこのテーマを取り上げ、中国人の興味深い発言を
紹介している。一方、「思想統制する国を好きにはなれない」などという台湾人の中国観
も紹介していて、こちらも興味深い。

 中国が台湾人にとって決して友好的な国と思われていないことは世論調査にも如実に現
れているが、中国はビジネスの相手国ではあっても、とても「統一」を望めるような国家
でないことも台湾の人々はよく分かっていた。馬英九再選の要因の一つは、その中国観に
あったと見て間違いないだろう。

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台湾総統選と中国人  隅 俊之(上海支局)
【毎日新聞:2012年2月14日「記者の目」】

 5回目の直接選挙となった台湾総統選は国民党の馬英九総統(61)が再選を果たした。対
中融和路線をとる馬総統の再選に、中台統一を望む中国政府は、胸をなでおろしただろう。
だが、共産党の一党独裁下で生きる中国人にとって、選挙で指導者を選び、民主主義を体
現していく台湾の姿は、むしろ両岸の決定的な違いを再認識させるものだったと思う。

◇弾圧と政府不信 選挙制度に憧れ

 選挙戦の終盤、台北市内の蒋介石を記念する中正紀念堂で、中国人観光客に「台湾の選
挙をどう思うか」と尋ねて回った。今回は1期目の馬政権が中国人の観光渡航を解禁してか
ら初の総統選で、多くの中国人が生で選挙を目撃する機会だった。「(選挙は)大陸には
必要ない」「社会発展に伴って導入すればいい」。答えはバラバラだったが、共通項があ
った。裕福で自信に満ちた彼らだったが、民主主義を語る時、劣等感にも似た寂しさがに
じみ出ていたように思う。

 中国でも日本などの選挙が報道されるが、台湾は同じ言葉を話す同胞だけに注目度は別
格だ。インターネットの大手サイトは総統選の開票状況を速報した。人々はパソコンにか
じりつき、中国版ツイッター「微博」には書き込みが相次いだ。「1票が台湾の運命を決め
るんだな」「選挙なんて西側の制度だと思っていた。中国はまだ子供だ」。民主活動家が
次々と拘束され、厳しい言論統制が続く中で、人々は選挙制度への並々ならぬ憧れを吐露
した。

 社会矛盾が噴出する中国では、民主化を求める動きが強まっている。広東省の陸豊市烏
坎(うかん)村では昨年、村民が村幹部の汚職を訴えて自治組織を結成し、3カ月の抗議行
動の末に更迭に追い込んだ。一方で共産党政権への批判の取り締まりは厳しさを増してい
る。ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏はいまも獄中にあり、最近も反体制作家の余傑氏
が、激しい言論弾圧に耐えかね、米国に亡命を申請した。

 こうした一党独裁は中国社会を危機に追い込んでいる。昨年10月、広東省仏山市で2歳の
女児が車にひき逃げされたのに18人が知らぬ顔をして素通りし、女児が死亡した事件があ
った。人々の道徳心が失われたとして論議を呼んだが、広東省の経済学者は「助けてトラ
ブルに巻き込まれても何の補償もない。政府は国民に信じる心を持てと言うが、誰も政府
を信じていないのにどうして信じられるのか」と指摘した。

 選挙で選んだ政府なら責任も負える。だが選んでもいない政府に管理され、矛盾が噴出
する社会に生きる人々が政府を信じることなどできない。「悪ければ次の総統選で変えれ
ばいい」という台湾の有権者との違いがここにある。

◇統一への温度差 「独裁」嫌悪が壁

 馬総統の再選で、中国では「中台統一の動きが加速する」と歓迎する声も多かった。だ
が台湾では現状維持派が約8割を占める。中国人が台湾の選挙に共感しても、馬総統の再選
は人々が中台統一を望んでいることを意味しない。

 馬総統が勝利宣言をした夜、国民党本部の前で支持者に話を聞いた。王奕涵さん(23)
は親が中国でビジネスをしており、中台関係の安定を求めて馬氏に投票した。中国を「若
い世代は優秀で努力している」と評価しつつ、「思想統制する国を好きにはなれない」と
一蹴した。中央研究院社会学研究所の蕭新煌所長は「私たちが北京の独裁政権を支持する
ことはありえない」と指摘する。「台湾を小さなジャガイモだと言うなら私はこう言う。
『確かに。だが、とても熱くて触れないジャガイモだ』と」とも述べた。

 今年は当時の最高実力者だった故・トウ小平氏が改革開放の推進を指示した南巡講話か
ら20年になる。この間、中国は経済発展を遂げ、国内総生産(GDP)で世界2位に躍り出
た。軍事力を拡大させ、米国に並ぶ大国としての地位を築きつつある。これが両岸関係に
与える影響は大きい。だが、総統選で有権者の声を聞く時、民主主義の欠如という決定的
な違いが両岸の大きな壁だと思い知らされる。

 微博に総統選についての印象深い書き込みがあった。「台湾の同胞は統一を渇望してい
ると信じていた。だが分かった。誰もが統一を願ってはいないと。(民主主義を掲げる)
米国の帝国主義は全世界の人々の敵だと信じていた。だが分かった。米国の方が我々より
友人が多いのだと。中国は全世界の抑圧された民族の友人だと思っていた。だが分かっ
た。中国は大金で買ったアフリカの友人なのだと」。台湾総統選を通じて中国人が感じた
こと。それは「一等国」になりたくても、民主主義を獲得しない限りはなれない、という
一抹の寂しさだったと思う。

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