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【メルマガ日台共栄:第882号】 私の歴史認識を大転換させた台湾との出合い(1) [元高校教諭 石部勝彦]

2008/10/16


>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 10月16 日】

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<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.882]
1>> 私の歴史認識を大転換させた台湾との出合い(1) [元高校教諭 石部勝彦]
2>> 10月25日(土)、大阪日台交流協会が椿原泰夫氏を講師に10月例会
3>> 頼幸媛・大陸委員会主任委員が台湾団結連盟の辞任通告で離党

■お詫びと訂正
 昨日の本誌で台湾高座会・台中区会の林[金リ]永(りん りゅうえい)氏の「高座
 へ向かった台湾少年の戦中戦後」を掲載した際、林氏のお名前が文字化けしてしまい
 ました。お詫びして訂正いたします。                (編集部)
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1>> 私の歴史認識を大転換させた台湾との出合い(1) [元高校教諭 石部勝彦]

 「台湾に出合って初めて日本を知った」というケースが、日台関係に関わる人々の中
には少なくない。台湾というフィルターを通して日本を見ると、日本にいて日本を見る
よりはるかに客観的に見えてくるからだ。台湾人の場合は逆のケースが多い。日本に来
て台湾が見えてくるのである。

 そのどちらにも共通しているのが、歴史教育だ。

 日本では、日本は中国や東南アジアを侵略して植民地にしたひどい国だと教えられる。
ある高校の教科書では「日本はいかにして朝鮮・台湾を侵略したか」という見出しさえ
堂々と文部科学省の検定をパスしてくるのが実態だ。ところが、何かのきっかけで台湾
を知り、台湾の人々の親日ぶりなどを知ることで日本の真姿に開眼する。台湾に活眼さ
せられるのである。

 一方の台湾では、蒋介石・蒋経国時代に台湾の歴史は中国史の一部でしかなく、反日
教育が徹底していた。李登輝総統の時代になってようやく台湾史に光があてられるよう
になった。だから、留学生は台湾の歴史を知らないままに日本に来て、ようやく自国の
歴史を知るようになるのである。

 ここに紹介する、高校で世界史を教え、左翼を自認していた石部勝彦氏のケースはま
さに典型的なケースだ。思想に「転向」があるように、歴史認識にもコンバージョン
(転換)があることをよくよく示している。日本の歴史に誇りを持てたことで、人生観
が一変してゆく様は読み応え十分だ。

 中国や韓国、あるいは東南アジアの国々を知ったことで歴史認識の転換が起こったと
は寡聞にして知らない。これは友邦台湾ならではの現象と言えるかもしれない。

 本会会員でもある石部勝彦氏の「私の歴史認識を大転換させた台湾との出合い」は、
「自虐史観」からの脱却を訴えて日本の歴史教育に大きな波紋を広げた自由主義史観研
究会(藤岡信勝代表)の機関誌「歴史と教育」10月号(現在発売中)に掲載されている。
石部氏と同会のご了承の下、ここに分載してご紹介したい。

 なお、読みやすくするため、少し改行していることをお断りします。

                   (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原 正敬)

■自由主義史観研究会
 〒112-0005 東京都文京区水道2-5-1-203
 電話:03-5800-8515 FAX:03-6682-3260
 E-mail:staff@jiyuu-shikan.org
 ホームページ http://www.jiyuu-shikan.org/

*同会のホームページ「授業づくり最前線」に小学6年「総合的な学習の時間」実践報
 告として「台湾人に愛された日本人・八田與一」を紹介しています。
 http://www.jiyuu-shikan.org/jugyo58.html
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私の歴史認識を大転換させた台湾との出合い(1) 

                             元高校教諭 石部 勝彦

◆はじめに

 私は定年退職をしてもう十年になるが、元は高校で世界史の教師をしていた。組合活
動も結構やった方で、自らを左翼に属する人間と認識していた。その私が後に大転換を
とげることになったのだが、その決定的な契機が、私の台湾との出会いであった。

 私を転換に導いた要因はいくつかあるが、その最大のものはソ連の崩壊に遭遇したこ
とであった。歴史上起こりえないことが起こったと思った。つまり「世界史の発展法則」
(唯物史観をそう呼んでいた)に反することが起こったと直感したのである。日本共産
党は、ソ連が社会主義の道を踏み外したからそうなったと説明していたが、私は「法則」
の方が間違っているのではないかと疑い始めた。何しろ「科学的社会主義」(マルクス
主義をそう呼んでいた)の理論の正しさを謳っていた日本共産党が、ソ連の崩壊を予測
し得なかったのである。私はマルクス主義の呪縛から解放されなければならないと考え、
勉強をやり直そうと決意したのであった。

 さて、先ずは日本の近現代史の勉強をやり直そうと思い立った。なんといっても「あ
の戦争は何であったか」を考えなければならないと思うようになっていたからである。
そこで、それまでは見向きもしなかった保守派の論客と言われている方々の著書を次々
に読んでいった。そして、「目から鱗」という思いを何度も味わうなかで、私も自らの
歴史認識を大きく変えることができたと自覚できるようになってきていたが、しかし、
それはまだまだ中途半端なものにすぎなかったのである。

 その頃ある月刊誌上で、中村粲氏と林健太郎氏との「大東亜戦争」に関する論争が行
われていた。私は圧倒的に中村氏の主張に共鳴をしていたが、ただ一点だけ林氏の主張
が正しいと思った箇所があった。それは、中村氏が「あの戦争には欧米諸国からアジア
の植民地を解放するという意義があった」と主張されたのに対し、林氏が「植民地を所
有していた日本に植民地を解放すると言う資格はない」と反論された部分である。

 私は、ここは林氏の言う通りだなと思ってしまった。当時の私は、日本が台湾、朝鮮
を植民地として支配していたことは事実であるし、相当酷いこともしただろうと思い込
んでいたのだった。 

◆祖父の台湾での事績を知る

 ところが、全く偶然のことから、私の祖父が台湾統治に関係していたことをこの頃知
ったのである。祖父は検事をしていたそうだが、私の生まれる十年も前に亡くなってお
り、私は殆んど関心を持っていなかった。それが、その詳しい経歴を知る機会があり、
明治三十年から数年台湾総督府に勤務していたことを知ったのである。しかも、台中地
方法院検察官長というかなり高い地位についている。

 いささか興味を持って調べてみると、それは児玉源太郎総督の時代であった。これに
は吃驚した。実は私の大学の恩師穂積重行先生は児玉大将のお孫さんなのである。この
不思議な因縁に私は感動し、祖父の台湾時代のことを調べてみようと思い立ったのであ
った。                               (つづく)
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2>> 10月25日(土)、大阪日台交流協会が椿原泰夫氏を講師に10月例会
   テーマは「李登輝先生と言う衝撃─李登輝先生の魂と共にした3日間」

 この度の、大阪日台交流協会の台湾訪問旅行に御参加頂き、李登輝先生の謦咳に接し
た感動がお聞きできます。是非、ご参加の程、お願い申し上げます。

■日 時 平成20年10月25日(土)開場:午後1時30分〜 開演:午後2時〜

■会 場 (社)大阪倶楽部
     〒541-0042 大阪市中央区今橋4丁目4番11号
     http://www.osaka-club.or.jp/
     地下鉄 御堂筋線 淀屋橋駅から西へ徒歩3分

■講 師 椿原泰夫氏(衆議院議員 稲田朋美先生実父)

■演 題 『李登輝先生と言う衝撃』=李登輝先生の魂と共にした3日間=

■参加費 1,500円(コーヒー付き)

■参加者 限定20名(社交場ですので服装にご注意下さい。)

■申込み http://www.set-inter.com/nittai/mail-2.html
     ホームページの「問い合わせ、イベント参加」からお申し込み下さい。
    *定員になり次第締め切りさせていただきます。
    *突然の事態で講師が変更される事をご承知下さい。

■主 催 大阪日台交流協会(会長:野口 一)
     TEL:072-362-1177/FAX:072-362-3602
     E-mail:n-mic@dream.ocn.ne.jp
     ホームページ http://www.set-inter.com/nittai/
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3>> 頼幸媛・大陸委員会主任委員が台湾団結連盟の辞任通告で離党

 本年4月28日、対中関係を担う大陸委員会の主任委員(大臣に相当)に台湾団結聯盟
(黄昆輝主席)所属の前立法委員である頼幸媛女史の起用が発表され、誰しも驚いた。
「サプライズ人事」だった。

 頼幸媛女史の起用に当たって、馬英九氏は「事前に李登輝氏から支持を取り付けた」
と表明していたが、李元総統は対中政策について「両岸の貿易経済は国際ルールに則っ
て往来すればよい。但し、政治的な立場としては、必ず台湾の国家主権を堅持しなけれ
ばならず、これを譲ってはならない。また、両岸交流時において、防疫、金融安定、治
安等の問題はすべて政府が処理、解決しなければならない」と述べていた。

 ところが、対中関係は江丙坤氏が理事長の海峡交流基金会がこれまでどおり中国の海
峡両岸関係協会を窓口として進められ、関係改善を大義とした中国への急傾斜が続いて
いる。頼幸媛女史が主導する政府の大陸委員会はブレーキ役どころか、追随するばかり
の5ヶ月だった印象が強い。李元総統の「二国論」を否定した馬英九総統への対応も不
明である。

 台湾団結連盟の辞職勧告も已むを得ない措置であろう。       (編集部)
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台連が頼幸媛・陸委会主委に辞任要求、頼氏は離党
【10月14日 メルマガ「台湾の声」】

 台湾団結連盟(台連)は10月13日、すでに5ヶ月間の観察期間を経て、馬英九政権の
中国傾斜政策および大陸委員会主任委員の役割が容認できないとして、台連党籍の頼幸
媛・行政院大陸委員会主任委員に対して、3日以内に大陸委員会主任委員を辞任しなけ
れば党籍を剥奪すると最後通告した。

 これに対し、頼主任委員は同日午後に台連を離党することを発表し、大陸委員会主任
委員の公務に専念する意向を示した。

 頼氏は台連を離党後、当面どの政党にも属さず、「『中道左派』路線を堅持して行動
で台湾の人々の利益を守る」としているが、そもそも馬英九政権自体が『中道左派』路
線ではないうえ、当初馬政権の対中傾斜のブレーキ役として期待されて入閣した頼氏が、
なぜ馬政権の対中傾斜に異論を唱えず手先となって閣僚のポストにしがみつくのか、台
連の支持者から失望の声があがっていた。
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陸委会の頼幸媛主任委員、台湾団結連盟を離党
【10月15日 Radio Taiwan International】

 中華民国政府で対中国大陸政策を担当する行政院大陸委員会の頼幸媛・主任委員が
13日夜、自身の所属する政党・台湾団結連盟を離党し、公務にまい進すると宣言した。
台湾団結連盟は李登輝・元総統を精神的指導者と仰いでいる。与党・国民党による馬英
九政権において頼幸媛・女史は異色の存在だった。

 中国大陸の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林・会長の訪台が10月末から11
月初旬に予定されているが、台湾団結聯盟では13日、頼・主任委員が台湾団結聯盟の党
員資格を持ったまま陳雲林氏に対応する事は受け入れられないとして、頼・主任委員に
対し3日以内の辞職を要求、さもなくば党籍を剥奪するとしていた。

 頼・主任委員は、台湾団結聯盟が野党として政府を監督しようとする事は理解できる
としつつも、自分は閣僚としてすべき事をしなければならず、台湾団結聯盟から離れ、
国家と人民のためにいっそう公務に専念すると述べた。頼・主任委員は、大陸委員会主
任委員に就任して以来4ヶ月、台湾海峡両岸の交流を開放していく中で、常に台湾の利
益を守り、マイナスの影響と損害を和らげるよう努力してきたとし、台湾団結連盟が辞
任を求める決議は不可解だとしている。頼・主任委員はまた、今後はいかなる政党にも
属さず、中道左派の路線をとり、行動をもって台湾人民の利益を護っていくと話してい
る。なお、頼・主任委員は離党を決心してから李登輝・元総統とも連絡を取り、事情を
説明、李登輝・元総統の許しを得たと述べている。
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・発行 平成20年9月10日

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  • 名無しさん2008/10/16

    台湾の方々は素直なんですね。台湾の留学生の方が「日本に来てから自国の歴史を知る」という感覚は、韓国の方々にこそ理解してほしいですね。朝鮮最古の国旗が(大清属国)の文字が入っている事が事実を物語っています。そして林建良さんが「日本は台湾と朝鮮を植民地・・・」とおっしゃていますが、正しくは「併合」と言って欲しいですね。その当時の世界は食うか食われるかの大変な時代で日本は当時の台湾・朝鮮半島に何とか近代化してもらえないと困るからこそ大資本を台湾・朝鮮に投資したわけです。

    「キム・ワムソプ」という韓国人の方は当時の日本の財政状況を考えると「全くの持ち出し損」と正しく認識されています。別に感謝しろなんてことは微塵も考えておりませんが、当時の日本は大変貧乏なのに台湾に、大学・ダム建設など資本を投入した事実を冷静に振り返ってほしいですね。金美齢さんも「日本に併合されインフラなどいろいろお世話になったが二度と今後は併合されたくない」とおっしゃられていましたが私はそれをテレビで見て「当時の日本も台湾・朝鮮半島に資本を投入したくなかった、でもせざるを得なかった」と画面に向かって呟いてしまいましたね。