国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第1516号】 朝鮮半島と台湾─刺青が語る現代史  楊 海英(静岡大学教授)

2012/02/12

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━━【平成24(2012)年 2月12日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           日台共栄のためにあなたの力を!!
<<INDEX>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Vol.1516]
1>> 朝鮮半島と台湾─刺青が語る現代史  楊 海英(静岡大学教授)
2>> 「国分寺・日本のこころ音楽祭」の御礼とご報告  森 敬恵(ソプラノ歌手)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆【ネット署名(第3期)】台湾出身者の戸籍を「中国」から「台湾」に改正しよう!!
  http://www.shomei.tv/project-1901.html
  *署名数:74人(2月12日)
  *1期・2期署名総数=11,814人(2月7日から第3期ネット署名を開始!) 

◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
  http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
  *署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。

● 2011飲茶5袋セットのお申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0111.reg

● 2011カラスミのお申し込み【締切:2月24日】
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0107.reg

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 朝鮮半島と台湾─刺青が語る現代史  楊 海英(静岡大学教授)

 中国によるモンゴル人迫害を描いた『墓標なき草原』(上下巻 岩波書店)は台湾関係
者も必読の名著といってよい。静岡大学人文学部教授で内モンゴル(南モンゴル)出身の
楊海英氏の著書だ。

 日本名を「大野旭」と名乗る楊海英氏が台湾を訪れたとき「台湾から中国を眺めると、
私の故郷内モンゴルと似ている」として、産経新聞に「台湾と内モンゴルの悲哀」と題し
て寄稿、次のように指摘された。

≪日本の敗退後に入ってきた中共の八路軍は規律が悪く、暴虐を尽くした。国民党軍が台
湾人を殺戮(さつりく)した「二・二八事件」と性質は同じだ。1960年代になると、過去
に「対日協力した罪」を口実にモンゴル人は大量虐殺されたが、台湾では圧政が敷かれ
た。どちらも外来国家がもたらした悲劇だ。≫

 最近また台湾に行かれた楊海英氏は、台湾と朝鮮半島のかかわりについて静岡新聞に
寄稿した。朝鮮戦争のときに駆り出されて前線に送り込まれた中国の「義勇軍」兵士たち
は、「共産党の心中」を見破って積極的に捕虜となり、中国ではなく台湾への渡航を望ん
だという。

 中国の共産党軍はチベット人やモンゴル人を迫害し、台湾に逃げ込んだ国民党軍は台湾
人を迫害した。「悲劇」をもたらしたその体質は共通している。

 楊海英氏の寄稿を読んでいて、最近、元国防大学学長で空軍大将が「国軍と中共軍は理
念が異なるが、中華民族統一のため、目標は一致している」と発言したことを思い出し
た。民主化が進み台湾化が進んでいると言われる台湾に、未だにその奥深く「祖国中国」
が巣食っていることに慄然とし「中国国民党軍の心中」を改めて知らされた。

 また最近、馬英九総統は和平協定に関して「台湾海峡両岸が交わした取り決めのいずれ
も、広義の和平協定だ」と発言した。「私も台湾人」と言いつつ、こういうなし崩し的な
発言をする馬氏に「中国国民党の心中」を感ずる。

 楊海英教授が中国共産党が作り出す「独特な文化現象」から目が話せないと同様、日本
人としては台湾の馬英九政権が作り出す「独特な文化現象」からも目が離せない。

-----------------------------------------------------------------------------------------
朝鮮半島と台湾─刺青が語る現代史  楊 海英(静岡大学教授)
【静岡新聞:2011年2月9日「時評」】

 金正日総書記が死去し、朝鮮半島が再び世界に注目されていた昨年の暮れに、私は中華
民国の台湾を訪れた。台湾も朝鮮半島と少なからぬ関わりを有してきたので、その一端を
探ってみようと旅をしたのである。

 蒋介石総統の中華民国国民党政府は大陸での支配を失ってからは、日本の植民地だった
「美麗島」(フォルモサ)とも称される台湾に1949年に渡った。翌年には朝鮮戦争が勃発
し、アメリカ主導の国連軍と中国共産党軍が半島でまみえあった。中華民国はアメリカ側
に協力し、中国の国共内戦が鴨緑江を越えて諸国を巻き込んだ様相を呈するほどだった。

 中国が派遣した「義勇軍」も大半は元々国民党側に従属していた軍隊で、共産党陣営に
寝返ってまもない人々だった。南国の貴州省や四川省、それに北の内モンゴルに駐屯して
いた旧国民政府軍の兵士らを不穏分子と見なしていた中国政府は彼らを人海戦術の消耗品
として近代戦争の渦中に投入したのである。共産党の心中を見破った兵士たちは逃亡し、
積極的に国連軍の捕虜となっていった。

 53年に停戦協定が結ばれた後に、捕虜交換も行われたが、中国義勇軍の捕虜たちの3分の
2を占める1万4000人が大陸ではなく、台湾への渡航を希望したのは有名な出来事である。
彼らは中華人民共和国へ渡るまいとの決心を示すために、腕に「反共抗俄(こうろ)」と
の刺青(いれずみ)を彫りこみ、中国共産党と俄羅斯(ロシア)=ソ連に反対する立場を
鮮明にしていたのである。

 欧米と異なって、捕虜となった者に厳しい制裁を加える伝統的な思想が東アジアの儒教
文化圏にはあるようだ。中国大陸に戻った義勇軍の捕虜たちは処刑されるか、刑務所に拘
留されるかなど過酷な運命をたどり、二度と歴史の表舞台に出てこなかった。一方、台湾
を選択した捕虜たちは平穏な生活を送った。

 90年代に入り、改革開放を始めた中国は少しずつ義勇軍の元兵士らの故郷訪問を受け入
れるように変わった。それでも、政治的な清算を恐れる元捕虜たちは旅立つ前に必ず刺青
屋に寄って、若き日のタトゥーを消さなければならなかった。

 去る1月14日の総統選挙で、中華民国の国民は民主主義の手続きに乗っ取って再び馬英九
を指導者に選んだ。一方の朝鮮民主主義人民共和国は三代連続して世襲制を維持した。金
正恩氏の後見人は中国共産党である。封建制度を徹底的に打破すると標榜した社会主義国
が醸し出す独特な文化現象からますます目が離せなくなっている。

◇やん・はいいん氏 内モンゴル出身。日本名大野旭(おおの・あきら)。国立総合研究大
 学院大学博士課程修了。歴史人類学専攻。著書に「モンゴルとイスラーム的中国」(風響
 社)、「墓標なき草原」(岩波書店、第14回司馬遼太郎賞受賞)など。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 「国分寺・日本のこころ音楽祭」の御礼とご報告  森 敬恵(ソプラノ歌手)

 ソプラノ歌手の森敬恵(もり・としえ)さんが歌う2月9日に国分寺で開かれた「日本の
こころ音楽祭」について、本誌でも2回ほどご案内した。お陰様で当日は満席となったそう
だ。ただ、主催した「国分寺・日本のこころ音楽祭」から森さんに“海ゆかば”を歌って
もらっては困るとか、いろいろなトラブルがあったようだ。

 森敬恵さんからは昨日の紀元節奉祝式典の会場でもいろいろお聞きしたが、お送りいた
だいた「御礼とご報告」をほぼ原文のままご紹介したい。

-----------------------------------------------------------------------------------------

 昨日は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。皆さんの強く暖かい
ご支援のお蔭で、左翼の巣窟と言われる地域の国分寺で「日本の心音楽祭」を盛会裡に終
えられましたこと、深く御礼申し上げます。

 どうか、皆様にこの御礼と下記の御報告をお伝え頂ければ、有難いです。

 先ずは「海ゆかば」のことです。「国分寺は日本です。どうして“海ゆかば”を歌うな
などと言うことができるのでしょうか。まるで共産主義の国にいるつもりなのですか。

 自由に話せて、自由に歌えるはずです。日本を守ってきた多くの方々への鎮魂歌「海ゆ
かば」を何故「日本の心音楽祭」で歌うな!などと言うのでしょうか。

 だってあの人たちは「君が代」を歌わないのは自分たちの勝手で自由だと主張されてい
ますね。おかしいではありませんか。それなら「海ゆかば」を歌うことも自由ではありま
せんか。

 私は「海ゆかば」が駄目だと言われたので「何が良いのですか?」『君が代』だったら
いかがですか?」とお聞きしたら、ぷんぷん怒って「『君が代』なんてもっと悪い!」で
すって。

 本当に驚きましたよ。貴女は公立の先生で、日本国民の税金で命を繋いでいる身ではあ
りませんか。そんなに日本が嫌なら中国でもロシアでもお好きな国に行かれてはいかがで
すかと、私は思いました。

 何でも軍歌は絶対にダメという人達は生命体としての大切な原理を置き去りにしていま
す。地球上のすべての生命体は全て24時間、外敵の侵入を受けています。そして、その外
敵との戦いしなければ生命体は滅亡します。これが宇宙の大原則です。

 一体、誰が戦争や病気で死にたいと思うでしょうか。誰でも平和に健康に過ごしたいの
です。でも、その平和や健康は、その生命体の戦いを持って維持できるものです。

 人の健康が、国の平和に匹敵するのです。侵入する外敵との戦いなくしてどうして健康
や平和が維持できるのですか。そんな大原則も知らないで、平和平和ということはおかし
いことではないですか。

 これが今回の「国分寺・日本のこころ音楽祭」で私がお話させていただいた一部です。

 次は「国分寺・日本のこころ音楽祭」の役員さんが受付に立たれたのですが、その感想
が多くの人から寄せられましたので、お知らせします。

 受付に立たれていた主催者側の横柄な態度には皆さんが驚かれていました。

 終演後に、遠来の方が「森先生にお会いしたい」と申し出ても、「込み合っていますか
ら」と適当な出まかせを言って会わせてくれませんでした。その為に、心尽くしのお土産
も紙袋に入れてあるだけで、誰からの物か、さっぱりわかりませんでした。(普通は相手
の名前と送り主の名前を紙に書いておくのが常識です。

 実は楽屋は全く込んではいませんでしたから、皆さんにお会いして、一言御礼を申し上
げたかったと、非常に私は残念でしたし、皆さんも残念がっておられました。

 大勢の方々から、寒い中、仕事を終えて急いで駆けつけているのに、お客に対して横柄
な態度で、感じの悪い対応だった。という感想が寄せられました。

 感謝の心がないということは、大変、人として嫌な感じを人に与えるものなのですね。

 以上が今回の御礼とご報告です。本当に皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。有難う
ございました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日本李登輝友の会:取り扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

● 月刊「正論」年間購読お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0091.reg

● 伊藤哲夫著『教育勅語の真実』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0102.reg

● 「ありがとう台湾オリジナルTシャツ」お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0097.reg

● 黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0095.reg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 日本李登輝友の会「入会のご案内」

  入会案内 http://www.ritouki.jp/guidance.html
  入会お申し込みフォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

-----------------------------------------------------------------------------------------
◆ メールマガジン「日台共栄」

  日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の
  会の活動情報とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

● 発 行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
      TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
      E-mail:info@ritouki.jp ホームページ:http://www.ritouki.jp/

● 事務局:午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2011  Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。